JP4476599B2 - 集光光学系 - Google Patents

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本発明は、所定の空間内にある物体の位置や大きさ等を検出できるように構成された自動監視装置等において用いられる集光光学系に関するものである。
従来、監視対象となる空間内に侵入した物体等を特定するために、上記空間内を多次元的に走査するようにレーザ光を照射し、上記物体からの戻り光の情報に基づき物体の位置や大きさを検出できるように構成された自動監視装置が知られている(下記特許文献1参照)。このような自動監視装置においては、光源部から一方向に射出されたレーザ光を、上記空間内を多次元的に走査するように反射させるスキャンミラーや、上記物体からの戻り光を受光する受光素子、あるいは上記戻り光を受光素子の受光面上に集光させるための集光レンズ等により構成される集光光学系を備えている。
この種の集光光学系は、次のような2つのタイプに大別することができる。
第1のタイプは、光源部から射出されるレーザ光が光源部からスキャンミラーを経て上記空間内に照射されるまでの光路と、空間内の物体から反射されるレーザ光が物体から受光素子に至るまでの光路とが別になっているタイプ(以下、「非同軸系タイプ」と称することがある)である。
第2のタイプは、光源部から射出されるレーザ光が光源部からスキャンミラーを経て上記空間内に照射されるまでの光路と、空間内の物体から反射されるレーザ光が物体から受光素子に至るまでの光路とが途中まで互いに重なっているタイプ(以下、「同軸系タイプ」と称することがある)である。
特開2000−149154号公報
上記非同軸系タイプにおいては、空間内の物体に照射されたレーザ光の入射方向とは異なる方向に反射した光を受光素子に集光させるため、通常、広角で高効率の集光レンズが必要となる。広角で高効率の集光レンズとしては、例えば、特公平7−36041号公報や実開平1−73801号公報に開示されたものが知られている。
しかし、空間内の物体によって任意の方向に散乱したレーザ光を、物体の位置や大きさ等の情報を得られる程度まで受光素子に集光させるためには、集光レンズや反射ミラー等の口径をある程度大きく確保する必要がある。また、これにより集光レンズ等の焦点距離が長くなってしまい、結果として、集光光学系が大型化するという問題がある。さらに、広角で高効率の集光レンズは、製造コストが高いという問題もある。
一方、上記同軸系タイプにおいては、空間内の物体に照射されたレーザ光の入射方向と同じ方向に反射した光を、スキャンミラーにより光源部に向けて反射させ、その戻り光を光路上に配したハーフミラー等の光路分離部材により、光源部からの射出光と分けて受光素子に導くようにしている。このため、上述したような広角で高効率の集光レンズ等を用いる必要はない。また、集光レンズ等の見込む角度が狭く、余分な背景光が受光素子に入り難くなるので、SN比が良くなる。
しかし、この同軸系タイプのものは、光源部からスキャンミラーを経て空間内に照射されるまでの光路と、空間内の物体から反射されスキャンミラーを経て受光素子に至るまでの光路とが途中まで互いに重なっているという構成のため、光路上に配されたハーフミラーやスキャンミラーの界面等で発生した散乱光が受光素子に導かれる虞がある。
例えば、光源部から射出されたレーザ光がハーフミラーを透過する際にハーフミラーの界面において発生した散乱光が、集光レンズを経て受光素子に入る場合がある。また、射出後、ハーフミラーを透過してレーザ光がスキャンミラーで反射する際に反射面において発生した散乱光が入射方向に戻り、ハーフミラーで反射された後に集光レンズを経て受光素子に入る場合がある。
