JPH09437U - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH09437U JPH09437U JP001643U JP164397U JPH09437U JP H09437 U JPH09437 U JP H09437U JP 001643 U JP001643 U JP 001643U JP 164397 U JP164397 U JP 164397U JP H09437 U JPH09437 U JP H09437U
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- magnetic disk
- gimbal spring
- magnetic head
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- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のFDD装置は、ディスクの着脱持に上
アームをアンロード位置に待避させていてが、アームの
先端又はジンバルバネと装置のカバーとの間に隙間があ
り、アームが固定されず耐衝撃性が悪かった。 【解決手段】 上記課題を解決するため本考案では、ジ
ンバルバネ20をカバー8に当接させ、ジンバルバネを
弾性変形させる構成とする。これにより、アーム3は、
上方へアンロードしようとする力とジンバルバネの弾性
変形による下方へ作用する力との釣り合いにより、所定
のアンロード位置に固定される。従って、カートリッジ
6が挿入されない状態での装置の耐衝撃性を高めること
を可能とする。
アームをアンロード位置に待避させていてが、アームの
先端又はジンバルバネと装置のカバーとの間に隙間があ
り、アームが固定されず耐衝撃性が悪かった。 【解決手段】 上記課題を解決するため本考案では、ジ
ンバルバネ20をカバー8に当接させ、ジンバルバネを
弾性変形させる構成とする。これにより、アーム3は、
上方へアンロードしようとする力とジンバルバネの弾性
変形による下方へ作用する力との釣り合いにより、所定
のアンロード位置に固定される。従って、カートリッジ
6が挿入されない状態での装置の耐衝撃性を高めること
を可能とする。
Description
【0001】
本考案は、磁気ディスクに対し磁気的に記録または再生が可能な磁気ディスク 装置に関し、特には磁気ヘッドの取付構造に関する。
【0002】
急速なOA機器の開発が展開され、携帯用機器の軽薄短小化は時間単位で進行 している。ワープロ、ラップトップ型コンピュータに使われるフロッピーディス クドライブ(以下、FDDと略す。)も例外ではなく軽薄短小化のための技術競 争が展開されている。
【0003】 このようなFDDの従来例を、図6乃至図8を用いて説明する。図6は、カー トリッジ6がFDDに装着されつつある状態のアンローディング時の構成を示す 説明図である。 同図において、1はキャリッジ、2はガイドレールであり、図示しないフレー ムに固定されている。3はアームであり、キャリッジ1に回転軸9により回転可 能に支持されている。4は磁気ヘッドであり、ジンバルバネ20を介してアーム 3の先端に保持されている。5は磁気ヘッドであり、図示されないジンバルバネ を介してキャリッジ1に保持されている。6はカートリッジであり、その内部に フロッピーディスク7を回転可能に収納している。8はカバーであり、ガイドレ ール2に摺動するキャリッジ装置10を保護している。
【0004】 アーム3は、カートリッジ6が未装着な状態では、図に示すように上方のアン ロード位置に持ち上げられた状態となっている。カートリッジ6の挿入がさらに 進むと、カートリッジ6は下方へ落ち、フロッピーディスク7を磁気ヘッド5へ 当接させる。同時に、アーム3が下方に回転し、フロッピ−ディスク7を上下の 磁気ヘッド4、5で挟持する。そして、フロッピーディスク7が回転駆動され、 磁気ヘッド4、5を介して情報のリ−ド/ライトが行われる。また、排出持には カ−トリッジ6は上方の元の位置、すなわちアンロード位置へ持ち上げられる。
【0005】 アンロ−ド位置では、ア−ム3またはジンバルバネ20がカバ−8と接触しな いように所定の間隙が設けられている。
【0006】 次に、従来技術におけるジンバルバネ20とこれを取り付けるア−ムの先端の 形状についてを図7及び図8を用いて説明する。図7は磁気ヘッド取り付け側か ら見た斜視図であり、図8はその裏側から見た斜視図を示す。 ジンバルバネ20は磁気ヘッド4を固着する内枠23と、この内枠23に支持 軸25により接続されている中枠22と、この中枠22に支持軸24により接続 されている取り付け部21とにより構成されている。支持軸24、25は細長い 板状でねじれにより回転するように構成されている。
【0007】 2つの支持軸25は内枠23を侠んで対称に1つの軸を形成するように配置さ れ、磁気ヘッド4を固着した内枠23が中枠22に対し、この軸回りに回転可能 となっている。同様に2つの支持軸24は、前記支持軸25と直角に中枠22を 侠んで対称に1つの軸を形成するように配置され、中枠23を取り付け部21に 対してこの軸回りに回転可能としている。結果として、磁気ヘッド4はフロッピ ーディスク7の記録面に対して平行で互いに直行する4軸回りに回転可能となっ ていて、フロッピ−ディスク7の記録面のうねりの影響を排除して常時その面と 密着した接触状態を維持することを可能としている。
