JPH0947036A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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Publication number
JPH0947036A
JPH0947036A JP7189482A JP18948295A JPH0947036A JP H0947036 A JPH0947036 A JP H0947036A JP 7189482 A JP7189482 A JP 7189482A JP 18948295 A JP18948295 A JP 18948295A JP H0947036 A JPH0947036 A JP H0947036A
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JP
Japan
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bus bar
bus
electrode terminal
negative electrode
positive electrode
Prior art date
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Application number
JP7189482A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Yasugata
▲廣▼通 安形
Akira Suzuki
明 鈴木
Yutaka Hotta
豊 堀田
Kimiya Maki
公也 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気部品を組み付ける際に、電気部品の極性と
バスパネルの極性とを反転させて接続するのを防止す
る。 【構成】正極側のバスバー35、負極側のバスバー3
6、及び正極側のバスバー35と負極側のバスバー36
との間に配設された絶縁体37から成るバスパネル12
と、正極端子41及び負極端子42を備えた電気部品と
を有する。正極端子41の高さと負極端子42の高さと
を互いに異ならせ、正極側のバスバー35と正極端子4
1とを正極側のバスバー35の平面上において接続し、
負極側のバスバー36と負極端子42とを負極側のバス
バー36の平面上において接続する。この場合、正極端
子41と負極端子42との高さを互いに異ならせてある
ので、電気部品の正極端子41及び負極端子42の極性
と、バスパネル12のバスバー35、36の極性とを互
いに反転させて接続することができなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動車両においては、バッテリを
搭載し、該バッテリから供給された電流によってモータ
を駆動するようにしている。該モータはロータ及びステ
ータコイルによって構成される。そして、パルス幅変調
信号を発生させ、該パルス幅変調信号をインバータに対
して出力し、該インバータによって3相の相電流を発生
させ、該相電流を前記ステータに供給するようにしてい
る。
【0003】そのために、前記インバータは、前記パル
ス幅変調信号のパルス幅に対応してオン・オフする6個
のトランジスタ、該トランジスタに印加される電圧を平
滑化するためのコンデンサ等を有する。該コンデンサと
しては、電気容量が大きい大型の電解コンデンサが使用
される。ところで、前記インバータは、正極側のバスバ
ーと負極側のバスバーとの間に絶縁体を挟むことによっ
て形成されたバスパネルを主回路配線として有し、通
常、該バスパネルに前記各トランジスタ及びコンデンサ
が接続され、インバータ装置が形成されるようになって
いる。また、6個の前記トランジスタは、一対ずつ直列
に接続されて3個のトランジスタモジュールを構成す
る。
【0004】図2は従来のコンデンサの取付状態図であ
る。図において、12はバスパネルであり、該バスパネ
ル12は、正極側のバスバー35と負極側のバスバー3
6との間に絶縁体37を挟んで貼り合わせることによっ
て形成される。また、前記バスバー35、36として
は、ニッケルメッキ、スズメッキ等が施された銅板が使
用され、絶縁体37としてはPET、マイカ等が使用さ
れる。
【0005】そして、33は前記バスパネル12に接続
されたコンデンサであり、該コンデンサ33の本体46
の上端面には、正極端子41及び負極端子42が配設さ
れ、正極端子41がバスバー35に、負極端子42がバ
スバー36に電気的に接続され、それぞれボルト43、
44によって固定される。ところで、前記正極端子41
及び負極端子42は、いずれも同じ高さを有する。これ
に対して、バスバー35、36は異なる高さを有する。
