JPH09501256A - 電気エネルギーを充電及び放電するための方法、並びに、装置 - Google Patents

電気エネルギーを充電及び放電するための方法、並びに、装置

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JPH09501256A JP5518020A JP51802093A JPH09501256A JP H09501256 A JPH09501256 A JP H09501256A JP 5518020 A JP5518020 A JP 5518020A JP 51802093 A JP51802093 A JP 51802093A JP H09501256 A JPH09501256 A JP H09501256A
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Abstract

(57)【要約】 電気化学セル(32)に電気エネルギーを貯蔵し発生させる方法及び装置であって、陰極が多孔質空気電極(7)であり、陽極が水素を含有する金属水素化物(4)である。本発明では、充電中に、多孔質空気電極の内部に過圧力が生成するようになっていて、この圧力により水素気泡が金属水素化物電極に生成することを防止する。過圧力は所望される水準に保たれるが、空気電極の気孔が小さく形成されているので、気孔に浸透する電解液(6)の表面張力が多孔質空気電極を閉鎖するからである。

Description

【発明の詳細な説明】 電気エネルギーを充電及び放電するための方法、並びに、装置 本発明の目的は、電気化学セル型の電気エネルギーを貯蔵し発生させる方法で あって、陰極が大気より酸素を取り入れ又は他の手段により酸素が供給される多 孔質空気電極であり、陽極が水素を含有する金属水素化物である。この方法では 、金属水素化物陽極に貯蔵されて燃料として作用する水素が、電解液を通じて、 空気電極に供給される酸素により酸化する。 先行技術は燃料電池を包含していて、この燃料電池では、水素ガスが負極、即 ち、陽極に供給されていて、純粋な又は空気に含有する酸素が正極、即ち、陰極 に供給される。電池の全体の反応で唯一の反応生成物は、電気エネルギーの他に 水及び熱である。燃料電池の利点は、高い効率及び汚染されていない反応生成物 である。しかし、例えば交通機関への用途としては、気体の水素の取扱い及び貯 蔵のため、限界がある。 先行技術はいわゆる金属燃料電池をも包含していて、この金属燃料電池は、陽 極である、錫、鉄又はアルミニウム等の金属と、陰極である空気電極とを有する 。これらの電池では、金属は酸化されて電解質に溶解する。この電池の利点は高 いエネルギー密度であり、欠点は、自己放電(self-discharging)、即ち、使用し ていないときに金属が腐食して、金属表面が徐々に不活性化することである。先 行技術は、例えば、次の特許又は特許出願が挙げられる:スェーデン35877 2号(H01M 4/86)、WO 88/02931(H01M 8/18) 、ノルウェー第883432号 (H01M 8/12)、ノルウェー第156 469号(H01M 8/12)及びヨーロッパ特許0124275号(H01 M 8/18)。 先行技術は更に、ガスが浸透しうる多孔性空気電極、即ち、酸素電極がある。 しかし、これらの解決手段の欠点は、漏洩のために、大気に対する電解液の圧力 をある程度以上には大きくすることができないことである。触媒層の表面が電解 質に接するように触媒層を位置することは知られている。空気電極に用いられる 公知の材料は、例えばいわゆるカーボンブラックである高導電性炭素と、バイン ダーのテフロンと、触媒としてのプラチナ、銀又はコバルトテトラポルフィリン 等のこれらと異なる化合物を包含する。先行技術は、例えば、特許又は特許出願 、DE−3332625 A1(H01M 4/86)、DE−3400022 A1(H01M 4/86)、DE−3632701 A1(H01M 4/ 86)、DE−3722019 A1(H01M 4/86)、DT−2547 491(H01M 4/86)、DT−2556731(H01M 4/86) 、DE−3331699 A1(H01M 4/86)、US 4,877,6 94(H01M 4/86)、ノルウェー第802635号(H01M 4/8 6)、US−4,927,718(H01M 4/86)及びスェーデン第32 4819号(H01M 4/86)が挙げられる。これらの電極は、ハイブリッ ド(hybride)電極と総称されることがあって、特に金属空気電極との関連でそう である。ハイブリッド電極は水素化物電極と同一ではなく、より詳しく下記に説 明されている。ハイブリッド電極と総称される空気電極の先行技術は、例えば、 DE−2658520 A1(H01M 4/86)、DT−2611291 A1(H01M 4/86)及びDT−2455431 A1(H01M 4/ 86)が挙げられる。 共通して水素化物と総称される、様々な金属、金属合金及び他の化合物が水素 を貯蔵することが知られている。多量の水素を吸収することができる数百の化合 物が知られている。異なる化合物で異なる水素吸収量が達成されていて、これら の平衡圧力、即ち、ガス中の水素分圧は水素化物の組成及び温度に依存する。化 合物に依存するが、水素化物の水素吸収量は典型的には1〜10重量%の水準で あり、室温における平衡圧力は0.1〜10バールの水準である。例えば、La Ni56水素化物、並びに、これを改変した異なる化合物、例えば、LaNi2. 5 Co2.4Al0.1及びMmLaNi3.5Co0.7Al0.8が研究されてきている。水 素化物の容量及び先行技術は、例えば、特許又は特許出願、DT−200374 9(C01B 6/00)、US−4,721,697(C01B 6/00) 、US−4,629,720(C01B 6/00)、US−4,656,02 3 (C01B 6/00)、US−4,661,415(C01B 6/00)、 US−4,567,032(C01B 6/00)、US−4,556,551 (C01B 6/00)及びスェーデン第456248号(C01B 6/00 )が挙げられる。水素を貯蔵する材料を用いること、即ち、バッテリーの電極と しての水素化物は先行技術である。