JPH0520433A - プリント配線基板の検査装置 - Google Patents

プリント配線基板の検査装置

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JPH0520433A
JPH0520433A JP3200115A JP20011591A JPH0520433A JP H0520433 A JPH0520433 A JP H0520433A JP 3200115 A JP3200115 A JP 3200115A JP 20011591 A JP20011591 A JP 20011591A JP H0520433 A JPH0520433 A JP H0520433A
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雅弘 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真の欠陥データを見逃すことなく,正確な検
査ができ,また検査時におけるパターンの位置ズレ補正
をする必要がない,プリント配線基板の検査装置を提供
すること。 【構成】 撮像装置21と,欠陥検出手段23と,デー
タ集計用マスターCPU部24とを有する。上記欠陥検
出手段23は,検査アルゴリズム部3,適合データ補正
部33,マスク照合部34を有する。また,マスク作成
時には疑似欠陥登録用アルゴリズムデータを,一方検査
時には検査用アルゴリズムデータを,検査アルゴリズム
部3に書き込むアルゴリズム設定CPU部37を有す
る。また適合データ補正部33においては,検査アルゴ
リズム部で検出された疑似欠陥データ,欠陥候補データ
をそれぞれマスクの分解能単位に補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,プリント配線基板にお
ける配線パターンの欠陥形状を検出するための検査装置
に関する。
【0002】
【従来技術】プリント配線基板における配線パターン
は,その製造過程において,断線,ショート,欠け,ゴ
ミ付着等による欠陥形状を生ずることがある。そのた
め,かかる欠陥形状を検出するための種々の検査装置が
提案されている。かかる検査装置としては,プリント配
線基板上の配線パターンを読取るCCDカメラ等の撮像
装置と,該撮像装置のアナログ信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器と,該ディジタル画像信号から欠
陥形状を検出する欠陥検出手段とを有する検査装置があ
る。そして,この欠陥検出手段としては,特徴抽出法を
検査アルゴリズムに用いたものがある。
【0003】そして,上記検査アルゴリズムを用いた検
査装置においては,疑似欠陥形状が誤報として出力され
ることがあるため,良品の標準基板を用いて疑似欠陥形
状を撮像認識し,その適合ポイントにマスクを施すため
のマスクを作成しておき,該マスクと被検査基板からの
欠陥候補データとを比較して,真の欠陥データを検出し
ている。即ち,図15,図16に示すごとく,配線パタ
ーン90の検査において,検査装置が断片部91,短絡
部92を欠陥形状と判定する場合がある。しかし,実際
は,該断片部91は,断線のように見えても正常パター
ンのオープンエンドであり,また短絡部92は正常な結
線部である。
【0004】そこで,かかる場合,真の欠陥データであ
るか否かを選別する欠陥検出手段が必要となる。従来,
そのための検査装置としては,正常な標準基板の配線パ
ターンを検査し,その際に欠陥形状と判断される部分,
即ち疑似欠陥データをメモリーに登録しておき,実検査
時にこれを照合する装置がある。即ち,実検査時におい
て,被検査基板の配線パターンを検査するとき,上記メ
モリーにある疑似欠陥データを読み出し,これを配線パ
ターンから検出された欠陥候補データと照合するもので
ある。そして,欠陥候補データが疑似欠陥データと一致
した場合には,該欠陥候補データは真の欠陥データでな
いと判断し,一致しない場合には真の欠陥データである
と判断する。そして,上記照合に当たっては,疑似欠陥
データの部分にはマスクを施したマスクテーブルを用い
る。
【0005】上記の判断方法を図17に示す。即ち,ま
ず正常な配線パターンから得られた前記疑似欠陥データ
は,マスクテーブル96に登録されている。そして,該
マスクテーブルには,セル961,969が疑似欠陥デ
ータとしてマスクされている(これをマスクデータと称
する)。疑似欠陥データでないセル962〜967はマ
スクされていない。一方,検査した配線パターンから得
られたデータテーブル95には,欠陥形状として検出さ
れた欠陥候補データがセル951,953,959にあ
る。そこで,マスクテーブル96とデータテーブル95
とを照合すると,上記3つの欠陥候補データのうちセル
951と959の欠陥候補データは疑似欠陥データのセ
ル961,969と一致するため,この2つのデータは
欠陥形状でないと判断される。一方,欠陥候補データの
セル953は,一致する疑似欠陥データがないため,真
の欠陥データ973と判断される。
【0006】ところで,上記検査の際には,疑似欠陥デ
ータを登録したときの標準基板の位置と,被検査基板の
位置とを一致させるが,実際には若干の位置ズレを生ず
る。そのため,疑似欠陥データに基づくマスクの位置に
ズレを生じ,正確な検査をすることができない。例え
ば,マスク寸法が200μmであり,標準基板と被検査
