JPH0942217A - シリンダ型アクチュエータ - Google Patents
シリンダ型アクチュエータInfo
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- JPH0942217A JPH0942217A JP7188966A JP18896695A JPH0942217A JP H0942217 A JPH0942217 A JP H0942217A JP 7188966 A JP7188966 A JP 7188966A JP 18896695 A JP18896695 A JP 18896695A JP H0942217 A JPH0942217 A JP H0942217A
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- JP
- Japan
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- piston
- cylinder
- type actuator
- exhaust
- ring
- Prior art date
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Actuator (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリンダ面との摺動部にシール部材が設けら
れているピストンを有するガス圧駆動のシリンダ型アク
チュエータにおいて、ガス漏れ低減と、低いガス圧から
の作動性確保と、耐久性向上という要求性能の全てを満
足すること。 【構成】 シール部材bを、シリンダ面に向かって開口
している環状のシール溝の内側位置に装着したO−リン
グb1と、O−リングb1の外側位置にO−リングb1
の弾性変形を保って装着したシートリングb2とによる
組み合わせシール部材とした。
れているピストンを有するガス圧駆動のシリンダ型アク
チュエータにおいて、ガス漏れ低減と、低いガス圧から
の作動性確保と、耐久性向上という要求性能の全てを満
足すること。 【構成】 シール部材bを、シリンダ面に向かって開口
している環状のシール溝の内側位置に装着したO−リン
グb1と、O−リングb1の外側位置にO−リングb1
の弾性変形を保って装着したシートリングb2とによる
組み合わせシール部材とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス圧により駆動され
るシリンダ型アクチュエータ、特に、ピストン部からの
ガス漏れを防止するピストンシール技術に関する。
るシリンダ型アクチュエータ、特に、ピストン部からの
ガス漏れを防止するピストンシール技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排気圧等のガス圧にて駆動される
小型のシリンダ型アクチュエータにおいて、ピストン部
からの流体の漏れを防止するシール部材としては、フッ
素樹脂等による樹脂シールリングや合成ゴム等によるO
−リングが適用されるのが周知慣用技術ということがで
きる。
小型のシリンダ型アクチュエータにおいて、ピストン部
からの流体の漏れを防止するシール部材としては、フッ
素樹脂等による樹脂シールリングや合成ゴム等によるO
−リングが適用されるのが周知慣用技術ということがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシリンダ型アクチュエータに適用されるシール部材
にあっては、下記に列挙する問題がある。
来のシリンダ型アクチュエータに適用されるシール部材
にあっては、下記に列挙する問題がある。
【0004】(1) 樹脂シールリング 樹脂シールリングは、弾性復元力が弱く、樹脂シールリ
ングの製造バラツキや組み付けバラツキによる影響で、
ピストンの外周上でのシリンダ面に対する接触圧にバラ
ツキが生じてしまう。このため、排気圧に応じたピスト
ン初期状態からピストンストローク状態までのガス漏れ
をゼロに抑える管理を行なうことができない。
ングの製造バラツキや組み付けバラツキによる影響で、
ピストンの外周上でのシリンダ面に対する接触圧にバラ
ツキが生じてしまう。このため、排気圧に応じたピスト
ン初期状態からピストンストローク状態までのガス漏れ
をゼロに抑える管理を行なうことができない。
【0005】この結果、ピストンに作用する排気圧が設
定圧に達し、この排気圧と受圧面積による力がリターン
スプリングによる力を上回ることでピストンをストロー
クさせるシリンダ型アクチュエータでは、ガス漏れによ
りピストンに作用する排気圧が設定圧に達するのが遅れ
てしまい、所期のアクチュエータ制御作動が確保されな
い。
定圧に達し、この排気圧と受圧面積による力がリターン
スプリングによる力を上回ることでピストンをストロー
クさせるシリンダ型アクチュエータでは、ガス漏れによ
りピストンに作用する排気圧が設定圧に達するのが遅れ
てしまい、所期のアクチュエータ制御作動が確保されな
い。
【0006】また、長期間使用した場合、ガス漏れに伴
ってシール部位から排気ガス流れを生じ、排気ガスに含
まれる煤や水等がアクチュエータに流入し、シリンダ面
や樹脂シールリングに付着した煤等により摺動抵抗が増
大し、摺動により樹脂シールリングが削れてしまい耐久
性に劣る。
ってシール部位から排気ガス流れを生じ、排気ガスに含
まれる煤や水等がアクチュエータに流入し、シリンダ面
や樹脂シールリングに付着した煤等により摺動抵抗が増
大し、摺動により樹脂シールリングが削れてしまい耐久
性に劣る。
【0007】(2) O−リング O−リングは、弾性復元力が強いが、ピストン初期状態
でガス漏れをゼロに抑えるべく大きく弾性変形をさせて
使用する場合には、ピストンの外周上でのシリンダ面に
対する接触圧が高圧となる。
でガス漏れをゼロに抑えるべく大きく弾性変形をさせて
使用する場合には、ピストンの外周上でのシリンダ面に
対する接触圧が高圧となる。
【0008】この結果、ピストンに作用する排気圧が設
定圧に達し、この排気圧と受圧面積による力がリターン
スプリングによる力を上回ることでピストンをストロー
クさせるシリンダ型アクチュエータでは、ピストンがス
トロークを開始する時にO−リングによる接触圧抵抗が
スプリング力に加わることになり、ピストンに作用する
排気圧が設定圧以上の圧力レベルに達しないことにはピ
ストンのストロークが開始されず、低い排気圧での作動
が確保されない。
定圧に達し、この排気圧と受圧面積による力がリターン
スプリングによる力を上回ることでピストンをストロー
クさせるシリンダ型アクチュエータでは、ピストンがス
トロークを開始する時にO−リングによる接触圧抵抗が
スプリング力に加わることになり、ピストンに作用する
排気圧が設定圧以上の圧力レベルに達しないことにはピ
ストンのストロークが開始されず、低い排気圧での作動
が確保されない。
【0009】一方、低い排気圧での作動を確保するため
接触圧を低圧に設定した場合、ピストンの外周上で均等
の接触圧を保つのは困難であり、シリンダ面に対し接触
しない部分が形成され、シール部からのガス漏れが発生
する。そして、このガス漏れを許容する状態で長期間使
用した場合、ガス漏れに伴ってシール部位から排気ガス
流れを生じ、排気ガスに含まれる煤や水等がアクチュエ
ータに流入し、シリンダ面やO−リングに付着した煤等
により摺動抵抗が増大し、摺動によりO−リングが削れ
