JP3354013B2 - フィンガチャックの把持レバー - Google Patents

フィンガチャックの把持レバー

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JP3354013B2
JP3354013B2 JP18538094A JP18538094A JP3354013B2 JP 3354013 B2 JP3354013 B2 JP 3354013B2 JP 18538094 A JP18538094 A JP 18538094A JP 18538094 A JP18538094 A JP 18538094A JP 3354013 B2 JP3354013 B2 JP 3354013B2
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lever
gripping
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gripping lever
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秀勝 鳥屋野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願はワークの着脱時に切粉等で
ワークの把持、解放が阻害されないようにしたフィンガ
チャック用の把持レバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフィンガチャックとして例えば実
開平6−33608号公報に開示されたものがあり、こ
れはチャック本体内の軸方向へ移動可能にしたスパイダ
ーに把持レバーを揺動自在に支持し、この把持レバーに
設けた長孔とチャック本体に支持したガイドピンを係合
させてスパイダーの移動により長孔がガイドピンに案内
されて把持レバーを揺動し、チャック本体との間でワー
クを把持し、或いは解放するようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のフィンガチ
ャックに使用されている把持レバーの長孔は外部にむき
出しになっているので切粉等が侵入しやすく、これらの
切粉が長孔端面とガイドピンとの間に挟さまって把持レ
バーが所定ストローク動作せずワークの把持、解放に支
障をきたす問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のために
請求項1の発明では、チャック本体内のスパイダーの軸
方向移動によって、把持レバーに設けた長孔とこれに嵌
入されるガイドピンの係合を介して前記把持レバーを開
閉してワークを把持開放するフィンガチャックにおい
て、前記長孔の両端部には把持レバーの厚み方向の中心
から把持レバーの両側面に向かって外方向に拡開する切
粉排出面を形成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1によれば把持レバーの長孔内に切粉が
侵入すると、この切粉は把持レバーの厚み方向の中心か
ら側面に向かって外方に拡開する切粉排出面から滑り落
ちて長孔内から排出される。その結果長孔の端面とガイ
ドピンとの間には切粉が溜らないのでワークの把持、解
放が確実に行われる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の具体化した実施例を図面に基
づいて説明する。図1〜図3は実施例のフィンガチャッ
クの把持レバーを装備したチャックを示すものでチャッ
ク本体1は後部ボディ2と前部ボディ3から成り、これ
らは取付ボルト4で固定されて一体で、後部ボディ2が
取付ボルト5によって工作機械のスピンドルSに固着さ
れている。後部ボディ2の中心部に形成されたガイド孔
6には、スピンドルS側のアクチュエータ(図示省略)
に連結されるドロースリーブ8が軸線X方向へ摺動自在
に挿入されている。
【0007】ドロースリーブ8は支持筒11を一体移動
可能に備え、支持筒11の前方突出部分にはスパイダ1
2が挿通されている。スパイダ12と支持筒11の大径
部11aとの間には球面座13が介装され、この球面座
13を介しスパイダ12はドロースリーブ8に対し傾動
自在に支持されている。なお、支持筒11は大径部11
aが受止部材14の支持孔14aに挿入されている。受
止部材14は支持筒11の大径部11aを摺動案内する
支持孔14aに軸線X方向にキー溝15が形成され、キ
ー溝15に係合するキー16を介してドロースリーブ8
が回り止めされている。受止部材14は前部ボディ3の
中心部に形成された支持孔17に嵌入され取付ボルトで
固定してある。
【0008】又、受止部材14前側の前部ボディ3前側
中央部には内側ボディ18が固着されている。内側ボデ
ィ18の前面にはアルミホイール等のワークWの中央孔
を把持するための3個の爪19を有する内側クランプ部
20が設けられている。内側クランプ部20は前後動す
るドロースリーブ8によってチャック爪19をチャック
本体1の半径方向へ摺動自在に備えていてワークWの中
心孔WHの把持及び解放を行うようになっている。な
お、前部ボディ3の前面には等ピッチでワークWを前方
の押圧するプッシャー21(図2に示す)が配設してあ
る。
【0009】次に把持レバー25について説明する。前
記スパイダー12の外周を3等分する位置に放射方向に
