JPH0947925A - 電子部品装着機の吸着ノズル - Google Patents

電子部品装着機の吸着ノズル

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JPH0947925A
JPH0947925A JP7219441A JP21944195A JPH0947925A JP H0947925 A JPH0947925 A JP H0947925A JP 7219441 A JP7219441 A JP 7219441A JP 21944195 A JP21944195 A JP 21944195A JP H0947925 A JPH0947925 A JP H0947925A
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electronic component
suction
suction nozzle
mounting machine
sucked
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JP7219441A
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Koji Morita
浩司 森田
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Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の認識エラーの発生を防止し、ま
た、吸着ノズルの折損や欠損の発生率を低下させ、電子
部品の大きさの相異に拘らず使用することが出来る新規
な電子部品装着機の吸着ノズルを提供する。 【解決手段】 供給される電子部品4、4、・・・を保
持してプリント基板11等に装着する電子部品装着機1
において、上記電子部品を保持する吸着ノズル6、6、
・・・の吸着部14、14、・・・を透明材料により形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な電子部品装着
機の吸着ノズルに関する。詳しくは、供給される電子部
品を吸着ノズルで保持してプリント基板等に装着する電
子部品装着機において、上記吸着ノズルに保持された電
子部品を照射した影像をカメラに導いて該カメラにより
撮像して電子部品の状態を認識するときにおける認識エ
ラーの発生を防止し、また、吸着ノズルの折損や欠損の
発生率を低下させ、電子部品の大きさの相異に拘らず使
用することが出来る新規な電子部品装着機の吸着ノズル
を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】供給される電子部品を保持してプリント
基板等に装着する電子部品装着機があり、上記電子部品
は吸着ノズルによって保持される。
【0003】そして、吸着されている電子部品が該電子
部品に欠損等が生じておらず規定の形状を有しプリント
基板等に装着される電子部品として適当なものであるか
どうかを確認するために部品認識装置による電子部品の
認識が為される。
【0004】即ち、吸着ノズルに保持されている電子部
品は、該電子部品を撮像側とは反対側から照射してでき
る影像をカメラに導いて該カメラにより撮像して電子部
品の状態を認識する部品認識装置により電子部品の形状
等が認識され、該部品認識装置においては、電子部品と
その背景との明暗差により部品形状等の認識が為されて
いる。
【0005】そして、部品認識装置による認識により電
子部品が不適当なものであるとされた場合には、その電
子部品がプリント基板に装着されないようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の通
り、電子部品の撮像は電子部品の下方側、即ち、電子部
品が吸着ノズルに保持された側とは反対側から行われる
ため、電子部品を下方側から見て、電子部品から吸着ノ
ズルがはみ出した状態で電子部品が保持されてしまった
場合には、図9に示すように吸着ノズルaの電子部品b
からはみ出してしまった部分(図9に網掛で示す部分)
が電子部品bの影像と区別されず、はみ出してしまった
部分の影像も電子部品bの一部として誤って認識され認
識エラーを引き起こしてしまう。
【0007】そこで、認識エラーを防止するために吸着
ノズルの先端面で電子部品を吸着する場合に電子部品と
接する面(以下「吸着面」という。)の大きさを電子部
品に対応させた大きさ、即ち、吸着面が電子部品の被吸
着面からはみ出さないような大きさに形成しなければな
らず、吸着する電子部品が小さければその分吸着ノズル
のうち筒状に形成されその先端面が吸着面である部分
