JPH09435A - 電磁誘導加熱用容器の製造方法 - Google Patents
電磁誘導加熱用容器の製造方法Info
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- JPH09435A JPH09435A JP15815295A JP15815295A JPH09435A JP H09435 A JPH09435 A JP H09435A JP 15815295 A JP15815295 A JP 15815295A JP 15815295 A JP15815295 A JP 15815295A JP H09435 A JPH09435 A JP H09435A
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- container
- electromagnetic induction
- induction heating
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- General Induction Heating (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アルミニウムからなる本体部の下部外側にス
テンレスからなる発熱部を設けた容器を安価に製造す
る。 【構成】 アルミニウム材3とステンレス材4とのクラ
ッド材5を用いる。このクラッド材5をスピニングやプ
レスによる絞りによって所定の容器状に成形するととも
に、容器の側面となる部分でステンレス材4を切削して
除去する。この切削は、成形の前でも途中でも後でもよ
い。 【効果】 熱伝導性に優れたアルミニウムからなる本体
部1の下部外側にのみ発熱部2があるので、均一で効率
よい加熱ができる。
テンレスからなる発熱部を設けた容器を安価に製造す
る。 【構成】 アルミニウム材3とステンレス材4とのクラ
ッド材5を用いる。このクラッド材5をスピニングやプ
レスによる絞りによって所定の容器状に成形するととも
に、容器の側面となる部分でステンレス材4を切削して
除去する。この切削は、成形の前でも途中でも後でもよ
い。 【効果】 熱伝導性に優れたアルミニウムからなる本体
部1の下部外側にのみ発熱部2があるので、均一で効率
よい加熱ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用または業務用の
鍋あるいはフライパンなどの電磁誘導加熱用容器の製造
方法に関する。
鍋あるいはフライパンなどの電磁誘導加熱用容器の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、家庭用または業務用の鍋あるいは
フライパンなどの調理容器の加熱方法として、電磁誘導
加熱が導入されてきており、この傾向は、今後ますます
進むものと思われる。特に家庭用のものにおいては、従
来のようなガスこんろなどを用いた加熱では、老齢化が
進む中で、地震時に火災が発生したり、あるいは、一人
住まいの家庭でガスの火のつけっぱなしにより火災が発
生したりの事故のおそれがある。一方、業務用のものに
おいても、高層ビルや地下では、電気以外の熱源は許可
になりにくい状況もある。このような事情もあって、電
磁誘導加熱の導入が進んでいる。
フライパンなどの調理容器の加熱方法として、電磁誘導
加熱が導入されてきており、この傾向は、今後ますます
進むものと思われる。特に家庭用のものにおいては、従
来のようなガスこんろなどを用いた加熱では、老齢化が
進む中で、地震時に火災が発生したり、あるいは、一人
住まいの家庭でガスの火のつけっぱなしにより火災が発
生したりの事故のおそれがある。一方、業務用のものに
おいても、高層ビルや地下では、電気以外の熱源は許可
になりにくい状況もある。このような事情もあって、電
磁誘導加熱の導入が進んでいる。
【0003】電磁誘導加熱用の鍋やフライパンは、少な
くとも一部が磁性材料からなっていなければならない。
磁性材料としては例えばフェライト系ステンレスが用い
られるが、ステンレスは、重いとともに、熱伝導性、放
熱性が悪い問題がある。そして、電磁誘導加熱用のこん
ろは、通常、容器の底部の下方に電磁誘導コイルが位置
するため、前記熱伝導性、放熱性の悪さのために、電磁
誘導コイルの上方の容器の底部にのみ高い熱が発生する
とともに、この熱がこもって焦げ付きの原因となる。
くとも一部が磁性材料からなっていなければならない。
磁性材料としては例えばフェライト系ステンレスが用い
られるが、ステンレスは、重いとともに、熱伝導性、放
熱性が悪い問題がある。そして、電磁誘導加熱用のこん
ろは、通常、容器の底部の下方に電磁誘導コイルが位置
するため、前記熱伝導性、放熱性の悪さのために、電磁
誘導コイルの上方の容器の底部にのみ高い熱が発生する