てしまい耐久性に劣る。
接触圧を低圧に設定した場合、ピストンの外周上で均等
の接触圧を保つのは困難であり、シリンダ面に対し接触
しない部分が形成され、シール部からのガス漏れが発生
する。そして、このガス漏れを許容する状態で長期間使
用した場合、ガス漏れに伴ってシール部位から排気ガス
流れを生じ、排気ガスに含まれる煤や水等がアクチュエ
ータに流入し、シリンダ面やO−リングに付着した煤等
により摺動抵抗が増大し、摺動によりO−リングが削れ
てしまい耐久性に劣る。
【0010】本発明は、上記課題に着目してなされたも
ので、第1の目的とするところは、シリンダ面との摺動
部にシール部材が設けられているピストンを有するガス
圧駆動のシリンダ型アクチュエータにおいて、ガス漏れ
低減と、低いガス圧からの作動性確保と、耐久性向上と
いう要求性能の全てを満足することにある。
ので、第1の目的とするところは、シリンダ面との摺動
部にシール部材が設けられているピストンを有するガス
圧駆動のシリンダ型アクチュエータにおいて、ガス漏れ
低減と、低いガス圧からの作動性確保と、耐久性向上と
いう要求性能の全てを満足することにある。
【0011】第2の目的とするところは、軽量,コンパ
クト,低コストのピストンを用いながら、第1の目的を
達成することにある。
クト,低コストのピストンを用いながら、第1の目的を
達成することにある。
【0012】第3の目的とするところは、ピストンにス
プリング支持機能とストッパ機能とを持たせながら、第
2の目的を達成することにある。
プリング支持機能とストッパ機能とを持たせながら、第
2の目的を達成することにある。
【0013】第4の目的とするところは、制御型排気系
システムの小型化,簡素化,コスト低減化を達成すると
共に、高制御精度を長期間にわたって維持する有用なシ
リンダ型アクチュエータを提供することにある。
システムの小型化,簡素化,コスト低減化を達成すると
共に、高制御精度を長期間にわたって維持する有用なシ
リンダ型アクチュエータを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1記載の発明では、図1のクレーム対応図
に示すように、円筒状のシリンダ面を有するシリンダハ
ウジングaと、前記シリンダハウジングa内に摺動可能
に配置され、シリンダ面との摺動部にはシール部材bが
設けられているピストンcと、一端が前記ピストンcに
一体連結され、他端がシリンダハウジングa外に突出す
るピストンシャフトdと、前記ピストンcとシリンダハ
ウジングaとの間に介装され、ピストンcに付勢力を与
えるリターンスプリングeとを備え、前記シリンダハウ
ジングaとピストンcとで囲まれるシリンダ室fに導か
れるガス圧により付勢力に抗してピストンc及びピスト
ンシャフトdをストロークさせるシリンダ型アクチュエ
ータにおいて、前記シール部材bを、シリンダ面に向か
って開口している環状のシール溝の内側位置に装着した
O−リングb1と、O−リングb1の外側位置にO−リ
ングb1の弾性変形を保って装着したシートリングb2
とによる組み合わせシール部材としたことを特徴とす
る。
るため請求項1記載の発明では、図1のクレーム対応図
に示すように、円筒状のシリンダ面を有するシリンダハ
ウジングaと、前記シリンダハウジングa内に摺動可能
に配置され、シリンダ面との摺動部にはシール部材bが
設けられているピストンcと、一端が前記ピストンcに
一体連結され、他端がシリンダハウジングa外に突出す
るピストンシャフトdと、前記ピストンcとシリンダハ
ウジングaとの間に介装され、ピストンcに付勢力を与
えるリターンスプリングeとを備え、前記シリンダハウ
ジングaとピストンcとで囲まれるシリンダ室fに導か
れるガス圧により付勢力に抗してピストンc及びピスト
ンシャフトdをストロークさせるシリンダ型アクチュエ
ータにおいて、前記シール部材bを、シリンダ面に向か
って開口している環状のシール溝の内側位置に装着した
O−リングb1と、O−リングb1の外側位置にO−リ
ングb1の弾性変形を保って装着したシートリングb2
とによる組み合わせシール部材としたことを特徴とす
る。
【0015】上記第2の目的を達成するため請求項2記
載の発明では、図1のクレーム対応図に示すように、請
求項1記載のシリンダ型アクチュエータにおいて、前記
ピストンcを、互いに重ね合わせた状態にて外周部に環
状のシール溝が形成される第1ピストンプレートc1と
第2ピストンプレートc2による重合プレートピストン
としたことを特徴とする。
載の発明では、図1のクレーム対応図に示すように、請
求項1記載のシリンダ型アクチュエータにおいて、前記
ピストンcを、互いに重ね合わせた状態にて外周部に環
状のシール溝が形成される第1ピストンプレートc1と
第2ピストンプレートc2による重合プレートピストン
としたことを特徴とする。
【0016】上記第3の目的を達成するため請求項3記
載の発明では、図1のクレーム対応図に示すように、請
求項2記載のシリンダ型アクチュエータにおいて、前記
第1ピストンプレートc1には、リターンスプリングe
が嵌入される段差凹部c11を形成し、第2ピストンプ
レートc2には、シリンダハウジングaの端面と接触す
るストッパ凸部c21を形成したことを特徴とする。
載の発明では、図1のクレーム対応図に示すように、請
求項2記載のシリンダ型アクチュエータにおいて、前記
第1ピストンプレートc1には、リターンスプリングe
が嵌入される段差凹部c11を形成し、第2ピストンプ
レートc2には、シリンダハウジングaの端面と接触す
るストッパ凸部c21を形成したことを特徴とする。
【0017】上記第4の目的を達成するため請求項4記
載の発明では、図1のクレーム対応図に示すように、排
気系の排気チューブgもしくはマフラh内の排気圧をガ
ス圧とし、エンジンからテールチューブに至る排気系に
設けられた排気系バルブiを開閉制御する制御型排気系
システムのアクチュエータとして適用したことを特徴と
する請求項1乃至請求項3記載のシリンダ型アクチュエ
ータ。
載の発明では、図1のクレーム対応図に示すように、排
気系の排気チューブgもしくはマフラh内の排気圧をガ
ス圧とし、エンジンからテールチューブに至る排気系に
設けられた排気系バルブiを開閉制御する制御型排気系
システムのアクチュエータとして適用したことを特徴と
する請求項1乃至請求項3記載のシリンダ型アクチュエ
ータ。
【0018】
【作用】請求項1記載の第1の発明の作用を説明する。
【0019】シリンダ型アクチュエータは、シリンダハ
ウジングaとピストンcとで囲まれるシリンダ室fにガ
ス圧が導かれると、ガス圧とピストン受圧面積による力
がリターンスプリングeによる力より上回ると、リター
ンスプリングeの付勢力に抗してピストンc及びピスト
ンシャフトdがストロークするというアクチュエータ作
動を示す。
ウジングaとピストンcとで囲まれるシリンダ室fにガ
ス圧が導かれると、ガス圧とピストン受圧面積による力
がリターンスプリングeによる力より上回ると、リター
ンスプリングeの付勢力に抗してピストンc及びピスト
ンシャフトdがストロークするというアクチュエータ作
動を示す。
【0020】このアクチュエータ作動において、ピスト
ン摺動部からのガス漏れが問題となるが、シール部材b
が、シリンダ面に向かって開口している環状のシール溝
の内側位置に装着したO−リングb1と、O−リングb
1の外側位置にO−リングb1の弾性変形を保って装着
したシートリングb2とによる組み合わせシール部材と