(以下「吸着部」という。)も細くなる。そして、近年
の電子部品の小型化に伴う吸着ノズルの小型化も要求さ
れている。
【0008】ところで、吸着ノズルによって電子部品を
吸着する場合等には吸着ノズルが下方に移動して電子部
品の吸着を行う。そして、吸着ノズルが下方に位置する
電子部品に接する際に吸着ノズルの吸着部が細いと、該
吸着部が折れたり、或はその一部が欠けたりする吸着部
の折損や欠損が発生することがある。
【0009】従って、上記のように吸着ノズルの吸着部
を細くしてしまうと上記折損や欠損が発生し易く電子部
品の正確な吸着が為されず、製造するプリント基板の品
質の悪化や製品仕損率の上昇を招いてしまう。
【0010】また、比較的大きな被吸着面を有する電子
部品の場合には、その被吸着面に合わせて比較的太い吸
着部を有する吸着ノズルを使用して、折損や欠損が発生
しにくいようにすることも可能であるが、大きさの異な
る電子部品毎に太さの異なる吸着部を有する吸着ノズル
を使用することとすると、吸着ノズルを電子部品装着機
にその都度付け替える必要があり、電子部品装着機の稼
働率に影響を及ぼしてしまう。
【0011】そこで、本発明は、上記した従来の問題点
を克服し、部品認識装置による電子部品の認識エラーの
発生を防止し、また、吸着ノズルの折損や欠損の発生率
を低下させ、電子部品の大きさの相異に拘らず使用する
ことが出来る新規な電子部品装着機の吸着ノズルを提供
することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明電子部品装着機の
吸着ノズルは、上記した課題を解決するために、電子部
品を保持する吸着ノズルの吸着部を透明材料により形成
したものである。
【0013】従って、本発明電子部品装着機の吸着ノズ
ルによれば、照射された光が吸着部を透過する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明電子部品装着機の
吸着ノズルの詳細を図示した実施例に従って説明する。
【0015】電子部品装着機1の後部に移動ベース2が
位置し、該移動ベース2にはパーツカセットたる部品供
給装置3、3、・・・(図には一つのもののみ示す。)
がその移動方向に多数取り付けられている(図1及び図
2参照)。部品供給装置3には電子部品4、4、・・・
が多数封入されたキャリアテープ5が装着され、該キャ
リアテープ5から毎サイクル電子部品4を1個だけ取り
出し、吸着ノズル6に吸着させるための図示しない部品
供給部に供給するようになっている。
【0016】電子部品装着機1はロータリーヘッド7と
部品認識装置8とを有している。
【0017】ロータリーヘッド7は電子部品装着機1の
中央部に位置し、図3に示すように、時計回り方向にの
み回転自在に設けられ、その周縁部に各5つずつの吸着
ノズル6、6、・・・を有する吸着ノズルユニット9、
9、・・・を等間隔に10個有している。そして、ロー
タリーヘッド7は円周を10分割した10個のステーシ
ョン位置10、10、・・・を有する。
【0018】吸着ステーション10aに位置している吸
着ノズルユニット9の一の吸着ノズル6が部品供給装置
3により供給された電子部品4を吸着すると、ロータリ
ーヘッド7は時計回り方向に回転して、電子部品4を保
持した吸着ノズルユニット9は認識ステーション10b
へ移動する。
【0019】尚、図示しない負圧エアー発生装置によっ
て発生される負圧エアーが吸着ノズル6、6、・・・の
内部を通り、かかる負圧エアーによって電子部品4、
4、・・・の吸着ノズル6、6、・・・による吸着が為
される。
【0020】認識ステーション10bにおいては、吸着
された電子部品4が該電子部品4に欠損等が生じておら
ず規定の形状を有し後述するプリント基板に装着される
電子部品4として適当なものであるかどうかを確認する
ために上記部品認識装置8による電子部品4の形状等の
認識が為される。そして、部品認識装置8による認識に
より電子部品4が不適当なものであるとされた場合に
は、その電子部品4がプリント基板に装着されないよう
にする。
【0021】吸着ノズル6が吸着している電子部品4の
上記部品認識装置8による認識が終了すると、ロータリ
ーヘッド7は更に時計回り方向へ回転して、電子部品4
を保持した吸着ノズルユニット9は装着ステーション1
0cへ向かう。
【0022】そして、この装着ステーション10cにお
いて、吸着ノズル6に吸着されている電子部品4がプリ
ント基板11に装着される。
【0023】上記吸着ノズル6はスライド部12と、受
光部13と、吸着部14とを有し、これらが一体的に形
成されている(図4及び図5参照)。
