JP3303748B2 - 基準1次元データ列の登録方法、画像認識方法、登録装置、画像認識装置ならびに記録媒体 - Google Patents
基準1次元データ列の登録方法、画像認識方法、登録装置、画像認識装置ならびに記録媒体Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像か
ら図形、文字、記号などの特定画像を認識する基準1次
元データ列の登録方法、画像認識方法、登録装置、画像
認識装置ならびに記録媒体に関する。
ら図形、文字、記号などの特定画像を認識する基準1次
元データ列の登録方法、画像認識方法、登録装置、画像
認識装置ならびに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入力された画像から特定の画像を
認識する方法としてはテンプレートマッチング法があ
る。一般的なテンプレートマッチング法の手順は次の通
りである。認識したい画像を基準画像として用意してお
き、入力画像と基準画像を重ね合わせ水平もしくは垂直
方向に1画素ずつずらしながら比較していき、全てもし
くはある一定の個数以上の画素が一致した場合、認識対
象の画像と判定するものである。しかしながらこの方法
では、認識対象の画像の向きが変わって(回転されて)
入力されると認識できないという欠点があった。上記の
問題点を解決する方法として、特開平5−12446号
公報に記載されているように、メモリに記憶した基準パ
ターンを回転させたときの座標を生成していろいろな角
度でテンプレートマッチングを行う方法が提案されてい
る。また、特開平8−63604号公報に記載されてい
るように、画像の重心を検出して重心を中心とする極座
標データに変換して回転画像に対応するものや、特開平
6−309461号公報に記載されているように、円形
ウィンドウ上の濃淡画素データ列にフーリエ変換を施し
てスペクトルを求め、基準画像のスペクトルパタンと比
較して回転画像に対応するものなどが提案されている。
認識する方法としてはテンプレートマッチング法があ
る。一般的なテンプレートマッチング法の手順は次の通
りである。認識したい画像を基準画像として用意してお
き、入力画像と基準画像を重ね合わせ水平もしくは垂直
方向に1画素ずつずらしながら比較していき、全てもし
くはある一定の個数以上の画素が一致した場合、認識対
象の画像と判定するものである。しかしながらこの方法
では、認識対象の画像の向きが変わって(回転されて)
入力されると認識できないという欠点があった。上記の
問題点を解決する方法として、特開平5−12446号
公報に記載されているように、メモリに記憶した基準パ
ターンを回転させたときの座標を生成していろいろな角
度でテンプレートマッチングを行う方法が提案されてい
る。また、特開平8−63604号公報に記載されてい
るように、画像の重心を検出して重心を中心とする極座
標データに変換して回転画像に対応するものや、特開平
6−309461号公報に記載されているように、円形
ウィンドウ上の濃淡画素データ列にフーリエ変換を施し
てスペクトルを求め、基準画像のスペクトルパタンと比
較して回転画像に対応するものなどが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、上述のように複雑な演算を行わなければなら
ず、高速に処理できないという問題があった。また、回
路で実現した場合には大規模で複雑な回路になるという
問題があった。さらに近年、著作物や重要文書あるいは
有価証券等に2次元コードなどの特定のパターンを予め
埋め込み、このパターンを認識して利用することで文書
の高度な管理や不正利用(例えば著作物の無断複写)の
防止などを実現するシステムが提案されており、一般的
なパターンマッチング法よりも高速に特定画像を認識で
きる技術が待望されている。そこで、本発明は、あらゆ
る画像の認識に適用可能で、簡単な構成で高速に特定画
像の認識を行うことが可能な基準1次元データ列の登録
方法、画像認識方法、登録装置、画像認識装置ならびに
記録媒体を提供することを目的とする。
おいては、上述のように複雑な演算を行わなければなら
ず、高速に処理できないという問題があった。また、回
路で実現した場合には大規模で複雑な回路になるという
問題があった。さらに近年、著作物や重要文書あるいは
有価証券等に2次元コードなどの特定のパターンを予め
埋め込み、このパターンを認識して利用することで文書
の高度な管理や不正利用(例えば著作物の無断複写)の
防止などを実現するシステムが提案されており、一般的
なパターンマッチング法よりも高速に特定画像を認識で
きる技術が待望されている。そこで、本発明は、あらゆ
る画像の認識に適用可能で、簡単な構成で高速に特定画
像の認識を行うことが可能な基準1次元データ列の登録
方法、画像認識方法、登録装置、画像認識装置ならびに
記録媒体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の基準1次元データ列の登録方法では、
2値化された特定画像上に設定された図形の線上に位置
する複数の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に
応じた順序で並べてなる基準1次元データ列と、2値化
された入力画像上に前記図形を設定して当該図形の線上
に位置する複数の画素の値を前記順序で並べてなる1次
元データ列と、を比較することによって前記入力画像内
に前記特定画像が含まれているか否かを認識する認識処
理に用いる前記基準1次元データ列の登録方法であっ
て、2値化された前記特定画像上において、操作入力に
応じて指定された特徴領域上を図形の線が通過するよう
に前記図形を設定する第1のステップと、前記第1のス
テップにて設定された図形の線上に位置する複数の画素
の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた順序で並
べてなる基準1次元データ列を生成する第2のステップ
と、前記第2のステップにて生成された基準1次元デー
タ列と、前記図形の設定情報とを登録する第3のステッ
プとを有することを特徴としている。すなわち、基準1
次元データ列を生成するために特定画像上に設定する図
形の線を、ユーザが操作入力により指定した特徴的な部
分を通過するよう設定するので、特定画像の認識率を向
上させることができる。また、特定画像内の特徴的な部
分に基づいて基準1次元データ列を生成することができ
るので、基準1次元データ列のデータ量を低減すること
ができ、認識処理に要する時間を低減することができ
る。
ために、本発明の基準1次元データ列の登録方法では、
2値化された特定画像上に設定された図形の線上に位置
する複数の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に
応じた順序で並べてなる基準1次元データ列と、2値化
された入力画像上に前記図形を設定して当該図形の線上
に位置する複数の画素の値を前記順序で並べてなる1次
元データ列と、を比較することによって前記入力画像内
に前記特定画像が含まれているか否かを認識する認識処
理に用いる前記基準1次元データ列の登録方法であっ
て、2値化された前記特定画像上において、操作入力に
応じて指定された特徴領域上を図形の線が通過するよう
に前記図形を設定する第1のステップと、前記第1のス
テップにて設定された図形の線上に位置する複数の画素
の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた順序で並
べてなる基準1次元データ列を生成する第2のステップ
と、前記第2のステップにて生成された基準1次元デー
タ列と、前記図形の設定情報とを登録する第3のステッ
プとを有することを特徴としている。すなわち、基準1
次元データ列を生成するために特定画像上に設定する図
形の線を、ユーザが操作入力により指定した特徴的な部
分を通過するよう設定するので、特定画像の認識率を向
上させることができる。また、特定画像内の特徴的な部
分に基づいて基準1次元データ列を生成することができ
るので、基準1次元データ列のデータ量を低減すること
ができ、認識処理に要する時間を低減することができ
る。
【0005】さらに、前記認識処理では、前記1次元デ
ータ列または前記基準1次元データ列のデータ値を巡回
的にシフトさせながら比較を行い、前記第1のステップ
では、前記図形を当該図形の中心を基点として回転させ
た場合に少なくとも特定の回転角度で前記図形が自身に
一致する形状とし、かつ、前記図形の中心を前記特定画
像の中心と一致させるようにしてもよい。この場合に
は、1次元データ列または基準1次元データ列のデータ
値の巡回的なシフトと画像の回転とは等価となることか
ら、特定画像のみならず、特定画像の回転画像をも認識
可能となる。
ータ列または前記基準1次元データ列のデータ値を巡回
的にシフトさせながら比較を行い、前記第1のステップ
では、前記図形を当該図形の中心を基点として回転させ
た場合に少なくとも特定の回転角度で前記図形が自身に
一致する形状とし、かつ、前記図形の中心を前記特定画
像の中心と一致させるようにしてもよい。この場合に
は、1次元データ列または基準1次元データ列のデータ
値の巡回的なシフトと画像の回転とは等価となることか
ら、特定画像のみならず、特定画像の回転画像をも認識
可能となる。
【0006】また、前記認識処理では、2値化された前
記特定画像上に設定された走査対象領域に含まれている
所定の画素値を有する画素を計数してなる基準画素数
と、2値化された前記入力画像上に前記走査対象領域を
設定して当該走査対象領域に含まれている前記所定の画
素値を有する画素を計数した画素数とを比較した比較結
果と、前記1次元データ列と前記基準1次元データ列と
の比較結果と、に基づいて前記入力画像内に前記特定画
像が含まれているか否かを認識し、前記特定画像上に走
査対象領域を設定し、当該走査対象領域に含まれている
所定の画素値を有する画素を計数して基準画素数を求
め、当該基準画素数を登録する第4のステップをさらに
有するようにしてもよい。この場合には認識精度がより
一層向上する。さらに加えて、前記走査対象領域を前記
図形の線上に位置する複数の画素を含んだ領域とし、処
理を簡素化するようにしてもよい。
記特定画像上に設定された走査対象領域に含まれている
所定の画素値を有する画素を計数してなる基準画素数
と、2値化された前記入力画像上に前記走査対象領域を
設定して当該走査対象領域に含まれている前記所定の画
素値を有する画素を計数した画素数とを比較した比較結
果と、前記1次元データ列と前記基準1次元データ列と
の比較結果と、に基づいて前記入力画像内に前記特定画
像が含まれているか否かを認識し、前記特定画像上に走
査対象領域を設定し、当該走査対象領域に含まれている
所定の画素値を有する画素を計数して基準画素数を求
め、当該基準画素数を登録する第4のステップをさらに
有するようにしてもよい。この場合には認識精度がより
一層向上する。さらに加えて、前記走査対象領域を前記
図形の線上に位置する複数の画素を含んだ領域とし、処
理を簡素化するようにしてもよい。
【0007】また、本発明の画像認識方法では、2値化
された特定画像上に設定された図形の線上に位置する複
数の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた
順序で並べてなる基準1次元データ列と、前記特定画像
上に設定された走査対象領域に含まれている所定の画素
値を有する画素を計数してなる基準画素数と、が予め登
録されており、前記基準1次元データ列および前記基準
画素数を用いて入力画像内に前記特定画像が含まれてい
るか否かを認識する画像認識方法であって、2値化され
た入力画像上に前記図形および前記走査対象領域を設定
する第1のステップと、前記第1のステップにて設定さ
れた図形の線上に位置する複数の画素の値を前記順序で
並べてなる1次元データ列と前記基準1次元データ列と
を比較する第2のステップと、前記第1のステップにて
設定された走査対象領域に含まれている前記所定の画素
値を有する画素の数を求め、当該画素数と前記基準画素
数とを比較する第3のステップと、前記第2のステップ
による比較結果と前記第3のステップによる比較結果と
に基づいて前記特定画像の有無を認識する第4のステッ
プとを有することを特徴としている。 すなわち、1次元
データ列と基準1次元データ列との比較結果に加え、走
査対象領域に含まれている所定の画素値を有する画素の
数を加味して特定画像を認識する。 また、前記図形は、
当該図形の中心を基点として回転させた場合に少なくと
も特定の回転角度で前記図形が自身に一致する形状であ
って、かつ、前記図形の中心が前記特定画像の中心と一
致するよう設定されており、前記第2のステップでは、
前記1次元データ列または前記基準1次元データ列のデ
ータ値を巡回的にシフトさせながら比較を行うようにし
てもよい。この場合には、特定画像の回転画像をも認識
可能となる。さらに、前記第2のステップでは、前記図
形の線上に位置する複数の画素の値を周辺の画素の値に
基づいて補正して、当該補正された前記複数の画素の値
を前記順序で並べてなる1次元データ列と前記基準1次
元データ列とを比較するようにしてもよい。この場合に
は、2値化のアルゴリズムや画像の解像度などに起因し
た誤差が吸収され、認識精度がより一層向上する。
された特定画像上に設定された図形の線上に位置する複
数の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた
順序で並べてなる基準1次元データ列と、前記特定画像
上に設定された走査対象領域に含まれている所定の画素
値を有する画素を計数してなる基準画素数と、が予め登
録されており、前記基準1次元データ列および前記基準
画素数を用いて入力画像内に前記特定画像が含まれてい
るか否かを認識する画像認識方法であって、2値化され
た入力画像上に前記図形および前記走査対象領域を設定
する第1のステップと、前記第1のステップにて設定さ
れた図形の線上に位置する複数の画素の値を前記順序で
並べてなる1次元データ列と前記基準1次元データ列と
を比較する第2のステップと、前記第1のステップにて
設定された走査対象領域に含まれている前記所定の画素
値を有する画素の数を求め、当該画素数と前記基準画素
数とを比較する第3のステップと、前記第2のステップ
による比較結果と前記第3のステップによる比較結果と
に基づいて前記特定画像の有無を認識する第4のステッ
プとを有することを特徴としている。 すなわち、1次元
データ列と基準1次元データ列との比較結果に加え、走
査対象領域に含まれている所定の画素値を有する画素の
数を加味して特定画像を認識する。 また、前記図形は、
当該図形の中心を基点として回転させた場合に少なくと
も特定の回転角度で前記図形が自身に一致する形状であ
って、かつ、前記図形の中心が前記特定画像の中心と一
致するよう設定されており、前記第2のステップでは、
前記1次元データ列または前記基準1次元データ列のデ
ータ値を巡回的にシフトさせながら比較を行うようにし
てもよい。この場合には、特定画像の回転画像をも認識
可能となる。さらに、前記第2のステップでは、前記図
形の線上に位置する複数の画素の値を周辺の画素の値に
基づいて補正して、当該補正された前記複数の画素の値
を前記順序で並べてなる1次元データ列と前記基準1次
元データ列とを比較するようにしてもよい。この場合に
は、2値化のアルゴリズムや画像の解像度などに起因し
た誤差が吸収され、認識精度がより一層向上する。
【0008】また、本発明の登録装置は、2値化された
特定画像上に設定された図形の線上に位置する複数の画
素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた順序で
並べてなる基準1次元データ列と、2値化された入力画
像上に前記図形を設定して当該図形の線上に位置する複
数の画素の値を前記順序で並べてなる1次元データ列
と、を比較することによって前記入力画像内に前記特定
画像が含まれているか否かを認識する認識処理に用いる
前記基準1次元データ列を登録する登録装置であって、
2値化された前記特定画像を入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段により入力された特定画像上におい
て、操作入力に応じて指定された特徴領域上を図形の線
が通過するように前記図形を設定する図形設定手段と、
前記図形設定手段により設定された図形の線上に位置す
る複数の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応
じた順序で並べてなる基準1次元データ列を生成する生
成手段と、前記生成手段により生成された基準1次元デ
ータ列と、前記図形の設定情報とを登録する第1の登録
手段とを具備することを特徴としている。
特定画像上に設定された図形の線上に位置する複数の画
素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた順序で
並べてなる基準1次元データ列と、2値化された入力画