されているため、シートリングb2には、O−リングb
1の弾性変形による弾性復元力が内側から作用し、シリ
ンダ面に対しピストンcの外周上においてバラツキのな
い均等な接触圧が保たれる。よって、ピストン摺動部に
隙間が形成されることなく、ピストン摺動部からのガス
漏れが低減される。
ン摺動部からのガス漏れが問題となるが、シール部材b
が、シリンダ面に向かって開口している環状のシール溝
の内側位置に装着したO−リングb1と、O−リングb
1の外側位置にO−リングb1の弾性変形を保って装着
したシートリングb2とによる組み合わせシール部材と
されているため、シートリングb2には、O−リングb
1の弾性変形による弾性復元力が内側から作用し、シリ
ンダ面に対しピストンcの外周上においてバラツキのな
い均等な接触圧が保たれる。よって、ピストン摺動部に
隙間が形成されることなく、ピストン摺動部からのガス
漏れが低減される。
【0021】また、ピストンcの摺動抵抗は、シートリ
ングb2とシリンダ面との間の接触圧と摩擦係数により
決まるが、上記のように、均等な接触圧が保たれること
で高い接触圧に設定する必要がないし、また、摩擦係数
もフッソ系樹脂等を素材とするシートリングb2はゴム
を素材とするO−リングb1に比べたら低く設定できる
ことで、低いガス圧からの作動性が確保される。
ングb2とシリンダ面との間の接触圧と摩擦係数により
決まるが、上記のように、均等な接触圧が保たれること
で高い接触圧に設定する必要がないし、また、摩擦係数
もフッソ系樹脂等を素材とするシートリングb2はゴム
を素材とするO−リングb1に比べたら低く設定できる
ことで、低いガス圧からの作動性が確保される。
【0022】さらに、ガス漏れが最小限に低減されるこ
とからシール部でのガス流れが生じなく、ガスに含まれ
る微小固形物がアクチュエータに流入したりシリンダ面
に付着することなく、長期間使用しても摺動抵抗を増大
させることはない。加えて、内側に配置されたO−リン
グb1は、シリンダ面と直接的に摺動接触することな
く、しかも、シートリングb2により保護された配置と
なっているため、長期間使用しても弾性復元力の低下が
小さく抑えられる。よって、長期間使用してもシール性
能が損なわれることなくシール部材bの耐久性が向上す
る。
とからシール部でのガス流れが生じなく、ガスに含まれ
る微小固形物がアクチュエータに流入したりシリンダ面
に付着することなく、長期間使用しても摺動抵抗を増大
させることはない。加えて、内側に配置されたO−リン
グb1は、シリンダ面と直接的に摺動接触することな
く、しかも、シートリングb2により保護された配置と
なっているため、長期間使用しても弾性復元力の低下が
小さく抑えられる。よって、長期間使用してもシール性
能が損なわれることなくシール部材bの耐久性が向上す
る。
【0023】請求項2記載の第2の発明の作用を説明す
る。
る。
【0024】ピストンcは、互いに重ね合わせた状態に
て外周部に環状のシール溝が形成される第1ピストンプ
レートc1と第2ピストンプレートc2による重合プレ
ートピストンとしたため、打ち抜きプレス成形による2
枚のプレート材を重ね合わせるだけでピストンcとする
ことができ、鋳造によるブロック材に対し切削加工によ
りシール溝を形成したピストンと比べた場合、軽量,コ
ンパクト,低コストのピストンcを提供することができ
る。
て外周部に環状のシール溝が形成される第1ピストンプ
レートc1と第2ピストンプレートc2による重合プレ
ートピストンとしたため、打ち抜きプレス成形による2
枚のプレート材を重ね合わせるだけでピストンcとする
ことができ、鋳造によるブロック材に対し切削加工によ
りシール溝を形成したピストンと比べた場合、軽量,コ
ンパクト,低コストのピストンcを提供することができ
る。
【0025】請求項3記載の第3の発明の作用を説明す
る。
る。
【0026】前記重合プレートピストンの第1ピストン
プレートc1には、リターンスプリングeが嵌入される
段差凹部c11を形成し、第2ピストンプレートc2に
は、シリンダハウジングaの端面と接触するストッパ凸
部c21を形成したため、軽量,コンパクト,低コスト
のピストンcにスプリング支持機能とストッパ機能とを
持たせることができる。
プレートc1には、リターンスプリングeが嵌入される
段差凹部c11を形成し、第2ピストンプレートc2に
は、シリンダハウジングaの端面と接触するストッパ凸
部c21を形成したため、軽量,コンパクト,低コスト
のピストンcにスプリング支持機能とストッパ機能とを
持たせることができる。
【0027】請求項4記載の第4の発明の作用を説明す
る。
る。
【0028】走行時、エンジンからの排気ガスにより排
気系の排気チューブgもしくはマフラhから排気圧が圧
力導管等を介してシリンダ型アクチュエータのシリンダ
室fに導かれる。そして、シリンダ室fではこの圧力レ
ベルに応じてピストンcがストロークするため、シリン
ダ型アクチュエータのピストンシャフトdに連結されて
いる排気系バルブiは、このピストンストロークの大き
さに応じてバルブ開度が無段階に変更される。
気系の排気チューブgもしくはマフラhから排気圧が圧
力導管等を介してシリンダ型アクチュエータのシリンダ
室fに導かれる。そして、シリンダ室fではこの圧力レ
ベルに応じてピストンcがストロークするため、シリン
ダ型アクチュエータのピストンシャフトdに連結されて
いる排気系バルブiは、このピストンストロークの大き
さに応じてバルブ開度が無段階に変更される。
【0029】したがって、例えば、加速操作時でエンジ
ン回転数の上昇に伴い排気圧の圧力レベルが高まる時に
は、排気系バルブiがバルブ閉から徐々にバルブ開度が
増してバルブ開へと無段階に変更されるため、所定のエ
ンジン回転数にてバルブ閉からバルブ開に一気に切り換
わる場合のように排気静圧や排気音の一時的な低下がな
く、排気静圧特性や排気音特性がリニアに増加する特性
を示し、この結果、バルブ閉からバルブ開へと移行する
エンジン回転領域で行なわれる加速操作時に、滑らかな
加速感と心地良い加速排気音が得られる。
ン回転数の上昇に伴い排気圧の圧力レベルが高まる時に
は、排気系バルブiがバルブ閉から徐々にバルブ開度が
増してバルブ開へと無段階に変更されるため、所定のエ
ンジン回転数にてバルブ閉からバルブ開に一気に切り換
わる場合のように排気静圧や排気音の一時的な低下がな
く、排気静圧特性や排気音特性がリニアに増加する特性
を示し、この結果、バルブ閉からバルブ開へと移行する
エンジン回転領域で行なわれる加速操作時に、滑らかな
加速感と心地良い加速排気音が得られる。
【0030】また、排気系バルブiのアクチュエータと
してシリンダ型アクチュエータを適用したので、電動モ
ータやダイヤフラム式バルブ等をアクチュエータとする
従来システムに比べて、制御型排気系システムの小型
化,簡素化,コスト低減化が達成される。
してシリンダ型アクチュエータを適用したので、電動モ
ータやダイヤフラム式バルブ等をアクチュエータとする
従来システムに比べて、制御型排気系システムの小型
化,簡素化,コスト低減化が達成される。
【0031】さらに、シリンダ型アクチュエータは、上
記のように、ガス漏れ低減と、低いガス圧からの作動性
確保と、耐久性向上という要求性能を満足するアクチュ
エータであるため、高制御精度を長期間にわたって維持
することができる。
記のように、ガス漏れ低減と、低いガス圧からの作動性
確保と、耐久性向上という要求性能を満足するアクチュ