【0024】スライド部12は上下方向に長い略円柱状
を為し金属により形成され、それを上下方向に貫通する
貫通孔12aが形成され、スライド部12の下端から稍
上方に寄った位置には外方へ張り出したフランジ12b
が形成されている。
【0025】貫通孔12aはその上端からフランジ12
bの下面より僅かに上側の位置に形成された部分までが
最も太く形成された大径部12aaとされ、その下端部
は下方に行くに従って細くなるように形成されている。
また、貫通孔12aの下端からフランジ12bの下面よ
り僅かに下側の位置までの部分は大径部12aaより細
く形成された小径部12abとされ、その上端部は上方
に行くに従ってさらに細くなるように形成されている。
そして、大径部12aaの下端の横断面と小径部12a
bの上端の横断面とは同じ大きさに形成され、その間は
小径部よりさらに細く形成されている。
【0026】フランジ12bにはその側面に開口し、ス
ライド部12の軸中心に向かって延びる挿通孔12c、
12cが形成され、該挿通孔12cと12cの中心軸は
一致している。
【0027】挿通孔12c、12cには略円柱状を為し
その横断面形状が挿通孔12c、12cの横断面形状と
略同じ大きさに形成されたスライドピン12d、12d
が圧入されている。そして、スライドピン12d、12
dの内端面は挿通孔12c、12cの内側の端面と略同
じ位置に位置し、また、スライドピン12d、12dの
外端部はフランジ12bから稍突出している。
【0028】受光部13はポリアセタール(商品名「ジ
ュラコン」または「デルリン」)により形成され白色で
あり、不透明である。
【0029】受光部13はその上側部分が上下方向に短
く外径が上記フランジ12bの外径と同じにされた略円
柱状、下側部分が略円錐台状を為しこれらが一体に形成
されて成る。
【0030】受光部13には上下に貫通する貫通孔13
aが形成され、該貫通孔13aの上側略4分の3は上記
スライド部13の下端部の外径と略同じ内径を有する大
径部13aaとされ、その余の部分は貫通孔12aの小
径部12abと同じ内径を有する小径部13abとされ
ている。
【0031】受光部13の側面でその180度隔てた位
置の下端部には切欠13b、13bが形成されている。
【0032】吸着部14の上側略半分は、その外径がス
ライド部12の貫通孔12aの小径部12abの内径と
略同じに形成された筒状の小径部14aとされ、その余
の部分は小径部14aより外径の大きい筒状の大径部1
4bとされている。
【0033】そして、大径部14bの下面が電子部品
4、4、・・・を吸着する吸着面14cとされており、
その中心部に円形の吸着口14dを有している。
【0034】吸着部14は透明材料により成形されてお
り、セラミックスが用いられているが、その材料はセラ
ミックスに限られるものではなく強化ガラスやアクリル
樹脂を用いてもよい。
【0035】尚、一般に、強化ガラスは耐衝撃性におい
てセラミックスに劣り、アクリル樹脂は耐磨耗性におい
てセラミックスに劣る。そして、これらの材料はセラミ
ックス、強化ガラス、アクリル樹脂の順でコスト高であ
る。
【0036】従って、吸着ノズル6、6、・・・を使用
する頻度により、形成する場合のコスト、耐磨耗性及び
耐衝撃性を考慮して吸着部14、14、・・・の材料を
決定すればよい。
【0037】しかして、スライド部12の下端部が受光
部13の貫通孔13aの大径部13aaにフランジ12
bの下面が受光部13の上面に当接するまで挿入されて
接着され、スライド部12と受光部13とが一体化され
る。
【0038】そして、吸着部14の小径部14aが受光
部13の下方側から貫通孔13aの小径部13abを通
って、上記受光部13の貫通孔13aの大径部13aa
内に位置するスライド部12の貫通孔12aの小径部1
2abに大径部14bの上面が受光部13の下面に当接
するまで挿入されて接着され、スライド部12と吸着部
14とが一体化され、これによりスライド部12、受光
部13及び吸着部14が一体化されて吸着ノズル6が形
成される。
【0039】吸着ノズル6は該吸着ノズル6より一回り
大きい略筒状を為す外嵌部材15に上側から内嵌され、
この内嵌された状態においては吸着ノズル6のスライド
部12の略上側3分の2が外嵌部材15からその上方へ
突出するように、また、受光部13の略下側半分と吸着
部14の大径部14bとが外嵌部材15からその下方へ
突出するようにされている。
【0040】尚、外嵌部材15の内面には図示しない係
合溝が形成され、該係合溝に上記スライドピン12d、
12dのフランジ12bから突出した部分が係合され、
これにより外嵌部材15に対し吸着ノズル6はその軸回
りには回転しないようにされている。
