JPH0944423A - 計算機システム - Google Patents

計算機システム

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Publication number
JPH0944423A
JPH0944423A JP7211283A JP21128395A JPH0944423A JP H0944423 A JPH0944423 A JP H0944423A JP 7211283 A JP7211283 A JP 7211283A JP 21128395 A JP21128395 A JP 21128395A JP H0944423 A JPH0944423 A JP H0944423A
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JP
Japan
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data
computer system
compression
data compression
compressed
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JP7211283A
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English (en)
Inventor
善文 ▲葛▼上
Yoshifumi Kuzugami
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計算機システムの有するデータ圧縮/復元手
段のうち最適なデータ圧縮/復元手段を選択することが
可能な計算機システムを提供することである。 【解決手段】 データを圧縮する際に、複数のデータ圧
縮手段8のすべてに対しデータ圧縮指令を出し、複数の
データ圧縮手段8での圧縮データのうち最も圧縮効果の
ある圧縮データを選択し、自己の計算機システム1aに
保存したり、他の計算機システム1bにその圧縮データ
を送信したりするためのデータ圧縮制御手段7を備えた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声データや画像
データ等の種々のデータを圧縮した後、保存したり他の
計算機システムに伝送したりし、そのデータの使用時に
は圧縮データを復元し使用する計算機システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、音声データや画像データ等のマル
チメディアデータを計算機システムで扱うことが多くな
っている。これらのデータはデータ量が非常に膨大にな
るため、データを保存する場合は多量のメモリを要す
る。また、データを他の計算機システムに送信する場合
も、通信時間に長時間を要し、これに伴い通信料金も多
額にかかる。
【0003】そこで、データを保存したり送信したりす
る前にそのデータを圧縮し、圧縮されたデータを保存し
送信し、データ使用時には圧縮されたデータを復元し使
用する方法が一般的になりつつある。データは圧縮する
ことにより数分の1から数10分の1程度に容量が圧縮
される。この圧縮方式には、パソコン等で広く普及して
いるLHA圧縮方式、静止画像の圧縮に適しているJP
EG(Joint Photographic Expert Group )圧縮方式、
DCT(Discrete Cosine Transform )圧縮方式、JP
EG Spatial圧縮方式、動画像の圧縮に適して
いるH.261圧縮方式、MPE圧縮方式、MPEG4
圧縮方式等、非常に多種多様の圧縮方式が存在し用いら
れている。これらの圧縮方式は、例えば、文献「マルチ
メディア符号化の国際標準、安田浩(編著)、丸善」等
に詳しく説明されている。
【0004】このようなデータの圧縮/復元を行いシス
テムを運用する計算機システムにおいて、従来から行わ
れていたデータ圧縮/復元の方法について、以下、図6
を参照して説明する。図6は、従来のデータ圧縮/復元
方法を説明するための計算機システムのブロック構成図
である。
【0005】計算機システム1aは、ネットワーク10
0を介して他の計算機システム1bに接続されている。
計算機システム1a及び計算機システム1bは基本構成
は、ほぼ同一であるので、図6では、計算機システム1
aについて詳細に記載している。計算機システム1aの
アプリケーションプログラム群4aは、各種の演算処理
を行うものであり、その演算処理のデータは圧縮前デー
タ保存手段5aに保存される。
【0006】データ圧縮手段8a1、8a2〜8am
は、圧縮前データ保存手段5aに保存された圧縮前デー
タをデータ圧縮するものであり、圧縮されたデータは圧
縮後データ保存手段10aに保存される。一方、他の計
算機1bに送信する必要のあるときには、データ送受信
手段9aにてネットワーク100を介して他の計算機シ
ステム1bに送信される。また、圧縮データの復元はデ
ータ復元手段12a1、12a2〜12amで行われ復
元後データ保存手段13aに保存されて、アプリケーシ
ョンプログラム群4aで使用される。
【0007】このような構成において、アプリケーショ
ンプログラム群4aはマルチメディアデータ等各種デー
タを入出力して使用する。これらアプリケーションプロ
グラム群4aは、圧縮すべきデータを圧縮前データ保存
手段5aに保存した後、自己の計算機システム1aの有
するデータ圧縮手段8a1〜8amのうち、圧縮すべき
データの特徴から自分の実施したいデータ圧縮方式に対
応するいずれか1つのデータ圧縮手段8aiを起動し、
データ圧縮の依頼をする。起動されたデータ圧縮手段8
aiは、そのデータ圧縮方式によりデータを圧縮する。
【0008】これは、例えば前述の様に動画データの圧
縮にはH.261圧縮方式、MPEG1圧縮方式、MP
EG2圧縮方式、MPEG3圧縮方式、MPEG4圧縮
方式が適しているとされるため、従来においては、これ
らのうちから予め固定的にデータ圧縮手段8を選択して
データを圧縮していた。
【0009】ここで、データ圧縮手段8a1〜8am
は、上述したHLA圧縮方式、JPEG DCT圧縮方
式、JPEG Spatial圧縮方式、H.261圧
縮方式、MPEG1圧縮方式、MPEG2圧縮方式、M
PEG3圧縮方式、MPEG4圧縮方式等、多種多様な
データ圧縮方式に対応したデータ圧縮を行うものであ