エータであるため、高制御精度を長期間にわたって維持
することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0033】まず、構成を説明する。
【0034】図2は本発明実施例のシリンダ型アクチュ
エータが適用された制御型排気系システムを示す図であ
る。
エータが適用された制御型排気系システムを示す図であ
る。
【0035】図2において、1は排気マフラ(マフラh
に相当)、4はマフラインレットチューブ(排気チュー
ブgに相当)、5は第1マフラアウトレットチューブ、
6は第2マフラアウトレットチューブ、10は圧力導
管、11はシリンダ型アクチュエータ、12は制御バル
ブ(排気系バルブiに相当)、13は動圧ガイド部材、
14はアクチュエータ取付ブラケット、15はバルブシ
ャフト、16はバルブ開閉レバーである。
に相当)、4はマフラインレットチューブ(排気チュー
ブgに相当)、5は第1マフラアウトレットチューブ、
6は第2マフラアウトレットチューブ、10は圧力導
管、11はシリンダ型アクチュエータ、12は制御バル
ブ(排気系バルブiに相当)、13は動圧ガイド部材、
14はアクチュエータ取付ブラケット、15はバルブシ
ャフト、16はバルブ開閉レバーである。
【0036】前記排気マフラ1は、前端板1aと後端板
1bとを有し、前端板1aには図外のエンジンからの排
気ガスが進入してくるマフラインレットチューブ4とマ
フラ内部を経過して排気ガスを排出する第1マフラアウ
トレットチューブ5が接続され、後端板1bには制御バ
ルブ12の開閉制御により排気ガスの排出を調整する第
2マフラアウトレットチューブ6が接続されている。
1bとを有し、前端板1aには図外のエンジンからの排
気ガスが進入してくるマフラインレットチューブ4とマ
フラ内部を経過して排気ガスを排出する第1マフラアウ
トレットチューブ5が接続され、後端板1bには制御バ
ルブ12の開閉制御により排気ガスの排出を調整する第
2マフラアウトレットチューブ6が接続されている。
【0037】前記圧力導管10は、排気マフラ1内に一
端が開口され、その開口端にはマフラインレットチュー
ブ4からの排気ガス流の流れに対向して排気動圧を取り
込むテーパ状の動圧ガイド部材13が設けられている。
そして、圧力導管10の他端は、シリンダ型アクチュエ
ータ11に接続されている。これにより、圧力導管10
は排気静圧と排気動圧に応じた正圧をシリンダ型アクチ
ュエータ11に導く管として構成されている。
端が開口され、その開口端にはマフラインレットチュー
ブ4からの排気ガス流の流れに対向して排気動圧を取り
込むテーパ状の動圧ガイド部材13が設けられている。
そして、圧力導管10の他端は、シリンダ型アクチュエ
ータ11に接続されている。これにより、圧力導管10
は排気静圧と排気動圧に応じた正圧をシリンダ型アクチ
ュエータ11に導く管として構成されている。
【0038】前記シリンダ型アクチュエータ11は、排
気マフラ1の後端板1bにアクチュエータ取付ブラケッ
ト14を介して取り付けられ、そのピストンロッド11
dはバタフライバルブタイプの制御バルブ12のバルブ
シャフト15を回動させるバルブ開閉レバー16にピン
を介して直結されている。
気マフラ1の後端板1bにアクチュエータ取付ブラケッ
ト14を介して取り付けられ、そのピストンロッド11
dはバタフライバルブタイプの制御バルブ12のバルブ
シャフト15を回動させるバルブ開閉レバー16にピン
を介して直結されている。
【0039】図3はシリンダ型アクチュエータ11を示
す正面図、図4はシリンダ型アクチュエータ11を示す
左側面図、図5はシリンダ型アクチュエータ11を示す
断面図である。
す正面図、図4はシリンダ型アクチュエータ11を示す
左側面図、図5はシリンダ型アクチュエータ11を示す
断面図である。
【0040】図3〜図5において、21はシリンダハウ
ジング、22はシリンダブラケット、23はピストンシ
ヤフト、24は第1ピストンプレート、25はO−リン
グ、26はシートリング、27は第2ピストンプレー
ト、28はリターンスプリング、29はスリーブ、30
はシリンダ室である。
ジング、22はシリンダブラケット、23はピストンシ
ヤフト、24は第1ピストンプレート、25はO−リン
グ、26はシートリング、27は第2ピストンプレー
ト、28はリターンスプリング、29はスリーブ、30
はシリンダ室である。
【0041】前記シリンダハウジング21は、円筒状の
シリンダ面21aと、排気圧導入パイプ部21bと、ブ
ラケット固定爪部21cを有する。
シリンダ面21aと、排気圧導入パイプ部21bと、ブ
ラケット固定爪部21cを有する。
【0042】前記シリンダブラケット22は、シリンダ
ハウジング21の排気圧導入パイプ部21bとは反対側
の開口端面に4箇所の前記爪部21cにより固定され、
中央部にピストンシヤフト23が貫通すると共に該シャ
フト23を支持するスリーブ29が設けられるシャフト
穴22aが開口されている。前記スリーブ29は4箇所
のカシメ部22bにより固定され、また、シリンダブラ
ケット22のシリンダ内端面22cは、ピストンストロ
ークのストッパ面とされている。
ハウジング21の排気圧導入パイプ部21bとは反対側
の開口端面に4箇所の前記爪部21cにより固定され、
中央部にピストンシヤフト23が貫通すると共に該シャ
フト23を支持するスリーブ29が設けられるシャフト
穴22aが開口されている。前記スリーブ29は4箇所
のカシメ部22bにより固定され、また、シリンダブラ
ケット22のシリンダ内端面22cは、ピストンストロ
ークのストッパ面とされている。
【0043】前記第1ピストンプレート24と第2ピス
トンプレート27とは、シリンダハウジング21のシリ
ンダ面21aを摺動可能なピストンを構成する部材で、
2つのプレート24,27を互いに重ね合わせた状態に
て外周部に環状のシール溝が形成される。
トンプレート27とは、シリンダハウジング21のシリ
ンダ面21aを摺動可能なピストンを構成する部材で、
2つのプレート24,27を互いに重ね合わせた状態に
て外周部に環状のシール溝が形成される。
【0044】そして、第1ピストンプレート24には、
リターンスプリング28が嵌入される段差凹部24aが
形成され、第2ピストンプレート27には、シリンダハ
ウジング21の端面と接触するストッパ凸部27aが形
成され、第2ピストンプレート27とシリンダ面21a
とで囲まれる部分がシリンダ室30である。
リターンスプリング28が嵌入される段差凹部24aが
形成され、第2ピストンプレート27には、シリンダハ
ウジング21の端面と接触するストッパ凸部27aが形
成され、第2ピストンプレート27とシリンダ面21a
とで囲まれる部分がシリンダ室30である。
【0045】前記O−リング25とシートリング26と
は、シリンダ面21aとの摺動部においてガス漏れをシ
ールするピストンの組み合わせシール部材で、O−リン
グ25は、断面が円形のゴム素材によるもので、シリン
ダ面21aに向かって開口している環状のシール溝の内
側位置に装着され、シートリング26は、断面が長方形
のフッソ樹脂素材によるもので、O−リング25の外側
位置にO−リング25の弾性変形(扁平円形)を保って
装着される。
は、シリンダ面21aとの摺動部においてガス漏れをシ
ールするピストンの組み合わせシール部材で、O−リン
グ25は、断面が円形のゴム素材によるもので、シリン
ダ面21aに向かって開口している環状のシール溝の内