すなわち、バスバー35は、絶縁体37が配設された分
だけバスバー36より高い位置に置かれ、バスバー35
の底面とバスバー36の底面とは、該バスバー36の厚
さと絶縁体37の厚さとを加えた分だけ離れる。
【0006】そこで、バスバー35における正極端子4
1に対応する部分に凹部ARを形成し、バスバー35と
正極端子41とが連結される高さ、及びバスバー36と
負極端子42とが連結される高さが互いに等しくされ
る。このようにして、バスパネル12とコンデンサ33
とを接続することができる。
【0007】次に、トランジスタモジュールの取付状態
について説明する。図3は従来のトランジスタモジュー
ルの取付状態図である。図において、12はバスパネル
であり、該バスパネル12は、正極側のバスバー35と
負極側のバスバー36との間に絶縁体37を挟んで貼り
合わせることによって形成される。
【0008】また、21は前記バスパネル12に接続さ
れたトランジスタモジュールであり、該トランジスタモ
ジュール21の上端面には、正極端子21a、負極端子
21b及び出力端子21cが配設され、前記正極端子2
1aがバスバー35に、負極端子21bがバスバー36
に電気的に接続され、それぞれボルト51、52によっ
て固定される。また、出力端子21cは、図示しないモ
ータに出力電流を供給するための出力用バスバーに接続
される。
【0009】この場合も、前記正極端子21a及び負極
端子21bは、いずれも同じ高さを有する。これに対し
て、バスバー35、36は異なる高さを有する。すなわ
ち、バスバー35は、絶縁体37が配設された分だけバ
スバー36より高い位置に置かれ、バスバー35の底面
とバスバー36の底面とは、該バスバー36の厚さと絶
縁体37の厚さとを加えた分だけ離れる。
【0010】そこで、バスバー35における正極端子2
1aに対応する部分に凹部ARを形成し、バスバー35
と正極端子21aとが連結される高さ、及びバスバー3
6と負極端子21bとが連結される高さが互いに等しく
される。このようにして、バスパネル12とトランジス
タモジュール21とを接続することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のインバータ装置においては、コンデンサ33(図
2)を組み付ける際に、該コンデンサ33の正極端子4
1及び負極端子42の極性と、バスパネル12のバスバ
ー35、36の極性とを互いに反転させて接続してしま
うことがある。
【0012】また、同様に、トランジスタモジュール2
1を組み付ける際に、トランジスタモジュール21の正
極端子21a及び負極端子21bの極性と、バスパネル
12のバスバー35、36の極性とを互いに反転させて
接続してしまうことがある。また、前記バスパネル12
に凹部ARを形成するためには、曲げ加工が必要にな
り、コストが高くなるだけでなく、前記凹部ARにおい
てボルト43、51の逃げを形成する必要があるので、
バスバー36の面積をその分狭くしなければならない。
したがって、両バスバー35、36間のコンデンサ容量
が小さくなり、サージが多くなってしまう。
【0013】本発明は、前記従来のインバータ装置の問
題点を解決して、コンデンサ、トランジスタモジュール
等の電気部品を組み付ける際に、電気部品の極性とバス
パネルの極性とを反転させて接続するのを防止すること
ができるだけでなく、バスパネルのコンデンサ容量を大
きくすることができるインバータ装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のイ
ンバータ装置においては、トランジスタ、及び該トラン
ジスタを選択的にオン・オフさせて3相の相電流を発生
させるスイッチング手段を備える。そして、正極側のバ
スバー、負極側のバスバー、及び前記正極側のバスバー
と負極側のバスバーとの間に配設された絶縁体から成る
バスパネルと、正極端子及び負極端子を備えた電気部品
とを有する。
【0015】また、前記正極端子の高さと負極端子の高
さとを互いに異ならせ、前記正極側のバスバーと正極端
子とを正極側のバスバーの平面上において接続し、前記
負極側のバスバーと負極端子とを負極側のバスバーの平
面上において接続する。本発明の他のインバータ装置に
おいては、さらに、前記電気部品はコンデンサである。
【0016】本発明の更に他のインバータ装置において
は、さらに、前記電気部品は一対のトランジスタから成
るトランジスタモジュールである。本発明の更に他のイ
ンバータ装置においては、さらに、前記トランジスタモ
ジュールは出力端子を有し、該出力端子の高さと前記正
極端子及び負極端子の高さとを互いに異ならせる。
【0017】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、前記のように