例えば、フィリップスは、いわゆるニッケル −水素化物バッテリーを研究開発してきていて、このバッテリーでは、負水素化 物電極、即ち、陽極(MHx)に水素が貯蔵され、ニッケル電極が陽極である。 放電における全体の反応は、 MHx + x NiOOH → M + x Ni(OH)2 であり、異なる表現では、陽極から陰極に水素が移動する。充電のときには、反 応式が逆方向になる。これらの研究は、例えば、博士論文:J.J.G.ウィレ ムズ:「LaNi5関連化合物の金属水素化物電極の安定性」、フィリプス ジ ャーナル オブ リサーチ、39巻、補第1号(1984年)に刊行されていて 、金属水素化物の組成は特許になっている:アメリカ合衆国特許第4,487, 817号(1984年12月11日)。これより後の先行技術となる水素化物電 極は、特許出願 WO 91/08167(C01B 6/00)が挙げられる 。水素化物電極を用いて太陽光を介して直接に水素を発生することは、研究され てきていて、また、公開公報 DE−3704171 A1(C01B 6/0 0)により公知である。 燃料電池は先行技術であって、燃料電池では、水素ガスが別個の金属水素化物 容器に貯蔵されて、その容器から必要なときに水素ガスが放出されて、燃料電池 に供給され得る。容器を加熱することにより、水素ガスは金属水素化物より放出 される。アメリカ合衆国では、この型の燃料電池及び金属水素化物容器が電気自 動車のエネルギー源として組み立てられている。利点としては、燃料電池が汚染 することがない性質であることであり、これは水蒸気のみが反応生成物として生 成するからである。また、金属水素化物に水素を貯蔵するという安全性も利点で あり、これは爆発の危険がないことを意味する。しかし、容器から放出されて燃 料電池に供給される水素ガスにより、爆発の危険は若干ある。 電気化学セルの陽極として作用する金属水素化物電極に水素を貯蔵して、燃料 として用いられる水素が電気化学的に金属水素化物から直接酸化されることが知 られている。電気化学セルは、電気エネルギー貯蔵して発生させるために用いら れる。このセルは陰極としての酸素又は空気電極を有していて、純粋な酸素又は 空気中の酸素がこの電極に供給されて、燃料として用いられる水素を酸化する。 この先行技術は、例えば、特許されている、US−3,520,728、US− 4,609,599、US−4,661,425及びGB−1,276,260 に記載されている。これらのいずれも、水素の自己放出(self-discharging)の問 題について議論していない。 ガス状の水素が金属水素化物容器から導入される上記の燃料電池と比較した利 点は、次に挙げられる:別個の水素電極が不要だから、エネルギー密度が向上す る;ガス状の水素が生じないから、装置がより安全になる;印加される電流が水 素の酸化反応により水素の消費を直接定めるから、水素の消費を制御するシステ ムがより簡単になる;プロセスの一工程(加熱により金属水素化物から水素を放 出すること)が除去されるから、装置がより効率的になる。 これらの利点は、貯蔵材料が同時に電極として作用すること、及び、水素を酸 化するために必要な酸素が空気から直接に取り入れられることに基づくものであ る。酸素を電池に貯蔵して電池と共に運ぶ必要がないから、空気から酸素を取り 入れることにより高いエネルギー密度が可能になった。実験室におけるテストで は、金属水素化物LaNi5の重量を考慮したときに、約240Wh/kgのエ ネルギー密度が測定された。実際には電池の総重量を考慮するので、これは約1 20Wh/kgのエネルギー密度に相当する。 上記電気化学セルの問題は、自己放出であり、即ち、水素化物より水素が徐々 に放出されることである。これは特に充電中に問題となる。機能を考慮する観点 からは、水素は気泡として逃げる傾向があるから、金属水素化物の表面に水素気 泡が生成することを除去することが重量である。 自己放出の問題を議論した解決手段としての電池は、合衆国特許3,511, 710に記載されている。これには、負極は空気又は酸素電極であり、燃料であ る水素は水素化物に結合していて、ガス状の水素の放出、即ち自己放出を低減さ せることを目的とする解決手段は、標準水素電極に対して好ましくは少なくとも 40mVである、いわゆる補助電圧を水素電極に用いることである。 合衆国特許4,107,405は、気体としての水素の放出、即ち自己放出を 低減することを目的として解決手段を提示する。金属水素化物を薄い金属フィル ムで被覆することにより又は金属水素化物の表面にイオンを吸着させることによ り、水素の脱離を防止するものである。 本発明の目的は、金属水素化物/空気電極電池において、水素の自己放出を除 去する方法をより簡単でより効率的に達成することである。本発明の方法の特徴 は、電気エネルギーを貯蔵し発生させるために、多孔質空気電極の内側に位置し 、かつ、金属水素化物電極に接触する該電解液の圧力が増加することにより、こ の圧力が多孔質空気電極の外側の大気の圧力より高くなることである。 電池の電解質の圧力が徐々に増加するときには、水素気泡が水素化物電極に生 成することが始めに観測される。しかし、電解質の圧力が金属水素化物に結合す る水素の放出圧力より大きくなるときに、これは止まる。この後には、水素の放 出は、気泡の形態による放出と比べて大変に遅い分子拡散によってのみ起きる。 本発明によれば、電池の自己放出はこのようにして防止する。 本発明による解決手段では、気体スペースを用いることにより、水量が変化す るにつれて、電解液面を変化させる。充電中に生成した酸素ガスが気体スペース に蓄積して、充電中にその酸素ガスが電池より流出することができるため、その 圧力は少なくとも大気の圧力レベルに調節される。電池が平衡状態にあるときに は、気体スペースには水素及び酸素があり、この水素分圧は金属水素化物と平衡 になる圧力に等しい。 例えばLaNi5金属水素化物電極では、平衡になる水素圧力は、温度が40 ℃のときに4バールであり、温度が20℃のときに2バールである。電池には酸 素ガスがあるので、その絶対圧力は少なくとも1バールである。装置が40℃以 下の温度で機能するように設計するときには、充電中に作動する安全バルブは、 5バールを超える圧力、即ち、4バールの過圧力においてのみ開くように設計す ることを要する。