JPH0943570A - 液晶パネルの駆動装置 - Google Patents

液晶パネルの駆動装置

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JPH0943570A
JPH0943570A JP19017895A JP19017895A JPH0943570A JP H0943570 A JPH0943570 A JP H0943570A JP 19017895 A JP19017895 A JP 19017895A JP 19017895 A JP19017895 A JP 19017895A JP H0943570 A JPH0943570 A JP H0943570A
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liquid crystal
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JP19017895A
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Inventor
Takahiro Kobayashi
隆宏 小林
Yasuhito Fukui
康仁 福井
Hideyuki Nakanishi
英行 中西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の行を同時選択する単純マトリクス液晶
パネルの駆動装置において、クロストーク、垂直方向の
固定輝度差を改善する。 【構成】 単純マトリクス型液晶パネル1と、行電極を
駆動する直交行列を保持し出力する行列発生ROM2
と、画像データの1つの列ベクトルの各データの2乗の
総和を一定にするためのデータとして第1の補正データ
と第1の補正データとは符号のみ異なる第2の補正デー
タとを発生し、この2つの補正データを所定の列毎に切
り換えて出力する補正データ作成ブロック3と、外部か
ら転送される画像データと補正データ作成ブロック3の
出力とを行列発生ROM2の出力データで変換する演算
回路4と、行列発生ROM2出力データにより液晶パネ
ル1を駆動する行ドライバ9と、演算回路4出力により
液晶パネル1を駆動する列ドライバ8とを有し、液晶パ
ネル1を駆動する駆動装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数行を同時選択する
駆動法を用いた、単純マトリクス型液晶パネルの駆動装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、液晶パネルは、フラットパネルデ
ィスプレイとして広く一般で使用されている。その代表
的な種類の1つに、STN単純マトリクス型液晶パネル
がある。以後、STN単純マトリクス型液晶パネルをS
TN液晶パネルと略す。このSTN液晶パネルは、図8
に示されるように、2枚のガラス基板223で液晶層2
24を挟持するという構造となっている。一方のガラス
基板223には、複数の縞状透明電極である行電極22
1が、他方のガラス基板223には、同じく複数の縞状
透明電極である列電極222が、それぞれ形成されてお
り、行電極221と列電極222とは互いに垂直な関係
を持つ。このような単純構造から、STN液晶パネル
は、低コストで生産できるという利点を持つ。またビデ
オレートの動画を表示できる、高速応答のSTN液晶パ
ネルが開発されつつある現在、その利用分野が広がりつ
つある。
【0003】しかし、高速応答のSTN液晶パネルに対
し、1つの行電極に1フレーム期間に1度だけ選択電圧
を印加し、その行の上にある画素の情報を列電極から供
給する従来の線順次駆動法を用いると、コントラストが
著しく低下する。この現象は図9で説明される。図9に
おいて、図9(a)は1つの行電極に印加される行信号、
図9(b)は1つの列電極に印加される列信号であり、図
9(c)は、行電極と列電極の交点にある1つの画素に印
加される行信号と列信号との差信号である。図9(a)の
行信号は行選択パルスであるため、従来の駆動法では、
それぞれの行電極は1フレーム期間に1度だけ選択され
る。液晶層224内の応答速度の速い液晶は、図9(c)
の差信号によって駆動され、図9(d)の波形のような光
学応答を示す。人間の目には図9(d)の2つの破線で示
される、オン輝度、オフ輝度として知覚されるため、線
順次駆動法を高速応答の液晶に用いた場合、表示される
画像のコントラストは低下してしまう。この現象をフレ
ーム応答現象という。
【0004】そこで、近年、複数行同時選択駆動法と呼
ばれる新しい駆動法が提案されている。これは、一度に
複数の行を同時に選択することで、1つの行を1フレー
ム期間に複数回選択し、フレーム応答現象を抑制する技
術である。図10はこの複数行同時選択駆動法によって
フレーム応答現象が抑制されることを示している。図1
0において、図10(a)は1つの行電極に印加される行
信号、図10(b)は1つの列電極に印加される列信号で
あり、図10(c)は、行信号と列信号との差信号であ
る。図10(a)に示されるように、1フレーム期間内で
等間隔に何度も1つの行を選択するため、図10(c)の
差信号で駆動される画素の液晶は、図10(d)の波形よ
うな光学応答を示す。このように、オン輝度の低下、オ
フ輝度の上昇を防ぎ、高いコントラストが得られる。
【0005】図11は、この複数行同時選択駆動法の具
体的な処理の概要を示したものである。まず行電極22
1への行信号について説明する。直交行列231は、各
データが1,−1の2値、または、1,0,−1の3値
