JPH094318A - ドアストッパー - Google Patents

ドアストッパー

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Publication number
JPH094318A
JPH094318A JP17561895A JP17561895A JPH094318A JP H094318 A JPH094318 A JP H094318A JP 17561895 A JP17561895 A JP 17561895A JP 17561895 A JP17561895 A JP 17561895A JP H094318 A JPH094318 A JP H094318A
Authority
JP
Japan
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door
stopper
stopper member
state
plate portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP17561895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Igarashi
雅彦 五十嵐
Masayuki Koma
雅之 小間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication of JPH094318A publication Critical patent/JPH094318A/ja
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアを、任意の位置において、その動きを封
ずるように留めつけ得るようにしたドアストッパーの提
供。 【構成】 ドアBの下部に備えられるドアストッパーA
であって、このドアストッパーAが、上下方向に向けて
移動可能とされるストッパー部材Sと、該ストッパー部
材Sをドア下方の床面などの面Cに対して圧接状態に維
持する保持手段M、及び、該ストッパー部材Sをドア下
方の床面などの面Cから離れた状態に維持する保持手段
M’とを備えた構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドアを開き出した任
意の位置、及びドアを閉め込んだ状態において、当該ド
アの動きを効果的に封ずるようにしたドアストッパーの
提供に関する。
【0002】
【従来の技術】開口部、特に出入口などの開口部分の開
け閉めに用いられるドア、特に、両開きドアなどにあっ
ては、この両開きドアのいずれか一方を、これを閉め込
んだ状態において、例えばフランス落しなどのドア金具
を用いて、当該閉め込みの状態に、当該ドアを、該ドア
の備えつけられる開口部の受け金に対して掛留すること
が一般になされていた。
【0003】又、前記の開口部を開放するようにドアを
開き出した場合にあっては、このドアを開き切った位置
に通例設けられている戸当りに備えられた掛金を、掛金
受けに引っ掛けることによって、当該ドアを、その開き
切りの状態に係合維持するようにしていた。
【0004】更に、ドアと、当該ドアの取付け開口枠部
との間に亘って備えられているドアクローザを用いるこ
とによって、ドアを所定の開き角以上に開き出した状態
において、当該開き状態に、当該ドアを、このドアクロ
ーザを用いて、所期の開き出し状態に維持するようにし
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フランス落しタイプのドア金具にあっては、落し金具の
受け金を、当該ドアの取付け開口枠部に設けている関係
上、ドアを、その閉め込み位置においてのみ留めつけの
状態とすることができるにすぎず、ドアを任意の開き位
置において、その動きを封ずるように留めつけることが
できなかった。
【0006】又、かかるフランス落しタイプのドア金具
にあっては、受け金に対して、通例、落し金具を単に落
し込みの状態に挿し入れ係合する構成としてあることか
ら、このフランス落しタイプのドア金具によってドアが
留めつけられている場合にあっても、当該ドアが風など
によってガタつくなどの不都合を有していた。
【0007】次いで、ドアの戸当りに備えられた掛金