側位置に装着され、シートリング26は、断面が長方形
のフッソ樹脂素材によるもので、O−リング25の外側
位置にO−リング25の弾性変形(扁平円形)を保って
装着される。
【0046】前記ピストンシャフト23は、一端が第1
ピストンプレート24と第2ピストンプレート27に対
してカシメ部23aにより固定され、他端がシリンダハ
ウジング21の端板の役目を持つシリンダブラケット2
2の外方に突出して配置される。
ピストンプレート24と第2ピストンプレート27に対
してカシメ部23aにより固定され、他端がシリンダハ
ウジング21の端板の役目を持つシリンダブラケット2
2の外方に突出して配置される。
【0047】前記リターンスプリング28は、第1ピス
トンプレート24とシリンダブラケット22との間に介
装され、両ピストンプレート24,27に付勢力(図5
の右方向)を与える。なお、スプリング28は、エンジ
ン回転数約1500rpm以上の排気圧がシリンダ室3
0に作用した時に移動を開始するようにその付勢力が設
定されている。
トンプレート24とシリンダブラケット22との間に介
装され、両ピストンプレート24,27に付勢力(図5
の右方向)を与える。なお、スプリング28は、エンジ
ン回転数約1500rpm以上の排気圧がシリンダ室3
0に作用した時に移動を開始するようにその付勢力が設
定されている。
【0048】次に、作用を説明する。
【0049】[バルブ開閉作動]走行時、エンジンから
排気ガスが流れてくると、マフラインレットチューブ4
から排気圧に応じた正圧の圧力が圧力導管10を介して
シリンダ型アクチュエータ11のシリンダ室30に導か
れる。そして、シリンダ室30ではこの圧力レベルに応
じて両ピストンプレート24,27がストロークするた
め、シリンダ型アクチュエータ11のピストンシャフト
23に連結されている制御バルブ12は、このピストン
ストロークの大きさに応じてバルブ開度が無段階に変更
される。
排気ガスが流れてくると、マフラインレットチューブ4
から排気圧に応じた正圧の圧力が圧力導管10を介して
シリンダ型アクチュエータ11のシリンダ室30に導か
れる。そして、シリンダ室30ではこの圧力レベルに応
じて両ピストンプレート24,27がストロークするた
め、シリンダ型アクチュエータ11のピストンシャフト
23に連結されている制御バルブ12は、このピストン
ストロークの大きさに応じてバルブ開度が無段階に変更
される。
【0050】[整圧作用]排気ガスはエンジン気筒数や
回転数に応じた周期でガス圧が変動しながらマフライン
レットチューブ4を流れてくる。したがって、そのまま
シリンダ型アクチュエータ11のシリンダ室30に導い
た場合、脈動圧によりピストンストローク変動し、制御
バルブ12の開閉動作にふらつきが生じる。特に、小型
で低圧タイプのシリンダ型アクチュエータ11を用いた
場合、多少の圧力変動があってもこれに応答してしまう
ため、制御バルブ12の開閉動作がふらつき制御が困難
となる。
回転数に応じた周期でガス圧が変動しながらマフライン
レットチューブ4を流れてくる。したがって、そのまま
シリンダ型アクチュエータ11のシリンダ室30に導い
た場合、脈動圧によりピストンストローク変動し、制御
バルブ12の開閉動作にふらつきが生じる。特に、小型
で低圧タイプのシリンダ型アクチュエータ11を用いた
場合、多少の圧力変動があってもこれに応答してしまう
ため、制御バルブ12の開閉動作がふらつき制御が困難
となる。
【0051】これに対し、圧力導管10を排気マフラ1
の内部室から排気圧を導く管としているため、マフライ
ンレットチューブ4から排気マフラ1へ導入される排気
ガスは排気マフラ1への導入と同時に膨張し、サージタ
ンクを設けているのと同様の作用により排気マフラ1に
おいて整圧作用が発揮される。この整圧作用により、制
御バルブ12の開閉動作にふらつきが抑えられ、特に、
脈動が激しいエンジン低回転域でのバルブ制御が可能に
なる。
の内部室から排気圧を導く管としているため、マフライ
ンレットチューブ4から排気マフラ1へ導入される排気
ガスは排気マフラ1への導入と同時に膨張し、サージタ
ンクを設けているのと同様の作用により排気マフラ1に
おいて整圧作用が発揮される。この整圧作用により、制
御バルブ12の開閉動作にふらつきが抑えられ、特に、
脈動が激しいエンジン低回転域でのバルブ制御が可能に
なる。
【0052】[加速操作時の制御バルブ作用]アクセル
を踏み込んでの加速操作時でエンジン回転数の上昇に伴
い排気圧の圧力レベルが高まる時には、上記のように制
御バルブ12がバルブ閉から徐々にバルブ開度が増して
バルブ開へと無段階に変更されるため、滑らかな加速感
と心地良い加速排気音が得られる。
を踏み込んでの加速操作時でエンジン回転数の上昇に伴
い排気圧の圧力レベルが高まる時には、上記のように制
御バルブ12がバルブ閉から徐々にバルブ開度が増して
バルブ開へと無段階に変更されるため、滑らかな加速感
と心地良い加速排気音が得られる。
【0053】すなわち、加速感については、バルブ全開
またはバルブ全閉のオン・オフ制御では、加速操作時で
バルブ閉からバルブ開へと切り換わるエンジン回転領域
で排気静圧が一時的に低下する特性を示し、滑らかな加
速感が得られないが、本実施例では、制御バルブ12は
ピストンストロークの大きさに応じてバルブ開度が無段
階に変更されるため、エンジン回転数の上昇に応じて排
気静圧がリニアに増加して、排気抵抗が徐々に小さくな
って滑らかな加速感が得られる。
またはバルブ全閉のオン・オフ制御では、加速操作時で
バルブ閉からバルブ開へと切り換わるエンジン回転領域
で排気静圧が一時的に低下する特性を示し、滑らかな加
速感が得られないが、本実施例では、制御バルブ12は
ピストンストロークの大きさに応じてバルブ開度が無段
階に変更されるため、エンジン回転数の上昇に応じて排
気静圧がリニアに増加して、排気抵抗が徐々に小さくな
って滑らかな加速感が得られる。
【0054】同様に、排気音については、バルブ全開ま
たはバルブ全閉のオン・オフ制御では、加速操作時でバ
ルブ閉からバルブ開へと切り換わるエンジン回転領域で
排気音が一時的に低下する特性を示し、違和感のある加
速排気音となるが、本実施例では、制御バルブ12はピ
ストンストロークの大きさに応じてバルブ開度が無段階
に変更されるため、エンジン回転数に応じて排気音がリ
ニアに増加し、心地良い加速排気音が得られる。
たはバルブ全閉のオン・オフ制御では、加速操作時でバ
ルブ閉からバルブ開へと切り換わるエンジン回転領域で
排気音が一時的に低下する特性を示し、違和感のある加
速排気音となるが、本実施例では、制御バルブ12はピ
ストンストロークの大きさに応じてバルブ開度が無段階
に変更されるため、エンジン回転数に応じて排気音がリ
ニアに増加し、心地良い加速排気音が得られる。
【0055】[システムの車両適用時]このシリンダ型
アクチュエータを車両に適用するにあたって、排気系に
設けられたバルブ開閉駆動制御を行なうアクチュエータ
として、排気圧により駆動されるシリンダ型アクチュエ
ータ11を用いているため、モータアクチュエータやソ
レノイドを用いて電子制御するシステムに比べて大幅に
システムのコスト低減が図れる。
アクチュエータを車両に適用するにあたって、排気系に
設けられたバルブ開閉駆動制御を行なうアクチュエータ
として、排気圧により駆動されるシリンダ型アクチュエ
ータ11を用いているため、モータアクチュエータやソ
レノイドを用いて電子制御するシステムに比べて大幅に
