JP3632569B2 - 液晶装置の駆動方法及び表示装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、液晶表示パネル等の駆動方法及びそれを用いた表示装置、特にフレーム階調表示を行うための駆動方法および表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の液晶素子等の駆動方法として、順次複数本の走査電極を同時に選択して駆動する方法が提案されている(例えば、A GENERALIZED ADDRESSING TECHNIQUE FOR RMS RESUPONDING MATRIX LCDS,1988 INTERNATIONAL DISPLAY RESEARCH CONFERENCE P80〜85参照、特願平4−84007、特開平5−46127)。
【0003】
このような駆動方法の1例として4ライン同時選択する方法によって図13に示すような単純マトリックス型の液晶表示装置を駆動する場合を説明する。走査電極を4本ずつ選択し、3レベル(V1かゼロか−V1)の電圧レベルのうち1つを選択して走査電極に印加する。走査電極X1からX6に印加される電圧波形を図14(a)に示す。この時、走査パターンと表示パターンを比較し、不一致の数によって各信号電極に印加する電圧レベルを決定する。走査パターンは、選択電圧がV1の場合+、選択電圧が−V1の場合−、表示パターンは、オンの時+、オフの時−と各々定義し、以下に信号電極に印加する電圧レベルを決定する手順の説明を行う。
【0004】
全画面オン表示を行う場合、図14(a)の1フィールド目の1Hに選択される4ライン(X1からX4)の走査パターンは、++−+で、表示パターンは、全面オンから++++となる。順番に比較すると同じ極性でない部分が3番目に1箇所あり、一致していない、つまり不一致の数は1である。不一致数1の場合、5レベル(V3かV2かゼロか−V2か−V3)の電圧レベルのうち、−V2を選択する。
【0005】
そのほか不一致数0の場合、−V3を、不一致数2の場合、ゼロを、不一致数3の場合、V2を、不一致数4の場合、V3を選択する。各々の電圧比は、V2:V3=1:2である。
【0006】
上記手順に従って全画面オンの場合の信号電極Y1に印加する電圧レベルを決定すると、図14(b)に示すようにフレーム期間1Fは、すべて−V2を選択する電圧波形となる。電圧交流化法によって、次のフレーム期間の走査電極の極性がすべて反転されることから、フレーム期間2Fは、すべてV2を選択する電圧波形となる。
【0007】
図14(c)は、X1とY1の交点にある画素に印加する電圧波形を示している。この電圧波形によってX1とY1の交点にある画素の全画面オンの場合の光学応答は、図15に示すように各フィールドで規則正しく透過率が上下を繰り返している。全面オフ表示の場合のX1とY1の画素の光学応答は、図15に示すように走査電極に電圧が印加される期間に透過率が少し上昇するものの、低透過率を維持し、画素の表示は高コントラストを実現する。
【0008】
また、階調の表示方法として、FRC(Flame Rate Control)方式が知られている。2値の駆動ICで、階調表示する方法であり、図16に示すようにフレーム単位に表示をオン,オフさせ中間調を表示する。図16の場合、3フレーム単位で4階調表示ができる。ただし、このまま全画素に対して適用すると、フリッカが発生する。このため、通常図17に示すように3×3画素を1組とする基本パターンを考える。この9画素中の3画素だけをオンにすれば、1画素が人間の目の分解能より小さい場合、人間には3/9=1/3階調の表示として見える。同様に、9画素中の6画素をオンにすると、6/9=2/3階調の表示となる。
【0009】
以下に、階調表示した場合の印加電圧波形と、その場合の光学応答について説明する。
【0010】
図4に示すように、1/3階調表示を走査電極X5からXnと信号電極Y2からY5の交点の画素に表示し、それ以外の画素は、3/3階調(背景の白画素)の表示をする。FRC階調は、図17の3×3画素を基本パターンとして表示する。
【0011】
この場合の走査電極X1と信号電極Y2の交点にある画素に印加する電圧波形を、図18(a)に示す。また、光学応答を図18(b)に示す。
【0012】