からなり、行列を構成する列ベクトルの内、任意の異な
る2つの列ベクトルの内積値が、必ず0になる行列であ
る。行ドライバ9は、行信号として直交行列231のデ
ータに比例した電圧を繰り返し行電極221に印加す
る。このような直交行列の3値の内、1,−1に対応す
る電圧が、行電極221に対する選択パルスとなる。し
たがって、直交行列231の1つの行ベクトルの1,−
1の総数分だけ、行電極221を同時に選択し、直交行
列231の1つの列ベクトルの1,−1の総数分だけ、
1つの行電極を、1フレーム期間に選択することにな
る。
【0006】次に列電極222への列信号について説明
する。液晶パネルに表示する1フレーム分のディジタル
画像データ232(−1がオン、1がオフに対応)に対
して、直交行列231との積である列信号データ233
を作成する。列ドライバ7は、列信号として列信号デー
タの各データの値に比例した電圧を列電極222に印加
する。
【0007】2つの信号は、i番目(iは0以上N未満
の整数)の1H期間(1フレーム期間=1H期間×N)
において、直交行列231のi行目のデータを行電極
に、列信号データ233のi行目のデータを列電極にそ
れぞれ印加される。このようにすると1フレーム期間
で、両電極間のそれぞれの画素に、表示すべき画像デー
タに比例した実効値電圧が蓄積される。各画素の液晶層
224は、行電極221、列電極222間の実効値電圧
に応じて光を透過するため、液晶パネルに画像が表示さ
れることになる。
【0008】ここで、この列信号データとして満たすべ
き条件として、1つの列ベクトルの各データの2乗の総
和が一定とならなければならないという条件がある。1
つの行ベクトルの1,−1の総数がnである(すなわ
ち、同時選択本数n)のN行N列の直交行列をH、画像
データの列ベクトル(データ数N)をx、その各データ
をxi(1≦i≦N)、列信号データの列ベクトル(データ数
N)をy、その各データをyiとすると、各画像データが
オン(=-1)かオフ(=1)である2値画像の場合、列ベクト
ルyの各データの2乗の総和Sは、(数1)のようにな
っている。
【0009】
【数1】
【0010】しかし、中間調のデータを持つ画像データ
の場合、xiが1と−1の間の値を取り得るので、列ベク
トルyの各データの2乗の総和Sが所定の定数にならな
い。このため、従来、「全インターバル」方式と「分離
インターバル」方式の2つの方法により、Sが所定の定
数となるようにし、階調表示を行っている。階調表示に
関する文献としては、「アクティブ駆動で高コントラス
ト、高解像のSTNカラー動画を実現」、フラットパネ
ルディスプレイ1993、日経マイクロデバイス、第1
90頁〜第192頁がある。
【0011】「全インターバル」方式は、1フレーム期
間内で実効電圧を決める方式である。(数1)より列ベ
クトルyの各データの2乗の総和Sが所定の定数となる
ためには、画像データの列ベクトルx(データ数N−
1)の各データxi(1≦i≦N-1)の2乗の総和が一定とな
ることが必要である。このため、各データxiの2乗の総
和を一定にするためのデータhを各列毎にもとめ、実際
には存在しない仮想の行の情報として、図12のように
画像データの列ベクトルの最終N行目につけ加える。こ
れにより、列ベクトルyの各データの2乗の総和Sは所
定の定数となり、階調表示が可能となる。以後、この仮
想行のデータを実効電圧を補正する補正項と呼ぶ。
【0012】一方、「分離インターバル」方式は、1H
期間毎で実効値を維持する方式であり、図13に示され
る。これは、1走査線選択パルス幅(通常1H期間)を
2分割し、2レベルのデータyaiおよびybiを列ベクトル
yのデータyiより求め、この2レベルのデータに相当す
る電圧を列信号として与える。yaiおよびybiは(数2)
により求められる。
【0013】
【数2】
【0014】(数2)から明らかなようにyaiの2乗とy
biの2乗の和は一定であり、階調表示が可能となる。し
かしながら、上記方式では選択本数が増加するにつれ、
コントラストが低下する等の問題があるため、「STN
カラーディスプレイ」、次世代液晶ディスプレイ技術
内田龍男編著 第135頁〜第151頁に示されるよう
な方法もとられている。
【0015】
【数3】
【0016】この方法を、図14により説明する。図1
4(a)で示される画像データ行列の各データxijより、
(数3)で示される2レベルのデータaij、bijをもと
め、図14(b)、(c)で示される階調行列C、Dとする。
この階調行列を直交行列Hで各々変換し、図14(d)、
(e)で示される列信号行列E、Fとする。ここで、図1
4(f)に示すように、1走査選択パルス幅(通常1H期
間)を2分割し、奇数番目の所定期間(例えば1走査線
選択パルスの前半1/2H期間)には列信号行列Eのデ
ータyaijを、偶数番目の所定期間(例えば1走査線選
択パルスの後半1/2H期間)には列信号行列のデータ
ybijを列信号として列ドライバーに与える。この方法
によっても、列ベクトルの2乗の総和は一定になるた
め、階調表示は可能である。
【0017】このように、この複数行同時選択駆動法の
場合、1フレーム期間通して列信号データを出力する
と、各列ベクトルの各データの2乗の総和が所定の定数
となり、正常な画像が表示される。この駆動法に関する
文献としては、「アクティブ駆動法を得てカラーSTN
液晶がTFTに迫る」、日経エレクトロニクス、199
4年9月26日号(No.618)、第171頁〜第191頁な
どがある。
【0018】この「全インターバル」方式での駆動方法
を実現する装置の構成を、図15を参照しながら簡単に
説明する。行列発生ROM2は、予め定められたN行N