る。このように、これらのデータ圧縮方式は多種多様で
あるので、計算機システム毎に有するデータ圧縮手段は
異なり、全くデータ圧縮手段を持たない計算機システム
もネットワーク上には存在することもある。データ圧縮
手段8a1〜8amにより圧縮されたデータは、データ
送受信手段9aによりネットワーク100を介し他の計
算機システム1bに送信されたり、圧縮後データ保存手
段10aに保存されたりする。
【0010】また、アプリケーションプログラム群4a
は、圧縮後データ保存手段10aに保存された圧縮デー
タを使用する場合、圧縮した方式に対応するデータ復元
手段12a1〜12amを起動しデータの復元を依頼す
る。起動されたデータ復元手段12a1〜12amのう
ちのいずれかのデータ復元手段12iは、そのデータ復
元方式によりデータを復元する。このデータ復元手段1
2a1〜12amは上述したように、LHA圧縮方式、
JPEG DCT圧縮方式、JPEG Spatial
圧縮方式、H.261圧縮方式、MPEG1圧縮方式、
MPEG2圧縮方式、MPEG3圧縮方式、MPEG4
圧縮方式、等多種多様なデータ圧縮方式に対応したデー
タ復元を行うものであり、その計算機システムの有する
データ圧縮手段8a1〜8amに1対1で対応して存在
する。
【0011】起動されたデータ復元手段12iは、デー
タを復元した後、復元後データ保存手段13aに復元後
データを保存した後、アプリケーションプログラム4a
に復元完了を通知する。アプリケーションプログラム4
aは復元されたデータを復元後データ保存手段13aよ
り入力して使用する。
【0012】このように、従来の方式では、その計算機
システムの有するデータ圧縮手段のうちいずれか1つが
指定され、データの圧縮が行われていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の方式では、その計算機システムの有するデータ圧
縮手段のうちいずれか1つのデータ圧縮手段のみが使用
されるだけであり、必ずしもそのデータに最適なデータ
圧縮方式が用いられているとは言えなかった。すなわ
ち、そのデータに対しては他により最適なデータ圧縮方
式があり、その計算機システムがそのデータ圧縮手段を
有しているにもかかわらず、そのデータ圧縮手段を有効
に利用していないということが生じていた。つまり、よ
りデータ容量を圧縮してデータの保存をしたり通信した
りすることが可能であるにもかかわらず、そのデータ圧
縮手段が有効に用いられないことが多々生じていた。
【0014】さらに、ネットワークに接続された各々の
計算機システムで有するデータ圧縮/復元手段は区々で
あり、自己の計算機システムで例えばLHA圧縮方式に
対応するデータ圧縮/復元手段を有し、それによりデー
タ圧縮し、他の計算機システムに送信したとしても、受
信した側の計算機システムにはLHA圧縮方式に対応し
たデータ圧縮/復元手段が存在せずデータの復元が出来
ないと言う様なことが多々発生していた。これらのそれ
ぞれの計算機システムの有するデータ圧縮/復元手段の
対応の確認は人間系で実施されていた。
【0015】本発明の目的は、計算機システムの有する
データ圧縮/復元手段のうち最適なデータ圧縮/復元手
段を選択することを可能とし、さらにネットワークに接
続された他の計算機システムの有するデータ圧縮/復元
手段との対応の確認を、人間系によらず実施することが
可能な計算機システムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、デー
タを圧縮する際に、複数のデータ圧縮手段のすべてに対
しデータ圧縮指令を出し、複数のデータ圧縮手段での圧
縮データのうち最も圧縮効果のある圧縮データを選択
し、自己の計算機システムに保存したり、他の計算機シ
ステムにその圧縮データを送信したりするためのデータ
圧縮制御手段を備えたものである。これにより、自己の
計算機システムの有するすべてのデータ圧縮手段に対し
データ圧縮の依頼が行われ、最も圧縮効果のあった圧縮
方式が選択され、その圧縮データが保存又は他の計算機
システムに送信される。またデータ圧縮後のデータ使用
時にはデータ圧縮手段に対応したデータ復元が行われデ
ータを使用することが可能となる。
【0017】請求項2の発明は、自己の計算機システム
が有するデータ圧縮/復元手段及び他の計算機システム
が有するデータ圧縮/復元手段を指定しその識別子を入
力するための入出力手段と、入出力手段にて入力された
データ圧縮/復元手段の識別子を保存するデータ圧縮/
復元手段識別子保存手段と、データを圧縮する際にデー
タ圧縮/復元手段識別子保存手段に保存された識別子に
基づいて自己の計算機システム及び他の計算機システム
の双方が共に有するデータ圧縮手段を検索し、検索した
すべてのデータ圧縮手段に対しデータ圧縮指令を出し、
検索したデータ圧縮手段での圧縮データのうち最も圧縮
効果のある圧縮データを選択し、他の計算機システムに
その圧縮データを送信するデータ圧縮制御手段とを備え
たものである。
【0018】これにより、自己の計算機システム及びデ
ータ送信相手となる他の計算機システムの有するデータ
圧縮/復元手段がデータ圧縮/復元手段識別子保存手段
に設定され、これを基に自己の計算機システム及び他の
計算機システムが共に有するデータ圧縮/復元手段に該
当するすべてのデータ圧縮に対しデータ圧縮の依頼が行
われる。そして、その中で最も圧縮効果のあった圧縮方
式が選択され、その圧縮後に圧縮データが他の計算機シ
ステムに送信される。
【0019】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、他の計算機システムに圧縮データを送信する必要の
ないときは、データ圧縮制御手段は、自己の計算機シス
テムが有するすべてのデータ圧縮手段に対しデータ圧縮
指令を出し、複数のデータ圧縮手段での圧縮データのう
ち最も圧縮効果のある圧縮データを選択して保存するよ
うにしたものである。
【0020】これにより、データの圧縮後にデータが保
存され、圧縮後におけるデータ使用時にはデータ圧縮手
段に対応したデータ復元が行われデータを使用すること
が可能となる。
【0021】請求項4の発明は、自己の計算機システム
が有するデータ圧縮/復元手段及び他の計算機システム
が有するデータ圧縮/復元手段を指定しその識別子を入
力するための入出力手段と、入出力手段にて入力された
データ圧縮/復元手段の識別子を保存するデータ圧縮/