とともに、この熱がこもって焦げ付きの原因となる。
【0004】そこで、ステンレスと非磁性材料であるア
ルミニウムとのクラッド材を用い、このクラッド材をス
テンレス側が外側になるようにして成形して電磁誘導加
熱用容器を製造することも行われている。しかし、容器
全体がアルミニウムとステンレスとの2層になっている
のでは、ステンレスの熱伝導性、放熱性の悪さのため
に、前記と同様の問題がある。
ルミニウムとのクラッド材を用い、このクラッド材をス
テンレス側が外側になるようにして成形して電磁誘導加
熱用容器を製造することも行われている。しかし、容器
全体がアルミニウムとステンレスとの2層になっている
のでは、ステンレスの熱伝導性、放熱性の悪さのため
に、前記と同様の問題がある。
【0005】これに対して、実登3003268 号公報には、
ステンレスからなる下側の底部材と、アルミニウムから
なる上側の胴部とを溶接して電磁誘導加熱用容器を製造
することが記載されている。しかし、このように溶接に
より製造された容器では、製造コストが高くつくととも
に、接合部に錆が生じやすいなどの問題がある。
ステンレスからなる下側の底部材と、アルミニウムから
なる上側の胴部とを溶接して電磁誘導加熱用容器を製造
することが記載されている。しかし、このように溶接に
より製造された容器では、製造コストが高くつくととも
に、接合部に錆が生じやすいなどの問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、磁性材
料と非磁性材料とのクラッド材を成形してなる従来の電
磁誘導加熱用容器では、容器の外面全体が磁性材料から
なっているため、容器の底部にのみ高い熱が発生して、
焦げ付きをきたすなどの問題があった。また、磁性材料
からなる底部材とアルミニウムからなる胴部とを溶接し
てなる電磁誘導加熱用容器も提案されているが、この容
器では、製造コストが高くつくなどの問題があった。
料と非磁性材料とのクラッド材を成形してなる従来の電
磁誘導加熱用容器では、容器の外面全体が磁性材料から
なっているため、容器の底部にのみ高い熱が発生して、
焦げ付きをきたすなどの問題があった。また、磁性材料
からなる底部材とアルミニウムからなる胴部とを溶接し
てなる電磁誘導加熱用容器も提案されているが、この容
器では、製造コストが高くつくなどの問題があった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、均一で効率のよい加熱ができるととも
に、安価にできる電磁誘導加熱用容器の製造方法を提供
することを目的とする。
とするもので、均一で効率のよい加熱ができるととも
に、安価にできる電磁誘導加熱用容器の製造方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電磁誘
導加熱用容器の製造方法は、前記目的を達成するため
に、非磁性材料からなる本体部の下部外側に磁性材料か
らなる発熱部を設けた電磁誘導加熱用容器の製造方法に
おいて、非磁性材料と磁性材料とを接合してなる平板状
のクラッド材を材料として、このクラッド材を磁性材料
部分が外側になるように容器状に成形する成形工程と、
クラッド材における容器の側面となる磁性材料部分を除
去する除去工程とを備えたものである。
導加熱用容器の製造方法は、前記目的を達成するため
に、非磁性材料からなる本体部の下部外側に磁性材料か
らなる発熱部を設けた電磁誘導加熱用容器の製造方法に
おいて、非磁性材料と磁性材料とを接合してなる平板状
のクラッド材を材料として、このクラッド材を磁性材料
部分が外側になるように容器状に成形する成形工程と、
クラッド材における容器の側面となる磁性材料部分を除
去する除去工程とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明の電磁
誘導加熱用容器の製造方法において、平板状のクラッド
材の中央部をプレスにより絞って膨出させる第1の成形
工程と、この第1の成形工程の後にクラッド材の平らな
周辺部で磁性材料部分を切削して除去する除去工程と、
この除去工程の後にクラッド材の周辺部をスピニングに
より筒状に絞って全体を所定の容器状に成形する第2の
成形工程とを備えたものである。
誘導加熱用容器の製造方法において、平板状のクラッド
材の中央部をプレスにより絞って膨出させる第1の成形
工程と、この第1の成形工程の後にクラッド材の平らな
周辺部で磁性材料部分を切削して除去する除去工程と、
この除去工程の後にクラッド材の周辺部をスピニングに
より筒状に絞って全体を所定の容器状に成形する第2の
成形工程とを備えたものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明の電磁
誘導加熱用容器の製造方法において、平板状のクラッド
材をスピニングまたはプレスにより絞って所定の容器状
