JPH0947907A - フィンガーチャックの把持アーム - Google Patents

フィンガーチャックの把持アーム

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JPH0947907A
JPH0947907A JP7222607A JP22260795A JPH0947907A JP H0947907 A JPH0947907 A JP H0947907A JP 7222607 A JP7222607 A JP 7222607A JP 22260795 A JP22260795 A JP 22260795A JP H0947907 A JPH0947907 A JP H0947907A
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JP
Japan
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gripping arm
arm
changed
chuck
finger
Prior art date
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Pending
Application number
JP7222607A
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English (en)
Inventor
Teruo Hanai
輝男 花井
Hideki Nakajima
秀樹 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
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Publication of JPH0947907A publication Critical patent/JPH0947907A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 把持アームの段取替えに伴い変更される使用
条件を把持アームの作業者の知覚可能な位置に刻印した
フィンガーチャックの把握アームを提供することにあ
る。 【構成】 チャック本体1内のスパイダー12の移動で
把持アーム10に設けた長孔10aとこれに嵌入される
チャック本体1のガイドピン11の係合を介して把持ア
ーム10を開閉し、ワークWを把持、解放する。ワーク
Wの大きさの変更に対して交換されるこの把持アーム1
0のフィンガ爪12側の側面10bに、そのフィンガ爪
12に対する最高使用回転数および許容シリンダ力を刻
印する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィンガーチャック
の把持アームの段取替えに伴い変更される使用条件を把
持アームの目視可能な位置に刻印することで、作業者が
把持アームの使用条件を知覚できるフィンガーチャック
の把持アームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフィンガーチャックでは、加工す
るアルミホイール等のワークの大きさの変更に対してチ
ャック本体はそのままで把持アーム(段取替部品)をワ
ークに対応したものに段取り替えして使用することがあ
る。この段取り替えに伴い、その把持アームを用いたと
きの使用限界を超えて使用することによる把持アーム自
体あるいはガイドピンの破損や、ワークのチャッキング
力の低下によるワーク把握不足による事故の防止のため
に把持アームごとに使用条件(仕様)が決められてお
り、作業者は段取り替えの都度、図面や取扱説明書等で
使用条件を確認し、それに従って使用条件を変更してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のフィンガー
チャックでは、段取り替えした把持アームごとの使用条
件は把持アームの段取り替えの都度、取扱説明書等によ
り確認しなければならず、加工現場においてこのような
説明書をいちいち開くことは作業者にとって極めて煩わ
しく、このために段取り替えがあっても取扱説明書等で
使用条件の確認をすることが守られていないのが現状で
あり、その結果ワークのチャッキングミスや、アームの
破損による事故が発生するおそれがあった。
【0004】そこで、本発明の課題は、把持アームの段
取替えの場合に、把持アームの段取替えに伴う使用条件
の確認を取扱説明書等を見ることなく確認可能としたフ
ィンガーチャックの把握アームを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決のため
に、フィンガーチャック本体に揺動可能に設けられた段
