JPH0944664A - 印鑑照合方法および印鑑照合装置 - Google Patents
印鑑照合方法および印鑑照合装置Info
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- JPH0944664A JPH0944664A JP19312195A JP19312195A JPH0944664A JP H0944664 A JPH0944664 A JP H0944664A JP 19312195 A JP19312195 A JP 19312195A JP 19312195 A JP19312195 A JP 19312195A JP H0944664 A JPH0944664 A JP H0944664A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、処理時間の短縮化が図れる印鑑
照合方法および印鑑照合装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 印鑑照合方法において、原印影画像を、
原印影画像の中心位置を中心とする回転角度に関するパ
ラメータを第1軸とし、原印影画像の中心位置からの距
離に関するパラメータを第2軸とするXY座標系の第1
の画像に変換する第1ステップ、被照合印影画像を、被
照合印影画像の中心位置を中心とする回転角度に関する
パラメータを第1軸とし、被照合印影画像の中心位置か
らの距離に関するパラメータを第2軸とするXY座標系
の第2の画像に変換する第2ステップ、ならびに第1の
画像および第2の画像のうちの一方の画像を第1軸方向
に所定量ずつシフトさせ、各シフト位置での一方の画像
と、他方の画像との類似度をそれぞれ算出し、算出され
た類似度に基づいて原印影画像と被照合印影画像とが一
致するか否かを判定する第3ステップを備えている。
照合方法および印鑑照合装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 印鑑照合方法において、原印影画像を、
原印影画像の中心位置を中心とする回転角度に関するパ
ラメータを第1軸とし、原印影画像の中心位置からの距
離に関するパラメータを第2軸とするXY座標系の第1
の画像に変換する第1ステップ、被照合印影画像を、被
照合印影画像の中心位置を中心とする回転角度に関する
パラメータを第1軸とし、被照合印影画像の中心位置か
らの距離に関するパラメータを第2軸とするXY座標系
の第2の画像に変換する第2ステップ、ならびに第1の
画像および第2の画像のうちの一方の画像を第1軸方向
に所定量ずつシフトさせ、各シフト位置での一方の画像
と、他方の画像との類似度をそれぞれ算出し、算出され
た類似度に基づいて原印影画像と被照合印影画像とが一
致するか否かを判定する第3ステップを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印鑑照合方法お
よび印鑑照合装置に関する。
よび印鑑照合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関では、取引の相手を確
認するために印鑑照合が行なわれている。つまり、契約
時に契約者の印影を登録させ、以降は取引を行なう場
合、登録された印影と、契約者が持参した印鑑の印影ま
たは手形、小切手等に捺印されている印影とを比較照合
し、同一のものであるか否かを判定する。
認するために印鑑照合が行なわれている。つまり、契約
時に契約者の印影を登録させ、以降は取引を行なう場
合、登録された印影と、契約者が持参した印鑑の印影ま
たは手形、小切手等に捺印されている印影とを比較照合
し、同一のものであるか否かを判定する。
【0003】このような印鑑照合装置においては、登録
された原印影画像と、これに照合される被照合印影画像
との類似度が、パターンマッチング法によって算出さ
れ、この算出結果に基づいて両印影画像が一致するか否
かが判定される。ところで、撮像装置によって取り込ま
れた被照合印影画像は、登録された原印影画像に対し
て、回転角度位置が異なる。そこで、両印影画像の類似
度をパターンマッチング法によって算出するにあたって
は、両印影画像の回転角度位置を予め一致させるための
処理が行なわれている。
された原印影画像と、これに照合される被照合印影画像
との類似度が、パターンマッチング法によって算出さ
れ、この算出結果に基づいて両印影画像が一致するか否
かが判定される。ところで、撮像装置によって取り込ま
