JPH0945654A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

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JPH0945654A
JPH0945654A JP21244495A JP21244495A JPH0945654A JP H0945654 A JPH0945654 A JP H0945654A JP 21244495 A JP21244495 A JP 21244495A JP 21244495 A JP21244495 A JP 21244495A JP H0945654 A JPH0945654 A JP H0945654A
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JP
Japan
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substrate
liquid
pure water
main flow
nozzle
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JP21244495A
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Yasuhiro Mizohata
保▲廣▼ 溝畑
Yoshihiro Koyama
芳弘 小山
Sadao Hirae
貞雄 平得
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液処理から水洗に移ろうとしたときに、そ
の薬液処理で用いた薬液が水洗のための純水に混入する
ことを防止して、処理能力を高める。 【解決手段】 第1洗浄処理室22は、基板Wを保持し
て水平回転するスピンチャック50と、基板Wの上方に
配置され、処理液供給部70から供給される処理液を基
板Wに向かって吹き付ける処理液吹付ノズル52とを備
える。処理液吹付ノズル52は、内蔵するノズル本体6
0により超音波振動された処理液を基板Wに吹き付け
る。処理液供給部70は、ノズル本体60に接続される
純水用の主流路72と、この主流路72に個別に接続さ
れる薬液用の複数本の枝流路74,75とを備える。処
理液吹付ノズル52に直接接続される流路は純水用の主
流路72だけで、薬液はこの主流路72を介して送られ
ることから、薬液と純水との調合液の供給の処理後に
は、主流路72内の薬液は純水で流されて残留すること
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウェハ、
液晶パネル用のガラス基板等の基板の表面に純水、薬液
といった処理液を供給して基板の表面を洗浄する基板洗
浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウェハ等の基板を枚葉で洗
浄する基板洗浄装置として、例えば特開平2−2576
32号公報に記載されたものが知られている。この基板
洗浄装置では、図5に示すように、基板Wを保持して回
転させる支持台1の上部に、ノズル2が配置され、この
ノズル2には、純水供給用導管3が接続され、さらに、
ノズルの先端に薬液供給用導管4が接続されている。ま
た、ノズル2の内部には、超音波振動子5が配設されて
おり、この超音波振動子5は電源6に電気的に接続され
ている。かかる構成により、ノズル2から、超音波振動
の付与された純水と薬液との調合液を、回転状態にある
基板Wに対して供給することができ、効率のよい基板洗
浄を行なうことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の基板洗浄装置では、上記調合液の供給の処理後に、
純水だけで水洗を行なうことが常であった。この水洗
は、純水供給用導管3からの純水を超音波振動させて行
なうものであり、この場合に、薬液供給用導管4に滞留
した薬液が少しずつその導管4の出口からぼた落ちし
て、薬液が少しずつ前記純水に混入することがあった。
このため、薬液処理後、上記水洗に移ろうとした場合、
吐出液が純水に完全に置換されるまでにかなりの時間を
要し、処理能力が悪化するといった問題が生じた。
【0004】この発明の基板洗浄装置は、従来技術にお
ける上述した問題を解決するためになされたもので、薬
液処理から水洗に移ろうとしたときに、その薬液処理で
用いた薬液が水洗のための純水に混入することを防止し
て、その水洗に移ろうとする場合の処理能力を高めるこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用】このよう