を、これに対応して設けられている掛金受けに引っ掛け
ることによって、当該ドアを、その開き出しの状態に維
持する手法にあっては、このドアの戸当りの設置場所
が、例えば、開き切ったドアに沿う位置にある壁面、あ
るいは幅木、あるいは、これに近接した床面、あるい
は、これらの部分に対応するドア面などであることか
ら、当該戸当りが、例えば掃除の邪魔となり、あるいは
歩行の邪魔となり、あるいはドア開閉周側部分の有効利
用の阻害要因となるなどの不都合を有し、又一方では、
居住空間のシンプルさを損うなどの難があった。
【0008】又、かかる手法にあっては、ドアを壁際な
どに沿った位置に開き出し、その開き出しの位置に、当
該ドアを維持するのに都合の良い反面、このドアを任意
の開き位置、例えば、通風などの目的のもとに僅かにド
アを開き出した状態で留めつける場合などに難があり、
又、ドアを開いた位置に壁などの無い場合、例えば、ド
アの開き出し側に他の出入口部が備えられている場合な
どにあっては、このドアを開き切りの状態とした場合で
あっても、その開き切り状態に当該ドアを留めつける手
段を講ずることができなかった。
【0009】又、かかる手法、即ち、掛金を掛金受けに
引っ掛ける手法にあっては、ドアは所定のがたを有する
状態で引っ掛けられることとなり、風などによって、ド
アが振れ出し、当該引っ掛け部分に特有のガタつき音を
生ずる不都合があった。
【0010】更に、前記ドアクローザを用いた手法にあ
っては、ドアを所定角度以上に開き出さない限り、当該
ドアを、その開き出し状態に留めつけることができず、
又、その留めつけの確実性において、これが、必ずしも
満足し得るドアストッパー手法ではなかった。
【0011】本発明は、かかる従前における各種のドア
ストッパー手段における不都合を解消するものとして提
案されたものであって、開口部周辺部分に対して、突起
物などの設備を何等設けることなく、ドアを、任意の位
置、例えば、ドアを、その閉め込み位置及び、開き切り
位置ではもとよりのこと、任意の開き出し位置において
も、容易に、且つ確実に、当該ドアの動きを封ずるよう
に留めつけ得るようにしたドアストッパーの提供を目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドアストッ
パーAは、叙上の目的を達成すべく、請求項1の発明に
係るドアストッパーAを、ドアBの下部に備えられるド
アストッパーAとしてあり、このドアストッパーAが、
上下方向に向けて移動可能とされるストッパー部材S
と、該ストッパー部材Sをドア下方の床面などの面Cに
対して圧接状態に維持する保持手段M、及び、該ストッ
パー部材Sをドア下方の床面などの面Cから離れた状態
に維持する保持手段M’とを備えた構成としてある。
【0013】次いで、請求項2の発明に係るドアストッ
パーAを、前記請求項1記載に係るドアストッパーAに
おいて、ストッパー部材Sをドア下方の床面などの面C
から離れた状態に維持する保持手段M’が、このストッ
パー部材Sを常時上方に向けて付勢する付勢具20であ
り、且つ、該ストッパー部材Sをドア下方の床面などの
面Cに対して圧接状態に維持する保持手段Mが、前記付
勢に抗して下方に押し下げられる該ストッパー部材Sの
掛合部40に対して係脱可能に掛合される掛合具30で
ある構成としてある。
【0014】更に、請求項3の発明に係るドアストッパ
ーAを、前記請求項1記載に係るドアストッパーAにお
いて、ストッパー部材Sが、ドアBの先端側の下部に備
えられ、且つ、該ストッパー部材Sが、該ドアBの先端
側の端面bにおいて操作可能な構成としてある。
【0015】又、請求項4の発明に係るドアストッパー
Aを、前記請求項1記載に係るドアストッパーAにおい
て、ストッパー部材Sの下部に、ゴム又はゴム状弾性材
よりなる当て具12が、上下方向に向けて位置調節可能
に備えられている構成としてある。
【0016】更に又、請求項5の発明に係るドアストッ
パーAを、前記請求項4記載に係るドアストッパーAに
おいて、ストッパー部材Sの下部に備えられるゴム又は
ゴム状弾性材よりなる当て具12が、気密状態に維持さ
れた中空部12aを有する構成としてある。
【0017】
【作用】ドアBの下部に備えられるドアストッパーA
が、上下方向に向けて移動可能とされるストッパー部材
