JPH09500705A - ロック型同期機構を備えた変速機用切換装置 - Google Patents

ロック型同期機構を備えた変速機用切換装置

Info

Publication number
JPH09500705A
JPH09500705A JP7504774A JP50477495A JPH09500705A JP H09500705 A JPH09500705 A JP H09500705A JP 7504774 A JP7504774 A JP 7504774A JP 50477495 A JP50477495 A JP 50477495A JP H09500705 A JPH09500705 A JP H09500705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
teeth
shift sleeve
joint
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7504774A
Other languages
English (en)
Inventor
ガツヤカン,ユーナル
バーシュ、デトレフ
バイリイ,ゲルハルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZF Friedrichshafen AG
Original Assignee
ZF Friedrichshafen AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ZF Friedrichshafen AG filed Critical ZF Friedrichshafen AG
Publication of JPH09500705A publication Critical patent/JPH09500705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • F16D2023/0618Details of blocking mechanism comprising a helical spring loaded element, e.g. ball
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • F16D23/0612Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation the blocking mechanism comprising a radial pin in an axial slot with at least one branch
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19219Interchangeably locked
    • Y10T74/19284Meshing assisters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、変速装置軸に結合された同期体と異なった回転数で回転する少なくとも一つの歯車が、切換力で軸方向に移動できる環状のシフトスリーブによって、等速回転の際に互いに噛み合い結合で連結されるロック型同期機構を備えた変速機用切換装置に関する。シフトスリーブの継手歯は各回転歯車の継手歯あるいは各回転歯車に結合された継手体の継手歯に噛み合っている。シフトスリーブと各回転歯車との間に同期リングが配置され、同期リングの一部が歯車に結合されているかこれに設けられている部分と共に摩擦継手を形成している。非同期状態においてロック歯の拘束面を介してシフトスリーブの軸方向運動が阻止される。継手歯はばね要素によって荷重されている鈍い(傾斜面の無い)歯を有している。軸方向切換運動は鈍い継手歯の相互の衝突の際に完了する。切換ストロークは短縮される。いわゆる切換過程における「2.点」は運転手には感知されない。種々の実施形態が提案されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ロック型同期機構を備えた変速機用切換装置 本発明は、特許請求の範囲第1項に上位概念が記載された、ロック型同期機構 を備えた変速機用切換装置に関する。 駆動力を伝達するため、およびエンジントルクを走行する車両が必要とする駆 動力に合わせるために、今日においては、専ら歯車式の多段変速装置が採用され ている。 変速切換装置は同期機構によってかなり単純化されている。同期の際に互いに 連結すべき変速装置構成要素の回転数の整合は、シフトアップないしシフトダウ ンの際におけるダブルクロックを避けるために、自動的にあるいは制御して実施 される。変速段切換は、危険な走行状態においても迅速、確実、且つ騒音なしに できるので、走行安全性がかなり高められる。 今日における車両用変速機においては、主に個々の変速段に対して同期機構が 採用されているが、円錐体によるロック型同期機構が広く普及している。この機 構の場合、円錐状の摩擦体が、連結すべき変速機構成要素の回転数を摩擦結合に よって整合する。この種の同期方式は乗用車並びに産業車両の変速機に利用され ている。 かかる同期機構は、例えば1967年3月発行の印刷物「ZF-B-Sperrsynchron isierung(ZF-B-ロック型同期機構)」42290/R 2964-367で知られている。 ここに記載されているロック型同期機構は外歯を備えた同期リングを有し、こ の同期リングは切換の際に継手体の摩擦円錐体に押し合わされ、その際に同期体 に衝突するまでシフトスリーブに対して相対回転する。これによって同期リング の外歯における傾斜した歯端面は、シフトスリーブの歯端面に向けて押され、こ れによってシフトスリーブのそれ以上の回転を阻止する。円錐摩擦面が連結すべ き部分の等速回転を生じさせたときに初めて、同期リングはシフトスリーブの保 持圧力のもとで、歯端面の傾斜により回し戻される。従ってロックが解除され、 シフトスリーブの切換歯が継手体の歯に挿入される。 無負荷運転においてシフトスリーブは軸方向中立位置にある。ばねが係止ボル トをシフトスリーブの係止溝の中に押しつけている。歯は変速機の軸上で自由に 回転できる。同期リングと継手体との回転数差およびそれらの摩擦面間の駆動ト ルクが、同期リングをシフトスリーブに対して回転させ、これによって切換を阻 止する働きをする。 ロック位置において、シフトスリーブはまず係止ボルトおよび押圧部材を介し て同期リングを継手体の摩擦円錐体に押圧している。これによって歯端面はシフ トスリーブの切換力を直接同期リングに継続して導入する働きを負っている。 同期リングと継手体との間に回転数差が存在する限り、同期リングおよび継手 体間の円錐摩擦面における摩擦トルクは、傾斜した歯端面による復帰トルクより 大きい。従ってシフトスリーブは継手体への切換を阻止される。 同期リングと継手体との回転数が平衡し、従って摩擦トルクが無くされたとき にはじめて、シフトスリーブが同期リングを「歯を歯溝へ」の位置に回し戻す。 その場合、シフトスリーブは同期リングのロック歯を越えて、端面が傾斜した継 手体の歯に挿入される。 本発明の目的はこの従来技術から出発し、短い切換ストロークおよび小さな切 換力において、高いロック確実性と、一様な切換力経過における改善された切換 感覚とを得ることにある。 本発明によれば、この目的は請求の範囲第1項、第11項および第18項にお ける特徴事項に記載された、ロック型同期機構を備えた変速機用切換装置によっ て達成される。それらの各従属請求の範囲には、有利な実施形態が記載されてい る。 公知の同期機構の継手歯は、噛み合い過程を可能にしようとする傾斜面を有し ている。シフトスリーブと継手体の歯の相対位置は重要でないので、変速装置に おける自由な回転質量は噛み合い結合が行われる前に、継手歯が噛み合いのため に適した位置に到達するように回転されねばならない。 本発明に基づいて提案されたロック型同期機構の継手歯は、傾斜面を持ってい ない。シフトスリーブおよび継手体の歯が、互いに噛み合い可能な位置で相対し て位置する確率は非常に僅かであり、傾斜面が無いことによって助長されない。 それにもかかわらず、運転手に切換過程が慣れたように進行する印象を与えるた めに、継手歯は弾力を与えられ、軸方向の切換圧力を回避できる。切換位置にお いては、切換機構は係止装置によって係止されているので、圧縮されたばねは切 換レバーの解放後も、運転手および軸方向切換圧力の省略によって圧縮されたま まにされる。 この係止装置は、例えばロック型同期機構の同期体内に保持された、圧縮ばね 付きの係止ボルトによって形成されている。これは軸方向に移動可能なシフトス リーブを、中央位置において、並びに変速段が投入された状態におけるその都度 の所望の終端位置に保持する。 従ってトルク伝達用に設けられた継手歯の端面は、運転手による切換過程の完 了後に、大きな確率でばねのバイアス圧のもとで対向して位置する。 偶然に噛み合わせが行われたとき、切換過程は全体として完了する。