復元手段識別子保存手段と、使用すべきデータ圧縮/復
元手段の指定を行うための識別子を保存するデータ圧縮
/復元手段指定手段と、データを圧縮する際にデータ圧
縮/復元手段識別子保存手段に保存された識別子及びデ
ータ圧縮/復元手段指定手段の識別子に基づいて、自己
の計算機システム及び他の計算機システムの双方が共に
有しかつ使用が指定されているデータ圧縮手段を検索
し、検索したすべてのデータ圧縮手段に対しデータ圧縮
指令を出し、検索したデータ圧縮手段での圧縮データの
うち最も圧縮効果のある圧縮データを選択し、他の計算
機システムにその圧縮データを送信するデータ圧縮制御
手段とを備えたものである。
【0022】これにより、自己の計算機システム及びデ
ータ送信相手となる他の計算機システムの有するデータ
圧縮/復元手段がデータ圧縮/復元手段識別子保存手段
に設定されると共にデータ圧縮手段の指定が行われ、こ
れを基に自己の計算機システム及び他の計算機システム
が共に有するデータ圧縮/復元手段の中で指定されたす
べてのデータ圧縮手段に対しデータ圧縮の依頼が行われ
る。そして、その中で最も圧縮効果のあったデータ圧縮
手段が選択され、その圧縮後に他の計算機システムに送
信される。
【0023】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、他の計算機システムに圧縮データを送信する必要の
ないときは、データ圧縮制御手段は、自己の計算機シス
テムが有するデータ圧縮手段のうちで、使用が指定され
ているデータ圧縮手段を検索し、その検索したデータ圧
縮手段に対しデータ圧縮指令を出し、検索したデータ圧
縮手段での圧縮データのうち最も圧縮効果のある圧縮デ
ータを選択して保存するようにしたものである。
【0024】これにより、データ圧縮後に自己の計算機
システムに圧縮データが保存される。そして、圧縮後に
そのデータ使用時にはデータ圧縮手段に対応したデータ
復元が行われデータを使用することが可能となる。
【0025】請求項6の発明は、請求項2乃至請求項5
の発明において、データを圧縮する際に、他の計算機シ
ステムの有するデータ圧縮/復元手段の問合せ及び自己
の計算機の有するデータ圧縮/復元手段の回答を行うデ
ータ圧縮/復元手段問合せ/回答手段を設け、他の計算
機システムからの回答をデータ圧縮/復元手段識別子保
存手段に保存するようにしたものである。
【0026】これにより、自己の計算機システムの有す
るデータ圧縮/復元手段がデータ圧縮/復元手段識別子
保存手段に設定されると共に他の計算機システムの有す
るデータ圧縮/復元手段の問い合わせが行われ、その回
答がデータ圧縮/復元手段識別子保存手段に設定され
る。また、他の計算機システムからの問い合わせに対し
て自己の計算機システムの有するデータ圧縮/復元手段
の識別子が回答される。さらにデータ圧縮方式の指定が
行われ、自己の計算機システム及び他の計算機システム
が共に有するデータ圧縮/復元手段の中で指定されたす
べてのデータ圧縮手段に対しデータ圧縮の依頼が行わ
れ、その中で最も圧縮効果のあった圧縮方式が選択さ
れ、その圧縮後にデータが保存又は他の計算機システム
に送信される。また圧縮後のデータ使用時にはデータ圧
縮方式に対応したデータ復元が行われデータを使用する
ことが可能となる。
【0027】請求項7の発明は、請求項2乃至請求項5
の発明において、データを圧縮する際に、自己の計算機
システムの有するデータ圧縮/復元手段を他の計算機シ
ステムに連絡すると共に、他の計算機システムの有する
データ圧縮/復元手段の連絡を受け取るデータ圧縮/復
元手段連絡手段を設け、他の計算機システムからの連絡
をデータ圧縮/復元手段識別子保存手段に保存するよう
にしたものである。
【0028】これにより、自己の計算機システムの有す
るデータ圧縮/復元手段がデータ圧縮/復元手段識別子
保存手段に設定され、この情報が他の計算機システムに
も連絡される。また、他の計算機システムからは他の計
算機システムの有するデータ圧縮/復元手段が連絡され
データ圧縮/復元手段識別子保存手段に設定される。さ
らに、データ圧縮方式の指定が行われ、自己の計算機シ
ステム及び他の計算機システムが共に有するデータ圧縮
/復元手段の中で指定されたすべてのデータ圧縮手段に
対しデータ圧縮の依頼が行われ、その中で最も圧縮効果
のあった圧縮方式が選択され、その圧縮後にデータが保
存又は他の計算機システムに送信される。また、圧縮後
のデータ使用時にはデータ圧縮方式に対応したデータ復
元が行われデータを使用することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態を示す計算機システムのブロック構成図である。図1
において、図6に示した従来例と同一部分については同
一符号を付して説明を省略する。この第1の実施の形態
は、データ圧縮制御手段5a及びデータ復元制御手段1
1aを図6に対し追加して設けたものである。すなわ
ち、データ圧縮制御手段5aは、データを圧縮する際
に、複数のデータ圧縮手段のすべてに対しデータ圧縮指
令を出し、複数のデータ圧縮手段での圧縮データのうち
最も圧縮効果のある圧縮データを選択し、自己の計算機
システムに保存したり、他の計算機にその圧縮データを
送信したりする。一方、データ復元制御手段11aは、
データ圧縮制御手段5aで選択され、圧縮データのうち
最も圧縮効果のある圧縮データを得られたデータ圧縮手
段8aiに対応するデータ復元手段12aiを選択し、
そのデータ復元手段12aiにデータの復元指令を出す
ものである。
【0030】これにより、自己の計算機システムの有す
るすべてのデータ圧縮手段に対しデータ圧縮の依頼が行
われ、最も圧縮効果のあった圧縮方式が選択され、その
圧縮データが保存又は他の計算機システムに送信され
る。またデータ圧縮後のデータ使用時にはデータ圧縮手
段に対応したデータ復元が行われデータを使用すること
が可能となる。
【0031】図1において、アプリケーションプログラ
ム群4aはマルチメディア等の各種データを入出力し使
用するアプリケーションプログラム群であり、これらア
プリケーションプログラム群4aは、演算処理した圧縮
すべきデータを圧縮前データ保存手段5aに保存する。
その後、データ圧縮制御手段7aにデータ圧縮の依頼を
行う。
【0032】データ圧縮制御手段7aは圧縮前データ保
存手段5aに保存されたデータを入力し、自己の計算機
システム1aの有するすべてのデータ圧縮手段8a1〜