基板との位置決めのバラツキが±50μmあるとする
と,被検査基板において欠陥候補形状と認識された適合
ポイントが,マスク位置から外れてしまうことがある。
【0007】そこで,上記検査方法においては,照合処
理における疑似欠陥洩れ,即ち本来は疑似の欠陥データ
であるにも拘らず真の欠陥データと判断されることを防
止するため,データテーブルに対するマスクの位置補正
が必要である。そこで,この位置補正手段として,一般
に次の2つの手段が行われている。その1つは,マスク
を大き目に設ける拡大マスク法である。他の1つは,位
置決め精度向上のために画像処理によるアライメントを
追加する方法である。
【0008】そして,上記の拡大マスク法は,図18に
示すごとく,マスクテーブル81において,マスクする
範囲を,疑似欠陥データのセル815を中心に,これに
隣接するセル811〜814,816〜819の9倍に
拡大するものである。そして,図19に示すごとく,デ
ータテーブル82において,被検査体で得られた欠陥候
補データセル828と,マスクテーブル81における拡
大マスクセル811〜819とを比較する。比較の結
果,欠陥候補データセル828は,上記拡大マスクセル
811〜819の中にあるので真の欠陥データでないと
判断される。また,一方の画像処理によるアライメント
を追加する方法は,別系統の画像処理を行い,位置ズレ
補正を行う方法である。
【0009】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記の拡大マ
スク法においては,プリント配線基板がファイン(精
密)パターンの場合,マスクセル相当位置に近接した欠
陥候補データは,拡大されたマスクのために真の欠陥デ
ータでないと判断されてしまう。そのため,真の欠陥デ
ータを見逃すおそれがあるという問題を生ずる。また,
後者のアライメント法は上記別系統の画像処理装置が必
要なため,装置がコスト高となり,またアライメントに
要する時間が長く生産性が低い。本発明はかかる問題点
に鑑み,真の欠陥データを見逃すことなく正確な検査が
でき,また位置ズレ補正の必要がない,プリント配線基
板の検査装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】本発明の検査装置は,プリント配線
基板上の配線パターンを読み取る撮像装置と,該撮像装
置の画像信号に基づいて真の欠陥データであるか否かを
選別する欠陥検出手段と,該欠陥検出手段によって選別
された真の欠陥データを集計するデータ集計手段とを有
する。そして,上記欠陥検出手段は,マスク作成時には
欠陥形状を認識すると共にアルゴリズムに適合するポイ
ントの面積を大きくする疑似欠陥登録用アルゴリズムデ
ータを,一方検査時には欠陥形状を認識しかつアルゴリ
ズムに適合するポイントの面積を上記疑似欠陥登録用ア
ルゴリズムデータの適合ポイントの面積よりも小さくす
る検査用アルゴリズムデータを,それぞれ検査アルゴリ
ズム部に書き込むためのアルゴリズム設定CPU部と,
マスク作成時には上記疑似欠陥登録用アルゴリズムデー
タに基づいて標準基板の2値画像を形状認識して疑似欠
陥データを出力し,一方検査時には上記検査用アルゴリ
ズムデータに基づいて被検査基板の2値画像を形状認識
して欠陥候補データを出力する検査アルゴリズム部と,
該検査アルゴリズム部からの上記両適合データをそれぞ
れマスク分解能単位に補正し,補正済み欠陥形状適合デ
ータとして出力する適合データ補正部と,上記マスク作
成時における適合データ補正部からの補正済み欠陥形状
適合データをマスクデータとして記憶させるためのマス
クメモリー部と,検査時における適合データ補正部から
の補正済み欠陥形状適合データと上記マスクメモリー部
からのマスクデータとを照合するマスク照合部とより構
成してある。
【0011】本発明において,最も注目すべきことは,
欠陥検出手段として上記アルゴリズム設定CPU部,検
査アルゴリズム部,適合データ補正部,マスクメモリー
部及びマスク照合部を設けたことに加え,検査アルゴリ
ズム部を構成している空間フィルターのアルゴリズムデ
ータを,疑似欠陥マスク作成用と検査用とに分けたこと
にある。上記疑似欠陥登録用アルゴリズムデータは,マ
スク作成時において,検査アルゴリズムよりも広域に検
出すべき形状を認識し,その検出形状に対するアルゴリ
ズムの適合ポイント(画像の画素単位)の面積を大きく
するために,検査アルゴリズム部に書き込むデータであ
る。
【0012】また,検査用アルゴリズムデータは,検査
時において,検出形状の認識不可のみに着目したルール
になっており,形状認識は行うが,その際のアルゴリズ
ム適合ポイントの面積を比較的小さくするために,検査
アルゴリズム部に書き込むデータである。そして,この
両データを疑似欠陥用マスク作成(疑似欠陥登録)時と
検査時とで使い分けることにより,最適な位置に最適な
大きさの疑似欠陥マスクを施すことができる。
【0013】即ち,検査アルゴリズム部で設定されるア
ルゴリズムに入力画像が適合した際の適合ポイント部の
中心位置が,後述のマスクセル1個の中の端部分に位置
した場合(マスクセルの寸法は画素よりも大きい),適
合ポイント部の大きさ次第では隣のマスクセルへも適合
ポイントが位置することになる。そして,後述の適合デ
ータ補正部の作用により,適合ポイントのかかっている
マスクセル位置に,マスクデータが発生し(後述の補正
済み疑似欠陥データと同意),マスクメモリに保存され
る。疑似欠陥登録時には,この現象を利用して,任意の