【0008】 ア−ム3は、その先端に表裏を貫通した窓部11を有し、この周囲にジンバル バネ20の取り付け部21が接着により固定されている。中枠22は窓部11の 平面内に配置され、前記磁気ヘッド4の前記回転運動を妨げないようになってい る。
【0009】
以上説明したように、従来の構成ではジンバルバネとカバーとの間に間隙が設 けられていたために、装置が厚く大型となっていた。また、アームがアンロード 位置において、片持ち支持の状態となっていたため、装置に衝撃が加えられたと きに容易に変動し破損するという問題があった。 本考案の目的は、上記問題点を解決し、耐衝撃性に優れ、薄型で軽量な磁気デ ィスク装置を提供することである。
【0010】
磁気ディスクの半径方向に摺動自在に設けられたキャリッジと、このキャリッ ジに回転可能に支持されたアームと、このアームにジンバルバネを介して支持さ れる磁気ヘッドと、このれの部材を保護するようにアームの上方に設けられたカ バー部材とを有し、前記アームが、前記磁気ディスクが装着されたときに前記磁 気ヘッドを前記磁気ディスクに接触させるためのロード位置と、前記磁気ディス クが装着されていないときに前記磁気ヘッドを上方に待避させるアンロード位置 との間で回動可能に構成されている磁気ディスク装置において、前記アームはア ンロード位置において、前記カバー部材により上方への回転を規制されることを 特徴とする。
【0011】 また、前記ジンバルバネの一部がカバー部材に当接することで、アームの上方 への回転が規制されることを特徴とする。
【0012】 また、前記ジンバルバネがカバ−部材と当接して弾性変形することで前記磁気 ヘッドを水平に保つことを特徴とする。
【0013】 また、前記ジンバルバネがスペ−サを介してカバ−部材に当接することを特徴と する。
【0014】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は本考案に係るFDD のアンロ−ディング時の状態を示す概略の側面図であり、カ−トリッジ6は挿入 又は排出が可能な位置にあり、ア−ム3は上方のアンロ−ド位置に待避した状態 を示している。図2は図1で示したFDDのロ−ディング時の状態を示す概略の 側面図であり、カ−トトリッジ6はアンロ−ディング時に比べ下方へ落ち込み、 所定の位置へ装着されている。ア−ム3はロ−ディング位置にあり、上下の磁気 ヘッド4、5がフロッピ−ディスク7を挟持し情報のリ−ド/ライトが可能な状 態となっている。図3は図1のア−ム3の先端のより詳細な拡大図を示し、図4 と図5は本考案に係るFDDのジンバルバネ20とア−ム3の先端部の形状を示 す斜視図であり、それぞれ磁気ヘッド4の取り付け側から見た図とその裏側から 見た図を示している。
【0015】 図2において、キャリッジ1は磁気ヘッド5を一端に担持し、他端にはア−ム 3を回転軸9の回りに回転可能に支持し、ガイドレ−ル2に案内されてフロッピ −ディスク7の半径方向に往復動可能に構成されている。ア−ム3はジンバルバ ネ20を介して、下側の磁気ヘッド5と対向する位置に上側の磁気ヘッド4を担 持し、回転軸9によりキャリッジ1に回動自在に支持されている。従って、ロ− ディング時に於いて上下磁気ヘッド4、5はカ−トリッジ6の中に収納されたフ ロッピ−ディスク7を所定の接触圧で侠持し、その半径方向に往復動して任意の 記録トラックに情報のリ−ド/ライトを行う。
【0016】 次に本考案の効果が最も現れるアンロ−ディング時について図1を用いて説明 する。カ−トリッジ6は情報のリ−ド/ライトが終了し装置外部にイジェクトさ れるとき、図で示すアンロ−ド位置に持上られ、その後水平に移動し装置外部に 排出される。カ−トリッジ6の装置内への挿入については以上の動作の反対が行 われ、図2において既に説明したロ−ディング時の状態となる。
【0017】 ア−ム3は、カ−トリッジ6の上昇と共に回転軸9の回り反時計方向に回転し 、ジンバルバネ20の磁気ヘッド4の取り付け側と反対の先端部に固着されたス ペ−サ26をカバ−8と当接させる。ア−ム3はその後も回転し、磁気ヘッド4 を水平な状態となるまでジンバルバネ20を弾性変形させ、カ−トリッジ6を挿 抜するのに十分な程度、上下磁気ヘッド4、5間隙を設ける。
【0018】 従って、図からわかるように、ジンバルバネ20が弾性変形する分、本考案に 係るFDDはカ−トリッジ6の上面とカバ−8との間隙H1を従来に比べ非常に 小さくすることが可能である。また、アンロ−ディング時にア−ム3の回転を規 制するために、装置に衝撃が加えられてもア−ム3が回転振動することを防止す る。
【0019】 次に図3により、ジンバルバネ20がカバ−8に当接し、弾性変形する詳細に ついてを説明する。 図3は図2のア−ム先端部分を拡大した説明であり、ア−ムがアンロード位置 にある時のジンバルバネ20と磁気ヘッド4の構成を図示している。自由端とな っている中枠22の先端にスペ−サ26が固着しカバ−8の下面に接触し、ア− ム先端、あるいは図示しないが磁気ヘッド4の背面の配線部材等がカバ−8に接 触しないようにスペ−スを確保している。また中枠支持部24を中心にして中枠 22を回転させる力の作用点となっている。そして、アーム3の回転に伴い中枠 支持部24がねじれて中枠22は水平な状態に変形する。
【0020】 ジンバルバネ20の詳細な形状とアーム3の先端部の形状について、図4と図 5を用いて説明する。図に示すように、ア−ム3の先端には突部31と32が形 成され、コの字形の凹部33が形成されている。ジンバルバネ20は、取付部2 1、中枠22、内枠23、中枠支持部24、内枠支持部25、スペーサ26より なり、取付部21により、ア−ム3の前記凹部33の周縁に固着されている。