システムのコスト低減が図れる。
【0056】加えて、アクチュエータとしてダイヤフラ
ム型アクチュエータに比べて外径が小さいシリンダ型ア
クチュエータ11を用いているため、システムの小型簡
素化が図られるし、この小型化に伴ってレイアウトや設
置スペースの異なる様々な車種へのシステムの共用化が
達成できる。
ム型アクチュエータに比べて外径が小さいシリンダ型ア
クチュエータ11を用いているため、システムの小型簡
素化が図られるし、この小型化に伴ってレイアウトや設
置スペースの異なる様々な車種へのシステムの共用化が
達成できる。
【0057】[スプリング機能]上記バルブ開閉駆動制
御において、両ピストンプレート24,27がストロー
クを開始し、制御バルブ12がバルブ閉からバルブ開に
移行する時の排気圧は、シリンダ型アクチュエータ11
に内蔵されているリターンスプリング28の付勢力の大
きさを決めることで設定される。つまり、リターンスプ
リング28は、ピストン作動圧を車種等に応じて調整す
る機能を持つ。
御において、両ピストンプレート24,27がストロー
クを開始し、制御バルブ12がバルブ閉からバルブ開に
移行する時の排気圧は、シリンダ型アクチュエータ11
に内蔵されているリターンスプリング28の付勢力の大
きさを決めることで設定される。つまり、リターンスプ
リング28は、ピストン作動圧を車種等に応じて調整す
る機能を持つ。
【0058】一方、シリンダ型アクチュエータ11のピ
ストンシャフト23にバルブ開閉レバー16が直結され
ているため、リターンスプリング28のバネ力は制御バ
ルブ12に対しても直接作用し、しかも、リターンスプ
リング28の付勢力はバルブ閉方向に与えられているた
め、圧力導管10の破損等による圧力漏れ故障時には、
リターンスプリング28の付勢力により制御バルブ12
は強制的にバルブ閉とされる。
ストンシャフト23にバルブ開閉レバー16が直結され
ているため、リターンスプリング28のバネ力は制御バ
ルブ12に対しても直接作用し、しかも、リターンスプ
リング28の付勢力はバルブ閉方向に与えられているた
め、圧力導管10の破損等による圧力漏れ故障時には、
リターンスプリング28の付勢力により制御バルブ12
は強制的にバルブ閉とされる。
【0059】つまり、リターンスプリング28は、ピス
トン作動圧調整機能以外に、故障時に安全サイドである
バルブ閉を確保するバルブフェールセーフ機能を併せて
持つし、また、リターンスプリング28は、シリンダ型
アクチュエータ11に内蔵されているため、スプリング
カバーを必要とせずに保護される。
トン作動圧調整機能以外に、故障時に安全サイドである
バルブ閉を確保するバルブフェールセーフ機能を併せて
持つし、また、リターンスプリング28は、シリンダ型
アクチュエータ11に内蔵されているため、スプリング
カバーを必要とせずに保護される。
【0060】[ピストン摺動シール作用]このアクチュ
エータ作動において、ピストン摺動部からのガス漏れが
問題となるが、シール部材が、シリンダ面21aに向か
って開口している環状のシール溝の内側位置に装着した
O−リング25と、O−リング25の外側位置にO−リ
ング25の弾性変形を保って装着したシートリング26
とによる組み合わせシール部材とされているため、シー
トリング26には、O−リング25の弾性変形による弾
性復元力が内側から作用し、シリンダ面21aに対し両
ピストンプレート24,27の外周上においてバラツキ
のない均等な接触圧が保たれる。
エータ作動において、ピストン摺動部からのガス漏れが
問題となるが、シール部材が、シリンダ面21aに向か
って開口している環状のシール溝の内側位置に装着した
O−リング25と、O−リング25の外側位置にO−リ
ング25の弾性変形を保って装着したシートリング26
とによる組み合わせシール部材とされているため、シー
トリング26には、O−リング25の弾性変形による弾
性復元力が内側から作用し、シリンダ面21aに対し両
ピストンプレート24,27の外周上においてバラツキ
のない均等な接触圧が保たれる。
【0061】よって、ピストン摺動部に隙間が形成され
ることなく、ピストン摺動部からのガス漏れが低減され
る。
ることなく、ピストン摺動部からのガス漏れが低減され
る。
【0062】また、両ピストンプレート24,27の摺
動抵抗は、シートリング26とシリンダ面21aとの間
の接触圧と摩擦係数により決まるが、上記のように、均
等な接触圧が保たれることで高い接触圧に設定する必要
がないし、また、摩擦係数もフッソ系樹脂を素材とする
シートリング26はゴム素材のO−リング25に比べた
ら低く設定できることで、低い排気圧からの作動性が確
保される。
動抵抗は、シートリング26とシリンダ面21aとの間
の接触圧と摩擦係数により決まるが、上記のように、均
等な接触圧が保たれることで高い接触圧に設定する必要
がないし、また、摩擦係数もフッソ系樹脂を素材とする
シートリング26はゴム素材のO−リング25に比べた
ら低く設定できることで、低い排気圧からの作動性が確
保される。
【0063】さらに、ガス漏れが最小限に低減されるこ
とからシール部での排気ガス流れが生じなく、排気ガス
に含まれる数や水等がアクチュエータ11内に流入した
りシリンダ面21aに付着することなく、長期間使用し
ても摺動抵抗を増大させることはない。
とからシール部での排気ガス流れが生じなく、排気ガス
に含まれる数や水等がアクチュエータ11内に流入した
りシリンダ面21aに付着することなく、長期間使用し
ても摺動抵抗を増大させることはない。
【0064】加えて、内側に配置されたO−リング25
は、シリンダ面21aと直接的に摺動接触することな
く、しかも、シートリング26により保護された配置と
なっているため、長期間使用しても弾性復元力の低下が
小さく抑えられる。
は、シリンダ面21aと直接的に摺動接触することな
く、しかも、シートリング26により保護された配置と
なっているため、長期間使用しても弾性復元力の低下が
小さく抑えられる。
【0065】よって、長期間使用してもシール性能が損
なわれることなくシール部材であるO−リング25及び
シートリング26の耐久性が向上する。
なわれることなくシール部材であるO−リング25及び
シートリング26の耐久性が向上する。
【0066】[ピストン機能]両ピストンプレート2
4,27は、互いに重ね合わせた状態にて外周部に環状
のシール溝が形成される第1ピストンプレート24と第
2ピストンプレート27による重合プレートピストンと
したため、打ち抜きプレス成形による2枚のプレート材
を重ね合わせるだけでピストンとすることができ、鋳造
によるブロック材に対し切削加工によりシール溝を形成
したピストンと比べた場合、軽量,コンパクト,低コス
トによりピストンとすることができる。
4,27は、互いに重ね合わせた状態にて外周部に環状
のシール溝が形成される第1ピストンプレート24と第
2ピストンプレート27による重合プレートピストンと
したため、打ち抜きプレス成形による2枚のプレート材
を重ね合わせるだけでピストンとすることができ、鋳造
によるブロック材に対し切削加工によりシール溝を形成
したピストンと比べた場合、軽量,コンパクト,低コス
トによりピストンとすることができる。
【0067】加えて、重合プレートピストンの第1ピス
トンプレート24には、リターンスプリング28が嵌入
される段差凹部24aを形成し、第2ピストンプレート
27には、シリンダハウジング21の端面と接触するス