位置補正量に合わせて適合ポイントの面積を大きくする
アルゴリズムデータを,検査アルゴリズム部に設定す
る。こうすることで,最適な位置に最適な大きさの疑似
欠陥マスクが作成できる。
【0014】疑似欠陥データは,マスク作成のために,
上記疑似欠陥登録用アルゴリズムデータに基づいて,標
準基板の2値画像を形状認識して作成されたデータであ
る。即ち,疑似欠陥データは,標準基板の正常な配線パ
ターンを用いて検査し,本来正常な形状であるにも拘ら
ず,欠陥形状であるかのごとく,疑似欠陥形状として認
識される疑似データである。該疑似欠陥データは,適合
データ補正部において後述のごとく補正され,マスクデ
ータとしてマスクメモリー部に記録される。欠陥候補デ
ータは,上記検査用アルゴリズムデータに基づいて被検
査基板の2値画像を形状認識して作成されたデータであ
る。即ち,欠陥候補データは,被検査体であるプリント
配線基板の配線パターンを検査した際に,一応欠陥形状
であると検出された形状,即ち欠陥候補形状として認識
されたデータである。この欠陥候補データは,適合デー
タ補正部において後述のごとく補正され,マスクと照合
される。
【0015】また,適合データ補正部は,上記疑似欠陥
データ及び欠陥候補データをそれぞれマスクの分解能単
位に補正し,前者の補正済み欠陥形状適合データはマス
クメモリー部に出力する。また,後者の補正済み欠陥形
状適合データは検査時においてマスク照合部へ出力す
る。また,上記マスクの分解能単位とは,マスクメモリ
ー部のメモリ1セルに保存するマスクの画像上の大きさ
をいう。
【0016】また,上記マスク照合部での照合は,上記
適合データ補正部で作成された疑似欠陥データの補正済
み欠陥形状適合データ即ち,マスクメモリー部から読み
出されるマスクデータと,上記欠陥候補データの補正済
み欠陥形状適合データとの間で行う。また,データ集計
手段は,欠陥検出手段において判断されたデータを集計
記録する手段である。また,撮像装置から出力される画
像信号は,一般にはアナログ信号であるため,A/D変
換器によりディジタル信号に変換し,2値画像とする。
【0017】
【作用及び効果】本発明の検査装置を用いて検査するに
当たっては,標準基板に基づくマスク作成時段階と,被
検査基板についての検査段階とがある。まず,マスク作
成時段階においては,アルゴリズム設定CPU部により
その専用ROM等から疑似欠陥登録用アルゴリズムデー
タを読み出して,これを検査アルゴリズム部に書き込
む。また,検査アルゴリズム部においては,標準基板の
2値画像を入力し,この入力画像の中から,上記のごと
く内部設定した疑似欠陥登録用アルゴリズムデータに適
合する欠陥形状を捜し出す(形状認識する)。そして,
疑似欠陥登録用アルゴリズムデータに適合したポイント
(適合ポイント)の有無の状態を信号化し,疑似欠陥デ
ータとして適合データ補正部へ出力する。
【0018】適合データ補正部においては,上記疑似欠
陥データをマスクの分解能単位に補正し,補正済み欠陥
形状適合データとして出力する。この補正済み欠陥形状
適合データは,マスクデータとしてマスクメモリー部に
記憶される。一方,検査段階においては,アルゴリズム
設定CPU部により,その専用ROM等から検査用アル
ゴリズムデータを読み出してこれを検査アルゴリズム部
に書き込む。また,検査アルゴリズム部においては,被
検査基板の2値画像を入力し,この入力画像の中から上
記のごとく内部設定した検査用アルゴリズムデータに適
合する欠陥形状を捜し出す(形状認識する)。
【0019】そして,検査用アルゴリズムデータに適合
したポイント(適合ポイント)の有無の状態を信号化
し,欠陥候補データとして適合データ補正部へ出力す
る。適合データ補正部においては,上記欠陥候補データ
をマスクの分解能単位に補正し,補正済み欠陥形状適合
データとしてマスク照合部へ出力する。マスク照合部に
おいては,上記欠陥候補データの補正済み欠陥形状適合
データを入力すると共に,マスクメモリー部中の上記マ
スクデータを読み出し,両者を照合する。ここで,欠陥
候補データの補正済み欠陥形状適合データがマスクデー
タの中に入っていないときには,該欠陥候補データは真
の欠陥データと判断され,データ集計部に送信される。
欠陥候補データがマスクの中にあるときには,真の欠陥
データではないと判断される。
【0020】本発明で大きな作用をもたらす手段として
は,上記のごとくマスク作成時における疑似欠陥データ
の認識用アルゴリズム(空間フィルターのルール)を,
検査用のそれとは別に設定している点があげられる。そ
れ故,従来のごとく拡大マスクを施さなくとも最適な位
置に最適の大きさのマスクを登録できる。
【0021】即ち,本発明では,疑似欠陥登録用アルゴ
リズムデータの適合ポイントの総面積を検査用アルゴリ
ズムデータよりも大きくなるようにルール設定してい
る。そのため,マスクセル境界近傍に適合ポイントの中
心が位置した時に,隣のマスクにまで適合ポイントがさ
しかかることになり,ワークの位置決め精度のバラつき
を吸収できる程度の最適寸法のマスクデータが作成でき
る。一方,前記従来の拡大マスク法は,疑似欠陥データ
のセルに隣接する8個のセル(合計9個のセル)にまで
マスク範囲を拡大している(図3C〜E,図18,図1
9参照)。そのため,真の欠陥データがあっても,マス
クセル数が大きいためにそれがマスクされ,真の欠陥デ
ータを見逃すことがあった。
【0022】それ故,本発明においては,最適な方向の