他方では 歯が互いに押し合わされて対向して位置する状態において、車両のクロックが係 合され(噛み合わされ)、発生したトルクが歯を相対回転する。そして歯の噛み 合いが生じ、切換が完了する。変速装置の歯車装置における駆動トルクによって も、歯の早期の相対回転およびそれに続く噛み合わせができる。 継手歯の相互の直接的な噛み合いが達成されたとき、あるいは切換力がまだ掛 かっているので係止が必要とされないように噛み合いが迅速に行われるとき、係 止装置は省略できる。変速切換装置における駆動トルクは、しばしばこの直接的 な噛み合いを可能にする。駆動トルクが十分でないとき係止装置が必要である。 これは、切換力が運転手によって与えられる場合に、この切換力がもはやかかっ ておらず、噛み合わせが継手の係合ではじめて行われるからである。 切換が、例えば運転手によって手動で切換ロッドにより実施されるとき、運転 手によって遠隔操作される切換手段によって自動切換に変更することもできる。 その遠隔操作は、切換可能な変速段に影響を与えるロジック制御を介在しても行 える。運転手によって影響されずに、自動機が変速装置の全切換を負うこともで き、その場合特に常に最適レンジに切り換えられる。切換手段として主に空気圧 式あるいは電気式に操作される切換手段が採用される。 継手歯における傾斜面の省略によって、切換ストロークが公知の同期機構に比 べて短縮される。この利点は、切換レバーと継手歯との伝達比の増大に利用され る。これによって必要な切換力が著しく減少する。 以下図を参照して本発明を詳細に説明する。ここで、 第1図は本発明に基づく変速切換装置の分解斜視図、 第2図は変速切換装置の中立位置における概略断面図、 第3図は変速切換装置のロック位置を形成する際の概略断面図、 第4図は変速切換装置のロック解除位置における概略断面図、 第5図は変速切換装置のシフトスリーブを当てる際の概略断面図、 第6図は変速切換装置の保持位置における概略断面図、 第7図は変速切換装置の変速段が投入された際の概略断面図、 第8図は変速切換装置の変速段を遮断する際の概略断面図、 第9図は切換力経過の線図、 第10図から第18図は本発明の異なった実施形態の図、 第19図は第10図中に示したXIX −XIX矢視線に沿った断面図、 第20図および第21図は本発明の異なった実施形態の図である。 第1図は本発明に基づく変速切換装置2の有利な形態の分解斜視図である。同 期体4には、円周方向に分布して、複数の係止ボルト6が取り付けられている。 係止ボルト6は、同期体4内に設けられた、図示されないばね要素によって付勢 されている。ここでは同期体4の円周方向に等角度を隔てて配設された、3本の 係止ボルト6が示されている。係止ボルト6は、同期体4を包囲するシフトスリ ーブ8にある凹所に係合している。これらの凹所は中立位置においてシフトスリ ーブの中立位置を明確化している。 同期体4の外歯はシフトスリーブ8の内歯と一致しており、シフトスリーブ8 は、同期体4の上を軸線10に沿って両方向に中立位置から移動できる。シフト スリーブ8の内歯の傾斜面を有しない端部は、係合ボルト6の範囲にだけ、シフ トスリーブ8のその都度の終端位置において係合ボルト6が接触する傾斜面を有 している。同期体4は自ら内歯を有し、この内歯によって図示されない軸上に、 軸方向および円周方向に固定して配置されている。 シフトスリーブ8はその円周に複数の切欠き開口12を有している。これらの 切欠き開口12には、二つの内側同期リング16、18の複数の突起14が一致 している。同期リング16および同期リング18の各突起14は、シフトスリー ブ8の切欠き開口12を貫通して突出し、両同期リング16、18の突起14は 互いに、例えば溶接によって結合されている。シフトスリーブ8の少なくとも幾 つかの切欠き開口12内には、突起14のそばにおいて板ばね20も存在してい る。板ばね20は凹所を有し、中立位置においてシフトスリーブ8の切欠き開口 12の縁がその中に位置する。板ばね20が両内側同期リング16、18に作用 しているので、板ばね20の固定は、一方では内側同期リング16、18によっ て、他方ではシフトスリーブ8にある切欠き開口12によって行われている。有 利には、切欠き開口12も等角度を隔ててシフトスリーブ8の円周方向に分布し て存在し、板ばね20も収容する切欠き開口12は、係止ボルト6に対する凹所 の上に設けられる。6個の切欠き開口12を設けることが有利であることが分か っている。 第2C図は、同期リング16、18が互いに結合されていない実施形態を示し ている。この実施形態の場合、各同期リング16、18に対して輪ばね20′、 20″が設けられている。両同期リング16、18は、互いに別々に操作され作 動されるので、これらは駆動トルクおよび質量慣性モーメントによって相互に影 響されず、従ってロック挙動および切換挙動が改善される。更に製造費用が安価 となり、組立が容易となる。 同期体4の両側面には、それぞれ継手体22、24が当たっている。継手体2 2、24は同期体4の外歯に対応し、かつシフトスリーブ8の内歯と一致する外 歯を有している。また継手体22、24は、ここには図示されない連結すべき歯 車の外歯と一致する内歯をも有している。その場合、継手体22、24の内歯が 歯車の外歯と僅かな軸方向隙間を隔てて設けられている。その歯は傾斜面あるい は平坦面を有していない。 継手体22、24には、同期体4の反対側に、それぞれ波ばね26、28およ び外側同期リング30、32が続いている。外側同期リング30、32は図示さ れない歯車の外歯と一致する内歯を有している。外側同期リング30、32はそ の外縁の内周に円錐状に延びる摩擦面34を有している。同期過程の際、内周摩 擦面34は内側同期リング16、18における外周摩擦面36と摩擦係合する。 上述した変速切換装置は、僅かな軸方向構造空間しか必要としない。 第2図には本発明に基づく変速切換装置が、中立位置において断面図で示され ている。第2A図は第2B図の図面に対して90°回転された透視図であり、従 って第2A図にはシフトスリーブ8および外側同期リング30、32の一部が断 面図で示されている。この図示方式は以下の他の図面でも行われている。 係止ボルト6は圧縮ばね38と共に、同期体4上を軸方向に移動できるシフト スリーブ8を中立位置に保持している。特に同期体4には、三本の係止ボルト6 が、円周方向に等角度を隔てて配置されている(第1図参照)。互いに結合され た(ここで結合部は溶接継ぎ目40として示されている)内側同期リング16、 18は、板ばね20によってシフトスリーブ8に対して中立位置に保持されてい る。継手体22、24はばね要素、例えば波ばね26、28によって僅かな力で 同期体4に押しつけられ、その同期体4は継手体22、24をストッパとして使 用している。同じように外側同期リング30、32は歯車42、44に押しつけ られている。変速切換装置2のロック歯46は、内側同期リング16、18にお ける種々の突起14に設けられている。ロック歯は、突起14が設けられている ように、内側同期リング16、18の円周方向に分布して配置されている。 第3図は変速切換装置2におけるロック位置の形成を示している。第3A図は シフトスリーブ8および外側同期リング30、32の一部を断面図で示している 。 シフトスリーブ8を切換力48によって移動させる際、互いに結合された内側 同期リング16、18は一緒に動かされる。板ばね20の所定の力によって、内 側同期リング16の摩擦面36は、外側同期リング30の摩擦面34に押しつけ られる。内側同期リング16、18とシフトスリーブ8との相対軸方向運動によ って、板ばね20が変形する。発生したばね力および相応する板ばね20の幾何 学形状によって軸方向力が生じ、この軸方向力によって内側同期リング16は外 側同期リング30に押しつけられる。外側同期リング30と内側同期リング16 の回転数差によって、内側同期リング16はシフトスリーブ8に対して相対回転 される。ロック歯46は、内側同期リング16、18の互いに接合している突起 14の範囲において、シフトスリーブ8のロックフランク54、56と一致する ロックフランク50、52を形成している。ロック位置を形成する際、内側同期 リング16におけるロックフランク50がシフトスリーブ8の対応したロックフ ランク54に衝突する。ロックフランク50、54の角度は、外側同期リング3 0と内側同期リング16との回転数差がほぼ零になる前に、シフトスリーブ8が 内側同期リング16に対してより大きく移動できないように設計されている。シ フトスリーブ8が移動する際、係止ボルト6は圧縮ばね38に抗して同期体4に 形成された凹所の中に押し戻される。 外側同期リング30と内側同期リング16、18との回転数が平衡した際、内 側同期リング16が同時に回転する際に、シフトスリーブ8の一層の移動が可能 となる。ロックフランク50、54は互いに解放する。第4図はこのようなロッ ク解除位置を示している。係止ボルト6は同期体4の凹所の中に押し戻された位 置にとどまっている。 