JPH09500736A - 楕円ポートシール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、特に、光ファイバをシールするために有用な低温で使用される楕円ポート用である。クロージャーは、エンクロージャーの周縁のくさび形シールを規定するために組み合うシェル部材と、光ファイバを配置し、移動するシール材料を係止し、且つ、ケーブルの長手方向の軸に沿って歪解放するための内部の柔軟なフィンガー部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 楕円ポートシール 発明の技術分野 この発明は、ポートシールに関する。特に、この発明は、低温で使用される楕 円ポートシール(port seal)に関する。上記楕円ポートシールは、特に、光ファ イバのクロージャー(closure)用に使用される。 発明の背景 電気通信工業においては、ケーブル内の光ファイバが、メインケーブルから取 り出される必要がある場合、あるいは、能動的な電子部品が、システムへ付け加 えられる必要がある場合、このことは、光ファイバのケーブルの割開口部を要す る。該割開口部はシールされる必要がある。丸形の穴部又は通路を備えたクロー ジャーに通じている、もしくは、その外部にあるケーブルをシールすることがよ り容易ではあるが、使用状態での空間には、より複雑なシールの問題を提示する 楕円ポートを使用することが、しばしば必要である。上記シールは、ファイバケ ーブルがクロージャーの一方側に入り込み、新たなケーブルか元のケーブルのど ちらかが、エンクロージャーの他方側から出る場合には、一直線上のクロージャ ーに、あるいは、ケーブル又は組み継がれたケーブルが、上記エンクロージャー の一方側へ入れられ、一般に、基部部材へ取り付けられるドーム型の上部、すな わち、ケーブルが出没する場所のクロージャーの一部を備えたクロージャーの基 部部材の同じ側から再度出る場合には、突合せ接合のクロージャーとして知られ ているものに含まれるかも知れない。米国特許５１５５７９４号及び米国出願番 号０８／００８２２７号(ＷＯ９０／０８３３６号);及び米国特許５０９７５３ ０号には、好適な光ファイバの突合せ接合のクロージャーが記述されている。構 成要素であるが取り外し可能なエレクトロニクスの容器が、０７／４３９８９８ 号及び０８／０００９９１号に記述されている。これらの特許又は出願の各開示 は、この明細書に対する目的のために、引用することにより、ここに、完全に組 み込まれる。 同じ溝において、ガスライン及び通信ラインを共通してつくるために、非熱収 縮性のシール、すなわち、ケーブルがクロージャーに出没する、それらの場所用 に、低温で使用されるシール製造物を求める傾向があった。熱収縮性材料は、速 く、有用であり、且つ、長寿命及び歪解放という付加的な利点を備えて優良にシ ールするので、広く多様な温度範囲にわたって据え付けられ得る、低温で使用さ れるクロージャーをつくりだし、且つ、繰り返される−４０℃から＋６０℃まで の熱サイクルを受け合う場合にシールすることは、随意に、正圧下では困難であ る。上記基部が横幅１フィート又はそれ以下である、制限された基部の環境にお いて使用され得る機械的な低温シールをつくり出すことは、尚更複雑である。 発明の概要 本発明は、発明の要約及び詳細な説明を読んだ上での、通常の技術を有する当 業者にとっては明白な他の多くの利点のみならず、先に所望された特徴を提供す る。本発明はまた、例えば、−４０℃から＋６０℃までの繰り返される温度サイ クルにわたって、そして、必要ならば、例えば、約２psiの正圧において、シー ルを維持することができる、光ファイバの突合せクロージャー上の楕円ポートに 対して、機械的な、低温で使用されるシールを提供する。上記楕円ポートの終端 シールは、光ファイバを保護し且つシールするために、内部の歪解放、及び、随 意のケーブルグロメットの芯合せに関して、余分のマスチック(mastic)のシール を含んでいる。上記シールは、突合せ接合クロージャーの隙間のない基部環境に 使用され、一般的な"ＣＡＮ"レンチ、すなわち、３／８"(３／８インチ)及び７ ／１６"(７／１６インチ)の六角ヘッドのドライバーのような、標準的な電気通 信修理工具のみ使用するために設計されている。加えて、後にクロージャー内に おいて変化するケーブルに対して、取り出し且つアクセスし得るシールが必要で ある。本発明は、加えて、光学的なエレクトロニクスの容器を有する完全な突合 せ接合のクロージャー用である。 