列の直交行列Hを保持し、直交行列Hの行ベクトルのデ
ータを順に演算回路4と行ドライバ9とに繰り返し出力
する。補正項作成回路11は、入力される画像データの
1つの列ベクトルの各データの2乗の総和を一定にする
ための補正データを演算回路4に出力する。
【0019】演算回路4は、入力される画像データ行列
の最終行に、補正項作成回路の出力する補正項を加えて
N行M列の行列Aとし、行列発生ROM2の出力する直
交行列Hの行ベクトルと行列Aの列ベクトルとの内積を
計算する。演算回路4では、この演算が直交行列Hのす
べての行ベクトルと行列Aのすべての列ベクトルとの組
み合わせに対して行なわれ、N行M列の列信号データ行
列Bが算出される。
【0020】列ドライバ8は、演算回路4より出力され
るデータに応じた電圧をSTN液晶パネル1のM個の列
電極に印加する。一方、行ドライバ9は、行列発生RO
M2から出力された直交行列Hの行ベクトルのN個のデ
ータに応じた電圧を、STN液晶パネル1のN個の行電
極に印加する。ただし、行ドライバ9、列ドライバ8と
も、1フレーム期間内の時刻iにおいて、直交行列H、
行列Bのi行目のデータに応じた電圧をそれぞれの電極
に印加する。
【0021】これらの構成要素の内、列ドライバ8と行
ドライバ9とからSTN液晶パネル1に行信号と列信号
とを印加する駆動ブロック100が構成されている。次
に「分離インターバル」方式での駆動方法を実現する装
置の構成を、図16を参照しながら簡単に説明する。行
列発生ROM2は、予め定められたN行N列の直交行列
Hを保持し、直交行列Hの行ベクトルのデータを順に第
1の演算回路6と第2の演算回路7と行ドライバ9とに
繰り返し出力する。
【0022】階調データ作成回路5は、入力されるN行
M列の画像行列の各データから、平均値が元のデータの
値と同じになり、それぞれの2乗の和が所定の定数とな
る第1、第2の階調データを作成し、N行M列の階調行
列Cとして第1の演算回路6に、また、N行M列の階調
行列Dとして第2の演算回路7に出力する。第1、第2
の演算回路6,7は、行列発生ROM2の出力する直交
行列Hの行ベクトルと階調データ作成回路5が出力する
階調行列C,Dの列ベクトルとの内積を計算する。第
1、第2の演算回路6,7では、この演算が直交行列H
のすべての行ベクトルと行列C,Dのすべての列ベクト
ルとの組み合わせに対して行なわれ、N行M列の列信号
行列Eおよび列信号行列Fが算出される。
【0023】列信号発生回路15では、1走査線選択パ
ルス幅(通常1H期間)を2分割し、奇数番目の所定期
間(例えば1走査線選択パルスの前半1/2H期間)に
は第1の演算回路6から出力される列信号行列Eのデー
タを、偶数番目の所定期間(例えば1走査線選択パルス
の前半1/2H期間)には第2の演算回路7から出力さ
れる列信号行列Fのデータを列ドライバ8に順次出力す
る。列信号発生回路15は例えば図17のように、第
1、第2の演算回路6,7から出力される信号を倍速で
読み出すための2つのメモリ20,21と、0.5H期
間毎にH(ハイ)/L(ロー)を繰り返す1/2Hパル
ス発生回路22と、2つの倍速メモリ20,21の出力
を、1/2Hパルス発生回路の信号により切り換える切
換回路25から構成される。
【0024】列ドライバ8は、列信号発生回路15より
出力されるデータに応じた電圧をSTN液晶パネル1の
M個の列電極に印加する。一方、行ドライバ9は、行列
発生ROM2から出力された直交行列Hの行ベクトルの
N個のデータに応じた電圧を、STN液晶パネル1のN
個の行電極に印加する。ただし、行ドライバ9、列ドラ
イバ8とも、1フレーム期間内の時刻iにおいて、直交
行列H、行列E,Fのi行目のデータに応じた電圧をそ
れぞれの電極に印加する。
【0025】これらの構成要素の内、列ドライバ8と行
ドライバ9とからSTN液晶パネル1に行信号と列信号
とを印加する駆動ブロック100が構成されている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな、「全インターバル」方式、「分離インターバル」
方式においては、以下のような問題を生じ画質を劣化さ
せる。STN液晶パネルの等価回路は図18で示される
ような構成となっているために、コンデンサを介して、
列ドライバ8からの列信号の微分成分が行信号に漏れ込
む。
【0027】ここで、入力される画像の各データが同じ
(べた画像)である場合、画像データの各列ベクトルx
jは同じ値となり、直交変換された列信号もすべて同じ
波形となる。したがって、全ての列電極から同一の微分
成分が行信号に漏れ込み、これによって理想的には同一
であるはずの行方向の実効値が異なった値となり、垂直
方向に固定の輝度差(以後、固定横筋と呼ぶ)を生じ
る。
【0028】これを、図19、20を用いて説明する。
列電極に印可される列信号C1は、例えば図19(a)に
示すように時間的に変化する信号となり、全ての入力デ
ータが同じであれば全ての列で同一の波形となる。一
方、行電極に与えられる行信号R1、R2は、N行N列
の直交行列Hに依存するもので、例えば図19(c),(d)
に示すように行によって異なる信号である。
【0029】ここで、図20におけるL1,L2ライン
上の画素における輝度は、列電極に加えられるC1と行
電極に加えられるR1,R2の差分値の2乗によって求
められるため、微分成分がなければ同一の値となり画面
輝度差を生じない。しかし、実際には、列信号より図1
9(b)に示すような微分成分ΔC1が行信号にもれこ
む。さらに、全ての列電極に印可される列信号が同じで
あれば、行信号に漏れ込む微分レベルは当然大きくな