【0041】吸着ノズル6、6、・・・はスライド部1
2、12、・・・が吸着ノズルユニット9、9、・・・
に形成された図示しない挿入孔に挿入され、吸着ノズル
ユニット9、9、・・・に対し吸着ノズル6、6、・・
・のスライド部12、12、・・・が上下方向にスライ
ドするようにされ、これにより吸着ノズル6、6、・・
・が外嵌部材15、15、・・・と共に一体的に上下方
向に移動する。
【0042】尚、吸着ノズル6の吸着ノズルユニット9
への取付は、吸着ノズル6を図示しない取付具で保持し
スライド部12を吸着ノズルユニット9の挿入孔へ挿入
して為されるが、取付具による吸着ノズル6の保持は取
付具の2本の保持ピンを受光部13に形成された上記切
欠13b、13b内に位置させ、保持ピンが受光部13
を両側から挟持することにより行われている。
【0043】以下に、上記認識ステーション10bに配
置された上記部品認識装置8の構成と該部品認識装置8
による電子部品4、4、・・・の認識方法について説明
をする。
【0044】部品認識装置8は鏡筒17を有し、該鏡筒
17の上面部で吸着ノズル6の吸着部14の真下の部分
には透明な保護カバー18が取着され、該保護カバー1
8の下方で鏡筒17内には反射ミラー19が配置されて
いる。
【0045】そして、上記反射ミラー19と対向するよ
うに鏡筒17内に小視野ハーフミラー20と大視野ハー
フミラー21とが反射ミラー19側からこの順で配列さ
れ、また、小視野ハーフミラー20の上方には小視野カ
メラ22が、また、大視野ハーフミラー21の上方には
大視野カメラ23がそれぞれ配置されている。
【0046】鏡筒17上には照射部24が配置され、該
照射部24は光ファイバーケーブル25を介して図示し
ない光源ユニットに接続されており、光源ユニットで発
生する光が光ファイバーケーブル25を通って照射部2
4から照射される。
【0047】しかして、電子部品4を吸着した吸着ノズ
ル6を有する吸着ノズルユニット9が認識ステーション
10bに達すると、該認識ステーション10bに設けら
れた認識上下ロッド16が下降し、その下端に取着され
ているプッシャー16aが電子部品4を吸着している吸
着ノズル6を下方へ押圧しそれを下方へ押し下げる。こ
れによって、吸着ノズル6に吸着されている電子部品4
も下方へ押し下げられる。
【0048】そして、電子部品4が下降されると上記鏡
筒17、小視野ハーフミラー20、大視野ハーフミラー
21、照射部24等から成る部品認識装置8により電子
部品4の認識が以下のようにして為される。
【0049】電子部品4が吸着ノズル6と共に下降され
ると吸着ノズル6の受光部13に向かって照射部24か
ら光が照射される。そして、受光部13は白色の樹脂に
よって成形されており、光は受光部13の斜め下方から
照射されるため、照射された光が受光部13の下面で反
射してその下方を照らす。
【0050】吸着ノズル6に吸着されている電子部品4
は光によって上方から照らされ、電子部品4を底面から
見てその影が画像として取り込まれる。即ち、保護カバ
ー18を通った電子部品4の画像は反射ミラー19に写
されて90度小視野ハーフミラー22側に曲げられる。
更に、この画像は小視野ハーフミラー22と大視野ハー
フミラー23とによって90度上方へ曲げられ、小視野
カメラ22と大視野カメラ23とによって画像信号とし
て取り込まれ、図示しない認識処理回路に転送されて、
そこで視覚認識処理が行われる。
【0051】電子部品4の視覚認識を行う場合には、背
景と電子部品4との明暗差により電子部品4の位置を検
出し、電子部品4の中心位置を算出することにより、算
出された中心位置が予め設定された部品形状及び部品中
心位置に一致するか否かを判断している。
【0052】尚、上記光源ユニットにおける光源とし
て、例えば、ハロゲン光源が用いられるが、電子部品4
の認識を部品認識装置8によって行うことの出来る明る
さがあればよく、光源はハロゲン光源に限られるもので
はない。
【0053】本実施例においては吸着ノズル6の吸着部
14が透明材料により形成されて照射された光が吸着部
14を透過するため、図7に示すように、吸着されてい
る電子部品4を下方から見て電子部品4から吸着ノズル
6がはみ出していても、そのはみ出した部分が影像とな
らず電子部品4の形状を誤って認識し認識エラーを引き
起こしてしまうようなことがない。
【0054】尚、透明材料の透明度は70%以上であれ
ば電子部品4と吸着ノズル6の吸着部14との影像の明
暗差が認識され、認識エラーを引き起こすことはない。
【0055】従って、吸着ノズル6、6、・・・の吸着
部14、14、・・・の吸着面14c、14c、・・・