通常、使用されるスキャンミラーは反射面の面積が小さく、また、光源部から空間内の物体を経て受光素子に至るまでの距離は長いため、物体から反射されたレーザ光の光強度は、通常、射出された際のレベルの数千万分の1以下のレベルまで減衰している。これに対して、光源部からのレーザ光がハーフミラーで散乱した場合に、この散乱光が受光素子に至るまでの距離や、光源部からのレーザ光がスキャンミラーにおいて散乱し、この散乱光がハーフミラーを経て受光素子に至るまでの距離は、光源部から物体を経て受光素子に至るまでの距離に比べて極めて短い。このため、ハーフミラーやスキャンミラーの界面等で発生し、受光素子に入射する散乱光がたとえ僅かであっても、それが妨害光となってSN比を低下させる要因となり得、また、その光強度レベルが物体からの戻り光よりも大きなレベルであった場合には、物体の位置検出等に多大な悪影響を及ぼす虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、物体からの戻り光を受光素子に集光させる集光光学系において、光路上に配された光学素子の界面等で発生する散乱光の影響を抑制してSN比の向上を図り得る低コストでコンパクトな集光光学系を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の集光光学系は、光源部から一方向に射出されたレーザ光を、所定の空間に向け該空間内を多次元的に走査するように反射させるスキャンミラーと、前記空間内の物体から反射して前記スキャンミラーに戻り、該スキャンミラーによって前記光源部からの前記レーザ光の光路を逆進するように反射された戻り光を、該レーザ光の該光路から外れた方向へ出力する光路分離部材と、該光路分離部材から出力された前記戻り光を受光素子に集光させる集光レンズとを備え、前記戻り光に担持された情報に基づき前記物体を認識するように構成された装置の集光光学系において、
前記光路分離部材が、前記光源部からの前記レーザ光の光路に隣接して配設された反射ミラーであり、前記スキャンミラーからの前記戻り光は、前記反射ミラーの反射面により反射されることにより前記レーザ光の前記光路から分離せしめられるように構成してなり、
前記レーザ光の光束径D 、前記光源部から一方向に射出された前記レーザ光の中心軸と前記反射ミラーの端部との距離g 、前記受光素子の受光面の径D 、前記集光レンズの焦点距離F 、および前記反射ミラーと前記スキャンミラーとの距離L が、下式(5´)の関係を満たすように構成されていることを特徴とするものである。
×(2g −D )/L >D ………(5´)
この場合において、前記スキャンミラーと前記空間との間に、前記レーザ光および前記戻り光を透過する透明カバーが配置され、前記レーザ光の光束径D 、前記光源部から一方向に射出された前記レーザ光の中心軸と前記反射ミラーの端部との距離g 、前記受光素子の受光面の径D 、前記集光レンズの焦点距離F 、および前記反射ミラーと前記透明カバーとの距離L が、下式(6´)の関係を満たすように構成されていることが好ましい。
×(2g −D )/L >D ………(6´)
また、前記反射ミラーの周囲に、この反射ミラーの周縁部で発生した、前記受光素子の配設方向へ向かう、該レーザ光の散乱光を遮蔽する遮光壁部を設けることが好ましい。
路分離部材として、光源部からのレーザ光の光路に隣接して配設された反射ミラーを用いた本発明の集光光学系によれば、スキャンミラーからの戻り光は、反射ミラーの反射面によって反射されることにより光源部からのレーザ光の光路から分離され、さらに集光レンズを介して受光素子に集光される。
このように、本発明の集光光学系は、光源部から射出されるレーザ光が光源部からスキャンミラーを経て空間内に照射されるまでの光路と、空間内の物体からの戻り光が物体から受光素子に至るまでの光路とが途中まで互いに重なっている同軸系タイプ、またはこれと略同様に機能する、該2つの光路が途中まで互いに隣接する隣接配置系タイプである。このため、前述した非同軸系タイプでは必要となる、広角で高効率の高価な集光レンズを用いる必要はなく、コンパクトにかつ低コストで構成することが可能となる。また、集光レンズ等の見込む角度が狭く、余分な背景光が受光素子に入り難くなるので、SN比が良くなる。
また、光源部からのレーザ光の光路から戻り光の光路を分離する光路分離部材として、所定形状の反射ミラーを用いることが可能である。このため、従来技術のように光路分離部材としてハーフミラーを用いた際に生じる問題、すなわち、光源部からのレーザ光がハーフミラーを透過する際にハーフミラーの界面において散乱光が発生し、この散乱光が集光レンズを経て受光素子に入るという問題の発生を未然に防止することができる。また、散乱光が受光素子に入ることを防止できることにより、SN比をさらに向上させることが可能である。