トッパ凸部27aを形成したため、軽量,コンパクト,
低コストのピストンにスプリング支持機能とストッパ機
能とを持たせることができる。
トンプレート24には、リターンスプリング28が嵌入
される段差凹部24aを形成し、第2ピストンプレート
27には、シリンダハウジング21の端面と接触するス
トッパ凸部27aを形成したため、軽量,コンパクト,
低コストのピストンにスプリング支持機能とストッパ機
能とを持たせることができる。
【0068】次に、効果を説明する。
【0069】(1)排気圧駆動のシリンダ型アクチュエ
ータ11において、シール部材を、シリンダ面21aに
向かって開口している環状のシール溝の内側位置に装着
したO−リング25と、O−リング25の外側位置にO
−リング25の弾性変形を保って装着したシートリング
26とによる組み合わせシール部材としたため、排気ガ
ス漏れ低減と、低い排気圧からの作動性確保と、耐久性
向上という要求性能の全てを満足することができる。
ータ11において、シール部材を、シリンダ面21aに
向かって開口している環状のシール溝の内側位置に装着
したO−リング25と、O−リング25の外側位置にO
−リング25の弾性変形を保って装着したシートリング
26とによる組み合わせシール部材としたため、排気ガ
ス漏れ低減と、低い排気圧からの作動性確保と、耐久性
向上という要求性能の全てを満足することができる。
【0070】(2)シリンダ型アクチュエータ11のピ
ストンを、互いに重ね合わせた状態にて外周部に環状の
シール溝が形成される第1ピストンプレート24と第2
ピストンプレート27による重合プレートピストンとし
たため、軽量,コンパクト,低コストのピストンとする
ことができる。
ストンを、互いに重ね合わせた状態にて外周部に環状の
シール溝が形成される第1ピストンプレート24と第2
ピストンプレート27による重合プレートピストンとし
たため、軽量,コンパクト,低コストのピストンとする
ことができる。
【0071】(3)シリンダ型アクチュエータ11のピ
ストンを構成する第1ピストンプレート24には、リタ
ーンスプリング28が嵌入される段差凹部24aを形成
し、第2ピストンプレート27には、シリンダハウジン
グ21の端面と接触するストッパ凸部27aを形成した
ため、軽量,コンパクト,低コストのピストンにスプリ
ング支持機能とストッパ機能とを併せて持たせることが
できる。
ストンを構成する第1ピストンプレート24には、リタ
ーンスプリング28が嵌入される段差凹部24aを形成
し、第2ピストンプレート27には、シリンダハウジン
グ21の端面と接触するストッパ凸部27aを形成した
ため、軽量,コンパクト,低コストのピストンにスプリ
ング支持機能とストッパ機能とを併せて持たせることが
できる。
【0072】(4)シリンダ型アクチュエータ11を、
排気系のマフラ1内の排気圧をアクチュエータを駆動す
るガス圧とし、第2マフラアウトレットチューブ6に設
けられた制御バルブ12を開閉制御する制御型排気系シ
ステムのアクチュエータとして適用したため、制御型排
気系システムの小型化,簡素化,コスト低減化を達成す
ることができると共に、高制御精度を長期間にわたって
維持する有用なシリンダ型アクチュエータ11を提供す
ることができる。
排気系のマフラ1内の排気圧をアクチュエータを駆動す
るガス圧とし、第2マフラアウトレットチューブ6に設
けられた制御バルブ12を開閉制御する制御型排気系シ
ステムのアクチュエータとして適用したため、制御型排
気系システムの小型化,簡素化,コスト低減化を達成す
ることができると共に、高制御精度を長期間にわたって
維持する有用なシリンダ型アクチュエータ11を提供す
ることができる。
【0073】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0074】例えば、実施例では、実施例では、圧力導
管の一端を排気マフラ内に開口した例を示したが、排気
チューブに開口しても良い。
管の一端を排気マフラ内に開口した例を示したが、排気
チューブに開口しても良い。
【0075】実施例では、制御バルブとしてバタフライ
バルブタイプのものを示したが、バルブ開度が無段階に
変更できるものであればシャッター型バルブ等を用いて
も良い。
バルブタイプのものを示したが、バルブ開度が無段階に
変更できるものであればシャッター型バルブ等を用いて
も良い。
【0076】実施例では、シリンダ型アクチュエータを
排気マフラに取り付けた例を示したが、シリンダ型アク
チュエータの取付位置は実施例の位置に限定されるもの
ではない。
排気マフラに取り付けた例を示したが、シリンダ型アク
チュエータの取付位置は実施例の位置に限定されるもの
ではない。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の第1の発明にあっては、
シリンダ面との摺動部にシール部材が設けられているピ
ストンを有するガス圧駆動のシリンダ型アクチュエータ
において、シール部材を、シリンダ面に向かって開口し
ている環状のシール溝の内側位置に装着したO−リング
と、O−リングの外側位置にO−リングの弾性変形を保
って装着したシートリングとによる組み合わせシール部
材としたため、ガス漏れ低減と、低いガス圧からの作動
性確保と、耐久性向上という要求性能の全てを満足する
ことができるという効果が得られる。
シリンダ面との摺動部にシール部材が設けられているピ
ストンを有するガス圧駆動のシリンダ型アクチュエータ
において、シール部材を、シリンダ面に向かって開口し
ている環状のシール溝の内側位置に装着したO−リング
と、O−リングの外側位置にO−リングの弾性変形を保
って装着したシートリングとによる組み合わせシール部
材としたため、ガス漏れ低減と、低いガス圧からの作動
性確保と、耐久性向上という要求性能の全てを満足する
ことができるという効果が得られる。
【0078】請求項2記載の第2の発明にあっては、請
求項1記載のシリンダ型アクチュエータにおいて、ピス
トンを、互いに重ね合わせた状態にて外周部に環状のシ
ール溝が形成される第1ピストンプレートと第2ピスト
ンプレートによる重合プレートピストンとしたため、軽
量,コンパクト,低コストのピストンを用いながら、上
記効果を得ることができるという効果が得られる。
求項1記載のシリンダ型アクチュエータにおいて、ピス
トンを、互いに重ね合わせた状態にて外周部に環状のシ
ール溝が形成される第1ピストンプレートと第2ピスト
ンプレートによる重合プレートピストンとしたため、軽
量,コンパクト,低コストのピストンを用いながら、上
記効果を得ることができるという効果が得られる。
【0079】請求項3記載の第3の発明にあっては、請
求項2記載のシリンダ型アクチュエータにおいて、第1
ピストンプレートには、リターンスプリングが嵌入され
る段差凹部を形成し、第2ピストンプレートには、シリ
ンダハウジングの端面と接触するストッパ凸部を形成し
たため、ピストンにスプリング支持機能とストッパ機能
とを持たせながら、第2の発明の効果を達成することが
できるという効果が得られる。
求項2記載のシリンダ型アクチュエータにおいて、第1
ピストンプレートには、リターンスプリングが嵌入され
る段差凹部を形成し、第2ピストンプレートには、シリ
ンダハウジングの端面と接触するストッパ凸部を形成し
たため、ピストンにスプリング支持機能とストッパ機能
とを持たせながら、第2の発明の効果を達成することが
できるという効果が得られる。