図面の簡単な説明 図１は、光ファイバのクロージャーに関した本発明に係る楕円ポートの終端シ ール部の分解図である。 好適な実施態様の説明 本発明の特に好適な実施態様の例を、図面を参照しながら説明する。より詳し くは、本発明に係る楕円ポートのシールクロージャー１０００が図示されている 。終端シール１００は、ボルト１２とワッシャ１４と部品１０bに成形される受 け入れナット１６と共に形成される楕円ポートのシェル半割体１０a及び１０bを 有している。その代わりとして、受け入れナットは、両方の半割体において、所 定位置に成形され又はプレスされることもでき、ボルト、つまり、螺子加工され た端部とボルトヘッドに隣接した滑らかな軸部とを備えたボルトが、上記部品を 結合するために用いられる。両方の半割体内に受け入れナットを有することの更 に別の利点は、それらの部品が、そこで、コストを下げ且つ不正確な据え付けを 回避する、ヘルムフォディティック(hermphoditic)であることである。 シェル半割体１０a及び１０bは、くさび状の周縁リテーナ１８a及び１８bによ り周縁に沿って更にシールされている。結合された場合に、本体の周縁は、断面 で広くなる台形を形成する。適切であれば、いかなる止め具の形状も受け入れら れる。好ましくは、これらの周縁シールは、容易な動作のための隙間、及び、余 分のマスチック用の拡張スロットを提供するために、断面で広くなる台形状の周 縁のレール溝よりも深い中央の溝１９aを有している。使用に際して、シェル半 割体１０a及び１０bが組合せられ、上記ボルト１２及びワッシャ１４が、楕円ポ ート１００上に初期シールを形成するために回転させられ、それから、付加的に シールし且つ歪解放するために、周縁くさび部材１８a及び１８bが周縁上に配置 される。クリック止め２０a(２０bは不図示)が上記シェル１０a及び１０bに成形 されており、くさび部材１８a及び１８bの使用の際に下方へ曲がり、それから、 シールを成すために十分に係合させられた場合にクリックアップする。上記クリ ック止めは、くさび部材１８a及び１８bが、長期間にわたって、及び／又は、熱 サイクルの間にスライドして外れるのを、及び／もしくは、粗暴な環境で振動し て外れるのを回避する。上記シェルが再度開かれる必要のある場合には、周縁の 柔軟なクリップ止めのフィンガー部２０a及び２０bが下方へ押され、くさび部材 １８a及び１８bがスライドされて外される。 基部２００及びドーム３００ユニットと関連した終端シール１００は、突合せ 接合のクロージャーシール１０００を形成している。米国特許５１５５７９４号 の熱収縮性のプラスチック、又は、米国特許５０９７５３０号及び米国出願０８ ／００８２２７号の溝の付いたスロット及びリング、あるいは、米国出願０７／ ４３９８９８号,米国出願０７／４７３１４３号(ＷＯ９０／０５９３０)及び米 国特許４９２４０３４号の自動調芯クランプ及びリング構造のような、いかなる 適切なシール構造によっても、上記ドームは、基部に結合されてもよい。前述の ように、それぞれの特許又は出願は、引用することにより、ここに完全に組み込 まれる。 ２つの上記シェル１０a及び１０bは、上記クロージャーの楕円ポート５００を 取り囲むシール本体を規定している。本体のシェル半割体１０a及び１０bに適切 な材料は、優良な耐薬品性,実用荷重の下での最小の、つまり、好ましくは、５ ％より小さい伸び率,衝撃耐性,低吸湿性,優良な成形加工性,紫外線耐性並びに− ４０℃から＋６０℃の範囲における耐久性を有する必要がある。例として、ガラ スを添加したポリプロピレン(polypropylene)のようなプラスチックがある。上 記くさび部材１８a及び１８bに適切な材料は、ハウジング半割体に類似したもの であるが、その材料はまた、低クリープ性を有する必要がある。例として、ガラ スを添加したナイロン又はポリアミド(polyamides)のようなプラスチックがある 。 上記クロージャー１００の内部において、プラスチック挿入部２４a及び２４b は、楕円ポート５００と係合するために、歯部,ナイフ状の周縁部もしくは他の 高摩擦性の係合部を有している。適切な材料は、ガラスを添加したナイロンであ る。上記シェルの材料が、ポート５００に噛み込む、つまり、係合するために、 十分に硬い材料である場合には、随意に、上記シェルは、歯部,ナイフ状の周縁 部並びにシェルに成形されるような同様のものを含んでもよい。