JPH09265078A - 液晶画像表示装置およびマルチプレキシング駆動法 - Google Patents

液晶画像表示装置およびマルチプレキシング駆動法

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JPH09265078A
JPH09265078A JP35637096A JP35637096A JPH09265078A JP H09265078 A JPH09265078 A JP H09265078A JP 35637096 A JP35637096 A JP 35637096A JP 35637096 A JP35637096 A JP 35637096A JP H09265078 A JPH09265078 A JP H09265078A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の低減および表示品位の向上を図
る。 【技術手段】 走査信号電極と情報信号電極が互いにマ
トリクス状に配置され、その間に液晶が挟持されて構成
された液晶パネルと、情報信号電極に情報信号電圧波形
を印加する情報電極駆動手段と、走査信号電極に走査信
号電圧波形を印加する走査電極駆動手段とを持つ液晶画
像表示装置において、一走査期間に書き込みパルスΔT
の間隔で2本の走査信号電極を走査して各情報信号電極
ごとに2つの画素の表示選択を行なうことにより、フレ
ーム周波数を変えることなく情報信号電圧波形の周波数
を下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字や画像を表示
するための表示装置およびその駆動法に関し、特に液晶
の2つの配向状態により表示を行なうマトリクス表示装
置およびそのマルチプレキシング駆動法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来より多用されているCRTデ
ィスプレイに比べて、薄型、軽量かつ低消費電力である
液晶を用いたフラットパネルディスプレイが注目されて
いる。しかしながら、CRTに比べて低消費電力である
とはいえ、資源の有効利用のためには、何らかの方法を
用いて、さらなる消電力化を実現しなければならない。
【0003】フラットパネルディスプレイに用いられる
液晶表示素子の中でも、双安定性を有し、電界に対する
応答の早い強誘電性液晶素子は、高速かつ記憶型の表示
素子として期待されており、例えば、特開昭56−10
7216号公報等に提案されている。またこれをマトリ
クス駆動する際の駆動方法についても、これまで特開平
2−281233号など多数提案されている。図10に
従来の駆動波形の例を示す。図10において、Aは選択
時の走査信号電圧波形、Bは非選択時の走査信号電圧波
形、Cは明表示する時の情報信号電圧波形、Dは暗表示
する時の情報信号電圧波形である。1Hは、一本の走査
電極上の画素の表示状態を定めるための一水平走査期間
である。
【0004】従来の強誘電性液晶素子においては、表示
画像の書き換えを行なう場合、フレーム周波数の高速化
のため、常に情報信号電極に図10のC,Dに示す情報
信号電圧波形が印加されており、書き換えを行ないたい
走査信号電極に選択時の走査信号電圧波形を印加し、
明、暗を書き分けていた。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、表
示装置の大画面化、高精細化が進むにつれ、液晶パネル
の駆動の負荷は増大し、表示装置の消費電力の増加はも
ちろんのこと、さらには液晶パネルの発熱量も増加し、
液晶材料のもつ温度特性の影響により駆動マージンが減
少し、特に液晶パネルの高温域において全画面白表示時
に表示品位が劣化することがあった。また、特開昭63
−155032号には2本の走査電極をアドレスする方
法が示されているが、フレーム周期が長くなったり、フ
リッカが抑制し難かった。
【0006】本発明は、前述の問題点に鑑みてなされた
もので、より消費電力の低い、より高品位の表示画像を
得ることのできる液晶画像表示装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、走査信号電極と情報信号電極と液晶とを
有する液晶パネルと、情報信号電極に情報信号電圧波形
を印加する情報電極駆動手段と、走査信号電極に走査信
号電圧波形を印加する走査電極駆動手段とを持つ液晶画
像表示装置において、前記情報信号電極に印加する情報