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、本発明の集光光学系を、任意の物体を識別する自動監視装置に適用した例を取り上げる。また、各添付図においては、説明を分かりやすくするために、構成部品間の距離や個々の大きさ等を適宜変更して示してある。
〈自動監視装置の概要〉
まず、本発明の第1実施形態に係る集光光学系を備えてなる自動監視装置について、図1に基づき簡単に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る集光光学系を備えてなる自動監視装置の構成図である。
図1に示す自動監視装置1は、空間R内に物体が存在するか否かを監視するためのものであり、半導体レーザ装置等からなる光源部3と、該光源部3から射出されたレーザ光Bを空間Rに向けスキャン照射すると共に、空間R内の物体Mから反射した、レーザ光の戻り光Bを受光素子5に集光させるための集光光学系10Aと、後述する種々の制御や演算処理等を行なうコントロール部20とを備えてなる。
上記集光光学系10Aは、詳しくは後述するが、光源部3からのレーザ光Bを、ガルバノミラー等(半導体共振ミラー:例えば日本信号株式会社製のECO SCAN(登録商標))で構成されるスキャンミラー11により、上記空間R内を多次元的に走査するように該空間Rに向けて照射すると共に、物体Mからの戻り光Bをスキャンミラー11、有孔反射ミラー13、集光レンズ15を介して受光素子5に受光させるように構成されている。
また、上記コントロール部20は、光源部3から射出されるレーザ光Bを光パルスとするためのパルス発生回路21や、受光素子5から出力された信号を増幅するための増幅器22、スキャンミラー11の傾動角の制御を行なうスキャンミラー制御部23や、パルス発生回路21からの信号と増幅器22からの信号に基づき、光源部3からのレーザ光Bの出力タイミングと、それが物体Mに反射されて受光素子5に受光されたタイミングとの時間差を検出する時間差検出部24を備えている。そして、時間差検出部24で検出された時間差情報に基づき、距離検出部25において物体Mまでの距離を算出すると共に、スキャンミラー制御部23からの信号に基づき、方向検出部26において物体Mの方向を検出し、これらの検出された距離情報および方向情報に基づき、物体Mの距離画像(距離、方向、大きさを示す画像)を距離画像生成部27において生成し、さらに、生成された物体Mの距離画像に基づき、物体Mが対象とする物体であるか否か等を物体識別部28において識別するように構成されている。
〈集光光学系の構成(第1の参照形態)〉
次に、図2を用いて、上記集光光学系10Aについて、より詳細に説明する。図2は、本発明の第1の参照形態に係る集光光学系の概略構成図である。なお、図2においては、構成部材の図示方法が図1と異なるものがあり、また、図1では図示を省略された一部の部材が図示されている。
図2に示すように集光光学系10Aは、上述した有孔反射ミラー13、スキャンミラー11、および集光レンズ15を備えている。有孔反射ミラー13の中央部には、反射面13bから裏面13cまで貫通する孔部13aが形成されており、光源部3から一方向に射出されたレーザ光Bは、この孔部13a内を通過してスキャンミラー11に照射されるようになっている。
スキャンミラー11は、光源部3からのレーザ光Bを、空間R内を多次元的に走査するように該空間Rに向けて反射させると共に、空間R内の上記物体M(図2では、図示略)からの戻り光Bを、レーザ光Bの光路を逆進するように反射させるように構成されている。レーザ光Bの光路を逆進する戻り光Bは、光源部3からのレーザ光Bよりも光束径が大きくなっており、有孔反射ミラー13の、上記孔部13aの周囲の反射面13bにおいて、レーザ光Bの光路から外れる方向に反射され、さらに、集光レンズ15により集光されて受光素子5に受光されるようになっている。