【0021】 内枠23は、フロッピーディスクに対向する面に磁気ヘッド4を固定し支持し ている。内枠23は矢印X方向に設けられた内枠支持部25により中枠22に支 持されている。内枠支持部25はわずかな幅のブリッジ構造として形成されてい るため、容易にねじれ運動が可能であり、内枠23すなわち磁気ヘッド4を矢印 Xに平行で、内枠支持部25の中心を通る軸の回りに回転することを可能として いる。
【0022】 同様に、中枠22は、内枠支持部25に直角方向である矢印Yの方向に形成さ れた中枠支持部24により取付部21に支持されている。そして、中枠支持部2 4もまたわずかな幅のブリッジ構造をしているので、容易にねじれ運動が可能で あり、内枠23すなわち磁気ヘッド4を矢印Yに平行で、中枠支持部24の中心 を通る軸の回りに回転することを可能としている。
【0023】 取付部21は、中枠支持部24よりアーム3の後端側(矢印X方向)にのみ形 成されている。そして、ジンバルバネ20は、アーム3の後端側にのみ形成され た取付部21により、アーム3の凹部33の周縁に固着されている。 また、アーム3の突部31と32は、中枠支持部24より先端側には突出しな いように形成されている。 また、中枠23のアーム先端側で磁気ヘッド4と反対側にはスペーサ26が固 着されている。
【0024】
以上の説明で明らかなように、本考案によればアンロード位置において、アー ムの上方への回転をカバー部材により規制したので、ジンバルバネとカバー部材 との間の間隙を小さくし、装置を薄く小型とすることができる。また、アンロー ド位置でアームを確実に支持することができるために、装置に加えられた衝撃に よるアームの変動を防ぎ、装置の耐衝撃性を改善するという効果を有する。
【図1】本考案に係るFDDのアンロ−ディング時の概
略を説明する側面図である。
略を説明する側面図である。
【図2】本考案に係るFDDのローディング時の概略を
説明する側面図である。
説明する側面図である。
【図3】図1に示すア−ム先端部を拡大した側面図であ
る。
る。
【図4】本考案に係るFDDのアーム先端の部分拡大し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図5】図4を裏から見た斜視図である。
【図6】従来のFDDのアンロ−ディング時の概略を説
明する側面図である。
明する側面図である。
【図7】従来のFDDのア−ム先端部の斜視図である。
【図8】図7を裏から見た斜視図である。
1 キャリッジ 2 ガイドレール 3 アーム 4,5 磁気ヘッド 20 ジンバルバネ 21 取付部 22 中枠 23 内枠 24 中枠支持部 25 内枠支持部 26 スペーサ 31、32 突部
Claims (4)
- 【請求項1】 磁気ディスクの半径方向に摺動自在に設
けられたキャリッジと、このキャリッジに回転可能に支
持されたアームと、このアームにジンバルバネを介して
支持される磁気ヘッドと、このれの部材を保護するよう
にアームの上方に設けられたカバー部材とを有し、前記
アームが、前記磁気ディスクが装着されたときに前記磁
気ヘッドを前記磁気ディスクに接触させるためのロード
位置と、前記磁気ディスクが装着されていないときに前
記磁気ヘッドを上方に待避させるアンロード位置との間
で回動可能に構成されている磁気ディスク装置におい
て、前記アームはアンロード位置において、前記カバー
部材により上方への回転を規制されることを特徴とする
磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 前記ジンバルバネの一部がカバー部材に
当接することで、アームの上方への回転が規制されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項3】 前記ジンバルバネがカバ−部材と当接し
て弾性変形することで前記磁気ヘッドを水平に保つこと
を特徴とする請求項2に記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項4】 前記ジンバルバネがスペ−サを介してカ
バ−部材に当接することを特徴とする請求項2または請
求項3に記載の磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP001643U JPH09437U (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP001643U JPH09437U (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09437U true JPH09437U (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=15792361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP001643U Pending JPH09437U (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09437U (ja) |
-
1997
- 1997-03-13 JP JP001643U patent/JPH09437U/ja active Pending
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