れた被照合印影画像は、登録された原印影画像に対し
て、回転角度位置が異なる。そこで、両印影画像の類似
度をパターンマッチング法によって算出するにあたって
は、両印影画像の回転角度位置を予め一致させるための
処理が行なわれている。
【0004】この回転角度位置を一致させるための処理
は、原印影画像に対する被照合印影画像の回転ずれ角を
求め、求めた回転ずれ角に基づいて、アフィン変換によ
り被照合印影画像を回転させている。ところが、アフィ
ン変換は、複雑な計算が必要であるため、回転角度位置
を一致させるための処理時間が長くかかり、印鑑照合処
理の全体的な処理時間が長くなるという問題がある。
は、原印影画像に対する被照合印影画像の回転ずれ角を
求め、求めた回転ずれ角に基づいて、アフィン変換によ
り被照合印影画像を回転させている。ところが、アフィ
ン変換は、複雑な計算が必要であるため、回転角度位置
を一致させるための処理時間が長くかかり、印鑑照合処
理の全体的な処理時間が長くなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、処理時間
の短縮化が図れる印鑑照合方法および印鑑照合装置を提
供することを目的とする。
の短縮化が図れる印鑑照合方法および印鑑照合装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による印鑑照合
方法は、原印影画像と、被照合印影画像とに基づいて、
原印影画像と被照合印影画像とが一致するか否かを判定
する印鑑照合方法において、原印影画像を、原印影画像
の中心位置を中心とする回転角度に関するパラメータを
第1軸とし、原印影画像の中心位置からの距離に関する
パラメータを第2軸とするXY座標系の第1の画像に変
換する第1ステップ、被照合印影画像を、被照合印影画
像の中心位置を中心とする回転角度に関するパラメータ
を第1軸とし、被照合印影画像の中心位置からの距離に
関するパラメータを第2軸とするXY座標系の第2の画
像に変換する第2ステップ、ならびに第1の画像および
第2の画像のうちの一方の画像を第1軸方向に所定量ず
つシフトさせ、各シフト位置での一方の画像と、他方の
画像との類似度をそれぞれ算出し、算出された類似度に
基づいて原印影画像と被照合印影画像とが一致するか否
かを判定する第3ステップを備えていることを特徴とす
る。
方法は、原印影画像と、被照合印影画像とに基づいて、
原印影画像と被照合印影画像とが一致するか否かを判定
する印鑑照合方法において、原印影画像を、原印影画像
の中心位置を中心とする回転角度に関するパラメータを
第1軸とし、原印影画像の中心位置からの距離に関する
パラメータを第2軸とするXY座標系の第1の画像に変
換する第1ステップ、被照合印影画像を、被照合印影画
像の中心位置を中心とする回転角度に関するパラメータ
を第1軸とし、被照合印影画像の中心位置からの距離に
関するパラメータを第2軸とするXY座標系の第2の画
像に変換する第2ステップ、ならびに第1の画像および
第2の画像のうちの一方の画像を第1軸方向に所定量ず
つシフトさせ、各シフト位置での一方の画像と、他方の
画像との類似度をそれぞれ算出し、算出された類似度に
基づいて原印影画像と被照合印影画像とが一致するか否
かを判定する第3ステップを備えていることを特徴とす
る。
【0007】この発明による印鑑照合装置は、登録すべ
き原印影と、それと照合される被照合印影の画像を読み
取るための印影画像取込み手段、読み取られた原印影画
像を、原印影画像の中心位置を中心とする回転角度に関
するパラメータを第1軸とし、原印影画像の中心位置か
らの距離に関するパラメータを第2軸とするXY座標系
の第1の画像に変換する第1の変換手段、読み取られた
被照合印影画像を、被照合印影画像の中心位置を中心と
する回転角度に関するパラメータを第1軸とし、被照合
印影画像の中心位置からの距離に関するパラメータを第
2軸とするXY座標系の第2の画像に変換する第2の変
換手段、ならびに第1の画像および第2の画像のうちの
一方の画像を第1軸方向に所定量ずつシフトさせ、各シ
フト位置での一方の画像と、他方の画像との類似度をそ
れぞれ算出する演算手段を備えていることを特徴とす
る。
き原印影と、それと照合される被照合印影の画像を読み
取るための印影画像取込み手段、読み取られた原印影画
像を、原印影画像の中心位置を中心とする回転角度に関
するパラメータを第1軸とし、原印影画像の中心位置か
らの距離に関するパラメータを第2軸とするXY座標系