8amにデータの圧縮を依頼する。データ圧縮手段8a
1〜8amはそのデータ圧縮方式によりデータを圧縮
し、データ圧縮制御手段7aに圧縮データを渡す。デー
タ圧縮制御手段7aは各データ圧縮手段8a1〜8am
により圧縮されたデータのうち、最もデータ圧縮効果の
あるものを圧縮後のデータのサイズにより判定し、それ
を圧縮データとする。この圧縮データは必要によりデー
タ送受信手段9aによりネットワーク100を介し他の
計算機システム1bに送信されたり、圧縮後データ保存
手段10aに保存されたりする。
【0033】また、アプリケーションプログラム群4a
は、圧縮後データ保存手段10aに保存された圧縮デー
タを使用する場合、データ復元制御手段11aにデータ
復元の依頼をする。データ復元制御手段11aは依頼を
受け、圧縮後データ保存手段10aより圧縮データを入
力し、その圧縮方式に対応したデータ復元手段12ai
を起動しデータ復元を依頼する。データ復元手段12a
1〜12amのうちの起動されたデータ復元手段12a
iは、そのデータ復元方式によりデータを復元し、復元
後にデータを復元後データ保存手段13aに保存した
後、データ復元完了をアプリケーションプログラム群4
aに通知する。アプリケーションプログラム群4aは復
元されたデータを復元後データ保存手段13aより入力
して使用する。
【0034】以上説明したように、この第1の実施の形
態によれば、最もデータ圧縮効果のあったデータ圧縮手
段8aiによる圧縮後にデータが選択され、自己の計算
機システム1aの圧縮後データ保存手段10aに保存さ
れたり、ネットワーク100を介して他の計算機システ
ム1bにデータ送信されたりする。これにより、データ
保存に必要なメモリ容量の節約およびデータ伝送時間の
短縮、さらにはデータ通信費用の節約が可能となる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図2は本発明の第2の実施の形態を示す計算
機システムのブロック構成図である。図2において、図
1に示した第1の実施の形態と同一部分については同一
符号を付して説明を省略する。この第2の実施の形態
は、入力手段2a及びデータ圧縮/復元手段識別子保存
手段3aを図1に対し追加して設けたものである。
【0036】すなわち、入力手段2aは、自己の計算機
システム1aが有するデータ圧縮/復元手段8a、12
a、及び他の計算機システムが有するデータ圧縮/復元
手段8b、12bを指定しその識別子を入力するもので
ある。この入力は予め人間系によって行われる。入出力
手段2aにて入力されたデータ圧縮/復元手段8、12
の識別子はデータ圧縮/復元手段識別子保存手段3aに
保存される。
【0037】そして、データ圧縮制御手段7aは、デー
タを圧縮する際にデータ圧縮/復元手段識別子保存手段
3aに保存された識別子に基づいて自己の計算機システ
ム1a及び他の計算機システム1bの双方が共に有する
データ圧縮手段8iを検索し、検索したすべてのデータ
圧縮手段8iに対しデータ圧縮指令を出し、検索したデ
ータ圧縮手段8iでの圧縮データのうち最も圧縮効果の
ある圧縮データを選択し、他の計算機システムにその圧
縮データを送信する。これにより、自己の計算機システ
ム1a及びデータ送信相手となる他の計算機システム1
bの有するデータ圧縮/復元手段8i、12iがデータ
圧縮/復元手段識別子保存手段3aに設定され、これを
基に自己の計算機システム1a及び他の計算機システム
1bが共に有するデータ圧縮/復元手段8i、12iに
該当するすべてのデータ圧縮に対しデータ圧縮の依頼が
行われる。そして、その中で最も圧縮効果のあった圧縮
方式が選択され、その圧縮後に圧縮データが他の計算機
システム1bに送信される。
【0038】一方、他の計算機システム1bに圧縮デー
タを送信する必要のないときは、データ圧縮制御手段7
aは、自己の計算機システム1aが有するすべてのデー
タ圧縮手段8aに対しデータ圧縮指令を出し、複数のデ
ータ圧縮手段8aでの圧縮データのうち最も圧縮効果の
ある圧縮データを選択して保存する。これにより、デー
タの圧縮後にデータが自己の計算機システム1aの圧縮
後データ保存手段10aに保存され、圧縮後におけるデ
ータ使用時にはデータ圧縮手段8aiに対応したデータ
復元がデータ復元手段12ai行われデータを使用する
ことが可能となる。
【0039】図2において、入出力手段2aを介しデー
タ圧縮/復元手段識別子保存手段3aに対し、自己の計
算機システムの有するデータ圧縮/復元手段8a、12
a、及びデータ送信相手となる他の計算機システム1b
の有するデータ圧縮/復元手段8b、12bを識別する
ため識別子が保存される。この識別子は自己の計算機シ
ステム1a及びデータ送信相手となる他の計算機システ
ム1b間で一意に決められ、対応するデータ圧縮/復元
手段8、12が判別できる様な識別子である。この第2
の実施の形態で用いる識別子の決め方は、以下に示すよ
うに、データ圧縮/復元方式の名称とする。
【0040】 圧縮方式 識別子 LHA圧縮方式 − 「LHA」 JPEG DCT圧縮方式 − 「JPEG DCT」 JPEG Spatial圧縮方式 − 「JPEG Spatial」 H.261圧縮方式 − 「H.261」 MPEG1圧縮方式 − 「MPEG1」 MPEG2圧縮方式 − 「MPEG2」 MPEG3圧縮方式 − 「MPEG3」 MPEG4圧縮方式 − 「MPEG4」 : : 但し、上記はあくまで一例であり、前述したように自己
の計算機システム1aとデータ送信相手となる他の計算
機システム1bとの間で一意に決められ、対応するデー
タ圧縮/復元手段8、12が判別できるものであれば、
どの様な識別子であっても差しつかえない。
【0041】ここで、アプリケーションプログラム群4
aはマルチメディア等の各種のデータを入出力し使用す
るアプリケーションプログラム群であり、これらアプリ
ケーションプログラム群4aは、演算処理した圧縮すべ
きデータを圧縮前データ保存手段5aに保存する。その
後、データ圧縮制御手段7aにデータ圧縮の依頼を行
う。データ圧縮制御手段7aは圧縮前データ保存手段5
aに保存されたデータを入力すると共に、データ圧縮/
復元手段識別子保存手段3aに保存された自己の計算機
システム1aの有するデータ圧縮/復元手段8a、12
a、及びデータ送信相手となる他の計算機システム1b
の有するデータ圧縮/復元手段8b、12bを示す識別
子を入力する。
【0042】データ圧縮制御手段7aは、これら入力よ