図18(a)は、信号電極の電圧が−V2とV2だけでなく、ゼロや−V3、V3の電位も選択することになる。このため図18(b)の光学応答は、−V2とV2だけを選択しているフィールド期間よりも−V3やV3の選択がある部分のフィールド期間の透過率は、下降が緩やかで、ゼロを選択がある部分のフィールド期間は、透過率の下降が激しくなる。また、−V3やV3を選択しているフィールド期間は、オフの場合の透過率が上昇してしまい、通常のオフ表示よりも明るいオフ表示となってしまう。このため、階調表示している信号電極上のX1とY2、Y3、Y4・・・Ymの交点の画素は、X1とY1の交点の画素と違った光学応答を示すためクロストークとなって観測される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように、FRC方式によって階調を表示すると、各信号電極の電圧波形が違うことから、光学応答が異なり、階調表示部分と非階調表示部分のクロストークが発生する課題を有している。特に高速応答の液晶を駆動する場合に顕著である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶装置の駆動方法は、複数の走査電極及び前記複数の走査電極に交差する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各データ電極との間に挟持された液晶とを備える液晶装置の駆動方法において、複数の画素の集合を基本単位として一つの表示ドットを表わし、フレーム単位で表示すべき階調に対応する前記基本単位内の表示状態を変えることによって階調表示を行い、複数の前記走査電極をh本毎にサブグループにわけ、当該サブグループ内の走査電極を同時に選択し、前記走査電極を選択する選択電圧は、第1の選択値と第2の選択値を有し、表示データ及び前記選択電圧の選択値に基づき信号電圧を前記信号電極に印加し、前記信号電極に印加される信号電位のレベル数が、前記信号電極に本来印加されるべき信号電位のレベル数よりも少なく、かつ所定の2つの階調を表示する場合に同一の信号電位のセットを用いるように前記基本単位内の表示状態及び前記選択値を設定することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の表示装置は、複数の走査電極及び前記複数の走査電極に交差する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各データ電極との間に挟持された液晶とを備える表示装置において、複数の画素の集合を基本単位として一つの表示ドットを表わし、フレーム単位で表示すべき階調に対応する前記基本単位内の表示状態を変えることによって階調表示が行われ、複数の前記走査電極をh本毎にサブグループにわけ、当該サブグループ内の走査電極が同時に選択され、前記走査電極を選択する選択電圧は、第1の選択値と第2の選択値を有し、表示データ及び前記選択電圧の選択値に基づき信号電圧を前記信号電極が印加され、前記信号電極に印加される信号電位のレベル数が、前記信号電極に本来印加されるべき信号電位のレベル数よりも少なく、かつ所定の2つの階調を表示する場合に同一の信号電位のセットを用いるように前記基本単位内の表示状態及び前記選択値が設定されてなることを特徴とする。
【0016】
【実施例】
以下に、実施例に基づいて本発明による液晶素子等の駆動方法および表示方法を具体的に説明する。
(実施例1)
実施例1は、4ラインの走査電極を同時選択する場合に、背景を表示する画素を駆動する信号電極が選択する電圧レベルと同じ実効値の電圧レベルを、階調表示を表示する画素を駆動する信号電極でも選択するものである。
【0017】
図13に示す構成の液晶表示装置を駆動するとする。図1(a)は、4ライン同時に駆動する場合の走査電極X1からX6に印加する電圧波形を、(b)は、背景表示の画素を駆動する信号電極Y1に印加する電圧波形を、(c)は、階調を表示する画素を駆動する信号電極Y2に印加する電圧波形を示している。図2は、同時選択する4画素のうち2画素が必ず組になってオンまたは、オフとなるように構成した3×4画素を基本単位とするFRC階調の基本パターン図である。図3は、信号電極Y2と走査電極X1の交点の画素の光学応答を示している。
【0018】