このように、集光光学系10Aは、光源部3から射出されるレーザ光Bが光源部3からスキャンミラー11を経て空間R内に照射されるまでの光路と、空間R内の物体Mからの戻り光Bが物体から受光素子5に至るまでの光路とが途中まで互いに重なっている同軸系タイプである。このため、非同軸系タイプでは必要となる、広角で高効率な高価な集光レンズを用いる必要はない。また、集光レンズ等の見込む角度が狭く、余分な背景光が受光素子に入り難くなるので、SN比が良くなる。
また、光源部3からのレーザ光Bの光路から戻り光Bの光路を分離する光路分離部材として、有孔反射ミラー13を用いている。光源部3から射出されたレーザ光Bは、有孔反射ミラー13の孔部13a内を通過するので、従来技術のように光路分離部材としてハーフミラーを用いた際に生じる問題、すなわち、光源部3からのレーザ光Bがハーフミラーを透過する際にハーフミラーの界面において散乱光Sが発生し、この散乱光Sが集光レンズ15を経て受光素子5に入るという問題の発生を未然に防止することができる。また、これにより、SN比の向上を図ることが可能である。
また、上記集光光学系10Aにおいては、図2に示すように、光源部3と有孔反射ミラー13との間には、光束の大きさを絞るための光束集束光学系16と、1つまたは複数(図2では2つ)の遮光板17が設けられている。この遮光板17の中央部には、有孔反射ミラー13に形成された孔部13aよりも小径な、貫通孔17aが形成されており、光源部3から射出されたレーザ光Bは、光束集束光学系16を経た後、この貫通孔17a内を通過してから有孔反射ミラー13の孔部13a内を通過するようになっている。このような遮光板17を配することにより、光源部3からのレーザ光Bの光束径を、有孔反射ミラー13の孔部13aの径よりも十分に小さく絞ることが可能となるので、光源部3からのレーザ光Bが有孔反射ミラー13の孔部13aの端部に照射されて散乱光Sが発生することを防止することができる。
さらに、有孔反射ミラー13の孔部13aは、その反射面13bから裏面13cに向けて、テーパ状に広がるように形成されている。このため、万一、光源部3からのレーザ光Bが有孔反射ミラー13の孔部13aの端部に照射されて散乱光Sが発生した場合でも、その散乱光Sが受光素子5に向かうことを防止し得るようになっている。
また、上記集光光学系10Aにおいては、スキャンミラー11と空間Rとの間に、スキャンミラー11から空間R内に向かうレーザ光B、および空間R内の物体Mから反射されスキャンミラー11に向かう戻り光Bが透過する透明カバー19が配置されている。
さらに、上記集光光学系10Aにおいては、光源部3からのレーザ光Bが有孔反射ミラー13の孔部13a内を通過した後、スキャンミラー11に入射した際に、スキャンミラー11の反射面において散乱光Sが発生した場合においても、その散乱光Sが入射方向に戻り、有孔反射ミラー13の反射面13bで反射されて受光素子5に入ることを防止するように構成されている。
以下では、図3、4を用いて、スキャンミラー11の反射面において発生した散乱光Sが受光素子5に入ることを防止するための構成について説明する。図3は、集光光学系10Aの一部を取り出して示す図、図4は、図3に示す光路のうち、有孔反射ミラー13で反射される光路を、有孔反射ミラー13の位置で反転して示す図である。
図3に示すように、有孔反射ミラー13の孔部13a内を通過したレーザ光Bがスキャンミラー11に達した際、スキャンミラー11の反射面において散乱光Sが発生することがある。発生した散乱光Sのうち、レーザ光Bの軸Z方向に向かうものは、有孔反射ミラー13の孔部13aを通過するが、レーザ光Bの軸Z方向に対して斜めに反射した散乱光Sは、有孔反射ミラー13で反射されて光学素子5の方向へ向かう場合がある。
集光光学系10Aは、スキャンミラー11の反射面において発生し、さらに有孔反射ミラー13で反射される散乱光Sが光学素子5に受光されないようにするため、以下のように構成されている。すなわち、図4に示すように、レーザ光Bの光束径D、有孔反射ミラー13の孔部13aを前記レーザ光Bの軸に垂直な面に正射影した場合の該孔部13aの径D、受光素子5の受光面の径D、集光レンズ15の焦点距離F、および有孔反射ミラー13とスキャンミラー11との距離Lが、下式(9)の関係を満たすように構成されている。

