JPH0947098A - 速度センサレス制御インバータ - Google Patents
速度センサレス制御インバータInfo
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- JPH0947098A JPH0947098A JP7192730A JP19273095A JPH0947098A JP H0947098 A JPH0947098 A JP H0947098A JP 7192730 A JP7192730 A JP 7192730A JP 19273095 A JP19273095 A JP 19273095A JP H0947098 A JPH0947098 A JP H0947098A
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Abstract
速度制御精度を劣化させない速度センサレス制御インバ
ータを提供する。 【解決手段】 3相誘導電動機の電流と電圧とを検出す
る手段2,3と、それらより二次磁束を演算する手段
5,6と、速度演算器7と、トルク演算器8と、速度制
御器9と、トルク磁束制御器10、及びインバータ1と
からなる従来の速度センサレス制御インバータに加え
て、二次磁束の大きさの2乗の時間微分を演算する手段
11と、電流と二次磁束の内積から二次磁束の大きさの
2乗を減算する手段12、及びそれらの情報から積分器
を用いて二次抵抗を推定する手段13で構成される。
Description
するインバータの制御に関するもので、特に温度変動に
よる特性変化を抑制するものである。
電動機のトルクと速度とを高精度、高速に制御するセン
サレスインバータの従来技術のブロック線図を図2に示
し、以下図2に従って従来技術を説明する。
出力のスイッチング信号を入力し、そのスイッチング信
号に応じてインバータを動作させる。インバータ1の出
力は電流検出器2や電圧検出器3を介して3相誘導電動
機4に接続されており、インバータ1により3相誘導電
動機4に電圧を印加することができる。電圧系磁束演算
器5は、電流検出器2と電圧検出器3とから電流ベクト
ルiと電圧ベクトルvとを入力し、また電流系磁束演算
器6の出力である電流系磁束ベクトルψi を入力して電
圧系磁束ベクトルψ2 を
L2 は二次自己インダクタンス、Mは相互インダクタン
ス、R1 は一次抵抗、Kはドリフト補償ゲインである。
電流ベクトルiとから回転速度ωmを
転角速度であり、R2 は二次抵抗である。また、×は外
積を表す。
ルψi を
i と電流ベクトルiとからトルクTを演算してトルク磁
束制御器10に出力する。トルク磁束制御器10では、
その他にトルク指令T* と磁束指令φ* と電流系磁束ベ
クトルψi とを入力して、トルクと磁束とがそれらの指
令に追従するようなスイッチング信号をインバータ1に
出力する。速度制御器9では、速度指令ωm * と演算し
た回転速度ωm とを入力して、速度が指令に追従するよ
うなトルク指令を出力する。
回転速度ωm の演算に二次抵抗R2 を用いているが、こ
の値は電動機の速度によって変動するので、温度変動に
より回転速度ωm に演算誤差が生じる。よって、速度の
制御精度が悪化する。本発明は、この問題を解決するた
めになされたものである。
めに、本発明の速度センサレス制御インバータは、前記
電圧系磁束演算器の電圧系磁束ベクトルψ2 より
の電流ベクトルiと電圧系磁束ベクトルψ2 とから
の出力Bに前記二次抵抗R2 を乗じたもと前記磁束微分
演算器の出力Aとの差を縮小するように積分器を用いて
二次抵抗R2 を調整する二次抵抗調整手段を具備するこ
とを特徴としている。
常に小さい場合は、前記二次抵抗調整手段の積分演算に
おける積分ゲインを零とすることを特徴としている。
は、
積をとると
力Bとで表すと
こでAr2は二次抵抗補正値であり、R2nは二次抵抗の設
定値である。 (9)式の積分器は、その内容が0になるよ
うに動作するので、二次抵抗R2 を正しい値に収束させ
ることができる。(9)、(10)式を用いずに直接 (8)式に
より二次抵抗R2 を求めることも可能であるが、除算が
必要となり一般のCPUでは処理時間が長くなる。ま
た、A,Bの値が0となる場合があり、その場合は除算
ができなくなる。
(9)式の積分ゲインKを0とすることにより、Bの絶対
値が非常に小さい場合における二次抵抗R2 の推定誤差
を抑えることができる。
バータの一実施例を示す。先に説明した従来技術を示し
た図2に、磁束微分演算器11と磁束内積演算器12及
び二次抵抗調整器13を追加し、それらに関連して電流
系磁束演算器6を6′に、速度演算器7を7′に変更し
たのみであるので、図2と同一部分の説明は省略する。
5の出力の磁束ベクトルψ2 を入力して (1)式の演算を
して磁束の大きさの微分に相当するAを出力する。磁束
内積演算器12は、磁束ベクトルψ2 と電流ベクトルi
とを入力して (2)式の内積を含む演算をしてBを出力す
る。二次抵抗調整器13はA,Bを入力して (9)式と(1
0)式により二次抵抗R2 を求めて、電流系磁束演算器
6′及び速度演算器7′に出力する。電流系磁束演算器
6′及び速度演算器7′ではその二次抵抗R2 を用いて
電流系磁束ベクトルψi や回転速度ωm を演算する。
伴う二次抵抗変動による速度の制御精度の劣化を抑制す
ることができる。
一実施例を示すブロック線図である。
示すブロック線図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 3相誘導電動機に出力を供給する3相イ
ンバータであって、該電動機の入力電流を検出してベク
トル量に変換する電流検出手段と、該電動機に二次抵抗
R2 を用いて該電動機の速度を演算する速度演算手段
と、該電動機のトルクと磁束とを制御するトルク磁束制
御手段とを具備する速度センサレス制御インバータにお
いて、 該電動機の入力電圧を検出してベクトル量に変換する電
圧検出手段と、前記電圧検出手段の出力の電圧ベクトル
と前記電流検出手段の出力の電流ベクトルとから該電動
機の二次磁束ベクトルψ2 を演算する磁束演算手段と、
前記磁束演算手段の二次磁束ベクトルψ2 から、L2 を
該電動機の二次自己インダクタンスとして 【数1】 の演算をする磁束微分演算手段と、前記電流検出手段の
出力の電流ベクトルiと前記磁束演算手段の二次磁束ベ
クトルψ2 とから、Mを該電動機の相互インダクタンス
とし、且つ・で内積を表して 【数2】 の演算をする磁束内積演算手段と、前記磁束内積演算手
段の出力Bに前記二次抵抗R2 を乗じたものと前記磁束
微分演算手段の出力Aとの差を縮小するように積分器を
用いて二次抵抗R2 を調整する二次抵抗調整手段を具備
することを特徴とする速度センサレス制御インバータ。 - 【請求項2】 前記磁束内積演算手段の出力Bが非常に
小さい場合は、前記二次抵抗調整手段の積分演算におけ
る積分ゲインを零とすることを特徴とする請求項1記載
の速度センサレス制御インバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7192730A JP2935962B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 速度センサレス制御インバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7192730A JP2935962B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 速度センサレス制御インバータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0947098A true JPH0947098A (ja) | 1997-02-14 |
JP2935962B2 JP2935962B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=16296118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7192730A Expired - Fee Related JP2935962B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 速度センサレス制御インバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2935962B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP7192730A patent/JP2935962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2935962B2 (ja) | 1999-08-16 |
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