図4に示すように、走査電極X5からXnと信号電極Y2からY5の交点の画素に1/3階調を表示し、それ以外の画素は、3/3階調(背景の白画素)の表示をする。走査電極X1からX4に、図1(a)に示した電圧波形を印加する。ここで、1F,2Fは、フレーム期間を、1f、2f、3f、4fは、1フレーム期間を4つに分割したフィールド期間、1Hは、走査電極X1からX4の4ラインを選択する走査期間、2Hは、走査電極X5からX8の4ラインを選択する走査期間である。
【0019】
背景表示の3/3階調の画素を駆動する信号電極Y1に印加する電圧波形は、従来例でも説明したように、図1(b)に示すように1F期間では、−V2の電圧レベルを選択し、2F期間では、V2を選択する波形となる。図2の階調パターンを用いて1/3階調を表示すると、信号電極Y2に印加する電圧波形は、図1(c)に示すようにV2か−V2のどちらかの電圧レベルを選択する波形となる。
【0020】
1/3階調を表示する場合の信号電極の電圧波形を表1を用いて詳細に説明する。
【0021】
表1は、走査パターンと1/3階調表示する表示パターンのすべての組み合わせの不一致数と、選択電位を示したものである。走査パターンは、走査電極が選択する電圧V1を+、−V1を−として表示し、表示パターンは、オンを+、オフを−として表示している。従来例で説明した手順に従い、走査パターンと表示パターンの不一致数によって電圧レベルを決定すると、走査パターンと階調パターンのすべての組み合わせにおいてV2か−V2しか選択していない。V2と−V2は、極性が違うだけで、非選択期間では、液晶素子に掛かる実効電圧は全く同じ働きをする。また、非選択期間に、V3、−V3とゼロ電圧を選択しないことから、階調表示部分がある信号電極Y2とX1の交点にある画素の光学応答である図3は背景だけを表示する信号電極Y1とX1の交点にある画素の光学応答(図15)と全く同じとなり、クロストークを発生しない。
【0022】
【表1】
表2は、2/3階調表示の場合の走査パターンと表示パターンのすべての組み合わせの不一致数と、選択電位を示したものである。すべての組み合わせにおいてV2か−V2しか選択していない。つまり、2/3階調の場合にも、階調表示部分がある信号電極上の背景を表示している画素と背景だけを表示する信号電極上の画素の光学応答は、同じとなり、クロストークを発生しない。同様に、背景が全面黒表示の場合にも、図2に示すFRC階調の基本パターンで階調表示を行うことで、クロストークの起きない良好な階調表示を行うことができる。
【0023】
【表2】
さらに、同じ効果を持つ階調表示の基本パターンを図5に示す。同図では、1/3階調の1フレーム目に表示するパターンを代表して示している。同時に選択する4画素の内、2画素を組としてオン、オフすることは変わらないが、同図(a)と(b)は、組にする2画素を隣合わせたものであり、同図(c)と(d)は、隣合わせの場合と離れた場合を組み合わせたものである。
【0024】
(実施例2)
実施例1において、1/3階調や2/3階調の表示をする場合に、1列すべてがオンまたはオフになる場合を含んでいた。このため、階調表示部分に1列すべてがオンまたはオフになるラインが動くことでチラツキが目だつ。実施例2では、4ラインの走査電極を同時選択する場合に、走査期間(1H期間)ごとに階調表示パターンを変えることによって、このチラツキを解消するものである。
【0025】
図6は、3走査期間(3H期間)ごとの周期で繰り返す1/3階調表示の場合の基本パターンを示すものである。3×12画素単位のパターン構成となる。1走査期間ごとに4画素ずつ表示するが、1走査期間ごとに違う階調表示パターンを3つ組み合わせたものである。具体的には、1フレーム目の1列上の画素表示は、上から順に(オン、オフ、オン、オフ)、(オフ、オン、オフ、オン)、(オフ、オフ、オフ、オフ)となり、図2で示した1/3階調の1フレーム目の1列、2列、3列のパターンを順番にならべたものとなっている。表1に示したように、走査パターンと階調の表示パターンは、すべての組み合わせにおいてV2か−V2の電圧レベルしか選択しないことから、図6に示した階調表示パターンの場合にも、V2か−V2の電圧レベルしか選択しない。このため、光学応答が異なることによるクロストークが無い表示が可能である。
【0026】
そのうえ、図6のような表示を行うと、V2と−V2の切り替えの数が信号電極毎に同じになり、互いに切り替わる電位変化の方向が違うため、相殺効果によって電圧を補正する効果がある。図13に示す表示装置の全画面に図6のパターンによって1/3階調を表示した場合の信号電極Y1、Y2、Y3に印加する電圧波形を図7に示す。立ち上がりと立ち下りが同じ時に必ず1組あることがわかる。このため、波形の立ち上がりによる歪と立ち下りによる歪が互いに相殺され、液晶に与えられる実効値電圧を補正する効果により、中間調を高品位で表示することが可能である。