みに最小のマスク拡大が成されている為,上記従来のご
とく真の欠陥データを見逃すことがない。また,疑似欠
陥形状を誤検出することがない為,前記従来のごとく基
板の位置ズレ補正装置も必要ない。したがって,本発明
によれば,真の欠陥データを見逃すことがなく,正確な
検査ができ,また基板の位置ズレ補正装置を必要としな
い,プリント配線基板の検査装置を提供することができ
る。
【0023】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる,プリント配線基板の検査装置
につき,図1〜図3を用いて説明する。本例の検査装置
は,図1に示すごとく,プリント配線基板10上の配線
パターン11を読取るCCDカメラよりなる撮像装置2
1と,該撮像装置21のアナログ信号をディジタル信号
に変換するA/D変換器22と,欠陥検出手段23と,
データ集計用マスターCPU部24と,端末25とより
なる。
【0024】また,欠陥検出手段23は,検査アルゴリ
ズム部3と,適合データ補正部33と,マスク照合部3
4と,欠陥データメモリー部35とよりなると共に,ア
ルゴリズム設定CPU部37,マスクメモリー部38よ
りなる。また,アルゴリズム設定CPU部37は疑似欠
陥登録用アルゴリズムデータ保存ROM371,及び検
査用アルゴリズムデータ保存ROM372を有する。ま
た,上記欠陥検出手段23は,断線検出用であり,同図
に示すごとく,この他に,ショート検出用の欠陥検出手
段301,欠け検出用の欠陥検出手段302などの欠陥
検出手段を有する。
【0025】上記装置により検査するに当たっては,ま
ず標準基板に基づきマスクデータを作成する。このマス
ク作成時段階においては,まずアルゴリズム設定CPU
部37により,疑似欠陥登録用アルゴリズムデータを,
その専用ROM371より読み出して,これを検査アル
ゴリズム部3の空間フィルターに書き込む。また,検査
アルゴリズム部3においては,標準基板の2値画像を,
撮像装置21,A/D変換器22より入力し,この入力
画像の中から,上記のごとく書き込んだ疑似欠陥登録用
アルゴリズムデータに適合する欠陥形状を形状認識す
る。そして,疑似欠陥登録用アルゴリズムデータに適合
した適合ポイントの有無の状態を信号化し,疑似欠陥デ
ータとして適合データ補正部33へ出力する。
【0026】適合データ補正部33においては,上記疑
似欠陥データをマスクの分解能単位に補正し,補正済み
欠陥形状適合データとして出力する。この補正済み欠陥
形状適合データは,マスクデータとしてマスクメモリー
部38に記憶される。次に,検査段階に入る。この場合
には,アルゴリズム設定CPU部37により,検査用ア
ルゴリズムデータを,その専用ROM372より読み出
して,これを検査アルゴリズム部3の空間フィルターに
書き込む。
【0027】また,検査アルゴリズム部3においては,
被検査基板の2値画像を入力し,この入力画像の中から
上記のごとく内部設定した検査用アルゴリズムデータに
適合する欠陥形状を形状認識する。そして,検査用アル
ゴリズムデータに適合した適合ポイントの有無の状態を
信号化し,欠陥候補データとして適合データ補正部33
へ出力する。適合データ補正部33においては,上記欠
陥候補データをマスクの分解能単位に補正し,補正済み
欠陥形状適合データとしてマスク照合部へ出力34す
る。マスク照合部においては,上記欠陥候補データの補
正済み欠陥形状適合データを入力すると共に,マスクメ
モリー部中の上記マスクデータを読み出し,両者を照合
する。
【0028】ここで欠陥候補データの補正済み欠陥形状
適合データがマスクデータの中に入っていないときに
は,欠陥候補データは真の欠陥データと判断され,欠陥
データメモリー部35に入る。そして,更にデータ集計
用マスターCPU部24に送られ,端末25に表示され
る。一方,欠陥候補データがマスクの中に入っていると
きには,欠陥候補データは真の欠陥データではないと判
断される。
【0029】次に,検査アルゴリズム部3及び適合デー
タ補正部33のデータ処理の概要につき,2次元の図に
より模擬的に,図2を用いて説明する。まず,検査アル
ゴリズム部3に,検査用アルゴリズムデータを設定した
場合(検査時)につき図2(A)(B)を用いて述べ
る。そして,図2の(A)に,縦方向の断線形状の2値
画像(1と0で表現。1の部分が配線パターン,0の部
分は基材部分)を示す。また,上記の断線形状を検査ア
ルゴリズム部3において認識する。
【0030】図2(A)において,破線は,参考まで
に,マスク座標上のマスクの絶対位置に示したものであ
り,マスクセル41〜44が示されている。このマスク
セル41〜44の大きさは,2値画像の基本画素の10
倍に設定してある。次に,図2(A)に示す黒丸は,検
査アルゴリズム部において,断線形状の検査用アルゴリ
ズムデータのルールが適合した適合ポイントであり,そ
の群れを適合ポイント群4と呼ぶこととする。この適合
ポイントは,2値画像の基本画素単位の大きさである。
そして,この適合ポイントの有無が,形状認識の有無を
示している。
【0031】ここで,上記適合ポイント群4に着目する
と,群を成した複数の適合ポイントが見られるが,これ
は検査用アルゴリズムデータのルールを2値画像に対し
て1画素づつ,上下左右にずらしながら適合具合を見て
いくと,複数の適合ポイントが派生するためである。検
査アルゴリズム部3においては,この適合ポイントの有
無の状態,即ち適合ポイント群4の群れ具合を,欠陥候