に成形する成形工程と、この成形工程の後に容器の側面
の磁性材料部分を切削して除去する除去工程とを備えた
ものである。
誘導加熱用容器の製造方法において、平板状のクラッド
材をスピニングまたはプレスにより絞って所定の容器状
に成形する成形工程と、この成形工程の後に容器の側面
の磁性材料部分を切削して除去する除去工程とを備えた
ものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1の発明の電磁
誘導加熱用容器の製造方法において、平板状のクラッド
材の周辺部の磁性材料部分を切削して除去する除去工程
と、この除去工程の後にクラッド材をスピニングまたは
プレスにより絞って所定の容器状に成形する成形工程と
を備えたものである。
誘導加熱用容器の製造方法において、平板状のクラッド
材の周辺部の磁性材料部分を切削して除去する除去工程
と、この除去工程の後にクラッド材をスピニングまたは
プレスにより絞って所定の容器状に成形する成形工程と
を備えたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明の電磁誘導加熱用容器の製造方
法では、クラッド材の磁性材料部分の一部を除去するこ
とにより、非磁性材料からなる本体部の下部のみの外側
に磁性材料からなる発熱部がある電磁誘導加熱用容器を
製造する。本容器の使用時、電磁誘導により発熱部が発
熱するが、この熱は非磁性材料からなる本体部に伝わ
り、この本体部が加熱される。
法では、クラッド材の磁性材料部分の一部を除去するこ
とにより、非磁性材料からなる本体部の下部のみの外側
に磁性材料からなる発熱部がある電磁誘導加熱用容器を
製造する。本容器の使用時、電磁誘導により発熱部が発
熱するが、この熱は非磁性材料からなる本体部に伝わ
り、この本体部が加熱される。
【0013】請求項2の発明の電磁誘導加熱用容器の製
造方法では、請求項1の発明の作用に加えて、平板状の
クラッド材を所定の容器状に成形する途中で、磁性材料
部分の一部を切削して除去するが、この磁性材料部分の
除去後の第2の成形工程では、非磁性材料のみからなる
部分を成形すればよく、成形が容易にできる。
造方法では、請求項1の発明の作用に加えて、平板状の
クラッド材を所定の容器状に成形する途中で、磁性材料
部分の一部を切削して除去するが、この磁性材料部分の
除去後の第2の成形工程では、非磁性材料のみからなる
部分を成形すればよく、成形が容易にできる。
【0014】請求項3の発明の電磁誘導加熱用容器の製
造方法では、請求項1の発明の作用に加えて、平板状の
クラッド材を所定の容器状に成形した後に、磁性材料部
分の一部を切削して除去する。
造方法では、請求項1の発明の作用に加えて、平板状の
クラッド材を所定の容器状に成形した後に、磁性材料部
分の一部を切削して除去する。
【0015】請求項4の発明の電磁誘導加熱用容器の製
造方法では、請求項1の発明の作用に加えて、平板状の
クラッド材を所定の容器状に成形する前に、磁性材料部
分の一部を切削して除去する。
造方法では、請求項1の発明の作用に加えて、平板状の
クラッド材を所定の容器状に成形する前に、磁性材料部
分の一部を切削して除去する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の電磁誘導加熱用容器の製造方
法の第1実施例について、図1および図2を参照しなが
ら説明する。本電磁誘導加熱用容器は、図1(d)に示
すように、上面(図示下面)を開口した有底筒状に成形
され、金属製の非磁性材料である熱伝導性に優れたアル
ミニウムからなる本体部1の底面部および側面下部の外
側に、金属製の磁性材料であるフェライト系などのステ
ンレスからなる発熱部2を設けたものである。
法の第1実施例について、図1および図2を参照しなが
ら説明する。本電磁誘導加熱用容器は、図1(d)に示
すように、上面(図示下面)を開口した有底筒状に成形
され、金属製の非磁性材料である熱伝導性に優れたアル
ミニウムからなる本体部1の底面部および側面下部の外
側に、金属製の磁性材料であるフェライト系などのステ
ンレスからなる発熱部2を設けたものである。
【0017】そして、本電磁誘導加熱用容器の製造で
は、図1(a)に示すように、アルミニウム材3とステ
ンレス材4とを接合してなる平板状のクラッド材5を材
料として用いる。なお、このクラッド材5の厚さが2mm
であるのに対して、ステンレス材4の厚さは 0.5mm程度
であるが、もちろんそれに限るものではない。そして、
クラッド材5からのブランク抜きの後、図1(b)に示
すように、このブランクであるクラッド材5の中央部を
ステンレス材4側が外側になるようにプレスにより絞っ
て膨出させる(第1の成形工程)。つぎに、図1(c)
または図2に示すように、このクラッド材5をその中心
軸の回りに回転させながら、このクラッド材5の平らな
フランジ状の周辺部で、ステンレス材4を切削して除去