【0027】
(実施例3)
実施例3は、6ライン同時選択とした場合の本発明の1例である。6ライン同時選択の場合、信号電極に印加する電圧レベルは、全部で7レベル(V2,V3,V4,ゼロ,−V2,−V3,−V4の各レベル)必要である。電圧比は、V2:V3:V4=1:2:3である。走査電極X1からX6に印加する電圧波形を図8(a)に示す。図12の表示装置において、走査電極X7からXnと信号電極Y2からY5の交点の画素に1/3階調を表示し、それ以外の画素は、3/3階調(背景の白画素)の表示をする。全面白(3/3階調)表示の信号電極Y1に印加する電圧波形は、同図(b)のように、最高電圧レベル(V4)と最低電圧レベル(−V4)を選択しない波形となる。図9は、4階調の表示を行う場合の基本パターンを示している。この基本パターンで1/3階調を表示する。1/3階調表示する信号電極Y2の電圧波形は、図8(c)に示すように、最高電圧レベル(V4)と最低電圧レベル(−V4)を選択しない波形となる。つまり、1/3階調表示も背景の全面白表示にも、信号電極に印加する電圧波形は、V2、V3、ゼロ、−V2、−V3の5レベルのセットしか用いない。このため、実施例1と同様に、光学応答の違いによるクロストークが起きない。2/3階調の場合も同様にクロストークは起きない。また、実施例2と同様に、3Hごとに基本パターンを入れ換えることによって、階調表示のちらつきを防止し、あわせて波形の歪を補正することによって良好な階調表示を行うことができることは明らかである。
【0028】
(実施例4)
実施例4は、5ライン同時選択とした場合の本発明の1例である。5ライン同時選択の場合、信号電極に印加する電圧レベルは、全部で6レベル(V2,V3,V4,−V2,−V3,−V4の各レベル)必要である。電圧比は、V2:V3:V4=1:3:5である。走査電極X1からX5に印加する電圧波形を図10(a)のようにする。図13の表示装置の走査電極X6からXnと信号電極Y2からY5の交点の画素に1/3階調を表示し、それ以外の画素は、3/3階調(背景の白画素)の表示をする。3/3階調表示の信号電極Y1に印加する電圧波形は、同図(b)のように、最高電圧レベル(V4)と最低電圧レベル(−V4)を選択しない波形となる。図11は、1/3階調表示を行う場合の基本パターンを示している。この基本パターンで1/3階調を表示すると、図10(c)に示すように、最高電圧レベル(V4)と最低電圧レベル(−V4)を選択しない波形となる。つまり、1/3階調表示も背景の全面白表示にも、信号電極に印加する電圧波形は、V2、V3、−V2、−V3の4レベルのセットしか用いない。このため、実施例1、実施例3と同様に、光学応答の違いによるクロストークが起きない。また、実施例2と同様に、3Hごとに基本パターンを入れ換えることによって、階調表示のチラツキを防止し、あわせて波形の歪を補正することによって良好な階調表示を行うことができることは明らかである。
【0029】
以上、説明したように背景を表示する画素を駆動する信号電極が選択する電圧レベルのセットと同じ電圧レベルのセットを、階調表示を表示する画素を駆動する信号電極でも選択することで、光学応答が同じとなり、クロストークを発生しない。また、階調パターンを走査期間ごとに変えることにより、信号電極に印加する電圧波形の立ち上がりと立ち下がりが同じ位置で、同数に設定することができる。この相殺効果によって、良好な階調表示が可能である。
【0030】
7ライン選択時の走査パターンと階調表示パターンを図12に示す。同図(a)は、走査パターンを+と−の符号によって簡略に表現した図であり、同図(b)は、1/3階調を表示する3×7画素の基本パターンを示したものである。5、6ラインの場合と同様な効果がある。
【0031】
上記の実施例では、4ライン、5ライン、6ライン、7ラインの場合を説明したが、選択ラインは、これに限定されるものではなく、8ライン以上の同時選択時でも同様の考え方で駆動できる。
【0032】