信号電圧波形は、パルス幅ΔTの第1の情報(明暗選
択)パルスと、第1の情報パルスの後の第1の情報パル
スとは逆極性でパルス幅ΔTの第2の情報パルスとを含
む第1の情報信号電圧波形(一つ情報信号電極上の2つ
の走査信号電極との交点の画素の表示が明と暗または暗
と明の場合)と、ΔTの2倍のパルス幅の第3の情報パ
ルスを含む第2の情報信号電圧波形(前記画素の表示が
明と明または暗と暗の場合)とからなり、前記走査信号
電極に印加する走査信号電圧波形は、パルス幅ΔTの第
1の書き込みパルスと第1の書き込みパルスの前の第1
の消去パルスとを含む第1の走査信号電圧波形と、第1
の走査信号電圧波形とはΔT位相のずれたパルス幅ΔT
の第2の書き込みパルスと、第2の書き込みパルスの前
の第2の消去パルスとを含む第2の走査信号電圧波形と
からなり、前記第1,第2の走査信号電圧波形によっ
て、前記液晶パネルの2本の走査信号電極を同時に走査
し、かつ前記の各情報信号電極に表示状態に応じた前記
第1または第2の情報信号電圧波形を印加する駆動法を
採用している。
【0008】
【作用および効果】本発明によれば、一水平走査期間内
に2本の走査線を順次選択して各情報信号電極ごとに2
つの画素の表示の選択を行なう。したがって、情報電極
駆動手段側では情報信号電圧波形におけるパルス幅、同
一情報信号電極上の2つの画素を明明表示または暗暗表
示する場合(第2の情報信号電圧波形)の情報パルス部
分の幅等を広くすることができ、情報信号電圧波形の周
波数を下げることができる。これにより、情報電極駆動
手段の消費電力を低減することができ、液晶パネルの温
度上昇等に由来する駆動マージンの低下、したがって表
示品質の低下を防止することができる。一方、一水平走
査期間が2倍となるが、一水平走査期間内に2本の走査
線を順次走査するため、一画面の書き換え時間(フレー
ム周波数)は従来のものとの相違はない。また、走査電
極駆動手段は同時に2つの走査電極を駆動するため走査
電極駆動手段自身の消費電力は一見2倍になるが、これ
も駆動波形の低周波数化により実際の消費電力は従来の
ものとほぼ等しくなる他、この走査電極駆動手段は数百
本以上の走査線のうち2本ずつを駆動するものであるか
ら、その消費電力は、各水平走査期間ごとに全情報信号
電極を駆動する情報電極駆動手段の消費電力の数十分の
一以下に過ぎず、走査電極駆動手段の消費電力の増加は
あったとしても表示装置全体の消費電力から見れば無視
し得る程度である。これにより、より消費電力を低く
し、より高品位な表示画像を得ることができる。
【0009】前記第1の情報信号電圧波形においては、
第1の情報パルスと第2の情報パルスが逆位相、パルス
幅同一であるため情報パルス部分の平均電圧が零にな
る。したがって、第1の情報信号電圧波形においては、
情報信号電圧波形の平均値を略零にして駆動マージンを
増加するための第1および第2の補助パルスは省略する
ことができる。これらの補助パルスを省略すれば、さら
に消費電力を低減することができる。
【0010】
【実施例】
(第1の実施例)以下、図面に示す実施例に基づいて本
発明の詳細を説明する。図1は本発明における駆動波形
の第1の実施例を示す。図1は、選択時の第1の走査信
号電圧波形(以降COM1とする)、第2の走査信号電
圧波形(以降COM2とする)、非選択時の走査信号電
圧波形、第1の情報信号電圧波形(以降SEG1とす
る)、第2の情報信号電圧波形(以降SEG2とす
る)、第3の情報信号電圧波形(以降SEG3とす
る)、第4の情報信号電圧波形(以降SEG4とする)
を示す。また1Hは一水平走査期間、ΔTは選択(明暗
選択)期間を示している。これらは従来の駆動波形を示
す図10における符号1HおよびΔTと同様である。図
1および図10における選択時の3種の走査信号電圧波
形は、基本的にほぼ同様の性質を持ち、最初のV1レベ
ル(消去パルス)にて黒(暗)消去(書き込み)を行な
い、V2レベル(書き込みパルス)にて、情報信号電圧
波形のV3,V4レベル(選択パルス)による明暗
(白,黒)の選択を行なう。
【0011】各走査信号波形のうち前半の1Hの部分
は、その波形が印加される走査電極上の画素を確実に消
去するためのものである。よって、後半の1Hの最初の
V1パルスで充分な消去ができるのであれば、前半の1
Hのパルスは必須ではない。また、必要に応じて印加さ
れるV5レベルの補正パルスは、特開平2−28123
3にあるような補正を行ない駆動マージンを向上させる
ためのものである。