な目的を達成するため、前記課題を解決するための手段
として、この発明の基板洗浄装置は、次の構成をとっ
た。即ち、この発明の基板洗浄装置は、基板の表面に処
理液を供給して基板の表面を洗浄する基板洗浄装置であ
って、基板を回転可能に保持する基板保持手段と、前記
基板保持手段によって保持された基板の表面に処理液を
供給し、かつ処理液に超音波振動を付与する超音波振動
部を有するノズルと、前記ノズルに処理液である純水を
送る1本の主流路と、前記主流路に個別に接続されて、
前記ノズルに処理液である薬液を送る1または複数の枝
流路とを備えることを要旨としている。
【0006】この構成によれば、ノズルに直接接続され
ている流路は純水用の主流路だけで、薬液はこの主流路
を介してノズルに送られることから、薬液の供給の処理
後には、主流路内の薬液は純水で流されて主流路内に残
留することがない。この結果、主流路から純水だけを流
す水洗の作業に処理が移った際に、その純水中に薬液が
漏れ出ることが少ない。
【0007】上記の構成において、前記超音波振動部の
処理液と接触する部分は、ガラス、セラミックまたは樹
脂で形成されていることが好ましい。
【0008】この構成によれば、処理液である薬液がノ
ズルに送られ、超音波振動部に薬液が接触したとして
も、その接触部分はガラス、セラミックまたは樹脂より
なることから、超音波振動部は薬液により腐食されるこ
とがない。
【0009】また、上記の構成において、前記枝流路
は、異なる種類の薬液をそれぞれ送る複数の枝流路であ
り、前記主流路との接合部に近い位置に配置され、かつ
薬液の流路を開閉する開閉弁と、前記開閉弁の内の選択
された複数の前記開閉弁を開状態に連続的に切り換える
ことにより、複数の洗浄行程を行なう制御手段とを備え
るようにすることが好ましい。
【0010】この構成によれば、制御手段により、複数
の開閉弁を開状態に連続的に切り換えることにより、複
数の洗浄行程が連続的に行なわれる。このため、基板が
気相と液相との間を移り変わる回数が減少する。また、
開閉弁は枝流路における主流路との接合部に近い位置に
配置されていることから、枝流路における開閉弁より下
流側の領域を小さくすることができることから、枝流路
から主流路側に漏れ出る薬液の量は一層、少ないものと
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成・作
用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形
態を実施例に基づき説明する。図1はこの発明の一実施
例としての基板洗浄装置を備えた基板処理装置20の斜
視図である。
【0012】図1に示すように、この基板処理装置20
は、プラズマアッシング室21と、第1ないし第3の洗
浄処理室22,23,24とを備え、その周辺に、イン
デクサ部26と、インデクサ部26に基板Wを受け渡し
するインデクサロボット28と、インデクサロボット2
8から基板Wを受け取ってプラズマアッシング室21お
よび第1ないし第3の洗浄処理室22,23,24に基
板Wを受け渡しするプロセッサロボット30とを備え
る。
【0013】インデクサ部26は、複数枚の基板Wを収
納するカセット32を載置する架台34を備え、この架
台34上にコ字状のカセットセンシング部36を4個備
えている。カセットセンシング部36によりカセット3
2の有無を検知している。
【0014】インデクサロボット28は、インデクサ部
26に載置されたカセット32に対して基板Wの受け渡
しを行なうロボットで、インデクサ部26に整列配置し
た複数のカセット32に沿った方向(矢印A方向)に移
動する。
【0015】プロセッサロボット30は、プラズマアッ
シング室21および第1ないし第3の洗浄処理室22,
23,24に対して基板Wの受け渡しを行なうロボット
で、これら処理室21ないし24の配列方向に沿った方
向(矢印B方向)に移動する。
【0016】インデクサロボット28およびプロセッサ
ロボット30は次のように動作する。インデクサロボッ
ト28は、インデクサ部26のカセット32から基板W
を取り出して、次段のロボットであるプロセッサロボッ
ト30に基板Wを渡す。プロセッサロボット30はその
基板Wを受け取り、プラズマアッシング室21および第
1ないし第3の洗浄処理室22,23,24内に基板W
を渡し、また、処理後の基板を引き出す。
【0017】プラズマアッシング室21は、導入された
ガスを減圧し高周波放電によってプラズマ化することに
より、プロセッサロボット30で搬入された基板W上の
レジストを除去するものである。
【0018】第1ないし第3の洗浄処理室22,23,
24の構成について次に説明する。第1ないし第3の洗