像上に前記図形を設定して当該図形の線上に位置する複
数の画素の値を前記順序で並べてなる1次元データ列
と、を比較することによって前記入力画像内に前記特定
画像が含まれているか否かを認識する認識処理に用いる
前記基準1次元データ列を登録する登録装置であって、
2値化された前記特定画像を入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段により入力された特定画像上におい
て、操作入力に応じて指定された特徴領域上を図形の線
が通過するように前記図形を設定する図形設定手段と、
前記図形設定手段により設定された図形の線上に位置す
る複数の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応
じた順序で並べてなる基準1次元データ列を生成する生
成手段と、前記生成手段により生成された基準1次元デ
ータ列と、前記図形の設定情報とを登録する第1の登録
手段とを具備することを特徴としている。
【0009】さらに、前記認識処理では、前記1次元デ
ータ列または前記基準1次元データ列のデータ値を巡回
的にシフトさせながら比較を行い、前記図形設定手段
は、前記図形を当該図形の中心を基点として回転させた
場合に少なくとも特定の回転角度で前記図形が自身に一
致する形状とし、かつ、前記図形の中心を前記特定画像
の中心と一致させるようにしてもよい。
ータ列または前記基準1次元データ列のデータ値を巡回
的にシフトさせながら比較を行い、前記図形設定手段
は、前記図形を当該図形の中心を基点として回転させた
場合に少なくとも特定の回転角度で前記図形が自身に一
致する形状とし、かつ、前記図形の中心を前記特定画像
の中心と一致させるようにしてもよい。
【0010】
【0011】また、前記認識処理では、2値化された前
記特定画像上に設定された走査対象領域に含まれている
所定の画素値を有する画素を計数してなる基準画素数
と、2値化された前記入力画像上に前記走査対象領域を
設定して当該走査対象領域に含まれている前記所定の画
素値を有する画素を計数した画素数とを比較した比較結
果と、前記1次元データ列と前記基準1次元データ列と
の比較結果と、に基づいて前記入力画像内に前記特定画
像が含まれているか否かを認識し、前記画像入力手段に
より入力された特定画像上に走査対象領域を設定し、当
該走査対象領域に含まれている所定の画素値を有する画
素を計数して基準画素数を求め、当該基準画素数を登録
する第2の登録手段をさらに有するようにしてもよい。
さらに加えて、前記走査対象領域を前記図形の線上に位
置する複数の画素を含んだ領域としてもよい。また、登
録装置は、前記認識処理を実行する画像認識装置であっ
てもよい。
記特定画像上に設定された走査対象領域に含まれている
所定の画素値を有する画素を計数してなる基準画素数
と、2値化された前記入力画像上に前記走査対象領域を
設定して当該走査対象領域に含まれている前記所定の画
素値を有する画素を計数した画素数とを比較した比較結
果と、前記1次元データ列と前記基準1次元データ列と
の比較結果と、に基づいて前記入力画像内に前記特定画
像が含まれているか否かを認識し、前記画像入力手段に
より入力された特定画像上に走査対象領域を設定し、当
該走査対象領域に含まれている所定の画素値を有する画
素を計数して基準画素数を求め、当該基準画素数を登録
する第2の登録手段をさらに有するようにしてもよい。
さらに加えて、前記走査対象領域を前記図形の線上に位
置する複数の画素を含んだ領域としてもよい。また、登
録装置は、前記認識処理を実行する画像認識装置であっ
てもよい。
【0012】また、本発明の画像認識装置は、2値化さ
れた特定画像上に設定された図形の線上に位置する複数
の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた順
序で並べてなる基準1次元データ列と、前記特定画像上
に設定された走査対象領域に含まれている所定の画素値
を有する画素を計数してなる基準画素数と、が予め登録
されており、前記基準1次元データ列および前記基準画
素数を用いて入力画像内に前記特定画像が含まれている
か否かを認識する画像認識装置であって、2値化された
前記入力画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力
手段により入力された入力画像上に前記図形および前記
走査対象領域を設定する設定手段と、前記設定手段によ
り設定された図形の線上に位置する複数の画素の値を前
記順序で並べてなる1次元データ列と前記基準1次元デ
ータ列とを比較する第1の比較手段と、前記設定手段に
より設定された走査対象領域に含まれている前記所定の
画素値を有する画素の数を求め、当該画素数と前記基準
画素数とを比較する第2の比較手段と、前記第1の比較
手段による比較結果と前記第2の比較手段による比較結
果とに基づいて前記特定画像の有無を認識する認識手段
とを有することを特徴としている。 さらに、前記図形
は、当該図形の中心を基点として回転させた場合に少な
くとも特定の回転角度で前記図形が自身に一致する形状
であって、かつ、前記図形の中心が前記特定画像の中心
と一致するよう設定されており、前記第1の比較手段
は、前記1次元データ列または前記基準1次元データ列
のデータ値を巡回的にシフトさせながら比較を行うよう
にしてもよい。また、前記第1の比較手段は、前記図形
の線上に位置する複数の画素の値を周辺の画素の値に基
づいて補正して、当該補正された前記複数の画素の値を
前記順序で並べてなる1次元データ列と前記基準1次元
データ列とを比較するようにしてもよい。
れた特定画像上に設定された図形の線上に位置する複数
の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた順
序で並べてなる基準1次元データ列と、前記特定画像上
に設定された走査対象領域に含まれている所定の画素値
を有する画素を計数してなる基準画素数と、が予め登録
されており、前記基準1次元データ列および前記基準画
素数を用いて入力画像内に前記特定画像が含まれている
か否かを認識する画像認識装置であって、2値化された
前記入力画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力
手段により入力された入力画像上に前記図形および前記
走査対象領域を設定する設定手段と、前記設定手段によ
り設定された図形の線上に位置する複数の画素の値を前
記順序で並べてなる1次元データ列と前記基準1次元デ
ータ列とを比較する第1の比較手段と、前記設定手段に
より設定された走査対象領域に含まれている前記所定の
画素値を有する画素の数を求め、当該画素数と前記基準
画素数とを比較する第2の比較手段と、前記第1の比較
手段による比較結果と前記第2の比較手段による比較結
果とに基づいて前記特定画像の有無を認識する認識手段
とを有することを特徴としている。 さらに、前記図形
は、当該図形の中心を基点として回転させた場合に少な
くとも特定の回転角度で前記図形が自身に一致する形状
であって、かつ、前記図形の中心が前記特定画像の中心
と一致するよう設定されており、前記第1の比較手段
は、前記1次元データ列または前記基準1次元データ列
のデータ値を巡回的にシフトさせながら比較を行うよう
にしてもよい。また、前記第1の比較手段は、前記図形
の線上に位置する複数の画素の値を周辺の画素の値に基
づいて補正して、当該補正された前記複数の画素の値を
前記順序で並べてなる1次元データ列と前記基準1次元
データ列とを比較するようにしてもよい。
【0013】
【0014】また、本発明の記録媒体は、2値化された
特定画像上に設定された図形の線上に位置する複数の画
素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた順序で
並べてなる基準1次元データ列と、2値化された入力画
像上に前記図形を設定して当該図形の線上に位置する複
数の画素の値を前記順序で並べてなる1次元データ列
と、を比較することによって前記入力画像内に前記特定
画像が含まれているか否かを認識する認識処理に用いる
前記基準1次元データ列を登録する処理をコンピュータ
に実行させるプログラムが記録された記録媒体であっ
て、2値化された前記特定画像上において、操作入力に
応じて指定された特徴領域上を図形の線が通過するよう
に前記図形を設定する第1のステップと、前記第1のス
テップにて設定された図形の線上に位置する複数の画素
の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた順序で並
べてなる基準1次元データ列を生成する第2のステップ
と、前記第2のステップにて生成された基準1次元デー
タ列と、前記図形の設定情報とを登録する第3のステッ
プとを実現するプログラムを記録したことを特徴とす
る。また、本発明の記録媒体は、2値化された特定画像
上に設定された図形の線上に位置する複数の画素の値を
前記線上を移動したときの軌跡に応じた順序で並べてな
る基準1次元データ列と、前記特定画像上に設定された
走査対象領域に含まれている所定の画素値を有する画素
を計数してなる基準画素数と、が予め登録されており、
前記基準1次元データ列および前記基準画素数を用いて
入力画像内に前記特定画像が含まれているか否かを認識
する処理をコンピュータに実行させるプログラムが記録
された記録媒体であって、2値化された入力画像上に前
記図形および前記走査対象領域を設定する第1のステッ
プと、前記第1のステップにて設定された図形の線上に
位置する複数の画素の値を前記順序で並べてなる1次元
データ列と前記基準1次元データ列とを比較する第2の
ステップと、前記第1のステップにて設定された走査対
象領域に含まれている前記所定の画素値を有する画素の
数を求め、当該画素数と前記基準画素数とを比較する第
3のステップと、前記第2のステップによる比較結果と
前記第3のステップによる比較結果とに基づいて前記特
定画像の有無を認識する第4のステップとを実現するプ
ログラムを 記録したことを特徴とする。
特定画像上に設定された図形の線上に位置する複数の画
素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた順序で
並べてなる基準1次元データ列と、2値化された入力画
像上に前記図形を設定して当該図形の線上に位置する複
数の画素の値を前記順序で並べてなる1次元データ列
と、を比較することによって前記入力画像内に前記特定
画像が含まれているか否かを認識する認識処理に用いる
前記基準1次元データ列を登録する処理をコンピュータ
に実行させるプログラムが記録された記録媒体であっ
て、2値化された前記特定画像上において、操作入力に
応じて指定された特徴領域上を図形の線が通過するよう
に前記図形を設定する第1のステップと、前記第1のス
テップにて設定された図形の線上に位置する複数の画素
の値を前記線上を移動したときの軌跡に応じた順序で並
べてなる基準1次元データ列を生成する第2のステップ
と、前記第2のステップにて生成された基準1次元デー
タ列と、前記図形の設定情報とを登録する第3のステッ
プとを実現するプログラムを記録したことを特徴とす
る。また、本発明の記録媒体は、2値化された特定画像
上に設定された図形の線上に位置する複数の画素の値を
前記線上を移動したときの軌跡に応じた順序で並べてな
る基準1次元データ列と、前記特定画像上に設定された
走査対象領域に含まれている所定の画素値を有する画素
を計数してなる基準画素数と、が予め登録されており、
前記基準1次元データ列および前記基準画素数を用いて
入力画像内に前記特定画像が含まれているか否かを認識
する処理をコンピュータに実行させるプログラムが記録
された記録媒体であって、2値化された入力画像上に前
記図形および前記走査対象領域を設定する第1のステッ
プと、前記第1のステップにて設定された図形の線上に
位置する複数の画素の値を前記順序で並べてなる1次元
データ列と前記基準1次元データ列とを比較する第2の
ステップと、前記第1のステップにて設定された走査対
象領域に含まれている前記所定の画素値を有する画素の
数を求め、当該画素数と前記基準画素数とを比較する第
3のステップと、前記第2のステップによる比較結果と
前記第3のステップによる比較結果とに基づいて前記特
定画像の有無を認識する第4のステップとを実現するプ
ログラムを 記録したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
画像認識装置(以後、本装置)について図面を参照して
説明する。
画像認識装置(以後、本装置)について図面を参照して
説明する。
【0016】(1)画像認識方法 まず、本装置により実現される画像認識方法(以後、本
方法)の概要について説明する。図1は本方法による認
識処理の流れを示す図であり、この図に示す認識処理が
入力画像の全てに対して繰り返し行われることで特定画
像の認識処理が終了する。ここでは、具体的な処理の流
れについて説明する前に、本装置における認識処理の原
理について説明する。
方法)の概要について説明する。図1は本方法による認
識処理の流れを示す図であり、この図に示す認識処理が
入力画像の全てに対して繰り返し行われることで特定画
像の認識処理が終了する。ここでは、具体的な処理の流
れについて説明する前に、本装置における認識処理の原
理について説明する。
【0017】(1−1)基本的な原理 基本的には、本装置では、認識対象の特定画像を回転し
て得られる当該特定画像を含む複数の認識対象画像(回
転角度は時計回り方向に0度、90度、180度、27
0度)の特徴を表す基準1次元データ列を登録してお
き、この基準1次元データ列と入力画像から得られる1
次元データ列とを比較することで特定画像の認識を行っ
ている。以下、特定画像を図2(a)に示す画像と仮定
し、認識処理の原理について具体的に説明する。なお、
図2(b)に示す画像は図2(a)に示す元の画像を適
切な手法により所定の解像度で2値化して得られた画像
であり、黒塗りの正方形で表された6つの特徴領域は、
それぞれ1つの画素で構成されている。もちろん、画像
によっては、各特徴領域が複数の画素から構成されるこ
ともある。上述したことから明らかなように、実際に
は、本装置では、図2(b)に示す画像を特定画像とし
て取り扱うことになるが、ここでは、説明の便宜上、図
2(a)をも「特定画像」とする。
て得られる当該特定画像を含む複数の認識対象画像(回
転角度は時計回り方向に0度、90度、180度、27
0度)の特徴を表す基準1次元データ列を登録してお
き、この基準1次元データ列と入力画像から得られる1
次元データ列とを比較することで特定画像の認識を行っ
ている。以下、特定画像を図2(a)に示す画像と仮定
し、認識処理の原理について具体的に説明する。なお、
図2(b)に示す画像は図2(a)に示す元の画像を適
切な手法により所定の解像度で2値化して得られた画像
であり、黒塗りの正方形で表された6つの特徴領域は、
それぞれ1つの画素で構成されている。もちろん、画像
によっては、各特徴領域が複数の画素から構成されるこ
ともある。上述したことから明らかなように、実際に
は、本装置では、図2(b)に示す画像を特定画像とし
て取り扱うことになるが、ここでは、説明の便宜上、図
2(a)をも「特定画像」とする。
【0018】特定画像の特徴を表す基準1次元データ列
を得るために、まず、図2(a)および図2(b)に示
すように、特定画像に2次元図形を重ね合わせる。図2
(a)および図2(b)の例では、特定画像に重ね合わ
せる2次元図形は1辺の長さがそれぞれ異なる正方形の
閉図形L1〜L3を、中心点を一致させて配置した図形
となっている。なお、各閉図形L1〜L3の中心点を一
致させたのは、特定画像のみならず、特定画像の回転画
像をも認識対象画像としたためであり、より詳細な理由
については追って明らかにする。
を得るために、まず、図2(a)および図2(b)に示
すように、特定画像に2次元図形を重ね合わせる。図2
(a)および図2(b)の例では、特定画像に重ね合わ
せる2次元図形は1辺の長さがそれぞれ異なる正方形の
閉図形L1〜L3を、中心点を一致させて配置した図形
となっている。なお、各閉図形L1〜L3の中心点を一
致させたのは、特定画像のみならず、特定画像の回転画
像をも認識対象画像としたためであり、より詳細な理由
については追って明らかにする。
【0019】また、上記重ね合わせは、図2(a)およ
び図2(b)に示すように、特定画像の回転の中心点B
CPと2次元図形の中心点WCPが一致するように行わ
れる。特定画像の回転の中心点BCPは任意に設定可能
であるが、処理の増大や装置の大規模化を避けるために
は上記2次元図形の面積(すなわち閉図形L3の面積)
を抑制すべきであることから、特定図形の周縁部までの
最長距離が最短となるように中心点BCPを設定するの
が望ましい。
び図2(b)に示すように、特定画像の回転の中心点B
CPと2次元図形の中心点WCPが一致するように行わ
れる。特定画像の回転の中心点BCPは任意に設定可能
であるが、処理の増大や装置の大規模化を避けるために
