JPH0948238A - ガラスストッパー用のクリップ - Google Patents

ガラスストッパー用のクリップ

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Publication number
JPH0948238A
JPH0948238A JP20564895A JP20564895A JPH0948238A JP H0948238 A JPH0948238 A JP H0948238A JP 20564895 A JP20564895 A JP 20564895A JP 20564895 A JP20564895 A JP 20564895A JP H0948238 A JPH0948238 A JP H0948238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
clip
locked
glass stopper
claw
Prior art date
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Pending
Application number
JP20564895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideya Miura
秀哉 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP20564895A priority Critical patent/JPH0948238A/ja
Publication of JPH0948238A publication Critical patent/JPH0948238A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱硬化テープを用いることなく、ワンタッチ
で正確且つ強固にフランジへ取付けることができるガラ
スストッパー用のクリップを得る。 【解決手段】 係合溝28がフランジ14へ差し込まれ
ると、弾性爪46が立上り片16に当たって弾性変形
し、立上り片16の先端に係止され、クリップ10は、
ワンタッチでフランジ14に取付けられる。ウインドガ
ラスWをボデイ開口12へ嵌め込むと、ガラスストッパ
ー36の爪片40がクリップの係止爪34Aに係止され
る。クリップ10をフランジ14から矢印B方向へ引き
離そうする力は、立上り片16に係止された弾性爪46
によって、また、矢印C方向へ引き上げようとする力
は、フランジ14の下面へ入り込んだベース板20によ
って阻止される。従って、クリップを熱硬化テープでフ
ランジに固着する必要がなくなり、コストを削減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のボデイ開口
部のフランジに取付けられ、ボデイ開口部にウインドガ
ラスを接着剤で固着する際、接着剤が硬化するまでウイ
ンドガラスをボデイ開口部に保持するガラスストッパー
を係止するガラスストッパー用のクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示されるように、車両のボデイ開
口部12には、ウインドガラスWが接着剤50で固着さ
れるようになっている。このウインドガラスWの上縁に
はL字型のガラスストッパー60の基板62が貼着され
ており、この基板62から延出した係止片64をクリッ
プ66に設けられた爪部68に引っ掛け、接着剤50が
硬化するまでウインドガラスWを仮止めするようになっ
ている(特開平5−96950号公報参照)。
【0003】ところで、クリップ66は、コ字状に屈曲
して形成された係合溝70を備えており、この係合溝7
0が上方向(矢印A方向)からフランジ14の立上り片
16へ差し込まれるようになっている。このため、フラ
ンジ14からクリップ66が抜け出さないようにするた
めは(矢印Aと反対方向へ)、フランジ14とベース板
72との間に熱硬化テープ74を配置し、塗装工程での
乾燥熱で固着させる必要がある。
【0004】しかし、この熱硬化テープ74は正確な位
置に取付け難く、また、コストも高い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、熱硬化テープを用いることなく、ワンタッチで正
確且つ強固にフランジへ取付けることができるガラスス
トッパー用のクリップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のガラス
ストッパー用のクリップは、立上り片が形成されたボデ
イ開口のフランジに取付けられるようになっている。
【0007】係合溝がフランジへ差し込まれると、被係
止手段が立上り片に当たって弾性変形し、立上り片の先
端を通過すると、弾性復帰して立上り片の先端に係止さ
れる。このように、ガラスストッパー用のクリップは、
ワンタッチでフランジに取付けられるので、作業効率が
向上する。
【0008】次に、ガラスストッパーが貼着されたウイ
ンドガラスをボデイ開口へ嵌め込むと、ガラスストッパ