浄処理室22,23,24は同様の構成であることか
ら、ここでは第1洗浄処理室22の構成について説明
し、第2および第3洗浄処理室23,24については説
明を省略する。
【0019】図2は、第1洗浄処理室22とその処理液
供給部の概略構成図である。図2に示すように、第1洗
浄処理室22は、基板Wを保持して所定の回転速度で水
平回転するスピンチャック50と、基板Wの上方に配置
され、処理液供給部70から供給される薬液、純水とい
った処理液を基板Wに向かって吹き付ける処理液吹付ノ
ズル52と、水平回転する基板Wの周囲を囲み基板Wか
ら吹き飛ばされる水滴の飛散を防止するカップ54と、
スピンチャック50を回転駆動する駆動モータ56とを
内部に備える。
【0020】処理液吹付ノズル52は、処理液供給部7
0から供給される処理液を基板Wへ供給するノズル本体
60と、ノズル本体60に連通したノズル口62とを備
える。このノズル本体60には、超音波発振器64に電
気的に接続された超音波振動板66が内蔵されている。
超音波振動板66は、所定の周波数の振動を発生させる
もので、この超音波振動板66によりノズル本体60に
蓄えられた処理液に対して超音波振動を付与する。
【0021】なお、上記ノズル本体60はステンレス製
であるが、処理液との接触部分は、耐アルカリ性、耐酸
性のフッ素樹脂製である。また、超音波振動板66の処
理液との接触部分はガラス製である。
【0022】処理液供給部70は、ノズル本体60のノ
ズル口62とは反対の基部に設けられた処理液導入口6
1に接続される1本の主流路72と、この主流路72に
個別に接続される複数本(図2では2本を示した)の枝
流路74,75とを備える。主流路72の処理液導入口
61とは反対側の端部には、純水の供給口80が接続さ
れており、枝流路74,75の主流路72とは反対側の
端部には、第1および第2の薬液槽81,82がそれぞ
れ接続されている。
【0023】第1の薬液槽81には、過酸化水素(H2
2)が貯留され、第2の薬液槽82には、硫酸(H2
4)が貯留されている。なお、この基板洗浄装置に
は、実際は、上記2つの薬液槽81,82の他に、図3
に示すように、塩酸(HCl),アンモニア化合物(N
4OH )および酢酸(CH3C00H )を個別に貯留
する第3ないし第5の薬液槽83,84,85を備えて
おり、これら薬液槽83ないし85も、第1および第2
の薬液槽81,82と同様に、枝流路76,77,78
により主流路72に個別に接続されている。
【0024】即ち、この基板洗浄装置には、実際は、5
種類の薬液の供給経路を備えるが、図2では、2種類の
薬液の供給経路を代表して示し、以下の説明もこの2つ
の供給経路について説明し、その他の薬液の供給経路に
ついてはそれと同じものとして説明を省略する。なお、
これら薬液槽81ないし85は、基板処理装置20本体
の底部に配設されている。また、純水の供給口80は、
基板処理装置20の外部から導かれた純水供給用の管路
との接続部に相当する。
【0025】図2に示すように、主流路72には、各枝
流路74,75との接続部より上流側に、流量計91
a、流量調整弁92bおよびエア弁93bが上流側から
順に配設されている。また、枝流路74,75には、流
量計91b,91c、流量調整弁92b,92cおよび
エア弁93b,93cが上流側から順にそれぞれ配設さ
れている。なお、主流路72の純水の供給口80付近、
即ち、最も上流側に、調圧弁95も備える。
【0026】一方、第1の薬液槽81および第2の薬液
槽82には、図示しない窒素ガス源と接続される窒素ガ
ス供給路97,99がそれぞれ接続されており、各窒素
ガス供給路97,99には調圧弁97a,99aがそれ
ぞれ配設されている。調圧弁97a,99aを調整する
ことで、薬液槽81,82から枝流路74,75への薬
液供給路を窒素ガスによりパージすることが可能とな
る。
【0027】こうした構成の処理液供給部70によれ
ば、各エア弁93a,93b,93cを開閉制御するこ
とにより、薬液槽81,82に蓄えられた2種類の薬液
と純水との調合液が処理液吹付ノズル52に供給され
る。また、必要に応じて各エア弁93a,93b,93
cを開閉制御することにより、純水だけが処理液吹付ノ
ズル52に供給される。処理液供給部70から薬液と純
水との調合液が処理液吹付ノズル52に供給されると、
処理液吹付ノズル52から超音波振動された調合液が枚
葉に基板Wに噴出されて基板Wの洗浄がなされる。その
後、処理液供給部70から純水だけが処理液吹付ノズル
52に供給されると、処理液吹付ノズル52から超音波
振動された純水が枚葉に基板Wに噴出されて純水による
基板Wの洗浄がなされる。
【0028】さらに、この処理液供給部70によれば、