Sと、該ストッパー部材Sをドア下方の床面などの面C
に対して圧接状態に維持する保持手段M、及び、該スト
ッパー部材Sをドア下方の床面などの面Cから離れた状
態に維持する保持手段M’とを備えている構成としてあ
ることから、ドアBを閉め込みの状態、又は、ドアBを
任意の開き出しの位置において、ストッパー部材Sを下
方に押し下げて、これを保持手段Mを用いて、面Cに対
して圧接状態とすることによって、ドアBを当該ストッ
パー部材Sの圧接位置に留めつけることができる。
【0018】又、前記ストッパー部材Sに対する前記保
持手段Mによる保持を開放して、このストッパー部材S
を上方に引き上げると共に、これを、保持手段M’を用
いて、面Cから離れた状態に維持することによって、前
記留めつけ状態にあるドアBが開閉可能とされる。
【0019】次いで、請求項2の発明に係るドアストッ
パーAにあっては、ストッパー部材Sをドア下方の床面
などの面Cから離れた状態に維持する保持手段M’が、
このストッパー部材Sを常時上方に向けて付勢する付勢
具20であり、且つ、該ストッパー部材Sをドア下方の
床面などの面Cに対して圧接状態に維持する保持手段M
が、前記付勢に抗して下方に押し下げられる該ストッパ
ー部材Sの掛合部40に対して係脱可能に掛合される掛
合具30である構成としてあることから、前記付勢具2
0の付勢に抗してストッパー部材Sを、面Cに対して圧
接状態になすと共に、この圧接状態において、ストッパ
ー部材Sの掛合部40に対し、掛合具30を掛合するこ
とによって、ドアBを当該ストッパー部材Sの圧接位置
に留めつけることができる。
【0020】又、かかるストッパー部材Sによって留め
つけの状態にあるドアBにおいて、前記ストッパー部材
Sの掛合部40に対する掛合具30の掛合を解くことに
よって、当該ストッパー部材Sは、付勢具20の付勢を
受けて上方に移動し、且つ、この付勢具20を保持手段
M’として、この上方に移動された状態、即ち、該スト
ッパー部材Sを面Cから離れた状態に維持し、これによ
って、ドアBを開閉可能とすることができる。
【0021】更に、請求項3の発明に係るドアストッパ
ーAにあっては、ストッパー部材Sが、ドアBの先端側
の下部に備えられ、且つ、該ストッパー部材Sが、該ド
アBの先端側の端面bにおいて操作可能な構成としてあ
ることから、ドアBの先端側の位置にあって、ストッパ
ー部材Sの操作が可能であり、且つ、当該ストッパー部
材Sの操作部分を、ドアBの前面、あるいは背面部分に
表われない構成とすることができる。
【0022】次いで、請求項4の発明に係るドアストッ
パーAにあっては、ストッパー部材Sの下部に、ゴム又
はゴム状弾性材よりなる当て具12が、上下方向に向け
て位置調節可能に備えられている構成としてあることか
ら、ストッパー部材Sの面Cに対する圧接圧を任意に変
更することができる。
【0023】更に又、請求項5の発明に係るドアストッ
パーAにあっては、ストッパー部材Sの下部に備えられ
るゴム、又はゴム状弾性材よりなる当て具12が、気密
状態に維持された中空部12aを有する構成としてある
ことから、ストッパー部材Sを面Cに対して圧接した際
に、この当て具12における面Cに対する圧接面が増す
ように機能する。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係るドアストッパーAの典型
的な実施例について詳細に説明する。図1は、この典型
的な実施例としてのドアストッパーAをドアBから分離
して示した状態を、ドアの要部と共に斜視で示してい
る。又、図2は、このドアストッパーAを、その見る向
きを代えて斜視の状態で示すと共に、図3〜図7では、
このドアストッパーAをドアBに組付けた状態を、夫々
の要部の断面として示している。先ず、図3で、ドアス
トッパーAにおけるストッパー部材Sを上方に引き上げ
た状態を、図4で、このストッパー部材Sを下方に押し
下げることによって、面Cに当て具12を圧接している
状態を示している。図5及び図6は、このストッパー部
材Sの面Cに向けた移動操作に伴って、このストッパー
部材Sにおける当て具12が変形する状態を、図5で
は、その変形前の状態として、図6では、その変形後の
状態として示している。又、図7では、ドアBの要部を
