JPH0943362A - 光照射型対象物認識装置 - Google Patents

光照射型対象物認識装置

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JPH0943362A
JPH0943362A JP19213095A JP19213095A JPH0943362A JP H0943362 A JPH0943362 A JP H0943362A JP 19213095 A JP19213095 A JP 19213095A JP 19213095 A JP19213095 A JP 19213095A JP H0943362 A JPH0943362 A JP H0943362A
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light
receiving sensor
camera
projector
reflector
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JP19213095A
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Yoshiyuki Nakayama
佳行 中山
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は車載用車両認識装置に適した光照射
型対象物認識装置に関し、ステレオ視による物体認識を
確実に行うことが可能な光照射型対象物認識装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 第1投光器56及び第2投光器66はそ
れぞれ波長λ1、λ2の光をリフレクタ70に向けて送
出する。第1フィルタ54及び第2フィルタ64は透過
中心波長がそれぞれλ2、λ1のフィルタである。他車
両90により第1カメラ50とリフレクタ70の間が遮
断されると、リフレクタ70は第1カメラ50によって
は検出されない。第1投光器56の送出光はリフレクタ
70に到達しないため、リフレクタ70は第2カメラ6
0によっても検出されない。すなわち、リフレクタ70
が一方のカメラのみにより検出されることが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光照射型対象物認
識装置に係わり、特に、車載用車両認識装置に適した光
照射型対象物認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、車両の自動走行等を
実現するために、前方車両に向けて光を照射し、その反
射光を検出することにより前方車両を認識する対象物認
識装置が知られている。かかる装置において、精度よく
対象物を認識するためには、太陽光や対向車のヘッドラ
イト等の外乱光による誤認識を防止するために、外乱光
の影響を除去する必要がある。
【0003】かかる機能を実現する光照射型対象物認識
装置としては、例えば、特開平3−5256に開示され
ている装置が従来より公知である。上記公報に開示され
る光照射型対象物認識装置においては、赤外光を前方車
両に向けて間欠的に照射し、パルス光照射時の画像と非
照射時の画像との差分を外乱光による像として認識し、
かかる像をパルス光照射時の画像から除去して外乱光の
影響を除去している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば、前方
車両あるいは自車両が段差を乗り越える時には、自車両
と前方車両との相対位置関係が急激に変化する場合があ
る。この際、上記従来の光照射型対象物認識装置におい
ては、前方車両の画像内での位置が、パルス光の照射時
と非照射時とで大きく変動する事態を生ずる。このよう
な場合には、パルス光照射時の画像と非照射時の画像の
差分画像を用いて外乱光の影響を正しく除去することが
できない。
【0005】ところで、前方車両等の対象物と自車両と
の距離を計測する手段として、2組の対象物認識装置を
用いて、ステレオ視により対象物を認識する手法が知ら
れている。かかる手法によれば、三角測量の原理により
正確に対象物との距離を測定することができる。
【0006】かかる対象物認識は、例えば、上記従来の
装置を車両前方左右にそれぞれ配置することで実現する
ことができる。しかし、上記従来の光照射型対象物認識
装置を用いてステレオ視による対象物認識を行う場合、
例えば、自車両と前方車両との間の一部に第3の車両が
部分的に割り込んでいるような状況下では、それぞれの
装置が異なる対象物を認識し、正しいステレオ視を行い
得ない事態が生ずる。
【0007】このように、上記従来の光照射型対象物認
識装置は、特定の走行状態では外乱光の影響を正しく除
去することができず、また、正しいステレオ視を行い得
ないという問題を有するものであった。本発明は、上述
の点に鑑みてなされたものであり、常に外乱光の影響を
確実に除去し得る状態を維持することにより、または、
