JPH0855218A - パターン検査方法及びパターン検査装置 - Google Patents

パターン検査方法及びパターン検査装置

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JPH0855218A
JPH0855218A JP6187388A JP18738894A JPH0855218A JP H0855218 A JPH0855218 A JP H0855218A JP 6187388 A JP6187388 A JP 6187388A JP 18738894 A JP18738894 A JP 18738894A JP H0855218 A JPH0855218 A JP H0855218A
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浩司 岡
Hideo Okada
英夫 岡田
Yorihiro Sakashita
頼弘 坂下
Moritoshi Ando
護俊 安藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ミクロな欠陥についてもマクロな欠陥につい
ても検出し、欠陥の過剰検出を防止し、欠陥検出性能の
変化を防止する。 【構成】 被検査物、例えばプリント配線基板の配線パ
ターンの検査パターン2に発生する欠陥を検出するパタ
ーン検査方法において、予め設定された基準パターン中
に存在する最も細いパターンの許容最小値に応じて、該
許容最小値よりサイズの小さな欠陥を検出するミクロ欠
陥検出工程3、及び許容最小値W以上のサイズの欠陥を
検出するマクロ欠陥検出工程103を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパターン検査方法及びこ
のパターン検査方法に直接使用するパターン検査装置に
関し、特に、画像処理を用いたものである。
【0002】コンピュータの普及による産業の自動化に
伴い、組立、検査工程で、画像処理を用いたパターン検
査方法を使用して、プリント配線板等のパターン検査を
行う場合が増加している。
【0003】このパターン検査方法において、人手に頼
る検査を無くして検査時間を短縮するために、より正確
な検査ができることを必要とされている。
【0004】
【従来の技術】図21は、従来のパターン検査装置の二
例の構成図を示す。
【0005】図21(A)のパターン検査装置は、ラジ
アル測長手段202とラジアルコード化手段203と欠
陥抽出手段204と欠陥情報出力手段205とで構成さ
れる。
【0006】ラジアル測長手段202は、検知光学系2
00で切り出された被検査物の検査パターン201の画
像データを画素の連続性に応じた8方向の測長値を測長
する。
【0007】ラジアルコード化手段203は、8方向の
測長値からパターンの略中心を検出し、予め設定された
パラメータに従ってラジアルコード化する。
【0008】欠陥抽出手段204は、検査パターン20
1の所定位置のウィンドウにおいて、ラジアルコード化
手段203で生成されるラジアルコードと、欠陥辞書内
の欠陥コードとを比較し、この比較の結果、ラジアルコ
ードが欠陥辞書内に存在するときは、このコードを欠陥
抽出コードとして抽出する。
【0009】この結果、欠陥情報出力手段205から欠
陥情報が出力され、検査パターン201を欠陥パターン
であると判断される。
【0010】また、図21(B)のパターン検査装置
は、位置合わせ手段212と差分パターン抽出手段21
3と差分パターン測長手段214と欠陥抽出手段215
と欠陥情報出力手段216とで構成される。
【0011】位置合わせ手段212は、被検査物の検査
パターン201とCADパターン211との位置合わせ
を行う。
【0012】差分パターン抽出手段213は、上記位置
合わせした検査パターン201とCADパターン211
との差分パターンを抽出する。
【0013】差分パターン測長手段214は、上記差分
パターンを測長する。
【0014】欠陥抽出手段215は、この測長された差
分パターンを所定のサイズに応じて欠陥抽出領域として
抽出する。
【0015】この結果、欠陥情報出力手段216欠陥情
報が出力され、検査パターン201を欠陥パターンであ
ると判断される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図21
(A)に示した従来のパターン検査装置では、第1に欠
陥と正常とが同一形状の場合は、両方を検出してしま
い、欠陥の検出が過剰となるという課題があった。
【0017】詳しくは、図22(A)に示すように、断
線300と正常終端301とを区別することができず、
両方を検出していた。また、短絡302と正常T分岐と
を区別することができず、両方を検出していた。
【0018】第2にマクロな欠陥の検出が困難であると
いう課題があった。
【0019】詳しくは、図22(B)に示すように、リ
ード付きランド305には、剥がれ部分306が発生し
ているが、ラジアルコードが304と同じになるため、
剥がれ部分306の領域が大きい場合は、検出できない
ものであった。
【0020】第3に測長限界を越えるパターンの検査が
できないという課題があった。
【0021】詳しくは、図22(C)に示すように、リ
ード付きランド307のランド部分が測長限界を越える
場合は、中心検出ができず、欠陥検出ができないもので
あった。
【0022】一方、図21(B)に示すパターン検査装
置にあっては、第4にミクロな欠陥の検出が困難である
という課題があった。
【0023】詳しくは、図23(A)に示すように、検
査パターン310とCADパターン311との差分パタ
ーン312では、欠陥の判定サイズを2×2画素以上に
設定すると、ミクロな欠陥となる断線欠陥部分313を
も逃してしまう。
【0024】これを防止するために、判定サイズを1×
1画素に設定すると、欠陥とならない差分パターン31
2のパターンエッジ部分314をも欠陥として検出して
しまい欠陥の検出が過剰となってしまった。
【0025】第5に欠陥形状またはマッチング位置によ
る欠陥検出性能が変化してしまうという課題があった。
【0026】詳しくは、図23(B)に示すように、検
査規格(欠陥の判定サイズ)を、設計パターン幅Wの1
/3以上の欠けの場合が欠陥となるようにする。
【0027】(a)の場合では、欠け320aの幅が3
W/8であり、W/3より長いので、欠陥として検出さ
れる。
【0028】(b)の場合では、欠け321a、321
bの幅がW/4であり、W/3より短いので、欠陥とし
て検出されない。
【0029】(C)の場合では、欠け322aの幅がW
/8で欠陥として検出されないが、欠け322bの幅が
3W/8であり、W/3より長いので、欠陥として検出
される。
【0030】このように、検査パターンの欠陥形状また
は検査パターンとCADパターンとのマッチング位置に
よる欠陥検出性能が変化してしまうものであった。
【0031】そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなさ
れたもので、ミクロな欠陥についてもマクロな欠陥につ
いても検出し、欠陥の過剰検出を防止し、欠陥検出性能
の変化を防止することができるパターン検査方法および
パターン検査装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被検
査物の検査パターンに発生する欠陥を検出するパターン
検査方法において、予め設定された所定の基準サイズに
応じて、該基準サイズよりサイズの小さな欠陥を検出す
るミクロ欠陥検出工程と、上記基準サイズ以上のサイズ
の欠陥を検出するマクロ欠陥検出工程と、を含むことを
特徴とするものである。
【0033】また、請求項2の発明は、上記基準サイズ
を、上記被検査物の基準パターン中に存在する最も細い
パターンの許容最小値としたことを特徴とするパターン
検査方法である。
【0034】また、請求項3の発明は、上記ミクロ欠陥
検出工程を、上記被検査物の検査パターンの画像データ
を画素の連続性に基づいてコード化して検査コードを生
成し、予め登録された欠陥パターンの欠陥コードと上記
検査コードとを比較して、上記基準サイズよりサイズの
小さな欠陥に対応する欠陥コードと一致する検査コード
を欠陥抽出コードとして抽出して欠陥を検出する構成と
したことを特徴とするパターン検査方法である。
【0035】また、請求項4の発明は、上記ミクロ欠陥
検出工程を、第1のミクロ欠陥1次処理工程と第1のミ
クロ欠陥2次処理工程とで構成し、上記第1のミクロ欠
陥1次処理工程を、上記被検査物の検査パターンの画像
データを画素の連続性に基づいてコード化して検査コー
ドを生成し、予め登録された欠陥パターンの欠陥コード
と上記検査コードとを比較して、上記基準サイズよりサ
イズの小さな欠陥に対応する欠陥コードと一致する検査
コードを欠陥候補抽出コードとして抽出する構成とし、
上記第1のミクロ欠陥2次処理工程を、上記欠陥候補抽
出コードから許容できない真欠陥に対応する真欠陥コー
ドを抽出して欠陥を検出する構成としたことを特徴とす
るパターン検査方法である。
【0036】また、請求項5の発明は、上記第1のミク
ロ欠陥2次処理工程を、上記検査パターンに対応する位
置の上記基準パターンの画像データを画素の連続性に基
づいてコード化して基準コードを生成し、上記位置を基
準に所定の範囲内における全ての基準コードと上記欠陥
候補抽出コードとを比較して、該基準コードと一致しな
い欠陥候補抽出コードを、許容できない真欠陥に対応す
る真欠陥コードとして抽出して欠陥を検出する構成とし
たことを特徴とするパターン検査方法である。
【0037】また、請求項6の発明は、上記ミクロ欠陥
検出工程を、第2のミクロ欠陥1次処理工程と第2のミ
クロ欠陥2次処理工程とで構成し、上記第2のミクロ欠
陥1次処理工程を、上記被検査物の検査パターンの画像
データを画素の連続性に基づいてコード化して検査コー
ドを生成し、各種コードに対応したパターン形状の種類
を示すカテゴリコードを上記検査コードに基づいて検索
して検査カテゴリコードを得、予め登録された欠陥パタ
ーンのカテゴリコードと上記検査カテゴリコードを比較
して、上記基準サイズよりサイズの小さな欠陥に対応す
るカテゴリコードと一致する検査カテゴリコードを欠陥
候補抽出コードとして抽出する構成とし、上記第2のミ
クロ欠陥2次処理工程を、上記検査パターンに対応する
位置の上記基準パターンの画像データを画素の連続性に
基づいてコード化して基準コードを生成し、各種コード
に対応したパターン形状の種類を示すカテゴリコードを
上記基準コードに基づいて検索して基準カテゴリコード
を得、上記位置を基準に所定の範囲内における全ての上
記基準カテゴリコードと上記欠陥候補抽出カテゴリコー
ドとを比較して、該基準カテゴリコードと一致しない欠
陥候補抽出カテゴリコードを、許容できない真欠陥に対
応する真欠陥コードとして抽出して欠陥を検出する構成
としたことを特徴とするパターン検査方法である。
【0038】また、請求項7の発明は、上記第2のミク
ロ欠陥2次処理工程を、上記検査パターンに対応する位
置の上記基準パターンの画像データを画素の連続性に基
づいてコード化して基準コードを生成し、各種コードに
対応したパターン形状の種類を示すカテゴリコードを上
記基準コードに基づいて検索して基準カテゴリコードを
得、上記位置および上記パターンの形状の種類に応じ
て、限定した範囲内における全てのあるいは一部の上記
基準カテゴリコードと上記欠陥候補抽出カテゴリコード
とを比較して、該基準カテゴリコードと一致しない欠陥
候補抽出カテゴリコードを、許容できない真欠陥に対応
する真欠陥コードとして抽出して欠陥を検出する構成に
代えた ことを特徴とするパターン検査方法である。
【0039】また、請求項8の発明は、上記第2のミク
ロ欠陥2次処理工程を、上記欠陥候補抽出カテゴリコー
ドと対象となるカテゴリとの関係を分類し、この分類に
対応したパターン形状の種類を示す各種上位カテゴリコ
ードを格納し、上記欠陥候補抽出カテゴリコードと、該
欠陥候補抽出カテゴリコードを中心とする所定領域内に
おけるカテゴリ分布中の対象となる特定のカテゴリとの
関係に基づいて、この関係に対応する上位カテゴリコー
ドを選択して出力し、上記上位カテゴリコードに基づい
て、許容できない真欠陥に対応する真欠陥コードを判定
して欠陥を検出する構成に代えたことを特徴とするパタ
ーン検査方法である。
【0040】また、請求項9の発明は、上記第2のミク
ロ欠陥2次処理工程を、上記欠陥候補抽出カテゴリコー
ドを中心として、この中心から放射状に分布するカテゴ
リを複数検出し、上記検出された複数のカテゴリを相互
に関係づけて階層型ネットワーク構造のデータとして処
理することにより、上位カテゴリを出力し、上記上位カ
テゴリコードに基づいて、許容できない真欠陥に対応す
る真欠陥コードを判定して欠陥を検出する構成に代えた
ことを特徴とするパターン検査方法である。
【0041】また、請求項10の発明は、上記マクロ欠
陥検出工程を、上記被検査物の検査パターンと基準パタ
ーンとの位置合わせを行い、上記位置合わせした上記被
検査物の検査パターンと上記基準パターンとの差分パタ
ーンを抽出し、上記差分パターンを測長し、この測長さ
れた測長値を上記基準サイズと比較して、該基準サイズ
以上の領域を欠陥抽出領域として抽出して欠陥を検出す
る構成としたことを特徴とするパターン検査方法であ
る。
【0042】また、請求項11の発明は、上記マクロ欠
陥検出工程を、マクロ欠陥1次処理工程とマクロ欠陥2
次処理工程とで構成し、上記マクロ欠陥1次処理工程
を、上記被検査物の検査パターンと基準パターンとの位
置合わせを行い、上記位置合わせした上記被検査物の検
査パターンと上記基準パターンとの差分パターンを抽出
し、上記差分パターンを測長し、この測長された測長値
を上記基準サイズと比較して、該基準サイズ以上の領域