インバータ装置においては、トランジスタ、及び該トラ
ンジスタを選択的にオン・オフさせて3相の相電流を発
生させるスイッチング手段を備える。そして、正極側の
バスバー、負極側のバスバー、及び前記正極側のバスバ
ーと負極側のバスバーとの間に配設された絶縁体から成
るバスパネルと、正極端子及び負極端子を備えた電気部
品とを有する。
【0018】また、前記正極端子の高さと負極端子の高
さとを互いに異ならせ、前記正極側のバスバーと正極端
子とを正極側のバスバーの平面上において接続し、前記
負極側のバスバーと負極端子とを負極側のバスバーの平
面上において接続する。この場合、正極端子と負極端子
との高さを互いに異ならせてあるので、電気部品を組み
付ける際に、該電気部品の正極端子及び負極端子の極性
と、バスパネルのバスバーの極性とを互いに反転させて
接続することができなくなる。
【0019】また、前記バスパネルに曲げ加工を施す必
要がなくなるので、コストを低くすることができるだけ
でなく、バスバーと正極端子及び負極端子とをボルトに
よって固定する部分において、バスバーを平坦(たん)
にすることができるので、ボルトの逃げを形成する必要
がない。したがって、バスバーの面積をその分広くする
ことができるので、両バスバー間のコンデンサ容量が大
きくなり、サージを少なくすることができる。
【0020】さらに、バスパネルに曲げ加工を施す必要
がないので、粉体塗装が容易になる。したがって、両バ
スバー間に絶縁体を挟み、その後、バスパネルの全体に
粉体塗装を施す場合に、沿面距離を短くすることができ
る。その結果、バスパネルの面積を広くすることができ
るので、両バスバー間のコンデンサ容量が大きくなり、
サージを少なくすることができる。
【0021】本発明の他のインバータ装置においては、
さらに、前記電気部品はコンデンサである。この場合、
コンデンサの正極端子及び負極端子の極性と、バスパネ
ルのバスバーの極性とを互いに反転させて接続すること
ができなくなる。本発明の更に他のインバータ装置にお
いては、さらに、前記電気部品は一対のトランジスタか
ら成るトランジスタモジュールである。
【0022】この場合、トランジスタモジュールの正極
端子及び負極端子の極性と、バスパネルのバスバーの極
性とを互いに反転させて接続することができなくなる。
本発明の更に他のインバータ装置においては、さらに、
前記トランジスタモジュールは出力端子を有し、該出力
端子の高さと前記正極端子及び負極端子の高さとを互い
に異ならせる。
【0023】この場合、バスパネルの上に出力用バスバ
ーを形成することができる。したがって、バスパネルと
出力用バスバーとを一体化することができるので、バス
パネル及び出力用バスバーの組付けを同時に行うことが
できるとともに、バスパネルの曲げ加工が不要になる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図8は本発明の第1の実施例に
おけるインバータ装置の斜視図である。図において、1
1は制御基板、12は正極側及び負極側の図示しない各
バスバー間に絶縁体を挟むことによって形成されたバス
パネル、13、14は電気部品としての平滑用のコンデ
ンサ、15は支持部材としてのヒートシンクである。前
記コンデンサ13、14は容量を大きくするために並列
に接続される。また、前記バスパネル12とヒートシン
ク15との間には、互いに並列に接続されてインバータ
を構成する図示しない3個のトランジスタモジュールが
挟まれ、該トランジスタモジュールの各トランジスタに
バスパネル12を介して電圧が印加される。そして、各
トランジスタがオン・オフすることによって生じた熱
は、ヒートシンク15によって放出される。該ヒートシ
ンク15は、前記トランジスタモジュール、コンデンサ
13、14等のインバータ装置の構成部品を支持する。
【0025】図9は本発明の第1の実施例におけるイン
バータ装置のブロック図である。図において、131は
モータであり、該モータ131は電動車両の4輪の各駆
動輪内に配設され、直流電源133から供給された電流
によって駆動される。前記モータ131は、6極の永久
磁石から成る図示しないロータと、3相の巻線から成る
図示しないステータコイルとを備えている。
【0026】前記モータ131のロータシャフト134
には、レゾルバ135の回転子が同軸的に結合されてい
て、モータ131のロータの磁極位置を検出することが
できるようになっている。また、前記レゾルバ135に
はレゾルバ回路136が接続されていて、該レゾルバ回
路136は、前記レゾルバ135に交流電圧x(=E m
sin ωt)、y(=Em cos ωt)を印加するととも
に、レゾルバ135から交流電圧x、yのレゾルバ信号
a(=Em sin(ωt+θ) )を受けて前記ロータの磁極