破断したドアBの取付け部分の要部を示している。
【0025】ここにおいて構成されるドアストッパーA
は、方立、縦枠などの開口部枠材Dに蝶番dで開閉自在
に装着されているドアBの下部に備えられるドアストッ
パーAであって、このドアストッパーAが、上下方向に
向けて移動可能とされるストッパー部材Sと、該ストッ
パー部材Sをドア下方の床面などの面Cに対して圧接状
態に維持する保持手段M、及び、該ドアストッパーSを
ドア下方の床面などの面Cから離れた状態に維持する保
持手段M’とを備えている構成としてある。
【0026】又、かかる構成よりなるドアストッパーA
において、ストッパー部材Sをドア下方の床面などの面
Cから離れた状態に維持する保持手段M’が、このスト
ッパー部材Sを常時上方に向けて付勢する付勢具20で
あり、且つ、該ストッパー部材Sをドア下方の床面など
の面Cに対して圧接状態に維持する保持手段Mが、前記
付勢に抗して下方に押し下げられる該ストッパー部材S
の掛合部40に対して係脱可能に掛合される掛合具30
である構成としてある。
【0027】又、更に、かかる構成よりなるドアストッ
パーAにおいて、ストッパー部材Sが、ドアBの先端側
の下部に備えられ、且つ、該ストッパー部材Sが、該ド
アBの先端側の端面bにおいて操作可能な構成としてあ
る。
【0028】又、かかる構成よりなるドアストッパーA
において、ストッパー部材Sの下部に、ゴム又はゴム状
弾性材よりなる当て具12が、上下方向に向けて位置調
節可能に備えられている構成になすと共に、ストッパー
部材Sの下部に備えられるゴム又はゴム状弾性材よりな
る当て具12が、気密状態に維持された中空部12aを
有する構成としてある。
【0029】先ず、ここでドアストッパーAを構成する
ストッパー部材Sは、ロッド11と、このロッド11の
下端部に備えられた当て具12とによって構成してあ
り、該ロッド11の上部側には、追って説明する掛合具
30に掛合する掛合部40としての溝41が該ロッド1
1の軸線と直交する向きに、又は該ロッド11の円周方
向に向けて設けてあると共に、この溝41の下方に、付
勢具20としての圧縮コイルバネ21を受ける鍔13が
設けてある。
【0030】かかるロッド11の下方に備えられる当て
具12は、ゴム、又はゴム状弾性材よりなる当て具本体
部12’と、取付け具12”とによって構成してあり、
この当て具本体部12’は気密状態に維持された中空部
12aを備えた構成としてある。即ち、この当て具本体
部12’は、上面から下部側に向けて盲孔12bを備え
て構成されていると共に、この当て具本体部12’の上
面に鍔部12cを添装された取付け具12”の筒状部1
2dが、前記孔12b内に位置づけられるように、この
当て具本体部12’に対して取付け具12”が、組付け
止着してある。尚、この当て具本体部12’と、取付け
具12”との組付け止着状態を良好とする目的から、取
付け具12”の筒状部12dの外周、特に、その円周方
向に環状凸部12eを設け、しかも、この環状凸部12
eの先端が、夫々上下方向に突き出した、所謂倒台型状
の断面形状に構成している。
【0031】かくして構成された当て具本体部12’
と、取付け具12”とに連通して備えられた孔12b、
12fに対して、ロッド11の下端を挿通する。即ち、
この実施例にあっては、孔12fに設けた雌ネジ12g
に対して、前記ロッド11の下端の雄ネジ14を螺着し
て、この当て具12を、該ロッド11に対して、上下方
向に位置決め調節可能に組付けた構成としている。
【0032】又、前記取付け具12”の筒状部12d
を、当て具本体部12’の盲穴12bに対して気密の状
態に組付けると共に、この取付け具12”の孔12fに
対して、ロッド11の雄ネジ14を気密の状態に螺着す
ることによって、当て具本体部12’における盲穴12
b部分を、気密状態に維持された中空部12aとして構
成することができる。尚、この場合に、この雄ネジ14
の雌ネジ12gに対する螺着に際して適宜のシーリング
材を介装するようにしてあっても良い。
【0033】かかるストッパー部材Sを上下方向に動作
可能に取付ける取付け金具50は、ドアBの先端側にあ
る端面bの面に取付けられる長方形状をなす前板部50
aと、この前板部50aの下端を、この前板部50aの
背面に重なり合うように折返した立上り板部50bと、