を電子部品4、4、・・・の被吸着面からはみ出す大き
さに形成しても部品認識装置8による電子部品4、4、
・・・の認識に支障を来すことがなく、これにより吸着
ノズル6、6、・・・の吸着部14、14、・・・の太
さを太く形成することが出来る。
【0056】依って、吸着部14、14、・・・の太さ
を太くすることにより、その分その肉厚も厚くすること
が出来る。
【0057】そして、本発明電子部品装着機の吸着ノズ
ルは、上記の通り、吸着部14、14、・・・の太さを
太くし、その分その肉厚も厚なっていることから吸着ノ
ズル6、6、・・・が電子部品4、4、・・・を吸着す
る場合等における吸着部14、14、・・・の折損や欠
損が発生しにくい。
【0058】ところで、従来の吸着ノズルにおいては、
比較的大きな電子部品を吸着する場合には大きな吸着
口、即ち、太い吸着部を有する吸着ノズルを使用し、ま
た、比較的小さな電子部品を吸着する場合には小さな吸
着口、即ち、細い吸着部を有する吸着ノズルを使用し、
吸着する電子部品の大きさに合わせて使用する吸着ノズ
ルを選択していた。
【0059】なぜなら、比較的大きな電子部品、即ち、
重い電子部品を吸着口の小さな吸着ノズルによって吸着
しようとしても吸着口が小さいため吸着力が弱く適正な
吸着を行うことが出来ず、逆に、比較的小さな電子部品
を吸着部の太い吸着ノズルによって吸着しようとすると
電子部品から吸着ノズルがはみだして部品認識装置8に
よる電子部品の認識に支障を来すからである。
【0060】本発明電子部品装着機の吸着ノズルにおい
ては、吸着ノズル6、6、・・・の吸着部14、14、
・・・が透明材料により形成されており、吸着する電子
部品から吸着ノズルがはみ出しても部品認識装置8によ
る認識に支障を来すことがないため、電子部品の大きさ
の相異に拘らず一の太さの吸着部14、14、・・・を
有する吸着ノズル6、6、・・・を使用することが出来
る。
【0061】尚、電子部品の大きさの相異に拘らず一の
太さの吸着部14、14、・・・を有する吸着ノズル
6、6、・・・を使用して比較的大きな電子部品をも吸
着出来るようにしようとすると、吸着力を高めるために
吸着部14の吸着口14dを大きくする必要がある。と
ころが、吸着ノズル6の吸着口14dの開口面は円形で
あり吸着口14dをあまり大きくし過ぎてしまうと、比
較的小さな電子部品を吸着する場合にあっては、吸着口
14dが電子部品の吸着面からはみ出して電子部品を吸
着することが出来なかったり、或は、電子部品が吸着口
14d内に吸引されてしまう虞がある。
【0062】そこで、吸着口14dの大きさを電子部品
装着機1によって装着される最小の電子部品4が吸引さ
れないような大きさにすることが必要であるが、このよ
うにすると吸着口14dが小さくなり過ぎて大きな電子
部品4、即ち、重い電子部品4を吸着する場合にあって
は吸着力が不足してしまい適正な吸着が為されないこと
がある。
【0063】依って、比較的大きな開口面を有しかつ吸
着される電子部品が吸着口内に吸引されないような形状
をした吸着口を有する吸着のノズルが必要であり、この
ような吸着口を有する吸着ノズルの変形例6A、6B、
6Cを図8の(a)乃至(c)に示す。
【0064】尚、図8に示した吸着口の形状は吸着口の
みがこのような形状をしていればよく、吸着口内部がこ
のような形状である必要性はない。
【0065】また、図8に示した変形例はその代表的な
例を示したに過ぎず、図8に示した以外の形状をした吸
着口であっても、比較的大きな開口面を有しかつ吸着さ
れる電子部品が吸着口内に吸引されないような形状をし
た吸着口であればよい。
【0066】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明電子部品装着機の吸着ノズルは、電子部品を
保持する吸着ノズルの吸着部を透明材料により形成した
ことを特徴とする。
【0067】従って、本発明電子部品装着機の吸着ノズ
ルによれば、照射された光が吸着部を透過するため、電
子部品から吸着ノズルがはみ出していても、そのはみ出
した部分が影像とならず電子部品の形状を誤って認識し
認識エラーを引き起こしてしまうようなことがなく、製
造するプリント基板の品質の向上を図ることが出来る。
【0068】また、吸着ノズルの吸着部の太さを太くす
ることが出来ことに加え、吸着部の太さを太くすること
によりその肉厚を厚くすることが出来、吸着部の折損や
欠損が発生しにくく電子部品装着機の稼働率が向上す
る。
【0069】さらに、電子部品の大きさの相異に拘らず
一の太さの吸着部を有する吸着ノズルを使用することが
出来、これにより作業能率の向上が図られる。
【0070】尚、上記した実施例に示した各部の形状及