延びる基部12aが後部ボディ2の開口部2aを貫通し
てチャック本体1の外方へ突出している。図3に示すよ
うにこの基部12aと対向する前部ボディ3の部分には
放射方向の切り込み3aが設けられており、連結ピン2
6で基端をスパイダー12の基部12aに枢着された把
持レバー25がこの切り込み3aを通ってチャック本体
1の前面に延びている。連結ピン26は基部12aに締
着された係止プレート27により軸方向の抜け止めがな
されている。
【0010】把持レバー25は中間部にLの字状に屈曲
した長孔28を設け、切り込み3aを横断するように設
けたガイドピン29がこの長孔28に摺接自在に嵌装さ
れている。図4,5に示すようにこの長孔28は軸線X
方向となる軸方向の水平ガイド部28Aとこの水平ガイ
ド28Aから内側へ斜めに延びる傾斜ガイド部28Bと
を有しており、スパイダー12が後退した状態にあると
き水平ガイド部28Aがガイドピン29側に位置してい
る。第1の実施例としての把持レバー25は水平ガイド
部28Aと傾斜ガイド部28Bのそれぞれの端部、すな
わち長孔28の端部には把持レバー25の厚み方向の中
心CLから側面25aに向かって拡開する例えば三角形
状の傾斜面の切粉排出面をそれぞれ形成し、ワークWの
加工時に発生した切粉Aが長孔28内部に入り込むとこ
の切粉排出面31,32を介して切粉排出が行われるよ
うになっている。尚、この切粉排出面31,32の傾斜
面を円弧状に形成してもよいし、又、三角形状の頂点を
わずかな平面に形成しても切粉排出には何んら差し支え
ない。
【0011】
【0012】次に把持レバー25の先端にはワークWの
外周縁の球面形状に合わせた形状の先端を有するフィン
ガ爪35が締着固定されている。又、チャック本体1の
前部ボディ3にはフィンガ爪35との間でワークWを把
持するようにしたクランプベース36が固着され、この
クランプベース36の切欠部36a間に把持レバー25
が摺動自在に挾まれている。この切欠部36aに32は
切粉排出用の一対の切り欠き部36bが外方を開口され
把持レバー25の切粉排出面31からの切粉の排出を容
易にしている。
【0013】上記のように構成されたフィンガチャック
の把持レバー25においてワークWの加工を終えるとド
ロースリーブ8がアクチュエータによって前方につまり
ワークW側へ引かれるとスパイダー12が図1の想像線
で示す位置に至り把持レバー25は長孔28の傾斜ガイ
ド部28Bがガイドピン29に案内されて半径方向外方
へ開き想像線で示す位置でワークWを解放する。第1の
実施例ではこの時切粉Aが長孔28の傾斜ガイド部28
B端部とガイドピン29との間に入り込んで蓄積される
と把持レバー25の前進移動で押されて切粉Aは切粉排
出面32から滑り落ちて外方向の把持レバー25の外部
に向けて排出される。
【0014】又、ドロースリーブ8が後方のスピンドル
側へ引かれると把持レバー25は長孔28の水平ガイド
部28Aがガイドピン29に案内されて実線で示す元の
位置に戻り次に加工するワークWを把持する。前記同様
に切粉Aが水平ガイド部28A端部とガイドピン29と
の間に入り込んで蓄積されると切粉Aは把持レバー25
の後退移動で押されて切粉排出面31から滑り落ちて外
部に排出される(図4,5に示す)。
【0015】
【0016】このように把持レバー25の長孔28に切
粉Aが入り込んでも切粉排出面31,32により切粉A
を排出するので把持レバー25の長孔端面とガイドピン
29との間に切粉Aが挾まることがなく把持レバー25
は所定ストロークの動作を確実に行う。
【0017】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば把
持レバーの長孔端部を外方向に拡開する切粉排出面にし
切粉を排出するようにしたので長孔内に切粉が入り込ん
でもガイドピンとの間に蓄積することがなく、把持レバ
ーが所定ストローク確実に動作してワークの把持及び解
放を支障なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の把持レバーを装着したフィンガチャッ
クの断面図である。
【図2】図1のフィンガチャックの正面図である。
【図3】図1のIII視拡大図である。
【図4】把持レバーの長孔説明図である。
【図5】図4のVI−VI断面図である。
【符号の説明】
1 チャック本体、 12 スパイダー、 25 把持
レバー、28 長孔、 29 ガイドピン、31,32
切粉排出面X 軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 31/00 - 31/18 B23Q 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャック本体内のスパイダーの軸方向移
    動によって、把持レバーに設けた長孔とこれに嵌入され
    るガイドピンの係合を介して前記把持レバーを開閉して
    ワークを把持開放するフィンガチャックにおいて、前記
    長孔の両端部には把持レバーの厚み方向の中心から把持
    レバーの両側面に向かって外方向に拡開する切粉排出面
    を形成したことを特徴とするフィンガチャックの把持レ
    バー。
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