これに対応して、装置が20℃以下の温度で機能するように設 計 するときに、水素が気体の形態で放出することを防止するためには、安全バルブ は、3バールを超える圧力、即ち、2バールの過圧力において開くように設計す ることを要する。金属水素化物電極と平衡になる水素の圧力が1バールより小さ い場合であっても、例えばLaNi3Co2電極のときであっても、既に存在する 酸素ガスのため電池には過圧力が生じる。 水素気泡が生成する圧力は、平衡圧力のみならず、充電電流の大きさにも依存 する。用いる充電電流が大きいほど、水素が生成する圧力は高くなる。なお、こ の圧力は常に平衡圧力よりは高い。従って、実際に水素気泡の生成を防止するた めには、平衡圧力よりも遥かに高い圧力を用いる必要がある。電池の安全バルブ が開く圧力は、実際には、充電中に水素気泡が生成しないように実験によって求 められなければならない。 外側の空気に対して電池内で電解質の圧力が増加することは、空気電極を通る 漏洩が起こることなく、表面張力及び十分に小さい孔径によって可能となる。気 孔の半径がr=10-7mであり、表面圧力τ=60・10-3N/mであり、接触 角φ=0°である場合において、液体が気孔から漏洩しないときには、液体と大 気との間における圧力差は、ラプラス方程式により、 δp=2・τ・cosφ/r=2・60・10-3・1/10-7 パスカル =12 バール となる程大きなものとなる。 過圧力が大きいときでも、大変に小さな気孔により液体が空気電極に浸透しな くなるのは、本発明がこの表面張力現象に基づくからである。 電池の容量を向上するためには、大気又は酸素ガスの圧力を上昇すればよいこ とが知られている(例えば合衆国特許第4,609,599号)。しかし、本発 明では、電池は大気に対して内側が過圧力となるように加圧されて、この目的は 自己放出を防止することである。陽極に必要な酸素は、大気より直接に得る。な お、大気は本発明では常圧である。本発明では、充電により生成する酸素も気体 となって電池システムより流出する。 電気エネルギーを貯蔵する方法の機能は、実施した実験及び理論上の発見に基 づくものである。即ち、金属水素化物から空気電極を通って電解質には分子拡散 による水素放出が極めてわずかであり、気泡は生成しない。同様にして、酸素の 拡散抵抗が電解質中では高いため、水素がわずかに直接酸化する。 理論的には、拡散抵抗のみが抵抗因子となる場合における水素の放出速度を計 算することでこれを示すことができる。温度は25℃であり、電解質層の厚さは 2mmであり、水素分圧は2.5バールであり、空気電極の表面積は30cm2 である。金属水素化物電極の表面において電解質は溶存した水素で飽和していて 、2mmの距離において水素濃度はゼロであると仮定する。この仮定は水素は空 気電極を通って放出されるからである。これらの条件下では、水素濃度は最大で 2.1モル/m3であり(溶解度=7.72・10-6mol/(m3Pa))、拡 散係数は1.3・10-92/sである(出典:ジャーナル オブ フィジカル ケミストリー、74巻、8号、1970年、1749ページ)。この場合には 、電池内の水素の流れは、 (0−2.1) モル/m3 J=−1.3・10-92/s・ 0.002 m ・30・10-42 =4.1・10-9 モル/s である。 これに対応する1日当たりのアンペア−時は、即ち、損失は、 4.1・10-9 モル/s・2・96500 As/モル・24h/日 =19 mAh/日 である。 上記に議論した電池には約20gの金属水素化物があり、その中には1.4重 量%の水素がある。電池より水素が逃げないとすると、電池は7.44Ah発生 する。上記の計算によると、放出は一日当たり0.255%であり、従って電池 は拡散機構により1.1年で完全に放電する。 水素を直接酸化するときにおける同様の計算を次に示す。即ち、空気電極から 金属水素化物電極への酸素の拡散を上記と同一条件で評価するものである。空気 電極では溶液は飽和していて、金属水素化物電極の表面における酸素濃度は0で ある。酸素は水素と即座に反応すると仮定されるからである。これらの当該条件 下では、最大酸素濃度は0.29モル/m3であり(溶解度=12.47・10- 6 mol/(m3Pa))、酸素の拡散係数は0.4・10-92/sである(出 典:ジャーナル オブ フィジカル ケミストリー、74巻、8号、1970年 、1749ページ)。この場合には、電解質を通って金属水素化物電極への酸素 の流れは、 (0−0.29) モル/m3 J=−0.4・10-92/s・ 0.002 m ・30・10-42 =0.174・10-9 モル/s である。 直接酸化による電流の損失量は、一日当たり、 0.174・10-9 モル/s・4・96500 As/モル・24h/日 =1.61 mAh/24h である。 この機構では、20gの金属水素化物を含有する電池の放電は12.7年かか る。 水素の拡散及び直接酸化という二つの機構は同時に起きるものであり、従って これらの和を取り放電は20.6mAh/日である。これは例示した電池が完全 に放電するのに約1年かかることを意味する。出願人は実験室で放電テストをし たところ、その結果は上記の計算を裏付けた。 電池内の圧力は、2つの別個の方法により発生する。電池内に補助電極がある ときには、充電中に電池内に生じる酸素ガスが電池内に圧力を発生させる。圧力 の大きさは、過圧力バルブが開く圧力を介して調整する。電池の放電中には、そ の過程で更に水が生成するので、電解液の量を増加させ、また、電池の気体スペ ースを減少させ、従って、ガスの圧力が増加する。空気電極を2方向に操作する ときには、即ち、充電及び放電の双方に用いるときには、外部より圧力を増加す ることにより、電池を加圧しなければならない。 本発明のシステムは閉鎖系なので、冷却に特に注意を払う必要がある。電解液 を循環することにより冷却を実現することができ、これには利点がある。循環は 、例えば、電解液が補助電極の近傍に導かれることにより又は金属水素化物を通 ることにより起きる。溶液中のイオンの抵抗損失は、循環により低減できる。 循環の推進力は異なる方法により達成できる。補助電極を用いるときには、充 電中に生成する酸素気泡が循環運動を発生させる。電池の外側の溶液を冷却する ことにより、液体の密度の違いに基づいて自然循環が達成する。