【0012】図1を見て分かるように、COM1に対し
てCOM2は消去パルス、書き込みパルス、補正パルス
の位相がΔTづつずらされており、COM1は補正パル
スの後にVCレベル(基準電位)、COM2は消去パル
スの前にVCレベル(基準電位)が設けられている。液
晶パネルの偏光板の光軸方向にもよるが、この走査信号
電圧波形の各書き込みパルス期間(V2の期間)に、情
報信号電圧波形のV3レベルを与えることにより明表示
となり、V4レベルを与えることにより暗表示となる。
つまり、図1に示すCOM1とSEG1との組み合わせ
においては、暗表示が行なわれ、COM2とSEG1と
の組み合わせにおいては、明表示が行なわれる。COM
1,COM2とSEG2においてはその逆となる。SE
G3においては、COM1,COM2のどちらの選択パ
ルス期間においてもV3レベルであるので、常に明表示
が行なわれる。COM1,COM2とSEG4において
はその逆で、常に暗表示となる。図2は、図1に示した
本発明における第1の実施例の各走査信号電圧波形と情
報信号電圧波形によって、マトリクスパネルの互いに隣
接していない走査信号電極を2本同時に選択、駆動した
場合の明、暗の表示結果を示す。ここに示す通り本実施
例の駆動波形によれば、2本の走査信号電極を同時に走
査した場合でも、各情報信号電極上の画素に対して
『明、暗』(SEG2)、『暗、明』(SEG1)、
『明、明』(SEG4)、『暗、暗』(SEG3)の4
通りの組み合わせの画素表示を行なうことができる。
【0013】ここで再び、図1に示した本発明における
第1の実施例の波形と図10に示した従来の駆動波形と
を比較する。選択期間ΔTの時間幅を同等にとると、図
10の駆動波形に対して、図1に示す第1の実施例の波
形の1H(一水平走査期間)が2倍の長さとなることが
分かる。つまり、本発明における第1の実施例の波形に
よると、一本の走査信号電極上の画素を書き換える時間
が、図10の駆動波形によって一本の走査信号電極上の
画素を書き換える時間の2倍となってしまう。しかしな
がら、本発明における第1の実施例の波形によれば、2
本の走査信号電極上の画素を同じ1H期間内に書き換え
ることができるために、表示装置の1画面を書き換える
時間、フレーム周波数は、図10の駆動波形を用いて画
像表示を行なう場合と同等になる。しかも前述の通り、
一水平走査期間が2倍となることにより、情報信号電極
に常に印加される情報信号電圧波形の周波数は1/2で
よいので、情報信号電圧波形の周波数に大きく依存する
液晶パネル駆動の負荷は減少する。例えば、負荷が増大
することによって、画像表示品位の劣化の見られた全画
面白表示の場合には、ほぼ1/2に消費電力を低減する
ことができ、液晶パネル自体の発熱量も減少することに
より、液晶パネルの高温域においても充分な駆動マージ
ンが得られ、高品位の表示画像を得ることができる。
【0014】図3は本発明の一実施例に関わる画像表示
装置のブロック図を示す。同図において、307はグラ
フィックコントローラであり、ここから送出されるアド
レス付データはフレームメモリを備える駆動制御回路3
05に入力される。駆動制御回路305は、表示を行な
う走査線上のデータをそれぞれアドレスデータと表示デ
ータに変換し走査信号制御回路304と情報信号制御回
路306に送出する。このアドレスデータにしたがって
走査信号印加回路302が走査信号電圧波形を発生し、
画像表示部301の走査信号電極に印加する。また表示
データにしたがって情報信号印加回路303が情報信号
電圧波形を発生し、画像表示部301の情報信号電極に
印加する。
【0015】(第2の実施例)以下に本発明における駆
動波形の第2の実施例を述べる。図4に本発明における
第2の実施例の波形を示す。本波形は前記図1の第1,
第2の情報信号電圧波形の補助パルスをVCレベルとし
たものである。本波形によれば、第1の実施例の波形を
用いて情報信号電極を駆動した場合と比較すると、補助
パルスのV3,V4レベルがVCレベルとなる分、さら
に消費電力が低減されることになる。その他の構成は、
第1の実施例と同じである。
【0016】(第3の実施例)図5は、本発明の第3の
実施例による液晶画像表示装置に用いられる走査電極に
印加される信号の印加タイミングを示している。走査選
択信号は、第1の実施例と同じであり、非選択時の走査
電極に印加される電圧VCを基準にした相対電位で示し
ている。本実施例では、画像表示部の画素が1280×
1024個であるので水平走査線数すなわち走査電極は