を欠陥候補抽出領域として抽出する構成とし、上記マク
ロ欠陥2次処理工程を、上記欠陥候補抽出領域から、許
容できない真欠陥に対応する真欠陥領域を抽出して欠陥
を検出する構成としたことを特徴とするパターン検査方
法である。
【0043】また、請求項12の発明は、上記マクロ欠
陥2次処理工程を、上記基準パターンに基づき、欠陥を
許容できない致命領域のパターンを作成し、上記欠陥候
補抽出領域と対応する位置の致命領域のパターンを参照
し、該欠陥候補抽出領域と対応する位置が上記致命領域
に存在する場合を真欠陥領域として抽出して欠陥を検出
する構成としたことを特徴とするパターン検査方法であ
る。
【0044】また、請求項13の発明は、上記致命領域
を、上記基準パターンの各パターンの周縁から外方向お
よび内方向のそれぞれに、一定の幅で設けることを特徴
とするパターン検査方法である。
【0045】また、請求項14の発明は、上記致命領域
の一定の幅を、上記外方向と上記内方向とでそれぞれ異
なる値としたことを特徴とするパターン検査方法であ
る。
【0046】また、請求項15の発明は、上記致命領域
の一定の幅を、上記パターン形状の種類に応じて、予
め、変化させて設定することを特徴とするパターン検査
方法である。
【0047】また、請求項16の発明は、上記致命領域
を、上記基準パターンのパターン間隔を測長し、このパ
ターン間隔が、予め、定められた値よりも小さい領域を
第1の領域として抽出し、上記基準パターンのパターン
幅を測長し、このパターン幅が、予め、定められた値よ
りも小さい領域を第2の領域として抽出し、上記第1の
領域および上記第2の領域のうちの少なくともいずれか
一方を算出して設ける構成としたことを特徴とするパタ
ーン検査方法である。
【0048】また、請求項17の発明は、被検査物の検
査パターンに発生する欠陥を検出するパターン検査装置
において、予め設定された所定の基準サイズに応じて、
該基準サイズよりサイズの小さな欠陥を検出するミクロ
欠陥検出手段と、上記基準サイズ以上のサイズの欠陥を
検出するマクロ欠陥検出手段と、を備えることを特徴と
するものである。
【0049】また、請求項18の発明は、上記基準サイ
ズを、上記被検査物の基準パターン中に存在する最も細
いパターンの許容最小値としたことを特徴とするパター
ン検査装置である。
【0050】また、請求項19の発明は、上記ミクロ欠
陥検出手段を、上記被検査物の検査パターンの画像デー
タを画素の連続性に基づいてコード化して検査コードを
生成する検査コード生成手段と、予め登録された欠陥パ
ターンの欠陥コードと上記検査コードとを比較して、上
記基準サイズよりサイズの小さな欠陥に対応する欠陥コ
ードと一致する検査コードを欠陥抽出コードとして抽出
して欠陥を検出するミクロ欠陥抽出手段と、よりなる構
成としたことを特徴とするパターン検査装置である。
【0051】また、請求項20の発明は、上記ミクロ欠
陥検出手段を、第1のミクロ欠陥1次処理手段と第1の
ミクロ欠陥2次処理手段とで構成し、上記第1のミクロ
欠陥1次処理手段を、上記被検査物の検査パターンの画
像データを画素の連続性に基づいてコード化して検査コ
ードを生成する検査コード生成手段と、予め登録された
欠陥パターンの欠陥コードと上記検査コードとを比較し
て、上記基準サイズよりサイズの小さな欠陥に対応する
欠陥コードと一致する検査コードを欠陥候補抽出コード
として抽出するミクロ欠陥候補抽出手段と、よりなる構
成とし、上記第1のミクロ欠陥2次処理手段を、上記欠
陥候補抽出コードから許容できない真欠陥に対応する真
欠陥コードを抽出して欠陥を検出するミクロ欠陥抽出手
段で構成したことを特徴とするパターン検査装置であ
る。
【0052】また、請求項21の発明は、上記第1のミ
クロ欠陥2次処理手段を、上記検査パターンに対応する
位置の上記基準パターンの画像データを画素の連続性に
基づいてコード化して基準コードを生成する基準コード
生成手段と、上記位置を基準に所定の範囲内における全
ての基準コードと上記欠陥候補抽出コードとを比較し
て、該基準コードと一致しない欠陥候補抽出コードを、
許容できない真欠陥に対応する真欠陥コードとして抽出
して欠陥を検出するミクロ欠陥抽出手段と、よりなる構
成としたことを特徴とするパターン検査装置である。
【0053】また、請求項22の発明は、上記ミクロ欠
陥検出手段を、第2のミクロ欠陥1次処理手段と第2の
ミクロ欠陥2次処理手段とで構成し、上記第2のミクロ
欠陥1次処理手段を、上記被検査物の検査パターンの画
像データを画素の連続性に基づいてコード化して検査コ
ードを生成する検査コード生成手段と、各種コードに対
応したパターン形状の種類を示すカテゴリコードを上記
検査コードに基づいて検索して検査カテゴリコードを得
る検査カテゴリコード取得手段と、予め登録された欠陥
パターンのカテゴリコードと上記検査カテゴリコードを
比較して、上記基準サイズよりサイズの小さな欠陥に対
応するカテゴリコードと一致する検査カテゴリコードを
欠陥候補抽出コードとして抽出するミクロ欠陥候補抽出
手段と、よりなる構成とし、上記第2のミクロ欠陥2次
処理手段を、上記検査パターンに対応する位置の上記基
準パターンの画像データを画素の連続性に基づいてコー
ド化して基準コードを生成する基準コード生成手段と、
各種コードに対応したパターン形状の種類を示すカテゴ
リコードを上記基準コードに基づいて検索して基準カテ
ゴリコードを得る基準カテゴリコード取得手段と、上記
位置を基準に所定の範囲内における全ての上記基準カテ
ゴリコードと上記欠陥候補抽出カテゴリコードとを比較
して、該基準カテゴリコードと一致しない欠陥候補抽出
カテゴリコードを、許容できない真欠陥に対応する真欠
陥コードとして抽出して欠陥を検出するミクロ欠陥抽出
手段と、よりなる構成としたことを特徴とするパターン
検査装置である。
【0054】また、請求項23の発明は、上記第2のミ
クロ欠陥2次処理手段を、上記検査パターンに対応する
位置の上記基準パターンの画像データを画素の連続性に
基づいてコード化して基準コードを生成する基準コード
生成手段と、各種コードに対応したパターン形状の種類
を示すカテゴリコードを上記基準コードに基づいて検索
して基準カテゴリコードを得る基準カテゴリコード取得
手段と、上記位置および上記パターンの形状の種類に応
じて、限定した範囲内における全てのあるいは一部の上
記基準カテゴリコードと上記欠陥候補抽出カテゴリコー
ドとを比較して、該基準カテゴリコードと一致しない欠
陥候補抽出カテゴリコードを、許容できない真欠陥に対
応する真欠陥コードとして抽出して欠陥を検出するミク
ロ欠陥抽出手段と、よりなる構成に代えたことを特徴と
するパターン検査装置である。
【0055】また、請求項24の発明は、上記第2のミ
クロ欠陥2次処理手段を、上記欠陥候補抽出カテゴリコ
ードと対象となるカテゴリとの関係を分類し、この分類
に対応したパターン形状の種類を示す各種上位カテゴリ
コードを格納し、上記欠陥候補抽出カテゴリコードと、
該欠陥候補抽出カテゴリコードを中心とする所定領域内
におけるカテゴリ分布中の対象となる特定のカテゴリと
の関係に基づいて、この関係に対応する上位カテゴリコ
ードを選択して出力する上位カテゴリ変換手段と、上記
上位カテゴリコードに基づいて、許容できない真欠陥に
対応する真欠陥コードを判定して欠陥を検出するミクロ
欠陥抽出手段と、よりなる構成に代えたことを特徴とす
るパターン検査装置である。
【0056】また、請求項25の発明は、上記第2のミ
クロ欠陥2次処理手段を、上記欠陥候補抽出カテゴリコ
ードを中心として、この中心から放射状に分布するカテ
ゴリを複数検出する放射状カテゴリ検出手段と、上記検
出された複数のカテゴリを相互に関係づけて階層型ネッ
トワーク構造のデータとして処理することにより、上位
カテゴリを出力するニューラルネットワークと、上記上
位カテゴリコードに基づいて、許容できない真欠陥に対
応する真欠陥コードを判定して欠陥を検出するミクロ欠
陥抽出手段と、よりなる構成に代えたことを特徴とする
パターン検査装置である。
【0057】また、請求項26の発明は、上記マクロ欠
陥検出手段を、上記被検査物の検査パターンと基準パタ
ーンとの位置合わせを行う位置合わせ手段と、上記位置
合わせした上記被検査物の検査パターンと上記基準パタ
ーンとの差分パターンを抽出する差分パターン抽出手段
と、上記差分パターンを測長する差分パターン測長手段
と、この測長された測長値を上記基準サイズと比較し
て、該基準サイズ以上の領域を欠陥抽出領域として抽出
して欠陥を検出するマクロ欠陥抽出手段と、よりなる構
成としたことを特徴とするパターン検査装置である。
【0058】また、請求項27の発明は、上記マクロ欠
陥検出手段を、マクロ欠陥1次処理手段とマクロ欠陥2
次処理手段とで構成し、上記マクロ欠陥1次処理手段
を、上記被検査物の検査パターンと基準パターンとの位
置合わせを行う位置合わせ手段と、上記位置合わせした
上記被検査物の検査パターンと上記基準パターンとの差
分パターンを抽出する差分パターン抽出手段と、上記差
分パターンを測長する差分パターン測長手段と、この測
長された測長値を上記基準サイズと比較して、該基準サ
イズ以上の領域を欠陥候補抽出領域として抽出するマク
ロ欠陥候補抽出手段と、よりなる構成とし、上記マクロ
欠陥2次処理手段を、上記欠陥候補抽出領域から、許容
できない真欠陥に対応する真欠陥領域を抽出して欠陥を
検出するマクロ欠陥抽出手段で構成したことを特徴とす
るパターン検査装置である。
【0059】また、請求項28の発明は、上記マクロ欠
陥2次処理手段を、上記基準パターンに基づき、欠陥を
許容できない致命領域のパターンを作成する致命領域パ
ターン作成手段と、上記欠陥候補抽出領域と対応する位
置の致命領域のパターンを参照し、該欠陥候補抽出領域
と対応する位置が上記致命領域に存在する場合を真欠陥
領域として抽出して欠陥を検出するマクロ欠陥抽出手段
と、よりなる構成としたことを特徴とするパターン検査
装置である。
【0060】また、請求項29の発明は、上記致命領域
を、上記基準パターンの各パターンの周縁から外方向お
よび内方向のそれぞれに、一定の幅で設けることを特徴
とするパターン検査装置である。
【0061】また、請求項30の発明は、上記致命領域
の一定の幅を、上記外方向と上記内方向とでそれぞれ異
なる値としたことを特徴とするパターン検査装置であ
る。
【0062】また、請求項31の発明は、上記致命領域
の一定の幅を、上記パターン形状の種類に応じて、予
め、変化させて設定することを特徴とするパターン検査
装置である。
【0063】また、請求項32の発明は、上記致命領域
を、上記基準パターンのパターン間隔を測長し、このパ
ターン間隔が、予め、定められた値よりも小さい領域を
第1の領域として抽出し、上記基準パターンのパターン
幅を測長し、このパターン幅が、予め、定められた値よ
りも小さい領域を第2の領域として抽出し、上記第1の
領域および上記第2の領域のうちの少なくともいずれか
一方を算出して設けることを特徴とするパターン検査装
置である。
【0064】
【作用】請求項1の発明に係るパターン検査方法は、ミ
クロ欠陥検出工程とマクロ欠陥検出工程とを含む構成と
したので、ミクロ欠陥検出工程では、予め設定された所
定の基準サイズに応じて、該基準サイズよりサイズの小
さな欠陥を検出し、マクロ欠陥検出工程では、上記基準
サイズ以上のサイズの欠陥を検出するように作用する。
【0065】また、請求項2の発明に係るパターン検査
方法は、上記基準サイズを、上記被検査物の基準パター
ン中に存在する最も細いパターンの許容最小値としたの
で、上記許容最小値よりサイズの小さな欠陥を検出し、
上記許容最小値以上のサイズの欠陥を検出するように作
用する。
【0066】また、請求項3の発明に係るパターン検査
方法のミクロ欠陥検出工程では、上記被検査物の検査パ
ターンの画像データを画素の連続性に基づいてコード化
して検査コードを生成し、予め登録された欠陥パターン
の欠陥コードと上記検査コードとを比較して、上記基準
サイズよりサイズの小さな欠陥に対応する欠陥コードと
一致する検査コードを欠陥抽出コードとして抽出して欠
陥を検出するように作用する。
【0067】また、請求項4の発明に係るパターン検査
方法は、ミクロ欠陥検出工程を、第1のミクロ欠陥1次
処理工程と第1のミクロ欠陥2次処理工程とで構成した
ので、第1のミクロ欠陥1次処理工程では、上記被検査
物の検査パターンの画像データを画素の連続性に基づい
てコード化して検査コードを生成し、予め登録された欠
陥パターンの欠陥コードと上記検査コードとを比較し
て、上記基準サイズよりサイズの小さな欠陥に対応する
欠陥コードと一致する検査コードを欠陥候補抽出コード
として抽出するように作用する。
【0068】その第1のミクロ欠陥2次処理工程では、
上記欠陥候補抽出コードから許容できない真欠陥に対応
する真欠陥コードを抽出して欠陥を検出するように作用
する。
【0069】また、請求項5の発明に係るパターン検査
方法の第1のミクロ欠陥2次処理工程では、上記検査パ
ターンに対応する位置の上記基準パターンの画像データ
を画素の連続性に基づいてコード化して基準コードを生
成し、上記位置を基準に所定の範囲内における全ての基
準コードと上記欠陥候補抽出コードとを比較して、該基
準コードと一致しない欠陥候補抽出コードを、許容でき
ない真欠陥に対応する真欠陥コードとして抽出して欠陥
を検出するように作用する。
【0070】また、請求項6の発明に係るパターン検査
方法は、ミクロ欠陥検出工程を、第2のミクロ欠陥1次
処理工程と第2のミクロ欠陥2次処理工程とで構成した
ので、第2のミクロ欠陥1次処理工程では、上記被検査
物の検査パターンの画像データを画素の連続性に基づい
てコード化して検査コードを生成し、各種コードに対応
したパターン形状の種類を示すカテゴリコードを上記検
査コードに基づいて検索して検査カテゴリコードを得、
予め登録された欠陥パターンのカテゴリコードと上記検