する(除去工程)。つぎに、図1(d)に示すように、
クラッド材5のアルミニウム材3のみが残った周辺部を
スピニングにより筒状に絞って全体を所定の容器状に成
形する(第2の成形工程)。ところで、この第2の成形
工程の後、ステンレス材4の端縁部には、若干の段差4a
が生じている。そこで、必要に応じて、ローラーによる
圧延や研磨により、段差4aの部分を平らにする。しか
し、積極的に段差4aを残してデザイン上の特徴をもたせ
ることもできる。
は、図1(a)に示すように、アルミニウム材3とステ
ンレス材4とを接合してなる平板状のクラッド材5を材
料として用いる。なお、このクラッド材5の厚さが2mm
であるのに対して、ステンレス材4の厚さは 0.5mm程度
であるが、もちろんそれに限るものではない。そして、
クラッド材5からのブランク抜きの後、図1(b)に示
すように、このブランクであるクラッド材5の中央部を
ステンレス材4側が外側になるようにプレスにより絞っ
て膨出させる(第1の成形工程)。つぎに、図1(c)
または図2に示すように、このクラッド材5をその中心
軸の回りに回転させながら、このクラッド材5の平らな
フランジ状の周辺部で、ステンレス材4を切削して除去
する(除去工程)。つぎに、図1(d)に示すように、
クラッド材5のアルミニウム材3のみが残った周辺部を
スピニングにより筒状に絞って全体を所定の容器状に成
形する(第2の成形工程)。ところで、この第2の成形
工程の後、ステンレス材4の端縁部には、若干の段差4a
が生じている。そこで、必要に応じて、ローラーによる
圧延や研磨により、段差4aの部分を平らにする。しか
し、積極的に段差4aを残してデザイン上の特徴をもたせ
ることもできる。
【0018】つぎに、本発明の電磁誘導加熱用容器の製
造方法の第2実施例について、図3を参照しながら説明
する。本第2実施例でも、前記第1実施例と同様にアル
ミニウム材3とステンレス材4とを接合してなる平板状
のクラッド材5を材料として用いる。そして、クラッド
材5からのブランク抜きの後、図3(a)に示すよう
に、このブランクであるクラッド材5をステンレス材4
側が外側になるようにスピニングまたはプレスにより絞
って所定の容器状に成形する(成形工程)。つぎに、図
3(b)に示すように、この成形後のクラッド材5をそ
の中心軸の回りに回転させながら、容器の側面外側のス
テンレス材4を切削して除去する(除去工程)。このと
き、容器の側面底部のステンレス材4を少し残して、上
部側のステンレス材4を切削する。なお、その後、ロー
ラーによる圧延や研磨により、ステンレス材4の端縁部
の段差4aの部分を平らにしてもよい。
造方法の第2実施例について、図3を参照しながら説明
する。本第2実施例でも、前記第1実施例と同様にアル
ミニウム材3とステンレス材4とを接合してなる平板状
のクラッド材5を材料として用いる。そして、クラッド
材5からのブランク抜きの後、図3(a)に示すよう
に、このブランクであるクラッド材5をステンレス材4
側が外側になるようにスピニングまたはプレスにより絞
って所定の容器状に成形する(成形工程)。つぎに、図
3(b)に示すように、この成形後のクラッド材5をそ
の中心軸の回りに回転させながら、容器の側面外側のス
テンレス材4を切削して除去する(除去工程)。このと
き、容器の側面底部のステンレス材4を少し残して、上
部側のステンレス材4を切削する。なお、その後、ロー
ラーによる圧延や研磨により、ステンレス材4の端縁部
の段差4aの部分を平らにしてもよい。
【0019】つぎに、本発明の電磁誘導加熱用容器の製
造方法の第3実施例について、図4を参照しながら説明
する。本第3実施例でも、前記両実施例と同様にアルミ
ニウム材3とステンレス材4とを接合してなる平板状の
クラッド材5を材料として用いる。そして、図4(a)
に示すように、クラッド材5からのブランク抜きの後、
図4(b)に示すように、このブランクである円板状の
クラッド材5をその中心軸の回りに回転させながら、こ
のクラッド材5の周辺部のステンレス材4を切削して除
去する(除去工程)。この切削は、電磁誘導加熱に必要
な部分すなわち容器の下部に相当する部分を残して行
う。つぎに、図4(c)に示すように、残ったステンレ
ス材4を含む容器の下部に相当するクラッド材5の中央
部をプレスにより絞って成形する(第1の成形工程)。
つぎに、図4(d)に示すように、アルミニウム材3の
みからなるクラッド材5の周辺部をスピニングまたはプ
レスにより筒状に絞って全体を所定の容器状に成形する
(第2の成形工程)。なお、その後、ローラーによる圧
延や研磨により、ステンレス材4の端縁部の段差4aの部
分を平らにしてもよい。
造方法の第3実施例について、図4を参照しながら説明
する。本第3実施例でも、前記両実施例と同様にアルミ
ニウム材3とステンレス材4とを接合してなる平板状の