補データとして出力する。
【0032】次に,適合データ補正部33においては,
欠陥候補データがマスクセル単位に補正される。この様
子を図2の(B)に示す。ここで,(便宜上,欠陥候補
データを適合ポイントの形で説明すると,セル41の中
には,上記図2(A)で示した適合ポイント4の全てが
入り込んでいる。そこで,セル41が「1」となる(斜
線で示した部分)。一方,セル42〜44には適合ポイ
ント4が入っていないので,その情報は「0」である。
このようにして得られた情報が,欠陥候補データの補正
済み欠陥形状適合データであり,マスク照合部へ送られ
る。
【0033】次に,検査アルゴリズム部3に,疑似欠陥
登録用アルゴリズムデータを設定した場合(マスク作成
時)につき,図2の(C),(D)により述べる。即
ち,例えば後述する図9,図10に示される手法を利用
した疑似欠陥登録用アルゴリズムデータを,検査アルゴ
リズム部3に設定した場合には,図2(C)に示す様な
適合ポイント群40が得られる。この適合ポイント群4
0は,上記図2(A)の適合ポイント群4に比して,適
合ポイントの数が多くなっている。そのため,セル4
2,43,44にも適合ポイントが位置している。そし
て,これらの適合ポイントは,疑似欠陥登録用アルゴリ
ズムデータに基づく疑似欠陥データである。
【0034】そこで,適合データ補正部においては,該
疑似欠陥データがマスクセル単位に補正される。この様
子を図2の(D)に示す。そして,この(D)において
は,適合ポイント群40が4つのセル41〜44の中に
入っている。そのため,セル41〜44の情報が全て
「0→1」となる。それ故,この情報をマスクメモリー
部38に登録することにより,適切な大きさのマスクが
得られる。
【0035】そして,検査時には,上記図2(A)に示
した検査データと,同図(D)に示したマスクデータと
が比較される。このとき,検査データ(図2(B)のセ
ル41)に,検査基板の若干の位置ずれに基づく位置ず
れがあったとしても,該データはマスクデータ(図2
(D)のセル41〜44)の中に入っている。そのた
め,真の欠陥データと判断されず,誤報を生じない。こ
の点につき,今少し追記すれば,図2において注目すべ
きことは,検査時(図2A,B)のセル41中の適合ポ
イント群4の位置である。この適合ポイント群4は,セ
ル41の右上に片寄っており,セル42,43,44に
近い位置にある。
【0036】もし,仮に,検査時において,被検査基板
の位置決め誤差や,エッチングムラ等によって,真の欠
陥データでないにも拘わらず,適合ポイント群4がセル
42〜44にも入ることがある。このとき,マスクがセ
ル41のみの領域であった場合には,真の欠陥データで
あるとして,誤報が出てしまう。しかし,本例において
は上記のごとく,検査アルゴリズム部における形状認識
アルゴリズムを疑似欠陥登録用アルゴリズムデータと検
査用アルゴリズムデータとに分離し,疑似欠陥登録用ア
ルゴリズムデータにおける適合ポイント群40を検査時
の適合ポイント4よりも拡大して,マスクデータを作成
している。そのため,マスクセルは最大4倍必要とする
のみである。一方,従来の拡大マスク法は,9倍のマス
クセルを必要とする。
【0037】更に,上記に関して,図3を用いて,従来
との比較をしながら説明する。図3の(A),(B)は
本発明を,(C)〜(E)は従来の前記拡大マスク法を
示している。これらは,同図に示したパターン90(図
15参照)における,断線疑似欠陥形状のオープンエン
ド910に関して示している。また,図3の(A)と
(C)とは,アルゴリズムの適合ポイントとマスクメモ
リ座標との重ね合わせ図を示し,(B)と(D),
(E)はマスクメモリ内部のマスクの状態を示してい
る。まず,本発明に関しては図3の(A),(B)に示
すごとく,疑似欠陥データの適合ポイント401はセル
41〜44の部分にある。なお,符号405はパターン
の断片部91である。
【0038】そこで,上記図2に示したごとく,適合デ
ータ補正部により補正を行うと,適合ポイントがセル4
1〜44にあるため,図3(B)に示すごとく,4つの
マスクセル41〜44にマスクが登録される。一方,従
来の拡大マスク法においては,図3(C)〜(E)に示
すごとく,まず通常のアルゴリズムでの適合ポイント4
02は上記図3(A)と異なり,1マスクセル内におさ
まっている。そして,図3(D)に示すごとく,マスク
メモリに登録したときにも,登録マスクセル41のまま
である。そこで,マスク照合部で照合するに先立って,
セル41に隣接する全てのセル42〜49に,マスクを
拡大する。これにより,マスクセルは当初の9倍の大き
さになる。
【0039】上記より知られるごとく,従来の拡大マス
ク法では,疑似欠陥データに基づくマスク拡大が9倍と
なる。そのため,前記のごとく,真の欠陥データを見逃
す可能性が出てくる。一方,本発明では,適合ポイント
の面積を拡大して,その適合ポイントが位置する4個の
セル41〜44のみをマスクセルとしている。そのた
め,基板の位置ズレに対応する最小限に拡大したマスク
を作成でき,真の欠陥データを見逃すことが殆どない。
それ故,正確な検査ができ,また前記従来のごとく,基
板の位置ズレ補正装置も必要としない。
【0040】また,上例では,図3(A)に示したごと
く,疑似欠陥データの適合ポイント401の中心が,セ
ル41の右上部分にあるため,適合ポイントが4つのマ
スクセルにマスク登録される。しかし,疑似欠陥データ