取替え可能な把持アームにおいて、把持アームの段取替
えを行うことによって変更される使用条件を把持アーム
の目視可能な位置にマーキングして成る。また、前記使
用条件が最高使用回転数および(または)許容シリンダ
力であることを特徴とする。また、マーキングが少なく
とも把持レバーの側面に設けられた刻印であることを特
徴とする。
【0006】
【作用】ワークにより段取替えされる把握アームに、段
取替えに伴い変更されるべき使用条件が表示されている
ので、作業者は取扱説明書等を参照する必要がなくな
り、段取替えの作業をしながら使用条件が容易に確認で
き、その結果使用条件の変更を作業者に喚起できるの
で、使用条件が守られるようになってチャックの部品の
破損等による事故の発生が防止される。
【0007】
【実施例】次に図面において、本願のフィンガーチャッ
クの把握アームの実施例について説明する。図1〜図3
において、チャック本体1は後部ボディ2と前部ボディ
3とから成り、これらはボルトにより一体に固定されて
いて、後部ボディ2は工作機械のスピンドルSにボルト
により固着されている。後部ボディ2の中心部に形成さ
れたガイド孔4には、スピンドルS側のアクチュエータ
(図示省略)に連結されるドロースリーブ5が軸線方向
へ摺動自在に挿入されている。
【0008】ドロースリーブ5には支持筒6が一体連結
してあり、支持筒6の前方突出部分の小径部6bにはス
パイダ7が挿通されている。スパイダ7と支持筒6の大
径部6aとの間には球面座8が介装され、この球面座8
を介しスパイダ7はドロースリーブ5に対し三次元的に
傾動自在に支持されている。支持筒6の大径部6aは、
受止部材22の支持孔23に摺動自在に挿入され、その
支持孔23には軸線方向にキー溝24が形成され、大径
部6aと一体のキー25がキー溝24に係合するするこ
とによってドロースリーブ5が回り止めされている。受
止部材22は前部ボディ3の中心部に形成された支持孔
26に嵌入されて固定してある。受止部材22前側の前
部ボディ3前側中央部には内側ボディ27が固着されて
いる。内側ボディ27の前面にはアルミホイール等のワ
ークWの中央孔の把持及び開放を行う3個の爪15を有
する内側クランプ装置16が設けられている。なお、前
部ボディ3の前面には等ピッチでワークWを前方へ押圧
するプッシャー14(図2に示す)が配設してある。
【0009】前記スパイダ7の外周を3等分する位置に
放射方向に延びる基部7aが後部ボディ2を貫通してチ
ャック本体1の外方へ突出している。この基部7aに連
結ピン13で把持アーム10の基端を枢着してある。ま
た、把持アーム10の中間部に設けられたくの字形に屈
曲した長孔10aには、前部ボディ3に設けたガイドピ
ン11が摺接自在に嵌装されている。また、長孔10a
の端部には、切粉排出用の切粉排出面28が形成されて
いる。そして、把握アームの両側面10bには前部ボデ
ィ3の前端面3aとの位置によりワークWが正常把握状
態で把握されているかを確認するための凹溝29が形成
されている。また、把持アーム10の先端にはワークW
を把握するフィンガ爪12が締着固定されており、図3
に示すように把持アーム10の両側面10bのフィンガ
爪12側の見やすい場所に、目視可能な段取替えに伴い
変更されるチャックの最高使用回転数(MAX 250
0r.p.m)およびそのチャックを作用させるための許
容シリンダ力(MAX D.B.pull 30kN)
(使用条件)の刻印(マーキング)30と図2のように
把持アーム10の端面に把持可能なワークサイズ(17
インチと18インチ)の刻印31とがテーキン、電気ペ
ン、腐食刻印等で刻印されている。
【0010】チャック本体1の前部ボディ3にはフィン
ガ爪12との間でワークWを把持するようにしたクラン
プベース9が固着されている。把持アーム10と同じ円
周方向の3位置において、後部ボディ2とスパイダ7と
の間にはコイルスプリング17が介装されている。この
コイルスプリング17は、後部ボディ2及びスパイダ7
に穿設した孔18,19に挿通された状態で、後部ボデ
ィ2及びスパイダ7に固着された係止板20,21に係
止されていて、そのバネ力によりスパイダ7を把持アー
ム10の解放方向へ付勢している。
【0011】次に上記のように構成された本実施例の作
用について説明する。ドロースリーブ5がアクチュエー
タによって後方に引かれると、スパイダ7が後退して、
3つの把持アーム10は、くの字形の長孔10aがガイ
ドピン11に案内されて半径方向内側に閉じると共に後
方へ移動してワークWを把握する。また、ワーク交換に
際して、ドロースリーブ5が前方へ押し動かされると、
スパイダ7がコイルスプリング17を伸長しつつ前進
し、把持アーム10が解放されて、フィンガ爪12がワ
ークを解放する。
【0012】把握するワークWの径が変わるとそれに伴