り、行電極に与えられる実際の行信号は図19(e),(f)
となる。したがって、L1,L2ラインの実効電圧は図
19(g),(h)のように微分成分の影響をうけL1>L2
(図19(g)>図19(h))となり、画面で固定横筋を生
じる。
【0030】また、図21(a)に示されるようにA,B
2つの輝度レベルをもつ画像が表示されている場合に
も、微分成分の影響によりAの上下にクロストークと呼
ばれる画面輝度差を生じる。これを、図22を用いて説
明する。図21(b)に示される画素P1,P2の輝度は
列電極に加えられる列信号C1,C2と行電極に加えら
れる行信号R1の差分値の2乗で求められる。画素P1
とP2では、列電極に加えられる列信号C1、C2は図
22(a),(b)のように異なった信号となる。また行電極
に印加される行信号R1は図22(c)であり、微分成分
がなければ画素P1,P2の輝度は同じとなるため、P
1、P2で輝度差を生じない。しかし、図21(b)に示
されるような画像の場合、C1と同じ列信号の数が、C
2と同じ列信号の数より明らかに多いため、C1の影響
により図22(d)の微分成分の影響を列信号R1が受
け、図22(e)の信号となる。したがって、図22(f),
(g)のような実効値差を生じ、P2>P1(図22(g)の
信号波形>図22(f)の信号波形)の輝度差が発生す
る。これは、図21(b)のB1、B2のエリアでの輝度
差となりクロストークとなる。
【0031】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、第1の構成として、単純マトリクス型液晶
パネルと、行電極を駆動する行信号のパターンである直
交行列を保持し出力する行列発生手段と、外部から転送
される画像データの1つの列ベクトルの各データの2乗
の総和を一定にするためのデータとして第1の補正デー
タと第1の補正データとは符号のみ異なる第2の補正デ
ータとを発生する補正データ発生手段と、外部から転送
される画像データと第1及び第2の補正データとを行列
発生手段の出力データで変換し列電極を駆動する列信号
のデータとして出力する列信号データ発生手段と、行列
発生手段の出力データから行信号を、列信号データ発生
手段の出力データから列信号をそれぞれ生成し単純マト
リクス液晶パネルを駆動する駆動手段との構成を有して
いる。
【0032】また、第2の構成として、単純マトリクス
型STN液晶パネルと、行電極を駆動する行信号のパタ
ーンである直交行列を保持し出力する行列発生手段と、
外部から転送される画像データの各データから、平均値
が元のデータの値と同じになり、それぞれの2乗の和が
所定の定数となる第1の階調データと第2の階調データ
とを発生する階調データ発生手段と、行列発生手段の出
力データを用いて、第1及び第2の階調データから第1
及び第2の列信号データを作成する第1、第2の演算デ
ータ作成手段と、奇数番目の所定期間には液晶パネルの
任意の列電極に対して第1の列信号データを、残りの列
電極に対しては第2の列信号データをそれぞれ出力し、
偶数番目の所定期間には任意の列電極に対して第2の列
信号データを、残りの列電極に対しては第1の列信号デ
ータをそれぞれ出力する列信号データ発生手段と、行列
発生手段の出力データから行信号を、列信号データ発生
手段の出力データから列信号をそれぞれ生成し単純マト
リクス液晶パネルを駆動する駆動手段とを有している。
【0033】
【作用】本発明は上記した第1の構成、第2の構成によ
って、列ドライバから行ドライバへ漏れ込む微分成分の
影響をなくし、クロストーク、固定横筋を抑制すること
が可能である。
【0034】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例を示す
液晶パネルの駆動装置のブロック図である。図1におい
て、図18と同じ働きをする部分には、同じ符号を付し
説明を省略する。
【0035】図1において、補正データ発生手段として
の補正データ作成ブロック3では外部から転送される画
像データの1つの列ベクトルの各データの2乗の総和を
一定にするための第1の補正データを補正項発生回路1
1より出力し、第1の補正データとは符号のみ異なる第
2の補正データを反転回路12より出力する。この2つ
の補正データを切換回路13で切り換えて、そのいずれ
かを列信号データ発生手段としての演算回路4に出力す
る。
【0036】例えば、第1、第2の補正データを画像デ
ータの1列毎に切換え、入力データの最終行に加えた場
合は、図2(a)のようになる。ここで、補正データは入
力信号に比べそのデータレベルが大のため、補正データ
の影響が列電極を駆動する列信号データに大きく反映さ
れる。したがって、第1の補正データを含む画像列デー
タを変換した第1の列信号データと第2の補正データを
含む画像列データを変換した第2の列信号データは図3
(a),(b)のように位相が反転した信号波形となり、行信
号への微分信号を相殺することが可能となるため、理想
的な実効電圧が液晶に印加され、固定横筋、クロストー
クが改善される。
【0037】ここで、微分信号を完全に相殺するため、
第1の補正データと第2の補正データの数は同じにして
おくことが望ましい。また、図21(b)のような画像デ
ータの場合C1とC2で列信号データが異なるため、微
分成分の相殺は、C1、C2各々で行う必要があり、そ
のため第1の補正データと第2の補正データの切換は、
例えば1列毎等のなるべく少ない列毎に行う必要があ
る。
【0038】また、列ドライバの特性が理想的でない等
の影響により、第1の列電極駆動データによって駆動さ
れた液晶パネルの列と第2の列電極駆動データによって