の適合ポイント401の中心が,セル41の右中央部付
近にあるときには,適合ポイントが41と44との2つ
のマスクセルに渡るのみである為,マスク登録されるマ
スクセルは2個(セル41と44)になるのみである。
【0041】実施例2 次に,実施例1に示した装置における信号処理につき,
図4〜図8のフローチャートを用いて説明する。まず,
図4は,疑似欠陥データの登録工程,即ちマスクデータ
作成工程を示している。同図において,ステップ(以下
省略)501においては,標準基板に疑似欠陥形状があ
るか否か判断され,それがないときには,図5の508
以下へ進む。一方,疑似欠陥形状があるときには,50
2に進み,データ集計用マスターCPU部24より,ア
ルゴリズム設定CPU部37に,疑似欠陥形状登録用ア
ルゴリズムの設定指令が出される。
【0042】次に,503において,アルゴリズム設定
CPU部37が,検査アルゴリズム部3内の空間フィル
ターのルールを,疑似欠陥形状登録用のものに設定す
る。次に,504において良品の標準基板を検査ケーブ
ル上に固定し,505においてこれを撮像装置21(一
次元CCDカメラ)にて撮像し,A/D変換器22にて
2値のディジタル画像信号を得る。次に,506におい
て,検査アルゴリズム部3により,上記2値画像中の疑
似欠陥形状を認識し,疑似欠陥データを発生させる。次
いで,507において,適合データ補正部33により,
マスク登録するための適合データのタイミングを補正
し,マスクメモリー部38に上記適合データの有無を登
録する。この様にして,マスクメモリー部38にマスク
データの登録が成される。
【0043】次に,図5に示すごとく,検査工程に入
る。即ち,上記507における登録後,508におい
て,マスターCPU部24より,アルゴリズム設定CP
U部37に,検査用アルゴリズムの設定指令が出る。そ
して509において,アルゴリズム設定CPU部が検査
アルゴリズム3内の空間フィルターのルールを検査用に
設定する。次に,510において,被検査基板を検査テ
ーブル上に固定し,511で被検査基板を上記一次元C
CDカメラで撮像し,A/D変換器にて2値のディジタ
ル画像信号を得る。次に,512において,検査アルゴ
リズム部3により,2値画像中の欠陥候補形状を認識
し,欠陥候補データを発生させる。
【0044】次に図6の513以下に進み,適合データ
補正部33により,上記欠陥候補データのタイミングを
マスクデータと照合できる形に補正する。そして,51
4に進み,マスクメモリー部からマスクデータが読み出
され,マスク照合部34において,上記欠陥候補データ
とマスクデータとが照合される。次に,515におい
て,上記照合の結果,真の欠陥データとされたデータを
欠陥データメモリー部35に記録する。そして,516
にて欠陥データメモリー部中のデータを,マスターCP
U部24により読み出し,集計を行い,その結果を端末
25に表示する。
【0045】そして,517において,検査が終了した
か否かを判断し,終了しておれば検査を終わる。また,
続行するときには,再び510に戻る。次に,図7及び
図8により,アルゴリズム設定CPU部37が,検査ア
ルゴリズム部3のデータを設定するフローにつき説明す
る。まず,図7の521において,マスターCPU部2
4より,設定すべきアルゴリズムデータの番号を受信す
る。この設定すべきアルゴリズムのデータ番号より,設
定アルゴリズムが検査用かマスク登録用かが判別できて
いる。例えば,1〜10が検査用のデータROMからの
読み込み,11〜20が疑似欠陥登録用データROMか
らの読み込みといった具合である。
【0046】次に,522でモード切り変え信号を設定
(H)側にする。これにより,検査アルゴリズム部3内
のRAMのアドレス・バスと,データ・バスが,設定C
PU部37と直結する。本例における検査アルゴリズム
部3を構成する空間フィルターは,後述の図11,図1
2に示す様に,RAMを用いており,アドレスバスに画
像信号を入力すると空間フィルターとして働き,データ
バスにフィルターのアルゴリズムに応じた結果が出力さ
れる仕組みになっている。
【0047】このアドレスバスとデータバスが,上記モ
ード切り変え信号によって,設定CPU部37と直結
し,RAMに任意のデータが書きこめるのである。次
に,523において,アルゴリズム設定CPU部上のデ
ータROMより,指定番号のパターン・データを必要数
分読み出す。なお,ここでは,後述する図11の検査ア
ルゴリズム部に示すように,1度に8種の空間フィルタ
ーが実現されるので,8種類分のパターンデータが読み
出される(第0ビット用〜第7ビット用まで)。
【0048】また,上記パターンデータは,各ビットが
‘1’,‘0’,そしてどちらでも良いことを示す必要
性から,図11の様な3×3の空間フィルターの場合,
3×3=9ビットだけではなく,9ビット×2=18ビ
ット分/種類必要である。例えば,ビットが1のデータ
は〔001010100〕B,ビットが0のデータは
〔010101010〕Bとすると,表現したいデータ
は〔Z0101010Z〕(Zはどちらでも良いの意
味)である。
【0049】次に,524において,アドレス・パター
ンの初期化
〔000000000〕Bを行う。そして5
25において,ビット指定変数X←0,データ変数A←
0とし,526において,アドレスパターンがXビット
用パターンデータと一致するまで判断が行われる。そし
て,一致したときには,527においてデータAの第X