放電中に空気電 極で起こる、 O2+2H2O+4e →4OH- という反応は一種の酸素ポンプとして作用して、循環を発生させる。循環は水素 化物電極を通って起きることもあり、この電極内で起こる電圧損失を低減して同 時に冷却をする。空気電極に関連してその電極の周囲に空気の流れを設けること によっても冷却が起きる。 空気電極は多孔性なので、大気からの二酸化炭素はこれを通って拡散しうる。 この不利な現象を防止しないときには、炭酸物が電解液及び空気電極の気孔に生 成して閉塞する。これを防止するために、システムには二酸化炭素フィルターが 設けられ、セルに必要な空気はこのフィルターを通って取り入れられる。フィル ターを交換する間隔を長くするために、バッテリーの電荷を放電するときのみに 、フィルターは外側の空気に晒される。 本発明では、電解液の圧力が増加することにより、この圧力が多孔質空気電極 の外側の大気の圧力より高くなる。これは、充電中に電解液の圧力が所望する高 さまで上昇することで可能になる。金属水素化物電極の表面に水素気泡が生成す ることを防止するように、電解液の圧力を生じさせる。 十分な過圧力を維持して電解液が空気電極の内部に保持することは、電解液を 空気電極の気孔に浸透することにより電解液の表面張力が空気電極の気孔に生じ て電解液が空気電極を通じて逃げることを防止して、達成する。 電気化学セル内に用いる金属水素化物は、空気電極を介して又は補助電極を用 いて、その同一のセル内で電気化学的に再び水素化される。充電中に別個の補助 電極に生成する酸素ガスは、電解液の過圧力が一旦所望する高さになったときに 、電池システムから大気に放出される。電池内で電解液は、金属水素化物を通っ て及び/又は充電中に用いられる補助電極の近傍に、導かれ得る。この場合では 、電池内の電解液の充電中の循環運動は、補助電極に生成する酸素気泡を電池上 部に導いて上昇するときに循環運動を発生させることにより、及び/又は、電池 の外側の液体を冷却して溶液の密度の差に基づいて循環を自然に達成することに より、達成される。 電池内の電解液の放電中の循環運動は、電解液に接する、空気電極の表面に生 成するOH-イオンが電池の下部に供給される電解質に放出されて水素化物電極 を通ることにより、及び/又は、電池の外側の溶液を冷却して溶液の密度の差に 基づいた自然循環を達成することにより、生じる。 電池又はバッテリーは空気電極の周囲に空気を吹き付けて冷却される。放電中 に空気電極に来る空気は二酸化炭素フィルターを通って導かれ、このフィルター はバッテリーの電荷が放電されるときのみに外部の空気に晒される。 本発明の目的は、既存の電池の欠点がなく、電気化学セルに電気エネルギーを 貯蔵し発生させる装置であって新たな型のものを包含する。この装置の陰極は、 多孔質空気電極であり、大気より酸素を取り入れ又は他の手段により酸素が供給 され、陽極は水素を含有する金属水素化物である。この装置では、金属水素化物 陽極に貯蔵されて燃料として作用する水素が、電解液を通じて、空気電極に供給 される酸素により酸化する。 本発明の特徴は、多孔質空気電極(7)が、電解液(6)の過圧力に耐える閉 じた容器を形成して設けられことである。水素気泡の生成は、電池の機能のため には不利になるものであるが、水素気泡が生成する圧力よりも高い圧力に電池を 加圧することにより除去することができる。本発明の装置の機能は、過圧力を用 いるときには、表面張力現象に基づくものである。 多孔性空気電極は、その気孔を小さくして、気孔に浸透する電解液の表面張力 がその過圧力及び電解液を空気電極に保つことにより、過圧力に耐えるように作 製される。空気電極の気孔の半径は、その殆どが0.0001mmより小さい。 陰極として作用する空気電極が円筒状である。 閉じた空気電極に関連して過圧力バルブが形成されていて、使用後に金属水素 化物電極が電気化学的に水素化されたときには、この過圧力バルブにより、充電 中に生成する酸素ガスが燃料電池システムから流れ出す一方、過圧力が所望され るレベルに維持される。別個の補助電極が空気電極の内側に位置してもよく、金 属水素化物電極は同一の電池内で補助電極を介して電気化学的に水素化されても よい。 電解液中に循環を発生するために電池内にダクトが形成され、電解液はこのダ クトを通って、金属水素化物を通って及び/又は充電中に用いられる補助電極の 近傍に、導かれ得る。その代わりに、ダクトは電池の外側に設けられてもよく、 電解液は、金属水素化物を通って及び/又は充電中に用いられる補助電極の近傍 に、導かれ得る。 冷却を確実にするために、例えば熱交換機のような電解液の冷却器を、電池の 外側にダクトに関連して組み入れてもよい。ファンも、電池又はバッテリーに関 連する位置にあってもよい。有害な二酸化炭素が電池に流入することを防止する ために、二酸化炭素フィルターがバッテリーに関連して位置していて、空気電極 に供給される空気がそのフィルターを通って来る。二酸化炭素フィルターの寿命 を長くするために、保護フラップがそれに関連して形成され、外部空気に接続を 開くときには、バッテリーの電荷が放電されるときのみである。 本発明の方法及び装置は、特定のシステム又は用途に限定されるものではない 。本発明は、添付する図面を参照しつつ、以下、実施例により更に詳細に説明さ れる。 図1は、充電のための補助電極付きの本発明の電池の一実施態様の断面を示す 。 図2は、図1に対応するものであるが、補助電極がない本発明の第2の実施態 様を示す。 図3は、図1に対応するものであるが、内部電解質循環が設けられた、本発明 の第3の実施態様を示す。 図4は、図3に対応するものであるが、異なる型の内部電解質循環が設けられ た、本発明の第4の実施態様を示す。 図5は、図3に対応するものであるが、外部電解質循環が設けられた、本発明 の第5の実施態様を示す。 図6は、図5に対応するものであるが、異なる型の外部電解質循環が設けられ た、本発明の第6の実施態様を示す。 図7は、電気を発生する複数の電池及び別個の液体容器を有するシステムを示 す。 図8は、図7に対応するものであるが、システムの第2の実施態様を示す。 図9は、外部電解質循環が設けられた、システムの第3の実施態様を示す。 図10は、外部電解質循環及び冷却が設けられた、システムの第4の実施態様 を示す。 