この立上り板部50bの上端から略水平の向きに、前記
前板部50aの背面側に突き出す台板部50cと、この
台板部50cの側縁から前記立上り板部50bに対向
し、且つ、これと平行に折曲げ備えられた垂下板部50
dと、この垂下板50dの下端から、更に前板部50d
の背面側に突き出して、ドアBの下端面b’に取付けら
れる下面板部50eとによって構成してあり、立上がり
板部50bと台板部50c及び垂下板部50dとの間に
下面開口の凹部Y’を構成すると共に、この立上り板部
50bの下端と前記下面板部50eとが面一となる構成
としている。
【0034】又、ここで構成される取付け金具50は、
前板部50aの上端部分をドアBの端面bに当接し、し
かも垂下板部50dの背面側をドアBの取付け用の切欠
き凹部Yの底面に接し、更に、下面板部50eをドアB
の下端面b’に接した状態で、このドアB、特に、ドア
Bの先端側の下端隅部に設けられた略長方形状をなす切
欠き凹部Yの開口部分を塞ぐ形状に構成してあり、前板
部50aの上端部分と、下面板部50eとに設けた孔5
2〜52を利用して、この取付け金具50を、ビス51
によってドアBに止着するように構成してある。
【0035】又、この取付け金具50には、追って説明
する掛合具30として機能するバネ板状操作片31が、
このバネ板状操作片31の上部側が、常時、この取付け
金具50の側に付勢されるようにリベット53などの任
意の手法で止着してあると共に、このバネ板状操作片3
1を、この付勢に抗して押し戻す手段としての突子32
の突き出す孔54を、前板部50aの前面側から背面側
に凹むように設けた凹部55内に設けてある。更に、こ
の取付け金具50の前板部50aには、その上部側にあ
って、上下方向に細長い凹部56を、該前板部50aの
前面側から背面側に向けて凹むように構成し、この細長
い凹部56の底部に上下方向に開口したスリット57を
設け、追って説明するロッド11の下方に向けた押し込
み用操作摘み15の動作孔として構成してある。
【0036】更に又、この取付け金具50における前記
台板部50cには、前記ストッパー部材Sにおけるロッ
ド11のみが挿通される孔58が設けてあり、この孔5
8の開設されている台板部50cの上面が、追って説明
する付勢具20として機能する圧縮コイルバネ21の装
着受け面としてあり、且つ、下面が、ストッパー部材S
における当て具12の係当面として構成してある。
【0037】又、前記の掛合具30は、主としてバネ板
状操作片31によって構成してあり、下端が前記取付け
金具50の前板部50aの背面に密着して該前板部50
aに止着される取付け板部31aと、この取付け板部3
1aから上方に向けて該前板部50aから稍々離れる向
きに起立されているバネ板部31bと、このバネ板部3
1bの上端から、前記前板部50aの背面側に向けて略
水平に突き出す掛合板部31cとを備えた構成としてあ
ると共に、この掛合板部31cに、この掛合板部31c
の突き出し方向に長い掛合孔33が設けられた構成とし
てある。
【0038】叙上構成よりなるドアストッパーAの各部
材は、例えば、ロッド11の下部側に付勢具20として
の圧縮コイルバネ21を該ロッド11の鍔13に突き当
るように外嵌状に嵌めつけ用意し、次いで、この圧縮コ
イルバネ21の組付けられたロッド11の下端を取付け
金具50の台板部50cに設けた孔58に挿通すると共
に、この孔58から下方の凹部Y’内に突き出されたロ
ッド11の下端に当て具12をネジ込み装着する。この
当て具12の螺着によって、前記圧縮コイルバネ21が
前記鍔13と台板部50cとの間にあって、装着される
ロッド11を常時上方に付勢するように機能する構成と
してある。かかる状態で、ロッド11の上部側をバネ板
状操作片31の掛合孔33に挿通し、このバネ板状操作
片31を取付け金具50の前板部50aに止着すると共
に、該前板部50aに設けられた孔54を利用して、こ
のバネ板状操作片31に対して突子32を備えるける。
又、前記ロッド11の上部側には、前記前板部50aに
設けたスリット57を利用して操作摘み15を備えつけ
させると共に、かくして構成されたドアストッパーAを
ビス51、51を用いてドアBの切欠き凹部Y内に組込
み状態に止着する。
【0039】尚、前記のドアBに備えられる割欠き凹部