不正なステレオ視による対象物データを除外することに
より、いかなる走行状態でも対象物認識を確実に行うこ
とが可能な光照射型対象物認識装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、対象物に向けて所定波長の光を照射す
る投光器と、前記対象物による反射光を受光する受光セ
ンサとを有する光照射型対象物認識装置において、前記
所定波長の成分のみを検出する第1の受光センサと、前
記所定波長の成分と異なる成分のみを検出する第2の受
光センサと、前記第1の受光センサの出力と前記第2の
受光センサの出力との差を検出する外乱光除去手段と、
を備える光照射型対象物認識装置により達成される。
【0009】請求項1記載の発明において、第1の受光
センサは前記所定波長の成分のみを検出する。従って、
第1の受光センサは対象物による反射光と共に外乱光の
所定波長成分を検出する。このため、第1の受光センサ
の出力には対象物の認識情報と共に外乱光の認識情報が
含まれる。第2の受光センサは前記所定波長と異なる成
分のみを検出する。従って、第2の受光センサは、対象
物による反射光を検出しないで、外乱光の所定波長成分
以外の成分のみを検出する。このため、第2の受光セン
サの出力には、外乱光の認識情報のみが含まれる。従っ
て、第1の受光センサの出力と第2の受光センサの出力
との差を検出する外乱光除去手段は、外乱光の除去され
た対象物のみの認識情報を出力する。
【0010】また、請求項2に記載する如く、対象物に
向けて所定波長の光を照射する投光器と、前記対象物に
よる反射光を受光する受光センサとを有する光照射型対
象物認識装置において、第1の所定波長の光を送出する
第1の投光器と、第2の所定波長の光を送出する第2の
投光器と、前記対象物による反射光を検出すべく前記第
1の投光器の近傍に配置され、前記第1の所定波長の成
分と異なる波長成分のみを検出する第1の受光センサ
と、前記対象物による反射光を検出すべく前記第2の投
光器の近傍に配置され、前記第2の所定波長の成分と異
なる波長成分のみを検出する第2の受光センサと、前記
第1の受光センサの出力と前記第2の受光センサの出力
とから前記対象物を認識する対象物認識手段と、を備え
る光照射型対象物認識装置によっても達成される。
【0011】請求項2記載の発明において、第1の受光
センサと対象物との間、及び第2の受光センサと対象物
との間のいずれの光路も遮断されない場合には、第1の
投光器から送出された第1の所定波長の光は、対象物に
より反射された後、第2の受光器により検出される。ま
た、第2の投光器から送出された第2の所定波長の光
は、対象物により反射された後、第1の受光器により検
出される。すなわち、対象物は、第1の受光センサおよ
び第2の受光センサのいずれによっても検出される。こ
のため、第1の受光センサおよび第2の受光センサの出
力により対象物が認識される。
【0012】第1の受光センサと対象物との間の光路の
みが遮断されると、第1の受光センサには対象物からの
反射光は到達しない。従って、対象物は第1の受光セン
サによっては検出されない。また、この際、第1の投光
器から送出された光は対象物に到達しないため、対象物
は第1の所定波長の光を反射しない。このため、対象物
による第1の所定波長の反射光は第2の受光センサに到
達しない。従って、対象物は第2の受光センサによって
も検出されない。すなわち、かかる状況下では対象物
は、第1の受光センサおよび第2の受光センサのいずれ
によっても検出されない。
【0013】第2の受光センサと対象物との間の光路の
みが遮断されるた場合も、第1の受光センサと対象物と
の間の光路のみが遮断された場合と同様に、対象物は、
第1の受光センサおよび第2の受光センサのいずれによ
っても検出されない。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例の光
照射型対象物認識装置10のシステム構成図を示す。光
照射型対象物認識装置10は車両に搭載して用いられる
装置であり、先行車等を対象物として認識する。光照射
型対象物認識装置10の認識結果は、例えば、車両の自
動操縦システム、自動制動システム等の制御データとし
て利用することができる。
【0015】光照射型対象物認識装置10は、投光器1
1、凸レンズ13、ハーフミラー14、第1フィルタ1
6、第1CCDセンサ18、第2フィルタ20、第2C
CDセンサ22、AD変換器24、25、及び画像減算
器26から構成されている。投光器11は、波長λ1の
光を前方(図における左方)に向けて送出する。波長λ
1は、外乱光に影響され難く、かつ発光素子及び光学素
子の入手可能性等を考慮して予め決定された波長であ
る。
【0016】凸レンズ13は、投光器11の近傍に、そ
の光軸が投光器11の光送出方向とほぼ平行になるよう
に配設されている。第1CCDセンサ18は、その受光
面の中心が凸レンズ13の焦点に位置するように配設さ
れ、凸レンズ13による結像を検出する。第1フィルタ
16は波長λ1を透過中心波長とする光学的バンドパス