第5図はシフトスリーブ8の継手体22への衝突を示している。与えられた切 換力48によってシフトスリーブ8を一層切り換える際に、外側同期リング30 と内側同期リング16との回転数差に従って、継手体22とシフトスリーブ8と の回転数差の発生を阻止するために、板ばね20によって力が外側同期リング3 0および内側同期リング16の摩擦面に与えられる。 約4mmの総切換ストローク後に、シフトスリーブ8の内歯が継手体22の外 歯に衝突する。即座の噛み合わせが生じないとき、継手体22はシフトスリーブ 8によって波ばね26のばね力に抗して軸方向に、最大で継手体22が外側同期 リング30に衝突するまで移動させられる。 シフトスリーブ8のこの位置が得られたとき、継手体22とシフトスリーブ8 との噛み合い接続がまだ形成されていないにも拘わらず、運転手側では変速操作 が完了する。この位置において必要な波ばね26に対抗する保持力は、係止ボル ト6によって与えられる(第6図参照)。係止ボルト6は圧縮ばね38によって 所定の力でシフトスリーブ8にある傾斜面50に押しつけられる。これによって 生ずる軸方向力は、少なくとも波ばね26の力58に相応しなければならない。 第6図の保持位置において、シフトスリーブ8はなお約1mmだけその終端位 置から離れている。従って、運転手はシフトスリーブ8を増大した切換力48で 継手体22に押しつけることができる。この「非常切換」は、同期機構が故障し 、波ばね26の力によるシフトスリーブ8の内歯への継手体22の外歯の噛み合 わせを不可能にするほど、継手体22とシフトスリーブ8との間に過大な回転数 差が生じている場合に必要である。 歯の噛み合わせを許す継手体22とシフトスリーブ8との間の回転数差が、損 失トルクあるいは継手トルクによって生ずる。その場合、継手体22は波ばね2 6のばね力によって同期体4の方向に動き、シフトスリーブ8は係止ボルトによ って伝達される力により反対方向に移動する。シフトスリーブ8は、外側同期リ ング30に衝突するまで移動する。従って歯車42から軸352へのトルク伝達 は継手体22、シフトスリーブ8および同期体4を介して行われる(第7図参照 )。 変速段を遮断する(切り離す)ためにシフトスリーブ8が中立位置の方向に移 動されるとき、係止ボルト6は圧縮ばね38に抗して動かされねばならない(第 8図)。そのため変速段を遮断するために切換力48が必要である。そしてシフ トスリーブ8によって内側同期リング16、18が板ばね20によってシフトス リーブ8の中立位置の方向に一緒に動かされる。 従来の変速切換装置と異なり、トルク伝達歯への噛み合わせは、もはや運転手 には任されない。運転手にとって切換操作は、継手体22、24が波ばね26、 28と共に外側同期リング30、32に衝突するか、あるいはシフトスリーブ8 が外側同期リング30、32に衝突するときに完了し、第2の場合、既にシフト スリーブ8への継手体22、24の早すぎる噛み合わせが生じる。噛み合わせの 際には、切換装置および運転手の手には、シフトスリーブの変位によるピーク状 の反動を生じない。 第9図は、公知の変速切換装置354および本発明に基づく変速切換装置35 6を対比して、切換ストローク中における切換力の変化を示している。この図面 から、まず本発明に基づく変速切換装置の切換ストロークが約7mmで終わり、 公知の変速切換装置が10mmのストロークを必要とすることが明らかである。 切換力も明らかに異なっている。本発明に基づく変速切換装置の必要な切換力 は、切換ストロークが約1.0mmと2.6mmとの範囲において、従来のもの より約40%減少している。公知の変速切換装置においては、切換ストロークが 4mmと6mmの範囲で、継手歯の相互の衝突および継手体の回転によって切換 力がピーク状となる。これらの構成要素は、本発明に基づく構想において運転手 よる切換操作を害さない。切換ストロークの約6mmの範囲において、係止装置 による係止に起因して切換力の僅かな上昇が生ずるが、これは従来のピーク切換 力に比べて無視できるほど低い。切換力の変化は、ただ本発明の応用に対する例 として考慮すればよい。 切り換えるべき歯車の大きさに応じて、本発明の他の有利な実施形態において は外側同期リングが省略され、相応して形成され歯車に一体化された内側摩擦面 によって置き換えられていることを開示する。その場合軸方向の構造空間を一層 減少することができる。 他の図面は本発明の基本的考えの実施形態を示している。すべての形態におい て別個の外側同期リングの配置並びにそれぞれの歯車への摩擦・接触面の一体化 が可能である。 即ち第10図から第21図は同期機構の個々の部品の異なった配置構造を示し ており、トルク伝達を他の経路にすることができる。 第10図はドイツ特許第2420206号明細書における歯車式変速装置に対 する同期機構から出発した変更構造を示している。このドイツ特許第24202 06号明細書において、同期機構60の両同期リング62、64をシフトスリー ブ66に固定された板金リング68によって連結することが提案されている。そ の板金リング68は、ほぼ軸平行に延び、かつ半径方向に弾力を有する複数の舌 片70を有する。そして、これらの舌片70の折り曲げられ若しくは丸められた 自由端が、同期リング62、64に設けられた環状溝72、74の中にバイアス 圧をもって接している。ドイツ特許第2420206号明細書の二分割構造のシ フトスリーブは、両側に外側に傾斜伝達面付きの継手歯を有している。 従って本発明に基づくこの実施形態は、歯車78、80および継手板(ディス ク)82、84の回転数平衡後に、ばねで付勢されて連結すべき構成要素78と 82あるいは80と84を結合する傾斜面を持たない継手歯76を有している。 第10図における同期機構60において、変速装置軸86上において歯車78 、80間に歯輪88が配置されている。歯車78、80は固定要素90、92お よび歯輪88によって軸方向に固定されているが、軸86上で自由に回転できる 。歯輪86は内歯94および外歯96を有している。歯輪88は内歯94で軸8 6の外歯98に噛み合っている。歯輪88の外歯96は、シフトスリーブ66の 内歯100および継手板82、84の内歯102、104に噛み合っている。継 手板82、84とシフトスリーブ66との間に、それぞれ波ばねとして形成され たばね要素106、108が設けられている。シフトスリーブ66が移動する際 、継手板82、84はリング要素110、112を介して軸方向に一緒に連動さ れる。即ちシフトスリーブ66の左側への移動は、右側のリング要素112が右 側の継手板84を左側に動かすように作用する。その場合、シフトスリーブ66 は、左側のばね要素106を介して左側の継手板82を、継手歯76が平らに重 なり合うか、または歯車78および継手板82の継手歯76が相互に噛み合うま で、左に移動させる。噛み合わないときは、左側のばね要素106がそのばね力 に抗 して付勢され、継手歯76の歯をバイアス圧のもとで保持する。 継手歯76が噛み合わされる前に、ないしは継手歯76の傾斜面を持たない歯 が互いに接する前に、まず歯車78と継手板82の等速回転が達成されねばなら ない。歯車78の方向に左向きに切換運動が導入された際、シフトスリーブ66 および板金リング68、並びにこの板金リング68で保持されている同期リング 62、64は、同期リング62および歯車78の円錐摩擦面が互いに接するまで 、歯車78に向かって僅かな隙間まで移動する。それが一層移動する際、弾性舌 片70が同期リング62の溝72から滑り出て、弾性舌片70はそのバイアス力 と逆向きに半径方向内側に押圧される。そのために弾性舌片70の数と形状並び に溝72の形によって条件づけられる所定の抵抗力を克服する必要である。この 抵抗力は軸方向押圧力として弾性舌片70から同期リング62に伝わり、そこか ら摩擦面に伝わる。これによって等速回転の発生前に所定の摩擦トルクが同期リ ング62に与えられ、これは同期リング62をロック位置に回転させる。同期リ ング62のロック位置から噛み合わせ位置への逆回転は、等速回転の発生後に初 めて、同期リング62におけるロック歯114およびシフトスリーブ66におけ るロック歯116に形成された、ロック歯の傾斜伝達面によって行われる。シフ トスリーブ66および同期リング62の相対回転は、弾性舌片70を通すための 同期リング62の切欠き開口によって生じているストッパ118、120によっ て制限されている(第19図参照)。 第11図は第10図における変速切換装置の変形例を示している。ここではシ フトスリーブ66の内歯100および継手板82、84の内歯102、104が 軸86の外歯98に直接噛み合っている。歯車78、80が軸86上に軸方向に 固定要素90、92、122、124によって保持されている。これらの固定要 素90、92、122、124は例えば軸86の凹所内に固定された止め輪とし て形成されている。 第12図は異なった実施形態を示している。その場合第11図における実施形 態が、軸86と同期機構60の他の構成要素との間に歯輪126が配置されてい る点で変更されている。