は上記2次元図形の面積(すなわち閉図形L3の面積)
を抑制すべきであることから、特定図形の周縁部までの
最長距離が最短となるように中心点BCPを設定するの
が望ましい。
【0020】次に、図3に示すように、各閉図形L1〜
L3の周上に基準位置BP1〜BP3を設定し、これら
の基準位置から各閉図形L1〜L3上を所定方向(例え
ば、反時計回り方向)に走査して順に得られる画素の値
(例えば‘0’/‘1’)の列を各閉図形L1〜L3に
ついての基準1次元データ列BD1〜BD3とし、各閉
図形L1〜L3を90度だけ回転させた場合に各基準位
置BP1〜BP3が対応する基準1次元データ列BD1
〜BD3上でシフトする画素数(以後、シフト量)およ
び各基準位置BP1〜BP3と対応付けて1次元領域辞
書(記憶手段)に記憶する。各基準1次元データ列BD
1〜BD3のイメージを図4に示す。なお、図4におい
ては、基準位置や閉図形L1〜L3の角を表すマークが
記入されているが、実際の基準1次元データ列にはそれ
らのマークに相当する情報は含まれない。また、基準1
次元データ列BD1〜BD3を得る際の走査方向をも1
次元領域辞書に記憶させる場合には、各閉図形L1〜L
3についての走査方向を共通とする必要はない。
L3の周上に基準位置BP1〜BP3を設定し、これら
の基準位置から各閉図形L1〜L3上を所定方向(例え
ば、反時計回り方向)に走査して順に得られる画素の値
(例えば‘0’/‘1’)の列を各閉図形L1〜L3に
ついての基準1次元データ列BD1〜BD3とし、各閉
図形L1〜L3を90度だけ回転させた場合に各基準位
置BP1〜BP3が対応する基準1次元データ列BD1
〜BD3上でシフトする画素数(以後、シフト量)およ
び各基準位置BP1〜BP3と対応付けて1次元領域辞
書(記憶手段)に記憶する。各基準1次元データ列BD
1〜BD3のイメージを図4に示す。なお、図4におい
ては、基準位置や閉図形L1〜L3の角を表すマークが
記入されているが、実際の基準1次元データ列にはそれ
らのマークに相当する情報は含まれない。また、基準1
次元データ列BD1〜BD3を得る際の走査方向をも1
次元領域辞書に記憶させる場合には、各閉図形L1〜L
3についての走査方向を共通とする必要はない。
【0021】以降の処理は入力画像に対する処理とな
る。まず、上記2次元図形に対応するサイズの画像を入
力画像から抽出し、抽出した画像に対して上述と同様の
処理を行って各閉図形L1〜L3についての1次元デー
タ列を取得する。なお、この際、各1次元データ列の始
点を示す各基準位置は、前述の1次元領域辞書に記憶さ
れている基準位置BP1〜BP3である。したがって、
入力画像に対して取得された各1次元データ列が基準1
次元データ列BD1〜BD3と一致する場合には特定画
像そのものを検出したことになる。また、入力画像に対
して取得された各1次元データ列あるいは基準1次元デ
ータ列BD1〜BD3のいずれか一方を、前述のシフト
量の整数倍に相当する量だけ巡回的にシフトすることに
より対応する1次元データ列が一致する場合には、特定
画像の回転画像を検出したことになる。いずれの場合も
認識対象画像を検出したことになるから、特定画像を認
識したと判定できる。
る。まず、上記2次元図形に対応するサイズの画像を入
力画像から抽出し、抽出した画像に対して上述と同様の
処理を行って各閉図形L1〜L3についての1次元デー
タ列を取得する。なお、この際、各1次元データ列の始
点を示す各基準位置は、前述の1次元領域辞書に記憶さ
れている基準位置BP1〜BP3である。したがって、
入力画像に対して取得された各1次元データ列が基準1
次元データ列BD1〜BD3と一致する場合には特定画
像そのものを検出したことになる。また、入力画像に対
して取得された各1次元データ列あるいは基準1次元デ
ータ列BD1〜BD3のいずれか一方を、前述のシフト
量の整数倍に相当する量だけ巡回的にシフトすることに
より対応する1次元データ列が一致する場合には、特定
画像の回転画像を検出したことになる。いずれの場合も
認識対象画像を検出したことになるから、特定画像を認
識したと判定できる。
【0022】(1−2)画像認識方法 次に、上述した原理に基づいた本方法の概略について、
図1を参照して説明する。本方法では、まず、ステップ
SA1の画像蓄積工程において、ウィンドウ領域を設定
可能なサイズの画像を入力画像から抽出する。ここで言
うウィンドウ領域は、例えば図2(a)および図2
(b)に示す2次元図形が設定される正方形状の領域で
あり、本方法においては、ウィンドウ領域の中心点と2
次元図形の中心点とは一致している。
図1を参照して説明する。本方法では、まず、ステップ
SA1の画像蓄積工程において、ウィンドウ領域を設定
可能なサイズの画像を入力画像から抽出する。ここで言
うウィンドウ領域は、例えば図2(a)および図2
(b)に示す2次元図形が設定される正方形状の領域で
あり、本方法においては、ウィンドウ領域の中心点と2
次元図形の中心点とは一致している。
【0023】次に、ステップSA2のウィンドウ生成工
程において、ステップSA1にて抽出された画像上に上
記ウィンドウ領域を設定し、さらに、ステップSA3の
1次元領域設定工程では上記ウィンドウ領域上に各閉図
形に対応した1次元領域を設定する。これにより、ウィ
ンドウ領域内の画像から1次元領域内の複数の画素の値
が抽出され、予め設定された基準位置を始点とした1次
元データ列が取得される。
程において、ステップSA1にて抽出された画像上に上
記ウィンドウ領域を設定し、さらに、ステップSA3の
1次元領域設定工程では上記ウィンドウ領域上に各閉図
形に対応した1次元領域を設定する。これにより、ウィ
ンドウ領域内の画像から1次元領域内の複数の画素の値
が抽出され、予め設定された基準位置を始点とした1次
元データ列が取得される。
【0024】次に、ステップSA4の1次元領域比較工
程では、1次元領域辞書5に予め設定された基準1次元
データ列とステップSA3で取得された1次元データ列
とを比較する。この比較処理は、いずれか一方の1次元
データ列を0度、90度、180度、270度の回転角
度に相当する量だけ巡回的に順次シフトして行われる。
次に、ステップSA5では、ステップSA4における比
較結果に基づいて特定画像の認識/非認識を判定する。
本方法の概要は上述の通りであり、本方法による具体的
な処理内容については、本装置の動作と合わせて後述す
る。
程では、1次元領域辞書5に予め設定された基準1次元
データ列とステップSA3で取得された1次元データ列
とを比較する。この比較処理は、いずれか一方の1次元
データ列を0度、90度、180度、270度の回転角
度に相当する量だけ巡回的に順次シフトして行われる。
次に、ステップSA5では、ステップSA4における比
較結果に基づいて特定画像の認識/非認識を判定する。
本方法の概要は上述の通りであり、本方法による具体的
な処理内容については、本装置の動作と合わせて後述す
る。
【0025】(2)構成 次に、本装置の構成について説明する。図5は本装置の
構成を示す基本ブロック図であり、この図に示す構成の
本装置は2値の入力画像データを入力し、当該入力画像
データで表される入力画像中に特定画像を認識したか否
かを判定結果として出力する。ただし、本装置では、特
定画像を回転して得られる当該特定画像を含む複数の画
像を認識対象画像とし、いずれかの認識対象画像が入力
画像中に存在する場合に特定画像を認識したものと判定
する。なお、入力画像がカラー画像やグレースケール画
像などの画素の濃度値が多値の画像である場合には、図
5に示す構成の前段で、多値の入力画像データに適切な
2値化処理を行うことにより、2値の入力画像データを
得ることができる。
構成を示す基本ブロック図であり、この図に示す構成の
本装置は2値の入力画像データを入力し、当該入力画像
データで表される入力画像中に特定画像を認識したか否
かを判定結果として出力する。ただし、本装置では、特
定画像を回転して得られる当該特定画像を含む複数の画
像を認識対象画像とし、いずれかの認識対象画像が入力
画像中に存在する場合に特定画像を認識したものと判定
する。なお、入力画像がカラー画像やグレースケール画
像などの画素の濃度値が多値の画像である場合には、図
5に示す構成の前段で、多値の入力画像データに適切な
2値化処理を行うことにより、2値の入力画像データを
得ることができる。
【0026】図5において、1は画像入力部(画像入力
手段)であり、外部から順次供給される入力画像データ
のうち、最新の複数ライン分の入力画像データを記憶す
る。2は画像入力部1に記憶された複数ライン分の入力
画像データを予め設定されたサイズのウィンドウ領域で
走査するウィンドウ生成部(第1のウィンドウ設定手
段、第2のウィンドウ設定手段)であり、当該入力画像
データで表される画像に対するウィンドウ領域の位置を
1画素ずつライン方向へずらしながらウィンドウ領域内
の画像データを抽出する。
手段)であり、外部から順次供給される入力画像データ
のうち、最新の複数ライン分の入力画像データを記憶す
る。2は画像入力部1に記憶された複数ライン分の入力
画像データを予め設定されたサイズのウィンドウ領域で
走査するウィンドウ生成部(第1のウィンドウ設定手
段、第2のウィンドウ設定手段)であり、当該入力画像
データで表される画像に対するウィンドウ領域の位置を
1画素ずつライン方向へずらしながらウィンドウ領域内
の画像データを抽出する。
【0027】3は1次元領域設定部(第1の図形設定手
段,第2の図形設定手段)であり、上記ウィンドウ領域
上の基準位置と予め設定された2次元図形とに基づい
て、ウィンドウ生成部2で抽出された画像データから1
次元データ列を抽出する。4は1次元領域判定部(比較
手段)であり、1次元領域設定部3により抽出された1
次元データ列と1次元領域辞書5に格納された基準1次
元データ列とを比較し、一致/不一致を判定する。6は
1次元領域判定部4の判定結果に基づいて特定画像の認
識/非認識の判定を行う認識判定部(認識判定手段)で
ある。
段,第2の図形設定手段)であり、上記ウィンドウ領域
上の基準位置と予め設定された2次元図形とに基づい
て、ウィンドウ生成部2で抽出された画像データから1
次元データ列を抽出する。4は1次元領域判定部(比較
手段)であり、1次元領域設定部3により抽出された1
次元データ列と1次元領域辞書5に格納された基準1次
元データ列とを比較し、一致/不一致を判定する。6は
1次元領域判定部4の判定結果に基づいて特定画像の認
識/非認識の判定を行う認識判定部(認識判定手段)で
ある。
【0028】(3)各部の構成 次に、上述した各部の構成について説明する。ただし、
ここでは、説明を分かりやすくするために、対象画像の
解像度を16[ドット/mm]、すなわち400[dp
i]とし、入力される画像データを、R,G,B各色の
階調数が256のカラーデータ(各色8ビットのカラー
データ)とする。また、特定画像は図2(a)に示すも
ので、特徴領域の画素はR=200,G=50,B=5
0の濃度をもつものとする。
ここでは、説明を分かりやすくするために、対象画像の
解像度を16[ドット/mm]、すなわち400[dp
i]とし、入力される画像データを、R,G,B各色の
階調数が256のカラーデータ(各色8ビットのカラー
データ)とする。また、特定画像は図2(a)に示すも
ので、特徴領域の画素はR=200,G=50,B=5
0の濃度をもつものとする。
【0029】図6は画像入力部1の構成例とウィンドウ
生成部2の一部構成例とを示す図であり、この図に示す
例では、画像入力部1は11個のラインメモリを直列に
接続するとともに、各ラインメモリの出力をウィンドウ
生成部2へ供給するよう構成されている。上記各ライン
メモリはそれぞれ1ライン分の入力画像データを記憶可
能であり、画像入力部1は、[ウィンドウ生成部2によ
って設定されるウィンドウ領域の行数]−1以上の数の
ラインメモリを備えている。ラインメモリの記憶容量は
適宜設計すべき事項であるが、例えば、本装置をA4サ
イズの原稿の複写を可能とする複写機に適用する場合に
は、A4長手方向の長さは約300mmであるので、1
6[ドット/mm]×300[mm]=4800[ドッ
ト]となり、ラインメモリには約5キロワードの深さ容
量が要求される。
生成部2の一部構成例とを示す図であり、この図に示す
例では、画像入力部1は11個のラインメモリを直列に
接続するとともに、各ラインメモリの出力をウィンドウ
生成部2へ供給するよう構成されている。上記各ライン
メモリはそれぞれ1ライン分の入力画像データを記憶可
能であり、画像入力部1は、[ウィンドウ生成部2によ
って設定されるウィンドウ領域の行数]−1以上の数の
ラインメモリを備えている。ラインメモリの記憶容量は
適宜設計すべき事項であるが、例えば、本装置をA4サ
イズの原稿の複写を可能とする複写機に適用する場合に
は、A4長手方向の長さは約300mmであるので、1
6[ドット/mm]×300[mm]=4800[ドッ
ト]となり、ラインメモリには約5キロワードの深さ容
量が要求される。
【0030】図6に示すように画像入力部1を構成する
ことにより、入力画像データはスルー出力されるととも
に、図中最上部のラインメモリに格納され、各ラインメ
モリから出力された入力画像データはより下方のライン
メモリに格納される。なお、ラインメモリから出力され
た入力画像データはウィンドウ生成部2にも供給される
ことから、画像入力部1からの出力系統数はウィンドウ
領域の行数以上となるよう画像入力部1が構成されてい
る。なお、ウィンドウ領域はセルという単位領域から構
成されており、ウィンドウ領域の行数とは縦方向のセル
数を意味する。
ことにより、入力画像データはスルー出力されるととも
に、図中最上部のラインメモリに格納され、各ラインメ
モリから出力された入力画像データはより下方のライン
メモリに格納される。なお、ラインメモリから出力され
た入力画像データはウィンドウ生成部2にも供給される
ことから、画像入力部1からの出力系統数はウィンドウ
領域の行数以上となるよう画像入力部1が構成されてい
る。なお、ウィンドウ領域はセルという単位領域から構
成されており、ウィンドウ領域の行数とは縦方向のセル
数を意味する。
【0031】この図に示す例では、ウィンドウ領域の最
大行数を11行と仮定し、11系統の出力を並行して行
うことができるよう画像入力部1が構成されていること
から、例えば、第11ライン目の先頭画素に対応した入
力画像データが入力されると、当該入力画像データがそ
のままウィンドウ生成部2へ供給されるとともに、各ラ
インメモリから10ライン目の先頭画素に対応した入力
画像データ、9ライン目の先頭画素に対応した入力画像
データ、…、1ライン目の先頭画素に対応した入力画像
データが出力される。
大行数を11行と仮定し、11系統の出力を並行して行
うことができるよう画像入力部1が構成されていること
から、例えば、第11ライン目の先頭画素に対応した入
力画像データが入力されると、当該入力画像データがそ
のままウィンドウ生成部2へ供給されるとともに、各ラ
インメモリから10ライン目の先頭画素に対応した入力
画像データ、9ライン目の先頭画素に対応した入力画像
データ、…、1ライン目の先頭画素に対応した入力画像
データが出力される。
【0032】また、図6に示す例では、ウィンドウ生成
部2は、11個の系統の各々が11個のフリップフロッ
プを直列接続してなるフリップフロップ群を有し、各系
統の先頭のフリップフロップが画像入力部1からの11
系統の出力を入力するよう構成されている。すなわち、
この図に示すフリップフロップ群は11×11の正方形
のウィンドウ領域に相当しており、各フリップフロップ
に画像データを入力することは「11×11のウィンド
ウ領域を設定する」ことと等価である。なお、ウィンド
ウ生成部2は、上記フリップフロップ群の各フリップフ
ロップに格納された値を他の各部から利用するための手
段を備えており、11×11以下の任意の形状のウィン
ドウ領域に対応可能である。
部2は、11個の系統の各々が11個のフリップフロッ
プを直列接続してなるフリップフロップ群を有し、各系
統の先頭のフリップフロップが画像入力部1からの11
系統の出力を入力するよう構成されている。すなわち、
この図に示すフリップフロップ群は11×11の正方形
のウィンドウ領域に相当しており、各フリップフロップ
に画像データを入力することは「11×11のウィンド
ウ領域を設定する」ことと等価である。なお、ウィンド
ウ生成部2は、上記フリップフロップ群の各フリップフ
ロップに格納された値を他の各部から利用するための手
段を備えており、11×11以下の任意の形状のウィン
ドウ領域に対応可能である。
【0033】1次元領域設定部3は、上記ウィンドウ領
域に対して図7に示すような1次元領域を設定するもの
である。1次元領域設定部3は後述する登録処理時には
使用者の指示に応じた2次元図形を描くことで1次元領
域を設定し、後述する認識処理時には当該1次元領域を
上記ウィンドウ領域に対して設定する。なお、公知の技
術を適用して、特定画像の特徴領域上に線が位置するよ
うな図形を自動的に作成するようにしてもよいし、複数
の2次元図形を予め記憶し、特定画像の特徴領域上を線