フィルタであり、第1CCDセンサ18の受光面の直前
に配設されている。ハーフミラー14は、凸レンズ13
と第1のフィルタ16との中間部に、その反射面が凸レ
ンズ13の光軸に対して45°の角度をなすように配設
されている。
【0017】第2CCDセンサ22は、その受光面の中
心がハーフミラー14による反射光路に沿った凸レンズ
13の焦点に位置するように配設され、ハーフミラー1
4により反射された凸レンズ13による結像を検出す
る。第2フィルタ20は波長λ2を透過中心波長とする
光学的バンドパスフィルタであり、第2CCDセンサ2
2の受光面の直前に配設されている。
【0018】第2フィルタ20の透過特性を、第1のフ
ィルタ16の透過特性と共に図2に示す。第2フィルタ
20の透過中心波長λ2は、第1フィルタ16の透過特
性と第2フィルタ20の透過特性とが重なり合わないよ
うに設定されている。AD変換器24、25には、それ
ぞれCCDセンサ18、22の出力信号が入力される。
AD変換器24、25はこれらをデジタル画像に変換し
て画像減算器26に出力する。画像減算器26は、AD
変換器24の出力データから得られる出力画像Aから、
AD変換器25の出力データから得られる出力画像B中
の検出物を除去した差画像Cを生成する。
【0019】かかる構成の光照射型対象物認識装置10
は前方車両28の後部に固定されたリフレクタ12に向
けて設置されている。リフレクタ12は入射した光をほ
ぼ入射方向に向けて反射する特性を備えている。このた
め、リフレクタ12により反射された波長λ1の光の一
部Lは凸レンズ13を通過して、ハーフミラー14に達
する。光Lはハーフミラー14により透過光Tと反射光
Rとに分割される。透過光Tは第1フィルタ16を透過
して、第1CCDセンサ18に結像される。一方、ハー
フミラー14による反射光Rは、第2フィルタ20を透
過しないため、第2CCDセンサ22に到達しない。
【0020】ところで車両の走行中には、太陽光の如く
広い波長帯域を有する外乱光、すなわちして波長λ1及
び波長λ2を共に含む外乱光Dが、前方車両28のリフ
レクタ12の装着部位以外の部位29で正反射されて凸
レンズ13に入射する場合がある。かかる外乱光Dは、
ハーフミラー14により透過光と反射光に分岐される。
そして、透過光はその波長λ1の成分が第1フィルタ1
6により透過されて第1CCDセンサ18に結像し、反
射光はその波長λ2の成分が第2フィルタ20により透
過されて、第2CCDセンサ22に結像する。
【0021】この結果、第1CCDセンサ18には、リ
フレクタ12の像と共に外乱光の反射点29の像が結像
される。このため、AD変換器24の出力画像Aには図
3に示す如く、リフレクタ12の像41と、前方車両2
8の外乱光の反射部位29の像42とを合成した像が形
成される。一方、第2CCDセンサ22には、外乱光に
よる像のみが結像される。このため、AD変換器25の
出力画像Bには図4に示す如く、前方車両28の外乱光
の反射部位29の像43のみが形成される。従って、出
力画像Cには、すなわち画像減算器26により生成され
る出力画像Aから出力画像Bを除去してなる画像、図5
に示す如く、リフレクタ12の像44のみが残存するこ
とになる。
【0022】この場合、出力画像Aと出力画像Bとは、
同時に得られたものである。このため、リフレクタ12
の像が画像内で急激に移動しても、リフレクタ12の像
の出力画像A内での位置と出力画像B内での位置は常に
一致している。従って、画像減算器26では常に正確に
外乱光による影響のみを除去した画像を得ることができ
る。
【0023】上述の如く、本実施例の光照射型対象物認
識装置10によれば、外乱光が存在した場合にもその影
響を確実に除去し、対象物の像のみを得ることができ
る。従って、本実施例の光照射型対象物認識装置10に
よれば、いかなる走行状態でも、正確な対象物認識を行
うことができる。
【0024】ところで、本実施例の光照射型対象物認識
装置10は、測定対象物からの反射光の特定の波長成分
を検出することにより外乱光の影響を除去する構成であ
るが、同様の効果は反射光の特定の偏向成分を検出する
ことによっても得ることができる。しかしながら、偏向
成分を検出するためには、測定対象物であるリフレクタ
に偏光板を設ける必要があり、測定対象が限定されると
いう問題が生ずる。これに対して、本実施例において
は、リフレクタに偏光板を取付ける必要がないため、か
かる問題は生じない。この点、本実施例の構成は、偏向
成分を検出する構成に比して優れた効果を有しているこ
とになる。
【0025】なお、上記した第一実施例においては、フ
ィルタ16及びCCDセンサ18が前記した請求項1の
第1の受光センサに、フィルタ20及びCCDセンサ2
2が前記した請求項1の第2の受光センサに、画像減算
器26が前記した請求項1の外乱光除去手段に、リフレ
クタ12が前記した請求項1の対象物に、それぞれ相当
している。
【0026】次に、図6を参照して本発明の第二実施例
について説明する。図6は本発明の第二実施例の光照射