歯輪126はその外周面に、歯車78、80がその上に 軸86を中心として自由に回転可能に支持される歯無し範囲を有している。歯輪 126はその外周面の範囲に外歯128を有している。この外歯128にシフト スリーブ66の内歯100および継手板82、84の内歯102、104が噛み 合っている。歯輪126の内歯130が軸86の外歯98に噛み合っている。 第13図は、第11図における配置構造から出発し、継手板82、84がその 内歯102、104によって、歯車78、80の歯132、134上で軸方向に 移動可能に互いに噛み合っている本発明の実施形態を示している。ここでは、ば ね要素106、108が、歯車78、80と継手板82、84との間に配置され ている。固定要素110、112は継手板82、84を、歯車78、80に関し て固定している。継手歯は継手板82、84およびシフトスリーブ66における 歯76によって形成されている。この実施形態において歯車78、80は継手歯 76を有していない。継手歯76はここではシフトスリーブ66に関してではな く、歯車78、80に対して弾力を与えられている。 第14図に示されているように、継手歯76を完全な歯車78、80を介在し た状態で弾力を与えることもできる。この実施形態において歯車78、80の外 側にばね要素106、108が配置され、歯車78、80を軸方向に互いに押し 合わせている。両歯車78、80間にこれらの歯車78、80の軸方向運動を制 限する歯輪136が設けられている。歯輪136は外歯138と内歯140とを 有している。外歯138は二分割構造に形成されたシフトスリーブ66の内歯1 00に噛み合っている。シフトスリーブ66の内歯100は、同時に継手歯76 の一部を形成している。継手歯76の他の部分は歯車78、80に配置されてい る。歯輪136の内歯140は、軸86の外歯98に噛み合っている。ばね 要素106、108は、一方では歯車78、80に、他方では固定要素90、9 2に接し、これらの固定要素90、92に接触支持されている。 第15図は他の実施形態を示している。ここでもシフトスリーブ66は二分割 構造に形成されている。半径方向外側に位置する部分142は、半径方向内側に 位置する部分144の上で、軸方向におよび軸86の周りを滑ることができる。 シフトスリーブ66の半径方向内側に位置する部分144は、内歯152によっ て歯輪148の外歯146に結合され、歯輪148はその内歯150で軸86の 外歯98に噛み合っている。この歯輪148および固定要素90、92によって 、歯車78、80が軸方向に固定されている。この実施形態において継手歯76 は、一方では歯車78、80によって、他方ではシフトスリーブ66の半径方向 内側に位置する部分144によって形成されている。この部分144は、シフト スリーブ66の半径方向外側に位置する部分142の軸方向運動の際に、ばね要 素106、108を介してその軸方向に一緒に動かされる。ばね要素106、1 08はこの実施形態において例えばばね座金でよい。 第16図の実施形態におけるばね要素106、108として、ばね座金が利用 できる。第15図と異なって、シフトスリーブ66の半径方向内側に位置する部 分144の内歯152は、ここでは軸86の外歯98に直接噛み合っている。 第17図は本発明の異なった実施形態を示しており、歯車78、80と軸86 との噛み合い結合は、ボルト154によって行われている。このボルト154は シフトスリーブ66に軸方向に移動可能に設けられ、そのシフトスリーブ66に 関する軸方向運動はばね要素106、108によって制限されている。かかるば ね要素106、108は、この実施形態においてはボルト154を包囲するコイ ルばねでよい。軸86の周りにかかる複数のボルト154が円周方向に間隔を開 けて配設されている。シフトスリーブ66と歯車78、80との間に、トルク伝 達を支援するためのディスク156、158が設けられている。ボルト154は これらのディスク156、158に形成された切欠き開口160、162を貫通 して突出している。ボルト154は、ばね要素106、108を介してシフトス リーブ66と共働し、そのボルト154上に例えば止め輪の形をした固定要素1 64、166が設けられている。ばね要素106、108は、シフトスリーブ6 6とそれぞれの固定要素164、166との間に位置している。ボルト154を 歯車78、80で受けるために、これらの歯車に凹所168、170が設けられ ている。シフトスリーブ66が例えば左側に移動する際、ボルト154はばね要 素106および固定要素164を介して左向きに移動される。その場合、ボルト 154がディスク154にある切欠き開口160を貫通し、シフトスリーブ66 と歯車78との等速回転が達成された後に歯車78に当たる。ボルト154およ び歯車78における凹所168が偶然に対向して位置したとき、ボルト154は 凹所168に噛み合う。ボルト154および凹所168が対向して位置しないと きには、ボルト154が歯車78に接触した際にばね要素106が締めつけられ るので、歯車78が例えば駆動トルクによって回転されるや否や、ボルト154 が凹所168に噛み合う。そのためにシフトスリーブ66が動かされる必要はな い。運転手は後での噛み合わせを全く感じない。 第18図における幅広く形成されたシフトスリーブ66の場合、ボルト154 はシフトスリーブ66の内部に配置されたばね要素106、108で弾力を与え られる。ばね要素106、108はコイルばねとして形成される。幅広いシフト スリーブ66の場合、トルク伝達を支援するためのディスクは省略できる。シフ トスリーブ66と歯車78ないし80の等速回転が達成された後、ボルト154 は歯車78、80における凹所168、170に直接噛み合える。 第20図は第1図から第8図における本発明の実施形態から出発している。こ こでは二つの中間リング172、174の組み込みによって、三倍同期が実現さ れる。半径方向内側の第1の中間リング172は、外側同期リング30に相対回 転不能であるが軸方向に移動可能に結合されている。半径方向外側の第2の中間 リング174は、シフトスリーブ8に相対回転不能であるが軸方向に移動可能に 結合されている。外側同期リング30、第1の中間リング172、第2の中間リ ング174およびシフトスリーブ8には、全部で三つの摩擦ライニングが存在し ている。外側円錐同期機構としての形成および三つの摩擦ライニングの採用によ って、摩擦ライニング面積が同じである場合、増大した同期トルクが得られる。 第21図は本発明の他の実施形態を示している。軸200上に二つの歯車20 2、204が設けられている。これらの歯車202、204は、固定要素206 、208、および歯車202、204間に位置する同期体210によって、軸2 00上に軸方向に固定されている。これらの歯車202、204は、軸200上 に軸受212、214によって支持され、円周方向に自由に回転できる。 軸200上に噛み合い結合で配置された同期体210には、ばね要素218に よってシフトスリーブ220に押しつけられる係止ボルト216が設けられてい る。同期リング226、228における円錐摩擦面と一致する円錐摩擦面222 、224が、歯車202、204に設けられている。同期リング226、228 はシフトスリーブ220におけるロック歯に対向して位置するロック歯230、 232を有している。シフトスリーブ220の内歯234は同期体210の外歯 236に噛み合っている。この内歯234は、同期リング226、228と歯車 202、204との間に配置された継手体242、244における外歯238、 240とも噛み合う。内歯234の端部は外歯238、240の端部と同様に鈍 く形成されている。継手体242、244の内歯246、248は歯車202、 204における外歯250、252に噛み合っている。継手体242、244は ばね要素254、256によってシフトスリーブ220の方向に弾力を与えられ ている。 上述した切換運動は走行車操縦者並びに自動変速装置における自動切換装置に よって行える。 上述の変速切換装置は、高いロック確実性において僅かな切換力しか必要とさ れないことによって特徴づけられる。運転手にとっての切換感覚は改善され、切 換ストローク中における切換力の大きさは平坦化される。 本発明に基づく変速切換装置によれば、既存の変速切換装置に比べて切換力が 減少する。切換レバーの同じ切換ストロークにおいて、必要な切換力は約40% 減少する。この切換力の減少は、切換ストロークの短縮および摩擦体の直径の増 大により生ずる。 本発明の変速切換装置の切換ストロークは、傾斜面を持たない噛み合い歯に基 づいて10mmから7mmに減少される。切換ロッドの伝達比が、切換レバーに おける切換行程を増大することなしに40%高められる。従って切換ロッドの伝 達比の変化に基づく切換力の減少は約30%となる。 同期機能が故障した場合も軸と歯車との噛み合い結合が行われねばならず、か つ大きな回転数差においても噛み合い機構に無関係に運転手が増大した操作力で 継手体の噛み合わせを達成することができねばならないという変速切換装置にお ける要件が満足される。 