の第1の画像に変換する第1の変換手段、読み取られた
被照合印影画像を、被照合印影画像の中心位置を中心と
する回転角度に関するパラメータを第1軸とし、被照合
印影画像の中心位置からの距離に関するパラメータを第
2軸とするXY座標系の第2の画像に変換する第2の変
換手段、ならびに第1の画像および第2の画像のうちの
一方の画像を第1軸方向に所定量ずつシフトさせ、各シ
フト位置での一方の画像と、他方の画像との類似度をそ
れぞれ算出する演算手段を備えていることを特徴とす
る。
【0008】この発明による印鑑照合方法または印鑑照
合装置では、アフィン変換により被照合印影画像を原印
影画像の回転角度位置に一致させる必要がない。また、
簡単なシフト処理により、被照合印影画像の回転角度位
置を変化させながら、被照合印影画像と原印影画像との
類似度を算出することができる。したがって、印鑑照合
処理時間の短縮化が図れる。
合装置では、アフィン変換により被照合印影画像を原印
影画像の回転角度位置に一致させる必要がない。また、
簡単なシフト処理により、被照合印影画像の回転角度位
置を変化させながら、被照合印影画像と原印影画像との
類似度を算出することができる。したがって、印鑑照合
処理時間の短縮化が図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0010】図1は、印鑑照合装置の構成を示してい
る。以下の説明において、印鑑照合の元となる印影を原
印影といい、原印影と照合される印影を被照合印影とい
うことにする。
る。以下の説明において、印鑑照合の元となる印影を原
印影といい、原印影と照合される印影を被照合印影とい
うことにする。
【0011】印鑑照合装置は、CPU1によって制御さ
れる。CPU1には、そのプログラム等を記憶するメイ
ンメモリ2がバスを介して接続されている。
れる。CPU1には、そのプログラム等を記憶するメイ
ンメモリ2がバスを介して接続されている。
【0012】印鑑照合装置は、印影を読み取る画像入力
系3、画像入力系3により読み取られた印影画像を一時
的に記憶するフレームメモリ4、フレームメモリ4に記
憶された印影画像に対して、アドレス変換を行なうアド
レス変換回路5、アドレス変換回路5によってアドレス
変換された原印影の画像を登録するためのテンプレート
画像記憶メモリ6、アドレス変換回路5によってアドレ
ス変換された被照合印影の画像を登録するための被照合
印影画像記憶メモリ7および類度度を算出するための相
互相関演算回路8を備えている。
系3、画像入力系3により読み取られた印影画像を一時
的に記憶するフレームメモリ4、フレームメモリ4に記
憶された印影画像に対して、アドレス変換を行なうアド
レス変換回路5、アドレス変換回路5によってアドレス
変換された原印影の画像を登録するためのテンプレート
画像記憶メモリ6、アドレス変換回路5によってアドレ
ス変換された被照合印影の画像を登録するための被照合
印影画像記憶メモリ7および類度度を算出するための相
互相関演算回路8を備えている。
【0013】フレームメモリ4、アドレス変換回路5お
よび相互相関演算回路8は、CPU1にバスを介して接
続されている。
よび相互相関演算回路8は、CPU1にバスを介して接
続されている。
【0014】図2は原印影を登録するための原印影登録
処理を示している。図3は、原印影登録処理によって登
録された原印影と被照合印影との照合を行なう印影照合
処理を示している。
処理を示している。図3は、原印影登録処理によって登
録された原印影と被照合印影との照合を行なう印影照合
処理を示している。
【0015】原印影登録処理では、画像入力系3により
原印影画像が読み取られて、フレームメモリ4に記憶さ
れる(ステップ1)。次に、中心位置合わせ処理が行な
われる(ステップ2)。この中心位置合わせ処理では、
まず、原印影画像の中心点が算出される。そして、算出
された中心点が、フレームメモリ4の所定位置に位置す
るように、原印影画像が移動せしめられる。
原印影画像が読み取られて、フレームメモリ4に記憶さ
れる(ステップ1)。次に、中心位置合わせ処理が行な
われる(ステップ2)。この中心位置合わせ処理では、
まず、原印影画像の中心点が算出される。そして、算出
された中心点が、フレームメモリ4の所定位置に位置す
るように、原印影画像が移動せしめられる。
【0016】この後、アドレス変換回路5によって、フ
レームメモリ4内の原印影画像データは、原印影画像の
中心位置を中心とする回転角度に関するパラメータを第
1軸とし、原印影画像の中心位置からの距離に関するパ