位置を検出し、電流波形制御回路137に対して磁極位
置信号bを出力する。
【0027】前記電流波形制御回路137は、電流指令
値に対応したデューティ比を有するU相、V相、W相か
ら成る3相のパルス幅変調信号dを発生させ、該パルス
幅変調信号dをベースドライブ回路138に対して出力
する。該ベースドライブ回路138は、前記電流波形制
御回路137から出力されたパルス幅変調信号dを受け
て、6個の各トランジスタTrを駆動するためのトラン
ジスタ駆動信号cを発生させ、インバータ140に対し
て出力する。なお、前記電流波形制御回路137及びベ
ースドライブ回路138によってスイッチング手段が構
成される。
【0028】そして、前記モータ131の前記ステータ
コイルは、インバータ140によって励磁される。該イ
ンバータ140は、前記6個のトランジスタTr、3個
のスナバ回路141及び平滑用のコンデンサ13、14
から成り、各トランジスタTrのベースに前記トランジ
スタ駆動信号cが入力される。そして、一対のトランジ
スタTrを直列に接続してトランジスタモジュール21
〜23が形成され、該トランジスタモジュール21〜2
3を並列に接続することによって前記インバータ140
が形成されるようになっている。
【0029】また、149はメインコンピュータ、15
1は前記モータ131に供給される相電流を検出する電
流センサ、153は前記直流電源133に接続された電
源回路である。該電源回路153は、前記インバータ1
40に対して駆動電圧qを印加するとともに、電流波形
制御回路137等に対して制御電源電圧rを印加する。
【0030】次に、前記コンデンサ13、14の取付状
態について説明する。図1は本発明の第1の実施例にお
けるコンデンサの取付状態図、図4は本発明の第1の実
施例における粉体塗装が施されたバスパネルを示す図、
図5は本発明の第1の実施例における絶縁体が使用され
たバスパネルを示す図である。図において、12はバス
パネルであり、該バスパネル12は、正極側のバスバー
35と負極側のバスバー36との間に絶縁体37を挟ん
で貼り合わせることによって形成される。また、前記バ
スバー35、36としては、ニッケルメッキ、スズメッ
キ等が施された銅板が使用され、絶縁体37としてはP
ET、マイカ等が使用される。
【0031】そして、33は前記バスパネル12に接続
されたコンデンサであり、該コンデンサ33の本体46
の上端面には、正極端子41及び負極端子42が配設さ
れ、正極端子41がバスバー35に、負極端子42がバ
スバー36に電気的に接続され、それぞれボルト43、
44によって固定される。ところで、前記バスバー3
5、36は互いに異なる高さを有する。すなわち、バス
バー35は、絶縁体37が配設された分だけバスバー3
6より高い位置に置かれ、バスバー35の底面とバスバ
ー36の底面とは、該バスバー36の厚さと絶縁体37
の厚さとを加えた分だけ離れる。
【0032】そこで、正極端子41を、バスバー36の
厚さと絶縁体37の厚さとを加えた分だけ負極端子42
より高くすることによって、バスバー35と正極端子4
1とが連結される高さ、及びバスバー36と負極端子4
2とが連結される高さを互いに異ならせる。このように
して、バスパネル12とコンデンサ33とを接続するこ
とができる。
【0033】この場合、正極端子41と負極端子42と
の高さを互いに異ならせてあるので、コンデンサ33を
組み付ける際に、該コンデンサ33の正極端子41及び
負極端子42の極性と、バスパネル12のバスバー3
5、36の極性とを互いに反転させて接続することがで
きなくなる。また、前記バスパネル12に曲げ加工を施
する必要がなくなるので、コストを低くすることができ
るだけでなく、バスバー35と正極端子41とをボルト
43によって固定する部分において、バスバー35を平
坦にすることができるので、ボルト43の逃げを形成す
る必要がない。したがって、バスバー36の面積をその
分広くすることができるので、両バスバー35、36間
のコンデンサ容量が大きくなり、サージを少なくするこ
とができる。
【0034】さらに、バスパネル12に曲げ加工を施す
必要がないので、図4に示すようなバスパネル12の表
面に絶縁用のエポキシ樹脂を被覆するものにおいては、
粉体塗装が容易になる。したがって、両バスバー35、
36間に絶縁体37を挟み、その後、バスパネル12の
全体に粉体塗装を施す場合に、沿面距離を短くすること
ができる。その結果、バスパネル12の面積を広くする
ことができるので、両バスバー35、36間のコンデン
サ容量が大きくなり、サージを少なくすることができ
る。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図6は本発明の第2の実施例におけるトランジス
タモジュールの取付状態図である。図において、12は