り自己の計算機システム1a内でデータを保存する場合
は、自己の計算機システム1aの有するデータ圧縮/復
元手段8aが何かを判別し、他の計算機システム1bに
データを送信する必要がある場合は、自己の計算機シス
テム1aにも他の計算機システム1bにも共に存在する
データ圧縮/復元手段8が何かを判別する。
【0043】例えば、以下の例の場合では、LHA圧縮
/復元手段、H.261圧縮/復元手段、MPEG1圧
縮/復元手段、MPEG2圧縮/復元手段が、自己の計
算機システム1a及び他の計算機システム1b共に存在
することが判別できる。
【0044】 自己の計算機システム識別子 他の計算機システム識別子 「LHA」 「LHA」 「JPEG DCT」 −−−−− 「JPEG Spatial」 −−−−− 「H.261」 「H.261」 「MPEG1」 「MPEG1」 「MPEG2」 「MPEG2」 「MPEG3」 −−−−− 「MPEG4」 −−−−− データ圧縮制御手段7aは、このように判別されたデー
タ圧縮/復元手段8、12に該当するすべてのデータ圧
縮手段8a1〜8amにデータ圧縮の依頼を行う。依頼
の行われたデータ圧縮手段8a1〜8amの中のデータ
圧縮手段は、そのデータ圧縮方式によりデータを圧縮
し、データ圧縮制御手段7aに圧縮データを渡す。デー
タ圧制御手段7aは圧縮されたデータのうち最も圧縮効
果のあるものを圧縮データのサイズにより判定し、これ
を圧縮データとする。
【0045】この圧縮データをデータ送信する必要があ
る場合は、データ送受信手段9aによりネットワーク1
00を介し他の計算機システム1bに送信される。自己
の計算機システム1a内の圧縮後データ保存手段10a
にデータ保存を行う場合は、データ圧縮制御手段7aは
圧縮後データ保存手段10aにその圧縮データを保存す
る。これ以外の動作は図1に示した第1の実施の形態と
同様である。
【0046】このように、この第2の実施の形態によれ
ば、最もデータ圧縮効果のあったデータ圧縮手段8iに
よる圧縮データが選択され圧縮後データ保存手段10a
に保存される。これによりデータ保存に必要なメモリ容
量の節約が可能となる。さらに、他の計算機システム1
bとのデータ通信においては、自己の計算機システム1
a及び他の計算機システム1bで共通の圧縮/復元手段
8、12のうち、最もデータ圧縮効果のあったデータ圧
縮手段8による圧縮データが選択されデータ送信され
る。これによりデータ伝送時間の短縮、さらにはデータ
通信費用の節約が可能となる。
【0047】図3は本発明の第3の実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図3において、図2に示した第2
の実施の形態と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。この第3の実施の形態は、データ圧縮/
復元手段指定手段6aを図2に対し追加して設けたもの
である。
【0048】すなわち、データ圧縮/復元手段指定手段
6aは、使用すべきデータ圧縮/復元手段8、12の指
定を行うための識別子を保存する。そして、データ圧縮
制御手段7aは、データを圧縮する際にデータ圧縮/復
元手段識別子保存手段3aに保存された識別子及びデー
タ圧縮/復元手段指定手段6aの識別子に基づいて、自
己の計算機システム1a及び他の計算機システム1bの
双方が共に有し、かつ使用が指定されているデータ圧縮
手段8を検索する。この検索したすべてのデータ圧縮手
段8に対しデータ圧縮指令を出し、検索したデータ圧縮
手段8での圧縮データのうち最も圧縮効果のある圧縮デ
ータを選択し、他の計算機システム1bにその圧縮デー
タを送信する。
【0049】これにより、自己の計算機システム1a及
びデータ送信相手となる他の計算機システム1bの有す
るデータ圧縮/復元手段8、12がデータ圧縮/復元手
段識別子保存手段3aに設定されると共にデータ圧縮手
段8の指定が行われ、これを基に自己の計算機システム
1a及び他の計算機システム1bが共に有するデータ圧
縮/復元手段8、12の中で指定されたすべてのデータ
圧縮手段8に対しデータ圧縮の依頼が行われる。そし
て、その中で最も圧縮効果のあったデータ圧縮手段8i
が選択され、その圧縮後に他の計算機システム1bに送
信される。
【0050】一方、他の計算機システム1bに圧縮デー
タを送信する必要のないときは、データ圧縮制御手段7
aは、自己の計算機システム1aが有するデータ圧縮手
段8a1〜8amのうちで、使用が指定されているデー
タ圧縮手段8jを検索し、その検索したデータ圧縮手段
8jに対しデータ圧縮指令を出し、検索したデータ圧縮
手段8jでの圧縮データのうち最も圧縮効果のある圧縮
データを選択して保存する。これにより、データ圧縮後
に自己の計算機システム1aに圧縮データが保存され
る。そして、圧縮後にそのデータ使用時にはデータ圧縮
手段8jに対応したデータ復元が行われデータを使用す
ることが可能となる。
【0051】この第3の実施の形態は、以下のような要
請に基づくものである。すなわち、種々の理由によりデ
ータ圧縮/復元手段8、12を限定又は特定したい場合
がある。これは、例えばデータ圧縮/復元方式の中には
可逆変換方式のものと不可逆変換方式のものがあり、デ
ータの使用用途によっては可逆変換方式でなければなら
なかったり、可逆変換方式でも不可逆変換方式でもどち
らでも良い等のケースがあるためである。ここで、可逆
変換とは、データ圧縮後にそのデータを復元した場合、
100%元のデータに変換され同じ品質のデータが得ら
れる方式であり、不可逆変換とは、データ圧縮後にその
データを復元した場合、100%元のデータに変換され
ずデータの品質が劣化する方式である。
【0052】このような理由からデータ圧縮/復元手段
8、12を限定又は特定したい場合には、アプリケーシ
ョンプログラム群4aは、そのデータの内容及び使用用
途に従い限定したい又は特定したいデータ圧縮/復元手
段8、12を示す識別子をデータ圧縮/復元手段指定手
段6aに保存すると共に、圧縮すべきデータを圧縮前デ
ータ保存手段5aに保存した後、データ圧縮制御手段7
aにデータ圧縮の依頼を行う。
【0053】データ圧縮/復元手段識別子保存手段3a
には、入出力手段2aにより自己の計算機システム1a
及びデータ送信相手となる他の計算機システム1bの有
するデータ圧縮/復元手段8、12を識別するための識
別子が保存されている。データ圧縮制御手段7aはデー