そして、本発明の駆動方法による表示装置をパーソナルコンピュータ等の表示装置として使うことによって画質の向上した見やすい表示が実現できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の液晶駆動方法によって液晶を駆動すると、高速応答の液晶ディスプレイの階調表示でも、クロストーク、チラツキの少ない表示品質の高い階調表示ができる表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶素子等の駆動方法の一実施例を示す駆動波形図。
【図2】本発明による液晶素子等の駆動方法の階調表示パターンを示す図。
【図3】光学応答を示す図。
【図4】表示パターンの説明図。
【図5】本発明による液晶素子等の駆動方法の階調表示パターンの他の例を示す図。
【図6】本発明による液晶素子等の駆動方法の他の実施例を示す階調表示パターンを示す図。
【図7】本発明による液晶素子等の駆動方法の他の実施例を示す信号電極に印加する電圧波形図。
【図8】本発明による液晶素子等の駆動方法の他の実施例を示す駆動波形図。
【図9】本発明による液晶素子等の駆動方法の他の実施例を示す階調パターン図。
【図10】本発明による液晶素子等の駆動方法の他の実施例を示す駆動波形図。
【図11】本発明による液晶素子等の駆動方法の他の実施例を示す階調パターン図。
【図12】本発明による液晶素子等の駆動方法の他の実施例を示す走査パターンと階調パターン図。
【図13】液晶表示装置の構成を示す図。
【図14】従来の駆動方法を示す駆動波形図。
【図15】従来の駆動方法による背景表示時の光学応答を示す図。
【図16】従来のFRC階調表示の説明図。
【図17】従来のFRC階調表示の基本パターン図。
【図18】従来の駆動方法による階調表示時の光学応答を示す図。
【符号の説明】
X1,X2〜Xn 走査電極
Y1,Y2〜Ym 信号電極
1F,2F フレーム期間
1f,2f フィールド期間
1H,2H,3H 走査期間
Claims (4)
- 複数の走査電極及び前記複数の走査電極に交差する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各データ電極との間に挟持された液晶とを備える液晶装置の駆動方法において、
複数の画素の集合を基本単位として一つの表示ドットを表わし、フレーム単位で表示すべき階調に対応する前記基本単位内の表示状態を変えることによって階調表示を行い、
複数の前記走査電極をh本毎にサブグループにわけ、当該サブグループ内の走査電極を同時に選択し、
前記走査電極を選択する選択電圧は、第1の選択値と第2の選択値を有し、
表示データ及び前記選択電圧の選択値に基づき信号電圧を前記信号電極に印加し、
前記信号電極に印加される信号電位のレベル数が、前記信号電極に本来印加されるべき信号電位のレベル数よりも少なく、かつ所定の2つの階調を表示する場合に同一の信号電位のセットを用いるように前記基本単位内の表示状態及び前記選択値を設定することを特徴とする液晶装置の駆動方法。 - 前記複数の走査電極を同時に選択する走査期間ごとに前記基本単位内の画素の表示状態を変えることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置の駆動方法。
- 複数の走査電極及び前記複数の走査電極に交差する複数の信号電極と、前記各走査電極と前記各データ電極との間に挟持された液晶とを備える表示装置において、
複数の画素の集合を基本単位として一つの表示ドットを表わし、フレーム単位で表示すべき階調に対応する前記基本単位内の表示状態を変えることによって階調表示が行われ、
複数の前記走査電極をh本毎にサブグループにわけ、当該サブグループ内の走査電極が同時に選択され、
前記走査電極を選択する選択電圧は、第1の選択値と第2の選択値を有し、
表示データ及び前記選択電圧の選択値に基づき信号電圧を前記信号電極が印加され、
前記信号電極に印加される信号電位のレベル数が、前記信号電極に本来印加されるべき信号電位のレベル数よりも少なく、かつ所定の2つの階調を表示する場合に同一の信号電位のセットを用いるように前記基本単位内の表示状態及び前記選択値が設定されてなることを特徴とする表示装置。 - 前記複数の走査電極を同時に選択される走査期間ごとに前記基本単位内の画素の表示状態を変えることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
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