び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具体化の
ほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発
明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはな
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図7と共に本発明電子部品装着機の吸
着ノズルの実施の一例を示すものであり、本図は電子部
品装着機の概要を示す斜視図である。
【図2】電子部品装着機と部品供給装置を示す概略側面
図である。
【図3】ロータリーヘッドの概要を示す平面図である。
【図4】一部を省略して示す吸着ノズルの拡大斜視図で
ある。
【図5】吸着ノズルの拡大断面図である。
【図6】部品認識装置を示す概略正面図である。
【図7】視覚認識が正常に行われた場合のモニター像の
一例を示す図である。
【図8】(a)乃至(c)ともに吸着ノズルの変形例を
示す底面図である。
【図9】視覚認識が正常に行われなかった場合のモニタ
ー像の一例を示す図であり、従来の問題点を示すもので
ある。
【符号の説明】
1 電子部品装着機 4 電子部品 6 吸着ノズル 11 プリント基板 14 吸着部 14d 吸着口 6A 吸着ノズル 6B 吸着ノズル 6C 吸着ノズル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される電子部品を保持してプリント
    基板等に装着する電子部品装着機において、 上記電子部品を保持する吸着ノズルの吸着部を透明材料
    により形成したことを特徴とする電子部品装着機の吸着
    ノズル。
  2. 【請求項2】 上記吸着ノズルの吸着部がセラミックス
    から成ることを特徴とする請求項1に記載の電子部品装
    着機の吸着ノズル。
  3. 【請求項3】 上記吸着ノズルの吸着部が強化ガラスか
    ら成ることを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着
    機の吸着ノズル。
  4. 【請求項4】 上記吸着ノズルの吸着部がアクリル樹脂
    から成ることを特徴とする請求項1に記載の電子部品装
    着機の吸着ノズル。
  5. 【請求項5】 上記吸着ノズルの吸着部には負圧エアー
    によって電子部品を吸着して保持するための吸着口が形
    成されており、 該吸着口の開口面は保持される電子部品が前記吸着口内
    に吸引されないような大きさに形成されたことを特徴と
    する請求項1に記載の電子部品装着機の吸着ノズル。
  6. 【請求項6】 上記吸着ノズルの吸着部には負圧エアー
    によって電子部品を吸着して保持するための吸着口が形
    成されており、 該吸着口の開口面は保持される電子部品が前記吸着口内
    に吸引されないような大きさに形成されたことを特徴と
    する請求項2に記載の電子部品装着機の吸着ノズル。
  7. 【請求項7】 上記吸着ノズルの吸着部には負圧エアー
    によって電子部品を吸着して保持するための吸着口が形
    成されており、 該吸着口の開口面は保持される電子部品が前記吸着口内
    に吸引されないような大きさに形成されたことを特徴と
    する請求項3に記載の電子部品装着機の吸着ノズル。
  8. 【請求項8】 上記吸着ノズルの吸着部には負圧エアー
    によって電子部品を吸着して保持するための吸着口が形
    成されており、 該吸着口の開口面は保持される電子部品が前記吸着口内
    に吸引されないような大きさに形成されたことを特徴と
    する請求項4に記載の電子部品装着機の吸着ノズル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2005061188A1 (ja) * 2003-12-19 2007-12-13 松下電器産業株式会社 部品装着ヘッド、吸着ノズル、及び吸着ノズルの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005061188A1 (ja) * 2003-12-19 2007-12-13 松下電器産業株式会社 部品装着ヘッド、吸着ノズル、及び吸着ノズルの製造方法
JP4559970B2 (ja) * 2003-12-19 2010-10-13 パナソニック株式会社 部品装着ヘッド及び吸着ノズルの製造方法

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