型対象物認識装置40のシステム構成図を示す。光照射
型対象物認識装置40は、第1カメラ50、第2カメラ
60、第1フィルタ54、第2フィルタ64、第1投光
器56、及び第2投光器66から構成されている。第1
カメラ50及び第2カメラ60は、それぞれ、凸レンズ
51、61と、凸レンズ51、61による結像を検出す
るCCDセンサ52、62とを備えている。凸レンズ5
2及び62は等しい焦点距離fを有している。また、第
1カメラ50及び第2カメラ60は、その光軸が距離b
を隔てて互いに平行に配設されている。
【0027】第1投光器56は第1カメラ50の近傍に
配設され、第1カメラ50の光軸方向前方(図6におけ
る右方)に向けて波長λ3の光を送出する。第2投光器
66は第2カメラ60の近傍に配設され、第2カメラ6
0の光軸方向前方(図6における右方)に向けて波長λ
4の光を送出する。
【0028】第1フィルタ54は透過中心波長がλ4の
光学的バンドパスフィルタであり、第1カメラ50の直
前に配設されている。第2フィルタ64は透過中心波長
がλ3の光学的バンドパスフィルタであり、第2カメラ
60の直前に配設されている。λ3及びλ4は、上記し
た第一実施例における波長λ1及びλ2と同様に第1フ
ィルタ54及び第2フィルタ64の透過特性が重なり合
わないように設定されている。上述した第1フィルタ5
4は図2に示す第1フィルタ16の特性と同様の透過特
性を有している。また、第2フィルタ64は図2に示す
第2フィルタ18の特性と同様の透過特性を有してい
る。
【0029】かかる構成の光照射型対象物認識装置40
は前方車両75に固定されたリフレクタ70に向けて設
置されている。第1投光器56から送出された波長λ3
の光はリフレクタ70で反射され、その反射光の一部は
第2フィルタ64を透過して第2カメラ60により検出
される。また、第2投光器66から送出された波長λ4
の光はリフレクタ70で反射され、その反射光の一部は
第1フィルタ54を透過して第1カメラ50により検出
される。このように、リフレクタ70の像は第1カメラ
50及び第2カメラ60のいずれによっても検出され
る。そして、第1カメラ50及び第2カメラ60による
検出像からステレオ視の原理によりリフレクタ70を認
識することができる。
【0030】以下、カメラ50及び60による像から、
ステレオ視の原理によりリフレクタ70を認識する方法
を図7を参照して説明する。図7は、カメラ50、60
のレンズ51、61から距離yだけ前方にあるリフレク
タ70上の点Oによる反射光が、カメラ50、60によ
り検出されている状態を示す。点Oによる反射光はカメ
ラ50のレンズ51により、CCDセンサ52上に結像
されている。CCD52上の結像点とカメラ50の光軸
との距離をx1として、また、点Oとカメラ50の光軸
との距離をxとすると、幾何学的な関係から次の関係が
成り立つ。
【0031】 x1/f=x/y ・・・・・・・・(1) 一方、点Oによる反射光はカメラ60のレンズ61によ
り、CCDセンサ62上に結像される。CCD62上の
結像点とカメラ60の光軸との距離をx2とすると、カ
メラ50の場合と同様に、次の関係が成り立つ。
【0032】 x2/f=(b−x)/y・・・・・(2) (1)、(2)式より、次の関係が導かれる。 x=x1・b/(x1+x2)・・・(3) y=b・f/(x1+x2)・・・・(4) (3)、(4)式において、bはカメラ50とカメラ6
0の光軸間距離であり、また、fはカメラ50及び60
の焦点距離である。従って、b及びfはいずれも既知で
ある。従って、カメラ50、60による検出画像から得
られるx1、x2により、(3)、(4)式の関係を用
いて、x及びy、すなわち点Oの位置を求めることがで
きる。
【0033】上述の如き2つの画像から対象物の位置を
求める演算処理は、図示しない公知の画像処理装置及び
マイクロコンピュータにより容易に行うことができる。
ところで、車両の走行中には自車両と前方車両との間に
他車両が入り、一方のカメラとリフレクタ70との間の
光路が遮断される場合がある。図8に示す如く、第1の
カメラ50とリフレクタ70との間の光路が他車両90
により遮断された場合、リフレクタ70は、第1のカメ
ラ50によっては検出されない。また、この場合、第1
の投光器56から送出された波長λ3の光は他車両90
により遮断されてリフレクタ70に到達せず、従ってリ
フレクタ70による波長λ3の反射光は生じない。一
方、投光器66から送出された波長λ4の光はリフレク
タ70に到達して反射され、その一部は第2カメラ60
に向かうが、第2フィルタ64により遮断されるためカ
メラ60に到達しない。この結果、リフレクタ70は第
2カメラ60によっても検出されない。すなわち、リフ
レクタ70は第1カメラ60及び第2カメラのいずれに
よっても検出されない。
【0034】カメラ60とリフレクタ70との間の光路
が他車両90により遮断された場合も上述の場合と同様
に、リフレクタ70はカメラ60、70のいずれによっ
ても検出されない。このように、本実施例の光照射型対