ラメータを第2軸とするXY座標系の画像データとなる
ようにアドレス変換される(ステップ3)。ここでは、
原印影画像データは、原印影画像の中心位置を中心とす
る回転角度に関するパラメータを横軸Xとし、原印影画
像の中心位置からの距離に関するパラメータを縦軸Yと
するXY座標系の画像データとなるようにアドレス変換
される。アドレス変換された画像データは、テンプレー
ト画像記憶メモリ6に記憶される(ステップ4)。
レームメモリ4内の原印影画像データは、原印影画像の
中心位置を中心とする回転角度に関するパラメータを第
1軸とし、原印影画像の中心位置からの距離に関するパ
ラメータを第2軸とするXY座標系の画像データとなる
ようにアドレス変換される(ステップ3)。ここでは、
原印影画像データは、原印影画像の中心位置を中心とす
る回転角度に関するパラメータを横軸Xとし、原印影画
像の中心位置からの距離に関するパラメータを縦軸Yと
するXY座標系の画像データとなるようにアドレス変換
される。アドレス変換された画像データは、テンプレー
ト画像記憶メモリ6に記憶される(ステップ4)。
【0017】このようなアドレス変換方法としては、図
4に示す放射状直線法、図5に示すリングデータ法等が
ある。放射状直線法では、図4(a)に示すように、フ
レームメモリ4内の原印影画像の中心から放射状にのび
かつ所定角度ずつ角度が異なる放射線に沿って、フレー
ムメモリ4内の原印影画像が読み出されてテンプレート
画像記憶メモリ6に転送される。この結果、図4(b)
に示すように、図4(a)の各放射線の回転角度位置
(原印影画像の中心位置を中心とする回転角度に関する
パラメータ)を横軸Xとし、放射線上の位置(原印影画
像の中心位置からの距離に関するパラメータ)を縦軸Y
とするXY座標系に変換された原印影画像データが、テ
ンプレート画像記憶メモリ6に展開される。
4に示す放射状直線法、図5に示すリングデータ法等が
ある。放射状直線法では、図4(a)に示すように、フ
レームメモリ4内の原印影画像の中心から放射状にのび
かつ所定角度ずつ角度が異なる放射線に沿って、フレー
ムメモリ4内の原印影画像が読み出されてテンプレート
画像記憶メモリ6に転送される。この結果、図4(b)
に示すように、図4(a)の各放射線の回転角度位置
(原印影画像の中心位置を中心とする回転角度に関する
パラメータ)を横軸Xとし、放射線上の位置(原印影画
像の中心位置からの距離に関するパラメータ)を縦軸Y
とするXY座標系に変換された原印影画像データが、テ
ンプレート画像記憶メモリ6に展開される。
【0018】リングデータ法では、図5(a)に示すよ
うに、フレームメモリ4内の原印影画像の中心から所定
長ずつ距離が異なる円に沿って、フレームメモリ4内の
原印影画像が読み出されてテンプレート画像記憶メモリ
6に転送される。この結果、図5(b)に示すように、
図5(a)の円上の位置(原印影画像の中心位置を中心
とする回転角度に関するパラメータ)を横軸Xとし、各
円の半径(原印影画像の中心位置からの距離に関するパ
ラメータ)を縦軸YとするXY座標系に変換された原印
影画像データが、テンプレート画像記憶メモリ6に展開
される。
うに、フレームメモリ4内の原印影画像の中心から所定
長ずつ距離が異なる円に沿って、フレームメモリ4内の
原印影画像が読み出されてテンプレート画像記憶メモリ
6に転送される。この結果、図5(b)に示すように、
図5(a)の円上の位置(原印影画像の中心位置を中心
とする回転角度に関するパラメータ)を横軸Xとし、各
円の半径(原印影画像の中心位置からの距離に関するパ
ラメータ)を縦軸YとするXY座標系に変換された原印
影画像データが、テンプレート画像記憶メモリ6に展開
される。
【0019】印影照合処理では、画像入力系3により被
照合印影画像が読み取られて、フレームメモリ4に記憶
される(ステップ11)。次に、中心位置合わせ処理が
行なわれる(ステップ12)。この中心位置合わせ処理
では、まず、被照合印影画像の中心点が算出される。そ
して、算出された中心点が、フレームメモリ4の所定位
置に位置するように、被照合印影画像が移動せしめられ
る。
照合印影画像が読み取られて、フレームメモリ4に記憶
される(ステップ11)。次に、中心位置合わせ処理が
行なわれる(ステップ12)。この中心位置合わせ処理
では、まず、被照合印影画像の中心点が算出される。そ
して、算出された中心点が、フレームメモリ4の所定位
置に位置するように、被照合印影画像が移動せしめられ
る。