図11は、外部電解質循環がない、システムの第5の実施態様を示す。 図12は、外部電解質循環、冷却及び流入する空気のための二酸化炭素フィル ターが設けられた、システムの第6の実施態様を示す。 図13は、外部電解質循環がなく、冷却及び流入する空気のための二酸化炭素 フィルターが設けられた、システムの第7の実施態様を示す。 図14は、本発明の装置の放電テストをダイアグラムに示すものであり、電圧 及び過圧力が時間の関数として測定された。 図15は、別の放電テストを現すダイアグラムを示す。 図1は、電気の発生を目的とする電池(cell)32を示す。その主要部は、空気 電極7と、金属水素化物粉末カートリッジがバインダーでそのまま保持された、 水素を含有する金属水素化物電極4と、補助電極16と電解質6とがある。図1 に例示する解決手段では、電池32は円筒状である。その最も外側には導電性の 円筒状メッシュ体8があり、空気電極7の集電装置として作用する。空気電極7 は疎水層と触媒層とからなり、円筒状メッシュ体8の内表面に設けられる。空気 電極7の触媒層は電解質6に接する(be against)。電解質は、例えば濃KOH水 溶液である。 水素を含有する金属水素化物電極4はスペーサ膜1及び5の間に位置する金属 水素化物粉末からなる。金属水素化物粉末の上及び下にはプラグ3がある。筒状 の集電ネット34は金属製であって、陽極、即ち、金属水素化物電極4の集電装 置として作用する。電池32はカバー2で閉じていて、カバーは安全バルブ35 及び供給バルブ36を組み入れている。電池の下部は底9で閉じている。 図1の電池32は、後に他の図面で示す他の電池と同様に、個々の大きさの負 荷を負極19及び正極20にセットすることで放電することができる。なお、負 荷の実例は抵抗である。1オームの負荷が下記の放電テストで用いられた。電池 32が放電すると、電流が、電池の正極20に接触する空気電極7から、外部回 路を通って、電池の負極29に接触する金属水素化物電極4に流れる。電池全体 の反応はO2+4H(金属水素化物)→2H2Oであり、言い替えれば、金属水素 化物に結合する水素及び酸素ガスが反応して電解液中に水が生成し、電解液面3 7が電池の放電により上昇する。 この全体の反応は、別個の電極で起きている反応の合計である。O2+2H2O +4e-→4OH-という反応に従って、酸素が空気電極7で反応する。酸素ガス は反応領域に来る。即ち、酸素は、電池の周囲の空気から多孔質の円筒状メッシ ュ体8そして空気電極7を拡散して、空気電極物質及び電解質6の界面に来る。 この酸素反応では、外部回路から反応領域に到達する電子を使いきり、OH-イ オンが生成する。そして、このイオンが電解質を通って金属水素化物電極4に移 動して、OH-+H→H2O+e-という反応に従って、金属より放出された水素 と反応する。 この反応により金属水素化物電極4、即ち、金属水素化物粉末の表面に放出さ れた電子は、この導電性金属粉末から集電ネット34そして外部回路を通って空 気電極7に向かい、酸素反応に再び関与する。空気電極7において反応領域に電 子が移動することは、空気電極物質の性質により可能となる。その性質は、疎水 性に加えて比較的に導電性であることである。 充電過程で生成する酸素ガスは、過圧力バルブ35を通って大気に流れる。過 圧力バルブ35が開く圧力は、電池の内部で水素気泡の生成を防止するために所 望する過圧力がかかるように調節する。電池の充電中では電解液面37は下がる 。充電により水は電気化学的に消散されて、生成した酸素ガスが電池から流れる からである。これに対応して、電池の放電中では、酸素が電池に流入し水素と反 応して水を生成するにつれて、電解液面37は上昇する。しかし、電圧損失のた め、放電及び充電のサイクルにおいて若干の水が消費されるので、電池32には 、必要なときには電池32に水を添加することができる供給バルブ36が含まれ ている。 図2は、補助電極がない電池32の第二の実施態様を示す。適切な触媒が設け られているときには、空気電極7も充電に用いることができる。外部電圧源を介 する充電において、空気電極7で起きる反応は、4OH-→O2+2H2O+4e- という放電の逆反応であり、これに対応して、金属水素化物電極4では、4H2 O+4e-→4OH-+4H(金属水素化物)である。充電における全体の反応は 、2H2O→4H(金属水素化物)+O2である。生成する酸素ガスは、多孔質空 気電極7を通って大気に放出する。水素気泡の生成を防止するために必要な過圧 力は、必要に応じて、電池32を仕様する前にバルブ36により電池32の気体 スペース38の圧力を増加することで得られる。 図3は、補助電極を介して充電を実現する電池32を示す。この装置が図1の 装置と異なる点は、カバー2に形成された戻りダクト39により電解質が循環す ることである。充電中に生成する酸素気泡は電解液面37を上昇させ、そして、 酸素は過圧力バルブ35を通って電池の外部に放出する。気泡が動くことにより 、電解液の循環が生じる。液体は電池32に戻るが、戻りダクト32を通り、更 に金属水素化物4を通って補助電極16に達する。電解質が循環することにより 補助電極を隔離する酸素ガス層が補助電極の表面に生成することを防止して、補 助電極の運転がより効率的になる。電解質が循環することにより水素化物電極の 気孔における電圧損失が減少するので、放電中も有利である。 図4は図3の電池を示すが、電解質の内部循環が異なるタイプで実現されてい る。解決手段が図3と異なる点は、戻りダクト39を通って来る電解液の一部が 、底9に形成されたダクトを通って補助電極16に供給されることである。 図5は図3の電池を示すが、電解質の外部循環が実現されている。解決手段が 図3と異なる点は、戻りダクト39が電池32の外部に位置することである。外 部循環により液体が更に均一に分配される。 図6は図4の電池を示すが、電解質の外部循環が実現されている。解決手段が 図4と異なる点は、戻りダクト39が電池32の外部に位置していて、電解液が 補助電極に直接に導かれていることである。 図7は、図2に示した複数の電池32からなるバッテリー27及びこのバッテ リーに管系統29を介して接続する別個の液体容器28を示す。放電中には水が 電池内に生成して、この水は充電に用いつくされる。