駆動された液晶パネルの列との実効電圧差が同一となら
ず、列方向の輝度差を生じる場合がある。したがって、
図2(a),(b)のように、奇数番目の所定の期間(例えば
奇数フィールド)に第1の補正データを発生していた列
に対しては、偶数番目の所定の期間(例えば偶数フィー
ルド)に第2の補正データを出力し、奇数番目の所定の
期間に第2の補正データを発生していた列に対しては、
偶数番目の所定の期間(例えば偶数フィールド)に第2
の補正データを出力することにより、列方向の輝度差を
なくすことが可能である。
【0039】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明
の第2の実施例における液晶パネルの駆動装置の構成を
示すブロック図である。図4において、図16と同じ働
きをする部分には、同じ符号を付し説明を省略する。
【0040】図4において、列信号データ発生手段とし
ての列信号発生回路14は、1走査線選択パルス幅(通
常1H期間)を2分割したうちの、奇数番目の所定期間
(例えば1走査線選択パルスの前半1/2H期間)には
液晶パネルの任意の列電極に対して第1の演算回路6の
出力である第1の列信号データを、残りの列電極に対し
ては第2の演算回路7の出力である第2の列信号データ
をそれぞれ出力し、偶数番目の所定期間(例えば1走査
線選択パルスの後半1/2H)には任意の列電極に対し
て第2の列信号データを、残りの列電極に対しては第1
の列信号データをそれぞれ出力する。
【0041】列信号発生回路14は、例えば図5のよう
に、第1、第2の演算回路6,7から出力される信号を
倍速で読み出すための2つのメモリ20、21と、1/
2水平期間毎にH(ハイ)/L(ロー)を繰り返す1/
2Hパルス発生回路22と、所定の画素毎にH/Lを繰
り返すクロックパルス発生回路23と、1/2Hパルス
発生回路22の出力とクロックパルス発生回路23の出
力を入力とするEXOR24と、2つの倍速メモリ2
0、21の出力をEXOR24の信号により切り換える
切換回路25から構成され、上記目的を達成する。
【0042】上記内容を図6により説明する。図6(a)
で示される画像データ行列の各データxijより、
【0043】
【数4】
【0044】で示される2レベルのデータaij、bij
もとめ、図6(b)、(c)で示される階調行列C、Dとす
る。この階調行列を直交行列Hで各々変換し、図6
(d)、(e)で示される列信号行列E、Fとする。ここで、
図6(f)に示すように、1走査選択パルス幅(通常1H
期間)を2分割し、奇数番目の所定期間には液晶パネル
1の任意の列電極に対して第1の変換データ発生手段の
出力である第1の列信号データを、残りの列電極に対し
ては第2の変換データ発生手段の出力である第2の列信
号データをそれぞれ出力し、偶数番目の所定期間には任
意の列電極に対して第2の列信号データを、残りの列電
極に対しては第1の列信号データをそれぞれ出力する。
尚、図6(f)では、所定期間における第1の列信号デー
タと第2の列信号データの切換を、1列毎に行ったもの
である。
【0045】ここで、列電極に印加される列データは、
奇数番目の所定期間が第1の列信号データである場合図
7(a)のように、また第2の列信号データである場合図
7(b)のようなる。この2つは互いに位相が反転した信
号となるため、行信号への微分信号を相殺することが可
能となり、理想的な実効電圧が液晶に印加され、固定横
筋、クロストークが改善される。
【0046】ここで、微分信号を完全に相殺するため、
所定期間に出力する第1の列信号データと第2の列信号
データの数は同じにしておくことが望ましい。また、図
21(b)のような画像データの場合C1とC2で列信号
データが異なるため、微分成分の相殺は、C1、C2で
各々で行う必要があり、そのため所定期間における第1
の列信号データと第2の列信号データの切換は、例えば
1列毎等のなるべく少ない列毎に行う必要がある。
【0047】また、第2の実施例では演算によってもと
められた、列信号を切り換えることにより、微分成分の
相殺を行ったが、同様に転送される画像行列の各データ
ijから求められる2レベルのデータaij、bijを切り
換えることによっても同様の効果を得られる。これを図
23により説明する。図23(a)で示される画像データ
行列の各データxijより、
【0048】
【数5】
【0049】で示されるように平均値が元のデータの値
と同じで、それぞれの2乗の和が所定の定数となる2レ
ベルのデータaij、bijをもとめ、例えばこの2つのデ
ータを市松状に切換えることにより、図23(b)、(c)に
示されるような階調行列C’、D’を出力する。この階
調行列を直交行列Hで各々変換し、図6(d)、(e)で示さ
れる列信号行列R、Sとする。これを、図6(f)に示す
ように、1走査選択パルス幅(通常1H期間)を2分割
し、奇数番目の所定期間には列信号行列Rのデータrij
を、偶数番目の所定期間には列信号行列のデータsij
列信号として列ドライバに与える。これによっても、列
電極に印加される列データは、隣合う2つの列で、位相
がほぼ反転した信号となるため、行信号への微分信号を
相殺することが可能となり、理想的な実効電圧が液晶に
印加され、固定横筋、クロストークが改善される。
【0050】尚、上記2レベルのデータaij、bijの切
換により、i行j列の階調行列C’のデータがaijの場
合、これと同一行同一列の階調行列D’のデータをbij
となり、かつ階調行列C’、D’ともaij、bij両方の
データから構成されていれば、上記微分成分の相殺は可
能である。また、1走査選択パルス幅を2分割し、奇数
番目の所定期間には液晶パネルの任意の列電極に対して