【0020】この後、アドレス変換回路5によって、フ
レームメモリ4内の被照合印影画像データは、被照合印
影画像の中心位置を中心とする回転角度に関するパラメ
ータを第1軸とし、被照合印影画像の中心位置からの距
離に関するパラメータを第2軸とするXY座標系の画像
データとなるようにアドレス変換される(ステップ1
3)。ここでは、被照合印影画像データは、被照合印影
画像の中心位置を中心とする回転角度に関するパラメー
タを横軸Xとし、被照合印影画像の中心位置からの距離
に関するパラメータを縦軸YとするXY座標系の画像デ
ータとなるようにアドレス変換される。アドレス変換さ
れた画像データは、被照合印影画像記憶メモリ7に記憶
される(ステップ14)。
レームメモリ4内の被照合印影画像データは、被照合印
影画像の中心位置を中心とする回転角度に関するパラメ
ータを第1軸とし、被照合印影画像の中心位置からの距
離に関するパラメータを第2軸とするXY座標系の画像
データとなるようにアドレス変換される(ステップ1
3)。ここでは、被照合印影画像データは、被照合印影
画像の中心位置を中心とする回転角度に関するパラメー
タを横軸Xとし、被照合印影画像の中心位置からの距離
に関するパラメータを縦軸YとするXY座標系の画像デ
ータとなるようにアドレス変換される。アドレス変換さ
れた画像データは、被照合印影画像記憶メモリ7に記憶
される(ステップ14)。
【0021】そして、テンプレート画像記憶メモリ6に
記憶されている原印影画像のアドレス変換画像と、被照
合印影画像記憶メモリ7に記憶されている被照合印影画
像のアドレス変換画像が相互相関演算回路8に送られ、
パターンマッチング処理が行なわれる(ステップ1
5)。
記憶されている原印影画像のアドレス変換画像と、被照
合印影画像記憶メモリ7に記憶されている被照合印影画
像のアドレス変換画像が相互相関演算回路8に送られ、
パターンマッチング処理が行なわれる(ステップ1
5)。
【0022】このパターンマッチング処理では、図6に
示すように、被照合印影画像のアドレス変換画像を、X
軸方向に1つずつ所定方向にシフトさせ、各シフト位置
での類似度が算出される。被照合印影画像のアドレス変
換画像をX軸方向にシフトさせることによって得られる
画像は、被照合印影画像を所定回転角度回転させた画像
に対するアドレス変換画像となる。類似度としては、た
とえば、原印影画像のアドレス変換画像と、被照合印影
画像のアドレス変換画像との間の相互相関係数が用いら
れる。そして、最も高い類似度に基づいて、両印影画像
が一致するか否かが判定される。この判定結果が出力さ
れる(ステップ16)。
示すように、被照合印影画像のアドレス変換画像を、X
軸方向に1つずつ所定方向にシフトさせ、各シフト位置
での類似度が算出される。被照合印影画像のアドレス変
換画像をX軸方向にシフトさせることによって得られる
画像は、被照合印影画像を所定回転角度回転させた画像
に対するアドレス変換画像となる。類似度としては、た
とえば、原印影画像のアドレス変換画像と、被照合印影
画像のアドレス変換画像との間の相互相関係数が用いら
れる。そして、最も高い類似度に基づいて、両印影画像
が一致するか否かが判定される。この判定結果が出力さ
れる(ステップ16)。
【0023】なお、上記ステップ15では、被照合印影
画像のアドレス変換画像が、X軸方向に1つずつ所定方
向にシフトされているが、原印影画像のアドレス変換画
像をX軸方向に1つずつ所定方向にシフトするようにし
てもよい。
画像のアドレス変換画像が、X軸方向に1つずつ所定方
向にシフトされているが、原印影画像のアドレス変換画
像をX軸方向に1つずつ所定方向にシフトするようにし
てもよい。
【0024】上記実施の形態によれば、アフィン変換に
より被照合印影画像を原印影画像の回転角度位置に一致
させる必要がない。また、簡単なシフト処理により、被
照合印影画像の回転角度位置を変化させながら、被照合
印影画像と原印影画像との類似度算出のための、パター
ンマッチング処理が行なえる。したがって、印鑑照合処
理時間の短縮化が図れる。
より被照合印影画像を原印影画像の回転角度位置に一致
させる必要がない。また、簡単なシフト処理により、被
照合印影画像の回転角度位置を変化させながら、被照合
印影画像と原印影画像との類似度算出のための、パター
ンマッチング処理が行なえる。したがって、印鑑照合処
理時間の短縮化が図れる。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、印鑑照合処理時間の