象物認識装置40においては、一方のカメラと対象物と
の間が遮断された場合に、対象物が一方のカメラのみに
よって検出されることが防止されている。これにより、
ステレオ視が正しく行われなくなることが防止されてい
る。
【0035】なお、一般に、車両の後部には、図8に示
す如く2つのリフレクタ70、80が左右両側に設けら
れている。このため、一方のリフレクタを認識すること
ができない状況においても、他方のリフレクタを認識す
ることにより、前方車両までの距離を得ることができ
る。これにより、対象物認識の確実性が高められてい
る。
【0036】なお、上記した第二実施例においては、第
1投光器56が前記した請求項2の第1の投光器に、第
2投光器66が前記した請求項2の第2の投光器に、第
1カメラ50及び第1フィルタ54が前記した請求項2
の第1の受光センサに、第2カメラ60及び第2フィル
タ64が前記した請求項2の第2の受光センサに、リフ
レクタ70が前記した請求項2の対象物に、それぞれ相
当している。
【0037】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、外乱光除去手段は外乱光を除去して対象物による反
射光のみを出力できる。このため、外乱光の存在下にお
いても、対象物を確実に認識することができる。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、第1
の受光センサと対象物との間、及び第2の受光センサと
対象物との間のいずれの光路も遮断されない場合に、ス
テレオ視によって正確に対象物を認識することができる
と共に、第1の受光センサと対象物との間の光路、もし
くは第2の受光センサと対象物との間の光路のいずれか
一方が遮断された場合に、遮断されない側の受光センサ
によって対象物が検出されるのを防止することができ
る。このため、本発明に係わる光照射型対象物認識装置
10によればステレオ視によって誤った対象物認識が行
われるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の光照射型対象物認識装置
のシステム構成を示す図である。
【図2】第一実施例の光照射型対象物認識装置に用いる
フィルタの透過特性図である。
【図3】第一実施例の光照射型対象物認識装置の出力画
像Aを示す図である。
【図4】第一実施例の光照射型対象物認識装置の出力画
像Bを示す図である。
【図5】第一実施例の光照射型対象物認識装置の出力画
像Cを示す図である。
【図6】本発明の第二実施例の光照射型対象物認識装置
のシステム構成図である。
【図7】本発明の第二実施例の光照射型対象物認識装置
でのステレオ視による物体認識方法の説明図である。
【図8】本発明の第二実施例の光照射型対象物認識装置
と対象物との間の一部に障害物が存在する状態を示す図
である。
【符号の説明】
10、40 光照射型対象物認識装置 11 投光器 12、70、80 リフレクタ 16、54 第1フィルタ 18 第1CCDセンサ 20、64 第2フィルタ 22 第2CCDセンサ 26 画像減算器 50 第1カメラ 56 第1投光器 60 第2カメラ 66 第2投光器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物に向けて所定波長の光を照射する投
    光器と、前記対象物による反射光を受光する受光センサ
    とを有する光照射型対象物認識装置において、 前記所定波長の成分のみを検出する第1の受光センサ
    と、 前記所定波長の成分と異なる成分のみを検出する第2の
    受光センサと、 前記第1の受光センサの出力と前記第2の受光センサの
    出力との差を検出する外乱光除去手段と、 を備えることを特徴とする光照射型対象物認識装置。
  2. 【請求項2】対象物に向けて所定波長の光を照射する投
    光器と、前記対象物による反射光を受光する受光センサ
    とを有する光照射型対象物認識装置において、 第1の所定波長の光を送出する第1の投光器と、 第2の所定波長の光を送出する第2の投光器と、 前記対象物による反射光を検出すべく前記第1の投光器
    の近傍に配置され、前記第1の所定波長の成分と異なる
    波長成分のみを検出する第1の受光センサと、 前記対象物による反射光を検出すべく前記第2の投光器
    の近傍に配置され、前記第2の所定波長の成分と異なる
    成分のみを検出する第2の受光センサと、 前記第1の受光センサの出力と前記第2の受光センサの
    出力とから前記対象物を認識する対象物認識手段と、 を備えることを特徴とする光照射型対象物認識装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101228939B1 (ko) * 2010-09-15 2013-02-06 주식회사 와이즈오토모티브 거리 측정 장치

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