×(D−D)/L>D ………(9)

このような構成により、スキャンミラー11の反射面において発生し、さらに有孔反射ミラー13で反射される散乱光Sが、光学素子5に受光されることはない。これは、以下の理由による。
すなわち、スキャンミラー11の反射面において発生し、さらに有孔反射ミラー13で反射される散乱光Sのうち、レーザ光Bの軸Zに対する角度が最も小さいものの軸Zに対する角度をθとすると、この角度θは、微小である場合、tanθがθと近似できることから、下式(10)で表される。

θ=(D−D)/(2L) ………(10)
また、上記角度θで有孔反射ミラー13に入射し、有孔反射ミラー13で反射されて受光素子5の方向に向かう散乱光Sの、集光レンズ15の焦点距離Fの位置における高さHは、角度θが微小である場合、tanθがθと近似できることから、下式(11)で表される。

H=F×θ ………(11)
上式(9)の関係を満たす場合、上記高さHは、受光素子5の受光面の径Dの半分よりも大きくなるので、上記角度θ以上の角度で有孔反射ミラー13に入射し、有孔反射ミラー13で反射されて受光素子5の方向に向かう散乱光Sが、受光素子5に受光されることはない。また、上記角度θより小さい角度で、スキャンミラー11から有孔反射ミラー13に向かう散乱光Sは、有孔反射ミラー13の孔部13a内を通過するので、やはり、受光素子5に受光されることはない。
また、集光光学系10Aは、上記透明カバー19の光透過面において発生し、スキャンミラー11、さらに有孔反射ミラー13で反射される散乱光Sが光学素子5に受光されないようにするため、以下のように構成されている。すなわち、レーザ光Bの光束径D、有孔反射ミラー13の孔部13aをレーザ光Bの軸に垂直な面に正射影した場合の該孔部13aの径D、受光素子5の受光面の径D、集光レンズ15の焦点距離F、および有孔反射ミラー13と透明カバー19との距離Lが、下式(12)の関係を満たすように構成されている。

×(D−D)/L>D ………(12)

このような構成により、透明カバー19の光透過面において発生し、スキャンミラー11、さらに有孔反射ミラー13で反射される散乱光Sは、上述した理由と同様の理由により、光学素子5に受光されることはない。
このように、集光光学系10Aにおいては、スキャンミラー11または透明カバー19において発生した散乱光Sが受光素子5に受光されることを防止することが可能であり、これによりSN比のより一層の向上を図ることが可能となっている。
〈集光光学系の構成(第2の参照形態)〉
次に、図5を用いて、本発明の第2の参照形態に係る集光光学系について説明する。図5は、本発明の第2の参照形態に係る集光光学系の概略構成図である。なお、図5においては、上述した集光光学10Aを構成する部材と同様の部材に対して、図2で用いたのと同じ番号を付している。
図5に示す集光光学系10Bは、微小反射ミラー14、スキャンミラー11、および集光レンズ15を備えている。微小反射ミラー14は、光を透過させる光透過面14bの中央部に、光を反射させる、口径が小さな反射面14aを有する構成とされ、光源部3から一方向に射出されたレーザ光Bは、この反射面14aで反射されてスキャンミラー11に照射されるようになっている。
スキャンミラー11は、微小反射ミラー14の反射面14aからのレーザ光Bを、空間R内を多次元的に走査するように該空間Rに向けて反射させると共に、空間R内の物体M(図5では、図示略)からの戻り光Bを、レーザ光Bの光路を逆進するように反射させるように構成されている。この、レーザ光Bの光路を逆進する戻り光Bは、光源部3からのレーザ光Bよりも光束径が大きくなっており、微小反射ミラー14の、上記反射面14aの周囲の光透過面14bを透過して、レーザ光Bの光路から外れる方向に進行し、さらに、集光レンズ15により集光されて受光素子5に受光されるようになっている。
このように、集光光学系10Bは、光源部3から射出されるレーザ光Bが光源部3からスキャンミラー11を経て空間R内に照射されるまでの光路と、空間R内の物体Mからの戻り光Bが物体から受光素子5に至るまでの光路とが途中まで互いに重なっている同軸系タイプであり、上述した集光光学系10Aと同様の効果を奏する。