クラッド材5を材料として用いる。そして、図4(a)
に示すように、クラッド材5からのブランク抜きの後、
図4(b)に示すように、このブランクである円板状の
クラッド材5をその中心軸の回りに回転させながら、こ
のクラッド材5の周辺部のステンレス材4を切削して除
去する(除去工程)。この切削は、電磁誘導加熱に必要
な部分すなわち容器の下部に相当する部分を残して行
う。つぎに、図4(c)に示すように、残ったステンレ
ス材4を含む容器の下部に相当するクラッド材5の中央
部をプレスにより絞って成形する(第1の成形工程)。
つぎに、図4(d)に示すように、アルミニウム材3の
みからなるクラッド材5の周辺部をスピニングまたはプ
レスにより筒状に絞って全体を所定の容器状に成形する
(第2の成形工程)。なお、その後、ローラーによる圧
延や研磨により、ステンレス材4の端縁部の段差4aの部
分を平らにしてもよい。
【0020】前記各実施例の構成によれば、アルミニウ
ム材3とステンレス材4とのクラッド材5を材料とし、
このクラッド材5を所定の容器状に成形するとともに、
ステンレス材4の所定部分を除去することにより、本体
部1の下部外側に発熱部2を有する電磁誘導加熱用容器
を低いコストで容易に製造できる。しかも、成形工程に
スピニングまたはプレスによる絞りを利用し、除去工程
に切削を利用するので、製造をいっそう容易にでき、地
場産業などにおける簡単な整備でも加工ができる。
ム材3とステンレス材4とのクラッド材5を材料とし、
このクラッド材5を所定の容器状に成形するとともに、
ステンレス材4の所定部分を除去することにより、本体
部1の下部外側に発熱部2を有する電磁誘導加熱用容器
を低いコストで容易に製造できる。しかも、成形工程に
スピニングまたはプレスによる絞りを利用し、除去工程
に切削を利用するので、製造をいっそう容易にでき、地
場産業などにおける簡単な整備でも加工ができる。
【0021】また、電磁誘導加熱用容器の使用時には、
電磁誘導によりステンレス材4からなる発熱部2が発熱
するが、この熱は、ステンレス材4よりも熱伝導性に優
れたアルミニウム材3からなる本体部1に速やかに伝わ
り、この本体部1が加熱される。その際、ステンレス材
4からなる発熱部2は容器の下部外側にのみあり、特に
本体部1の上部はアルミニウム材3のみからなるので、
容器の広範囲に良好に熱が伝わるとともに、放熱も良好
となって、均一で効率のよい加熱ができ、余分な熱がこ
もらないことにより、焦げ付きの発生も防止できる。そ
して、食味も変えずに済む。
電磁誘導によりステンレス材4からなる発熱部2が発熱
するが、この熱は、ステンレス材4よりも熱伝導性に優
れたアルミニウム材3からなる本体部1に速やかに伝わ
り、この本体部1が加熱される。その際、ステンレス材
4からなる発熱部2は容器の下部外側にのみあり、特に
本体部1の上部はアルミニウム材3のみからなるので、
容器の広範囲に良好に熱が伝わるとともに、放熱も良好
となって、均一で効率のよい加熱ができ、余分な熱がこ
もらないことにより、焦げ付きの発生も防止できる。そ
して、食味も変えずに済む。
【0022】さらに、容器の大部分が軽量なアルミニウ
ム材3からなっていることにより、容器全体も軽量にで
き、老人などでも扱いやすい容器とできる。また、クラ
ッド材5を材料としたことにより、堅牢な容器とでき、
本体部1と発熱部2とが剥離したりしない。また、アル
ミニウム材とステンレス材とを溶接する場合とは異な
り、接合部に錆が生じることも防止できる。さらに、デ
ザイン上も高級感を得られる。
ム材3からなっていることにより、容器全体も軽量にで
き、老人などでも扱いやすい容器とできる。また、クラ
ッド材5を材料としたことにより、堅牢な容器とでき、
本体部1と発熱部2とが剥離したりしない。また、アル
ミニウム材とステンレス材とを溶接する場合とは異な
り、接合部に錆が生じることも防止できる。さらに、デ
ザイン上も高級感を得られる。
【0023】なお、容器の底面部からの、残す発熱部2
の高さを調節することにより、横からの電磁誘導加熱に
も対応できる。
の高さを調節することにより、横からの電磁誘導加熱に
も対応できる。
【0024】そして、本電磁誘導加熱用容器は、もちろ
ん電磁誘導加熱に対応できるものであるが、他の全ての
熱源にも対応できるものである。
ん電磁誘導加熱に対応できるものであるが、他の全ての
熱源にも対応できるものである。
【0025】さらに、前記第1実施例においては、アル
ミニウム材3とステンレス材4との2層になる部分は最
初の第1の成形工程でプレスにより確実に成形し、ステ
ンレス材4を除去した後、残ったより柔らかいアルミニ
ウム材3のみからなる部分を第2の成形工程でスピニン
グにより成形して、全体を所定の容器状に成形するの
で、製造をよりいっそう容易にかつ確実にできる。
ミニウム材3とステンレス材4との2層になる部分は最
初の第1の成形工程でプレスにより確実に成形し、ステ