Yは、ドアBの先端側の端面bの下端に設けられ、しか
も該ドアBの下面b’にも開口するように設けられた溝
状の、且つ、ドアBの前面から見た際に長方形状をなす
凹部として構成してあり、前記取付け金具50の前板部
50aの当接する段差面yと、下面板部50eの当接す
る段差面y’が設けてあり、ドアBの面bに対して前板
部50aが面一の形状に、又、面b’に下面板部50e
が面一の状態に組付けられる構成としてあると共に、台
板部50cと垂下板部50dの収まる拡寸凹部y”が下
端開口隅部に設けられた構成としてある。
【0040】かくして構成されるドアストッパーAにあ
っては、図3に示されるように、ストッパー部材Sが、
圧縮コイルバネ21によって常時上方に向けて付勢さ
れ、この圧縮コイルバネ21による付勢の状態にあっ
て、操作摘み15がスリット57の上縁に当接された位
置で、当て具12が、取付け金具50における立上り板
部50b、台板部50c及び垂下材部50dの構成する
空間Y’内に収まる構成としてある。又、かかる状態に
おいて、バネ板状操作片31が、その付勢に抗して、ロ
ッド11によって、前板部50aから離れる向きに移動
され、従って、突子32が凹部55内に沈み込む状態と
されている。
【0041】又、ロッド11に備えられる溝41は、該
ロッド11の挿通されているバネ板状操作片31におけ
る掛合板部31cの掛合孔33の孔縁位置に対して、こ
のロッド11を下方に押し下げ、且つ当て具12を面C
に対して、充分に圧接することのできるに必要な該ロッ
ド11の移動幅に相当する距離を隔てて設けるようにし
てある。
【0042】又、ロッド11を操作摘み15を用いて前
記圧縮コイルバネ21の付勢力に抗して図4に示すよう
に、下方に押し下げることによって、バネ板状操作片3
1における掛合板部31cにある掛合孔33の孔縁が、
このバネ板状操作片31におけるバネ板部31bの前板
部50aの側に向けた付勢力によって該ロッド11にお
ける溝41内に落し込まれ、前記圧縮コイルバネ21の
付勢力に抗して、このストッパー部材Sを、その下方に
向けた押し込み位置に掛止状態とすることができる。
【0043】かかる状態、即ちストッパー部材Sを下方
に押し下げ停止した図4に示されている状態にあって、
前記バネ板状操作片31におけるバネ板部31bを、突
子32を用いて、このバネ板部31bの付勢に抗して、
これを内方に押し込むことによって、そのバネ板部31
bを撓み出させ、掛合孔33の孔縁を前記ロッド11の
溝41から抜け出すようになし、これによって、ロッド
11を圧縮コイルバネ21の付勢力により上方に移動
し、掛合孔33の孔縁が、前記ロッド11の周面に当接
するようになし、該ロッド11を、操作摘み15がスリ
ット57の上縁に係当するまで移動するように構成して
いる。
【0044】尚、叙上のストッパー部材Sの移動規制手
段に代えて、例えば、当て具12の上端面を取付け金具
50の台板部50cの下面に係当した位置で、該ストッ
パー部材Sの圧縮コイルバネ21による付勢力による移
動を停止するようにしてあっても良い。又、例えば、ロ
ッド11に備えられている鍔13の上面が当接する部材
を用意し、この当接部材に対して、圧縮コイルバネ21
によって上方に付勢移動されるストッパー部材Sの移動
を停止するようにしてあっても良い。
【0045】又、下方に押し込まれるロッド11を、こ
のロッド11の押し下げ位置において、前記掛合具以外
の掛合具を用いて掛止状態に維持するようにしてあって
も良い。
【0046】叙上構成よりなるドアストッパーAにあっ
ては、圧縮コイルバネ21が、ストッパー部材Sを、床
などの面Cから、引き離す位置に維持する保持手段Mと
して機能してあり、前記ロッド11の掛合部40として
の溝41に対する他の掛合具30としてのバネ板状操作
片31の掛合を解いた状態において、ストッパー部材S
は、この圧縮コイルバネ21によってドアB、特に、そ
の当て具12を凹部Y’内に収まるように上方に引き上
げ状態とされる。
【0047】次いで、操作摘み15を用いて、前記圧縮
コイルバネ21の付勢力に抗して、ストッパー部材Sを
下方に押し下げ、このストッパー部材Sにおける当て具
12を床面、くつずり面などのドアBの下方の面Cに対
して充分に、即ち、ドアBの開閉方向に向けた動きを封