また、光源部3からのレーザ光Bの光路から戻り光Bの光路を分離する光路分離部材として、微小反射ミラー14を用いている。光源部3から射出されたレーザ光Bは、微小反射ミラー14の微小な反射面14aにおいて、受光素子5への方向から外れる方向に反射されるので、反射面14aにおいて散乱光Sが発生した場合でも、この散乱光Sが集光レンズ15を経て受光素子5に入ることを防止することができる。また、これにより、SN比の向上を図ることが可能である。
また、図5に示すように、光源部3と微小反射ミラー14との間には、光束の大きさを絞るための光束集束光学系16と、1つまたは複数(図5では2つ)の遮光板17が設けられている。この遮光板17の中央部には、微小反射ミラー14の反射面14aの口径よりも小径な、貫通孔17aが形成されており、光源部3から射出されたレーザ光Bは、光束集束光学系16を経た後、この貫通孔17a内を通過してから微小反射ミラー14の反射面14aに至るようになっている。このような遮光板17を配することにより、光源部3からのレーザ光Bの光束径を、微小反射ミラー14の反射面14aの口径よりも十分に小さく絞ることが可能となるので、光源部3からのレーザ光Bが微小反射ミラー14の反射面14aの端部に照射されて散乱光Sが発生し、この散乱光Sが受光素子5の方向に向かうことを防止することができる。
また、図5においては図示を省略しているが、スキャンミラー11と空間Rとの間には、上記集光光学系10Aと同様、スキャンミラー11から空間R内に向かうレーザ光B、および空間R内の物体Mから反射されスキャンミラー11に向かう戻り光Bが透過する透明カバーが配置されている。
さらに、この集光光学系10Bにおいては、光源部3からのレーザ光Bが微小反射ミラー14の光透過面14bで反射された後、スキャンミラー11に入射した際に、スキャンミラー11の反射面において散乱光Sが発生した場合においても、その散乱光Sが入射方向に戻り、さらに微小反射ミラー14の光透過面14bを透過して受光素子5に入ることを防止し得るように構成されている。
すなわち、レーザ光Bの光束径D、微小反射ミラー14の反射面14aを前記戻り光の軸Z(図5参照)に垂直な面に正射影した場合の該反射面14aの径D、受光素子5の受光面の径D、集光レンズ15の焦点距離F、および微小反射ミラー14とスキャンミラー11との距離Lが、下式(13)の関係を満たすように構成されている。

×(D−D)/L>D ………(13)
このような構成により、スキャンミラー11の反射面において発生し、さらに微小反射ミラー14の光透過面14bを透過する散乱光Sが、光学素子5に受光されることはない。これは、上記集光光学系10Aにおいて説明した理由と同様の理由によるものであるため、ここではその理由の説明を省略する。
また、集光光学系10Bは、上記透明カバー19の光透過面において発生し、スキャンミラー11、さらに微小反射ミラー14の光透過面14bを透過する散乱光Sが光学素子5に受光されないようにするため、以下のように構成されている。すなわち、レーザ光Bの光束径D、微小反射ミラー14の反射面14aを戻り光Bの軸Zに垂直な面に正射影した場合の該反射面14aの径D、受光素子5の受光面の径D、集光レンズ15の焦点距離F、および微小反射ミラー14と透明カバーとの距離Lが、下式(14)の関係を満たすように構成されている。

×(D−D)/L>D ………(14)
このような構成により、透明カバー19の光透過面において発生し、スキャンミラー11、さらに有孔反射ミラー13で反射される散乱光Sは、集光光学系10Aの説明において述べた理由と同様の理由により、光学素子5に受光されることはない。
このように、集光光学系10Bにおいては、スキャンミラー11または透明カバーにおいて発生した散乱光Sが受光素子5に受光されることを防止することが可能であり、集光光学系10Aと同様に、SN比のより一層の向上を図ることが可能となっている。
〈態様の変更〉
以上、本発明の参照形態について説明したが、その他の種々の態様の変更が可能である。