S1,S2,S3,S4,‥‥‥,S1023,S10
24の1024本ある。第1の実施例では、隣接しない
2本の走査電極に対して、第1および第2の走査選択信
号を同時に印加したが、本実施例では、隣接する2本の
走査電極(S1,S2),(S3,S4),‥‥‥,
(S1023,S1024)に同時に走査選択信号を印
加するよう構成されている。また、走査電極(S1,S
2)上の画素の表示状態を定める1Hの期間には、次に
選択される走査電極(S3,S4)上の画素を消去する
ためのパルスが立ち上がっており、この期間に消去がな
される。
【0017】不図示ではあるが、同時に、走査電極(S
3,S4)上の画素の表示状態を定める1Hの期間に
は、走査電極(S5,S6)に消去パルスが印加され
る。つまり、nおよびn+1本目の走査電極に走査選択
信号が印加されると同時に、n+2およびn+3本目の
走査電極に消去用のパルスが印加されるようになってい
る。情報信号としては、図1または図4に示したものと
同じ電圧波形を用いることができる。
【0018】(第4の実施例)図6は、本発明の第4の
実施例による液晶画像表示装置の走査電極に印加される
信号の印加タイミングを示している。図6の例では、図
5の例と異なり、ある走査電極に印加される走査選択信
号の前半部分が、他の走査選択信号の後半部分と時間的
に重なっていない。
【0019】(第5の実施例)図7は、本発明の第5の
実施例による液晶画像表示装置に用いられる走査選択信
号の印加タイミングを図表にまとめて示している。図7
の例は、隣接する2本の走査電極に第1および第2の走
査選択信号(COM1,COM2)を同時に印加する形
態である。そして、印加タイミングは、1画面を形成す
るための、1フレームを4つのフィールド走査期間で構
成し、第1フィールドでは8n+1本目と8n+2本目
の走査電極に順次時系例的に走査信号(COM1,CO
M2)を印加する。
【0020】同様に第2フィールドでは、前のフィール
ドで選択された走査電極と隣接しない2つの走査電極
(8n+5本目と8n+6本目)を順次選択する。次に
第3フィールドでは8n+3本目と8n+4本目の走査
電極を、さらに第4フィールドでは、8n+7本目と8
n+8本目の走査電極を、選択する。この方式は、図6
の方式より、フリッカ抑制効果が優れている。
【0021】また、図5に示したように後に選択される
走査電極に印加される走査選択信号の前半の1Hと先に
選択される走査電極に印加される走査選択信号の後半の
1Hとを重ならせて、図7に示す順序で走査電極を選択
すれば、1フレーム走査期間はさらに短縮し、フリッカ
はより目立ち難くなる。
【0022】(第6の実施例)図8は、本発明の第6の
実施例による液晶画像表示装置に用いられる走査選択信
号の印加タイミングを図表にまとめて示している。図8
の例は、互いに隣接しない2本の走査電極に第1および
第2の走査選択信号(COM1,COM2)を同時に印
加する形態である。そして、印加タイミングは、1画面
を形成するための、1フレームを4つのフィールド走査
期間で構成し、第1フィールドでは8n+1本目と8n
+5本目の走査電極に順次時系例的に走査選択信号(C
OM1,COM2)を印加する。
【0023】同様に第2フィールドでは、前のフィール
ドで選択された走査電極と隣接する2つの走査電極(8
n+2本目と8n+6本目)を順次選択する。次に第3
フィールドでは8n+3本目と8n+7本目の走査電極
を、さらに第4フィールドでは、8n+4本目と8n+
8本目の走査電極を、選択する。
【0024】(第7の実施例)図9は、本発明の第7の
実施例による液晶画像表示装置に用いられる走査選択信
号の印加タイミングを図表にまとめて示している。図9
の例は、互いに隣接しない2本の走査電極に第1および
第2の走査選択信号(COM1,COM2)を同時に印
加する形態である。そして、印加タイミングは、1画面
を形成するための、1フレームを4つのフィールド走査
期間で構成し、第1フィールドでは8n+1本目と8n
+5本目の走査電極に順次時系例的に走査選択信号(C
OM1,COM2)を印加する。
【0025】同様に第2フィールドでは、前のフィール
ドで選択された走査電極と隣接しない2つの走査電極
(8n+3本目と8n+7本目)を順次選択する。次に
第3フィールドでは8n+4本目と8n+8本目の走査
電極を、さらに第4フィールドでは8n+2本目と8n
+7本目の走査電極を、選択する。この方式は、図7お