が通過するような図形を自動的に選択するようにしても
よい。図7はウィンドウ領域と1次元領域との関係を概
念的に示す図であり、この図に示すウィンドウ領域の各
セルと図6中の各フリップフロップとは1対1で対応し
ており、図7中の各セルには図中左上端を基準とした座
標が記載されている。
域に対して図7に示すような1次元領域を設定するもの
である。1次元領域設定部3は後述する登録処理時には
使用者の指示に応じた2次元図形を描くことで1次元領
域を設定し、後述する認識処理時には当該1次元領域を
上記ウィンドウ領域に対して設定する。なお、公知の技
術を適用して、特定画像の特徴領域上に線が位置するよ
うな図形を自動的に作成するようにしてもよいし、複数
の2次元図形を予め記憶し、特定画像の特徴領域上を線
が通過するような図形を自動的に選択するようにしても
よい。図7はウィンドウ領域と1次元領域との関係を概
念的に示す図であり、この図に示すウィンドウ領域の各
セルと図6中の各フリップフロップとは1対1で対応し
ており、図7中の各セルには図中左上端を基準とした座
標が記載されている。
【0034】ここで、ウィンドウ領域内に図2(a)に
示す画像が存在し、当該画像上にウィンドウ領域および
1次元領域を設定した場合のイメージを図8に示す。ま
た、図8に示す状況を特定画像の回転角度が0度のケー
スとし、回転角度が0度、90度、180度、270度
と変化した場合の1次元データ列の変化の様子を図9
(a)〜図9(d)に示す。これらの図から明らかなよ
うに、最も内側の1次元領域は、回転角度が90度ずつ
増加する度に、黒画素の位置が2つずつ巡回的にシフト
する。これと同様に、中間の1次元領域では6画素ず
つ、最も外側の1次元領域では10画素ずつ黒画素の位
置が巡回的にシフトする。このような性質を利用して認
識処理を行うように、以下に述べる1次元領域設定部
3、1次元領域比較部4、1次元領域辞書5、および認
識判定部6が構成されている。
示す画像が存在し、当該画像上にウィンドウ領域および
1次元領域を設定した場合のイメージを図8に示す。ま
た、図8に示す状況を特定画像の回転角度が0度のケー
スとし、回転角度が0度、90度、180度、270度
と変化した場合の1次元データ列の変化の様子を図9
(a)〜図9(d)に示す。これらの図から明らかなよ
うに、最も内側の1次元領域は、回転角度が90度ずつ
増加する度に、黒画素の位置が2つずつ巡回的にシフト
する。これと同様に、中間の1次元領域では6画素ず
つ、最も外側の1次元領域では10画素ずつ黒画素の位
置が巡回的にシフトする。このような性質を利用して認
識処理を行うように、以下に述べる1次元領域設定部
3、1次元領域比較部4、1次元領域辞書5、および認
識判定部6が構成されている。
【0035】図10は1次元領域設定部3、1次元領域
比較部4、および1次元領域辞書5の具体的な構成を説
明するための図であり、同図内に斜線で示す1次元領域
(図7中の最も内側の正方形)に対応した1次元領域設
定部3、1次元領域比較部4、および1次元領域辞書5
の具体例を示している。この図の例では、1次元領域設
定部3は、対応する1次元領域内の各セルに対応するよ
う、2入力1出力のセレクタとフリップフロップとの組
を連ね、各フリップフロップ上に、1次元領域辞書5に
格納された1次元データ列と比較するための1次元デー
タ列を生成する構成となっている。ただし、この図にお
いては、図が繁雑になるのを避けるために、具体的に図
示した構成から容易に推測可能な類似の構成について
は、図示を省略した旨の記号を記して具体的な図示を省
略している。
比較部4、および1次元領域辞書5の具体的な構成を説
明するための図であり、同図内に斜線で示す1次元領域
(図7中の最も内側の正方形)に対応した1次元領域設
定部3、1次元領域比較部4、および1次元領域辞書5
の具体例を示している。この図の例では、1次元領域設
定部3は、対応する1次元領域内の各セルに対応するよ
う、2入力1出力のセレクタとフリップフロップとの組
を連ね、各フリップフロップ上に、1次元領域辞書5に
格納された1次元データ列と比較するための1次元デー
タ列を生成する構成となっている。ただし、この図にお
いては、図が繁雑になるのを避けるために、具体的に図
示した構成から容易に推測可能な類似の構成について
は、図示を省略した旨の記号を記して具体的な図示を省
略している。
【0036】図10に示す1次元領域設定部3において
は、具体的には、1次元領域内の基準位置から始まる各
セルの内容が各セレクタの一端へ供給され、各セレクタ
の出力端には対応するフリップフロップの入力端が接続
され、各フリップフロップの出力端には直後のセレクタ
の他端が接続されている。なお、末尾のフリップフロッ
プの出力端には先頭のセレクタの他端が接続されてお
り、巡回的なシフト処理が可能となっている。さらに、
各セレクタは、シフト量をカウントするカウンタの出力
が‘0’の場合(回転角度が0度の場合)にのみ一端側
からの入力を選択出力し、他の場合には他端側からの入
力を選択出力するよう構成されている。すなわち、回転
角度が0度の場合には1次元領域内のデータをロード
し、回転角度が90度、180度、270度となるにし
たがって2シフトを順に行っている。なお、カウンタは
1次元領域比較部4の構成要素でもあり、シフト量とし
て‘0’〜‘7’を出力する。
は、具体的には、1次元領域内の基準位置から始まる各
セルの内容が各セレクタの一端へ供給され、各セレクタ
の出力端には対応するフリップフロップの入力端が接続
され、各フリップフロップの出力端には直後のセレクタ
の他端が接続されている。なお、末尾のフリップフロッ
プの出力端には先頭のセレクタの他端が接続されてお
り、巡回的なシフト処理が可能となっている。さらに、
各セレクタは、シフト量をカウントするカウンタの出力
が‘0’の場合(回転角度が0度の場合)にのみ一端側
からの入力を選択出力し、他の場合には他端側からの入
力を選択出力するよう構成されている。すなわち、回転
角度が0度の場合には1次元領域内のデータをロード
し、回転角度が90度、180度、270度となるにし
たがって2シフトを順に行っている。なお、カウンタは
1次元領域比較部4の構成要素でもあり、シフト量とし
て‘0’〜‘7’を出力する。
【0037】また、1次元領域比較部4は、上記カウン
タの他に、1次元領域設定部3の各フリップフロップに
対応した比較器と、各比較器の比較結果出力のうち「一
致」を示す出力の数(一致画素数)を出力する加算器と
を有する。各比較器は、各フリップフロップの出力と1
次元領域辞書5に格納された1次元データ列の各要素と
を比較して比較結果を出力するものであり、図10に示
す例において各比較器の比較結果が全て「一致」であれ
ば加算器の出力結果は‘8’となる。なお、カウンタか
らは、比較器による比較時点のシフト量が出力される。
また、1次元領域辞書5はメモリやレジスタなどにより
構成され、図10に示すように、上記比較の基準となる
基準1次元データ列を格納している。
タの他に、1次元領域設定部3の各フリップフロップに
対応した比較器と、各比較器の比較結果出力のうち「一
致」を示す出力の数(一致画素数)を出力する加算器と
を有する。各比較器は、各フリップフロップの出力と1
次元領域辞書5に格納された1次元データ列の各要素と
を比較して比較結果を出力するものであり、図10に示
す例において各比較器の比較結果が全て「一致」であれ
ば加算器の出力結果は‘8’となる。なお、カウンタか
らは、比較器による比較時点のシフト量が出力される。
また、1次元領域辞書5はメモリやレジスタなどにより
構成され、図10に示すように、上記比較の基準となる
基準1次元データ列を格納している。
【0038】図11は1次元領域判定部6の構成例を示
す図であり、図7に示すウィンドウ領域および1次元領
域に基づいた構成が示されている。図11に示す例で
は、1次元領域判定部6は、1次元領域毎に供給される
一致画素数について比較器にて予め設定された閾値と比
較し、一致画素数が閾値以上であれば‘1’、その他の
場合には‘0’をデコーダDC1に入力する。なお、図
において、TH1〜TH3は予め設定された閾値であ
り、TH1は最も内側の1次元領域に対応した閾値、T
H2は中間の1次元領域に対応した閾値、TH3は最も
外側の1次元領域に対応した閾値である。
す図であり、図7に示すウィンドウ領域および1次元領
域に基づいた構成が示されている。図11に示す例で
は、1次元領域判定部6は、1次元領域毎に供給される
一致画素数について比較器にて予め設定された閾値と比
較し、一致画素数が閾値以上であれば‘1’、その他の
場合には‘0’をデコーダDC1に入力する。なお、図
において、TH1〜TH3は予め設定された閾値であ
り、TH1は最も内側の1次元領域に対応した閾値、T
H2は中間の1次元領域に対応した閾値、TH3は最も
外側の1次元領域に対応した閾値である。
【0039】また、図11に示す例では、1次元領域判
定部6は、最も内側の1次元領域に対応して供給される
シフト量をデコーダDC2に入力する。このデコーダD
C2には、各1次元領域のシフト量と回転角度との関係
が設定されており、入力されたシフト量を他の2つの1
次元領域における各シフト量に換算して出力する。当該
デコーダDC2の一方の出力値(中間の1次元領域に換
算されたシフト量)±αの範囲内に中間の1次元領域に
対する実際のシフト量が存在する場合には‘1’が、そ
の他の場合には‘0’がデコーダDC1に入力される。
また、デコーダDC2の他方の出力値(最も外側の1次
元領域に換算されたシフト量)±βの範囲内に最も外側
の1次元領域に対する実際のシフト量が存在する場合に
は‘1’が、その他の場合には‘0’がデコーダDC1
に入力される。なお、上記α,βは換算の誤差の許容範
囲を示す値である。また、デコーダDC1は入力値が全
て‘1’の場合には特定画像を認識した旨の判定結果を
出力し、その他の場合には特定画像を認識しなかった旨
の判定結果を出力する。
定部6は、最も内側の1次元領域に対応して供給される
シフト量をデコーダDC2に入力する。このデコーダD
C2には、各1次元領域のシフト量と回転角度との関係
が設定されており、入力されたシフト量を他の2つの1
次元領域における各シフト量に換算して出力する。当該
デコーダDC2の一方の出力値(中間の1次元領域に換
算されたシフト量)±αの範囲内に中間の1次元領域に
対する実際のシフト量が存在する場合には‘1’が、そ
の他の場合には‘0’がデコーダDC1に入力される。
また、デコーダDC2の他方の出力値(最も外側の1次
元領域に換算されたシフト量)±βの範囲内に最も外側
の1次元領域に対する実際のシフト量が存在する場合に
は‘1’が、その他の場合には‘0’がデコーダDC1
に入力される。なお、上記α,βは換算の誤差の許容範
囲を示す値である。また、デコーダDC1は入力値が全
て‘1’の場合には特定画像を認識した旨の判定結果を
出力し、その他の場合には特定画像を認識しなかった旨
の判定結果を出力する。
【0040】なお、上記1次元領域設定部、1次元領域
比較部、1次元領域辞書、および認識判定部は実際には
図12に示すように配置される。すなわち、1次元領域
毎に1次元領域設定部が設けられ、各1次元領域設定部
の各々に対応して1次元領域比較部が設けられ、さらに
これらの1次元領域比較部に対して1つの認識判定部が
設けられており、各1次元領域比較部は3つの基準1次
元データ列を格納した1つの1次元領域辞書から自らに
対応する1次元データ列を読み出すように構成されてい
る。
比較部、1次元領域辞書、および認識判定部は実際には
図12に示すように配置される。すなわち、1次元領域
毎に1次元領域設定部が設けられ、各1次元領域設定部
の各々に対応して1次元領域比較部が設けられ、さらに
これらの1次元領域比較部に対して1つの認識判定部が
設けられており、各1次元領域比較部は3つの基準1次
元データ列を格納した1つの1次元領域辞書から自らに
対応する1次元データ列を読み出すように構成されてい
る。
【0041】(4)動作 次に、上述した構成の本装置の動作について説明する。
ただし、ここでは、図13(a)に示す画像を特定画像
とし、この特定画像と、図13(b)〜図13(d)に
示す各回転画像とを認識対象画像とするものとする。ま
た、図14に示す10×10のウィンドウ領域を採用
し、さらに、図15に示す4つの1次元領域A,B,
C,Dを採用するものとする。すなわち、図6に示す構
成においては上側9個のラインメモリと左上側10×1
0のフリップフロップとを使用し、図10に示す構成を
各1次元領域A,B,C,D毎に設け、さらに、図11
に示す構成において一致画素数およびシフト量の入力系
統数をもう1系統追加した構成となる。
ただし、ここでは、図13(a)に示す画像を特定画像
とし、この特定画像と、図13(b)〜図13(d)に
示す各回転画像とを認識対象画像とするものとする。ま
た、図14に示す10×10のウィンドウ領域を採用
し、さらに、図15に示す4つの1次元領域A,B,
C,Dを採用するものとする。すなわち、図6に示す構
成においては上側9個のラインメモリと左上側10×1
0のフリップフロップとを使用し、図10に示す構成を
各1次元領域A,B,C,D毎に設け、さらに、図11
に示す構成において一致画素数およびシフト量の入力系
統数をもう1系統追加した構成となる。
【0042】さらに、ここでは、本装置の動作を明らか
にするために、本装置を複写機に適用したものとして説
明する。図16は本装置をカラー複写機に適用した構成
例を示す図であり、この図に示すように、一般的なカラ
ー複写機では、CCDイメージセンサを備えた入力装置
から入力したカラー画像データ(R,G,B)に対し
て、シェーディング処理、フィルタ処理、変倍処理等の
前処理を行い、その処理結果に対して回転や切り出し、
消去などの編集処理を行い、さらに出力装置で取り扱い
可能な色空間Y,M,C(Y,M,C,K)への変換や
各色の濃度再現調整などの後処理を行ってカラー画像デ
ータ(Y,M,CあるいはY,M,C,K)を生成し、
出力装置へ供給する。このような処理に並行して、前処
理後の画像データを2値化部にて2値化し本装置による
認識処理を適用し、その結果に基づいて後処理を行うよ
うにすることが可能である。なお、2値化の閾値として
は、例えば、180<R<220,30<G<70,3
0<B<70というような閾値が採用される。
にするために、本装置を複写機に適用したものとして説
明する。図16は本装置をカラー複写機に適用した構成
例を示す図であり、この図に示すように、一般的なカラ
ー複写機では、CCDイメージセンサを備えた入力装置
から入力したカラー画像データ(R,G,B)に対し
て、シェーディング処理、フィルタ処理、変倍処理等の
前処理を行い、その処理結果に対して回転や切り出し、
消去などの編集処理を行い、さらに出力装置で取り扱い
可能な色空間Y,M,C(Y,M,C,K)への変換や
各色の濃度再現調整などの後処理を行ってカラー画像デ
ータ(Y,M,CあるいはY,M,C,K)を生成し、
出力装置へ供給する。このような処理に並行して、前処
理後の画像データを2値化部にて2値化し本装置による
認識処理を適用し、その結果に基づいて後処理を行うよ
うにすることが可能である。なお、2値化の閾値として
は、例えば、180<R<220,30<G<70,3
0<B<70というような閾値が採用される。
【0043】もちろん、本装置は複写機に限らず、スキ
ャナ、簡易パターン検出器、プリンタ、あるいは複合機
などにも適用可能である。図17は本装置をスキャナに
適用した構成例を示す図であり、この図に示すように、
一般的なカラースキャナでは、入力装置から入力したカ
ラー画像データ(R,G,B)に対して所定の処理を行
い、その処理結果を通信装置を介してホストコンピュー
タへ供給する。この際、所定の処理後の画像データを2
値化し本装置による認識処理を適用し、その結果に基づ
いて通信処理を行うようにすることが可能である。
ャナ、簡易パターン検出器、プリンタ、あるいは複合機
などにも適用可能である。図17は本装置をスキャナに
適用した構成例を示す図であり、この図に示すように、
一般的なカラースキャナでは、入力装置から入力したカ
ラー画像データ(R,G,B)に対して所定の処理を行
い、その処理結果を通信装置を介してホストコンピュー
タへ供給する。この際、所定の処理後の画像データを2
値化し本装置による認識処理を適用し、その結果に基づ
いて通信処理を行うようにすることが可能である。
【0044】図18は本装置を簡易パターン検出器に適
用した構成例を示す図であり、この図に示す簡易パター
ン検出器は、入力装置から入力したカラー画像データ
(R,G,B)に対して所定の処理を行い、その処理結
果を通信装置を介してユーザインタフェースへ供給する
ものである。この際、所定の処理後の画像データを2値
化し本装置による認識処理を適用し、その結果に基づい
て通信処理を行うようにすることが可能である。
用した構成例を示す図であり、この図に示す簡易パター
ン検出器は、入力装置から入力したカラー画像データ
(R,G,B)に対して所定の処理を行い、その処理結