各エア弁93a,93b,93cを開状態に連続的に切
り換える処理を行なう。この処理により、使用する薬液
の相違する複数の洗浄行程が連続的になされる。
【0029】第1ないし第3の洗浄処理室22,23,
24の内の1または複数を適宜用いて行なう洗浄処理の
具体的な例を次に説明する。図4には、その前処理とし
て、シリコンエッチングとレジストアッシングが行なわ
れた場合(以下、第1場合と呼ぶ)、酸化膜エッチング
とレジストアッシングが行なわれた場合(第2の場
合)、アルミエッチングとレジストアッシングが行なわ
れた場合(第3の場合)についてどのような洗浄処理を
行なうかを示した。なお、上記レジストアッシングの処
理はプラズマアッシング室21により実行されている。
【0030】図4に示すように、第1の場合には、ま
ず、H2S04とH22と純水とを5:1:100の割合
で調合し、スピンチャック50を50r.p.m の回転速度
で回転させた上で、処理液吹付ノズル52からは温度8
0℃で、吐出時間30secだけその調合液を吐出す
る。次いで、スピンチャック50を50r.p.m の回転速
度で回転させて、処理液吹付ノズル52から純水を温度
80℃で、吐出時間10secだけ吐出する。その後、
NH4OHとH22と純水とを1:1:100の割合で
調合し、スピンチャック50を50r.p.m の回転速度で
回転させた上で、処理液吹付ノズル52からは温度80
℃で、吐出時間30secだけその調合液を吐出する。
次いで、スピンチャック50を50r.p.m の回転速度で
回転させ、処理液吹付ノズル52から純水を温度80℃
で、吐出時間70secだけ吐出する。さらにその後、
スピンチャック50を3000r.p.m で30sec回転
させてスピンドライを行なう。
【0031】第2の場合、第3の場合にも、図4に従う
処理を行なう。こうして、第1ないし第3の場合のいず
れにおいても処理済みの基板Wは効率よく洗浄されるこ
とになる。
【0032】以上詳述したこの実施例の基板洗浄装置に
よれば、後洗浄として処理液供給部70から供給された
純水を処理液吹付ノズル52により超音波振動させて、
その超音波振動の施された純水を基板Wに吹き付けてい
るが、この場合に、次のような理由でその純水に薬液が
混入することはない。処理液吹付ノズル52に直接接続
されている流路は純水用の主流路72だけで、薬液はこ
の主流路72を介して処理液吹付ノズル52に送られる
ことから、薬液と純水との調合液の供給の処理後には、
主流路72内の薬液は純水で流されて主流路72内に残
留することがない。この結果、主流路72から純水だけ
を流す水洗の作業に処理が移った際に、その純水中に薬
液が混入することがない。従って、その水洗に移ろうと
する場合に、従来のように吐出液が純水に完全に置換さ
れるまで時間を要するようなことがないため、処理能力
の向上を図ることができる。
【0033】なお、枝流路74,75に設けられるエア
弁93b,93cは、主流路72との接合部に近い位置
に配設されていることから、枝流路74,75における
エア弁93b,93cより下流側の領域を小さくするこ
とができることから、枝流路74,75から主流路72
側に漏れ出る薬液の量は一層、少ないものとなる。
【0034】また、枝流路74,75に設けられるエア
弁93b,93cは、主流路72との接合部に近い位置
に配設されており、処理液吹付ノズル52の付近にエア
弁93b,93cが集中することがなく、さらに、処理
液吹付ノズル52には主流路72が接続されているだけ
であることから、処理液吹付ノズル52に薬液配管やエ
ア弁が集中することがない。このため、処理液吹付ノズ
ル52の移動がスムーズに行なえ、装置設計に幅ができ
る。
【0035】さらに、この実施例では、処理液吹付ノズ
ル52のノズル本体60内においては、処理液との接触
部分は、耐アルカリ性、耐酸性のフッ素樹脂製とし、特
に、超音波振動板66の処理液との接触部分はガラス製
としたことから、これらの部材が処理液である薬液によ
り腐食されることがないことから、製品を長持ちさせ
る。
【0036】また、この処理液供給部70によれば、各
エア弁93a,93b,93cを開状態に連続的に切り
換える処理を行なうことにより、複数の洗浄行程を連続
的に行なうことができ、この結果、基板Wが気相と液相
との間を移り変わる回数が減少する。従って、その移り
変わりの際に生じるパーティクルの発生を減少すること
ができる。
【0037】なお、前記実施例では、主流路72および
枝流路74,75では、流量計91a〜91c、流量調
整弁92a〜92cおよびエア弁93a〜93bの組み
合わせにより流量の制御を行なっていたが、これに換え
て、液体用マスフローコントローラを用いる構成として
もよい。