バスパネルであり、該バスパネル12は、正極側のバス
バー35と負極側のバスバー36との間に絶縁体37を
挟んで貼り合わせることによって形成される。また、前
記バスバー35、36としては、ニッケルメッキ、スズ
メッキ等が施された銅板が使用され、絶縁体37として
はPET、マイカ等が使用される。
【0036】そして、21は前記バスパネル12に接続
されたトランジスタモジュールであり、該トランジスタ
モジュール21の上端面には、正極端子21a、負極端
子21b及び出力端子21cが配設され、前記正極端子
21aがバスバー35に、負極端子21bがバスバー3
6に電気的に接続され、それぞれボルト51、52によ
って固定される。
【0037】ところで、両バスバー35、36は互いに
異なる高さを有する。すなわち、バスバー35は、絶縁
体37が配設された分だけバスバー36より高い位置に
置かれ、バスバー35の底面とバスバー36の底面と
は、該バスバー36の厚さと絶縁体37の厚さとを加え
た分だけ離れる。そこで、正極端子21aを、バスバー
36の厚さと絶縁体37の厚さとを加えた分だけ負極端
子21bより高くすることによって、バスバー35と正
極端子21aとが連結される高さ、及びバスバー36と
負極端子21bとが連結される高さを互いに異ならせ
る。
【0038】このようにして、バスパネル12とトラン
ジスタモジュール21とを接続することができる。この
場合、正極端子21aと負極端子21bとの高さを互い
に異ならせてあるので、トランジスタモジュール21を
組み付ける際に、該トランジスタモジュール21の正極
端子21a及び負極端子21bの極性と、バスパネル1
2のバスバー35、36の極性とを互いに反転させて接
続することができなくなる。
【0039】また、前記バスパネル12に曲げ加工を施
する必要がなくなるので、コストを低くすることができ
るだけでなく、バスバー35と正極端子41とをボルト
43によって固定する部分において、バスバー35を平
坦にすることができるので、ボルト51の逃げを形成す
る必要がない。したがって、バスバー36の面積をその
分広くすることができるので、バスバー35、36間の
コンデンサ容量が大きくなり、サージを少なくすること
ができる。
【0040】さらに、バスパネル12に曲げ加工を施す
必要がないので、バスパネル12の表面に絶縁用のエポ
キシ樹脂を被覆するものにおいては、粉体塗装が容易に
なる。したがって、両バスバー35、36間に絶縁体3
7を挟み、その後、バスパネル12の全体に粉体塗装を
施す場合に、沿面距離を短くすることができる。その結
果、バスパネル12の面積を広くすることができるの
で、両バスバー35、36間のコンデンサ容量が大きく
なり、サージを少なくすることができる。
【0041】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図7は本発明の第3の実施例におけるトランジス
タモジュールの取付状態図である。図において、12は
バスパネルであり、該バスパネル12は、正極側のバス
バー58と負極側のバスバー59との間に絶縁体37を
挟んで貼り合わせることによって形成される。
【0042】そして、21は前記バスパネル12に接続
されたトランジスタモジュールであり、該トランジスタ
モジュール21の上端面には、正極端子21a、負極端
子21b及び出力端子21cが配設され、前記正極端子
21aがバスバー58に、負極端子21bがバスバー5
9に、出力端子21cが出力用バスバー61に電気的に
接続され、それぞれボルト51、52、62によって固
定される。前記出力端子21cから出力された出力電流
は、出力用バスバー61を介して図示しないモータに供
給される。なお、前記出力用バスバー61とバスバー5
9との間に絶縁体63が配設される。
【0043】ところで、両バスバー58、59は互いに
異なる高さを有する。すなわち、バスバー59は、絶縁
体37が配設された分だけバスバー58より高い位置に
置かれ、バスバー59の底面とバスバー58の底面と
は、該バスバー58の厚さと絶縁体37の厚さとを加え
た分だけ離れる。そこで、負極端子21bを、バスバー
58の厚さと絶縁体37の厚さとを加えた分だけ正極端
子21aより高くすることによって、バスバー58と正
極端子21aとが連結される高さ、及びバスバー59と
負極端子21bとが連結される高さを互いに異ならせ
る。
【0044】このようにして、バスパネル12とトラン
ジスタモジュール21とを接続することができる。そし
て、前記出力端子21cを、バスバー59の厚さと絶縁
体37の厚さとを加えた分だけ負極端子21bより高く
することによって、バスバー59と負極端子21bとが
連結される高さ、及び出力用バスバー61と出力端子2
1cとが連結される高さを互いに異ならせる。