ビットを立てる(1にする)。そして,528において
ビット指定Xを1つ加え,529において,X=8であ
るか否か判定する。そして,Xが8でないときには,上
記526に戻る。
【0050】また,Xが8のときには,図8の530に
進み,検査アルゴリズム部のRAMのアドレスパターン
で示されるメモリセルに,データAの内容を書き込む。
次に,531にてアドレスパターンを1つ進め,532
において,アドレスパターンが〔100000000
0〕であるか否か判断され,NOの場合は,図7に示し
た525に戻る。YESの場合には,533において,
モード切換え信号を‘検査(L)’側にする。これによ
り,SRAMのアドレス線に画像データが入力され,デ
ータ線からパターンマッチング出力が出される。次に,
534において,マスターCPU部にデータ設定の終了
を知らせ,処理を終了する。
【0051】実施例3 本例は,実施例1に示した検査アルゴリズム部3に設定
可能な,検査専用のアルゴリズムと,疑似欠陥登録専用
のアルゴリズムとの違いを示すものである。そして,両
者に違いを設ける手法としては,基本的には,限定条件
に違いをつける第1方法(図9)と,複数空間フィルタ
ー上に位置をズラしてルールを描く第2方法(図10)
の2種がある。なお,本例はショート欠陥の判定につき
示している。
【0052】まず,図9は,限定条件に違いをつける第
1方法を示している。同図の(A)は,空間フィルター
上に展開された検査用アルゴリズムを示し,(B)はこ
のアルゴリズムによって検出される適合ポイント群4を
示している(4個の黒点)。同図の(A)及び(B)に
おいて,0は基材部分を示し,1はパターン部分を示し
ている。また,同図の(C)は空間フィルター上に展開
された疑似欠陥登録用アルゴリズムを示し,標準基板を
用いて疑似欠陥データを登録するときに用いるアルゴリ
ズムである。そして,(D)は,このアルゴリズムによ
って検出される適合ポイント群40を示している。
(C)及び(D)において,0は基材部分,1はパター
ン部分を示している。
【0053】上記のことは,実際に(A)と(B)もし
くは(C)と(D)を重ね合わせて,上下左右1画素ず
つずらした組合わせについて照合すれば明らかである。
上記のごとく,(C)における限定条件を(A)のそれ
よりも減らすことで,適合ポイント群の大きさが増すこ
とが分かる。
【0054】次に,図10は,複数の空間フィルター上
に,位置をズラしてルールを描く,第2方法を示してい
る。図10の(A)〜(D)は,空間フィルター上のア
ルゴリズムルールの位置を変えた4種の登録用アルゴリ
ズムを示している。これら(A)〜(D)のアルゴリズ
ムを設定した空間フィルターの出力はORをとられ,1
つの出力として次段へ接続されている。この時,各空間
フィルターに,(E)で示す2×2画素の正方形パター
ンを入力した場合,各1つの空間フィルターの出力が2
×2画素分の適合ポイントであることは明らかである。
加えて全空間フィルターのOR出力は,アルゴリズムデ
ータのずらし位置の関係から,4×4画素の適合ポイン
トになる。
【0055】この様に1つのルールを,複数の空間フィ
ルターに位置をズラして設定し,各フィルターの出力の
ORをとることで,適合ポイントの面積を大きくするこ
とができる。そして,該適合ポイント(16個の黒点)
が,疑似欠陥データとして適合データ補正部に送られ
る。一方,図10の(F)は,検査用アルゴリズムを示
し,具体的には(A)〜(D)で使用した4つの空間フ
ィルターの全てに(F)のアルゴリズムを書き込むもの
である。これは「1」が検出された画素(4個の黒点)
そのままの状態で,適合データ補正部に送られる。ま
た,上記第1方法と第2方法とを組み合わせることもで
きる。
【0056】実施例4 本例は,図11に示すごとく,実施例1に示した検査ア
ルゴリズム部の基本構成について,3×3画素の空間フ
ィルターを用いた場合を示す。同図の左方の入力画像例
中に,破線50で囲んで示すごとく,ここでは,3×3
画素分を入力画像としている。そして,8個の空間フィ
ルターが,OR回路に接続されている。そして,この8
個の空間フィルター上にかかれるアルゴリズムが,図
9,図10で説明された手法に基づくものになる。
【0057】実施例5 本例は,図12に示すごとく,上記実施例4に示した空
間フィルターを用いた,検査アルゴリズム部3における
ブロック線図を示している。A/D変換器から入力され
た2値画像は,シフトレジスタ51,マルチプレクサ5
2,RAM53によりそれぞれ処理されて,OR回路を
経て,疑似欠陥データとして出力される。
【0058】また,アルゴリズム設定CPU部37から
は,上記マルチプレクサ52へアドレスバスが,また3
ステートバッファへデータバスが接続されている。検査
アルゴリズム部3を駆動するシステムクロックが画素ク
ロックであり,ラインメモリやシフトレジスタを駆動し
ている。ラインメモリとシフトレジスタとの組合わせに
より一次元の2値画像が2次元に展開されている。そし
て,この2次元の2値画像がRAM53により形状認識
され,その結果がORを介して出力される。
【0059】実施例6 本例は,図13,図14に示すごとく,マスクセルの寸
法が10×10画素のときの,適合データ補正部の回路
例及びタイミングチャートを示している。検査アルゴリ
ズム部3からの疑似欠陥データはシフトレジスタ(10
画素分のシフト)56に入り,OR回路を経て,Dフリ
ップフロップ57に入る。そして,マスクセル間隔補正