果を通信装置を介してユーザインタフェースへ供給する
ものである。この際、所定の処理後の画像データを2値
化し本装置による認識処理を適用し、その結果に基づい
て通信処理を行うようにすることが可能である。
【0045】図19は本装置をプリンタに適用した構成
例を示す図であり、この図に示すように、一般的なカラ
ープリンタでは、入力装置から入力したカラー画像デー
タ(Y,M,CあるいはY,M,C,K)に対して所定
の前処理を行い、その処理結果に編集、後処理を行って
カラー画像データ(Y,M,CあるいはY,M,C,
K)を生成し、出力装置へ供給する。この際、所定の前
処理後の画像データを2値化し本装置による認識処理を
適用し、その結果に基づいて後処理を行うようにするこ
とが可能である。
例を示す図であり、この図に示すように、一般的なカラ
ープリンタでは、入力装置から入力したカラー画像デー
タ(Y,M,CあるいはY,M,C,K)に対して所定
の前処理を行い、その処理結果に編集、後処理を行って
カラー画像データ(Y,M,CあるいはY,M,C,
K)を生成し、出力装置へ供給する。この際、所定の前
処理後の画像データを2値化し本装置による認識処理を
適用し、その結果に基づいて後処理を行うようにするこ
とが可能である。
【0046】(4−1)登録処理 まず、特定画像を登録する処理について説明する。ただ
し、特に明記しない限り、各処理は使用者が本装置を含
む複写機に設けられた操作子を操作することで行われる
ものとする。図20は特定画像の登録処理の流れを示す
図であり、この図に示すように、登録処理では、まず、
特定画像を内包する画像を外部のメモリに蓄積する(ス
テップSB1)。ここで蓄積される画像は予め設定され
た方法により2値化された画像であり、例えば外部の表
示装置によって表示され、使用者に視認される。次に、
当該画像中に原点および2次元座標を設定し(ステップ
SB2)、ウィンドウ領域を設定し(ステップSB
3)、このウィンドウ領域内にN個(ここでは4個)の
閉図形を設定する(ステップSB4)。
し、特に明記しない限り、各処理は使用者が本装置を含
む複写機に設けられた操作子を操作することで行われる
ものとする。図20は特定画像の登録処理の流れを示す
図であり、この図に示すように、登録処理では、まず、
特定画像を内包する画像を外部のメモリに蓄積する(ス
テップSB1)。ここで蓄積される画像は予め設定され
た方法により2値化された画像であり、例えば外部の表
示装置によって表示され、使用者に視認される。次に、
当該画像中に原点および2次元座標を設定し(ステップ
SB2)、ウィンドウ領域を設定し(ステップSB
3)、このウィンドウ領域内にN個(ここでは4個)の
閉図形を設定する(ステップSB4)。
【0047】そして、上記ウィンドウ領域の中心点と特
定画像の中心点とを一致させ(ステップSB5)、各閉
図形上に基準位置を指定する(ステップSB6)。これ
により、本装置は、閉図形の周上の画像を基準位置から
所定方向(ここでは反時計回り方向)へ走査し、周上の
全ての画素濃度値を順に抽出して1次元データ列を生成
し(ステップSB7〜SB9)、生成した1次元データ
列を基準1次元データ列として1次元領域辞書に登録す
る(ステップSB10)。この際、当該基準1次元デー
タ列に対応して、基準位置および90度の回転に相当す
るシフト量も1次元領域辞書に格納される。ここで、9
0度の回転に相当するシフト量とは、1次元領域Aにお
いては‘1’、1次元領域Bにおいては‘3’、1次元
領域Cにおいては‘5’、1次元領域Dにおいては
‘7’である。上述したステップSB1〜SB10の処
理は認識すべき特定画像の数だけ繰り返される(ステッ
プSB11)。
定画像の中心点とを一致させ(ステップSB5)、各閉
図形上に基準位置を指定する(ステップSB6)。これ
により、本装置は、閉図形の周上の画像を基準位置から
所定方向(ここでは反時計回り方向)へ走査し、周上の
全ての画素濃度値を順に抽出して1次元データ列を生成
し(ステップSB7〜SB9)、生成した1次元データ
列を基準1次元データ列として1次元領域辞書に登録す
る(ステップSB10)。この際、当該基準1次元デー
タ列に対応して、基準位置および90度の回転に相当す
るシフト量も1次元領域辞書に格納される。ここで、9
0度の回転に相当するシフト量とは、1次元領域Aにお
いては‘1’、1次元領域Bにおいては‘3’、1次元
領域Cにおいては‘5’、1次元領域Dにおいては
‘7’である。上述したステップSB1〜SB10の処
理は認識すべき特定画像の数だけ繰り返される(ステッ
プSB11)。
【0048】(4−2)認識処理 次に、特定画像を認識する処理について説明する。図2
1は特定画像の認識処理の流れを示す図であり、この図
に示すように、認識処理では、まず、使用者の指示によ
り、認識対象画像を内包し得る入力画像を外部のメモリ
に蓄積する(ステップSC1)。これにより、本装置
は、入力画像上に原点および2次元座標を設定する(ス
テップSC2)。続いて、本装置は、図14に示すよう
なウィンドウ領域を設定し(ステップSC3)、図15
に示すような2次元図形を設定する(ステップSC
4)。なお、基準位置については、登録処理において設
定された基準位置を使用するので、ここでは設定しな
い。
1は特定画像の認識処理の流れを示す図であり、この図
に示すように、認識処理では、まず、使用者の指示によ
り、認識対象画像を内包し得る入力画像を外部のメモリ
に蓄積する(ステップSC1)。これにより、本装置
は、入力画像上に原点および2次元座標を設定する(ス
テップSC2)。続いて、本装置は、図14に示すよう
なウィンドウ領域を設定し(ステップSC3)、図15
に示すような2次元図形を設定する(ステップSC
4)。なお、基準位置については、登録処理において設
定された基準位置を使用するので、ここでは設定しな
い。
【0049】次に、本装置は、ウィンドウ領域と入力画
像との相対位置をずらしていくことでウィンドウ領域に
よって入力画像を走査し、走査時にウィンドウ領域によ
って抽出された画像に対して認識対象画像の検出処理を
行う(ステップSC5,SC6)。ここで、走査時にお
けるウィンドウ領域と入力画像との関係を図22に示
す。この図に示す例では、ウィンドウ領域は主走査方向
(ライン方向)にm画素、副走査方向にn画素の四角形
となっており、主走査方向の走査の開始位置を副走査方
向へ1画素ずらす度に主走査方向の走査を繰り返すこと
でm×nのウィンドウ領域で入力画像全体が走査され
る。なお、図5のウィンドウ生成部2による処理が主走
査方向の走査に相当し、画像入力部1による処理が副走
査方向の走査に相当する。
像との相対位置をずらしていくことでウィンドウ領域に
よって入力画像を走査し、走査時にウィンドウ領域によ
って抽出された画像に対して認識対象画像の検出処理を
行う(ステップSC5,SC6)。ここで、走査時にお
けるウィンドウ領域と入力画像との関係を図22に示
す。この図に示す例では、ウィンドウ領域は主走査方向
(ライン方向)にm画素、副走査方向にn画素の四角形
となっており、主走査方向の走査の開始位置を副走査方
向へ1画素ずらす度に主走査方向の走査を繰り返すこと
でm×nのウィンドウ領域で入力画像全体が走査され
る。なお、図5のウィンドウ生成部2による処理が主走
査方向の走査に相当し、画像入力部1による処理が副走
査方向の走査に相当する。
【0050】次に、走査時にウィンドウ領域によって抽
出された画像に対する認識対象画像の検出処理について
説明する。ただし、以降の説明において、特に明示しな
い限り、動作の主体は本装置であるものとする。まず、
1次元領域辞書5(図5参照)に格納された各基準位置
をステップSC4で設定した各閉図形上に設定する。次
に、閉図形の周上の全ての画素濃度値を一括して抽出
し、基準位置から所定方向(ここでは反時計回り方向)
への向きで整列して1次元データ列を生成し(ステップ
SC7〜SC8)、1次元データ列を1次元領域辞書5
に記憶された基準1次元データ列とビット毎に比較する
(ステップSC9)。
出された画像に対する認識対象画像の検出処理について
説明する。ただし、以降の説明において、特に明示しな
い限り、動作の主体は本装置であるものとする。まず、
1次元領域辞書5(図5参照)に格納された各基準位置
をステップSC4で設定した各閉図形上に設定する。次
に、閉図形の周上の全ての画素濃度値を一括して抽出
し、基準位置から所定方向(ここでは反時計回り方向)
への向きで整列して1次元データ列を生成し(ステップ
SC7〜SC8)、1次元データ列を1次元領域辞書5
に記憶された基準1次元データ列とビット毎に比較する
(ステップSC9)。
【0051】ここでは、ウィンドウ領域内の画像は図2
3に示す画像であるものとする。前述したように、ここ
では、ウィンドウ領域上に4つの1次元領域を設定して
いることから、1次元領域設定部3は、図24に示すよ
うに、4系統の1次元領域設定部3A,3B,3C,3
Dから構成されているものと考えられ、ウィンドウ領域
内の画像が図23に示す画像の場合には、各1次元領域
設定部3A,3B,3C,3Dの出力は図24中に示さ
れた通りとなる。この場合には、第1回目のステップS
C9の比較結果(1次元領域Aに対する比較結果)は、
1次元データ列が基準データ列に一致していないという
結果となる。
3に示す画像であるものとする。前述したように、ここ
では、ウィンドウ領域上に4つの1次元領域を設定して
いることから、1次元領域設定部3は、図24に示すよ
うに、4系統の1次元領域設定部3A,3B,3C,3
Dから構成されているものと考えられ、ウィンドウ領域
内の画像が図23に示す画像の場合には、各1次元領域
設定部3A,3B,3C,3Dの出力は図24中に示さ
れた通りとなる。この場合には、第1回目のステップS
C9の比較結果(1次元領域Aに対する比較結果)は、
1次元データ列が基準データ列に一致していないという
結果となる。
【0052】ステップSC10では、入力画像に対して
得られた1次元データ列と対応する基準1次元データ列
とが完全に一致しているか否かを判定する。ウィンドウ
領域内の画像が図23に示す画像の場合には、当該判定
結果は「NO」となり、入力画像に対して得られた1次
元データ列を90度の回転に相当するシフト量だけシフ
トさせる処理が行われる(ステップSC11)。以後、
ステップSC10の判定結果が「YES」となるかステ
ップSC12の判定結果が「YES」となるまで、90
度の回転に相当するシフト量のシフト処理と比較・判定
処理が繰り返される。
得られた1次元データ列と対応する基準1次元データ列
とが完全に一致しているか否かを判定する。ウィンドウ
領域内の画像が図23に示す画像の場合には、当該判定
結果は「NO」となり、入力画像に対して得られた1次
元データ列を90度の回転に相当するシフト量だけシフ
トさせる処理が行われる(ステップSC11)。以後、
ステップSC10の判定結果が「YES」となるかステ
ップSC12の判定結果が「YES」となるまで、90
度の回転に相当するシフト量のシフト処理と比較・判定
処理が繰り返される。
【0053】ウィンドウ領域内の画像が図23に示す画
像の場合には、全てのシフトを終了してもステップSC
10の判定結果が「YES」となることはないので、ス
テップSC12の判定結果が「YES」となることによ
り、処理はステップSC13へ進む。なお、ステップS
C12の判定結果は、入力画像に対して得られた1次元
データ列に対して累計で360度の回転に相当するシフ
ト量のシフトが行われた場合に「YES」となり、他の
場合には「NO」となる。
像の場合には、全てのシフトを終了してもステップSC
10の判定結果が「YES」となることはないので、ス
テップSC12の判定結果が「YES」となることによ
り、処理はステップSC13へ進む。なお、ステップS
C12の判定結果は、入力画像に対して得られた1次元
データ列に対して累計で360度の回転に相当するシフ
ト量のシフトが行われた場合に「YES」となり、他の
場合には「NO」となる。
【0054】そして、ウィンドウ領域内の画像が図23
に示す画像の場合には、ステップSC13において、当
該1次元領域において正しいパターンが検出されなかっ
たとみなされ(ステップSC13)、全ての1次元領域
に対する処理を終了したか否かが判定される(ステップ
SC14)。
に示す画像の場合には、ステップSC13において、当
該1次元領域において正しいパターンが検出されなかっ
たとみなされ(ステップSC13)、全ての1次元領域
に対する処理を終了したか否かが判定される(ステップ
SC14)。
【0055】一方、ウィンドウ領域内の画像が図25に
示す画像の場合には、各1次元領域設定部3A,3B,
3C,3Dの出力は図26に示す通りとなり、第1回目
のステップSC10の判定結果は「YES」となり、ス
テップSC11でのシフト処理後のステップSC10の
判定結果は「NO」となる。したがって、この場合に
は、第1回目の判定時にのみ正しいパターンが入力画像
中に存在するものとみなされる(ステップSC15)。
示す画像の場合には、各1次元領域設定部3A,3B,
3C,3Dの出力は図26に示す通りとなり、第1回目
のステップSC10の判定結果は「YES」となり、ス
テップSC11でのシフト処理後のステップSC10の
判定結果は「NO」となる。したがって、この場合に
は、第1回目の判定時にのみ正しいパターンが入力画像
中に存在するものとみなされる(ステップSC15)。
【0056】また、ウィンドウ領域内の画像が図27に
示す画像の場合には、各1次元領域設定部3A,3B,
3C,3Dの出力は図28に示す通りとなり、第2回目
のステップSC10の判定結果は「YES」となり、第
1、第3、第4回目の判定結果は「NO」となる。第2
回目の判定時にのみ正しいパターンが入力画像中に存在
するものとみなされる(ステップSC15)。この場合
と同様に、ウィンドウ領域内の画像が図29(a)また
は図29(b)に示す各画像の場合には、ステップSC
10の第3回目または第4回目の判定時にのみ正しいパ
ターンが入力画像中に存在するものとみなされる(ステ
ップSC15)。
示す画像の場合には、各1次元領域設定部3A,3B,
3C,3Dの出力は図28に示す通りとなり、第2回目
のステップSC10の判定結果は「YES」となり、第
1、第3、第4回目の判定結果は「NO」となる。第2
回目の判定時にのみ正しいパターンが入力画像中に存在
するものとみなされる(ステップSC15)。この場合
と同様に、ウィンドウ領域内の画像が図29(a)また
は図29(b)に示す各画像の場合には、ステップSC
10の第3回目または第4回目の判定時にのみ正しいパ
ターンが入力画像中に存在するものとみなされる(ステ
ップSC15)。
【0057】ステップSC14では、各1次元領域A,
B,C,Dについて上述の処理を繰り返し行うために設
けられたステップであり、認識対象画像の検出が終了し
ていない1次元領域が存在する限り、その判定結果は
「NO」となり、処理はステップSC8へに戻る。な
お、上記判定結果が「YES」の場合、処理はステップ
SC16へ進む。
B,C,Dについて上述の処理を繰り返し行うために設
けられたステップであり、認識対象画像の検出が終了し
ていない1次元領域が存在する限り、その判定結果は
「NO」となり、処理はステップSC8へに戻る。な
お、上記判定結果が「YES」の場合、処理はステップ
SC16へ進む。
【0058】ステップSC16では正しいパターンが検
出された1次元領域の数および一致時のシフト量とに基
づいて認識対象画像が検出されたか否かを判定するため
の確認処理が行われ、この処理結果に基づいてステップ
SC17において認識対象画像を検出できたか否かが判
定される。ステップSC17の判定結果が「YES」で
あれば特定画像を認識した旨の信号を外部に出力し(ス
テップSC18)、当該判定結果が「NO」であれば特
定画像を認識できなかった旨の信号を外部に出力する
(ステップSC19)。以後、処理はステップSC5へ
戻り、入力画像に対する走査が終了するまで上述した処
理が繰り返される。
出された1次元領域の数および一致時のシフト量とに基
づいて認識対象画像が検出されたか否かを判定するため
の確認処理が行われ、この処理結果に基づいてステップ
SC17において認識対象画像を検出できたか否かが判
定される。ステップSC17の判定結果が「YES」で
あれば特定画像を認識した旨の信号を外部に出力し(ス
テップSC18)、当該判定結果が「NO」であれば特
定画像を認識できなかった旨の信号を外部に出力する
(ステップSC19)。以後、処理はステップSC5へ
戻り、入力画像に対する走査が終了するまで上述した処
理が繰り返される。
【0059】ここで、ウィンドウ領域毎の認識処理の処
理サイクルを図30に示す。この図において、図中最上
段および2段目のデータ1,2,…はそれぞれウィンド
ウ生成部2および1次元領域判定部4への入力データを
表し、3段目の比較1−1,1−2,…はデータ1に対
する1次元領域判定部4の処理、比較2−1,2−2,
…はデータ2に対する1次元領域判定部4の処理を表
し、4段目の判定1−1,1−2,…はデータ1に対す