「保持位置」と投入された状態との間で約1mmの切換準備行程が用立てられ る。従って同期機構は故障した際に爪形切換装置のように傾斜面を持たない噛み 合い歯で切り換えできる。 ここで述べたばね要素26、28、106、108、254、256のほかに 、切換力によって導入されたエネルギを受ける働きをする他の弾性要素も、上述 のばね要素の目的を果たす。その場合、この要素は同期機構の直ぐ近くに在って はならない。弾性要素は切換ロッドの構成部品にするかこれに配置することもで きる。弾性要素として例えばばね座金、波形座金、空気ばね、ねじりばね、ゴム 要素などが考えられる。そのねじりばねは、これが継手歯に軸方向弾力を与える だ けでなく、同時に継手歯の回転も行うように設計できる。 変速機に生じるがらがら騒音を避けるために、弾性要素は、同期機構の構成要 素の意図しない自由なガタツキを阻止する所定のバイアス圧のもとで保持される 。 本発明はここで述べた配置構造では説明し尽くせない。本発明はこの分野にお いて当該技術者が容易に考え得る本発明の基本的な考えを含むすべての変更形態 も含む。各請求の範囲は本発明の特徴事項の意味ある組合せを含んでいる。当該 技術者は目的に適って他の組合せにすることもできる。 符号の説明 2 ロック形同期装置 4 同期体 6 係止ボルト 8 シフトスリーブ 10 軸 12 切欠き開口 14 突起 16 内側同期リング 18 内側同期リング 20 板ばね 22 継手体 24 継手体 26 波ばね 28 波ばね 30 外側同期リング 32 外側同期リング 34 摩擦面 36 摩擦面 38 圧縮ばね 40 溶接継ぎ目 42 歯車 44 歯車 46 ロック歯 48 切換力 50 ロック面 52 ロック面 54 ロック面 56 ロック面 58 ばね力 60 同期装置 62 同期リング 64 同期リング 66 シフトスリーブ 68 板金輪 70 舌片 72 溝 74 溝 76 継手歯 78 歯車 80 歯車 82 継手板 84 継手板 86 変速装置軸 88 歯輪 90 固定要素 92 固定要素 94 内歯 96 外歯 98 外歯 100 内歯 102 内歯 104 内歯 106 ばね要素 108 ばね要素 110 リング要素 112 リング要素 114 ロック歯 116 ロック歯 118 ストッパ 120 ストッパ 122 固定要素 124 固定要素 126 歯輪 128 外歯 130 内歯 132 歯 134 歯 136 歯輪 138 外歯 140 内歯 142 シフトスリーブの一部 144 シフトスリーブの一部 146 外歯 148 歯輪 150 内歯 152 内歯 154 ボルト 156 ディスク 158 ディスク 160 切欠き開口 162 切欠き開口 164 固定要素 166 固定要素 168 凹所 170 凹所 172 中間リング 174 中間リング 200 軸 202 歯車 204 歯車 206 固定要素 208 固定要素 210 同期体 212 軸受 214 軸受 216 係止ボルト 218 ばね要素 220 シフトスリーブ 222 円錐摩擦面 224 円錐摩擦面 226 同期リング 228 同期リング 230 ロック歯 232 ロック歯 234 内歯 236 外歯 238 外歯 240 外歯 242 継手体 244 継手体 246 内歯 248 内歯 250 外歯 252 外歯 254 ばね要素 256 ばね要素 352 軸 354 公知の変速切換装置の切換力経過 356 本発明に基づく変速切換装置の切換力経過
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年5月18日 【補正内容】 請求の範囲 1. 変速装置軸に結合された同期体と、異なった回転数で回転する少なくと も一つの歯車とが、切換力で軸方向に移動できる環状のシフトスリーブによって 等速回転の際に互いに噛み合い結合で連結され、シフトスリーブの継手歯が連結 可能な各歯車の継手歯あるいは連結可能な各歯車に結合された継手体の継手歯に 噛み合い、連結可能な各歯車に対するシフトスリーブに対して限られた範囲で相 対回転できる同期リングが設けられ、同期リングの一部が歯車に結合されている かこれに設けられている部分と共に摩擦継手を形成し、非同期状態においてロッ ク歯の拘束面を介してシフトスリーブの軸方向運動が阻止され、同期体にばねで 荷重された係止ボルトが設けられているロック型同期機構を備えた変速機用切換 装置において、 − 継手体(22、24、242、244)あるいは連結可能な歯車(42、4 4、202、204)がシフトスリーブ(8、220)における鈍い、即ち傾斜 面を持たない継手歯(234)と一致する鈍い継手歯(238、240)を有し 、 − 継手体(22、24、242、244)あるいは連結可能な歯車(42、4 4、202、204)の継手歯が、シフトスリーブ(8、220)の方向に弾性 要素(26、28、254、256)によって弾力を与えられている、 ことを特徴とするロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 11. 変速装置軸に相対回転不能に結合できるが軸方向に移動可能であり、 かつ継手要素を介して変速装置軸と連結可能とされた、少なくとも一つの歯車と の接続を行うシフトスリーブと、連結可能な各歯車に対するシフトスリーブに対 して限られた範囲で回転できる同期リングとを有し、連結すべき部分の回転数が 等しくない際にシフトスリーブのそれ以上の移動を阻止するロック歯が各同期リ ングに設けられ、同期リングのシフトスリーブとの連結が、半径方向に弾性を有 する複数の舌片を持った板金リングを介して行われるロック型同期機構を備えた 変速機用切換装置において、 継手要素が鈍い、即ち傾斜面を持たない歯を持った継手歯(76)を形成し、 この継手歯(76)をシフトスリーブ(66)に対して付勢する弾性要素(10 6、108)が設けられていることを特徴とするロック型同期機構を備えた変速 機用切換装置。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 変速装置軸に結合された同期体と、異なった回転数で回転する少なくと も一つの歯車とが、切換力で軸方向に移動できる環状のシフトスリーブによって 等速回転の際に互いに噛み合い結合で連結され、シフトスリーブの継手歯が連結 可能な各歯車の継手歯あるいは連結可能な各歯車に結合された継手体の継手歯に 噛み合い、連結可能な各歯車に対するシフトスリーブに対して限られた範囲で相 対回転できる同期リングが設けられ、同期リングの一部が歯車に結合されている かこれに設けられている部分と共に摩擦継手を形成し、非同期状態においてロッ ク歯の拘束面を介してシフトスリーブの軸方向運動が阻止され、同期体にばねで 荷重された係止ボルトが設けられているロック型同期機構を備えた変速機用切換 装置において、 − 継手体(22、24、242、244)あるいは連結可能な歯車(42、4 4、202、204)が、シフトスリーブ(8、220)における鈍い継手歯( 234)と一致する鈍い継手歯(238、240)を有し、 − 継手体(22、24、242、244)あるいは連結可能な歯車(42、4 4、202、204)の継手歯が、シフトスリーブ(8、220)の方向に弾性 要素(26、28、254、256)によって付勢されている、ことを特徴とす るロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 2. シフトスリーブ(8)と連結すべき歯車との間に配設された同期リング (16)と、シフトスリーブ(8)と交互に連結すべき第2の歯車との間に配設 された第2の同期リング(18)とが、ロック歯が設けられた突起(14)を介 して結合されていることを特徴とする請求の範囲第1項記載のロック型同期機構 を備えた変速機用切換装置。 3. 同期リング(16、18)と、連結可能な歯車(42、44)に結合さ れている他の同期リング(30、32)とが、摩擦継手を形成する摩擦面(34 、36)を有していることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載のロ ック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 4. 同期リング(16、18)と、連結可能な歯車(42、44)とが、摩 擦継手を形成する摩擦面(34)を有していることを特徴とする請求の範囲第1 項又は第2項に記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 5. 同期リング(226、228)と、連結可能な歯車(202、204) 若しくはこれに結合された継手体(242、244)とが、摩擦継手を形成する 摩擦面(222、224)を有していることを特徴とする請求の範囲第1項又は 第2項に記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 6. 