JP2812937B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2812937B2
JP2812937B2 JP9177001A JP17700197A JP2812937B2 JP 2812937 B2 JP2812937 B2 JP 2812937B2 JP 9177001 A JP9177001 A JP 9177001A JP 17700197 A JP17700197 A JP 17700197A JP 2812937 B2 JP2812937 B2 JP 2812937B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクに対
し磁気的に記録または再生が可能な磁気ディスク装置に
関し、特には磁気ヘッドの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】急速なOA機器の開発が展開され、携帯
用機器の軽薄短小化は時間単位で進行している。ワープ
ロ、ラップトップ型コンピュータに使われるフロッピー
ディスクドライブ(以下、FDDと略す。)も例外では
なく軽薄短小化のための技術競争が展開されている。
【0003】このようなFDDの従来例を、図6を用い
て説明する。図6は、カートリッジ6がFDDに装着さ
れつつある状態のアンローディング時の構成を示す説明
図である。同図において、1はキャリッジ、2はガイド
レールであり、図示しないフレームに固定されている。
3はアームであり、キャリッジ1に回転軸9により回転
可能に支持されている。4は磁気ヘッドであり、ジンバ
ルバネ20を介してアーム3の先端に保持されている。
5は磁気ヘッドであり、ジンバルバネ20を介してキャ
リッジ1に保持されている。6はカートリッジであり、
その内部にフロッピーディスク7を回転可能に収納して
いる。8はカバーであり、ガイドレール2に摺動するキ
ャリッジ装置10を保護している。
【0004】アーム3は、キャリッジ1に回転軸9によ
り上下方向に回動自在に支持されている。そして、カー
トリッジ6が未装着な状態では、図に示すように上方の
アンロード位置に持ち上げられた状態となっている。カ
ートリッジ6の挿入がさらに進むと、カートリッジ6は
下方へ落ち、フロッピーディスク7を磁気ヘッド5へ当
接させる。同時に、アーム3が下方に回転し、フロッピ
−ディスク7を上下の磁気ヘッド4、5で挟持する。そ
して、フロッピーディスク7に対して磁気ヘッド4、5
により情報のリ−ド/ライトが行われる。また、排出持
にはカ−トリッジ6は上方の元の位置へ持ち上げられ
る。同時に、アーム3もまた上方へ回転してアンロード
位置へ持ち上げられる。
【0005】アンロ−ド位置では、ア−ム3がカバ−8
と接触しないように所定の間隙が設けられていて、前記
昇降動作が確実に行われるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の構成ではジンバルバネをアームに固定するための
取付部がジンバルバネの全周に設けられていた。そして
アーム側にも全周に設けられた前記取付部に対応して、
全周にジンバルバネの固定部が設けられていた。このた
め、アームがアンロードとの回転軸からジンバルバネの
先端部まで存在していた。このためアームとカバーとの
接触を防ぐように装置を厚くしなければならないという
問題があった。本発明の目的は、上記問題点を解決し、
耐衝撃性に優れ、薄型で軽量な磁気ディスク装置を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に構じた本考案の要旨は、磁気ディスクの半径方向に摺
動可能に設けられたキャリッジと、このキャリッジに回
転可能に支持され磁気ヘッドをジンバルを介して支持す
るアームとを有し、ジンバルバネは、磁気ヘッドが固定
される内枠と、この内枠の外側に設けられ内枠を第1の
支持軸で支持する中枠と、この中枠のさらに外側に設け
られ中枠を第2の支持軸で支持する取付部とを備え、ジ
ンバルバネが前記アームの先端に取付部により固定され
る磁気ディスク装置において、第1の支持軸はアームの
長手方向に平行に形成され、第2の支持軸はアームの長
手方向に直角に形成され、前記取付部が、第2の支持軸
より前記アームの後端側にのみ設けられていることを
特徴とする。
【0008】
【0009】また、前記ア−ムが、上方へ回転したとき
ジンバルバネがカバ−部材により規制を受け磁気ヘッド
を水平に保つように弾性変形することを特徴とする。
【0010】また、前記ジンバルバネが、スペ−サを介
して前記カバ−部材に当接することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1と図2は、本発明に係るFDDの