る認識判定部6の処理、判定2−1,2−2,…はデー
タ2に対する認識判定部6の処理を表している。
理サイクルを図30に示す。この図において、図中最上
段および2段目のデータ1,2,…はそれぞれウィンド
ウ生成部2および1次元領域判定部4への入力データを
表し、3段目の比較1−1,1−2,…はデータ1に対
する1次元領域判定部4の処理、比較2−1,2−2,
…はデータ2に対する1次元領域判定部4の処理を表
し、4段目の判定1−1,1−2,…はデータ1に対す
る認識判定部6の処理、判定2−1,2−2,…はデー
タ2に対する認識判定部6の処理を表している。
【0060】これに対して、図31は、各1次元領域に
ついて並行して処理を行うようにした場合の処理サイク
ルを示す図であり、図中3段目の比較1,2,…はデー
タ1に対する1次元領域判定部4の処理、比較2はデー
タ2に対する1次元領域判定部4の処理を表し、4段目
の判定1,2,…はデータ1に対する認識判定部6の処
理を表している。これらの図から明らかなように、各1
次元領域毎に基準1次元データ列を求め、これらの基準
1次元データ列を1次元領域辞書5に格納しておき、入
力画像から得られる各1次元データ列と各基準1次元デ
ータ列とを並行して比較するようにすれば、全体の処理
サイクルを短縮することができる。
ついて並行して処理を行うようにした場合の処理サイク
ルを示す図であり、図中3段目の比較1,2,…はデー
タ1に対する1次元領域判定部4の処理、比較2はデー
タ2に対する1次元領域判定部4の処理を表し、4段目
の判定1,2,…はデータ1に対する認識判定部6の処
理を表している。これらの図から明らかなように、各1
次元領域毎に基準1次元データ列を求め、これらの基準
1次元データ列を1次元領域辞書5に格納しておき、入
力画像から得られる各1次元データ列と各基準1次元デ
ータ列とを並行して比較するようにすれば、全体の処理
サイクルを短縮することができる。
【0061】(5)補足 上述した動作においては、特定画像を1つのみとした
が、特定画像が複数であってもよい。この場合、1次元
領域辞書5には、各1次元領域について、複数の特定画
像に対する基準1次元領域データが格納されることにな
る。これにより、複数の特定画像とそれらの回転画像を
認識可能となる。
が、特定画像が複数であってもよい。この場合、1次元
領域辞書5には、各1次元領域について、複数の特定画
像に対する基準1次元領域データが格納されることにな
る。これにより、複数の特定画像とそれらの回転画像を
認識可能となる。
【0062】また、上述の本装置では、図2(a)およ
び図2(b)に示す2次元図形をウィンドウ領域上に配
置したが、図32(a)および図32(b)に示すよう
に、同心円からなる2次元図形を配置するようにしても
よいし、図33(a)〜図33(d)に示すような2次
元画像を配置するようにしてもよい。すなわち、時計回
りあるいは反時計周り方向に90度ずつ回転しても元の
図形と完全に重なる図形であればよい。
び図2(b)に示す2次元図形をウィンドウ領域上に配
置したが、図32(a)および図32(b)に示すよう
に、同心円からなる2次元図形を配置するようにしても
よいし、図33(a)〜図33(d)に示すような2次
元画像を配置するようにしてもよい。すなわち、時計回
りあるいは反時計周り方向に90度ずつ回転しても元の
図形と完全に重なる図形であればよい。
【0063】特に、図33(b)に示す2次元図形は時
計回りあるいは反時計周り方向に45度ずつ回転しても
元の図形に完全に重なり、図32(a)および図32
(b)に示す2次元画像に至っては、時計回りあるいは
反時計周り方向に任意の角度で回転しても元の図形に完
全に重なる。したがって、図33(b)に示す2次元画
像を採用すれば、特定画像を45度だけ回転させた画像
をも認識対象とすることが可能となり、図32(a)お
よび図32(b)に示す2次元画像を採用すれば、特定
画像を任意の角度で回転させた画像を認識対象画像とす
ることが可能となる。
計回りあるいは反時計周り方向に45度ずつ回転しても
元の図形に完全に重なり、図32(a)および図32
(b)に示す2次元画像に至っては、時計回りあるいは
反時計周り方向に任意の角度で回転しても元の図形に完
全に重なる。したがって、図33(b)に示す2次元画
像を採用すれば、特定画像を45度だけ回転させた画像
をも認識対象とすることが可能となり、図32(a)お
よび図32(b)に示す2次元画像を採用すれば、特定
画像を任意の角度で回転させた画像を認識対象画像とす
ることが可能となる。
【0064】さらに、特定画像のみを認識対象画像とす
る場合や特定画像の回転画像についての基準1次元デー
タ列を予め求めておく場合には、2次元図形における回
転に対する耐性は不要となる。したがって、図34
(a)および図34(b)に示すようなフリーハンドで
描かれた図形を2次元図形として採用することも可能で
ある。しかも、この場合には閉図形である必要性すら存
在せず、単なる直線や曲線であってもよい。
る場合や特定画像の回転画像についての基準1次元デー
タ列を予め求めておく場合には、2次元図形における回
転に対する耐性は不要となる。したがって、図34
(a)および図34(b)に示すようなフリーハンドで
描かれた図形を2次元図形として採用することも可能で
ある。しかも、この場合には閉図形である必要性すら存
在せず、単なる直線や曲線であってもよい。
【0065】また、1次元データ列の巡回的なシフトを
バレルシフタを用いて実現することも可能である。図3
5はバレルシフタの構成例を示す図であり、4つのセル
から構成される1次元領域について得られる1次元デー
タ列を巡回的にシフトする構成を示している。FF1〜
FF4はそれぞれ各セルに対応するフリップフロップ、
SL1〜SL4はそれぞれ各フリップフロップFF1〜
FF4に対応して設けられたセレクタであり、制御端に
入力されるシフト量に応じてデータ入力端0〜3に入力
されている信号から1つを選択し、対応するフリップフ
ロップFF1〜FF4に入力する。また、各セレクタS
L1〜SL4のデータ入力端のうち、データ入力端0を
除くデータ入力端kはk段前のフリップフロップの出力
端に接続されている(ただし、k=1,2,3)。さら
に、各セレクタSL1〜SL4のデータ入力端0には、
対応するセルの値(濃度値)が初期入力値として入力さ
れている。
バレルシフタを用いて実現することも可能である。図3
5はバレルシフタの構成例を示す図であり、4つのセル
から構成される1次元領域について得られる1次元デー
タ列を巡回的にシフトする構成を示している。FF1〜
FF4はそれぞれ各セルに対応するフリップフロップ、
SL1〜SL4はそれぞれ各フリップフロップFF1〜
FF4に対応して設けられたセレクタであり、制御端に
入力されるシフト量に応じてデータ入力端0〜3に入力
されている信号から1つを選択し、対応するフリップフ
ロップFF1〜FF4に入力する。また、各セレクタS
L1〜SL4のデータ入力端のうち、データ入力端0を
除くデータ入力端kはk段前のフリップフロップの出力
端に接続されている(ただし、k=1,2,3)。さら
に、各セレクタSL1〜SL4のデータ入力端0には、
対応するセルの値(濃度値)が初期入力値として入力さ
れている。
【0066】上記構成のバレルシフタの具体的な動作に
ついて説明する。まず、各セレクタSL1〜SL4にデ
ータ入力端0からの入力信号を選択するようなシフト量
を入力すると、初期入力値がフリップフロップFF1〜
FF4に格納される。すなわち、1次元領域データ列が
フリップフロップFF1〜FF4に設定される。次に、
データ入力端1〜3のいずれか1つを選択するようなシ
フト量を入力すると、各セレクタSL1〜SL4はデー
タ入力端1〜3のいずれか1つを選択し、選択したデー
タ入力端からの入力信号を対応するフリップフロップF
F1〜FF4に入力する。すなわち、シフト量に応じた
巡回的なシフトが行われる。例えば、2つのセルに対応
した量だけ巡回的にシフトさせる場合(巡回的な2シフ
トを行う場合)には、各セレクタSL1〜SL4に対し
てデータ入力端2を選択するようなシフト量を入力すれ
ばよい。
ついて説明する。まず、各セレクタSL1〜SL4にデ
ータ入力端0からの入力信号を選択するようなシフト量
を入力すると、初期入力値がフリップフロップFF1〜
FF4に格納される。すなわち、1次元領域データ列が
フリップフロップFF1〜FF4に設定される。次に、
データ入力端1〜3のいずれか1つを選択するようなシ
フト量を入力すると、各セレクタSL1〜SL4はデー
タ入力端1〜3のいずれか1つを選択し、選択したデー
タ入力端からの入力信号を対応するフリップフロップF
F1〜FF4に入力する。すなわち、シフト量に応じた
巡回的なシフトが行われる。例えば、2つのセルに対応
した量だけ巡回的にシフトさせる場合(巡回的な2シフ
トを行う場合)には、各セレクタSL1〜SL4に対し
てデータ入力端2を選択するようなシフト量を入力すれ
ばよい。
【0067】通常、フリップフロップは、入力されるク
ロック信号に同期して作動し、2シフトさせる場合には
2クロックを必要とするが、上述した説明から明らかな
ように、バレルシフタでは、1クロックで任意のシフト
動作が可能となる。なお、ここでは4つのセルからなる
1次元領域に対応可能な例を示したが、n個のフリップ
フロップおよびセレクタを設け、各セレクタのデータ入
力端をn+1個とし、各データ入力端に適切なフリップ
フロップの出力端を接続することにより、n個のセルか
らなる1次元領域にも対応可能である。
ロック信号に同期して作動し、2シフトさせる場合には
2クロックを必要とするが、上述した説明から明らかな
ように、バレルシフタでは、1クロックで任意のシフト
動作が可能となる。なお、ここでは4つのセルからなる
1次元領域に対応可能な例を示したが、n個のフリップ
フロップおよびセレクタを設け、各セレクタのデータ入
力端をn+1個とし、各データ入力端に適切なフリップ
フロップの出力端を接続することにより、n個のセルか
らなる1次元領域にも対応可能である。
【0068】(6)変形例 (6−1)第1の変形例 次に、上述した本装置の第1の変形例について説明す
る。図36は本装置の第1の変形例により実現される画
像認識処理の流れを示す図であり、この図に示す画像認
識処理が図1に示す画像認識処理と異なる点は、ステッ
プSA3およびSA4と並行してウィンドウ領域内のO
N画素(例えば黒画素)を算出する工程(ステップSD
1)を設けた点と、ステップSA5に代えて、ステップ
SD1の算出結果とステップSA4の工程の結果とに基
づいて認識判定を行う工程(ステップSD2)を設けた
点である。
る。図36は本装置の第1の変形例により実現される画
像認識処理の流れを示す図であり、この図に示す画像認
識処理が図1に示す画像認識処理と異なる点は、ステッ
プSA3およびSA4と並行してウィンドウ領域内のO
N画素(例えば黒画素)を算出する工程(ステップSD
1)を設けた点と、ステップSA5に代えて、ステップ
SD1の算出結果とステップSA4の工程の結果とに基
づいて認識判定を行う工程(ステップSD2)を設けた
点である。
【0069】すなわち、図37(a)に示すような特定
画像について、図37(b)および図37(c)に斜線
で示されるウィンドウ領域内のON画素の数を求めてお
き、認識処理時には、入力画像をウィンドウ領域で走査
して得られる画像に対してこれと同様の処理を行い、上
記ON画素数が不一致あるいは上記ON画素数の差が所
定の範囲外となる場合に、1次元データ列の比較結果に
依らず、非認識と判定するものである。もちろん、ON
画素ではなく、OFF画素数を計数して認識/非認識を
行うようにしてもよい。
画像について、図37(b)および図37(c)に斜線
で示されるウィンドウ領域内のON画素の数を求めてお
き、認識処理時には、入力画像をウィンドウ領域で走査
して得られる画像に対してこれと同様の処理を行い、上
記ON画素数が不一致あるいは上記ON画素数の差が所
定の範囲外となる場合に、1次元データ列の比較結果に
依らず、非認識と判定するものである。もちろん、ON
画素ではなく、OFF画素数を計数して認識/非認識を
行うようにしてもよい。
【0070】次に、上記変形例の構成について説明す
る。図38は第1の変形例の構成を示す図であり、この
図に示す構成が図5に示す構成と異なる部分は、領域内
画素算出部7を設けた点と、認識判定部6に代えて、当
該領域内画素算出部7の算出結果と1次元領域比較部4
の比較結果とに基づいて認識/非認識の判定を行う認識
判定部A8を設けた点である。領域内画素算出部7はウ
ィンドウ生成部2において抽出された画像データに含ま
れるON画素数を算出し、算出結果を出力するものであ
る。領域内画素算出部7の構成は任意であり、例えば、
ウィンドウ領域内の画像を1画素ずつ走査してON画素
数を求めるようにしてもよいし、他の構成を採用するよ
うにしてもよい。
る。図38は第1の変形例の構成を示す図であり、この
図に示す構成が図5に示す構成と異なる部分は、領域内
画素算出部7を設けた点と、認識判定部6に代えて、当
該領域内画素算出部7の算出結果と1次元領域比較部4
の比較結果とに基づいて認識/非認識の判定を行う認識
判定部A8を設けた点である。領域内画素算出部7はウ
ィンドウ生成部2において抽出された画像データに含ま
れるON画素数を算出し、算出結果を出力するものであ
る。領域内画素算出部7の構成は任意であり、例えば、
ウィンドウ領域内の画像を1画素ずつ走査してON画素
数を求めるようにしてもよいし、他の構成を採用するよ
うにしてもよい。
【0071】ここで上記他の構成例について説明する。
図39は領域内画素算出部7の構成例を説明するための
図であり、この図に示す構成の領域内画素算出部7は、
ウィンドウ領域による入力画像の走査時にウィンドウ領
域内に入るON画素数とウィンドウ領域から出るON画
素数とを計数してウィンドウ領域内に存在するON画素
数を算出するものである。
図39は領域内画素算出部7の構成例を説明するための
図であり、この図に示す構成の領域内画素算出部7は、
ウィンドウ領域による入力画像の走査時にウィンドウ領
域内に入るON画素数とウィンドウ領域から出るON画
素数とを計数してウィンドウ領域内に存在するON画素
数を算出するものである。
【0072】図39にはウィンドウ生成部2の一部が示
されており、ここでは、画像入力部1の各ラインメモリ
から入力される画像データは、ウィンドウ生成部を構成
するフリップフロップ群上を図中左から右へ進行してい
く。したがって、斜線で示したウィンドウ領域に一時で
も含まれる画素濃度値は、ウィンドウ領域の左端に存在
する13個のフリップフロップのいずれかを通過してウ
ィンドウ領域に入り、かつウィンドウ領域の右端に存在
する13個のフリップフロップのいずれかを通過してウ
ィンドウ領域から出ていくことになる。また、初期状態
におけるウィンドウ領域内のON画素数は0であること
が明らかである。よって、初期状態におけるウィンドウ
領域内のON画素数を0とし、以後、左端の13個のフ
リップフロップの内容と右端の13個のフリップフロッ
プの内容とを監視すれば、ウィンドウ領域内のON画素
数を求めることができる。
されており、ここでは、画像入力部1の各ラインメモリ
から入力される画像データは、ウィンドウ生成部を構成
するフリップフロップ群上を図中左から右へ進行してい
く。したがって、斜線で示したウィンドウ領域に一時で
も含まれる画素濃度値は、ウィンドウ領域の左端に存在
する13個のフリップフロップのいずれかを通過してウ
ィンドウ領域に入り、かつウィンドウ領域の右端に存在
する13個のフリップフロップのいずれかを通過してウ
ィンドウ領域から出ていくことになる。また、初期状態
におけるウィンドウ領域内のON画素数は0であること
が明らかである。よって、初期状態におけるウィンドウ
領域内のON画素数を0とし、以後、左端の13個のフ
リップフロップの内容と右端の13個のフリップフロッ
プの内容とを監視すれば、ウィンドウ領域内のON画素
数を求めることができる。
【0073】このような原理に基づいて、領域内画素数
算出部7は、左側の13個のフリップフロップ上に存在
するON画素の数を計数するON画素カウンタ71と、
右側の13個のフリップフロップ上に存在するON画素
の数を計数するON画素カウンタ72と、ウィンドウ領
域内の現在のON画素数を保持するとともに認識判定部
A8へ出力するレジスタ73と、現在のON画素数にO
N画素カウンタ71で計数されたON画素数を加算する
加算器74と、加算器74の加算結果からON画素カウ
ンタ72で計数されたON画素数を減算する減算器75
とを備え、減算器75の減算結果を現在のON画素数と
してウィンドウ領域の次の移動タイミングでレジスタ7
3に格納するようにしている。この結果、レジスタ73
からの出力値は、常にウィンドウ領域内のON画素数を
示すことになる。なお、図においては、加算してから減
算する構成を示したが、減算してから加算するようにし
てもよいことは言うまでもない。
算出部7は、左側の13個のフリップフロップ上に存在