査カテゴリコードを比較して、上記基準サイズよりサイ
ズの小さな欠陥に対応するカテゴリコードと一致する検
査カテゴリコードを欠陥候補抽出コードとして抽出する
ように作用する。
【0071】その第2のミクロ欠陥2次処理工程では、
上記検査パターンに対応する位置の上記基準パターンの
画像データを画素の連続性に基づいてコード化して基準
コードを生成し、各種コードに対応したパターン形状の
種類を示すカテゴリコードを上記基準コードに基づいて
検索して基準カテゴリコードを得、上記位置を基準に所
定の範囲内における全ての上記基準カテゴリコードと上
記欠陥候補抽出カテゴリコードとを比較して、該基準カ
テゴリコードと一致しない欠陥候補抽出カテゴリコード
を、許容できない真欠陥に対応する真欠陥コードとして
抽出して欠陥を検出するように作用する。
【0072】また、請求項7の発明に係るパターン検査
方法の第2のミクロ欠陥2次処理工程では、上記検査パ
ターンに対応する位置の上記基準パターンの画像データ
を画素の連続性に基づいてコード化して基準コードを生
成し、各種コードに対応したパターン形状の種類を示す
カテゴリコードを上記基準コードに基づいて検索して基
準カテゴリコードを得、上記位置および上記パターンの
形状の種類に応じて、限定した範囲内における全てのあ
るいは一部の上記基準カテゴリコードと上記欠陥候補抽
出カテゴリコードとを比較して、該基準カテゴリコード
と一致しない欠陥候補抽出カテゴリコードを、許容でき
ない真欠陥に対応する真欠陥コードとして抽出して欠陥
を検出するように作用する。
【0073】また、請求項8の発明に係るパターン検査
方法の第2のミクロ欠陥2次処理工程では、上記欠陥候
補抽出カテゴリコードと対象となるカテゴリとの関係を
分類し、この分類に対応したパターン形状の種類を示す
各種上位カテゴリコードを格納し、上記欠陥候補抽出カ
テゴリコードと、該欠陥候補抽出カテゴリコードを中心
とする所定領域内におけるカテゴリ分布中の対象となる
特定のカテゴリとの関係に基づいて、この関係に対応す
る上位カテゴリコードを選択して出力し、上記上位カテ
ゴリコードに基づいて、許容できない真欠陥に対応する
真欠陥コードを判定して欠陥を検出するように作用す
る。
【0074】また、請求項9の発明に係るパターン検査
方法の第2のミクロ欠陥2次処理工程では、上記欠陥候
補抽出カテゴリコードを中心として、この中心から放射
状に分布するカテゴリを複数検出し、上記検出された複
数のカテゴリを相互に関係づけて階層型ネットワーク構
造のデータとして処理することにより、上位カテゴリを
出力し、上記上位カテゴリコードに基づいて、許容でき
ない真欠陥に対応する真欠陥コードを判定して欠陥を検
出するように作用する。
【0075】また、請求項10の発明に係るパターン検
査方法のマクロ欠陥検出工程では、上記被検査物の検査
パターンと基準パターンとの位置合わせを行い、上記位
置合わせした上記被検査物の検査パターンと上記基準パ
ターンとの差分パターンを抽出し、上記差分パターンを
測長し、この測長された測長値を上記基準サイズと比較
して、該基準サイズ以上の領域を欠陥抽出領域として抽
出して欠陥を検出するように作用する。
【0076】また、請求項11の発明に係るパターン検
査方法は、マクロ欠陥検出工程を、マクロ欠陥1次処理
工程とマクロ欠陥2次処理工程とで構成したので、マク
ロ欠陥1次処理工程では、上記被検査物の検査パターン
と基準パターンとの位置合わせを行い、上記位置合わせ
した上記被検査物の検査パターンと上記基準パターンと
の差分パターンを抽出し、上記差分パターンを測長し、
この測長された測長値を上記基準サイズと比較して、該
基準サイズ以上の領域を欠陥候補抽出領域として抽出す
るように作用する。
【0077】そのマクロ欠陥2次処理工程では、上記欠
陥候補抽出領域から、許容できない真欠陥に対応する真
欠陥領域を抽出して欠陥を検出するように作用する。
【0078】また、請求項12の発明に係るパターン検
査方法のマクロ欠陥2次処理工程では、上記基準パター
ンに基づき、欠陥を許容できない致命領域のパターンを
作成し、上記欠陥候補抽出領域と対応する位置の致命領
域のパターンを参照し、該欠陥候補抽出領域と対応する
位置が上記致命領域に存在する場合を真欠陥領域として
抽出して欠陥を検出するように作用する。
【0079】また、請求項13、14、15の発明に係
るパターン検査方法は、致命領域を、上記基準パターン
の各パターンの周縁から外方向および内方向のそれぞれ
に、一定の幅で設けるので、基準パターンの測長を不要
とするように作用する。
【0080】また、請求項16の発明に係るパターン検
査方法は、致命領域を、上記基準パターンのパターン間
隔を測長し、このパターン間隔が、予め、定められた値
よりも小さい領域を第1の領域として抽出し、上記基準
パターンのパターン幅を測長し、このパターン幅が、予
め、定められた値よりも小さい領域を第2の領域として
抽出し、上記第1の領域および上記第2の領域のうちの
少なくともいずれか一方を算出して設ける。
【0081】このため、第1の領域はパターン同士の接
触の可能性のある致命領域となり、第2の領域はパター
ンの断線の可能性のある致命領域となるように作用す
る。
【0082】また、請求項17の発明に係るパターン検
査装置は、予め設定された所定の基準サイズに応じて、
該基準サイズよりサイズの小さな欠陥を検出するミクロ
欠陥検出手段と、上記基準サイズ以上のサイズの欠陥を
検出するマクロ欠陥検出手段と、を備えるので、請求項
1の発明に係るパターン検査方法の実施に直接使用され
るように作用する。
【0083】また、請求項18の発明に係るパターン検
査装置は、上記基準サイズを、上記被検査物の基準パタ
ーン中に存在する最も細いパターンの許容最小値とした
ので、請求項2の発明に係るパターン検査方法の実施に
直接使用されるように作用する。
【0084】また、請求項19の発明に係るパターン検
査装置は、上記ミクロ欠陥検出手段を、検査コード生成
手段と、ミクロ欠陥抽出手段と、よりなる構成としたの
で、請求項3の発明に係るパターン検査方法の実施に直
接使用されるように作用する。
【0085】また、請求項20の発明に係るパターン検
査装置は、上記ミクロ欠陥検出手段を、第1のミクロ欠
陥1次処理手段と第1のミクロ欠陥2次処理手段とで構
成し、第1のミクロ欠陥1次処理手段を、検査コード生
成手段とミクロ欠陥候補抽出手段とよりなる構成とし、
第1のミクロ欠陥2次処理手段をミクロ欠陥抽出手段で
構成したので、請求項4の発明に係るパターン検査方法
の実施に直接使用されるように作用する。
【0086】また、請求項21の発明に係るパターン検
査装置は、第1のミクロ欠陥2次処理手段を、基準コー
ド生成手段とミクロ欠陥抽出手段とよりなる構成とした
ので、請求項5の発明に係るパターン検査方法の実施に
直接使用されるように作用する。
【0087】また、請求項22の発明に係るパターン検
査装置は、ミクロ欠陥検出手段を、第2のミクロ欠陥1
次処理手段と第2のミクロ欠陥2次処理手段とで構成し
たので、請求項6の発明に係るパターン検査方法の実施
に直接使用されるように作用する。
【0088】また、請求項23の発明に係るパターン検
査装置は、第2のミクロ欠陥2次処理手段を、基準コー
ド生成手段と基準カテゴリコード取得手段とミクロ欠陥
抽出手段とよりなる構成としたので、請求項7の発明に
係るパターン検査方法の実施に直接使用されるように作
用する。
【0089】また、請求項24の発明に係るパターン検
査装置は、第2のミクロ欠陥2次処理手段を、上位カテ
ゴリ変換手段とミクロ欠陥抽出手段とよりなる構成とし
たので、請求項8の発明に係るパターン検査方法の実施
に直接使用されるように作用する。
【0090】また、請求項25の発明に係るパターン検
査装置は、第2のミクロ欠陥2次処理手段を、放射状カ
テゴリ検出手段とニューラルネットワークとミクロ欠陥
抽出手段とよりなる構成としたので、請求項9の発明に
係るパターン検査方法の実施に直接使用されるように作
用する。
【0091】また、請求項26の発明に係るパターン検
査装置は、マクロ欠陥検出手段を、位置合わせ手段と差
分パターン抽出手段と差分パターン測長手段とマクロ欠
陥抽出手段とよりなる構成としたので、請求項10の発
明に係るパターン検査方法の実施に直接使用されるよう
に作用する。
【0092】また、請求項27の発明に係るパターン検
査装置は、マクロ欠陥検出手段を、マクロ欠陥1次処理
手段とマクロ欠陥2次処理手段とで構成したので、請求
項11の発明に係るパターン検査方法の実施に直接使用
されるように作用する。
【0093】また、請求項28の発明に係るパターン検
査装置は、マクロ欠陥2次処理手段を、致命領域パター
ン作成手段と、マクロ欠陥抽出手段と、よりなる構成と
したので、請求項12の発明に係るパターン検査方法の
実施に直接使用されるように作用する。
【0094】また、請求項29の発明に係るパターン検
査装置は、上記致命領域を、上記基準パターンの各パタ
ーンの周縁から外方向および内方向のそれぞれに、一定
の幅で設けるので、請求項13の発明に係るパターン検
査方法の実施に直接使用されるように作用する。
【0095】また、請求項30の発明に係るパターン検
査装置は、上記致命領域の一定の幅を、上記外方向と上
記内方向とでそれぞれ異なる値としたので、請求項14
の発明に係るパターン検査方法の実施に直接使用される
ように作用する。
【0096】また、請求項31の発明に係るパターン検
査装置は、上記致命領域の一定の幅を、上記パターン形
状の種類に応じて、予め、変化させて設定するので、請
求項15の発明に係るパターン検査方法の実施に直接使
用されるように作用する。
【0097】また、請求項32の発明に係るパターン検
査装置は、上記致命領域を、上記基準パターンのパター
ン間隔を測長し、このパターン間隔が、予め、定められ
た値よりも小さい領域を第1の領域として抽出し、上記
基準パターンのパターン幅を測長し、このパターン幅
が、予め、定められた値よりも小さい領域を第2の領域
として抽出し、上記第1の領域および上記第2の領域の
うちの少なくともいずれか一方を算出して設けるので、
請求項16の発明に係るパターン検査方法の実施に直接
使用されるように作用する。
【0098】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の構成図を示す。
【0099】この第1実施例に係るパターン検査装置
は、被検査物となるプリント配線板の配線パターン等の
検査パターンに発生する欠陥を検出するものである。
【0100】この第1実施例に係るパターン検査装置の
構成は、ミクロ欠陥検出手段3とマクロ欠陥検出手段1
03とを備える。
【0101】ミクロ欠陥検出手段3は、ラジアル測長手
段5aおよびラジアルコード化手段5bで構成する検査
コード生成手段4と、ミクロ欠陥抽出手段6とを備え
る。
【0102】ラジアル測長手段5aは、検知光学系1で
作成されたプリント配線板配線パターン等の検査パター
ン2の画像データ内のパターン画像の連続性を調べて、
この連続性に応じた測長値を求め、ラジアル測長を行
う。
【0103】上記検知光学系1は、撮影装置、信号処理
回路、量子化回路、画像メモリおよび切り出し回路を有
している。
【0104】この検知光学系1では、撮影装置で得られ
る、例えばプリント配線板等の検査パターンの映像信号
を、信号処理回路で増幅等のアナログ処理し、アナログ
信号として、その量子化回路に供給する。
【0105】上記アナログ信号は、量子化回路でデジタ
ル信号に変換される。上記デジタル信号は、CPU(中
央処理装置)の制御の下で、画像メモリに書き込まれ
る。
【0106】切り出し回路は、画像メモリ内の画像デー
タから、検査対象とするパターンの大きさや、画像のサ
イズを考慮した大きさのウィンドウで画像データとなる
検査パターン2を切り出す。
【0107】この検査パターン2としての配線パターン
には、銅残2a、断線2b、欠け(ミクロ)2cおよび
欠け(マクロ)2dが生じることがある。
【0108】ラジアル測長手段5aは、検査パターン2
の各パターンの中心を測長点Oとし、45゜ごとに測長
点Oから8方向に測長する。破線Xが測長結果である。
測長は、測長点Oと同じデータの画素が連続する長さ
(画素数)を求めている。この測長により、8方向に対
する測長結果が得られる。
【0109】ラジアルコード化手段5bは、ラジアル測
長手段5aで得られた上記測長値からパターンの略中心
を検出し、予め設定されたパラメータに従ってラジアル
コード化を行い、検査コードを生成する。
【0110】例えば、複数の閾値を定めて、測長値が閾
値に対してどの範囲にあるかを判定し、8方向の測長値
から求めた判定結果に応じてコード化し、検査コードを
生成する。
【0111】この結果、検査コード生成手段4は、検査
パターン2の画像データを画素の連続性に基づいてコー
ド化し、銅残2a、断線2b、欠け(ミクロ)2cおよ
び欠け(マクロ)2dの各検査コードを生成する。
【0112】ミクロ欠陥抽出手段6は、上記検査コード
を、予め欠陥辞書に登録された欠陥パターンの欠陥コー
ドと比較する。
【0113】上記欠陥辞書には、ラジアルコード化5b
で生成される典型的な欠陥であって、許容最小値Wより
サイズの小さな欠陥パターンのコードとなる銅残2a、
断線2bおよび欠け(ミクロ)2cなどの各欠陥コード
が、予め、登録されている。
【0114】そして、欠け(マクロ)2dに対応する欠
陥コードは欠陥辞書に登録されていない。これは、パタ
ーン幅D1と幅D2とが等しくなりラジアルコードも等
しくなるからである。
【0115】許容最小値Wは、予め設定された所定の基
準サイズとなるプリント配線板の配線パターン等の基準
パターン(CAD(Computer Aided Design)データ1
01から作成したCADパターン102)中に存在する
最も細いパターンの許容最小値である。