例えば、上述した第1の参照形態において、図6に示すように、有孔反射ミラー113の孔部113aの周囲に、この孔部113aの周縁部、あるいはこの孔部113aよりも光源部3側の光路上配置部材によって発生した、受光素子5の配設方向へ向かう、レーザ光Bの散乱光Sを遮蔽する遮光板(遮光ダクト)120を設けることが可能である。
この遮光板120の材質は特に限定されるものではないが、光透過を防止し得る、または光透過防止処理が容易な材質であって望ましくは軽量なものを用いる。また、この遮光板120の上記レーザ光Bの光進行方向の長さは、この孔部113a等によって発生した散乱光Sの受光素子5への入射光量を実質的に無視することができる程度まで遮光し得る範囲で適宜選択することができる。また、その他の遮光板120の形状、サイズも状況に応じて適宜選択可能である。
このように、有孔反射ミラー113の孔部113aの周囲に、遮光板(遮光ダクト)120を設けることにより、孔部113aの端縁部等において発生する可能性のある、光源部3からのレーザ光Bの散乱光S(戻り光Bの強度に比して無視できない)が受光素子5に入射するのを確実に防止することができ、SN比劣化の要因を排除することができる。
なお、スキャンミラー11からの戻り光Bは図6に示すように、遮光板(遮光ダクト)120の上下に位置する反射面113b(網掛け部分)によって受光素子5方向に反射される。
また、上述した第2の参照形態においても、上記と同様の機能を発揮し得る遮光板(遮光ダクト)を微小反射ミラー14の反射面14aの周囲部に設けて(望ましくは受光素子5側に突出するように形成する)、この反射面14aの端縁部において発生する可能性のあるレーザ光Bの散乱光Sが受光素子5に入射するのを確実に防止し、SN比劣化の要因を排除することが望ましい。
また、本発明の集光光学系の光路分離部材としては、例えば図7に示すように、光源部からのレーザ光Bの光路に隣接して配設された反射ミラー213とすることが可能である。この場合には、図8に示すように、スキャンミラー11の一部領域(図8における最下部領域)のみが、レーザ光Bが照射される送光ビーム照射領域33を含む送光領域32となり、その他の領域(図8における上方部領域)が、物体Mからの戻り光Bを反射ミラー213の反射面213b(網掛け部分)および集光レンズ15を介して受光素子5に送光し得る、有効受光領域31ということになる。
また、図7に示す集光光学系においては、上記第1の実施形態において用いた式(9)に替えて下式(15)が用いられ、さらに式(12)に替えて下式(16)が用いられる。

×(2g−D)/L>D ………(15)

×(2g−D)/L>D ………(16)
ここで、上式(15)および上式(16)において用いられる変数gは、図9に示すように、レーザ光Bの中心軸と反射ミラー213の端部との距離を示すものである。図9は、図7に示す集光光学系を模式的に表したものであるが、変数gの定義が明瞭となるように単純化されている。
なお、この場合にも、反射ミラー213の周囲部分のうちレーザ光Bの光路に隣接した領域に、遮光板(遮光ダクト)220を設けることにより、反射ミラー213の端縁部において発生する可能性のあるレーザ光Bの散乱光Sが受光素子5に入射するのを確実に防止することができ、SN比劣化の要因を排除することができる。また、この場合にも、遮光板220の材質、形状およびサイズ等は状況に応じて適宜選択可能である。
また、上記集光光学系10Bの反射面14aにおいては、微小反射ミラー14が反射面14aの周囲に光透過面14bを備えた構成とされているが、反射面14aを空中に保持するように構成してもよい。
また、レーザ光源としては、光束の断面形状が極めて細長い矩形状(例えば、短辺に対する長辺の比が100のオーダとなるようなもの)となるレーザ光を出力するものが知られている。このようなレーザ光源から出力されるレーザ光は、光束の断面形状が円形に近いレーザ光に比べて、光束全体としての光強度が高いという利点がある。本発明においては、このようなレーザ光源を用いることも可能である。その場合、上記第1の実施形態における有孔反射ミラー13の孔部13aの形状を、出力されたレーザ光の断面形状と相似な形状、例えば、反射面の領域を2分するようなスリット形状とすることにより、出力されたレーザ光の光量を損なわずに有効に利用することが可能となる。上記第2の実施形態において、そのようなレーザ光源を用いる場合には、微小反射ミラー14の反射面14aの形状を、出力されたレーザ光の断面形状と相似な細長い形状とすればよい。