同期リング(16、18)における摩擦面(34)が半径方向外側に位 置し、かつ第2の同期リング(30、32)あるいは連結可能な歯車(42、4 4)の半径方向内側に位置する摩擦面(36)と共に摩擦継手を形成しているこ とを特徴とする請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載のロック型 同期機構を備えた変速機用切換装置。 7. 同期リング(16、18、226、228)における摩擦面(34)と 第2の同期リング(30、32)あるいは連結可能な歯車(222、224)に おける摩擦面(36)との間に、半径方向内側に位置する摩擦面および半径方向 外側に位置する摩擦面を持った少なくとも一つの中間リング(172、174) が設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1 項に記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 8. 係止ボルト(6、216)に、シフトスリーブ(8、220)の中立位 置においてシフトスリーブ(8、220)にある凹所内に位置し、かつ変速段が 投入された終端位置においてシフトスリーブ(8、220)の縁面に接する傾斜 面が設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか 1項に記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 9. 同期リング(16、18)がばね要素(20)によってシフトスリーブ (8)に対して保持されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第8項 のいずれか1項に記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 10. ばね要素(20)が板ばねであることを特徴とする請求の範囲第9項 記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 11. 変速装置軸に相対回転不能に結合できるが軸方向に移動可能であり、 かつ継手要素を介して変速装置軸と連結可能とされた、少なくとも一つの歯車と の接続を行うシフトスリーブと、連結可能な各歯車に対するシフトスリーブに対 して限られた範囲で相対回転できる同期リングとを有し、連結すべき部分の回転 数が等しくない際にシフトスリーブのそれ以上の移動を阻止するロック歯が各同 期リングに設けられ、同期リングのシフトスリーブとの連結が、半径方向に弾性 を有する複数の舌片を持った板金リングを介して行われるロック型同期機構を備 えた変速機用切換装置において、 継手要素が鈍い歯を持った継手歯(76)を形成し、この継手歯(76)にシ フトスリーブ(66)に対して弾力を与える弾性要素(106、108)が設け られていることを特徴とするロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 12. シフトスリーブ(66)と各歯車(78、80)との間に、継手歯( 76)を有する継手板(82、84)が設けられていることを特徴とする請求の 範囲第11項記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 13. 変速装置軸(86)とシフトスリーブ(66)並びに継手板(82、 84)との間に歯輪(88)が設けられ、この歯輪(88)の内歯(94)が変 速装置軸(86)の外歯(98)に噛み合い、かつ外歯(96)が継手板(82 、84)の内歯(102、104)およびシフトスリーブ(66)の内歯(10 0) に噛み合っていることを特徴とする請求の範囲第12項記載のロック型同期機構 を備えた変速機用切換装置。 14. 歯輪(88)上に、連結すべき歯車(78、80)が軸方向に固定し 円周方向に自由に移動可能に支持されていることを特徴とする請求の範囲第13 項記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 15. 継手板(82、84)がその内歯(102、104)で、歯車(78 、80)に形成された歯(132、134)上で軸方向に移動可能に配置され、 かつ歯車(78、80)と継手板(82、84)との間に弾性要素(106、1 08)が設けられていることを特徴とする請求の範囲第11項記載のロック型同 期機構を備えた変速機用切換装置。 16. 弾性要素(106、108)が歯車(78、80)の軸方向外側に配 置され、かつ歯車(78、80)が軸方向に移動可能であることを特徴とする請 求の範囲第11項記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 17. シフトスリーブ(66)が二分割構造に形成されるとともに、シフト スリーブ(66)の継手歯(76)を有する半径方向内側に位置する部分(14 4)が変速装置軸(86)に噛み合い結合され、かつ半径方向外側に位置する部 分(142)が半径方向内側に位置する部分(144)上で軸方向におよび円周 方向に自由に移動できることを特徴とする請求の範囲第11項記載のロック型同 期機構を備えた変速機用切換装置。 18. 変速装置軸に相対回転不能に結合できるが軸方向に移動可能であり、 かつ継手要素を介して変速装置軸と連結可能とされた、少なくとも一つの歯車と の接続を行うシフトスリーブと、連結可能な各歯車に対するシフトスリーブに対 して限られた範囲で回転できる同期リングとを有し、連結すべき部分の回転数が 等しくない際にシフトスリーブのそれ以上の移動を阻止するロック歯が各同期リ ングに設けられ、同期リングのシフトスリーブとの連結が半径方向に弾性を有す る複数の舌片を持った板金リングを介して行われるロック型同期機構を備えた変 速機用切換装置において、 継手要素が歯車(78、80)における凹所168、170)に係合するボル ト(154)であり、このボルトをシフトスリーブ(66)に対して付勢する弾 性要素(106、108)が設けられていることを特徴とするロック型同期機構 を備えた変速機用切換装置。 19. シフトスリーブ(66)と歯車(78、80)との間にトルク伝達を 支援するためのディスク(156、158)が設けられ、ボルト(154)がデ ィスク(156、158)にある切欠き開口(160、162)を貫通して突出 していることを特徴とする請求の範囲第18項記載のロック型同期機構を備えた 変速機用切換装置。 20. 弾性要素(106、108)がコイルばねであることを特徴とする請 求の範囲第18項又は第19項に記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換 装置。 21. 弾性要素(26、28、106、108)が波ばねであることを特徴 とする請求の範囲第1項ないし第19項のいずれか1項に記載のロック型同期機 構を備えた変速機用切換装置。 22. 弾性要素(26、28、106、108)がばね座金であることを特 徴とする請求の範囲第1項ないし第19項のいずれか1項に記載のロック型同期 機構を備えた変速機用切換装置。 23. 弾性要素(26、28、106、108、254、256)にバイア ス圧がかかっていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第22項のいずれ か1項に記載のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 24. 弾性要素が切換ロッドに配置されているか切換ロッドの構成部品であ ることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第23項のいずれか1項に記載のロ ック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 25. 切換力(48)が切換手段によって与えられることを特徴とする請求 の範囲第1項ないし第24項のいずれか1項に記載のロック型同期機構を備えた 変速機用切換装置。 26. 切換手段が空気圧式であることを特徴とする請求の範囲第25項記載 のロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 27. 切換手段が電気式であることを特徴とする請求の範囲第25項記載の ロック型同期機構を備えた変速機用切換装置。 28. 切換手段の制御が自動式に行われることを特徴とする請求の範囲第2 5項ないし第27項のいずれか1項に記載のロック型同期機構を備えた変速機用 切換装置。
JP7504774A 1993-07-23 1994-07-19 ロック型同期機構を備えた変速機用切換装置 Pending JPH09500705A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4324814A DE4324814A1 (de) 1993-07-23 1993-07-23 Getriebeschaltung mit Sperrsynchronisierung