楕円ポート５０ ０をシールするための密封剤材料２３の層を有する領域２２a及び２２bが、これ らの楕円ポートの挿入部と、柔軟なフィンガー部３８a及び３８bと、４０a及び ４０bとの間に挾み込まれたマスチックシール２８a及び２８bとの間にある。こ れらの２組のフィンガー部及びそれらの外角が、据え付け及び長手方向のケーブ ル軸に沿った歪解放を改良する。好ましくは、上記フィンガー部は、いかなる挿 入部よりもむしろ本体に成形される。適切なシール材料は、ブチル(butyl),ＥＰ ＤＭ,エポキシ(epoxy)もしくはシリコンマスチックのようなマスチックである。 好適なマスチックは、温度でなく圧力によって流動する、架橋ブチルのマスチッ クである。上記クロージャー本体内の上記フィンガー部は、クロージャーの開口 部に向かって先細になっており、上記領域２２と上記フィンガー部の間の領域と の間の本体における通路は、密封剤２３及び２８が、クロージャーの締め付けの 際に合体することを可能とする。その結果、その設計では、漏れ通路が確実に排 除されるのみならず、ポートに対する、且つ、ケーブルの完全な周囲のシールが 提供されている。 ケーブルの歪解放のために、隣接した各ケーブル用の２つの半割体の開き口を 有するヨーク(yolk)あるいはハーネス(harness)３０a及び３０bが含まれる。上 記ボルトは、歪解放する一方で、堅固にケーブルを保持するために、３３及び３ ４で締められている。このヨークは、ケーブルのサイズにかかわらず、歪解放し ている間に、異なるサイズのケーブルを含み、シールするのを補助する。このユ ニットは、本体半割体のフィンガー部及び受け入れ部分であるグロメット部との 間の間隔２９a及び２９bに嵌まり込む寸法を有している。 ケーブルをシールする適切なシール部材２８のユニットは、内部のフィンガー 部の範囲内にある。適切な材料は、マスチック及び好ましくは架橋ブチルのマス チックのようなシール２３用に特定されたものである。これらのフィンガー部は 、マスチックの保留性のみならず、それらが、それらの長手方向の軸に沿ったい かなる方向に引かれる又は引っ張られる場合にも、十分にシールし且つケーブル の移動を阻止している。上記フィンガー部の間の間隔は、マスチックの押出を最 小に、例えば、１／８"(１／８インチ)もしくはそれ以下にするのに十分である 。好ましくは、上記フィンガー部は、クロージャー内の基部でより薄く、８５° から８８°のような、基部に沿った平面から９０°よりいくらか小さい外角を有 する。共通の垂直面からみた場合の、８５°／８８°又は１０２°／１０５°と いうこの外角は、外側に逸れる傾向を確保するのを補助し、ケーブルを芯合わせ し、長手方向の押し／引きの歪解放及び密封剤の伸張用の空間を備えている。 上記本体半割体は、更に、ケーブルの歪解放を受けている領域２９及び柔軟な フィンガー部との間のシールされた伸張領域３３を有している。これは、大きな ケーブルの据え付けの際に、及び／又は、熱サイクルの間に、密封剤の伸張のた めの余地を与えている。 グロメット芯合せシール２６a及び２６bは、据え付けの間のケーブルの芯合せ においてクロージャー及びその側近に入るケーブルを走り落ちる水を除去するた めに、上記楕円ポートから離れたクロージャーの周縁上にある。これらのグロメ ットは、様々なケーブルの寸法に対応するために、取り除くことが可能なグロメ ットの一部分を備えた、嵌め合せの形状を有する。適切なグロメットの材料は、 シリコン,ＥＰＤＭもしくはニトリルラバー(nitrile rubber)のようなゴムであ る。特に小さなケーブル用には、付加的なマスチックのストリップ(strips)５０ 及び６０が、ケーブルを補強し、柔軟なフィンガー部３８a／b及び４０a／bの間 に挾み込まれるマスチックに対して適切なシールを与えるために、それらの周囲 に取り巻かれてもよい。随意に、これらのストリップ５０及び６０は、据え付け の際の伸張を最小にする、ポリプロピレンの重合フィルムのような層を有する。 これらのシールの２つの部分の形状は、好適な実施態様において、シールの一 方の半割体が、基部２００のポート５００上にスライドされることを可能にする 。ボルトが、まず、ユニットを結合するために用いられる。これらの形状のシー ルは、約２０℃の室温から約−７℃までのいかなる場所にも据え付けられ、−４ ０℃から６０℃までを１００サイクルを超えてサイクルさせられ、破損なしに約 ２psiの値の正圧を受け、随意に、水面下１０フィートにある場合に約０．３５ インチから約０．