ンレス材4を除去した後、残ったより柔らかいアルミニ
ウム材3のみからなる部分を第2の成形工程でスピニン
グにより成形して、全体を所定の容器状に成形するの
で、製造をよりいっそう容易にかつ確実にできる。
【0026】また、前記第2実施例においては、クラッ
ド材5を所定の容器状に成形した後、ステンレス材4を
除去するので、工程を少なくできる。
ド材5を所定の容器状に成形した後、ステンレス材4を
除去するので、工程を少なくできる。
【0027】さらに、前記第3実施例においては、ステ
ンレス材4を除去した後、クラッド材5を所定の容器状
に成形するので、よりいっそう容易にかつ確実に製造が
できる。特に、第1の成形工程においては、プレスによ
る絞りによって、ステンレス材4を含む部分を確実に成
形でき、また、第2の成形工程においては、残ったより
柔らかいアルミニウム材3のみからなる部分を成形すれ
ばよいので、この成形が容易にできる。
ンレス材4を除去した後、クラッド材5を所定の容器状
に成形するので、よりいっそう容易にかつ確実に製造が
できる。特に、第1の成形工程においては、プレスによ
る絞りによって、ステンレス材4を含む部分を確実に成
形でき、また、第2の成形工程においては、残ったより
柔らかいアルミニウム材3のみからなる部分を成形すれ
ばよいので、この成形が容易にできる。
【0028】前記第1実施例、第2実施例および第3実
施例の製造方法は、電磁誘導加熱用容器の形状や板厚な
どに応じて、使い分けることができる。例えば、板厚が
薄い場合や容器が浅いものである場合は、第2実施例の
方法が有利であり、板厚が厚い場合や容器が深いもので
ある場合は、第1実施例や第3実施例の方法が有利であ
る。
施例の製造方法は、電磁誘導加熱用容器の形状や板厚な
どに応じて、使い分けることができる。例えば、板厚が
薄い場合や容器が浅いものである場合は、第2実施例の
方法が有利であり、板厚が厚い場合や容器が深いもので
ある場合は、第1実施例や第3実施例の方法が有利であ
る。
【0029】なお、前記各実施例では、本体部1をなす
非磁性材料をアルミニウム材3とし、発熱部2をなす磁
性材料をステンレス材4とし、クラッド材5は2層のも
のを用いたが、材料の組み合わせはそれに限るものでは
ない。例えば、3層以上のクラッド材を用いることもで
き、3層のクラッド材としては、アルミニウム材をステ
ンレス材で挟んだもの、あるいは、銅材をアルミニウム
材とステンレス材とで挟んだものなどを用いることもで
きる。非磁性材料であるアルミニウム材とステンレス材
とは接合しにくいが、アルミニウム材と銅材、銅材とス
テンレス材とはそれぞれ接合しやすく、銅材をアルミニ
ウム材とステンレス材とで挟んだクラッド材は、それ自
体の接合強度が高い利点がある。さらに、銅材とステン
レス材とを接合してなる2層のクラッド材を用いること
もできる。いずれにせよ、成形に際しては、磁性材料で
あるステンレス材が外側になるようにする。
非磁性材料をアルミニウム材3とし、発熱部2をなす磁
性材料をステンレス材4とし、クラッド材5は2層のも
のを用いたが、材料の組み合わせはそれに限るものでは
ない。例えば、3層以上のクラッド材を用いることもで
き、3層のクラッド材としては、アルミニウム材をステ
ンレス材で挟んだもの、あるいは、銅材をアルミニウム
材とステンレス材とで挟んだものなどを用いることもで
きる。非磁性材料であるアルミニウム材とステンレス材
とは接合しにくいが、アルミニウム材と銅材、銅材とス
テンレス材とはそれぞれ接合しやすく、銅材をアルミニ
ウム材とステンレス材とで挟んだクラッド材は、それ自
体の接合強度が高い利点がある。さらに、銅材とステン
レス材とを接合してなる2層のクラッド材を用いること
もできる。いずれにせよ、成形に際しては、磁性材料で
あるステンレス材が外側になるようにする。
【0030】また、前記各実施例では、ステンレス材4
を帯状に除去するようにしたが、容器の外側となるステ
ンレス材4をより複雑な所定の形状に切削して、ステン
レス材4とアルミニウム材3あるいは銅材との地合の相
違により模様を外面に形成するようにしてもよい。
を帯状に除去するようにしたが、容器の外側となるステ
ンレス材4をより複雑な所定の形状に切削して、ステン
レス材4とアルミニウム材3あるいは銅材との地合の相
違により模様を外面に形成するようにしてもよい。
【0031】そして、あらゆる種類の業務用あるいは家
庭用の鍋やフライパン類を本製造方法により製造でき
る。例えば、図5に示す寸胴鍋、図6に示す半寸胴鍋、
図7に示す外輪鍋、図8に示す片手鍋、図9に示す浅型
片手鍋、図10に示すテーパーパン、図11に示す料理
鍋、図12に示すフライパン、図13に示す雪平鍋ある
いは電磁誘導加熱式炊飯器の鍋など、各種の調理容器に
本発明を適用できる。なお、図5から図13において、
11は両手取手、12は片手取手である。