DE4324814.4 1993-07-23
PCT/EP1994/002373 WO1995003496A2 (de) 1993-07-23 1994-07-19 Getriebeschaltung mit sperrsynchronisierung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09500705A true JPH09500705A (ja) 1997-01-21

Family

ID=6493580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7504774A Pending JPH09500705A (ja) 1993-07-23 1994-07-19 ロック型同期機構を備えた変速機用切換装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5782331A (ja)
EP (1) EP0710331B1 (ja)
JP (1) JPH09500705A (ja)
DE (2) DE4324814A1 (ja)
WO (1) WO1995003496A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005095814A1 (ja) * 2004-04-02 2005-10-13 Kyowa Metal Works Co., Ltd. 変速機用同期装置
JP2016114246A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 ヘルビガー・アントリーブシュテクニク・ホールディング・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングHOERBIGER Antriebstechnik Holding GmbH 手動変速機の同期組立体用伝達装置及び伝達装置の製造方法

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19701538B4 (de) * 1997-01-17 2004-06-03 Zf Friedrichshafen Ag Getriebeschaltung mit Sperrsynchronisierung
US5934428A (en) * 1997-08-11 1999-08-10 Eaton Corporation Synchronizer including neutral return and self-energizing disengagement
DE19740305A1 (de) 1997-09-13 1999-03-18 Zahnradfabrik Friedrichshafen Schaltkupplung
US6467598B2 (en) * 1999-12-08 2002-10-22 Eaton Corporation Synchronizer
DE10101864B4 (de) * 2001-01-17 2016-03-31 Zf Friedrichshafen Ag Schaltvorrichtung eines Getriebes
DE10136429C1 (de) * 2001-07-26 2002-10-10 Daimler Chrysler Ag Schalteinrichtung
DE10229515A1 (de) 2002-07-02 2004-01-15 Zf Friedrichshafen Ag Getriebeschaltung
EP1491435A3 (en) * 2003-06-23 2006-05-10 Unique Forces Company Limited Cambering vehicle having inclined pivot axle
DE102005046648A1 (de) * 2005-09-29 2007-04-05 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Getriebe
DE102006049273B4 (de) * 2006-10-19 2018-05-24 Zf Friedrichshafen Ag Vorrichtung zum Führen eines Drehmomentes
DE102007036104B4 (de) 2007-08-01 2019-03-07 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Synchronisiereinrichtung für ein Zahnräderwechselgetriebe
DE102007037516A1 (de) 2007-08-08 2009-02-12 Schaeffler Kg Antriebsstrang, insbesondere eines Kraftfahrzeugs
DE102007037535A1 (de) 2007-08-09 2009-02-12 Schaeffler Kg Synchronisiereinrichtung eines Zahnräderwechselgetriebes
DE102008017876B4 (de) 2008-04-09 2020-10-01 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Synchronisiereinrichtung für ein Zahnräderwechselgetriebe
DE102008024658A1 (de) 2008-05-21 2009-11-26 Schaeffler Kg Verfahren zum Synchronisieren zweier relativ zueinander drehbarer Bauteile in einem Zahnräderwechselgetriebe und Synchronisiereinrichtung eines Zahnräderwechselgetriebes
DE102008047483A1 (de) 2008-09-17 2010-04-15 Schaeffler Kg Synchronisiereinrichtung eines Zahnräderwechselgetriebes
DE102008047485A1 (de) 2008-09-17 2010-04-15 Schaeffler Kg Synchronisiereinrichtung eines Zahnräderwechselgetriebes
DE102008047484A1 (de) 2008-09-17 2010-04-15 Schaeffler Kg Synchronisiereinrichtung eines Zahnräderwechselgetriebes
WO2011029559A1 (de) 2009-09-14 2011-03-17 Hoerbiger Antriebstechnik Holding Gmbh Baugruppe mit zwei synchronringen
DE102010036279B8 (de) * 2010-09-03 2013-10-24 Hoerbiger Antriebstechnik Holding Gmbh Transmitter für eine Synchronisierungsbaugruppe eines Schaltgetriebes
DE102010036275B4 (de) * 2010-09-03 2013-05-29 Hoerbiger Antriebstechnik Holding Gmbh Transmitter sowie Synchronisierungsbaugruppe mit einem Transmitter
DE102010036278B8 (de) * 2010-09-03 2013-10-24 Hoerbiger Antriebstechnik Holding Gmbh Transmitter mit vormontierten Synchronringen
AT511147A1 (de) * 2011-02-17 2012-09-15 Avl List Gmbh Getriebe mit zumindest einer welle
CN102518696A (zh) * 2012-01-01 2012-06-27 赵孝民 一种滑动齿套
WO2013188495A1 (en) * 2012-06-13 2013-12-19 Magna Powertrain Of America, Inc. Power transfer device with low effort mode shift system
US9186987B2 (en) 2013-12-10 2015-11-17 Borgwarner, Inc. Electro-mechanical transfer case with range shift on the move