ーの被係止爪がガラスストッパー用のクリップの係止爪
に係止される。
【0009】ここで、ドアの開け閉めによって車室内の
内圧が上昇すると、ウインドガラスが浮き上がろうとす
る。この浮上力は、被係止爪を介して係止爪を持上げよ
うとするが、フランジの延出方向からフランジへ差し込
まれた係合溝で受けられる。このため、従来のように、
熱硬化テープでガラスストッパー用のクリップをフラン
ジへ固着させる必要がなくなる。
【0010】また、ウインドガラスの自重は、被係止爪
を介して係止爪に作用するが、立上り片の先端に係止さ
れた被係止手段によって支持される。このため、ウイン
ドガラスのズレ下がりも防止される。
【0011】請求項2に記載のガラスストッパー用のク
リップでは、ウインドガラスをボデイ開口へ装着すると
き、ガラスストッパーの被係止爪がクリップのガイド面
に案内され係止爪に係止される。このため、ウインドガ
ラスの組付け作業が容易になり、また、ウインドガラス
の上下方向の位置ズレの確認も容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本形態に係る
ガラスストッパー用のクリップ10が取付けられるボデ
イ開口部12には、ウインドガラスWと平行に延出され
たフランジ14(図3参照)が設けられている。このフ
ランジ14には、ウインドガラスWに向かって立ち上が
る立上り片16が屈曲されている。また、立上り片16
の両側には、矩形状の切欠部18が形成されている。
【0013】一方、クリップ10は、長板状のベース板
20を備えている。このベース板20の幅方向の一端側
は、長手方向に沿って上面が斜めに剃り落とされテーパ
ー面20Aとなっている。このテーパー面20Aは、ベ
ース板20をフランジ14の下面へ挿入するときのガイ
ドとして機能する。
【0014】また、ベース板20の中央部には、矩形状
の開口部22が形成されている。開口部22の縁部から
間を置いて、肉厚の壁部24がベース板20の長手方向
の端部まで延設されている。この壁部24の内々の長さ
は、立上り片16の幅と同一になるように設定されてい
る。すなわち、ベース板20をフランジ14の下面に差
し込んだとき、壁部24が立上り片16を両側から挟む
恰好となる。
【0015】一方、壁部24からは、断面が略台形状の
ガイドブロック26が片持ち状に張り出し、ベース板2
0の上面との間に係合溝28を構成している。この係合
溝28が、切欠部18の縁部18Aを両面から挟むよう
に係合され、クリップ10がフランジ14に装着され
る。また、係合溝28の底部には、ベース板20の長手
方向に沿って縦溝30が形成されており、係合溝28を
切欠部18の縁部18Aに押し込んだとき、係合溝28
の間口を拡げるようにベース板20が撓むことができる
ようになっている。
【0016】また、平坦面32を間においてガイドブロ
ック26と対向する爪体34が壁部24から立ち上げら
れている。この爪体34の先端にはフック状の係止爪3
4Aが形成されている。この係止爪34Aは、ガラスス
トッパー36の基板38から立設した爪片40を係止す
るようになっている。また、ガイドブロック26には、
爪体34の下部に向かって傾斜するガイド面26Aが形
成されており、爪片40を平坦面32へ案内し、平坦面
32を滑らして係止爪34Aへと案内するようになって
いる。
【0017】一方、開口部22に臨む壁部24からは、
立壁42が立設されている。この立壁42の上端から
は、開口部22と対面するように屈曲した押え片44が
張り出している。この押え片44の下面は、係合溝28
を切欠部18の縁部18Aに押し込んだとき、立上り片
16の上端と当接するようになっている。
【0018】また、押え片44の中央部は矩形状に切り
込まれ、立壁42に向かって下斜め方向へ張り出す弾性
爪46が形成されている。この弾性爪46は、クリップ
10をフランジ14に装着するとき、立上り片16の上
端に押し上げられ、立上り片16を通過すると弾性復帰
して、立上り片16に係止されるようになっている。
【0019】次に、本形態に係るクリップ10を使っ
て、ウインドガラスWを取付ける手順を説明する。
【0020】図1に示すように、弾性爪46が立上り片
16と対応するようにクリップ10を位置決めし、テー
パー面20Aを立上り片16の下部に押し当てながら、
フランジ14へ押し込んでいく。このとき、弾性爪46
が立上り片16の上端に押し上げられ、立上り片16を
通過すると弾性復帰して、立上り片16に係止される。
また、ベース板20は外側に拡がり、係合溝28が、切
欠部18の縁部18Aを両面から挟むように係合する。
これによって、図2に示すように、クリップ10がフラ
ンジ14にワンタッチで装着される。
【0021】ここで、クリップ10をフランジ14から
矢印B方向へ引き離そうする力は、立上り片16に係止
された弾性爪46によって、また、矢印C方向へ引き上
げようとする力は、フランジ14の下面へ入り込んだベ
ース板20によって阻止される。従って、従来のよう
に、クリップを熱硬化テープでフランジに固着する必要