庭用の鍋やフライパン類を本製造方法により製造でき
る。例えば、図5に示す寸胴鍋、図6に示す半寸胴鍋、
図7に示す外輪鍋、図8に示す片手鍋、図9に示す浅型
片手鍋、図10に示すテーパーパン、図11に示す料理
鍋、図12に示すフライパン、図13に示す雪平鍋ある
いは電磁誘導加熱式炊飯器の鍋など、各種の調理容器に
本発明を適用できる。なお、図5から図13において、
11は両手取手、12は片手取手である。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、非磁性材料と
磁性材料とを接合してなる平板状のクラッド材を材料と
して、このクラッド材を磁性材料部分が外側になるよう
に容器状に成形する成形工程と、クラッド材における容
器の側面となる磁性材料部分を除去する除去工程とを備
えたので、非磁性材料からなる本体部の下部外側に磁性
材料からなる発熱部がある電磁誘導加熱用容器となるこ
とにより、均一で効率のよい加熱ができ、しかも、製造
コストを低減できる。
磁性材料とを接合してなる平板状のクラッド材を材料と
して、このクラッド材を磁性材料部分が外側になるよう
に容器状に成形する成形工程と、クラッド材における容
器の側面となる磁性材料部分を除去する除去工程とを備
えたので、非磁性材料からなる本体部の下部外側に磁性
材料からなる発熱部がある電磁誘導加熱用容器となるこ
とにより、均一で効率のよい加熱ができ、しかも、製造
コストを低減できる。
【0033】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、成形工程にスピニングまたはプレスに
よる絞りを利用し、除去工程に切削を利用するので、製
造をいっそう容易なものとでき、しかも、非磁性材料と
磁性材料との複数層になる部分は最初にプレスにより成
形し、磁性材料部分を除去した後、残った非磁性材料部
分をスピニングにより成形して、全体を所定の容器状に
成形するので、よりいっそう容易に製造ができる。
の効果に加えて、成形工程にスピニングまたはプレスに
よる絞りを利用し、除去工程に切削を利用するので、製
造をいっそう容易なものとでき、しかも、非磁性材料と
磁性材料との複数層になる部分は最初にプレスにより成
形し、磁性材料部分を除去した後、残った非磁性材料部
分をスピニングにより成形して、全体を所定の容器状に
成形するので、よりいっそう容易に製造ができる。
【0034】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、成形工程にスピニングまたはプレスに
よる絞りを利用し、除去工程に切削を利用するので、製
造をいっそう容易なものとでき、しかも、クラッド材を
所定の容器状に成形した後、磁性材料部分を除去するの
で、工程を少なくできる。
の効果に加えて、成形工程にスピニングまたはプレスに
よる絞りを利用し、除去工程に切削を利用するので、製
造をいっそう容易なものとでき、しかも、クラッド材を
所定の容器状に成形した後、磁性材料部分を除去するの
で、工程を少なくできる。
【0035】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、成形工程にスピニングまたはプレスに
よる絞りを利用し、除去工程に切削を利用するので、製
造をいっそう容易なものとでき、しかも、磁性材料部分
を除去した後、クラッド材を所定の容器状に成形するの
で、よりいっそう容易に製造ができる。
の効果に加えて、成形工程にスピニングまたはプレスに
よる絞りを利用し、除去工程に切削を利用するので、製
造をいっそう容易なものとでき、しかも、磁性材料部分
を除去した後、クラッド材を所定の容器状に成形するの
で、よりいっそう容易に製造ができる。
【図1】本発明の電磁誘導加熱用容器の製造方法の第1
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図2】同上除去工程後のクラッド材の斜視図である。
【図3】本発明の電磁誘導加熱用容器の製造方法の第2
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の電磁誘導加熱用容器の製造方法の第3
実施例を示し、(a)、(b)は平面図、(c)、
(d)は断面図である。
実施例を示し、(a)、(b)は平面図、(c)、
(d)は断面図である。
【図5】本発明の方法により製造される電磁誘導加熱用
容器である寸胴鍋の側面図である。
容器である寸胴鍋の側面図である。
【図6】本発明の方法により製造される電磁誘導加熱用
容器である半寸胴鍋の側面図である。
容器である半寸胴鍋の側面図である。
【図7】本発明の方法により製造される電磁誘導加熱用
容器である外輪鍋の側面図である。
容器である外輪鍋の側面図である。
【図8】本発明の方法により製造される電磁誘導加熱用
容器である片手鍋の側面図である。