従って、別個の液体容器2 8が電池に接続することによりこの容器には放電過程で生成した水が移動するこ とができ、また、この容器からは充電に必要な水が電池に流入する。バッテリー は液体容器のバルブ30を通じて加圧することができる。 図8は図7に対応するものであるが、バッテリー27が図1、2、3又は4に 示した複数の電池32からなること及び液体が電池32と別個の液体容器28と の間を通るパイプが電池の上部に位置することが異なる。 図9は、電解質の外部循環と電池が設けられているシステムを示す。電池は電 気的に並列に接続して、電解質の循環及び液体容器40を共用して、更に過圧力 バルブ35及び液体供給バルブ36を共用する。 図10は図9のシステムに対応するものであるが、電解質の戻り管39が、電 解質を冷却するための熱交換機41に接続することが異なる。冷却は重要であり 、例えば、温度が上昇するにつれて金属水素化物から水素が放出する圧力が増加 するからである。冷却しないときには、電池にはより高い圧力を用いる必要があ る。 図11は図9のシステムに対応するものであるが、電解質の外部循環がないこ とが異なる。図3又は図4に示すように、電池32の内部で循環をしてもよい。 図12は、二酸化炭素フィルター42が接続するバッテリーシステム全体を示 す。このシステムでは、バッテリーは閉じたチャンバーの内部に位置して、この チャンバーには空気が二酸化炭素フィルター42を通って供給される。バッテリ ーが用いられていないときには、二酸化炭素フィルタは、保護フラップ43によ って空気中の二酸化炭素の影響より保護される。保護フラップは、バッテリーの 電荷が放電されるときのみに開くものである。酸素が均一に供給されることを確 実にするため、少量の空気がバッテリーに更に供給され、当該空気はチャンバー から放出フラップ44を通って放出される。ファン45はチャンバーから空気を 放出させるものであるが、同時に電解液の熱交換機41に冷却空気を吹き込むも のである。 図13の装置は図12の装置と似ているが、電解質の循環がないことが異なる 。冷却はファン45によって電池の間の空気を循環することにより行われる。 図14は、電圧が時間の関数とした放電曲線33の実験結果をダイアグラムに 示す。放電テストでは、正極及び負極が、負荷として作用する抵抗を介して接続 された。この場合には、1オームの抵抗及び図1に示す電池が用いられた。電池 の電圧は、図14の放電曲線に示されるが、電池の両極から測定された。外部回 路を流れる電流は、電池の電圧及び既知の抵抗、即ち、負荷に基づいて計算によ り求められる。抵抗が1オームなので、アンペアで表す電流値はボルトで表す電 圧値と同一である。曲線の面積は、電池より得られる電流量をアンペア−時で表 す値と同一であり、図14の場合では7.5Ahである。電流及び電圧の積を時 間の関数として示す曲線がこれより得られるときには、この新たな曲線の面積は 電池から得られるエネルギーを示す。得られたエネルギーを金属水素化物のLa Niの質量(この場合では23.0gである。)で割ることにより、この電池で 得られたエネルギー密度は242Wh/kgである。このテスト中における過圧 力曲線31は、電池の過圧力が1.4バールであることを示す。 図15は、電池の電圧が時間の関数である放電曲線33をダイアグラムに示す 。自己放電がほとんど起きていないことが実験により確認された。この実験では 、充電した後に電池を65時間、即ち、2.7日放置して、次いで放電試験を開 始した。電池は1オームの負荷で放電した。放電で得られたエネルギーは、活性 物質(LaNi5)1kg当たり251Whであり、これは充電の直後に放電を 開始した図14に示すテストとほぼ同一の値である。 図15に示すテストに用いられた過圧力は約1.7バールであった。これは、 LaNi5金属水素化物電極の場合において20℃より若干低い温度における水 素の平衡圧力を示すものである。過圧力が水素気泡の生成に与える影響は、過圧 力をゼロから3バールまで徐々に1.5時間で上昇させるというテストで調べた 。 最初には、電池の透明な上部を通して気泡の生成が観測されたが、1.7バール の過圧力でこれが止まった。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年4月27日 【補正内容】 請求の範囲 1.大気より酸素を取り入れ又は他の手段により酸素が供給される陰極が多孔質 空気電極(7)であり、陽極が水素を含有する金属水素化物(4)であり、金属 水素化物陽極に貯蔵されて燃料として作用する水素が、電解液を通じて、該空気 電極に供給される酸素により酸化する方法において、 電気エネルギーを貯蔵し発生させるために、該多孔質空気電極(7)の内側に 位置し、かつ、該金属水素化物電極(4)に接触する該電解液(6)の圧力が増 加することにより、この圧力が該多孔質空気電極の外側の大気の圧力より高くな り、該電解質が該空気電極を通る漏洩が、該空気電極の表面張力及び十分に小さ い孔径を介して防止することを特徴とする電気化学セル(32)型の電気エネル ギーを貯蔵し発生させる方法。 2.充電中に該電解液の圧力が所望する程度まで上昇することで、該電解液(6 )の圧力が増加することにより、この圧力が該多孔質空気電極の外側の大気の圧 力より高くなることを特徴とする請求項1に記載する方法。 3.該金属水素化物電極(4)の表面に水素気泡が生成することを防止するよう に、該電解液(6)の圧力を生じさせることを特徴とする請求項1又は2に記載 する方法。 4.十分な過圧力を維持して該電解液(6)が該空気電極(7)の内部に保持す ることは、該電解液を該空気電極の気孔に浸透することにより該電解液の表面張 力が該空気電極の該気孔に生じて該電解液が該空気電極を通じて逃げることを防 止して、達成することを特徴とする請求項1、2又は3に記載する方法。 5.該電気化学セル(32)に用いられる該金属水素化物(4)が、同一の該セ ルで該空気電極(7)を介して電気化学的に再び水素化されることを特徴とする 請求項1〜4の何れかに記載する方法。 6.該電気化学セル(32)に用いられる該金属水素化物(4)が、同一の該セ ルで別個の補助電極(16)を用いて電気化学的に再び水素化されることを特徴 とする請求項1〜4の何れかに記載する方法。 7.