済のマスクデータが,マスク照合部34又はマスクメモ
リー部38に入る。
【0060】また,画素クロック581がシフトレジス
タ56に入る。また,画素クロック581は,マスクセ
ルが10画素分の幅を持つ場合,1/10分周回路58
を経て,10回に1回ラッチの割合で,Dフリップフロ
ップ57に入る。上記画素クロックは,1画素クロック
で入力される。そして,マスク幅の区間(本例では10
画素)に1画素でも疑似欠陥データがあれば,1マスク
セル分遅れて1マスクセル間‘H’状態を保持する。図
14は,上記図13の回路における,タイミングチャー
トと,その入力及び出力を示している。マスクセル間隔
補正済の疑似欠陥データは,マスクセル画像幅(10ク
ロック)である。また,出力側の時間2では,この時間
中,欠陥形状適合データが存在していることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における検査装置のブロック図。
【図2】実施例1における適合ポイントの面積拡大の説
明。
【図3】実施例1における,本発明と従来例とのマスク
メモリの比較説明図。
【図4】実施例2における疑似欠陥登録工程のフローチ
ャート。
【図5】実施例2における検査工程のフローチャート。
【図6】図5から続く,検査工程のフローチャート。
【図7】実施例2における検査用アルゴリズムデータの
設定工程のフローチャート。
【図8】図7から続く,検査用アルゴリズムデータの設
定工程のフローチャート。
【図9】実施例3における,検査専用のアルゴリズムと
疑似欠陥登録用のアルゴリズムとの違いを示す説明図。
【図10】実施例3における,検査専用のアルゴリズム
と疑似欠陥登録用のアルゴリズムとの違いを示す他の説
明図。
【図11】実施例4における検査アルゴリズム部の働き
を示す説明図。
【図12】実施例5における検査アルゴリズム部のブロ
ック線図。
【図13】実施例6における適合データ補正部のブロッ
ク線図。
【図14】実施例6における,検査時のタイミングチャ
ート。
【図15】プリント配線板のパターンにおける疑似欠陥
形状の説明図。
【図16】プリント配線板のパターンにおける疑似欠陥
形状の説明図。
【図17】欠陥候補データと真の欠陥データとの関係を
示す説明図。
【図18】従来の拡大マスク法の説明図。
【図19】従来の拡大マスク法の問題点を示す説明図。
【符号の説明】
10...プリント配線基板,11...パターン,
4...適合ポイント,41〜49...セル,

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プリント配線基板上の配線パターンを読
    み取る撮像装置と,該撮像装置の画像信号に基づいて真
    の欠陥データであるか否かを選別する欠陥検出手段と,
    該欠陥検出手段によって選別された真の欠陥データを集
    計するデータ集計手段とよりなり, かつ,上記欠陥検出手段は,マスク作成時には欠陥形状
    を認識すると共にアルゴリズムに適合するポイントの面
    積を大きくする疑似欠陥登録用アルゴリズムデータを,
    一方検査時には欠陥形状を認識しかつアルゴリズムに適
    合するポイントの面積を上記疑似欠陥登録用アルゴリズ
    ムデータの適合ポイントの面積よりも小さくする検査用
    アルゴリズムデータを,それぞれ検査アルゴリズム部に
    書き込むためのアルゴリズム設定CPU部と, マスク作成時には上記疑似欠陥登録用アルゴリズムデー
    タに基づいて標準基板の2値画像を形状認識して疑似欠
    陥データを出力し,一方検査時には上記検査用アルゴリ
    ズムデータに基づいて被検査基板の2値画像を形状認識
    して欠陥候補データを出力する検査アルゴリズム部と, 該検査アルゴリズム部からの上記両適合データをそれぞ
    れマスク分解能単位に補正し,補正済み欠陥形状適合デ
    ータとして出力する適合データ補正部と, 上記マスク作成時における適合データ補正部からの補正
    済み欠陥形状適合データをマスクデータとして記憶させ
    るためのマスクメモリー部と, 検査時における適合データ補正部からの補正済み欠陥形
    状適合データと上記マスクメモリー部からのマスクデー
    タとを照合するマスク照合部とより構成したことを特徴
    とするプリント配線基板の検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0855218A (ja) * 1994-08-09 1996-02-27 Fujitsu Ltd パターン検査方法及びパターン検査装置
KR100722622B1 (ko) * 2005-09-28 2007-05-28 삼성전기주식회사 지능형 기판 회로형성 장치 및 그 방법
JP2007200246A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Sharp Corp 画像処理アルゴリズムの評価方法、生成方法、装置、プログラムおよび記録媒体
US8928223B2 (en) 2010-03-25 2015-01-06 Toshiba Hokuto Electronics Corporation Magnetron and microwave oven therewith

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