タ圧縮/復元手段識別子保存手段3aより自己の計算機
システム1a及びデータ送信相手となる他の計算機シス
テム1bの有するデータ圧縮/復元手段8、12の識別
子を入力し、圧縮前データ保存手段5aより圧縮すべき
データを入力する。そして、データ圧縮/復元手段指定
手段6aよりデータ圧縮/復元手段8、12を限定又は
特定するための識別子を入力する。
【0054】データ圧縮制御手段7aは、これら入力を
基に自己の計算機システム1a内でデータを保存する場
合は、限定又は特定されたデータ圧縮/復元手段8、1
2の内で自己の計算機システム1aの有するデータ復元
手段12が何か判別する。また、データ圧縮制御手段7
aは、これら入力を基に他の計算機システム1bにデー
タを送信する必要がある場合は、限定又は特定されたデ
ータ圧縮/復元手段8、12の内で、自己の計算機シス
テム1aにも他の計算機システム1bにも共に存在する
データ圧縮/復元手段8、12が何かを判別する。
【0055】例えば、以下の場合では、自己の計算機シ
ステム1aの圧縮後データ保存手段10aにデータ保存
する場合は、MPEG1圧縮手段、MPEG2圧縮手
段、MPEG3圧縮手段、MPEG4圧縮手段が選択さ
れ、他の計算機システム1bにデータを送信する場合
は、MPEG1圧縮手段、MPEG2圧縮手段が選択さ
れる。
【0056】 限定又は特定 自己の計算機システム 他の計算機システム された識別子 識別子 識別子 −−−−− [LHA] [LHA] −−−−− [JPEG DCT] −−−−− −−−−− [JPEG spatioal] −−−−− −−−−− [H.261] [H.261] [MPEG1] [MPEG1] [MPEG1] [MPEG2] [MPEG2] [MPEG2] [MPEG3] [MPEG3] −−−−− [MPEG4] [MPEG4] −−−−− データ圧縮制御手段7aは、このように判別されたすべ
てのデータ圧縮/復元手段8、12に該当するデータ圧
縮手段8aにデータ圧縮の依頼を行う。依頼の行われた
データ圧縮手段8aは、そのデータ圧縮方式によりデー
タを圧縮し、データ圧縮制御手段7aに圧縮データを渡
す。データ圧縮制御手段7aは圧縮されたデータのうち
最も圧縮効果のあるものを圧縮データのサイズにより判
定し、それを圧縮データとする。この圧縮データをデー
タ送信する必要がある場合はデータ送受信手段9aによ
りネットワーク100を介し他の計算機システム1bに
送信する。データ保存を行う場合は、データ圧縮制御手
段7aは圧縮後データ保存手段10aにその圧縮データ
を保存する。これ以外の動作は図2に示した第2の実施
の形態と同様である。
【0057】このように、この第3の実施の形態によれ
ば、そのデータの内容および使用用途により限定又は特
定された中で最もデータ圧縮効果のあったデータ圧縮手
段8iによる圧縮データが保存される。これによりデー
タ保存に必要なメモリ容量の節約が可能となる。さらに
他の計算機システム1bとのデータ通信においては、限
定又は特定された中でかつ自己の計算機システム1a及
び他の計算機システム1bで共通の圧縮/復元手段8、
12の内、最もデータ圧縮効果のあったデータ圧縮手段
8による圧縮データが選択され、データ送信される。こ
れによりデータ伝送時間の短縮さらにはデータ通信費用
の節約が可能となる。
【0058】図4は本発明の第4の実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図4において、図3に示した第3
の実施の形態と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。この第4の実施の形態は、データ圧縮/
復元手段問合せ/回答手段14aを図3に対し追加して
設けたものである。
【0059】すなわち、データを圧縮する際に、他の計
算機システム1bの有するデータ圧縮/復元手段8b、
12bの問合せ、及び自己の計算機システム1aの有す
るデータ圧縮/復元手段8a、12aの回答を行うデー
タ圧縮/復元手段問合せ/回答手段14aを設け、他の
計算機システム1bからの回答をデータ圧縮/復元手段
識別子保存手段3aに保存するようにしたものである。
【0060】これにより、自己の計算機システム1aの
有するデータ圧縮/復元手段8aがデータ圧縮/復元手
段識別子保存手段3aに設定されると共に、他の計算機
システム1bの有するデータ圧縮/復元手段8b、12
bの問い合わせが行われ、その回答がデータ圧縮/復元
手段識別子保存手段3aに設定される。また、他の計算
機システム1bからの問い合わせに対して自己の計算機
システム1aの有するデータ圧縮/復元手段8a、12
aの識別子が回答される。
【0061】さらにデータ圧縮方式の指定が行われ、自
己の計算機システム1a及び他の計算機システム1bが
共に有するデータ圧縮/復元手段8a、12aの中で指
定されたすべてのデータ圧縮手段8に対しデータ圧縮の
依頼が行われ、その中で最も圧縮効果のあった圧縮方式
が選択され、その圧縮後にデータが保存又は他の計算機
システム1bに送信される。また圧縮データ使用時には
データ圧縮方式に対応したデータ復元が行われデータを
使用することが可能となる。
【0062】図4において、データ圧縮制御手段7aは
データ送信すべきデータをアプリケーションプログラム
群4aより受け取った場合、データ圧縮/復元手段問合
せ/回答手段14aを起動する。データ圧縮/復元手段
問合せ/回答手段14aはネットワーク100を介し、
データ送信相手となる計算機システム1b内のデータ圧
縮/復元手段問合せ/回答手段b14bに計算機システ
ム1bが有するデータ圧縮/復元手段8、12は何かを
問い合わせる。
【0063】データ圧縮/復元手段問合せ/回答手段1
4bはこの問合せを受け、入出力手段2bに保存されて
いる自分の計算機システム1bの有するデータ圧縮/復
元手段8b、12bを示す識別子を入力し、入力した識
別子をネットワーク100を介しデータ圧縮/復元手段
問合せ/回答手段14aに送信する。データ圧縮/復元
手段問合せ/回答手段14aは、データ圧縮/復元手段
問合せ/回答手段14bより受信した、他の計算機シス
テム1bが有するデータ圧縮/復元手段8b、12bを
示す識別子をデータ圧縮/復元手段識別子保存手段3a
に保存する。他の計算機システム1bの中の各手段は、
計算機システム1aの対応する手段と同じ動作をするも
のである。これ以外の動作は図3に示した第3の実施の