い対応した把持アーム10に交換される。把持アーム1
0の交換に伴い、作業者は、把持アーム10の側面10
bに最高使用回転数および許容シリンダ力が刻印されて
いるので、取扱説明書を開くこと無く容易に使用条件を
確認することができ、作業者に、その使用条件に工作機
側の出力を変更するように注意を喚起させることがで
き、適正な使用条件で安全に使用させるようにすること
ができる。最高使用回転数および許容シリンダ力を変更
しないで小径のワーク加工時の使用条件で大径のワーク
Wの加工を開始すると、大径のワーク用の把持アームで
は回転軸からの距離が大きいので最高使用回転数を超え
る回転数で回転されると遠心力が大きくなり、ガイドピ
ン11がこの力に耐えきれず破壊することや、ワークW
の把握力の低下により事故が発生するおそれや、過大な
シリンダ力でアーム自体が破損することがあるが、本願
では、上述のようにチャックの使用条件が守られるの
で、そうした事故は防止される。最高使用回転数および
許容シリンダ力の変更後、フィンガ爪12によりワーク
Wが把持開放される。尚、本実施例では最高使用回転数
と許容シリンダ力とを併記したが、把持アームのサイズ
により許容シリンダ力の変更を要しないときには最高使
用回転数のみのマーキングとし、また、最高使用回転数
の変更を要しないが許容シリンダ力の変更を要するとき
には、許容シリンダ力のみをマーキングすればよい。
尚、許容シリンダ力をマーキングするのは、例えば、取
付旋盤の最大振りが小さく、大径ワーク用の把持アーム
の大きさが規制され、小径ワーク用のものと比べて十分
な強度が取れないとき等である。
【0013】このように、段取替えにより変更される使
用条件が把持アームの側面等の見易い位置にマーキング
されているので、把持アームのマーキングを見ること
で、使用する把持アームの使用条件が容易にわかり、取
扱説明書等による使用条件の確認の煩わしさがなくな
り、使用条件の変更が守られて、把握力の低下や部品の
破損による事故を防止することができる。また、刻印で
あるので消えにくい。
【0014】
【発明の効果】以上のように本願の発明によれば、ワー
クにより段取替えされる把持アームに、段取替えに伴い
変更されるべき使用条件がマーキングされているので、
作業者は取扱説明書等を参照する必要がなくなり、段取
替えの作業をしながら使用条件が容易に確認でき、その
結果、使用条件の変更を作業者に喚起できる。従って、
使用条件が守られるようになって、使用条件を外れた無
理な使用が無くなり、チャッキングミス等による事故を
防止できる。また、把持アームごとの最高使用回転数お
よび許容シリンダ力が刻印されているので、最高使用回
転数および許容シリンダ力を超えて使われることがなく
なり、遠心力による把握力の低下やチャックの部品の破
損等が防止できて、事故の発生が防止できる効果があ
る。また、マーキングを刻印したものではマーキングが
消えにくく、長期にわたって条件が表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の把持レバーを装着したフィンガチャッ
クの断面図である。
【図2】図1のフィンガチャックの正面図である。
【図3】本願の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 チャック本体、 10 把持アーム、 10b 側
面、30 刻印(マーキング)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィンガーチャック本体に揺動可能に設
    けられた段取替え可能な把持アームにおいて、把持アー
    ムの段取替えを行うことによって変更される使用条件を
    把持アームの目視可能な位置にマーキングして成るフィ
    ンガーチャックの把持アーム。
  2. 【請求項2】 前記使用条件が最高使用回転数および
    (または)許容シリンダ力であることを特徴とするフィ
    ンガーチャックの把持アーム。
  3. 【請求項3】 マーキングが少なくとも把持レバーの側
    面に設けられた刻印であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のフィンガーチャックの把持アーム。
JP7222607A 1995-08-07 1995-08-07 フィンガーチャックの把持アーム Pending JPH0947907A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103624286A (zh) * 2013-11-15 2014-03-12 重庆第二机床厂有限责任公司 一种异形零件液压卡盘夹具

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