第1の変換データ発生手段の出力である第1の列信号デ
ータを、残りの列電極に対しては第2の変換データ発生
手段の出力である第2の列信号データをそれぞれ出力す
る上記列データ切換手段と、階調データ発生手段から出
力される第1の階調データと第2のデータを混合して、
行列発生手段の出力データにより変換し列信号データを
作成する上記列データ作成手段の組み合わせによって
も、上記微分成分の相殺による固定横筋、クロストーク
の改善は可能である。
【0051】さらに、直交変換を行わない従来の線順次
駆動法において、階調法として分離インターバル法を使
用した場合には、図4の構成における行列発生ROM2
は単位行列で示され、そのため、第1、第2の演算回路
6、7は不要となり、階調行列Cと列信号データ行列
E、階調行列Dと列信号データ行列Fはそれぞれ同一の
行列となる。ここで、列信号行列E、Fについて、第2
の実施例に示されるように、所定期間における第1の列
信号データと第2の列信号データの切換を行えば、列ド
ライバに与えられる列信号行列は図6(f)となり、複数
行同時選択駆動法の場合と同様に行信号に送られる微分
成分は相殺され、固定横筋、クロストークが改善され
る。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
の第1の構成によれば、単純マトリクス型液晶パネル
と、行電極を駆動する行信号のパターンである直交行列
を保持し出力する行列発生手段と、外部から転送される
画像データの1つの列ベクトルの各データの2乗の総和
を一定にするためのデータとして第1の補正データと第
1の補正データとは符号のみ異なる第2の補正データと
を発生する補正データ発生手段と、外部から転送される
画像データと第1及び第2の補正データとを行列発生手
段の出力データで変換し列電極を駆動する列信号のデー
タとして出力する列信号データ発生手段と、行列発生手
段の出力データから行信号を、列信号データ発生手段の
出力データから列信号をそれぞれ生成し単純マトリクス
液晶パネルを駆動する駆動手段とから構成され、駆動手
段中の列ドライバから行ドライバへ漏れ込む微分成分の
影響をなくせるので、固定横筋およびクロストークを改
善することができる。
【0053】また、第2の構成によれば、単純マトリク
ス型STN液晶パネルと、行電極を駆動する行信号のパ
ターンである直交行列を保持し出力する行列発生手段
と、外部から転送される画像データの各データから、平
均値が元のデータの値と同じになり、それぞれの2乗の
和が所定の定数となる第1の階調データと第2の階調デ
ータとを発生する階調データ発生手段と、行列発生手段
の出力データを用いて、第1及び第2の階調データから
第1及び第2の列信号データを作成する第1、第2の変
換データ発生手段と、奇数番目の所定期間には液晶パネ
ルの任意の列電極に対して第1の列信号データを、残り
の列電極に対しては第2の列信号データをそれぞれ出力
し、偶数番目の所定期間には任意の列電極に対して第2
の列信号データを、残りの列電極に対しては第1の列信
号データをそれぞれ出力する列信号データ発生手段と、
行列発生手段の出力データから行信号を、列信号データ
発生手段の出力データから列信号をそれぞれ生成し単純
マトリクス液晶パネルを駆動する駆動手段とから構成さ
れ、第1の構成と同様に、駆動手段中の列ドライバから
行ドライバへ漏れ込む微分成分の影響をなくせるので、
固定縦筋およびクロストークを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における液晶パネルの駆
動装置のブロック図
【図2】同実施例における補正データを含むデータ行列
を示す図
【図3】同実施例の動作説明のための列信号の波形図
【図4】本発明の第2の実施例における液晶パネルの駆
動装置のブロック図
【図5】同実施例における液晶パネルの駆動装置の列信
号発生回路のブロック図
【図6】同実施例における列信号行列の発生概念を示す
【図7】同実施例の動作説明のための列信号の波形図
【図8】単純マトリクス型液晶パネルの構造図
【図9】従来の線順次選択駆動法を用いた場合の駆動波
形図と光学応答波形図
【図10】従来の複数行同時選択駆動法を用いた場合の
駆動波形図と光学応答波形図
【図11】複数行同時選択駆動法の概念を示す図
【図12】従来の「全インターバル」方式における、補
正項を含んだデータ行列を示す図
【図13】従来の「分離インターバル」方式における、
列信号の波形図
【図14】従来の「分離インターバル」方式における、
列信号行列の発生概念を示す図
【図15】従来の「全インターバル」方式における液晶
パネルの駆動装置のブロック図
【図16】従来の「分離インターバル」方式における液
晶パネルの駆動装置のブロック図
【図17】同液晶パネルの駆動装置の列信号発生回路の
ブロック図
【図18】単純マトリクス型液晶パネルの等価回路図
【図19】従来の駆動方式における固定横筋原因を示す
微分成分を含んだ列信号、行信号の波形図
【図20】従来の駆動方式における固定横筋の説明図
【図21】従来の駆動方式におけるクロストークの説明
【図22】従来の駆動方式におけるクロストーク原因を
示す微分成分を含んだ列信号、行信号の波形図
【図23】本発明の第2の実施例における液晶パネルの
駆動装置の列信号行列の発生概念を示す図
【符号の説明】
1 STN液晶パネル 2 行列発生ROM 3 補正データ発生ブロック 4 演算回路 8 列ドライバ 9 行ドライバ 11 補正項作成回路 12 反転回路 13 切換回路 100 駆動ブロック