よび図8の方式より、フリッカ抑制効果が優れている。
【0026】また、図5に示したように後に選択される
走査電極に印加される走査選択信号の前半の1Hと先に
選択される走査電極に印加される走査選択信号の後半の
1Hとを重ならせて、図7に示す順序で走査電極を選択
すれば、1フレーム走査期間はさらに短縮され、フリッ
カはより目立ち難しくなる。
【0027】以上に述べたように、本発明の各実施例に
よれば、走査信号電極と情報信号電極が互いにマトリク
ス上に配置され、その間に液晶が挟持されて構成された
液晶パネルと、情報信号電極に情報信号電圧波形を印加
する駆動手段と、走査信号電極に走査信号電圧波形を印
加する駆動手段を持つ液晶画像表示装置において、前記
情報信号電極に印加する情報信号電圧波形は、パルス幅
ΔTの第1の情報(明暗選択)パルスと、第1の情報パ
ルスの後の第1の情報パルスとは逆極性でパルス幅ΔT
の第2の情報パルスと、第1の情報パルスの前の第1の
情報パルスとは逆極性でΔTよりも短いかまたは同じパ
ルス幅を持つ第1の補助パルスと、第2の情報パルスの
後の第2の情報パルスとは逆極性でΔTよりも短いかま
たは同じパルス幅を持つ第2の補助パルスから構成され
る第1の情報信号電圧波形と、ΔTの2倍のパルス幅の
第3の情報パルスと、第3の情報パルスの前の第3の情
報パルスとは逆極性でΔTのパルス幅を持つ第3の補助
パルスと、第3の情報パルスの後の第3の情報パルスと
は逆極性でΔTのパルス幅を持つ第4の補助パルスから
構成される第2の情報信号電圧波形とからなり、前記走
査信号電極に印加する走査信号電圧波形は、パルス幅Δ
Tの第1の書き込みパルスと第1の書き込みパルスの前
の第1の消去パルスからなる第1の走査信号電圧波形
と、第1の走査信号電圧波形とはΔT位相のずれたパル
ス幅ΔTの第2の書き込みパルスと、第2の書き込みパ
ルスの前の第2の消去パルスからなる第2の走査信号電
圧波形とからなり、前記第1,第2の走査信号電圧波形
によって、前記液晶パネルの2本の走査信号電極を同時
に走査し、かつする前記の各情報信号電極に表示状態に
応じた前記第1または第2の情報信号電圧波形を印加す
る駆動法によって、より消費電力の低い、より高品位な
表示画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る画像表示装置に用い
られる駆動信号波形を示す図である。
【図2】 図1の駆動信号により表示される画素の様子
を示す図である。
【図3】 上記実施例に係る画像表示装置の制御系のブ
ロック図である。
【図4】 本発明の第2の実施例に係る画像表示装置に
用いられる駆動信号波形を示す図である。
【図5】 本発明の第3の実施例に係る画像表示装置に
用いられる走査選択信号の印加タイミングを示す図であ
る。
【図6】 本発明の第4の実施例に係る画像表示装置に
用いられる走査選択信号の印加タイミングを示す図であ
る。
【図7】 本発明の第5の実施例に係る画像表示装置に
用いられる走査選択信号の印加タイミングとフィールド
走査の関係を示す図である。
【図8】 本発明の第6の実施例に係る画像表示装置に
用いられる走査選択信号の印加タイミングとフィールド
走査の関係を示す図である。
【図9】 本発明の第7の実施例に係る画像表示装置に
用いられる走査選択信号の印加タイミングとフィールド
走査の関係を示す図である。
【図10】 従来の表示装置に用いられる駆動信号波形
を示す図である。
【符号の説明】
COM1,COM2:走査選択信号、SEG1〜SEG
4:情報信号、1H:一水平走査時間、V1:消去パル
ス、V2:書き込みパルス、V3:明情報パルスまたは
補助パルス、V4:暗情報パルスまたは補助パルス、V
5:補助パルス、ΔT:書き込みパルスのパルス幅、V
C:基準電位、301:画像表示部、302:走査信号
印加回路、303:情報信号印加回路、304:走査信
号制御回路、305:駆動制御回路、306:情報信号
制御回路、307:グラフィックコントローラ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査信号電極と情報信号電極と液晶とを
    有する液晶パネルと、情報信号電極に情報信号電圧波形
    を印加する情報電極駆動手段と、走査信号電極に走査信
    号電圧波形を印加する走査電極駆動手段とを持つ液晶画
    像表示装置において、 前記走査電極駆動手段は、パルス幅ΔTの第1の書き込
    みパルスと第1の書き込みパルスの前の第1の消去パル