【0116】なお、基準パターンとしては、欠陥の無い
ことを確認したプリント配線板の配線パターン等から取
得したパターンでもよい。
【0117】CADパターン102には、設計段階のビ
ットマップパターン102aが形成されている。
【0118】そして、許容最小幅Wは、CADパターン
12中のビットマップパターン102の最小線幅のα%
以上小さくならない場合を基準として決定される。
【0119】例えば、上記最小線幅を150μmとし、
αを33とする場合、許容最小値Wは約100μmとな
る。サイズが100μm未満の欠陥はミクロ欠陥検出手
段3で検出される。
【0120】したがって、銅残2a、断線2b、欠け
(ミクロ)2cおよび欠け(マクロ)2dの各検査コー
ドが、欠陥辞書に登録された銅残2a、断線2bおよび
欠け(ミクロ)2cなどの各欠陥コードと比較される。
【0121】この結果、許容最小値Wよりサイズの小さ
な欠陥に対応する欠陥コードと一致する検査コードとな
る銅残2a、断線2bおよび欠け(ミクロ)2cの各検
査コードがミクロ欠陥抽出コードとして抽出される。
【0122】また、欠け(マクロ)2dの検査コード
は、許容最小値Wよりサイズの小さな欠陥に対応する欠
陥コードと一致しないので、ミクロ欠陥抽出コードとし
て抽出されない。
【0123】そして、銅残2a、断線2bおよび欠け
(ミクロ)2cの各ミクロ欠陥抽出コードは、ミクロ欠
陥情報として欠陥情報出力手段7に供給される。
【0124】したがって、欠陥情報出力手段7は、銅残
2a、断線2bおよび欠け(ミクロ)2cの各ミクロ欠
陥情報を出力する。
【0125】次に、マクロ欠陥検出手段103は、位置
合わせ手段104と差分パターン抽出手段105と差分
パターン測長手段106とマクロ欠陥抽出手段107と
を備える。
【0126】位置合わせ手段104は、検査パターン2
とCADパターン102との位置を合わせる。
【0127】差分パターン抽出手段105は、位置合わ
せされた検査パターン2とCADパターン102との差
分パターンを抽出する。
【0128】この結果、銅残2a、断線2b、欠け(ミ
クロ)2cおよび欠け(マクロ)2dにそれぞれ対応す
るパターンが得られる。
【0129】差分パターン測長手段106は、例えば、
上記ラジアル測長5aと同じ方法で、抽出された差分パ
ターン画像の連続性を調べて、この連続性に応じた測長
値を求める。
【0130】この結果、銅残2a、断線2b、欠け(ミ
クロ)2cおよび欠け(マクロ)2dにそれぞれ対応す
る各測長値が得られる。
【0131】マクロ欠陥抽出手段107は、上記各測長
値を上記許容最小値Wと比較して、該許容最小値W以上
の領域をマクロ欠陥抽出領域として抽出する。
【0132】この結果、許容最小値W以上の欠け(マク
ロ)2dの領域がマクロ欠陥抽出領域として抽出され
る。また、許容最小値W未満の銅残2a、断線2bおよ
び欠け(ミクロ)2cの各領域がマクロ欠陥抽出領域と
して抽出されない。
【0133】そして、欠け(マクロ)2dのマクロ欠陥
抽出領域は、マクロ欠陥情報として欠陥情報出力手段7
に供給される。
【0134】したがって、欠陥情報出力手段7は、欠け
(マクロ)2dのマクロ欠陥情報を出力する。
【0135】よって、欠陥情報出力手段7は、ミクロ欠
陥検出手段3から供給された銅残2a、断線2bおよび
欠け(ミクロ)2cの各ミクロ欠陥情報と、マクロ欠陥
検出手段103から供給された欠け(マクロ)2dのマ
クロ欠陥情報と、を両方出力する。
【0136】このため、プリント配線板の配線パターン
等の検査パターン2に発生する欠陥を全て検出すること
ができる。
【0137】次に、図2の本発明の第2実施例を説明す
る。
【0138】この第2実施例に係るパターン検査装置
は、許容できる許容欠陥の検出を防止するものである。
【0139】この第2実施例に係るパターン検査装置の
構成は、第1のミクロ欠陥1次処理手段となるミクロ欠
陥1次処理8および第1のミクロ欠陥2次処理手段とな
るミクロ欠陥2次処理10を備えるミクロ欠陥検出手段
3と、マクロ欠陥1次処理108およびマクロ欠陥2次
処理109を備えるマクロ欠陥検出手段103とよりな
る。
【0140】ミクロ欠陥1次処理手段8は、ラジアル測
長手段5aおよびラジアルコード化手段5bよりなる検
査コード生成手段4と、ミクロ欠陥候補抽出手段9とで
構成される。
【0141】ミクロ欠陥候補抽出手段9は、検査コード
生成手段4のラジアルコード化手段5bで生成された検
査コードを、予め欠陥辞書に登録された欠陥パターンの
欠陥コードと比較して、許容最小値Wよりサイズの小さ
な欠陥に対応する欠陥コードと一致する検査コードをミ
クロ欠陥候補抽出コードとして抽出する。
【0142】ミクロ欠陥2次処理手段10は、上記ミク
ロ欠陥候補抽出コードから許容できない真欠陥に対応す
るミクロ真欠陥コードを抽出し、許容できる許容欠陥に
対応するミクロ許容欠陥コードを抽出しない。
【0143】そして、ミクロ真欠陥コードは、ミクロ欠
陥情報として欠陥情報出力手段7に供給される。
【0144】したがって、欠陥情報出力手段7は、ミク
ロ真欠陥コードに対応するミクロ欠陥情報を出力し、ミ
クロ許容欠陥コードに対応する許容できる欠陥の情報を
出力しない。
【0145】次に、マクロ欠陥1次処理手段108は、
位置合わせ手段104と差分パターン抽出手段105と
差分パターン測長手段106とマクロ欠陥候補抽出手段
109とで構成される。
【0146】マクロ欠陥候補抽出手段109は、差分パ
ターン測長手段106で測長された測長値を上記許容最
小値Wと比較して、該許容最小値W以上の領域をマクロ
欠陥候補抽出領域として抽出する。
【0147】マクロ欠陥2次処理手段110は、上記マ
クロ欠陥候補抽出領域から許容できない真欠陥に対応す
るマクロ真欠陥領域を抽出し、許容できる許容欠陥に対
応するマクロ許容欠陥領域を抽出しない。
【0148】そして、マクロ真欠陥領域は、マクロ欠陥
情報として欠陥情報出力手段7に供給される。
【0149】したがって、欠陥情報出力手段7は、マク
ロ真欠陥領域に対応するマクロ欠陥情報を出力し、マク
ロ許容欠陥コードに対応する許容できる欠陥の情報を出
力しない。
【0150】よって、欠陥情報出力手段7は、ミクロ欠
陥検出手段3から供給されたミクロ欠陥情報と、マクロ
欠陥検出手段103から供給されたマクロ欠陥情報と、
を両方出力する。
【0151】このため、検査パターン2に発生する欠陥
を全て検出し、さらに、許容できるミクロ許容欠陥およ
びマクロ許容欠陥の検出を防止することができる。
【0152】次に、図3の本発明の第3実施例を説明す
る。
【0153】この第3実施例に係るパターン検査装置
は、第2の実施例のミクロ欠陥2次処理手段10の具体
例を示すものであり、検査パターン2Aから許容できる
正常終端2fの検出を防止する。
【0154】ラジアル測長手段5aは、検知光学系1で
作成されたプリント配線板の配線パターン等の検査パタ
ーン2Aの画像データ内のパターン画像の連続性を調べ
て、この連続性に応じた測長値を求め、ラジアル測長を
行う。
【0155】この検査パターン2Aには、断線2eおよ
び正常終端2fが生じており、断線2eおよび正常終端
2fの各測長値が求められる。
【0156】ラジアルコード化手段5bは、ラジアル測
長手段5aで得られた上記測長値を、予め設定されたパ
ラメータに従ってラジアルコード化を行う。
【0157】この結果、検査コード生成手段4は、検査
パターン2Aの画像データを画素の連続性に基づいてコ
ード化し、断線2eおよび正常終端2fの各検査コード
を生成する。
【0158】ミクロ欠陥候補抽出手段9は、断線2eお
よび正常終端2fの各検査コードを、予め欠陥辞書に登
録された欠陥パターンの欠陥コードと比較して、許容最
小値Wよりサイズの小さな欠陥に対応する欠陥コードと
一致する検査コードをミクロ欠陥候補抽出コードとして
抽出する。
【0159】この結果、断線2eおよび正常終端2fの
各ミクロ欠陥候補抽出コードが抽出される。
【0160】ミクロ欠陥2次処理手段10は、基準コー
ド生成手段13とラジアルコード比較手段16とで構成
される。
【0161】基準コード生成手段13は、位置合わせ手
段12、ラジアル測長手段14およびラジアルコード化
手段15よりなる。
【0162】位置合わせ手段12は、上記検査パターン
2Aと、CADデータ101から作成したCADパター
ン102Aとを位置合わせする。
【0163】CADパターン102Aには、ビットマッ
プパターン102bが形成されている。
【0164】ラジアル測長手段14は、位置合わせされ
たCADパターン102Aの画像データ内のパターン画
像の連続性を調べて、この連続性に応じた測長値を求
め、ラジアル測長を行う。
【0165】ラジアルコード化手段15は、ラジアル測
長手段14で得られた上記測長値を、予め設定されたパ
ラメータに従ってラジアルコード化を行い、基準コード
を生成する。
【0166】この結果、基準コード生成手段13では、
正常終端2fに対応する基準コードが生成される。
【0167】ラジアルコード比較手段16は、上記断線
2eおよび正常終端2fの各ミクロ欠陥候補抽出コード
を、CADパターン102A中に対応する位置にある正
常終端2fに対応する基準コード、および、その位置を
中心として、予め、設定された一定の範囲内における全
てのラジアルコードと比較する。
【0168】詳しくは、図4に示すように、検査パター
ン2Aのミクロ欠陥候補抽出ラジアルコードCrを、C
ADパターン102Aの(n×n)のエリアの各画素の
ラジアルコードと比較する。
【0169】さらに、正常終端2fに対応する基準コー
ドと一致しないミクロ欠陥候補抽出ラジアルコード、す
なわち断線2eのミクロ欠陥候補抽出ラジアルコード
を、許容できない真欠陥に対応するミクロ真欠陥コード
として抽出する。
【0170】また、正常終端2fに対応する基準コード
と一致するミクロ欠陥候補抽出ラジアルコード、すなわ
ち正常終端2fのミクロ欠陥候補抽出ラジアルコードは
抽出されない。
【0171】そして、上記ミクロ真欠陥コードは、ミク
ロ欠陥情報として欠陥情報出力手段7に供給される。
【0172】さらに、欠陥情報出力手段7は、断線2e
に基づくミクロ真欠陥コードに対応するミクロ欠陥情報
を出力し、正常終端2fに基づくミクロ許容欠陥の情報
を出力しない。
【0173】次に、本発明の第4実施例を図5を参照し
て説明する。この第4実施例では、第2のミクロ欠陥1
次処理手段となるミクロ欠陥1次処理手段20と、第2
のミクロ欠陥2次処理手段となるミクロ欠陥2次処理手
段21よりなり、正常終端2fの検出を防止する。
【0174】ミクロ欠陥1次処理手段20は、検査コー
ド生成手段4と、検査カテゴリコード化手段22と、ミ
クロ欠陥候補抽出手段23とで構成される。
【0175】検査コード生成手段4は、検査パターン2
Aの画像データを画素の連続性に基づいてラジアルコー
ド化し、断線2eおよび正常終端2fの各検査コードを
生成する。
【0176】検査カテゴリコード化手段22は、図6に
示す各種コードに対応したパターン形状の種類を示すカ
テゴリコードを、断線2eおよび正常終端2fの各検査
コードに基づいて検索する。
【0177】この結果、(F)断線および(K)正常終
端の各検査カテゴリコードを得る。
【0178】ミクロ欠陥候補抽出手段23は、(F)断
線および(K)正常終端の各検査カテゴリコードを、予
め欠陥辞書に登録された欠陥パターンのカテゴリコード
と比較して、許容最小値Wよりサイズの小さな欠陥に対
応するカテゴリコードと一致する検査カテゴリコードを
ミクロ欠陥候補抽出コードとして抽出する。
【0179】この結果、断線2eおよび正常終端2fの
各ミクロ欠陥候補抽出コードが抽出される。
【0180】ミクロ欠陥2次処理手段21は、基準コー
ド生成手段13と基準カテゴリコード化手段24とカテ
ゴリコード比較手段25とよりなる。
【0181】基準コード生成手段13は、位置合わせ手
段12、ラジアル測長手段14、ラジアルコード化手段
15よりなり、検査パターン2Aに対応する位置のCA
Dパターン102Aの画像データを画素の連続性に基づ
いてコード化して正常終端2fに対応する基準コードを
生成する。
【0182】基準カテゴリコード化手段24は、図6に
示した各種コードに対応したパターン形状の種類を示す
カテゴリコードを正常終端2fに対応する基準コードに
基づいて検索して(K)正常終端の基準カテゴリコード
を得る。
【0183】カテゴリコード比較25では、上記断線2
eおよび正常終端2fの各ミクロ欠陥候補抽出コード
を、CADパターン102A中に対応する位置にある
(K)正常終端の基準カテゴリコード、および、その位
置を中心として、予め、設定された一定の範囲内におけ
る全てのカテゴリコードと比較する。
【0184】詳しくは、図7に示すように、検査パター
ン2Aのミクロ欠陥候補抽出カテゴリコードCcを、C
ADパターン102Aの(n×n)のエリアの各画素の
カテゴリコードと比較する。
【0185】さらに、(K)正常終端2fの基準カテゴ
リコードと一致しないミクロ欠陥候補抽出カテゴリコー
ド、すなわち断線2eのミクロ欠陥候補抽出カテゴリコ
ードを、許容できない真欠陥に対応するミクロ真欠陥コ
ードとして抽出する。
【0186】また、(K)正常終端2fの基準カテゴリ
コードと一致するミクロ欠陥候補抽出カテゴリコード、
すなわち正常終端2fのミクロ欠陥候補抽出カテゴリコ
ードを抽出しない。
【0187】そして、上記ミクロ真欠陥コードは、ミク
ロ欠陥情報として欠陥情報出力手段7に供給される。
【0188】さらに、欠陥情報出力手段7は、断線2e
のミクロ真欠陥コードに対応するミクロ欠陥情報を出力
し、正常終端2fに基づくミクロ許容欠陥の情報を出力
しない。
【0189】次に、上記第4実施例の変形例を図8を参
照して説明する。
【0190】この変形例では、ミクロ欠陥候補抽出手段
23からミクロ欠陥候補抽出コードとして抽出されたパ
ターンの形状を判断する。