【0045】この場合、正極端子21aと負極端子21
bとの高さを互いに異ならせてあるので、トランジスタ
モジュール21を組み付ける際に、該トランジスタモジ
ュール21の正極端子21a及び負極端子21bの極性
と、バスパネル12のバスバー58、59の極性とを互
いに反転させて接続することができなくなる。そして、
負極端子21bと出力端子21cとの高さを互いに異な
らせてあるので、バスパネル12の上に絶縁体63を挟
んで出力用バスバー61を形成することができる。した
がって、バスパネル12と出力用バスバー61とを一体
化することができるので、バスパネル12及び出力用バ
スバー61の組付けを同時に行うことができるととも
に、該出力用バスバー61の曲げ加工が不要になる。
【0046】また、前記バスパネル12に曲げ加工を施
す必要がなくなるので、コストを低くすることができる
だけでなく、バスバー58と正極端子21aとをボルト
51によって固定する部分において、バスバー58を平
坦にすることができるので、ボルト51の逃げを形成す
る必要がない。したがって、バスバー59の面積をその
分広くすることができるので、両バスバー58、59間
のコンデンサ容量が大きくなり、サージを少なくするこ
とができる。
【0047】さらに、バスパネル12に曲げ加工を施す
必要がないので、バスパネル12の表面に絶縁用のエポ
キシ樹脂を被覆するものにおいては、粉体塗装が容易に
なる。したがって、両バスバー58、59間に絶縁体3
7を挟み、その後、バスパネル12の全体に粉体塗装を
施す場合に、沿面距離を短くすることができる。その結
果、バスパネル12の面積を広くすることができるの
で、両バスバー58、59間のコンデンサ容量が大きく
なり、サージを少なくすることができる。
【0048】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるコンデンサの取
付状態図である。
【図2】従来のコンデンサの取付状態図である。
【図3】従来のトランジスタモジュールの取付状態図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施例における粉体塗装が施さ
れたバスパネルを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例における絶縁体が使用さ
れたバスパネルを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例におけるトランジスタモ
ジュールの取付状態図である。
【図7】本発明の第3の実施例におけるトランジスタモ
ジュールの取付状態図である。
【図8】本発明の第1の実施例におけるインバータ装置
の斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施例におけるインバータ装置
のブロック図である。
【符号の説明】
12 バスパネル 21 トランジスタモジュール 21a、41 正極端子 21b、42 負極端子 21c 出力端子 33 コンデンサ 35、36、58、59 バスバー 37 絶縁体 137 電流波形制御回路 138 ベースドライブ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧 公也 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタ、及び該トランジスタを選
    択的にオン・オフさせて3相の相電流を発生させるスイ
    ッチング手段を備えるインバータ装置において、正極側
    のバスバー、負極側のバスバー、及び前記正極側のバス
    バーと負極側のバスバーとの間に配設された絶縁体から
    成るバスパネルと、正極端子及び負極端子を備えた電気
    部品とを有するとともに、前記正極端子の高さと負極端
    子の高さとを互いに異ならせ、前記正極側のバスバーと
    正極端子とを正極側のバスバーの平面上において接続
    し、前記負極側のバスバーと負極端子とを負極側のバス
    バーの平面上において接続することを特徴とするインバ
    ータ装置。
  2. 【請求項2】 前記電気部品はコンデンサである請求項
    1に記載のインバータ装置。
  3. 【請求項3】 前記電気部品は一対のトランジスタから
    成るトランジスタモジュールである請求項1に記載のイ
    ンバータ装置。
  4. 【請求項4】 前記トランジスタモジュールは出力端子
    を有し、該出力端子の高さと前記正極端子及び負極端子
    の高さとを互いに異ならせた請求項1に記載のインバー
    タ装置。
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