ジンバルバネ20とアーム3の先端部の形状を示す斜視
図であり、それぞれ磁気ヘッド4の取付側から見た図
と、その裏側から見た図を示す。図3は、本発明に係る
磁気ディスク装置のアンロードの状態における概略の側
面図であり、図4は同様にロードの状態における概略の
側面図である。図5は図3の磁気ヘッドの部分の部分拡
大図である。
【0012】まず、本発明の最も特徴的構成であるジン
バルバネ20の形状とアーム3の先端部の形状につい
て、図1と図2を用いて説明する。両図に示すように、
ア−ム3の先端には突部31と32が形成され、コの字
形の凹部33が形成されている。ジンバルバネ20は、
取付部21、中枠22、内枠23、中枠支持部24、内
枠支持部25、スペーサ26より構成されている。そし
て、取付部21により、ア−ム3の前記凹部33の周縁
に固着されている。
【0013】内枠23は、フロッピーディスクに対向す
る面に磁気ヘッド4を固定し支持している。内枠23は
矢印X方向に平行に設けられた内枠支持部25により中
枠22により支持されている。内枠支持部25はわずか
な幅のブリッジ構造として形成されているため、容易に
ねじれ運動が可能であり、内枠23すなわち磁気ヘッド
4を矢印Xに平行で、内枠支持部25の中心を通る軸の
回りに回転することを可能としている。
【0014】同様に、中枠22は、内枠支持部25に直
角方向である矢印Yの方向に形成された中枠支持部24
により取付部21に支持されている。そして、中枠支持
部24もまたわずかな幅のブリッジ構造をしているの
で、容易にねじれ運動が可能であり、内枠23すなわち
磁気ヘッド4を矢印Yに平行で、中枠支持部24の中心
を通る軸の回りに回転することを可能としている。
【0015】取付部21は、中枠支持部24よりアーム
3の後端側(矢印X方向)にのみ形成されている。そし
て、ジンバルバネ20は、アーム3の後端側にのみ形成
された取付部21により、アーム3の凹部33の周縁に
固着されている。また、アーム3の突部31と32は、
中枠支持部24より先端側には突出しないように形成さ
れている。また、中枠23のアーム先端側で磁気ヘッド
4と反対側にはスペーサ26が固着されている。
【0016】このように構成された、ジンバルバネ20
は、内枠支持部25と中枠支持部24により、全方位に
運動することを可能とし、磁気ヘッド4をフロッピーデ
ィスクの回転に伴ううねりに追随させ、磁気ヘッド4を
フロッピーディスクに十分に密着させる。
【0017】そして、この実施例のように、ジンバルバ
ネ20の取付部21を中枠支持部24より先端部分を取
り除くためには、中枠支持部24がアームの長手方向に
対して垂直方向に形成されていなくてはならない。
【0018】次に本発明に係るFDDのロード時とアン
ロード時の状態について、図3乃至図5を用いて説明す
る。図3において、キャリッジ1は磁気ヘッド5を一端
に担持し、他端にはア−ム3を回転軸9の回りに回転可
能に支持し、ガイドレ−ル2に案内されて、フロッピ−
ディスク7の半径方向に往復動可能に構成されている。
ロ−ディング時において上下磁気ヘッド4、5はカ−ト
リッジ6の中に収納されたフロッピ−ディスク7を所定
の接触圧で挟持し、その半径方向に往復動して情報のリ
−ド/ライトを行う。
【0019】次に本発明の効果が最も現れるアンロ−デ
ィング時について図4を用いて説明する。カ−トリッジ
6は情報のリ−ド/ライトが終了し装置外部にイジェク
トされるとき、まず不図示の昇降機構により、図で示す
アンロ−ド位置に持上られ、その後不図示の排出機構に
より水平に移動し装置外部に排出される。カ−トリッジ
6の装置内への挿入については以上の動作の反対が行わ
れ、図3において既に説明したロ−ディング時の状態と
なる。
【0020】ア−ム3は前記図示しない昇降機構に機械
的に連動して、カ−トリッジ6の上昇と共に回転軸9の
回り反時計方向に回転し、ジンバルバネ20の磁気ヘッ
ド4の取付側と反対の先端部に固着されたスペ−サ26
をカバ−8と当接させる。ア−ム3はその後も回転し、
磁気ヘッド4を水平な状態となるまでジンバルバネ20
を弾性変形させ、カ−トリッジ6を挿抜するのに十分な
程度、上下磁気ヘッド4、5間隙を設ける。
【0021】従って、図からわかるように、ジンバルバ
ネ20が弾性変形する分、本発明に係るFDDはカ−ト
リッジ6の上面とカバ−8との間隙H1を従来に比べ非
常に小さくすることが可能である。また、アンロ−ディ
ング時にア−ム3の回転を規制するために、装置に衝撃
が加えられてもア−ム3が回転振動することを防止す
る。 ジンバルバネ20がカバ−8に当接し、弾性変形
する詳細については図5を用いて後で説明する。