【0191】例えば、(K)正常終端をミクロ欠陥候補
抽出コードとして抽出したとき、パターンの幅の太さ、
および、パターンの長さが異なった場合においても、検
出される位置は、パターンの太さ方向X1によって変化
しない。
【0192】詳しくは、図8の検査パターン2Aに示す
ように、太線a、細線b、2重線c、破線dの各パター
ンは、太さおよび長さを異にするが、太線e、細線f、
2重線g、破線hの各検出される位置は、パターンの太
さ方向X1によって変化しない。
【0193】このため、比較するCADパターン102
Aと正確に位置合わせが行われていれば、CADパター
ン102Aにおいて比較するカテゴリコードを検索する
領域をパターンの長さ方向X2に対してのみ限定するこ
とができる。
【0194】次に、本発明の第5実施例を図9を参照し
て説明する。
【0195】この第5実施例では、第4実施例と同じミ
クロ欠陥1次手段20と、第2のミクロ欠陥2次処理と
なるミクロ欠陥2次処理30とよりなり、銅残2aの検
出を防止する。
【0196】ミクロ欠陥1次処理手段20は、銅残2
a、断線2bおよび欠け(ミクロ)2cの各欠陥候補抽
出カテゴリコードを抽出し、欠け(マクロ)2dを抽出
しない。
【0197】ミクロ欠陥2次処理手段30は、上位カテ
ゴリ変換手段31と欠陥判定手段32とで構成される。
【0198】上位カテゴリ変換手段31は、図10に示
すように、カテゴリ分布記憶部31aとカテゴリ探索部
31bと登録ルール記憶部31cと上位カテゴリ出力部
31dとで構成される。
【0199】カテゴリ分布記憶部31aは、ミクロ欠陥
候補抽出手段23でミクロ欠陥候補抽出コードが抽出さ
れたことを示す抽出信号が入力されたことを条件とし
て、検査カテゴリコード化手段22から供給される検査
カテゴリコードを検査カテゴリコードの分布として格納
する。
【0200】カテゴリ探索部31bは、ミクロ欠陥候補
抽出コードと検査カテゴリコードの分布とがCPUに供
給されると、ミクロ欠陥候補抽出コードを中心とする検
査カテゴリコードの分布中における対象となる特定のカ
テゴリを予め定められたルールに基づいて探索する。
【0201】登録ルール記憶部31cは、ミクロ欠陥候
補抽出コードと対象となるカテゴリの関係を分類し、こ
の分類に対応したパターン形状を示す各種上位カテゴリ
を格納する。
【0202】上位カテゴリ出力部31dは、探索された
特定のカテゴリとミクロ欠陥候補抽出コードとの関係を
演算し、この関係に基づいて登録ルール記憶部31cに
格納された複数の上位カテゴリから該当する上位カテゴ
リを読み出して、欠陥判定手段32に供給する。
【0203】特定カテゴリBとミクロ欠陥候補抽出コー
ドAとの関係に対応する上位カテゴリは、図11(A)
〜(G)に一例として示すものがある。
【0204】図11(A)において、ミクロ欠陥候補抽
出コードAから一定距離以内に対象となる特定のカテゴ
リBが存在する場合には、上位カテゴリN1とする(ル
ール)。
【0205】図11(B)において、ミクロ欠陥候補抽
出コードAからパターン二値化像1aが連続して一定距
離以内に対象となる特定のカテゴリBが存在する場合に
は、上位カテゴリN2とする(ルール)。
【0206】図11(C)において、ミクロ欠陥候補抽
出コードAに対して特定の方向(特定角度の仰角の範囲
内)かつ一定距離以内に対象となる特定のカテゴリBが
存在する場合には、上位カテゴリN3とする(ルール
)。
【0207】図11(D)において、ミクロ欠陥候補抽
出コードAに対して一定距離以内に対象となる特定のカ
テゴリBが特定方向であれば上位カテゴリN4とする
(ルール)。
【0208】図11(E)において、ミクロ欠陥候補抽
出コードAからn画素の一定範囲内の距離に対象となる
特定のカテゴリBおよび他の特定カテゴリCが存在する
場合には、上位カテゴリN5とする(ルール)。
【0209】図11(F)において、ミクロ欠陥候補抽
出コードAに対して一定距離以内に対象となる特定のカ
テゴリBが存在する場合には、上位カテゴリN6とする
(ルール)。
【0210】ただし、ミクロ欠陥候補抽出コードAに対
するカテゴリBの方向のさらに先にミクロ欠陥候補抽出
コードAが存在する場合には、上位カテゴリN7とす
る。
【0211】図11(G)において、ミクロ欠陥候補抽
出コードAが一定の距離以内に所定の個数以上存在する
場合には、上位カテゴリN8とする(ルール)。
【0212】図11(A)〜(G)に記載し定義される
各ルール〜は、ルールを基本として図12に示す
ように、各要素を追加して構成したものである。さら
に、図12に示す構成以外に、各要素をそれぞれ組み合
わせて、より多くのルールを作成することもできる。
【0213】図12において、各要素のうち連続性はパ
ターン二値画像1aが連続して延在している場合、参照
方向はミクロ欠陥候補抽出コードAに対する対象となる
特定のカテゴリBの方向、コード方向は参照するコード
の特定の方向性、複数カテゴリ参照は対象となる特定の
カテゴリB,Cが複数、延長は対象となる特定のカテゴ
リBより先にさらにミクロ欠陥候補抽出コードAが存
在、同種カテゴリが複数個は一定範囲内にミクロ欠陥候
補抽出コードAが複数存在するという各々の要素を示
す。
【0214】上記カテゴリ探索部31bは図13(A)
〜(C)にそれぞれ示すように、16方向の放射状走査
(図13(A))、四角領域走査(図13(B))、円
領域走査(図13(C))等により、一定距離内、例え
ば中心から20画素程度の範囲において対象となる特定
のカテゴリB、Cが存在するか否かを探索する。
【0215】この探索された特定のカテゴリB,Cと抽
出されたミクロ欠陥候補抽出コードAとの関係に対応す
る登録ルール記憶部31cに格納された上位カテゴリN
1〜N8を登録ルール参照回路の制御の下に読み出され
て、上位カテゴリN1〜N8を上位カテゴリ出力部31
dから欠陥判定手段32に供給される。
【0216】この欠陥判定手段32は、上位カテゴリN
1〜N8に基づいて検査パターン2の良否を判断する。
【0217】すなわち、欠陥判定手段32は、銅残2
a、断線2bおよび欠け(ミクロ)2cに対応する各上
位カテゴリコードに基づいて検査パターン2の良否を判
断し、許容できない真欠陥に対応するミクロ真欠陥コー
ドとして、断線2bおよび欠け(ミクロ)2cを抽出
し、銅残2aを抽出しない。
【0218】そして、ミクロ真欠陥コードは、ミクロ欠
陥情報として欠陥情報出力手段7に供給される。
【0219】さらに、欠陥情報出力手段7は、断線2b
および欠け(ミクロ)2cの各ミクロ真欠陥コードに対
応するミクロ欠陥情報を出力し、銅残2aの検出を防止
する。
【0220】次に、本発明の第6実施例を図10を参照
して説明する。
【0221】この第6実施例では、第4実施例と同じミ
クロ欠陥1次処理手段20と、第2のミクロ欠陥2次処
理手段となるミクロ欠陥2次処理手段40とよりなり、
銅残2aの検出を防止するものである。
【0222】ミクロ欠陥1次処理手段20は、銅残2
a、断線2bおよび欠け(ミクロ)2cの各ミクロ欠陥
候補抽出コードを抽出し、欠け(マクロ)2dを抽出し
ない。
【0223】ミクロ欠陥2次処理手段40は、放射状カ
テゴリ検出手段41とニューラルネットワーク42と欠
陥判定手段43とで構成される。
【0224】放射状カテゴリ検出手段41は、図15
(A)に示すように、カテゴリ分布メモリ41aとカテ
ゴリ探索部41bと正規化回路41cとで構成される。
【0225】ミクロ欠陥候補抽出手段23がミクロ欠陥
候補抽出コードを抽出してカテゴリ探索部41bに供給
すると共に、検査カテゴリコード化手段22からの検査
カテゴリコードが順次カテゴリ分布メモリ41aに格納
される。
【0226】カテゴリ探索部41bは、抽出されたミク
ロ欠陥候補抽出コードを中心として、カテゴリ分布メモ
リ41aに格納された複数の検査カテゴリコードの中か
ら図15(B)に示すように、8方向の放射状の線上に
おいて検査カテゴリコードを探索する。
【0227】このカテゴリコードの探索は、カテゴリ分
布メモリ41aの中から中心となるミクロ欠陥候補抽出
コードと異なる対象となる特定カテゴリコードを検出し
たとき、そのカテゴリコードを用いる。
【0228】さらに、不明な画素を検出した場合には、
以後、最初に検出したカテゴリコードを用いる。このよ
うにして、図15(B)中における〜のカテゴリコ
ードを検出できることとなる。
【0229】この中心となるミクロ欠陥候補抽出コード
をとして示し、総計で9個のカテゴリコードを探索で
きることとなる。
【0230】また、カテゴリコードの探索は、図15
(C)に示す如く、ミクロ欠陥候補抽出コードを中心
として放射状に8領域に分割し、この領域内でミクロ欠
陥候補抽出コードに近い方から順次探索する構成とする
こともできる。
【0231】このように探索された各カテゴリコードが
検出され、各カテゴリコードが分布の回転、表裏反転に
関して、正規化回路41cがデータの処理方法を整理・
調整して正規化したカテゴリコードをニューラルネット
ワーク42に供給する。
【0232】ニューラルネットワーク42は、順次供給
される各カテゴリコードを階層型のネットワーク構造と
して処理する。このことにより、上位カテゴリコードを
演算して欠陥判定手段43に供給する。
【0233】この上位カテゴリコードの演算は、3層の
バックプロパゲーション型とする階層形式のネットワー
ク構造で処理される。
【0234】すなわち、欠陥判定手段43は、上位カテ
ゴリコードに基づいて、許容できない真欠陥に対応する
断線2bおよび欠け(ミクロ)2cの各真欠陥コードを
判定して抽出し、銅残2aを抽出しない。
【0235】そして、ミクロ真欠陥コードは、ミクロ欠
陥情報として欠陥情報出力手段7に出力される。
【0236】さらに、欠陥情報出力手段7は、断線2b
および欠け(ミクロ)2cの各ミクロ真欠陥コードに対
応するミクロ欠陥情報を出力し、銅残2aの情報を出力
しない。
【0237】なお、図16(A)、(B)のような変形
例とすることもできる。図16(A)は、欠陥候補カテ
ゴリ1〜9までのそれぞれを中心として複数のカテゴ
リ分布からカテゴリを探索し、このそれぞれ探索された
カテゴリに基づいてニューラルネットワークが上位カテ
ゴリコードを演算出力する構成とすることもできる。図
16(B)は、複数のニューラルネットワーク101〜
10nを並列に設け、この各々のニューラルネットワー
ク101〜10nがそれぞれ供給される複数のカテゴリに
基づいて上記カテゴリを演算して上位ニューラルネット
ワークに供給される。この上位ニューラルネットワーク
が、最上位カテゴリを演算する構成とすることもでき
る。
【0238】次に、図17の本発明の第7実施例を説明
する。
【0239】この第7実施例に係るパターン検査装置
は、第2の実施例のマクロ欠陥2次処理手段110の具
体例であり、検査パターン2Bから許容できるサイズ大
の銅残2gの検出を防止するものである。
【0240】すなわち、サイズ大の銅残2gは、導体の
近傍に存在するものの、実際上の害はなく、検出する必
要の無い欠陥である。
【0241】本当に検出しなければならない欠陥は、サ
イズ大の銅残2gのように導体間(または空隙間)に存
在し、短絡(または断線)を発生させる可能性のある銅
残(またはピンホール)である。
【0242】マクロ欠陥1次処理手段108は、位置合
わせ手段104と差分パターン抽出手段105と差分パ
ターン測長手段106とマクロ欠陥候補抽出手段109
とよりなる。
【0243】詳しくは、図18に示すように、マクロ欠
陥1次処理手段108の位置合わせ手段104は、CA
Dパターン102Bと検査パターン2Bとの位置合わせ
を行う。
【0244】差分パターン抽出手段105は、差分パタ
ーン118を抽出する。差分パターン測長手段106
は、差分パターン118を測長する。
【0245】マクロ欠陥候補抽出手段109は、差分パ
ターン測長手段106で測長された測長値を上記許容最
小値Wと比較して、該許容最小値W以上の領域を差分測
長パターン119として抽出する。
【0246】この結果、サイズ大の銅残2gのマクロ欠
陥候補抽出領域となる画素120およびサイズ大の銅残
hのマクロ欠陥候補抽出領域となる画素121が差分測
長パターン119に抽出される。
【0247】マクロ欠陥2次処理手段110は、致命領
域パターン作成手段111と致命領域パターン参照手段
112とで構成される。
【0248】致命領域パターン作成手段111は、CA
Dパターン102Bに基づき、欠陥を許容できない致命
領域116、117が含まれる致命領域パターン115
を作成する。
【0249】この致命領域116、117は、CADパ
ターン102Bの直線リード113の周縁113a,1
13aから外方向および内方向のそれぞれに、一定の幅
d1で設けられる。また、ランド114の周縁114a
から外方向および内方向のそれぞれに、一定の幅d1で
設けられる。
【0250】なお、一定の幅d1は、上記外方向と上記
内方向とでそれぞれ異なった値でもよい。
【0251】致命領域パターン参照手段112は、マク
ロ欠陥抽出領域として抽出された画素120、121に
ついて、対応する位置の致命領域パターン115を参照
する。
【0252】画素121は致命領域116に対応するの
で、マクロ真欠陥領域として抽出し、画素120は致命
領域116、117に対応しないので抽出しない。
【0253】このため、許容できる許容欠陥となる銅残
2gの検出を防止することができる。すなわち、欠陥の
過剰な検出を減少することができる。
【0254】そして、銅残2hに対応するマクロ真欠陥
領域は、マクロ欠陥情報として欠陥情報出力手段7に出
力される。
【0255】したがって、欠陥情報出力手段7は、銅残
2hに対応するマクロ欠陥情報を出力し、許容できる許
容欠陥となる銅残2gの検出を防止することができる。
【0256】また、致命領域116、117が含まれる
ので、欠陥形状または位置合わせによる欠陥検出性能が