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行電極と列電極との間に実効値電圧に応
    答する液晶を挟持するマトリクス型液晶パネルと、 前記行電極を駆動する行信号のパターンである直交行列
    を保持し出力する行列発生手段と、 外部から転送される画像データの1つの列ベクトルの各
    データの2乗の総和を一定にするためのデータとして第
    1の補正データと前記第1の補正データとは符号のみ異
    なる第2の補正データとを発生し、所定の列に対しては
    前記第1の補正データを、残りの列に対しては前記第2
    の補正データを切り換えて出力する補正データ発生手段
    と、 前記画像データと前記補正データ発生手段の出力とを前
    記行列発生手段の出力データで変換し前記列電極を駆動
    する列信号のデータとして出力する列信号データ発生手
    段と、 前記行列発生手段の出力データから前記行信号を、前記
    列信号データ発生手段の出力データから前記列信号をそ
    れぞれ生成し前記液晶パネルを駆動する駆動手段とから
    なることを特徴とする液晶パネルの駆動装置。
  2. 【請求項2】 補正データ発生手段は、画像データの半
    分の数の列に対しては第1の補正データを発生し、残り
    の半分の数の列に対しては第2の補正データを発生する
    請求項1記載の液晶パネルの駆動装置。
  3. 【請求項3】 補正データ発生手段は、第1の補正デー
    タと第2の補正データとを所定の数の列ごとに交互に発
    生する請求項1記載の液晶パネルの駆動装置。
  4. 【請求項4】 補正データ発生手段は、奇数番目の所定
    期間において第1の補正データを発生していた列に対し
    て、偶数番目の所定期間においては第2の補正データを
    発生し、前記奇数番目の所定期間において前記第2の補
    正データを発生していた列に対して、前記偶数番目の所
    定期間においては前記第1の補正データを発生する請求
    項1記載の液晶パネルの駆動装置。
  5. 【請求項5】 行電極と列電極との間に実効値電圧に応
    答する液晶を挟持するマトリクス型液晶パネルと、 外部から転送される画像データの各データから、平均値
    が元のデータの値と同じになり、それぞれの2乗の和が
    所定の定数となる第1の階調データと第2の階調データ
    とを出力し、1走査選択パルス幅以上の任意のデータ処
    理期間を2分割し、奇数番目の所定期間には前記液晶パ
    ネルの任意の列電極に対して前記第1の階調データに応
    じた第1の列信号データを出力し、残りの列電極に対し
    ては前記第2の階調データに応じた第2の列信号データ
    を出力し、偶数番目の所定期間には前記任意の列電極に
    対して前記第2の列信号データを出力し前記残りの列電
    極に対しては前記第1の列信号データを出力する列信号
    データ発生手段と、 前記列信号データ発生手段の出力データから前記列信号
    を生成し前記液晶パネルを駆動する駆動手段とからなる
    ことを特徴とする液晶パネルの駆動装置。
  6. 【請求項6】 行電極と列電極との間に実効値電圧に応
    答する液晶を挟持するマトリクス型液晶パネルと、 外部から転送される画像データの各データから、平均値
    が元のデータの値と同じになり、それぞれの2乗の和が
    所定の定数となる第1の階調データと第2の階調データ
    とを出力し、1走査選択パルス幅を2分割した奇数番目
    の所定期間には前記液晶パネルの任意の列電極に対して
    前記第1の階調データに応じた第1の列信号データを出
    力し、残りの列電極に対しては前記第2の階調データに
    応じた第2の列信号データを出力し、偶数番目の所定期
    間には前記任意の列電極に対して前記第2の列信号デー
    タを出力し前記残りの列電極に対しては前記第1の列信
    号データを出力する列信号データ発生手段と、 前記列信号データ発生手段の出力データから前記列信号
    を生成し前記液晶パネルを駆動する駆動手段とからなる
    ことを特徴とする液晶パネルの駆動装置。
  7. 【請求項7】 行電極と列電極との間に実効値電圧に応
    答する液晶を挟持するマトリクス型液晶パネルと、 前記行電極を駆動する行信号のパターンである直交行列
    を保持し出力する行列発生手段と、 外部から転送される画像データの各データから、平均値
    が元のデータの値と同じになり、それぞれの2乗の和が
    所定の定数となる第1の階調データと第2の階調データ
    とを発生する階調データ発生手段と、 前記行列発生手段の出力データを用いて、前記第1及び
    第2の階調データから第1及び第2の列信号データを作
    成する演算データ作成手段と、 行信号の1走査選択パルス幅以上の任意のデータ処理期
    間を2分割した奇数番目の所定期間には前記液晶パネル
    の任意の列電極に対して前記第1の列信号データを、残
    りの列電極に対しては前記第2の列信号データをそれぞ
    れ選択して出力し、偶数番目の所定期間には前記任意の
    列電極に対して前記第2の列信号データを、前記残りの
    列電極に対しては前記第1の列信号データをそれぞれ選
    択して出力する列信号データ発生手段と、 前記行列発生手段の出力データから前記行信号を、前記
    列信号データ発生手段の出力データから前記列信号をそ
    れぞれ生成し前記液晶パネルを駆動する駆動手段とから
    なることを特徴とする液晶パネルの駆動装置。
  8. 【請求項8】 行電極と列電極との間に実効値電圧に応