形態と同様である。
【0064】このように、この第4の実施の形態によれ
ばデータ送信相手となる他の計算機システム1bの有す
るデータ圧縮/復元手段8b、12bを示す識別子が自
動的に入力され、自己の計算機システム1aと他の計算
機システム1bとが共通に有するデータ圧縮/復元手段
8、12の中で最もデータ圧縮効果のあったデータ圧縮
手段8iによる圧縮後データが選択されデータ送信され
る。これによりデータ伝送時間の短縮、さらにはデータ
通信費用の節約が可能となる。
【0065】次に、図5は本発明の第5の実施の形態を
示すブロック構成図である。図5において、図3に示し
た第3の実施の形態と同一部分については同一符号を付
して説明を省略する。この第5の実施の形態は、データ
圧縮/復元手段連絡手段15aを図3に対し追加した設
けたものである。つまり、図4に示したデータ圧縮/復
元手段問合せ/回答手段14aに代えて、データ圧縮/
復元手段連絡手段15aを設けたものである。
【0066】すなわち、データを圧縮する際に、自己の
計算機システム1aの有するデータ圧縮/復元手段8
a、12aを他の計算機システム1bに連絡すると共
に、他の計算機システム1bの有するデータ圧縮/復元
手段8b、12bの連絡を受け取るデータ圧縮/復元手
段連絡手段15aを設け、他の計算機システム1bから
の連絡をデータ圧縮/復元手段識別子保存手段3aに保
存するようにしたものである。
【0067】これにより、データ圧縮/復元手段識別子
保存手段3aに設定された自己の計算機システム1aの
有するデータ圧縮/復元手段8a、12aが、他の計算
機システム1bにも連絡される。また、他の計算機シス
テム1bからは他の計算機システム1bの有するデータ
圧縮/復元手段8b、12bが連絡されデータ圧縮/復
元手段識別子保存手段3aに設定される。
【0068】さらに、データ圧縮方式の指定が行われ、
自己の計算機システム1a及び他の計算機システム1b
が共に有するデータ圧縮/復元手段8、12の中で指定
されたすべてのデータ圧縮手段8に対しデータ圧縮の依
頼が行われ、その中で最も圧縮効果のあった圧縮方式が
選択され、その圧縮後にデータが圧縮後データ保存手段
10aに保存され、又は他の計算機システム1bに送信
される。また、圧縮後のデータ使用時にはデータ圧縮方
式に対応したデータ復元が行われデータを使用すること
が可能となる。
【0069】図5において、入出力手段2aは自己の計
算機システム1aの有するデータ圧縮/復元手段8a、
12aを示す識別子をデータ圧縮/復元手段識別子保存
手段3aに保存すると共に、データ圧縮/復元手段連絡
手段15aを起動する。データ圧縮/復元手段連絡手段
15aは自己の計算機システム1aの有するデータ圧縮
/復元手段8a、12aを示す識別子をデータ圧縮/復
元手段識別子保存手段3aより入力し、入力した識別子
をネットワーク100を介し他の計算機システム1b内
のデータ圧縮/復元手段連絡手段15bに送信する。
【0070】データ圧縮/復元手段連絡手段15bは送
信された自己の計算機システム1aの有するデータ圧縮
/復元手段8a、12aを示す識別子をデータ圧縮/復
元手段識別子保存手段3bに保存する。この逆の動作も
他の計算機システム1bから自己の計算機システム1a
に対して行われる。これ以外の動作は図3に示した第3
の実施の形態と同様である。
【0071】このように、この第5の実施の形態によれ
ば、データ送信相手となる他の計算機システム1bの有
するデータ圧縮/復元手段8b、12bを示す識別子が
自動的に入力され、自己の計算機システム1aと他の計
算機システム1bとが共通に有するデータ圧縮/復元手
段8、12の中で最もデータ圧縮効果のあったデータ圧
縮手段8による圧縮後データが選択されデータ送信され
る。これによりデータ伝送時間の短縮さらにはデータ通
信費用の節約が可能となる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればデ
ータ保存を行う場合は、自己の計算機システムの有する
データ圧縮手段の内で最もデータ圧縮効果のあるデータ
圧縮手段による圧縮データが選択され保存されることと
なる。これによりデータ保存に必要なメモリ容量を節約
することができる。
【0073】また、データ送信を行う場合は、自己の計
算機システム及び他の計算機システムが共通に有するデ
ータ圧縮/復元手段の内で最もデータ圧縮効果のあるデ
ータ圧縮手段による圧縮後データが選択され送信される
こととなる。これによりデータ伝送時間の短縮さらには
データ通信費用の節約ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図6】従来例を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1 計算機システム 2 入出力手段 3 データ圧縮/復元手段識別子保存手段 4 アプリケーションプログラム群 5 圧縮前データ保存手段 6 データ圧縮/復元手段指定手段 7 データ圧縮制御手段 8 データ圧縮手段 9 データ受信手段 10 圧縮後データ保存手段 11 データ復元制御手段 12 データ復元手段 13 復元後データ保存手段 14 データ圧縮/復元手段問合せ/回答手段 15 データ圧縮/復元手段連絡手段 100 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G06F 17/14 9289−5L G06F 15/40 370H H03M 7/30 15/332 S

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算処理したデータを複数のデータ圧縮
    手段のうち予め定められたデータ圧縮手段でデータ圧縮
    し、その圧縮データをネットワークを介して他の計算機
    システムに伝送したり、複数のデータ復元手段のうち前
    記データ圧縮に対応したデータ復元手段にて前記圧縮デ
    ータを復元し自己の計算機システムで使用したりする計
    算機システムにおいて、前記データを圧縮する際に前記
    複数のデータ圧縮手段のすべてに対しデータ圧縮指令を
    出し、前記複数のデータ圧縮手段での圧縮データのうち
    最も圧縮効果のある圧縮データを選択し、自己の計算機
    システムに保存したり、前記他の計算機システムにその
    圧縮データを送信したりするデータ圧縮制御手段を備え