【0022】図5は図4のア−ム先端部分を拡大した説
明であり、ア−ムが開口した時のジンバルバネ20と磁
気ヘッドの構成を図示している。自由端となっている中
枠22の先端にスペ−サ26が固着しカバ−8の下面に
接触し、ア−ム先端、あるいは図示しないが磁気ヘッド
背面の配線部材等がカバ−8に接触しないようにスペ−
スを確保している。また中枠支持部24を中心にして中
枠22を回転させる力の作用点となっている。従来例を
示す図6の磁気ヘッド4の位置はア−ム3と同傾斜をと
っているのに対し、本実施例の磁気ヘッド4の位置は、
中枠支持部24がねじれて中枠22がほぼ水平を保持し
ているために、水平に配置される。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明は
ジンバルバネの内枠を支持する第1の支持軸をアームの
長手方向に平行に設け、そして中枠を支持する第2の支
持軸をアームの長手方向に対し直角に設けた構成として
いるので、ジンバルバネのアーム先端側の取付部を除去
することが可能であり、これによりアームの最大回転半
径を小さくし、装置を薄型とすることを可能としてい
る。更に、取付部を第2の支持軸よりアームの略後端部
にのみ設け、しかも、第2の支持軸がアームの長手方向
に垂直に設けられていることから、ジンバルバネのアー
ム先端側がカバーに当接しても、中枠が水平な姿勢とな
るようにジンバルバネが容易に変形する。このため、ジ
ンバルバネを積極的にカバーに当接させることで、装置
をさらに薄くすることを可能とし、またジンバルバネの
変形による弾性によりアームをアンロード位置に支持す
ることができるので、装置の耐衝撃性を上げることを可
能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るFDDのアーム先端の部分拡大し
た斜視図である。
【図2】図4を裏から見た斜視図である。
【図3】本発明に係るFDDのローディング時の概略を
説明する側面図である。
【図4】本発明に係るFDDのアンロ−ディング時の概
略を説明する側面図である。
【図5】図4に示すア−ム先端部を拡大した側面図であ
る。
【図6】従来のFDDのアンロ−ディング時の概略を説
明する側面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 ガイドレール 3 アーム 4,5 磁気ヘッド 20 ジンバルバネ 21 取付部 22 中枠 23 内枠 24 中枠支持部 25 内枠支持部 26 スペーサ 31、32 突部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクの半径方向に摺動可能に設
    けられたキャリッジと、このキャリッジに回転可能に支
    持され磁気ヘッドをジンバルバネを介して支持するアー
    ムとを有し、前記ジンバルバネは、磁気ヘッドが固定さ
    れる内枠と、この内枠の外側に設けられ内枠を第1の
    支持軸で支持する中枠と、この中枠のさらに外側に設け
    られ中枠を第2の支持軸で支持する取付部とを備え、
    前記ジンバルバネが前記アームの先端に前記取付部によ
    り固定される磁気ディスク装置において、前記 第1の支持軸は前記アームの長手方向に平行に形成
    され、前記第2の支持軸は前記アームの長手方向に直角
    に形成され、前記取付部は前記第2の支持軸より前記ア
    ームの略後端部にのみ設けられていることを特徴とする
    磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ア−ムが、上方へ回転したとき前記
    ジンバルバネがカバー部材により規制を受け磁気ヘッド
    を水平に保つように弾性変形することを特徴とする請求
    に記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ジンバルバネが、スペーサを介して
    前記カバー部材に当接することを特徴とする請求項
    記載の磁気ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0828026B2 (ja) * 1986-10-01 1996-03-21 セイコーエプソン株式会社 磁気記録装置
JPH0718053Y2 (ja) * 1988-03-28 1995-04-26 ソニー株式会社 ヘッド支持装置
JP2551713Y2 (ja) * 1990-07-03 1997-10-27 シチズン時計株式会社 磁気ヘッド取付機構

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