【0038】また、処理液吹付ノズル52の超音波振動
板66の薬液との接触部分をガラス製としたが、これに
換えて、セラミック製あるいは、フッ素樹脂等の耐薬液
腐食性の樹脂としてもよい。これらの構成によっても、
ガラスの場合と同様に薬液による腐食を防いで製品を長
持ちさせる。
【0039】以上、本発明の実施の形態を詳述してきた
が、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
なる態様にて実施し得ることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の基板洗
浄装置は、薬液処理から水洗に処理が移ろうとしたとき
に、その薬液処理で用いた薬液が水洗のための純水に漏
れ出ることを防止することができる。従って、その水洗
に移ろうとする場合に、従来のように吐出液が純水に完
全に置換されるまで時間を要するようなことがないた
め、処理能力の向上を図ることができる。
【0041】特に請求項2記載の基板洗浄装置によれ
ば、ノズルが有する超音波振動部の処理液と接触する部
分は処理液、特に薬液により腐食されることがないこと
から、製品を長持ちさせる。
【0042】また、請求項3記載の基板洗浄装置によれ
ば、複数の洗浄行程が連続的に行なわれることから、基
板が気相と液相との間を移り変わる回数が減少する。こ
のため、その移り変わりの際に生じるパーティクルの発
生を減少することができる。また、この基板洗浄装置に
よれば、開閉弁は枝流路における主流路との接合部に近
い位置に配置されていることから、枝流路から主流路側
に漏れ出る薬液の量を一層、少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としての基板洗浄装置を備
えた基板処理装置20の斜視図である。
【図2】第1洗浄処理室22とその処理液供給部の概略
構成図である。
【図3】図2における処理液供給部の実際の構成を示す
概略構成図である。
【図4】洗浄処理を具体的に示した例の説明図である。
【図5】従来の基板洗浄装置の概略構成図である。
【符号の説明】
20…基板処理装置 21…プラズマアッシング室 22…第1洗浄処理室 23…第2洗浄処理室 24…第3洗浄処理室 26…インデクサ部 28…インデクサロボット 30…プロセッサロボット 32…カセット 34…架台 36…カセットセンシング部 50…スピンチャック 52…処理液吹付ノズル 54…カップ 56…駆動モータ 60…ノズル本体 61…処理液導入口 62…ノズル口 64…超音波発振器 66…超音波振動板 70…処理液供給部 72…主流路 74,75,76,77,78…枝流路 81,82,83,84,85…薬液槽 91a,91b,91c…流量計 92a,92b,92c…流量調整弁 93a,93b,93c…エア弁 95…調圧弁 97,99…窒素ガス供給路 97a,99a…調圧弁 W…基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に処理液を供給して基板の表
    面を洗浄する基板洗浄装置であって、 基板を回転可能に保持する基板保持手段と、 前記基板保持手段によって保持された基板の表面に処理
    液を供給し、かつ処理液に超音波振動を付与する超音波
    振動部を有するノズルと、 前記ノズルに処理液である純水を送る1本の主流路と、 前記主流路に個別に接続されて、前記ノズルに処理液で
    ある薬液を送る1または複数の枝流路とを備えることを
    特徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板洗浄装置であって、 前記超音波振動部の処理液と接触する部分は、ガラス、
    セラミックまたは樹脂で形成されている基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の基板洗浄装置で
    あって、 前記枝流路は、 異なる種類の薬液をそれぞれ送る複数の枝流路であり、 前記主流路との接合部に近い位置に配置され、かつ薬液
    の流路を開閉する開閉弁と、 前記開閉弁の内の選択された複数の前記開閉弁を開状態
    に連続的に切り換えることにより、複数の洗浄行程を行
    なう制御手段とを備えることを特徴とする基板洗浄装
    置。
JP21244495A 1995-07-28 1995-07-28 基板洗浄装置 Pending JPH0945654A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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