DE102015015411B4 (de) * 2015-11-27 2018-05-24 Diehl Metall Stiftung & Co. Kg Verfahren zur Herstellung eines Doppelkonus-Synchronrings
CN107345543B (zh) * 2016-05-04 2021-01-22 舍弗勒技术股份两合公司 同步器滑块及同步器
CN107448499B (zh) * 2016-05-30 2019-03-26 长城汽车股份有限公司 同步器滑块及同步器和车辆
CN106015382B (zh) * 2016-06-23 2018-01-12 十堰同创传动技术有限公司 大扭矩同步器
CN109114128A (zh) * 2018-10-23 2019-01-01 芜湖万里扬变速器有限公司 手动变速器的同步器系统
DE102019216856A1 (de) * 2019-10-31 2021-05-06 Zf Friedrichshafen Ag Gangrad für einen Antriebsstrang eines Kraftfahrzeugs
US11713810B2 (en) 2021-02-03 2023-08-01 Allison Transmission, Inc. Systems and methods for configuring selective couplers in a multi-speed transmission

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE680423C (de) * 1932-09-08 1939-08-28 Zahnradfabrik Friedrichshafen Vereinigte Reib- und Klauenkupplung fuer umlaufende Getriebeglieder, insbesondere fuer Wechselgetriebe von Kraftfahrzeugen
US2394098A (en) * 1943-08-14 1946-02-05 Carl D Peterson Balking ring clutch
US2753728A (en) * 1951-10-01 1956-07-10 Borg Warner Transmission
DE2420206C3 (de) * 1974-04-26 1980-05-14 Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen Synchronisiereinrichtung für Zahnräderschalteinrichtung
DE2754382B1 (de) * 1977-12-07 1979-04-19 Bayerische Motoren Werke Ag Sperrsynchronisierung fuer Zahnraederwechselgetriebe
FR2459901A1 (fr) * 1979-06-27 1981-01-16 Thomson Brandt Dispositif d'embrayage et son application a un lecteur de videodisque
SE7910540L (sv) * 1979-12-20 1981-06-21 Volvo Ab Synkroniseringsanordning for fordonsvexellador
EP0144962B1 (en) * 1983-12-05 1988-06-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gear synchronizer assembly for power transmission
EP0160903A3 (de) * 1984-05-08 1985-12-27 Deere & Company Kupplungsvorrichtung
FI74120C (fi) * 1985-10-29 1987-12-10 Valmet Oy Synkroniseringsanordning.
GB2184177A (en) * 1985-12-14 1987-06-17 Ford Motor Co Gear-shift clutch mechanism for change-speed gearboxes
JPS63125827A (ja) * 1986-11-14 1988-05-30 Isuzu Motors Ltd 同期装置
US4770280A (en) * 1987-06-05 1988-09-13 Chrysler Motors Corporation Snap-action arrangement for transfer case synchronizer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005095814A1 (ja) * 2004-04-02 2005-10-13 Kyowa Metal Works Co., Ltd. 変速機用同期装置
JP2016114246A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 ヘルビガー・アントリーブシュテクニク・ホールディング・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングHOERBIGER Antriebstechnik Holding GmbH 手動変速機の同期組立体用伝達装置及び伝達装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO1995003496A2 (de) 1995-02-02
EP0710331A1 (de) 1996-05-08
WO1995003496A3 (de) 1995-03-23
US5782331A (en) 1998-07-21
DE59408968D1 (de) 2000-01-05
EP0710331B1 (de) 1999-12-01
DE4324814A1 (de) 1995-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09500705A (ja) ロック型同期機構を備えた変速機用切換装置
US4836348A (en) Synchronizing mechanism for shifting clutches
CN109477529B (zh) 用于变速器的同步设备
US5678670A (en) Synchronizing device in a vehicle gearbox
US3631952A (en) Integral shifting key for a synchronizing transmission
JPH0942314A (ja) 同期装置クラッチ組立体
US5547057A (en) Change-speed gearbox shift device
JP3795078B2 (ja) ディスク形シンクロ装置
US4721194A (en) Clutch rocker mechanism for transfer case
GB2309754A (en) A synchromesh gear shift assembly having gear wheel and shift wheel coupled with lost motion
WO1997049934A1 (en) Synchronizing device in a vehicle gearbox
EP0168184B1 (en) Inertia lock type synchronous clutch mechanism
JPH10508360A (ja) ロック型同期機構を備えた変速機用切換装置
JPS6258406B2 (ja)
US4566569A (en) Synchronizing mechanism in a vehicle gearbox
US5758753A (en) Modular synchronizer assembly
EP1992831B1 (en) Synchronizing unit for a gearbox of a motor vehicle
US5003834A (en) Servo synchronization with mechanical inter lock
US2201149A (en) Clutch mechanism
JP4183905B2 (ja) 切換クラッチ
JP2890559B2 (ja) 手動変速機の同期装置
JPH05106643A (ja) 同期噛合装置
JPH05118346A (ja) 同期噛合装置
JP2531635B2 (ja) 後進ギヤ用の切換え装置
JPH0125784Y2 (ja)