    答する液晶を挟持するマトリクス型液晶パネルと、 前記行電極を駆動する行信号のパターンである直交行列
    を保持し出力する行列発生手段と、 外部から転送される画像データの各データから、平均値
    が元のデータの値と同じになり、それぞれの2乗の和が
    所定の定数となる第1の階調データと第2の階調データ
    とを発生する階調データ発生手段と、 前記行列発生手段の出力データを用いて、前記第1及び
    第2の階調データから第1及び第2の列信号データを作
    成する演算データ作成手段と、 行信号の1走査選択パルス幅を2分割した奇数番目の所
    定期間には前記液晶パネルの任意の列電極に対して前記
    第1の列信号データを、残りの列電極に対しては前記第
    2の列信号データをそれぞれ選択して出力し、偶数番目
    の所定期間には前記任意の列電極に対して前記第2の列
    信号データを、前記残りの列電極に対しては前記第1の
    列信号データをそれぞれ選択して出力する列信号データ
    発生手段と、 前記行列発生手段の出力データから前記行信号を、前記
    列信号データ発生手段の出力データから前記列信号をそ
    れぞれ生成し前記液晶パネルを駆動する駆動手段とから
    なることを特徴とする液晶パネルの駆動装置。
  9. 【請求項9】 列信号データ発生手段は、奇数番目の所
    定期間には液晶パネルの半分の数の列電極に対して第1
    の列信号データを、残りの半分の数の列電極に対しては
    第2の列信号データをぞれぞれ出力し、偶数番目の所定
    期間には前記半分の数の列電極に対して第2の列信号デ
    ータを、前記残りの半分の数の列電極に対しては第1の
    列信号データをぞれぞれ出力する請求項5〜8のうちい
    ずれか1項に記載の液晶パネルの駆動装置。
  10. 【請求項10】 列信号データ発生手段は、奇数番目の
    所定期間には第1の列信号データと第2の列信号データ
    とを所定の数の列電極ごとに交互に出力し、偶数番目の
    所定期間には、前記奇数番目の所定期間に前記第1の列
    信号データを出力した列電極に対して前記第2の列信号
    データを出力し、前記奇数番目の所定期間に前記第2の
    列信号データを出力した列電極に対して前記第1の列信
    号データを出力する請求項5〜8のうちいずれか1項に
    記載の液晶パネルの駆動装置。
  11. 【請求項11】 行電極と列電極との間に実効値電圧に
    応答する液晶を挟持するマトリクス型液晶パネルと、 前記行電極を駆動する行信号のパターンである直交行列
    を保持し出力する行列発生手段と、 外部から転送される画像データの各データから、平均値
    が元のデータの値と同じになり、それぞれの2乗の和が
    所定の定数となる第1の階調データと第2の階調データ
    とを発生する階調データ発生手段と、 前記階調データ発生手段が前記画像データの全データか
    ら生成する第1及び第2の階調データの全データを混合
    して、行列発生手段の出力データを用いて列信号データ
    を作成し出力する列信号データ発生手段と、 前記行列発生手段の出力データから前記行信号を、前記
    列信号データ発生手段の出力データから前記列信号をそ
    れぞれ生成し前記液晶パネルを駆動する駆動手段とから
    なることを特徴とする液晶パネルの駆動装置。
  12. 【請求項12】 列信号データ発生手段は、第1及び第
    2の階調データを混合して作られる第1及び第2の階調
    行列が、第1の階調行列の任意行、任意列が第1の階調
    データである場合、これと同一行同一列の第2の階調行
    列のデータは第2の階調データとなり、第1の階調行列
    の任意行、任意列が第2の階調データである場合、これ
    と同一行同一列の第2の階調行列のデータは第1の階調
    データとなり、かつ第1、第2の階調行列とも第1、第
    2の階調データを含んでおり、この第1、第2の階調デ
    ータの各データを、行列発生手段の出力データを用いて
    列信号データを発生し出力する請求項11記載の液晶パ
    ネルの駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6806858B2 (en) 2001-08-09 2004-10-19 Seiko Epson Corporation Electro-optical apparatus and method of driving electro-optical material, driving circuit therefor, electronic apparatus, and display apparatus
KR100513665B1 (ko) * 1997-02-27 2005-12-14 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액정패널의구동방법과세그먼트구동기와표시제어기와액정표시장치

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KR100513665B1 (ko) * 1997-02-27 2005-12-14 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액정패널의구동방법과세그먼트구동기와표시제어기와액정표시장치
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