するON画素の数を計数するON画素カウンタ71と、
右側の13個のフリップフロップ上に存在するON画素
の数を計数するON画素カウンタ72と、ウィンドウ領
域内の現在のON画素数を保持するとともに認識判定部
A8へ出力するレジスタ73と、現在のON画素数にO
N画素カウンタ71で計数されたON画素数を加算する
加算器74と、加算器74の加算結果からON画素カウ
ンタ72で計数されたON画素数を減算する減算器75
とを備え、減算器75の減算結果を現在のON画素数と
してウィンドウ領域の次の移動タイミングでレジスタ7
3に格納するようにしている。この結果、レジスタ73
からの出力値は、常にウィンドウ領域内のON画素数を
示すことになる。なお、図においては、加算してから減
算する構成を示したが、減算してから加算するようにし
てもよいことは言うまでもない。
【0074】また、図40(a)および図40(b)に
斜線で示す領域内を走査して特徴領域に相当するセルの
数を求めておき、認識処理時には、入力画像をウィンド
ウ領域で走査して得られる画像に対してこれと同様の処
理を行い、上記セル数が不一致あるいは上記セル数の差
が所定の範囲外となる場合に、1次元データ列の比較結
果に依らず、非認識と判定するようにしてもよい。この
場合には、図37(b)および図37(c)に示す場合
に比較して、特徴領域に相当するセル数を求める際の走
査対象領域を狭くすることができ、本装置にかかる負担
を軽減することができる。
斜線で示す領域内を走査して特徴領域に相当するセルの
数を求めておき、認識処理時には、入力画像をウィンド
ウ領域で走査して得られる画像に対してこれと同様の処
理を行い、上記セル数が不一致あるいは上記セル数の差
が所定の範囲外となる場合に、1次元データ列の比較結
果に依らず、非認識と判定するようにしてもよい。この
場合には、図37(b)および図37(c)に示す場合
に比較して、特徴領域に相当するセル数を求める際の走
査対象領域を狭くすることができ、本装置にかかる負担
を軽減することができる。
【0075】(6−2)第2の変形例 次に、本装置の第2の変形例について説明する。図41
は本装置の第2の変形例により実現される画像認識処理
の流れを示す図であり、この図に示す画像認識処理が図
36に示す画像認識処理と異なる点は、ステップSD1
に代えて、ステップSA4と並行して1次元領域上のO
N画素を算出する工程(ステップSE1)を設けた点
と、ステップSD2に代えて、ステップSE1の算出結
果とステップSA4の工程の結果とに基づいて認識判定
を行う工程(ステップSE2)を設けた点である。すな
わち、第2の変形例では、ウィンドウ領域全域について
ON画素数を調べるのではなく、1次元領域上のON画
素のみを調べることにより、認識/非認識の精度を向上
させている。
は本装置の第2の変形例により実現される画像認識処理
の流れを示す図であり、この図に示す画像認識処理が図
36に示す画像認識処理と異なる点は、ステップSD1
に代えて、ステップSA4と並行して1次元領域上のO
N画素を算出する工程(ステップSE1)を設けた点
と、ステップSD2に代えて、ステップSE1の算出結
果とステップSA4の工程の結果とに基づいて認識判定
を行う工程(ステップSE2)を設けた点である。すな
わち、第2の変形例では、ウィンドウ領域全域について
ON画素数を調べるのではなく、1次元領域上のON画
素のみを調べることにより、認識/非認識の精度を向上
させている。
【0076】図42は第2の変形例の構成を示す図であ
り、この図に示す構成が図38に示す構成と異なる点
は、領域内画素算出部7および認識判定部A8に代え
て、1次元領域上画素算出部9および認識判定部B10
を設けた点である。1次元領域上画素算出部9はウィン
ドウ領域上に設定された1次元領域上のON画素数を算
出し、算出結果に応じた値を出力するものであり、認識
判定部B10は1次元領域上画素算出部9の出力と1次
元領域比較部4の比較結果とに基づいて認識/非認識を
判定するものである。
り、この図に示す構成が図38に示す構成と異なる点
は、領域内画素算出部7および認識判定部A8に代え
て、1次元領域上画素算出部9および認識判定部B10
を設けた点である。1次元領域上画素算出部9はウィン
ドウ領域上に設定された1次元領域上のON画素数を算
出し、算出結果に応じた値を出力するものであり、認識
判定部B10は1次元領域上画素算出部9の出力と1次
元領域比較部4の比較結果とに基づいて認識/非認識を
判定するものである。
【0077】図43は1次元領域上画素算出部9の構成
例を説明するための図であり、この図においては、3つ
の1次元領域に対応した構成例を示している。図におい
て、91〜93はそれぞれ1次元領域ON画素カウンタ
であり、対応する1次元領域上のON画素数の数を計数
する。また、94〜96はそれぞれ各1次元領域ON画
素カウンタに対応して設けられたコンパレータであり、
対応する1次元領域ON画素カウンタから入力されるO
N画素数と予め設定された基準値(基準値1〜3)とを
比較し、両者が一致した場合に‘1’を、他の場合に
‘0’を出力する。例えば、図32(a)および図32
(b)に示す特定画像および2次元図形の場合には、基
準値1〜3はそれぞれ2,3,1となる。97はアンド
ゲートであり、各コンパレータ94〜96の比較結果の
アンドをとり、その結果をON画素数の判定結果として
出力する。すなわち、各1次元領域上のON画素数が予
め設定された基準値に一致した場合にのみ、アンドゲー
ト97の出力は‘1’となる。
例を説明するための図であり、この図においては、3つ
の1次元領域に対応した構成例を示している。図におい
て、91〜93はそれぞれ1次元領域ON画素カウンタ
であり、対応する1次元領域上のON画素数の数を計数
する。また、94〜96はそれぞれ各1次元領域ON画
素カウンタに対応して設けられたコンパレータであり、
対応する1次元領域ON画素カウンタから入力されるO
N画素数と予め設定された基準値(基準値1〜3)とを
比較し、両者が一致した場合に‘1’を、他の場合に
‘0’を出力する。例えば、図32(a)および図32
(b)に示す特定画像および2次元図形の場合には、基
準値1〜3はそれぞれ2,3,1となる。97はアンド
ゲートであり、各コンパレータ94〜96の比較結果の
アンドをとり、その結果をON画素数の判定結果として
出力する。すなわち、各1次元領域上のON画素数が予
め設定された基準値に一致した場合にのみ、アンドゲー
ト97の出力は‘1’となる。
【0078】(6−3)第3の変形例 次に、本装置の第3の変形例について説明する。図44
は本装置の第3の変形例により実現される画像認識処理
の流れを示す図であり、この図に示す画像認識方法が図
1に示す画像認識方法と異なる点は、ステップSA1〜
SA4と並行して特定画像の周辺情報や特徴などの関連
情報を入力する工程(ステップSF1)を設けた点と、
ステップSA5に代えて、ステップSF1による入力内
容とステップSA4の工程の結果とに基づいて認識判定
を行う工程(ステップSF2)を設けた点である。
は本装置の第3の変形例により実現される画像認識処理
の流れを示す図であり、この図に示す画像認識方法が図
1に示す画像認識方法と異なる点は、ステップSA1〜
SA4と並行して特定画像の周辺情報や特徴などの関連
情報を入力する工程(ステップSF1)を設けた点と、
ステップSA5に代えて、ステップSF1による入力内
容とステップSA4の工程の結果とに基づいて認識判定
を行う工程(ステップSF2)を設けた点である。
【0079】図45は第2の変形例の構成を示す図であ
り、この図に示す構成が図5に示す構成と異なる点は、
認識判定部6に代えて認識判定部C11を設けた点であ
る。認識判定部C11は1次元領域比較部4の比較結果
と特定画像の関連情報とに基づいて認識/非認識の判定
を行うものである。ここで言う特定画像の関連情報とし
ては背景情報などがあり、その抽出は、例えば図46に
示すように、2値化を行う前の前処理段階で行われる。
り、この図に示す構成が図5に示す構成と異なる点は、
認識判定部6に代えて認識判定部C11を設けた点であ
る。認識判定部C11は1次元領域比較部4の比較結果
と特定画像の関連情報とに基づいて認識/非認識の判定
を行うものである。ここで言う特定画像の関連情報とし
ては背景情報などがあり、その抽出は、例えば図46に
示すように、2値化を行う前の前処理段階で行われる。
【0080】また、1次元データ列を生成する過程で背
景情報等を加味して、入力画像の僅かな位置ズレ等によ
る誤認識を低減するよう構成することも可能である。例
えば、図47(a)に示す画像が特定画像であり、図4
7(b)に示す1次元領域が設けられている場合に、特
徴領域が(5,4)のセルと(6,6)のセルとに入る
ことが望ましいが、そうならないことも考えられる。例
えば、特徴領域が(6,6)には入らず、(6,7),
(7,6),(7,7)に入ることが考えられる。この
ようなケースを考慮した構成が図47(b)に記載され
た構成であり、1次元データ列の生成時に周辺のセルを
も考慮して比較対象のセルの値を決定している。なお、
周辺のセルの加味の仕方は任意であり、解像度などに応
じて適宜設計すべき事項である。
景情報等を加味して、入力画像の僅かな位置ズレ等によ
る誤認識を低減するよう構成することも可能である。例
えば、図47(a)に示す画像が特定画像であり、図4
7(b)に示す1次元領域が設けられている場合に、特
徴領域が(5,4)のセルと(6,6)のセルとに入る
ことが望ましいが、そうならないことも考えられる。例
えば、特徴領域が(6,6)には入らず、(6,7),
(7,6),(7,7)に入ることが考えられる。この
ようなケースを考慮した構成が図47(b)に記載され
た構成であり、1次元データ列の生成時に周辺のセルを
も考慮して比較対象のセルの値を決定している。なお、
周辺のセルの加味の仕方は任意であり、解像度などに応
じて適宜設計すべき事項である。
【0081】(7)全体的な補足 なお、上述した実施形態および変形例に係る方法は、プ
ログラム言語にて記述されたソフトウェアとして実現さ
れる。また、上述した実施形態および変形例に係る装置
は、コンピュータシステムおよびソフトウェアにより実
現可能である。
ログラム言語にて記述されたソフトウェアとして実現さ
れる。また、上述した実施形態および変形例に係る装置
は、コンピュータシステムおよびソフトウェアにより実
現可能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力画像から特定画像を簡単かつ高速に認識することが
できる。しかも、特定画像のみならず、その回転画像を
も高い精度で高速に認識することができる。
入力画像から特定画像を簡単かつ高速に認識することが
できる。しかも、特定画像のみならず、その回転画像を
も高い精度で高速に認識することができる。
【図1】 本発明の一実施形態による画像認識装置にお
ける認識処理の流れを示す図である。
ける認識処理の流れを示す図である。
【図2】 (a)および(b)は同装置で認識される特
定画像の一例と認識処理のための2次元図形の一例とを
対応付けて示す図である。
定画像の一例と認識処理のための2次元図形の一例とを
対応付けて示す図である。
【図3】 同装置における基準位置について説明するた
めの図である。
めの図である。
【図4】 同装置における基準1次元データ列の一例の
イメージを示す図である。
イメージを示す図である。
【図5】 同装置の構成を示す基本ブロック図である。
【図6】 同装置の画像入力部1の構成例とウィンドウ
生成部2の一部構成例とを示す図である。
生成部2の一部構成例とを示す図である。
【図7】 同装置におけるウィンドウ領域と1次元領域
との関係を概念的に示す図である。
との関係を概念的に示す図である。
【図8】 図2(a)に示す画像上に同装置がウィンド
ウ領域および1次元領域を設定した場合のイメージを示
す図である。
ウ領域および1次元領域を設定した場合のイメージを示
す図である。
【図9】 同装置において、画像の回転角度が0度、9
0度、180度、270度と変化した場合の1次元デー
タ列の変化の様子を示す図である。
0度、180度、270度と変化した場合の1次元デー
タ列の変化の様子を示す図である。
【図10】 同装置の1次元領域設定部3、1次元領域
比較部4、および1次元領域辞書5の具体的な構成を説
明するための図である。
比較部4、および1次元領域辞書5の具体的な構成を説
明するための図である。
【図11】 同装置の1次元領域判定部6の構成例を示
す図である。
す図である。
【図12】 同装置の1次元領域設定部、1次元領域比
較部、1次元領域辞書、および認識判定部の実際の配置
を示す図である。
較部、1次元領域辞書、および認識判定部の実際の配置
を示す図である。
【図13】 (a)〜(d)は同装置における特定画像
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図14】 同装置におけるウィンドウ領域の一例を示
す図である。
す図である。
【図15】 同装置における1次元領域の一例を示す図
である。
である。
【図16】 同装置をカラー複写機に適用した構成例を
示す図である。
示す図である。
【図17】 同装置をスキャナに適用した構成例を示す
図である。
図である。
【図18】 同装置を簡易パターン検出器に適用した構
成例を示す図である。
成例を示す図である。
【図19】 同装置をプリンタに適用した構成例を示す
図である。
図である。
【図20】 同装置における特定画像の登録処理の流れ
を示す図である。
を示す図である。
【図21】 同装置における特定画像の認識処理の流れ
を示す図である。
を示す図である。
【図22】 同装置の走査時におけるウィンドウ領域と
入力画像との関係を示す図である。
入力画像との関係を示す図である。
【図23】 同装置の認識処理においてウィンドウ領域
内に存在する画像の一例を示す図である。
内に存在する画像の一例を示す図である。
【図24】 本装置の1次元領域設定部3の構成と、図
23に示す画像に対する各1次元領域設定部3A,3
B,3C,3Dの出力例を示す図である。
23に示す画像に対する各1次元領域設定部3A,3
B,3C,3Dの出力例を示す図である。
【図25】 同装置の認識処理においてウィンドウ領域
内に存在する画像の一例を示す図である。
内に存在する画像の一例を示す図である。
【図26】 図25に示す画像に対する各1次元領域設
定部3A,3B,3C,3Dの出力例を示す図である。
定部3A,3B,3C,3Dの出力例を示す図である。
【図27】 同装置の認識処理においてウィンドウ領域
内に存在する画像の一例を示す図である。
内に存在する画像の一例を示す図である。
【図28】 図27に示す画像に対する各1次元領域設
定部3A,3B,3C,3Dの出力例を示す図である。
定部3A,3B,3C,3Dの出力例を示す図である。
【図29】 (a)および(b)は、いずれも同装置の
認識処理においてウィンドウ領域内に存在する画像の一
例を示す図である。
認識処理においてウィンドウ領域内に存在する画像の一
例を示す図である。
【図30】 同装置のウィンドウ領域毎の認識処理の処
理サイクルを説明するための図である。
理サイクルを説明するための図である。
【図31】 同装置において、各1次元領域について並
行して処理を行うようにした場合の処理サイクルを示す
図である。
行して処理を行うようにした場合の処理サイクルを示す
図である。
【図32】 (a)および(b)は同装置で認識される
特定画像の一例と認識処理のための2次元図形の一例と
を対応付けて示す図である。
特定画像の一例と認識処理のための2次元図形の一例と
を対応付けて示す図である。
【図33】 (a)〜(d)はそれぞれ同装置による認
識処理のための2次元図形の一例とを対応付けて示す図
である。
識処理のための2次元図形の一例とを対応付けて示す図
である。
【図34】 (a)および(b)は同装置で認識される
特定画像の一例と認識処理のための2次元図形の一例と
を対応付けて示す図である。
特定画像の一例と認識処理のための2次元図形の一例と
を対応付けて示す図である。
【図35】 同装置における巡回的なシフトを実現可能
なバレルシフタの構成例を示す図である。
なバレルシフタの構成例を示す図である。
【図36】 同装置の第1の変形例により実現される画
像認識処理の流れを示す図である。
像認識処理の流れを示す図である。
【図37】 (a)〜(c)はそれぞれ同変形例の動作
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図38】 同変形例の構成を示す図である。
【図39】 同変形例における領域内画素算出部7の構
成例を説明するための図である。
成例を説明するための図である。
【図40】 (a)および(b)は、図37(a)〜図
37(c)に示された領域設定と異なる領域設定の例を
示す図である。
37(c)に示された領域設定と異なる領域設定の例を
示す図である。
【図41】 同装置の第2の変形例により実現される画
像認識処理の流れを示す図である。
像認識処理の流れを示す図である。