充電中に別個の該補助電極(16)に生成する酸素ガスが、該電解液(6) の過圧力が一旦所望する高さになったときに、該電池システムから大気に放出さ れることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載する方法。 8.該電解液が、該金属水素化物(4)を通って及び/又は充電中に用いられる 該補助電極(16)の近傍に、導かれることを特徴とする請求項1〜7の何れか に記載する方法。 9.該電池内の該電解液の充電中の循環運動は、該補助電極に生成する酸素気泡 を該電池上部に導いて上昇するときに循環運動を発生させることにより、及び/ 又は、該電池の外側の液体を冷却して溶液の密度の差に基づいて循環を自然に達 成することにより、達成されることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載す る方法。 10.該電池(32)内の該電解液の放電中の循環運動は、該電解液に接する、 該空気電極(7)の表面に生成するOH-イオンが該電池の下部に供給される該 電解質に放出されて該水素化物電極を通ることにより、及び/又は、該電池の外 側の溶液を冷却して該溶液の密度の差に基づいた自然循環を達成することにより 、生じることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載する方法。 11.該電池(32)又はバッテリー(27)は該空気電極(7)の周囲に空気 を吹き付けて冷却されることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載する方 法。 12.放電中に該空気電極(7)に来る空気は二酸化炭素フィルター(42)を 通って導かれ、このフィルターは該バッテリー(32)の電荷が放電されるとき のみに外部の空気に晒されることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載す る方法。 13.大気より酸素を取り入れ又は他の手段により酸素が供給される、陰極とし ての多孔質空気電極(7)と、水素を含有する、陽極としての金属水素化物(4 )とを有していて、金属水素化物陽極に貯蔵されて燃料として作用する水素が、 電解液(6)を通じて、該空気電極に供給される酸素により酸化する装置におい て、 該多孔質空気電極(7)が該電解液(6)の過圧力に耐える容器を形成して設 けられ、該空気電極の十分に小さし孔径を介して該電解質の漏洩を防止すること を特徴とする電気化学セル(32)に電気エネルギーを貯蔵し発生させる装置。 14.該多孔性空気電極(7)は、その気孔を小さくして、該気孔に浸透する該 電解液の表面張力がその過圧力及び該電解液を該空気電極に保つことにより、過 圧力に耐えるように作製されることを特徴とする請求項13に記載する装置。 15.陰極として作用する該空気電極が円筒状であることを特徴とする請求項1 3又は14に記載する装置。 16.閉じた該空気電極(7)に関連して過圧力バルブ(35)が形成されてい て、使用後に該金属水素化物電極(4)が電気化学的に水素化されたときには、 この過圧力バルブにより、充電中に生成する酸素ガスが該燃料電池システムから 流れ出す一方、過圧力が所望されるレベルに維持されることを特徴とする請求項 13、14又は15に記載する装置。 17.別個の補助電極(16)が該空気電極(7)の内側に位置していて、これ により、該金属水素化物電極(4)は同一の該電池(32)内で該補助電極を介 して電気化学的に水素化されることを特徴とする請求項13〜16の何れかに記 載する装置。 18.該空気電極(7)の気孔の半径は、その殆どが0.0001mmより小さ いことを特徴とする請求項14に記載する装置。 19.該電池(32)内にダクト(39)が形成され、該電解液はこのダクトを 通って、該金属水素化物(4)を通って及び/又は充電中に用いられる該補助電 極(16)の近傍に、導かれ得ることを特徴とする請求項13〜18の何れかに 記載する装置。 20.ダクト(39)は該電池の外側に設けられていて、該電解液は、該金属水 素化物(4)を通って及び/又は充電中に用いられる該補助電極(16)の近傍 に、導かれ得ることを特徴とする請求項13〜19の何れかに記載する装置。 21.例えば熱交換機のような該電解液の冷却器(41)を、該電池(32)の 外側に該ダクト(39)に関連して組み入れることを特徴とする請求項13〜2 0の何れかに記載する装置。 22.ファン(45)が、該電池(32)又はバッテリー(27)に関連して位 置することを特徴とする請求項13〜21の何れかに記載する装置。 23.二酸化炭素フィルター(42)が該電池(32)又は該バッテリー(27 )に関連して位置していて、該空気電極(7)に供給される空気がそのフィルタ ーを通って来ていて、保護フラップ(43)が該二酸化炭素フィルターに関連し て形成され、外部空気に接続を開くときには、該バッテリー(27)の電荷が放 電されるときのみであることを特徴とする請求項13〜22の何れかに記載する 装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA, CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU,J P,KP,KR,LK,LU,MG,MN,MW,NL ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SK,UA,US (72)発明者 フォミノ,マリナ フィンランド エスエフ―20540 ツルク, イリオッピラスキイラア 10 エー 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.大気より酸素を取り入れ又は他の手段により酸素が供給される陰極が多孔質 空気電極(7)であり、陽極が水素を含有する金属水素化物(4)であり、金属 水素化物陽極に貯蔵されて燃料として作用する水素が、電解液を通じて、該空気 電極に供給される酸素により酸化する方法において、 電気エネルギーを貯蔵し発生させるために、該多孔質空気電極(7)の内側に 位置し、かつ、該金属水素化物電極(4)に接触する該電解液(6)の圧力が増 加することにより、この圧力が該多孔質空気電極の外側の大気の圧力より高くな ることを特徴とする電気化学セル(32)型の電気エネルギーを貯蔵し発生させ る方法。 