変化しない。
【0257】次に、図19の本発明の第8実施例を説明
する。
【0258】この第8実施例に係るパターン検査装置
は、第2の実施例のマクロ欠陥2次処理手段110の具
体例であり、検査パターン2Cから許容できるサイズ大
の銅残2g、2iの検出を防止するものである。
【0259】すなわち、銅残2g、2iは、導体の近傍
に存在するものの、実際上の害はなく、検出する必要の
無い欠陥である。
【0260】本当に検出しなければならない欠陥は、銅
残2gのように導体間に存在し、短絡を発生させる可能
性のある銅残である。または、ピンホール2jのように
導体内に存在し、断線を発生させる可能性のあるピンホ
ールである。
【0261】マクロ欠陥1次処理手段108は、位置合
わせ手段104と差分パターン抽出手段105と差分パ
ターン測長手段106とマクロ欠陥候補抽出手段109
とで構成される。
【0262】詳しくは、図20に示すように、位置合わ
せ手段104は、CADパターン102Bと検査パター
ン2Cとの位置合わせを行う。
【0263】差分パターン抽出手段105は、差分パタ
ーン140を抽出する。差分パターン測長手段106
は、差分パターン140を測長する。
【0264】マクロ欠陥候補抽出手段109は、差分パ
ターン測長手段106で測長された測長値を上記許容最
小値Wと比較して、該許容最小値W以上の領域を差分測
長パターン141として抽出する。
【0265】この結果、銅残2gのマクロ欠陥候補抽出
領域となる画素142と、銅残hのマクロ欠陥候補抽出
領域となる画素143と、銅残iのマクロ欠陥候補抽出
領域となる画素144と、ピンホール2jのマクロ欠陥
候補抽出領域となる画素145と、が差分測長パターン
141に抽出される。
【0266】マクロ欠陥2次処理手段130は、ラジア
ル測長132を含む致命領域パターン作成131と致命
領域パターン参照136を行う。
【0267】致命領域パターン作成手段131は、CA
Dパターン102Bの直線リード113とランド114
とのパターン間隔を、ラジアル測長手段132によりラ
ジアル測長し、このパターン間隔が、予め、定められた
値よりも小さい領域を第1の領域134として抽出す
る。
【0268】また、CADパターン132の直線リード
113の幅およびランド114の径のパターン幅を、ラ
ジアル測長手段132によりラジアル測長し、このパタ
ーン幅が、予め、定められた値よりも小さい領域を第2
の領域135、135として抽出する。
【0269】さらに、上記第1の領域134および上記
第2の領域135、135のうちの少なくともいずれか
一方を算出する。
【0270】なお、ラジアル測長手段132が用いられ
ているので、第1の領域134および第2の領域13
5、135を同時に得ることができる。
【0271】致命領域パターン参照手段136は、マク
ロ欠陥抽出領域として抽出された画素142、143、
144、145について、対応する位置の致命領域パタ
ーン133を参照する。
【0272】画素142は第1の領域134および第2
の領域135、135に対応しないので、マクロ真欠陥
領域として抽出しない。
【0273】また、画素143は第1の領域134に対
応するので、マクロ真欠陥領域として抽出する。
【0274】また、画素144は第1の領域134およ
び第2の領域135、135に対応しないので、マクロ
真欠陥領域として抽出しない。
【0275】また、画素145は第2の領域135に対
応するので、マクロ真欠陥領域として抽出する。
【0276】このため、許容できる許容欠陥となる銅残
2g,2iの検出を防止することができる。すなわち、
欠陥の過剰な検出を減少することができる。
【0277】そして、銅残2h、ピンホール2jに対応
する各マクロ真欠陥領域は、マクロ欠陥情報として欠陥
情報出力手段8に供給される。
【0278】したがって、欠陥情報出力手段7は、銅残
2h、ピンホール2jに対応する各マクロ欠陥情報を出
力し、許容できる許容欠陥となる銅残2g,2iの検出
を防止することができる。
【0279】また、第1の領域134および第2の領域
135、135が含まれるので、欠陥形状または位置合
わせによる欠陥検出性能が変化しない。
【0280】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
ミクロ欠陥検出工程とマクロ欠陥検出工程とを含む構成
としたので、ミクロ欠陥検出工程では、予め設定された
所定の基準サイズに応じて、該基準サイズよりサイズの
小さな欠陥を検出し、マクロ欠陥検出工程では、上記基
準サイズ以上のサイズの欠陥を検出する。
【0281】このため、予め設定された所定の基準サイ
ズよりサイズの小さな欠陥、および、このサイズの小さ
な欠陥よりサイズの大きな欠陥の両方を確実に検出する
ことができる。
【0282】また、請求項2の発明によれば、上記基準
サイズを、上記被検査物の基準パターン中に存在する最
も細いパターンの許容最小値としたので、上記許容最小
値よりサイズの小さな欠陥を検出し、サイズの小さな欠
陥よりサイズの大きな欠陥を検出する。
【0283】このため、許容最小値よりサイズの小さな
欠陥、および、許容最小値以上のサイズの欠陥の両方を
確実に検出することができる。
【0284】また、請求項3の発明によれば、ミクロ欠
陥検出工程では、上記被検査物の検査パターンの画像デ
ータを画素の連続性に基づいてコード化して検査コード
を生成し、予め登録された欠陥パターンの欠陥コードと
上記検査コードとを比較して、上記基準サイズよりサイ
ズの小さな欠陥に対応する欠陥コードと一致する検査コ
ードを欠陥抽出コードとして抽出して欠陥を検出する。
【0285】このため、予め設定された所定の基準サイ
ズよりサイズの小さな欠陥を確実に検出することができ
る。
【0286】また、請求項4の発明によれば、ミクロ欠
陥検出工程を、第1のミクロ欠陥1次処理工程と第1の
ミクロ欠陥2次処理工程とで構成したので、第1のミク
ロ欠陥1次処理工程では、上記被検査物の検査パターン
の画像データを画素の連続性に基づいてコード化して検
査コードを生成し、予め登録された欠陥パターンの欠陥
コードと上記検査コードとを比較して、上記基準サイズ
よりサイズの小さな欠陥に対応する欠陥コードと一致す
る検査コードを欠陥候補抽出コードとして抽出する。
【0287】その第1のミクロ欠陥2次処理工程では、
上記欠陥候補抽出コードから許容できない真欠陥に対応
する真欠陥コードを抽出して欠陥を検出する。
【0288】このため、許容できるミクロ許容欠陥の検
出を防止することができる。
【0289】また、請求項5の発明によれば、第1のミ
クロ欠陥2次処理工程では、上記検査パターンに対応す
る位置の上記基準パターンの画像データを画素の連続性
に基づいてコード化して基準コードを生成し、上記位置
を基準に所定の範囲内における全ての基準コードと上記
欠陥候補抽出コードとを比較して、該基準コードと一致
しない欠陥候補抽出コードを、許容できない真欠陥に対
応する真欠陥コードとして抽出して欠陥を検出する。
【0290】このため、許容できるミクロ許容欠陥の検
出を防止することができる。
【0291】また、請求項6の発明によれば、ミクロ欠
陥検出工程を、第2のミクロ欠陥1次処理工程と第2の
ミクロ欠陥2次処理工程とで構成したので、第2のミク
ロ欠陥1次処理工程では、上記被検査物の検査パターン
の画像データを画素の連続性に基づいてコード化して検
査コードを生成し、各種コードに対応したパターン形状
の種類を示すカテゴリコードを上記検査コードに基づい
て検索して検査カテゴリコードを得、予め登録された欠
陥パターンのカテゴリコードと上記検査カテゴリコード
を比較して、上記基準サイズよりサイズの小さな欠陥に
対応するカテゴリコードと一致する検査カテゴリコード
を欠陥候補抽出コードとして抽出する。
【0292】その第2のミクロ欠陥2次処理工程では、
上記検査パターンに対応する位置の上記基準パターンの
画像データを画素の連続性に基づいてコード化して基準
コードを生成し、各種コードに対応したパターン形状の
種類を示すカテゴリコードを上記基準コードに基づいて
検索して基準カテゴリコードを得、上記位置を基準に所
定の範囲内における全ての上記基準カテゴリコードと上
記欠陥候補抽出カテゴリコードとを比較して、該基準カ
テゴリコードと一致しない欠陥候補抽出カテゴリコード
を、許容できない真欠陥に対応する真欠陥コードとして
抽出して欠陥を検出する。
【0293】このため、許容できるミクロ許容欠陥の検
出を防止することができる。
【0294】また、請求項7の発明によれば、第2のミ
クロ欠陥2次処理工程では、上記検査パターンに対応す
る位置の上記基準パターンの画像データを画素の連続性
に基づいてコード化して基準コードを生成し、各種コー
ドに対応したパターン形状の種類を示すカテゴリコード
を上記基準コードに基づいて検索して基準カテゴリコー
ドを得、上記位置および上記パターンの形状の種類に応
じて、限定した範囲内における全てのあるいは一部の上
記基準カテゴリコードと上記欠陥候補抽出カテゴリコー
ドとを比較して、該基準カテゴリコードと一致しない欠
陥候補抽出カテゴリコードを、許容できない真欠陥に対
応する真欠陥コードとして抽出して欠陥を検出する。
【0295】このため、許容できるミクロ許容欠陥の検
出を防止することができる。また、検査カテゴリコード
を、上記位置および上記パターンの形状の種類に応じ
て、限定した範囲内における全ての上記基準カテゴリコ
ードと比較したので、限定しない場合より、比較する時
間を短縮することができる。
【0296】また、請求項8の発明によれば、第2のミ
クロ欠陥2次処理工程では、上記欠陥候補抽出カテゴリ
コードと対象となるカテゴリとの関係を分類し、この分
類に対応したパターン形状の種類を示す各種上位カテゴ
リコードを格納し、上記欠陥候補抽出カテゴリコード
と、該欠陥候補抽出カテゴリコードを中心とする所定領
域内におけるカテゴリ分布中の対象となる特定のカテゴ
リとの関係に基づいて、この関係に対応する上位カテゴ
リコードを選択して出力し、上記上位カテゴリコードに
基づいて、許容できない真欠陥に対応する真欠陥コード
を判定して欠陥を検出する。
【0297】このため、許容できるミクロ許容欠陥の検
出を防止することができる。
【0298】また、請求項9の発明によれば、第2のミ
クロ欠陥2次処理工程では、上記欠陥候補抽出カテゴリ
コードを中心として、この中心から放射状に分布するカ
テゴリを複数検出し、上記検出された複数のカテゴリを
相互に関係づけて階層型ネットワーク構造のデータとし
て処理することにより、上位カテゴリを出力し、上記上
位カテゴリコードに基づいて、許容できない真欠陥に対
応する真欠陥コードを判定して欠陥を検出する。
【0299】このため、許容できるミクロ許容欠陥の検
出を防止することができる。
【0300】また、請求項10の発明によれば、マクロ
欠陥検出工程では、上記被検査物の検査パターンと基準
パターンとの位置合わせを行い、上記位置合わせした上
記被検査物の検査パターンと上記基準パターンとの差分
パターンを抽出し、上記差分パターンを測長し、この測
長された測長値を上記基準サイズと比較して、該基準サ
イズ以上の領域を欠陥抽出領域として抽出して欠陥を検
出する。
【0301】このため、上記基準サイズ以上のサイズの
欠陥を確実に検出することができる。
【0302】また、請求項11の発明によれば、マクロ
欠陥検出工程を、マクロ欠陥1次処理工程とマクロ欠陥
2次処理工程とで構成したので、マクロ欠陥1次処理工
程では、上記被検査物の検査パターンと基準パターンと
の位置合わせを行い、上記位置合わせした上記被検査物
の検査パターンと上記基準パターンとの差分パターンを
抽出し、上記差分パターンを測長し、この測長された測
長値を上記基準サイズと比較して、該基準サイズ以上の
領域を欠陥候補抽出領域として抽出する。
【0303】そのマクロ欠陥2次処理工程では、上記欠
陥候補抽出領域から、許容できない真欠陥に対応する真
欠陥領域を抽出して欠陥を検出する。
【0304】このため、許容できるマクロ許容欠陥の検
出を防止することができる。
【0305】また、請求項12の発明によれば、マクロ
欠陥2次処理工程では、上記基準パターンに基づき、欠
陥を許容できない致命領域のパターンを作成し、上記欠
陥候補抽出領域と対応する位置の致命領域のパターンを
参照し、該欠陥候補抽出領域と対応する位置が上記致命
領域に存在する場合を真欠陥領域として抽出して欠陥を
検出する。
【0306】このため、許容できるマクロ許容欠陥の検
出を防止することができる。また、致命領域が含まれる
ので、欠陥形状または位置合わせによる欠陥検出性能が
変化しない。
【0307】また、請求項13、14、15の発明によ
れば、致命領域を、上記基準パターンの各パターンの周
縁から外方向および内方向のそれぞれに、一定の幅で設
けるので、基準パターンの測長を不要とすることができ
る。
【0308】また、請求項16の発明によれば、致命領
域を、上記基準パターンのパターン間隔を測長し、この
パターン間隔が、予め、定められた値よりも小さい領域
を第1の領域として抽出し、上記基準パターンのパター
ン幅を測長し、このパターン幅が、予め、定められた値
よりも小さい領域を第2の領域として抽出し、上記第1
の領域および上記第2の領域のうちの少なくともいずれ
か一方を算出して設ける。
【0309】このため、第1の領域はパターン同士の接
触の可能性のある致命領域となり、第2の領域はパター
ンの断線の可能性のある致命領域となることができる。
【0310】また、請求項17の発明によれば、予め設
定された所定の基準サイズに応じて、該基準サイズより
サイズの小さな欠陥を検出するミクロ欠陥検出手段と、
上記基準サイズ以上のサイズの欠陥を検出するマクロ欠
陥検出手段と、を備えるので、請求項1の発明に係るパ
ターン検査方法の実施に直接使用されることができる。
【0311】また、請求項18の発明によれば、上記基