短縮化を図ることができる。
短縮化を図ることができる。
【図1】印鑑照合装置の構成を示すブロック図である。
【図2】原印影登録処理手順を示すフローチャートであ
る。
る。
【図3】印影照合処理手順を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】放射状直線法によるアドレス変換方法を説明す
るための模式図である。
るための模式図である。
【図5】リングデータ法によるアドレス変換方法を説明
するための模式図である。
するための模式図である。
【図6】類似度の算出方法を説明するための模式図であ
る。
る。
1 CPU 2 メインメモリ 3 画像入力系 4 フレームメモリ 5 アドレス変換回路 6 テンプレート画像記憶メモリ 7 被照合印影画像記憶メモリ 8 相互相関演算回路
Claims (2)
- 【請求項1】 原印影画像と、被照合印影画像とに基づ
いて、原印影画像と被照合印影画像とが一致するか否か
を判定する印鑑照合方法において、 原印影画像を、原印影画像の中心位置を中心とする回転
角度に関するパラメータを第1軸とし、原印影画像の中
心位置からの距離に関するパラメータを第2軸とするX
Y座標系の第1の画像に変換する第1ステップ、 被照合印影画像を、被照合印影画像の中心位置を中心と
する回転角度に関するパラメータを第1軸とし、被照合
印影画像の中心位置からの距離に関するパラメータを第
2軸とするXY座標系の第2の画像に変換する第2ステ
ップ、ならびに第1の画像および第2の画像のうちの一
方の画像を第1軸方向に所定量ずつシフトさせ、各シフ
ト位置での一方の画像と、他方の画像との類似度をそれ
ぞれ算出し、算出された類似度に基づいて原印影画像と
被照合印影画像とが一致するか否かを判定する第3ステ
ップ、 を備えていることを特徴とする印鑑照合方法。 - 【請求項2】 登録すべき原印影と、それと照合される
被照合印影の画像を読み取るための印影画像取込み手
段、 読み取られた原印影画像を、原印影画像の中心位置を中
心とする回転角度に関するパラメータを第1軸とし、原
印影画像の中心位置からの距離に関するパラメータを第
2軸とするXY座標系の第1の画像に変換する第1の変
換手段、 読み取られた被照合印影画像を、被照合印影画像の中心
位置を中心とする回転角度に関するパラメータを第1軸
とし、被照合印影画像の中心位置からの距離に関するパ
ラメータを第2軸とするXY座標系の第2の画像に変換
する第2の変換手段、ならびに第1の画像および第2の
画像のうちの一方の画像を第1軸方向に所定量ずつシフ
トさせ、各シフト位置での一方の画像と、他方の画像と
の類似度をそれぞれ算出する演算手段、 を備えている印鑑照合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19312195A JPH0944664A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 印鑑照合方法および印鑑照合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19312195A JPH0944664A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 印鑑照合方法および印鑑照合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0944664A true JPH0944664A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16302615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19312195A Pending JPH0944664A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 印鑑照合方法および印鑑照合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0944664A (ja) |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP19312195A patent/JPH0944664A/ja active Pending
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