2.充電中に該電解液の圧力が所望する程度まで上昇することで、該電解液(6 )の圧力が増加することにより、この圧力が該多孔質空気電極の外側の大気の圧 力より高くなることを特徴とする請求項1に記載する方法。 3.該金属水素化物電極(4)の表面に水素気泡が生成することを防止するよう に、該電解液(6)の圧力を生じさせることを特徴とする請求項1又は2に記載 する方法。 4.十分な過圧力を維持して該電解液(6)が該空気電極(7)の内部に保持す ることは、該電解液を該空気電極の気孔に浸透することにより該電解液の表面張 力が該空気電極の該気孔に生じて該電解液が該空気電極を通じて逃げることを防 止して、達成することを特徴とする請求項1、2又は3に記載する方法。 5.該電気化学セル(32)に用いられる該金属水素化物(4)が、同一の該セ ルで該空気電極(7)を介して電気化学的に再び水素化されることを特徴とする 請求項1〜4の何れかに記載する方法。 6.該電気化学セル(32)に用いられる該金属水素化物(6)が、同一の該セ ルで別個の補助電極(16)を用いて電気化学的に再び水素化されることを特徴 とする請求項1〜4の何れかに記載する方法。 7.充電中に別個の該補助電極(16)に生成する酸素ガスが、該電解液(6) の過圧力が一旦所望する高さになったときに、該電池システムから大気に放出さ れることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載する方法。 8.該電解液が、該金属水素化物(6)を通って及び/又は充電中に用いられる 該補助電極(16)の近傍に、導かれることを特徴とする請求項1〜7の何れか に記載する方法。 9.該電池内の該電解液の充電中の循環運動は、該補助電極に生成する酸素気泡 を該電池上部に導いて上昇するときに循環運動を発生させることにより、及び/ 又は、該電池の外側の液体を冷却して溶液の密度の差に基づいて循環を自然に達 成することにより、達成されることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載す る方法。 10.該電池(32)内の該電解液の放電中の循環運動は、該電解液に接する、 該空気電極(7)の表面に生成するOH-イオンが該電池の下部に供給される該 電解質に放出されて該水素化物電極を通ることにより、及び/又は、該電池の外 側の溶液を冷却して該溶液の密度の差に基づいた自然循環を達成することにより 、生じることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載する方法。 11.該電池(32)又はバッテリー(27)は該空気電極(7)の周囲に空気 を吹き付けて冷却されることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載する方 法。 12.放電中に該空気電極(4)に来る空気は二酸化炭素フィルター(42)を 通って導かれ、このフィルターは該バッテリー(32)の電荷が放電されるとき のみに外部の空気に晒されることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載す る方法。 13.大気より酸素を取り入れ又は他の手段により酸素が供給される、陰極とし ての多孔質空気電極(7)と、水素を含有する、陽極としての金属水素化物(4 )とを有していて、金属水素化物陽極に貯蔵されて燃料として作用する水素が、 電解液を通じて、該空気電極に供給される酸素により酸化する装置において、 該多孔質空気電極(7)が過圧力に耐える閉じた容器を形成して設けられたこ とを特徴とする電気化学セル(32)に電気エネルギーを貯蔵し発生させる装置 。 14.該多孔性空気電極(7)は、その気孔を小さくして、該気孔に浸透する該 電解液の表面張力がその過圧力及び該電解液を該空気電極に保つことにより、過 圧力に耐えるように作製されることを特徴とする請求項13に記載する装置。 15.陰極として作用する該空気電極が円筒状であることを特徴とする請求項1 3又は14に記載する装置。 16.閉じた該空気電極(7)に関連して過圧力バルブ(35)が形成されてい て、使用後に該金属水素化物電極(4)が電気化学的に水素化されたときには、 この過圧力バルブにより、充電中に生成する酸素ガスが該燃料電池システムから 流れ出す一方、過圧力が所望されるレベルに維持されることを特徴とする請求項 13、14又は15に記載する装置。 17.別個の補助電極(16)が該空気電極(7)の内側に位置していて、これ により、該金属水素化物電極(4)は同一の該電池(32)内で該補助電極を介 して電気化学的に水素化されることを特徴とする請求項13〜16の何れかに記 載する装置。 18.該空気電極(7)の気孔の半径は、その殆どが0.0001mmより小さ いことを特徴とする請求項14に記載する装置。 19.該電池(32)内にダクト(39)が形成され、該電解液はこのダクトを 通って、該金属水素化物(6)を通って及び/又は充電中に用いられる該補助電 極(16)の近傍に、導かれ得ることを特徴とする請求項13〜18の何れかに 記載する装置。 20.ダクト(39)は該電池の外側に設けられていて、該電解液は、該金属水 素化物(6)を通って及び/又は充電中に用いられる該補助電極(16)の近傍 に、導かれ得ることを特徴とする請求項13〜19の何れかに記載する装置。 21.例えば熱交換機のような該電解液の冷却器(41)を、該電池(32)の 外側に該ダクト(39)に関連して組み入れることを特徴とする請求項13〜2 0の何れかに記載する装置。 22.ファン(45)が、該電池(32)又はバッテリー(27)に関連して位 置することを特徴とする請求項13〜21の何れかに記載する装置。 23.二酸化炭素フィルター(42)が該電池(32)又は該バッテリー(27 )に関連して位置していて、該空気電極(4)に供給される空気がそのフィルタ ーを通って来ていて、保護フラップ(43)が該二酸化炭素フィルターに関連し て形成され、外部空気に接続を開くときには、該バッテリー(32)の電荷が放 電されるときのみであることを特徴とする請求項13〜22の何れかに記載する 装置。
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