また、本発明は、上述した自動監視装置1に限らず、種々の装置において用いられる集光光学系に対して適用することが可能である。
本発明の第1の参照形態に係る集光光学系を備えた自動監視装置の構成図 本発明の第1の参照形態に係る集光光学系の構成図 図2に示す集光光学系の一部を示す図 図3に示す集光光学系の光路の一部を展開して示す図 本発明の第2の参照形態に係る集光光学系の構成図 本発明の参照形態に係る集光光学系の態様の変更を示す構成図 本発明の実施形態に係る集光光学系の態様を示す構成図 図7に示す態様のスキャンミラーにおける光照射領域の区分を示す概念図 図7に示す集光光学系を模式的に表す図
符号の説明
1 自動監視装置
3 光源部
5 受光素子
10A 集光光学系(第1の実施形態)
10B 集光光学系(第2の実施形態)
11 スキャンミラー
13、113 有孔反射ミラー
13a、113a 孔部
13b、113b、213b 反射面
13c 裏面
14 微小反射ミラー
14a 微小反射ミラーの反射面
14b 微小反射ミラーの光透過面
15 集光レンズ
16 光束収束光学系
17 遮光板
17a 貫通孔
19 透明カバー
20 コントロール部
21 パルス発生回路
22 増幅器
23 スキャンミラー制御部
24 時間差検出部
25 距離検出部
26 方向検出部
27 距離画像生成部
28 物体識別部
31 有効受光領域
32 送光領域
33 送光ビーム照射領域
120、220 遮光板(遮光ダクト)
213 反射ミラー
R 空間
M 物体
レーザ光
戻り光
S 散乱光
Z レーザ光および戻り光の軸

Claims (3)

  1. 光源部から一方向に射出されたレーザ光を、所定の空間に向け該空間内を多次元的に走査するように反射させるスキャンミラーと、前記空間内の物体から反射して前記スキャンミラーに戻り、該スキャンミラーによって前記光源部からの前記レーザ光の光路を逆進するように反射された戻り光を、該レーザ光の該光路から外れた方向へ出力する光路分離部材と、該光路分離部材から出力された前記戻り光を受光素子に集光させる集光レンズとを備え、前記戻り光に担持された情報に基づき前記物体を認識するように構成された装置の集光光学系において、
    前記光路分離部材が、前記光源部からの前記レーザ光の光路に隣接して配設された反射ミラーであり、
    前記スキャンミラーからの前記戻り光は、前記反射ミラーの反射面により反射されることにより前記レーザ光の前記光路から分離せしめられるように構成してなり、
    前記レーザ光の光束径D 、前記光源部から一方向に射出された前記レーザ光の中心軸と前記反射ミラーの端部との距離g 、前記受光素子の受光面の径D 、前記集光レンズの焦点距離F 、および前記反射ミラーと前記スキャンミラーとの距離L が、下式(1´)の関係を満たすように構成されていることを特徴とする集光光学系。
    ×(2g −D )/L >D ………(1´)
  2. 前記スキャンミラーと前記空間との間に、前記レーザ光および前記戻り光を透過する透明カバーが配置され、前記レーザ光の光束径D 、前記光源部から一方向に射出された前記レーザ光の中心軸と前記反射ミラーの端部との距離g 、前記受光素子の受光面の径D 、前記集光レンズの焦点距離F 、および前記反射ミラーと前記透明カバーとの距離L が、下式(2´)の関係を満たすように構成されていることを特徴とする請求項1記載の集光光学系。
    ×(2g −D )/L >D ………(2´)
  3. 前記反射ミラーの周囲に、この反射ミラーの周縁部で発生した、前記受光素子の配設方向へ向かう該レーザ光の散乱光を遮蔽する遮光壁部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の集光光学系。
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