７７インチまでの様々な寸法のケーブルをシールするために使 用されている。 本発明は、特に、好適な実施態様に関して記述された。通常の当業者にとって は明白である変更は、本発明の範囲内にあるものである。例えば、上記マスチッ ク材料は、ＡＳＴＭ Ｄ２１７に従って、約５０から約１５０(１０^-1mm)のコー ンペネトレーション(cone penetration)を有するゲル材料で随意に置き換えら れることも可能である。ピン３６及びピン受け３８のような鍵を用いる構造が、 本体半割体をまとめるのを補助するために、クロージャー半割体へ付け加えられ るか、又は、成形される。それに加えて、構成要素の材料は、他のタイプのプラ スチックに、あるいは、使用又は適用によっては、鋳造物に変えられることが可 能である。特に大型のケーブルの場合は、付加的な多くのシールを要するかも知 れない。外側の周縁ボルトが、周縁くさび部材の代わりに使用されてもよい。上 記楕円ポートは、銅線による電気通信工業における楕円ポートのクロージャー用 に、あるいは、ビル,地下のヴォールト(vaults),船舶もしくは航空機における隔 壁のシールとして使用されることが可能である。最後に、上記シールは、丸形の ケーブルの開口部用に変更され得る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 メリア、ケヴィン ベルギー王国ベー―3001エヴァリー、レー ヴェリケンシュトラアト43番、アパルトメ ント34 (72)発明者 マッコール、マーク アメリカ合衆国95130カリフォルニア、サ ン・ホセ、ハミルトン・パーク・ドライブ 4018番 (72)発明者 スタインバーグ、マシュー アメリカ合衆国95051カリフォルニア、サ ンタ・クララ、サウス・パーク・レーン 2421番 (72)発明者 ウィットマイアー、デイビッド アメリカ合衆国94025カリフォルニア、メ ンロ・パーク、ウェイヴァレイ・ストリー ト437番 (72)発明者 ホーラー、ジェフ アメリカ合衆国94121カリフォルニア、サ ン・フランシスコ、ナインティーンス・ア ヴェニュー・ナンバー10、175番 (72)発明者 コート、ローウェル アメリカ合衆国94404カリフォルニア、フ ォスター・シティ、プラウシェッド・レー ン814番

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも１つの、実質的に丸形のケーブルをシールするためのポートシー ル(port seal)であって: 楕円ポートへの適用のための１つの開口部とエンクロージャー(enclosure)に 出没するケーブルのための反対側の開口部とを有しているエンクロージャーを規 定している第１及び第２の本体のシェル半割体と; ２つの上記半割体を結合するための結合アッセンブリと; 上記エンクロージャーの長手方向の外面に沿って付加的にシールするための周 縁クロージャーと; 各本体半割体における楕円ポートの把持部分と; 各本体半割体における楕円ポートのシール領域と; シール材料を受け入れるための上記本体半割体内で、内部ケーブルを受け合う 柔軟なフィンガー部とを有しており、該フィンガー部が、シール材料を係止し、 ケーブルの長手方向の軸に沿った方向において動くケーブルに対して歪解放し且 つ抵抗し、上記本体半割体及びそれを通過するケーブルの長手方向の軸に対する 垂線に関して、約９０°よりも小さい角度で外方へ角度を付けられていることを 特徴とするポートシール。 ２．ケーブルの歪解放ヨークを受け入れるための、上記柔軟なフィンガー部と上 記楕円ポートに向かい合う側部との間の部分と、周縁くさび形クロージャーであ る上記周縁クロージャーとを有することを特徴とする請求項１記載のシール。 ３．上記結合アッセンブリが、上記本体半割体の少なくとも一方におけるナット 受け部とボルトとを有することを特徴とする請求項１記載のシール。 ４．上記エンクロージャーに出没するケーブル用の芯合せグロメットを有するこ とを特徴とする請求項３記載のシール。 ５．上記楕円ポートのシール領域内及び上記柔軟なフィンガー部の間のシール材 料が、マスチック(mastic)であることを特徴とする請求項３記載のシール。 ６．上記マスチックが、架橋ブチル(butyl)のマスチックであることを特徴とする 請求項４記載のシール。 ７．上記本体部分が、ガラスを添加したポリプロピレン(polypropylene)から製 造され、上記半割体を結合するための上記アッセンブリがナット及びボルト状の アッセンブリであることを特徴とする請求項１記載のシール。 ８．上記把持部分が、把持挿入部又は本体半割体に成形される領域もしくはその 組合せで成るグループから選択されることを特徴とする請求項１記載のシール。 ９．隣接したケーブルを係止するためのケーブル係止手段と、内部の上記柔軟な フィンガー部の間の上記係止手段を受け入れるための本体内の部分を備えている エンクロージャーと、芯合せケーブルグロメットを受け入れるための領域とを有 することを特徴とする請求項１記載のシール。 １０．上記本体半割体が、上記ウェッジを受けるための周縁に沿ったクリック止 めを有することを特徴とする請求項９記載のシール。 １１．上記把持部分は、ガラスを添加したナイロンから製造されることを特徴と する請求項１０記載のシール。 １２．光ファイバクロージャーの基部部材と、該基部部材をシールするための部 材のようなドームと、光ファイバクロージャーを形成する組合せとを有すること を特徴とする請求項１１記載のシール。 １３．連続的なシール領域を形成するために、据え付けの際に、各領域における 密封剤が滲出して結合することを可能とするための、上記柔軟なフィンガー部及 び楕円ポートのシール領域の間の周縁通路を有することを特徴とする請求項１０ 記載のシール。 １４．上記本体半割体において、ピン及びピン受け部材を有することを特徴とす る請求項１３記載のシール。 １５．上記本体半割体が、反対の両性質をもつものであることを特徴とする請求 項１４記載のシール。 １６．２つの本体半割体シェルを有する楕円ポートの周囲にシールを形成するた めに組み立てられることができる部品キットであって、連結されたナット部材を 有する少なくとも一方の上記半割体、及び、結合されたボルト部材を有する他方 の半割体と;本体半割体の周縁部をシールし且つ把持するための周縁のくさび部 材と;上記楕円ポートの把持するための挿入部と;上記楕円ポートから出ているケ ーブルをシールするための芯合せグロメットと;一連の柔軟なフィンガー部の範 囲内にあるケーブルに対する、それぞれのマスチックシールとを有しており、上 記フィンガー部が、ケーブル及び上記本体半割体の楕円ポートへのシールの長手 方向の軸に沿ったマスチック及びケーブルの動作を阻止している半割体シェルに 成形されていることを特徴とするキット。 １７．上記本体半割体が、上記部品キットの据え付けの際に、上記フィンガー部 と把持挿入部との間の領域におけるマスチックが上記フィンガー部間のマスチッ クに結合することを可能とするために、上記柔軟なフィンガー部間の通路と上記 領域とを有することを特徴とするキット。 １８．エンクロージャーを形成するために基部部材に対してシールすることが可 能なドーム型の部材と; 上記ドーム及び基部部材の間に形成されたエンクロージャーに出没し得るための 、少なくとも１つの楕円ポートを有している基部部材と; 楕円ポートシールとを有する光ファイバクロージャーであって、上記ポートシー ルが、 基部部材における楕円ポートに適用するための開口部と、その反対側の、ポート シールエンクロージャーに出没するケーブル用の開口部とを有している、ポート シールエンクロージャーを規定する第１及び第２の本体シェル半割体と; ２つの半割体を結合するための結合アッセンブリと; ポートシールエンクロージャーの長手方向の外面に沿った付加的なシールを付与 するための周縁くさび形エンクロージャーと; 各本体半割体における楕円ポートの把持部分と; 各本体半割体における楕円ポートのシール領域と; シール材料を受け入れるための本体半割体の構成要素であって、その範囲内で、 内部ケーブルを受け合う柔軟なフィンガー部とを有しており、該フィンガー部が 、シール材料を係止し、ケーブルの長手方向の軸に沿った方向において移動する ケーブルに対して歪解放し且つ抵抗し、上記本体半割体及びそれを通過するケー ブ ルの長手方向の軸に対する垂線に関して、約９０°よりも小さい角度を付けられ ていることを特徴とする光ファイバクロージャー。 １９．ポートを把持する領域とポートをシールする領域と通路により結合される ケーブルシール領域とを有している、楕円ポートの周囲の２つの本体半割体を結 合することと、 連続的なケーブル及びポートシールを形成するために、上記ポート及びケーブル をシールするように、且つ、密封剤を上記ポート及びケーブルのシール領域に送 り込むように、上記ポートの周囲で本体半割体を圧縮することとを有する楕円ポ ート内のケーブルをシールする方法。