    たことを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】 演算処理したデータを複数のデータ圧縮
    手段のうち予め定められたデータ圧縮手段でデータ圧縮
    し、その圧縮データをネットワークを介して他の計算機
    システムに伝送したり、複数のデータ復元手段のうち前
    記データ圧縮に対応したデータ復元手段にて前記圧縮デ
    ータを復元し自己の計算機システムで使用したりする計
    算機システムにおいて、自己の計算機システムが有する
    データ圧縮/復元手段及び他の計算機システムが有する
    データ圧縮/復元手段を指定しその識別子を入力するた
    めの入出力手段と、前記入出力手段にて入力された前記
    データ圧縮/復元手段の識別子を保存するデータ圧縮/
    復元手段識別子保存手段と、前記データを圧縮する際に
    前記データ圧縮/復元手段識別子保存手段に保存された
    識別子に基づいて自己の計算機システム及び他の計算機
    システムの双方が共に有するデータ圧縮手段を検索し、
    検索したすべてのデータ圧縮手段に対しデータ圧縮指令
    を出し、前記検索したデータ圧縮手段での圧縮データの
    うち最も圧縮効果のある圧縮データを選択し、前記他の
    計算機システムにその圧縮データを送信するデータ圧縮
    制御手段とを備えたことを特徴とする計算機システム。
  3. 【請求項3】 前記他の計算機システムに前記圧縮デー
    タを送信する必要のないときは、前記データ圧縮制御手
    段は、自己の計算機システムが有するすべてのデータ圧
    縮手段に対しデータ圧縮指令を出し、前記複数のデータ
    圧縮手段での圧縮データのうち最も圧縮効果のある圧縮
    データを選択して保存するようにしたことを特徴とする
    請求項2に記載の計算機システム。
  4. 【請求項4】 演算処理したデータを複数のデータ圧縮
    手段のうち予め定められたデータ圧縮手段でデータ圧縮
    し、その圧縮データをネットワークを介して他の計算機
    システムに伝送したり、複数のデータ復元手段のうち前
    記データ圧縮に対応したデータ復元手段にて前記圧縮デ
    ータを復元し自己の計算機システムで使用したりする計
    算機システムにおいて、自己の計算機システムが有する
    データ圧縮/復元手段及び他の計算機システムが有する
    データ圧縮/復元手段を指定しその識別子を入力するた
    めの入出力手段と、前記入出力手段にて入力された前記
    データ圧縮/復元手段の識別子を保存するデータ圧縮/
    復元手段識別子保存手段と、使用すべきデータ圧縮/復
    元手段の指定を行うための識別子を保存するデータ圧縮
    /復元手段指定手段と、前記データを圧縮する際に前記
    データ圧縮/復元手段識別子保存手段に保存された識別
    子及びデータ圧縮/復元手段指定手段の識別子に基づい
    て、自己の計算機システム及び他の計算機システムの双
    方が共に有しかつ使用が指定されているデータ圧縮手段
    を検索し、検索したすべてのデータ圧縮手段に対しデー
    タ圧縮指令を出し、前記検索したデータ圧縮手段での圧
    縮データのうち最も圧縮効果のある圧縮データを選択
    し、前記他の計算機システムにその圧縮データを送信す
    るデータ圧縮制御手段とを備えたことを特徴とする計算
    機システム。
  5. 【請求項5】 前記他の計算機システムに前記圧縮デー
    タを送信する必要のないときは、前記データ圧縮制御手
    段は、自己の計算機システムが有するデータ圧縮手段の
    うちで、使用が指定されているデータ圧縮手段を検索
    し、その検索したデータ圧縮手段に対しデータ圧縮指令
    を出し、前記検索したデータ圧縮手段での圧縮データの
    うち最も圧縮効果のある圧縮データを選択して保存する
    ようにしたことを特徴とする請求項4に記載の計算機シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記データを圧縮する際に、他の計算機
    システムの有するデータ圧縮/復元手段の問合せ及び自
    己の計算機の有するデータ圧縮/復元手段の回答を行う
    データ圧縮/復元手段問合せ/回答手段を設け、他の計
    算機システムからの回答を前記データ圧縮/復元手段識
    別子保存手段に保存するようにしたことを特徴とする請
    求項2乃至請求項5に記載の計算機システム。
  7. 【請求項7】 前記データを圧縮する際に、自己の計算
    機システムの有するデータ圧縮/復元手段を他の計算機
    システムに連絡すると共に、他の計算機システムの有す
    るデータ圧縮/復元手段の連絡を受け取るデータ圧縮/
    復元手段連絡手段を設け、他の計算機システムからの連
    絡を前記データ圧縮/復元手段識別子保存手段に保存す
    るようにしたことを特徴とする請求項2乃至請求項5に
    記載の計算機システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725225B1 (en) 1999-09-29 2004-04-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Data management apparatus and method for efficiently generating a blocked transposed file and converting that file using a stored compression method
JP2009087343A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Arm Ltd データ処理装置用のトレースストリームを発生するための技術
JP2011113443A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Mitsubishi Electric Corp ログ圧縮装置及びログ収集システム及びコンピュータプログラム及びログ圧縮方法

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