準サイズを、上記被検査物の基準パターン中に存在する
最も細いパターンの許容最小値としたので、請求項2の
発明に係るパターン検査方法の実施に直接使用されるこ
とができる。
【0312】また、請求項19の発明によれば、上記ミ
クロ欠陥検出手段を、検査コード生成手段と、ミクロ欠
陥抽出手段と、よりなる構成としたので、請求項3の発
明に係るパターン検査方法の実施に直接使用されること
ができる。
【0313】また、請求項20の発明によれば、上記ミ
クロ欠陥検出手段を、第1のミクロ欠陥1次処理手段と
第1のミクロ欠陥2次処理手段とで構成し、第1のミク
ロ欠陥1次処理手段を、検査コード生成手段とミクロ欠
陥候補抽出手段とよりなる構成とし、第1のミクロ欠陥
2次処理手段をミクロ欠陥抽出手段で構成したので、請
求項4の発明に係るパターン検査方法の実施に直接使用
されることができる。
【0314】また、請求項21の発明によれば、第1の
ミクロ欠陥2次処理手段を、基準コード生成手段とミク
ロ欠陥抽出手段とよりなる構成としたので、請求項5の
発明に係るパターン検査方法の実施に直接使用されるこ
とができる。
【0315】また、請求項22の発明によれば、ミクロ
欠陥検出手段を、第2のミクロ欠陥1次処理手段と第2
のミクロ欠陥2次処理手段とで構成したので、請求項6
の発明に係るパターン検査方法の実施に直接使用される
ことができる。
【0316】また、請求項23の発明によれば、第2の
ミクロ欠陥2次処理手段を、基準コード生成手段と基準
カテゴリコード取得手段とミクロ欠陥抽出手段とよりな
る構成としたので、請求項7の発明に係るパターン検査
方法の実施に直接使用されることができる。
【0317】また、請求項24の発明によれば、第2の
ミクロ欠陥2次処理手段を、上位カテゴリ変換手段とミ
クロ欠陥抽出手段とよりなる構成としたので、請求項8
の発明に係るパターン検査方法の実施に直接使用される
ことができる。
【0318】また、請求項25の発明によれば、第2の
ミクロ欠陥2次処理手段を、放射状カテゴリ検出手段と
ニューラルネットワークとミクロ欠陥抽出手段とよりな
る構成としたので、請求項9の発明に係るパターン検査
方法の実施に直接使用されることができる。
【0319】また、請求項26の発明によれば、マクロ
欠陥検出手段を、位置合わせ手段と差分パターン抽出手
段と差分パターン測長手段とマクロ欠陥抽出手段とより
なる構成としたので、請求項10の発明に係るパターン
検査方法の実施に直接使用されることができる。
【0320】また、請求項27の発明によれば、マクロ
欠陥検出手段を、マクロ欠陥1次処理手段とマクロ欠陥
2次処理手段とで構成したので、請求項11の発明に係
るパターン検査方法の実施に直接使用されることができ
る。
【0321】また、請求項28の発明によれば、マクロ
欠陥2次処理手段を、致命領域パターン作成手段と、マ
クロ欠陥抽出手段と、よりなる構成としたので、請求項
12の発明に係るパターン検査方法の実施に直接使用さ
れることができる。
【0322】また、請求項29の発明によれば、上記致
命領域を、上記基準パターンの各パターンの周縁から外
方向および内方向のそれぞれに、一定の幅で設けるの
で、請求項13の発明に係るパターン検査方法の実施に
直接使用されることができる。
【0323】また、請求項30の発明によれば、上記致
命領域の一定の幅を、上記外方向と上記内方向とでそれ
ぞれ異なる値としたので、請求項14の発明に係るパタ
ーン検査方法の実施に直接使用されることができる。
【0324】また、請求項31の発明によれば、上記致
命領域の一定の幅を、上記パターン形状の種類に応じ
て、予め、変化させて設定するので、請求項15の発明
に係るパターン検査方法の実施に直接使用されることが
できる。
【0325】また、請求項32の発明によれば、上記致
命領域を、上記基準パターンのパターン間隔を測長し、
このパターン間隔が、予め、定められた値よりも小さい
領域を第1の領域として抽出し、上記基準パターンのパ
ターン幅を測長し、このパターン幅が、予め、定められ
た値よりも小さい領域を第2の領域として抽出し、上記
第1の領域および上記第2の領域のうちの少なくともい
ずれか一方を算出して設けるので、請求項16の発明に
係るパターン検査方法の実施に直接使用されることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図である。
【図2】本発明の第2実施例の構成図である。
【図3】本発明の第3実施例の構成図である。
【図4】図3のラジアルコード比較を説明するための図
である。
【図5】本発明の第4実施例の構成図である。
【図6】図5のカテゴリの種類を示す図である。
【図7】図5のカテゴリコード比較を説明するための図
である。
【図8】図5のカテゴリコード比較を説明するための図
である。
【図9】本発明の第5実施例の構成図である。
【図10】図9の上位カテゴリ変換手段の概略構成図で
ある。
【図11】上位カテゴリを示す図である。
【図12】カテゴリ探索部のルールを示す図である。
【図13】カテゴリ探索部の走査態様図である。
【図14】本発明の第6実施例の構成図である。
【図15】図14のミクロ欠陥2次処理手段を説明する
ための図である。
【図16】図14の第6実施例の変形例を説明するため
の図である。
【図17】本発明の第7実施例の構成図である。
【図18】図17のマクロ欠陥2次処理を説明するため
の図である。
【図19】本発明の第8実施例の構成図である。
【図20】図19のマクロ欠陥2次処理を説明するため
の図である。
【図21】従来のパターン検査方法の構成図である。
【図22】図21(A)のパターン検査方法の課題の説
明図である。
【図23】図21(B)のパターン検査方法の課題の説
明図である。
【符号の説明】
1 検知光学系 2 検査パターン 2A 検査パターン 2B 検査パターン 2C 検査パターン 2a 銅残 2b 断線 2c 欠け(ミクロ) 2d 欠け(マクロ) 2e 断線 2f 正常終端 2g 銅残 2h 銅残 2i 銅残 2j ピンホール 3 ミクロ欠陥検出手段 4 検査コード生成手段 5a ラジアル測長手段 5b ラジアルコード化手段 6 ミクロ欠陥抽出手段 7 欠陥情報出力手段 8 ミクロ欠陥1次処理手段 9 ミクロ欠陥候補抽出手段 10 ミクロ欠陥2次処理手段 12 位置合わせ手段 13 基準コード生成手段 14 ラジアル測長手段 15 ラジアルコード化手段 16 ラジアルコード比較手段 20 ミクロ欠陥1次処理手段 21 ミクロ欠陥2次処理手段 22 検査カテゴリコード化手段 23 ミクロ欠陥候補抽出手段 24 基準カテゴリコード化手段 25 カテゴリコード比較手段 30 ミクロ欠陥2次処理手段 31 上位カテゴリ変換手段 32 欠陥判定手段 40 ミクロ欠陥2次処理手段 41 放射状カテゴリ検出手段 42 ニューラルネットワーク 43 欠陥判定手段 101 CADデータ 102 CADパターン 102A CADパターン 102B CADパターン 102a ビットマップパターン 102b ビットマップパターン 103 マクロ欠陥検出工程 104 位置合わせ 105 差分パターン抽出 106 差分パターン測長 107 マクロ欠陥抽出 108 マクロ欠陥1次処理 109 マクロ欠陥候補抽出 110 マクロ欠陥2次処理 111 致命領域パターン作成 112 致命領域パターン参照 115 致命領域パターン 116、117 致命領域 130 マクロ欠陥2次処理 131 致命領域パターン作成 132 ラジアル測長 133 致命領域パターン 134 第1の領域 135 第2の領域 136 致命領域パターン参照
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 護俊 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物の検査パターンに発生する欠陥
    を検出するパターン検査方法において、 予め設定された所定の基準サイズに応じて、該基準サイ
    ズよりサイズの小さな欠陥を検出するミクロ欠陥検出工
    程と、 上記基準サイズ以上のサイズの欠陥を検出するマクロ欠
    陥検出工程と、を含むことを特徴とするパターン検査方
    法。
  2. 【請求項2】 上記基準サイズを、 上記被検査物の基準パターン中に存在する最も細いパタ
    ーンの許容最小値としたことを特徴とする請求項1記載
    のパターン検査方法。
  3. 【請求項3】 上記ミクロ欠陥検出工程を、 上記被検査物の検査パターンの画像データを画素の連続
    性に基づいてコード化して検査コードを生成し、 予め登録された欠陥パターンの欠陥コードと上記検査コ
    ードとを比較して、上記基準サイズよりサイズの小さな
    欠陥に対応する欠陥コードと一致する検査コードを欠陥
    抽出コードとして抽出して欠陥を検出する構成としたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のパターン検査方
    法。
  4. 【請求項4】 上記ミクロ欠陥検出工程を、第1のミク
    ロ欠陥1次処理工程と第1のミクロ欠陥2次処理工程と
    で構成し、 上記第1のミクロ欠陥1次処理工程を、 上記被検査物の検査パターンの画像データを画素の連続
    性に基づいてコード化して検査コードを生成し、 予め登録された欠陥パターンの欠陥コードと上記検査コ
    ードとを比較して、上記基準サイズよりサイズの小さな
    欠陥に対応する欠陥コードと一致する検査コードを欠陥
    候補抽出コードとして抽出する構成とし、 上記第1のミクロ欠陥2次処理工程を、 上記欠陥候補抽出コードから許容できない真欠陥に対応
    する真欠陥コードを抽出して欠陥を検出する構成とした
    ことを特徴とする請求項1または2記載のパターン検査
    方法。
  5. 【請求項5】 上記第1のミクロ欠陥2次処理工程を、 上記検査パターンに対応する位置の上記基準パターンの
    画像データを画素の連続性に基づいてコード化して基準
    コードを生成し、 上記位置を基準に所定の範囲内における全ての基準コー
    ドと上記欠陥候補抽出コードとを比較して、該基準コー
    ドと一致しない欠陥候補抽出コードを、許容できない真
    欠陥に対応する真欠陥コードとして抽出して欠陥を検出
    する構成としたことを特徴とする請求項4記載のパター
    ン検査方法。
  6. 【請求項6】 上記ミクロ欠陥検出工程を、第2のミク
    ロ欠陥1次処理工程と第2のミクロ欠陥2次処理工程と
    で構成し、 上記第2のミクロ欠陥1次処理工程を、 上記被検査物の検査パターンの画像データを画素の連続
    性に基づいてコード化して検査コードを生成し、 各種コードに対応したパターン形状の種類を示すカテゴ
    リコードを上記検査コードに基づいて検索して検査カテ
    ゴリコードを得、 予め登録された欠陥パターンのカテゴリコードと上記検
    査カテゴリコードを比較して、上記基準サイズよりサイ
    ズの小さな欠陥に対応するカテゴリコードと一致する検
    査カテゴリコードを欠陥候補抽出コードとして抽出する
    構成とし、 上記第2のミクロ欠陥2次処理工程を、 上記検査パターンに対応する位置の上記基準パターンの
    画像データを画素の連続性に基づいてコード化して基準
    コードを生成し、 各種コードに対応したパターン形状の種類を示すカテゴ
    リコードを上記基準コードに基づいて検索して基準カテ
    ゴリコードを得、 上記位置を基準に所定の範囲内における全ての上記基準
    カテゴリコードと上記欠陥候補抽出カテゴリコードとを
    比較して、該基準カテゴリコードと一致しない欠陥候補
    抽出カテゴリコードを、許容できない真欠陥に対応する
    真欠陥コードとして抽出して欠陥を検出する構成とした
    ことを特徴とする請求項1または2記載のパターン検査
    方法。
  7. 【請求項7】 上記第2のミクロ欠陥2次処理工程を、 上記検査パターンに対応する位置の上記基準パターンの
    画像データを画素の連続性に基づいてコード化して基準
    コードを生成し、 各種コードに対応したパターン形状の種類を示すカテゴ
    リコードを上記基準コードに基づいて検索して基準カテ
    ゴリコードを得、 上記位置および上記パターンの形状の種類に応じて、限
    定した範囲内における全てのあるいは一部の上記基準カ
    テゴリコードと上記欠陥候補抽出カテゴリコードとを比
    較して、該基準カテゴリコードと一致しない欠陥候補抽
    出カテゴリコードを、許容できない真欠陥に対応する真
    欠陥コードとして抽出して欠陥を検出する構成に代えた
    ことを特徴とする請求項6記載のパターン検査方法。
  8. 【請求項8】 上記第2のミクロ欠陥2次処理工程を、 上記欠陥候補抽出カテゴリコードと対象となるカテゴリ
    との関係を分類し、この分類に対応したパターン形状の
    種類を示す各種上位カテゴリコードを格納し、上記欠陥
    候補抽出カテゴリコードと、該欠陥候補抽出カテゴリコ
    ードを中心とする所定領域内におけるカテゴリ分布中の
    対象となる特定のカテゴリとの関係に基づいて、この関
    係に対応する上位カテゴリコードを選択して出力し、 上記上位カテゴリコードに基づいて、許容できない真欠
    陥に対応する真欠陥コードを判定して欠陥を検出する構
    成に代えたことを特徴とする請求項6記載のパターン検
    査方法。
  9. 【請求項9】 上記第2のミクロ欠陥2次処理工程を、 上記欠陥候補抽出カテゴリコードを中心として、この中
    心から放射状に分布するカテゴリを複数検出し、 上記検出された複数のカテゴリを相互に関係づけて階層
    型ネットワーク構造のデータとして処理することによ