【0080】請求項4記載の第4の発明にあっては、請
求項1乃至請求項3記載のシリンダ型アクチュエータ
を、排気系の排気チューブもしくはマフラ内の排気圧を
ガス圧とし、エンジンからテールチューブに至る排気系
に設けられた排気系バルブを開閉制御する制御型排気系
システムのアクチュエータとして適用したため、制御型
排気系システムの小型化,簡素化,コスト低減化を達成
することができると共に、高制御精度を長期間にわたっ
て維持する有用なシリンダ型アクチュエータを提供する
ことができるという効果が得られる。
求項1乃至請求項3記載のシリンダ型アクチュエータ
を、排気系の排気チューブもしくはマフラ内の排気圧を
ガス圧とし、エンジンからテールチューブに至る排気系
に設けられた排気系バルブを開閉制御する制御型排気系
システムのアクチュエータとして適用したため、制御型
排気系システムの小型化,簡素化,コスト低減化を達成
することができると共に、高制御精度を長期間にわたっ
て維持する有用なシリンダ型アクチュエータを提供する
ことができるという効果が得られる。
【図1】本発明のシリンダ型アクチュエータを示すクレ
ーム対応図である。
ーム対応図である。
【図2】実施例のシリンダ型アクチュエータが適用され
た制御型排気系システムの一例を示す平面図である。
た制御型排気系システムの一例を示す平面図である。
【図3】実施例のシリンダ型アクチュエータの正面図で
ある。
ある。
【図4】実施例のシリンダ型アクチュエータの右側面図
である。
である。
【図5】実施例のシリンダ型アクチュエータの断面図で
ある。
ある。
a シリンダハウジング b シール部材 b1 O−リング b2 シートリング c ピストン c1 第1ピストンプレート c11 段差凹部 c2 第2ピストンプレート c21 ストッパ凸部 d ピストンシャフト e リターンスプリング f シリンダ室 g 排気チューブ h マフラ i 排気系バルブ
Claims (4)
- 【請求項1】 円筒状のシリンダ面を有するシリンダハ
ウジングと、 前記シリンダハウジング内に摺動可能に配置され、シリ
ンダ面との摺動部にはシール部材が設けられているピス
トンと、 一端が前記ピストンに一体連結され、他端がシリンダハ
ウジング外に突出するピストンシャフトと、 前記ピストンとシリンダハウジングとの間に介装され、
ピストンに付勢力を与えるリターンスプリングとを備
え、 前記シリンダハウジングとピストンとで囲まれるシリン
ダ室に導かれるガス圧により付勢力に抗してピストン及
びピストンシャフトをストロークさせるシリンダ型アク
チュエータにおいて、 前記シール部材を、シリンダ面に向かって開口している
環状のシール溝の内側位置に装着したO−リングと、O
−リングの外側位置にO−リングの弾性変形を保って装
着したシートリングとによる組み合わせシール部材とし
たことを特徴とするシリンダ型アクチュエータ。 - 【請求項2】 請求項1記載のシリンダ型アクチュエー
タにおいて、 前記ピストンを、互いに重ね合わせた状態にて外周部に
環状のシール溝が形成される第1ピストンプレートと第
2ピストンプレートによる重合プレートピストンとした
ことを特徴とするシリンダ型アクチュエータ。 - 【請求項3】 請求項2記載のシリンダ型アクチュエー
タにおいて、 前記第1ピストンプレートには、リターンスプリングが
嵌入される段差凹部を形成し、第2ピストンプレートに
は、シリンダハウジングの端面と接触するストッパ凸部
を形成したことを特徴とするシリンダ型アクチュエー
タ。 - 【請求項4】 排気系の排気チューブもしくはマフラ内
の排気圧をガス圧とし、エンジンからテールチューブに
至る排気系に設けられた排気系バルブを開閉制御する制
御型排気系システムのアクチュエータとして適用したこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のシリンダ型
アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7188966A JPH0942217A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | シリンダ型アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7188966A JPH0942217A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | シリンダ型アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0942217A true JPH0942217A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16233053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7188966A Pending JPH0942217A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | シリンダ型アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0942217A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012165232A1 (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-06 | Smc株式会社 | ピストン組立体、流体圧シリンダ及びピストン組立体の製造方法 |
JP2015025399A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 株式会社ユタカ技研 | 熱交換デバイス |
US9890681B2 (en) | 2013-07-25 | 2018-02-13 | Yutaka Giken Co., Ltd. | Heat exchange device with thermoactuator |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP7188966A patent/JPH0942217A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012165232A1 (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-06 | Smc株式会社 | ピストン組立体、流体圧シリンダ及びピストン組立体の製造方法 |
JP2012251602A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Smc Corp | ピストン組立体、流体圧シリンダ及びピストン組立体の製造方法 |
JP2015025399A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 株式会社ユタカ技研 | 熱交換デバイス |
US9890681B2 (en) | 2013-07-25 | 2018-02-13 | Yutaka Giken Co., Ltd. | Heat exchange device with thermoactuator |
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