容器である片手鍋の側面図である。
【図9】本発明の方法により製造される電磁誘導加熱用
容器である浅型片手鍋の側面図である。
容器である浅型片手鍋の側面図である。
【図10】本発明の方法により製造される電磁誘導加熱
用容器であるテーパーパンの側面図である。
用容器であるテーパーパンの側面図である。
【図11】本発明の方法により製造される電磁誘導加熱
用容器である料理鍋の側面図である。
用容器である料理鍋の側面図である。
【図12】本発明の方法により製造される電磁誘導加熱
用容器であるフライパンの側面図である。
用容器であるフライパンの側面図である。
【図13】本発明の方法により製造される電磁誘導加熱
用容器である雪平鍋の側面図である。
用容器である雪平鍋の側面図である。
1 本体部 2 発熱部 3 アルミニウム材(非磁性材料) 4 ステンレス材(磁性材料) 5 クラッド材
Claims (4)
- 【請求項1】 非磁性材料からなる本体部の下部外側に
磁性材料からなる発熱部を設けた電磁誘導加熱用容器の
製造方法において、非磁性材料と磁性材料とを接合して
なる平板状のクラッド材を材料として、このクラッド材
を磁性材料部分が外側になるように容器状に成形する成
形工程と、クラッド材における容器の側面となる磁性材
料部分を除去する除去工程とを備えたことを特徴とする
電磁誘導加熱用容器の製造方法。 - 【請求項2】 平板状のクラッド材の中央部をプレスに
より絞って膨出させる第1の成形工程と、この第1の成
形工程の後にクラッド材の平らな周辺部で磁性材料部分
を切削して除去する除去工程と、この除去工程の後にク
ラッド材の周辺部をスピニングにより筒状に絞って全体
を所定の容器状に成形する第2の成形工程とを備えたこ
とを特徴とする請求項1記載の電磁誘導加熱用容器の製
造方法。 - 【請求項3】 平板状のクラッド材をスピニングまたは
プレスにより絞って所定の容器状に成形する成形工程
と、この成形工程の後に容器の側面の磁性材料部分を切
削して除去する除去工程とを備えたことを特徴とする請
求項1記載の電磁誘導加熱用容器の製造方法。 - 【請求項4】 平板状のクラッド材の周辺部の磁性材料
部分を切削して除去する除去工程と、この除去工程の後
にクラッド材をスピニングまたはプレスにより絞って所
定の容器状に成形する成形工程とを備えたことを特徴と
する請求項1記載の電磁誘導加熱用容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15815295A JPH09435A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電磁誘導加熱用容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15815295A JPH09435A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電磁誘導加熱用容器の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09435A true JPH09435A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15665406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15815295A Pending JPH09435A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電磁誘導加熱用容器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09435A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004034858A1 (de) * | 2002-10-17 | 2004-04-29 | Eisfink Max Maier Gmbh & Co. Kg | Mehrzweckarbeitsplatte für einen herd oder grill |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP15815295A patent/JPH09435A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004034858A1 (de) * | 2002-10-17 | 2004-04-29 | Eisfink Max Maier Gmbh & Co. Kg | Mehrzweckarbeitsplatte für einen herd oder grill |
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