【図42】 同変形例の構成を示す図である。
【図43】 同変形例における1次元領域上画素算出部
9の構成例を説明するための図である。
9の構成例を説明するための図である。
【図44】 同装置の第3の変形例により実現される画
像認識処理の流れを示す図である。
像認識処理の流れを示す図である。
【図45】 同変形例の構成を示す図である。
【図46】 特定画像の周辺情報や特徴を抽出するシス
テムの一例を示す図である。
テムの一例を示す図である。
【図47】 (a)および(b)はそれぞれ、特定画像
の周辺情報や特徴を1次元データ列に反映させる方法を
説明するための図である。
の周辺情報や特徴を1次元データ列に反映させる方法を
説明するための図である。
1…画像入力部、2…ウィンドウ生成部、3…1次元領
域設定部、4…1次元領域判定部、5…1次元領域辞
書、6…認識判定部、7…領域内画素算出部、8…認識
判定部A、9…1次元領域上画素算出部、10…認識判
定部B、11…認識判定部C
域設定部、4…1次元領域判定部、5…1次元領域辞
書、6…認識判定部、7…領域内画素算出部、8…認識
判定部A、9…1次元領域上画素算出部、10…認識判
定部B、11…認識判定部C
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 憲一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 深澤 和美 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 赤松 学 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 房谷 昭彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−279021(JP,A) 特開 平5−143779(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 JICSTファイル(JOIS)
Claims (17)
- 【請求項1】 2値化された特定画像上に設定された図
形の線上に位置する複数の画素の値を前記線上を移動し
たときの軌跡に応じた順序で並べてなる基準1次元デー
タ列と、2値化された入力画像上に前記図形を設定して
当該図形の線上に位置する複数の画素の値を前記順序で
並べてなる1次元データ列と、を比較することによって
前記入力画像内に前記特定画像が含まれているか否かを
認識する認識処理に用いる前記基準1次元データ列の登
録方法であって、 2値化された前記特定画像上において、操作入力に応じ
て指定された特徴領域上を図形の線が通過するように前
記図形を設定する第1のステップと、前記第1のステップにて設定された 図形の線上に位置す
る複数の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応
じた順序で並べてなる基準1次元データ列を生成する第
2のステップと、 前記第2のステップにて生成された基準1次元データ列
と、前記図形の設定情報とを登録する第3のステップと
を有することを特徴とする基準1次元データ列の登録方
法。 - 【請求項2】 前記認識処理では、前記1次元データ列
または前記基準1次元データ列のデータ値を巡回的にシ
フトさせながら比較を行い、 前記第1のステップでは、前記図形を当該図形の中心を
基点として回転させた場合に少なくとも特定の回転角度
で前記図形が自身に一致する形状とし、かつ、前記図形
の中心を前記特定画像の中心と一致させることを特徴と
する請求項1に記載の基準1次元データ列の登録方法。 - 【請求項3】 前記認識処理では、2値化された前記特
定画像上に設定された走査対象領域に含まれている所定
の画素値を有する画素を計数してなる基準画素数と、2
値化された前記入力画像上に前記走査対象領域を設定し
て当該走査対象領域に含まれている前記所定の画素値を
有する画素を計数した画素数とを比較した比較結果と、
前記1次元データ列と前記基準1次元データ列との比較
結果と、に基づいて前記入力画像内に前記特定画像が含
まれているか否かを認識し、 前記特定画像上に走査対象領域を設定し、当該走査対象
領域に含まれている所定の画素値を有する画素を計数し
て基準画素数を求め、当該基準画素数を登録す る第4の
ステップをさらに有する ことを特徴とする請求項1に記
載の基準1次元データ列の登録方法。 - 【請求項4】 前記走査対象領域は、前記図形の線上に
位置する複数の画素を含んだ領域であることを特徴とす
る請求項3に記載の基準1次元データ列の登録方法。 - 【請求項5】 2値化された特定画像上に設定された図
形の線上に位置する複数の画素の値を前記線上を移動し
たときの軌跡に応じた順序で並べてなる基準1次元デー
タ列と、前記特定画像上に設定された走査対象領域に含
まれている所定の画素値を有する画素を計数してなる基
準画素数と、が予め登録されており、前記基準1次元デ
ータ列および前記基準画素数を用いて入力画像内に前記
特定画像が含まれているか否かを認識する画像認識方法
であって、 2値化された入力画像上に前記図形および前記走査対象
領域を設定する第1のステップと、 前記第1のステップにて設定された図形の線上に位置す
る複数の画素の値を前記順序で並べてなる1次元データ
列と前記基準1次元データ列とを比較する第2のステッ
プと、 前記第1のステップにて設定された走査対象領域に含ま
れている前記所定の画素値を有する画素の数を求め、当
該画素数と前記基準画素数とを比較する第3のステップ
と、 前記第2のステップによる比較結果と前記第3のステッ
プによる比較結果とに基づいて前記特定画像の有無を認
識する第4のステップと を有することを特徴とする画像
認識方法。 - 【請求項6】 前記図形は、当該図形の中心を基点とし
て回転させた場合に少なくとも特定の回転角度で前記図
形が自身に一致する形状であって、かつ、前記図形の中
心が前記特定画像の中心と一致するよう設定されてお
り、 前記第2のステップでは、前記1次元データ列または前
記基準1次元データ列のデータ値を巡回的にシフトさせ
ながら比較を行う ことを特徴とする請求項5に記載の画
像認識方法。 - 【請求項7】 前記第2のステップでは、前記図形の線
上に位置する複数の画素の値を周辺の画素の値に基づい
て補正して、当該補正された前記複数の画素の値を前記
順序で並べてなる1次元データ列と前記基準1次元デー
タ列とを比較することを特徴とする請求項5に記載の画
像認識方法。 - 【請求項8】 2値化された特定画像上に設定された図
形の線上に位置する複数の画素の値を前記線上を移動し
たときの軌跡に応じた順序で並べてなる基準1次元デー
タ列と、2値化された入力画像上に前記図形を設定して
当該図形の線上に位置する複数の画素の値を前記順序で
並べてなる1次元データ列と、を比較することによって
前記入力画像内に前記特定画像が含まれているか否かを
認識する認識処理に用いる前記基準1次元データ列を登
録する登録装置であって、 2値化された前記特定画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された特定画像上におい
て、操作入力に応じて指定された特徴領域上を図形の線
が通過するように前記図形を設定する図形設定手段と、 前記図形設定手段により設定された 図形の線上に位置す
る複数の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応
じた順序で並べてなる基準1次元データ列を生成する生
成手段と、 前記生成手段により生成された基準1次元データ列と、
前記図形の設定情報とを登録する第1の登録手段と を具
備することを特徴とする登録装置。 - 【請求項9】 前記認識処理では、前記1次元データ列
または前記基準1次元データ列のデータ値を巡回的にシ
フトさせながら比較を行い、 前記図形設定手段は、前記図形を当該図形の中心を基点
として回転させた場合に少なくとも特定の回転角度で前
記図形が自身に一致する形状とし、かつ、前記図形の中
心を前記特定画像の中心と一致させる ことを特徴とする
請求項8に記載の登録装置。 - 【請求項10】 前記認識処理では、2値化された前記
特定画像上に設定された走査対象領域に含まれている所
定の画素値を有する画素を計数してなる基準画素数と、
2値化された前記入力画像上に前記走査対象領域を設定
して当該走査 対象領域に含まれている前記所定の画素値
を有する画素を計数した画素数とを比較した比較結果
と、前記1次元データ列と前記基準1次元データ列との
比較結果と、に基づいて前記入力画像内に前記特定画像
が含まれているか否かを認識し、 前記画像入力手段により入力された特定画像上に走査対
象領域を設定し、当該走査対象領域に含まれている所定
の画素値を有する画素を計数して基準画素数を求め、当
該基準画素数を登録する第2の登録手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項8に記載の登録装置。 - 【請求項11】 前記走査対象領域は、前記図形の線上
に位置する複数の画素を含んだ領域であることを特徴と
する請求項10記載の登録装置。 - 【請求項12】 前記登録装置は、前記認識処理を実行
する画像認識装置であることを特徴とする請求項8に記
載の登録装置。 - 【請求項13】 2値化された特定画像上に設定された
図形の線上に位置する複数の画素の値を前記線上を移動
したときの軌跡に応じた順序で並べてなる基準1次元デ
ータ列と、前記特定画像上に設定された走査対象領域に
含まれている所定の画素値を有する画素を計数してなる
基準画素数と、が予め登録されており、前記基準1次元
データ列および前記基準画素数を用いて入力画像内に前
記特定画像が含まれているか否かを認識する画像認識装
置であって、 2値化された前記入力画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された入力画像上に前記図
形および前記走査対象領域を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された図形の線上に位置する複
数の画素の値を前記順序で並べてなる1次元データ列と
前記基準1次元データ列とを比較する第1の比較手段
と、 前記設定手段により設定された走査対象領域に含まれて
いる前記所定の画素値を有する画素の数を求め、当該画
素数と前記基準画素数とを比較する第2の比較手段と、 前記第1の比較手段による比較結果と前記第2の比較手
段による比較結果とに基づいて前記特定画像の有無を認
識する認識手段と を有することを特徴とする画像認識装
置。 - 【請求項14】 前記図形は、当該図形の中心を基点と
して回転させた場合に少なくとも特定の回転角度で前記
図形が自身に一致する形状であって、かつ、前記図形の
中心が前記特定画像の中心と一致するよう設定されてお
り、 前記第1の比較手段は、前記1次元データ列または前記
基準1次元データ列のデータ値を巡回的にシフトさせな
がら比較を行う ことを特徴とする請求項13に記載の画
像認識装置。 - 【請求項15】 前記第1の比較手段は、前記図形の線
上に位置する複数の画素の値を周辺の画素の値に基づい
て補正して、当該補正された前記複数の画素の値を前記
順序で並べてなる1次元データ列と前記基準1次元デー
タ列とを比較する ことを特徴とする請求項13に記載の
画像認識装置。 - 【請求項16】 2値化された特定画像上に設定された
図形の線上に位置する複数の画素の値を前記線上を移動
したときの軌跡に応じた順序で並べてなる基準1次元デ
ータ列と、2値化された入力画像上に前記図形を設定し
て当該図形の線上に位置する複数の画素の値を前記順序
で並べてなる1次元データ列と、を比較することによっ
て前記入力画像内に前記特定画像が含まれているか否か
を認識する認識処理に用いる前記基準1次元データ列を
登録する処理をコンピュータに実行させるプログラムが
記録された記録媒体であって、 2値化された前記特定画像上において、操作入力に応じ
て指定された特徴領域上を図形の線が通過するように前
記図形を設定する第1のステップと、 前記第1のステップにて設定された 図形の線上に位置す
る複数の画素の値を前記線上を移動したときの軌跡に応
じた順序で並べてなる基準1次元データ列を生成する第
2のステップと、 前記第2のステップにて生成された基準1次元データ列
と、前記図形の設定情報とを登録する第3のステップと
を実現するプログラムを記録したことを特徴とする記録
媒体。 - 【請求項17】 2値化された特定画像上に設定された
図形の線上に位置する複数の画素の値を前記線上を移動
したときの軌跡に応じた順序で並べてなる基準1次元デ
ータ列と、前記特定画像上に設定された走査対象領域に
含まれている 所定の画素値を有する画素を計数してなる
基準画素数と、が予め登録されており、前記基準1次元
データ列および前記基準画素数を用いて入力画像内に前
記特定画像が含まれているか否かを認識する処理をコン
ピュータに実行させるプログラムが記録された記録媒体
であって、 2値化された入力画像上に前記図形および前記走査対象
領域を設定する第1のステップと、 前記第1のステップにて設定された図形の線上に位置す
る複数の画素の値を前記順序で並べてなる1次元データ
列と前記基準1次元データ列とを比較する第2のステッ
プと、 前記第1のステップにて設定された走査対象領域に含ま
れている前記所定の画素値を有する画素の数を求め、当
該画素数と前記基準画素数とを比較する第3のステップ
と、 前記第2のステップによる比較結果と前記第3のステッ
プによる比較結果とに基づいて前記特定画像の有無を認
識する第4のステップと を実現するプログラムを記録し
たことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31251097A JP3303748B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 基準1次元データ列の登録方法、画像認識方法、登録装置、画像認識装置ならびに記録媒体 |
EP98121180A EP0917089A3 (en) | 1997-11-13 | 1998-11-13 | Apparatus and method for image recognition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31251097A JP3303748B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 基準1次元データ列の登録方法、画像認識方法、登録装置、画像認識装置ならびに記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11144055A JPH11144055A (ja) | 1999-05-28 |
JP3303748B2 true JP3303748B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=18030097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31251097A Expired - Fee Related JP3303748B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 基準1次元データ列の登録方法、画像認識方法、登録装置、画像認識装置ならびに記録媒体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0917089A3 (ja) |
JP (1) | JP3303748B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101009660B1 (ko) | 2010-10-26 | 2011-01-19 | 대륭기업 주식회사 | 단축공정 고착색 표면처리제 조성물 |
CN105405203B (zh) * | 2015-10-22 | 2018-01-02 | 深圳怡化电脑股份有限公司 | 一种鉴别人民币真伪的方法和系统 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 1997-11-13 JP JP31251097A patent/JP3303748B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-11-13 EP EP98121180A patent/EP0917089A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0917089A3 (en) | 1999-06-09 |
EP0917089A2 (en) | 1999-05-19 |
JPH11144055A (ja) | 1999-05-28 |
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