    スを含む第1の走査信号電圧波形と、第1の走査信号電
    圧波形とはΔTだけ位相のずれたパルス幅ΔTの第2の
    書き込みパルスと、第2の書き込みパルスの前の第2の
    消去パルスを含む第2の走査信号電圧波形を発生し、前
    記第1,第2の走査信号電圧波形によって、前記液晶パ
    ネルの2本の走査信号電極を同一走査期間内に順次走査
    選択し、 前記情報電極駆動手段は、パルス幅ΔTの第1の情報パ
    ルスと第1の情報パルスの後の第1の情報パルスとは逆
    極性でパルス幅ΔTの第2の情報パルスとを含む第1の
    情報信号電圧波形と、ΔTの2倍のパルス幅の第3の情
    報パルスを含む第2の情報電圧波形とを選択的に印加す
    ることを特徴とする液晶画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶は、強誘電性液晶である請求項
    1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 走査信号電極と情報信号電極と液晶とを
    有する液晶パネルを備え、 該液晶パネルの第1の走査電極に第1の期間にパルス幅
    ΔTの第1の書き込みパルスを印加するとともに第2の
    走査電極に該第1の期間に続く第2の期間にパルス幅Δ
    Tの第2の書き込みパルスを印加し、 前記液晶パネルの情報電極に、該第1および第2の期間
    に、情報信号を印加することにより、一水平走査期間内
    に該第1および第2の走査電極上の画素の表示状態を定
    める液晶画像表示装置のマルチプレキシング駆動法にお
    いて、 前記情報信号として、該画素の表示状態に応じて4種の
    信号の中から1つが選択されて該情報電極に印加され、 該4種の信号は、該第1期間と該第2期間とで極性が異
    なり、互いに位相が異なる第1および第2の電圧波形
    と、該第1期間と該第2期間とで極性が同じであり、互
    いに反対極性である第3および第4の電圧波形とからな
    ることを特徴とするマルチプレキシング駆動法。
  4. 【請求項4】 次の一水平走査期間には別の2つの走査
    電極に前記書き込みパルスが印加される請求項3に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 前記一水平走査期間には別の2つの走査
    電極への消去パルスの印加が開始される請求項3に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 前記一水平走査期間には互いに隣接しな
    い走査電極が同時に選択される請求項3に記載の方法。
  7. 【請求項7】 連続する2つの水平走査期間では互いに
    隣接しない走査電極のペアが順次選択される請求項3ま
    たは6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記一水平走査期間に選択されている2
    つの走査電極には、同時に消去パルスが印加される請求
    項3に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第3および第4の電圧波形が、それ
    ぞれ前記第1期間の情報電圧の前の該情報電圧とは逆極
    性でΔTよりも短いかまたは同じパルス幅を持つ第1の
    補助パルスと、前記第2期間の情報電圧の後の該情報電
    圧とは逆極性でΔTよりも短いかまたは同じパルス幅を
    持つ第2の補助パルスとを含む請求項3〜8のいずれか
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2の電圧波形の、前
    記第1および第2の補助パルスに相当する部分が基準電
    位である請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第1期間と第2期間とが連続して
    いる請求項9または10に記載の方法。
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CN104952407A (zh) * 2015-06-25 2015-09-30 南京中电熊猫液晶显示科技有限公司 一种液晶面板的源极驱动器及其驱动方法
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