ずる状態に圧接し、この圧接状態において、ロッド11
の掛合部40に掛合具30を引っ掛け、これを圧接状態
に維持する保持手段M’として、該ストッパー部材Sを
安定に面Cに対して留めつける構成としている。
【0048】尚、かかるドアストッパーAの操作におい
て、前記当て具12のロッド11に対するネジ込み量を
調節すること、即ち、ロッド11に対して、当て具12
を上下方向に調節しながら位置決めをなすことが可能で
あり、これによって、ドアストッパーAにおける面Cに
対する圧接圧を自在に変更、調節することができる。
【0049】又、ストッパー部材Sにおける当て具12
を気密状態に維持された中空部12aを備えた構成とし
てあることから、このストッパー部材Sを面Cに圧接し
た際に、この当て具12が、図6に示される態様に変形
され、これによって、緩衝的に、且つ、より広い接触面
積のもとに面Cに対して圧着、圧接されるようになすこ
とができる。
【0050】尚、叙上実施例にあっては、圧縮コイルバ
ネ21を用いて、ストッパー部材Sを面Cから離れた位
置に維持づける保持手段M’とし、又、この圧縮コイル
バネ21の付勢に抗してのロッド11の掛合部40に対
する掛合具30の掛合によって、ストッパー部材Sを面
Cに圧接状態に維持づける保持手段M’として構成して
いるが、例えば、ストッパー部材を圧縮コイルバネ21
などの付勢手段を用いて床などの面に圧接する構成と
し、この圧縮コイルバネ21の付勢力に抗した引き上げ
位置での当該ストッパー部材に対する掛合手段を用い
て、ストッパー部材を床などの面から離れた位置に、維
持する保持手段として構成してあっても良い。
【0051】
【発明の効果】本発明に係るドアストッパーAは、叙上
における特長ある構成、特に、ドアBの下部に備えられ
るドアストッパーAが、上下方向に向けて移動可能とさ
れるストッパー部材Sと、該ストッパー部材Sをドア下
方の床面などの面Cに対して圧接状態に維持する保持手
段M、及び、該ストッパー部材Sをドア下方の床面など
の面Cから離れた状態に維持する保持手段M’とを備え
ている構成としてあることから、ドアBを閉め込みの状
態においても、又、ドアBを任意の開き出しの位置にお
いても、単に、ストッパー部材Sを下方に押し下げて、
これを保持手段Mを用いて、面Cに対して圧接状態に保
持することのみによって、ドアBを当該ストッパー部材
Sの圧接位置において、容易に、且つ確実に留めつけ得
ることができる。
【0052】又、前記ストッパー部材Sに対する前記保
持手段Mによる保持を開放して、このストッパー部材S
を上方に引き上げると共に、これを、保持手段M’を用
いて、面Cから離れた状態に維持することによって、前
記留めつけ状態にあるドアBは、直ちに通常のドアと同
様に開閉可能とされる特長を有している。
【0053】次いで、請求項2の発明に係るドアストッ
パーAにあっては、ストッパー部材Sをドア下方の床面
などの面Cから離れた状態に維持する保持手段M’が、
このストッパー部材Sを常時上方に向けて付勢する付勢
具20であり、且つ、該ストッパー部材Sをドア下方の
床面などの面Cに対して圧接状態に維持する保持手段M
が、前記付勢に抗して下方に押し下げられる該ストッパ
ー部材Sの掛合部40に対して係脱可能に掛合される掛
合具30である構成としてあることから、前記付勢具2
0の付勢に抗してストッパー部材Sを、面Cに対して圧
接状態とし、しかも、この圧接状態において、ストッパ
ー部材Sの掛合部40に対し、掛合具30を掛合するこ
とのみによって、ドアBを当該ストッパー部材Sの圧接
位置に容易、且つ確実に留めつけ得ることができる。
【0054】又、かかるストッパー部材Sによって留め
つけの状態にあるドアBにおいて、前記ストッパー部材
Sの掛合部40に対する掛合具30の掛合を解くことの
みによって、当該ストッパー部材Sは、付勢具20の付
勢を受けて上方に移動し、且つ、この付勢具20を保持
手段M’として、この上方に移動された状態、即ち、該
ストッパー部材Sを面Cから離れた状態に維持すること
となり、これによって、ドアBを容易、且つ確実に開閉
可能な状態とすることができる。
【0055】更に、請求項3の発明に係るドアストッパ
ーAにあっては、ストッパー部材Sが、ドアBの先端側
の下部に備えられ、且つ、該ストッパー部材Sが、該ド