がなくなり、コストを削減できる。
【0022】次に、ウインドガラスWの上縁部に両面テ
ープでガラスストッパー36を貼着する。ウインドガラ
スWの周縁に接着剤50を塗布し、ウインドガラスWを
ハンドで掴んでボデイ開口12へ嵌め込む。このとき、
爪片40が、ガイドブロック26のガイド面26Aに案
内され平坦面32を滑って係止爪34Aに係止される。
このため、ウインドガラスWの組付け作業が容易にな
り、また、ウインドガラスWの上下方向の位置ズレの確
認も容易となる。
【0023】最後に、ウインドガラスWとボデイ開口部
22との隙間をモールデング52で閉塞する。
【0024】なお、本形態では、立上り片16に係止さ
れる弾性爪46を片持ち状の爪タイプとしたが、押え片
44自体が撓み可能とされているので、その下面に突起
を設けるだけでもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、熱硬化テ
ープを用いることなく、ワンタッチで強固にフランジへ
取付けることができ、また、ウインドガラスの位置決め
作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態のガラスストッパー用のクリップ、ガラ
スストッパー、及び窓枠を示した斜視図である。
【図2】フランジに装着された本形態のガラスストッパ
ー用のクリップへガラスストッパーを取付けている状態
を示す断面図である。
【図3】フランジに装着された本形態のガラスストッパ
ー用のクリップへガラスストッパーを取付けた状態を示
す断面図である。
【図4】本形態のガラスストッパー用のクリップ、ガラ
スストッパー、ウインドガラス、及び窓枠の取り合い関
係を示した概略図である。
【図5】フランジに装着された従来のガラスストッパー
用のクリップへガラスストッパーを取付けた状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
26A ガイド面 28 係合溝 34A 係止爪 46 弾性爪(被係止手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方へ屈曲する立上り片が形成されたボ
    デイ開口のフランジに取付けられ、ウインドガラスを仮
    止めするガラスストッパーを係止するガラスストッパー
    用のクリップにおいて、 前記フランジへ差し込まれる係合溝と、前記係合溝の差
    し込み操作によって前記立上り片の先端に係止される弾
    性変形可能な被係止手段と、前記ウインドガラスに貼着
    された前記ガラスストッパーに設けられた被係止爪を係
    止する係止爪と、を有することを特徴とするガラススト
    ッパー。
  2. 【請求項2】 前記ウインドガラスの装着時に前記被係
    止爪を前記係止爪に案内するガイド面が形成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のガラスストッパー用のク
    リップ。
JP20564895A 1995-08-11 1995-08-11 ガラスストッパー用のクリップ Pending JPH0948238A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20564895A JPH0948238A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 ガラスストッパー用のクリップ

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JP20564895A JPH0948238A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 ガラスストッパー用のクリップ

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JPH0948238A true JPH0948238A (ja) 1997-02-18

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ID=16510380

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JP20564895A Pending JPH0948238A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 ガラスストッパー用のクリップ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011516341A (ja) * 2008-04-11 2011-05-26 ウォブテック・ホールディング・コーポレイション ガラス付き輸送車両ドア又は窓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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