    り、上位カテゴリを出力し、 上記上位カテゴリコードに基づいて、許容できない真欠
    陥に対応する真欠陥コードを判定して欠陥を検出する構
    成に代えたことを特徴とする請求項6記載のパターン検
    査方法。
  10. 【請求項10】 上記マクロ欠陥検出工程を、 上記被検査物の検査パターンと基準パターンとの位置合
    わせを行い、 上記位置合わせした上記被検査物の検査パターンと上記
    基準パターンとの差分パターンを抽出し、 上記差分パターンを測長し、 この測長された測長値を上記基準サイズと比較して、該
    基準サイズ以上の領域を欠陥抽出領域として抽出して欠
    陥を検出する構成としたことを特徴とする請求項1〜9
    いずれか1項記載のパターン検査方法。
  11. 【請求項11】 上記マクロ欠陥検出工程を、マクロ欠
    陥1次処理工程とマクロ欠陥2次処理工程とで構成し、 上記マクロ欠陥1次処理工程を、 上記被検査物の検査パターンと基準パターンとの位置合
    わせを行い、 上記位置合わせした上記被検査物の検査パターンと上記
    基準パターンとの差分パターンを抽出し、 上記差分パターンを測長し、 この測長された測長値を上記基準サイズと比較して、該
    基準サイズ以上の領域を欠陥候補抽出領域として抽出す
    る構成とし、 上記マクロ欠陥2次処理工程を、 上記欠陥候補抽出領域から、許容できない真欠陥に対応
    する真欠陥領域を抽出して欠陥を検出する構成としたこ
    とを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載のパター
    ン検査方法。
  12. 【請求項12】 上記マクロ欠陥2次処理工程を、 上記基準パターンに基づき、欠陥を許容できない致命領
    域のパターンを作成し、 上記欠陥候補抽出領域と対応する位置の致命領域のパタ
    ーンを参照し、該欠陥候補抽出領域と対応する位置が上
    記致命領域に存在する場合を真欠陥領域として抽出して
    欠陥を検出する構成としたことを特徴とする請求項11
    記載のパターン検査方法。
  13. 【請求項13】 上記致命領域を、 上記基準パターンの各パターンの周縁から外方向および
    内方向のそれぞれに、一定の幅で設けることを特徴とす
    る請求項12記載のパターン検査方法。
  14. 【請求項14】 上記致命領域の一定の幅を、 上記外方向と上記内方向とでそれぞれ異なる値としたこ
    とを特徴とする請求項13記載のパターン検査方法。
  15. 【請求項15】 上記致命領域の一定の幅を、 上記パターン形状の種類に応じて、予め、変化させて設
    定することを特徴とする請求項13または14記載のパ
    ターン検査方法。
  16. 【請求項16】 上記致命領域を、 上記基準パターンのパターン間隔を測長し、このパター
    ン間隔が、予め、定められた値よりも小さい領域を第1
    の領域として抽出し、 上記基準パターンのパターン幅を測長し、このパターン
    幅が、予め、定められた値よりも小さい領域を第2の領
    域として抽出し、 上記第1の領域および上記第2の領域のうちの少なくと
    もいずれか一方を算出して設けることを特徴とする請求
    項12記載のパターン検査方法。
  17. 【請求項17】 被検査物の検査パターンに発生する欠
    陥を検出するパターン検査装置において、 予め設定された所定の基準サイズに応じて、該基準サイ
    ズよりサイズの小さな欠陥を検出するミクロ欠陥検出手
    段と、 上記基準サイズ以上のサイズの欠陥を検出するマクロ欠
    陥検出手段と、を備えることを特徴とするパターン検査
    装置。
  18. 【請求項18】 上記基準サイズを、 上記被検査物の基準パターン中に存在する最も細いパタ
    ーンの許容最小値としたことを特徴とする請求項17記
    載のパターン検査装置。
  19. 【請求項19】 上記ミクロ欠陥検出手段を、 上記被検査物の検査パターンの画像データを画素の連続
    性に基づいてコード化して検査コードを生成する検査コ
    ード生成手段と、 予め登録された欠陥パターンの欠陥コードと上記検査コ
    ードとを比較して、上記基準サイズよりサイズの小さな
    欠陥に対応する欠陥コードと一致する検査コードを欠陥
    抽出コードとして抽出して欠陥を検出するミクロ欠陥抽
    出手段と、よりなる構成としたことを特徴とする請求項
    17または18記載のパターン検査装置。
  20. 【請求項20】 上記ミクロ欠陥検出手段を、第1のミ
    クロ欠陥1次処理手段と第1のミクロ欠陥2次処理手段
    とで構成し、 上記第1のミクロ欠陥1次処理手段を、 上記被検査物の検査パターンの画像データを画素の連続
    性に基づいてコード化して検査コードを生成する検査コ
    ード生成手段と、 予め登録された欠陥パターンの欠陥コードと上記検査コ
    ードとを比較して、上記基準サイズよりサイズの小さな
    欠陥に対応する欠陥コードと一致する検査コードを欠陥
    候補抽出コードとして抽出するミクロ欠陥候補抽出手段
    と、よりなる構成とし、 上記第1のミクロ欠陥2次処理手段を、 上記欠陥候補抽出コードから許容できない真欠陥に対応
    する真欠陥コードを抽出して欠陥を検出するミクロ欠陥
    抽出手段で構成したことを特徴とする請求項17または
    18記載のパターン検査装置。
  21. 【請求項21】 上記第1のミクロ欠陥2次処理手段
    を、 上記検査パターンに対応する位置の上記基準パターンの
    画像データを画素の連続性に基づいてコード化して基準
    コードを生成する基準コード生成手段と、 上記位置を基準に所定の範囲内における全ての基準コー
    ドと上記欠陥候補抽出コードとを比較して、該基準コー
    ドと一致しない欠陥候補抽出コードを、許容できない真
    欠陥に対応する真欠陥コードとして抽出して欠陥を検出
    するミクロ欠陥抽出手段と、よりなる構成としたことを
    特徴とする請求項20記載のパターン検査装置。
  22. 【請求項22】 上記ミクロ欠陥検出手段を、第2のミ
    クロ欠陥1次処理手段と第2のミクロ欠陥2次処理手段
    とで構成し、 上記第2のミクロ欠陥1次処理手段を、 上記被検査物の検査パターンの画像データを画素の連続
    性に基づいてコード化して検査コードを生成する検査コ
    ード生成手段と、 各種コードに対応したパターン形状の種類を示すカテゴ
    リコードを上記検査コードに基づいて検索して検査カテ
    ゴリコードを得る検査カテゴリコード取得手段と、 予め登録された欠陥パターンのカテゴリコードと上記検
    査カテゴリコードを比較して、上記基準サイズよりサイ
    ズの小さな欠陥に対応するカテゴリコードと一致する検
    査カテゴリコードを欠陥候補抽出コードとして抽出する
    ミクロ欠陥候補抽出手段と、よりなる構成とし、 上記第2のミクロ欠陥2次処理手段を、 上記検査パターンに対応する位置の上記基準パターンの
    画像データを画素の連続性に基づいてコード化して基準
    コードを生成する基準コード生成手段と、 各種コードに対応したパターン形状の種類を示すカテゴ
    リコードを上記基準コードに基づいて検索して基準カテ
    ゴリコードを得る基準カテゴリコード取得手段と、 上記位置を基準に所定の範囲内における全ての上記基準
    カテゴリコードと上記欠陥候補抽出カテゴリコードとを
    比較して、該基準カテゴリコードと一致しない欠陥候補
    抽出カテゴリコードを、許容できない真欠陥に対応する
    真欠陥コードとして抽出して欠陥を検出するミクロ欠陥
    抽出手段と、よりなる構成としたことを特徴とする請求
    項17または18記載のパターン検査装置。
  23. 【請求項23】 上記第2のミクロ欠陥2次処理手段
    を、 上記検査パターンに対応する位置の上記基準パターンの
    画像データを画素の連続性に基づいてコード化して基準
    コードを生成する基準コード生成手段と、 各種コードに対応したパターン形状の種類を示すカテゴ
    リコードを上記基準コードに基づいて検索して基準カテ
    ゴリコードを得る基準カテゴリコード取得手段と、 上記位置および上記パターンの形状の種類に応じて、限
    定した範囲内における全てのあるいは一部の上記基準カ
    テゴリコードと上記欠陥候補抽出カテゴリコードとを比
    較して、該基準カテゴリコードと一致しない欠陥候補抽
    出カテゴリコードを、許容できない真欠陥に対応する真
    欠陥コードとして抽出して欠陥を検出するミクロ欠陥抽
    出手段と、よりなる構成に代えたことを特徴とする請求
    項22記載のパターン検査装置。
  24. 【請求項24】 上記第2のミクロ欠陥2次処理手段
    を、 上記欠陥候補抽出カテゴリコードと対象となるカテゴリ
    との関係を分類し、この分類に対応したパターン形状の
    種類を示す各種上位カテゴリコードを格納し、上記欠陥
    候補抽出カテゴリコードと、該欠陥候補抽出カテゴリコ
    ードを中心とする所定領域内におけるカテゴリ分布中の
    対象となる特定のカテゴリとの関係に基づいて、この関
    係に対応する上位カテゴリコードを選択して出力する上
    位カテゴリ変換手段と、 上記上位カテゴリコードに基づいて、許容できない真欠
    陥に対応する真欠陥コードを判定して欠陥を検出するミ
    クロ欠陥抽出手段と、よりなる構成に代えたことを特徴
    とする請求項22記載のパターン検査装置。
  25. 【請求項25】 上記第2のミクロ欠陥2次処理手段
    を、 上記欠陥候補抽出カテゴリコードを中心として、この中
    心から放射状に分布するカテゴリを複数検出する放射状
    カテゴリ検出手段と、 上記検出された複数のカテゴリを相互に関係づけて階層
    型ネットワーク構造のデータとして処理することによ
    り、上位カテゴリを出力するニューラルネットワーク
    と、 上記上位カテゴリコードに基づいて、許容できない真欠
    陥に対応する真欠陥コードを判定して欠陥を検出するミ
    クロ欠陥抽出手段と、よりなる構成に代えたことを特徴
    とする請求項22記載のパターン検査装置。
  26. 【請求項26】 上記マクロ欠陥検出手段を、 上記被検査物の検査パターンと基準パターンとの位置合
    わせを行う位置合わせ手段と、 上記位置合わせした上記被検査物の検査パターンと上記
    基準パターンとの差分パターンを抽出する差分パターン
    抽出手段と、 上記差分パターンを測長する差分パターン測長手段と、 この測長された測長値を上記基準サイズと比較して、該
    基準サイズ以上の領域を欠陥抽出領域として抽出して欠
    陥を検出するマクロ欠陥抽出手段と、よりなる構成とし
    たことを特徴とする請求項17〜25いずれか1項記載
    のパターン検査装置。
  27. 【請求項27】 上記マクロ欠陥検出手段を、マクロ欠
    陥1次処理手段とマクロ欠陥2次処理手段とで構成し、 上記マクロ欠陥1次処理手段を、 上記被検査物の検査パターンと基準パターンとの位置合
    わせを行う位置合わせ手段と、 上記位置合わせした上記被検査物の検査パターンと上記
    基準パターンとの差分パターンを抽出する差分パターン
    抽出手段と、 上記差分パターンを測長する差分パターン測長手段と、 この測長された測長値を上記基準サイズと比較して、該
    基準サイズ以上の領域を欠陥候補抽出領域として抽出す
    るマクロ欠陥候補抽出手段と、よりなる構成とし、 上記マクロ欠陥2次処理手段を、 上記欠陥候補抽出領域から、許容できない真欠陥に対応
    する真欠陥領域を抽出して欠陥を検出するマクロ欠陥抽
    出手段で構成したことを特徴とする請求項17〜25い
    ずれか1項記載のパターン検査装置。
  28. 【請求項28】 上記マクロ欠陥2次処理手段を、 上記基準パターンに基づき、欠陥を許容できない致命領
    域のパターンを作成する致命領域パターン作成手段と、 上記欠陥候補抽出領域と対応する位置の致命領域のパタ
    ーンを参照し、該欠陥候補抽出領域と対応する位置が上
    記致命領域に存在する場合を真欠陥領域として抽出して
    欠陥を検出するマクロ欠陥抽出手段と、よりなる構成と
    したことを特徴とする請求項27記載のパターン検査装
    置。
  29. 【請求項29】 上記致命領域を、 上記基準パターンの各パターンの周縁から外方向および
    内方向のそれぞれに、一定の幅で設けることを特徴とす
    る請求項28記載のパターン検査装置。
  30. 【請求項30】 上記致命領域の一定の幅を、 上記外方向と上記内方向とでそれぞれ異なる値としたこ
    とを特徴とする請求項29記載のパターン検査装置。
  31. 【請求項31】 上記致命領域の一定の幅を、 上記パターン形状の種類に応じて、予め、変化させて設
    定することを特徴とする請求項29または30記載のパ
    ターン検査装置。
  32. 【請求項32】 上記致命領域を、 上記基準パターンのパターン間隔を測長し、このパター
    ン間隔が、予め、定められた値よりも小さい領域を第1
    の領域として抽出し、 上記基準パターンのパターン幅を測長し、このパターン
    幅が、予め、定められた値よりも小さい領域を第2の領
    域として抽出し、 上記第1の領域および上記第2の領域のうちの少なくと
    もいずれか一方を算出して設けることを特徴とする請求
    項28記載のパターン検査装置。
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