アBの先端側の端面bにおいて操作可能な構成としてあ
ることから、ドアBの先端側の前方位置にあって、スト
ッパー部材Sの操作を可能とし、しかも、当該ストッパ
ー部材Sの操作部分が、ドアBの前面、あるいは背面部
分に表われないようにドアBを構成することができる特
長を有している。
【0056】次いで、請求項4の発明に係るドアストッ
パーAにあっては、ストッパー部材Sの下部に、ゴム又
はゴム状弾性材よりなる当て具12が、上下方向に向け
て位置調節可能に備えられている構成としてあることか
ら、ストッパー部材Sの面Cに対する圧接圧を容易、且
つ確実に変更することができる特長を有している。
【0057】更に又、請求項5の発明に係るドアストッ
パーAにあっては、ストッパー部材Sの下部に備えられ
るゴム、又はゴム状弾性材よりなる当て具12が、気密
状態に維持された中空部12aを有する構成としてある
ことから、ストッパー部材Sを面Cに対して圧接した際
に、この当て具12における面Cに対する圧接面積を効
果的に増すことができる特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的なドアストッパーの部品分離の要部斜視
【図2】同ドアストッパーの斜視図
【図3】同ドアストッパーをドアに組付け、且つドアを
開閉可能な状態とした要部の断面図
【図4】同ドアストッパーをドアに組付け、且つ、ドア
を留めつけの状態とした要部の断面図
【図5】同ドアストッパーにおけるストッパー部材の先
端部分を面Cに圧接する前の状態の要部断面図
【図6】同ドアストッパーにおけるストッパー部材の先
端部分を面Cに圧接している状態の要部断面図
【図7】同ドアストッパーを備えつけたドアと、その周
側部分の要部を、一部破断して示す正面図
【符号の説明】
A ドアストッパー B ドア C 面 S ストッパー部材 M 保持手段 M’ 保持手段 12 当て具 12a 中空部 20 付勢具 30 掛合具 40 掛合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの下部に備えられるドアストッパー
    であって、このドアストッパーが、上下方向に向けて移
    動可能とされるストッパー部材と、該ストッパー部材を
    ドア下方の床面などの面に対して圧接状態に維持する保
    持手段、及び、該ストッパー部材をドア下方の床面など
    の面から離れた状態に維持する保持手段とを備えている
    ことを特徴とするドアストッパー。
  2. 【請求項2】 ストッパー部材をドア下方の床面などの
    面から離れた状態に維持する保持手段が、このストッパ
    ー部材を常時上方に向けて付勢する付勢具であり、且
    つ、該ストッパー部材をドア下方の床面などの面に対し
    て圧接状態に維持する保持手段が、前記付勢に抗して下
    方に押し下げられる該ストッパー部材の掛合部に対して
    係脱可能に掛合される掛合具であることを特徴とする請
    求項1記載に係るドアストッパー。
  3. 【請求項3】 ストッパー部材が、ドアの先端側の下部
    に備えられ、且つ、該ストッパー部材が、該ドアの先端
    側の端面において操作可能としてあることを特徴とする
    請求項1記載に係るドアストッパー。
  4. 【請求項4】 ストッパー部材の下部に、ゴム又はゴム
    状弾性材よりなる当て具が、上下方向に向けて位置調節
    可能に備えられていることを特徴とする請求項1記載に
    係るドアストッパー。
  5. 【請求項5】 ストッパー部材の下部に備えられるゴム
    又はゴム状弾性材よりなる当て具が、気密状態に維持さ
    れた中空部を有していることを特徴とする請求項4記載
    に係るドアストッパー。
JP17561895A 1995-06-20 1995-06-20 ドアストッパー Pending JPH094318A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100415349B1 (ko) * 2001-06-26 2004-01-16 현대자동차주식회사 자동차용 도어의 고정장치

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