JPH0942202A - アクチュエータ位置制御用ポジショナ - Google Patents

アクチュエータ位置制御用ポジショナ

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JPH0942202A
JPH0942202A JP19044795A JP19044795A JPH0942202A JP H0942202 A JPH0942202 A JP H0942202A JP 19044795 A JP19044795 A JP 19044795A JP 19044795 A JP19044795 A JP 19044795A JP H0942202 A JPH0942202 A JP H0942202A
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JP
Japan
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positioner
pneumatic
air
actuator
flapper
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JP19044795A
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English (en)
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Haruo Kashimoto
晴夫 樫本
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Konan Electric Co Ltd
Original Assignee
Konan Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータ位置制御用ポジショナに関
し、据付方向によるアクチュエータ停止位置の変化がな
くなるようにしたアクチュエータ位置制御用ポジショナ
の提供を課題とする。 【解決手段】 空々式ポジショナPと電空変換機構Cと
からなるアクチュエータ位置制御用ポジショナにおい
て、上記空々式ポジショナPに嵌合穴44を、電空変換機
構Cにこの嵌合穴44に回転可能に、かつ、フラッパー26
が所定の方向を向く任意の回転角度で固定可能に内嵌さ
れる凸部46を形成し、空々式ポジショナPの据付方向に
対応して電空変換機構Cを回転させてフラッパー26など
に作用する重力の作用方向の変化を解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータ位
置制御用ポジショナに関し、特に据付方向によるアクチ
ュエータ停止位置の変化がなくなるようにしたアクチュ
エータ位置制御用ポジショナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図7に示すように、従来のアクチ
ュエータ位置制御用ポジショナとしては、内部に圧縮空
気源にアクチュエータを連通させる主圧縮空気供給路10
1 が形成され、この主圧縮空気供給路101 を開閉するバ
ルブ102 と、このバルブ102 を第1の支軸103 の周りに
回転自在に支持された第1のレバー104 を介して一方向
(図7上、左方)に駆動する空気駆動機構105 と、この
バルブ102 を第2の支軸106 の周りに回転自在に支持さ
れた第2のレバー107 を介して一方向に駆動するスプリ
ング108 とを内蔵したハウジング109 を有する、いわゆ
る、空々式ポジショナ100 がある。
【0003】上記空気駆動機構105 は、ダイヤフラム室
110 をダイヤフラム111 で区画して形成した受圧室112
に制御された圧力を有する圧縮空気を供給してダイヤフ
ラム111 を押側方向(図7上、左方向)に駆動し、ダイ
ヤフラム111 に連結されたロッド113 で第1のレバー10
4 の上端部および第1のレバー104 の上端部に連結され
たバルブ102 を押側方向に駆動するようにしている。
【0004】図7には、空気駆動機構105 の受圧室112
に所定の圧力が供給された状態でアクチュエータが受圧
室112 に供給された圧縮空気の圧力(以下、入力圧力と
いう)に対応する所定の位置に停止した状態の空々式ポ
ジショナ100 が示されている。この空々式ポジショナ10
0において、入力圧力を増大させた時には、受圧室112の
内圧で空気駆動機構105 のダイヤフラム111 (ピストン
でもよい)が第1のレバー104 の下端に一端が連結され
たスプリング108 に抗して押側方向に移動し、バルブ10
2 が押側方向に移動する。これにより、主圧縮空気供給
路101 の上流側部分101 aが第2の下流側部分101 cに
連通され、圧縮空気がアクチュエータの第2受圧室に供
給される。
【0005】第2受圧室に圧縮空気が供給されたアクチ
ュエータの動作に連動してステム114 が例えば反時計回
り方向に回転し、このステム114 に固定したカム115 が
上記スプリング108 の他端を支持する第2のレバー107
を第2の支軸106 を中心にしてスプリング108 の付勢力
を増大させる方向(図7上、時計回り方向)に回転させ
る。これにより、スプリング108 が第1のレバー104 を
第1の支軸103 を中心にして受圧室112 の内圧に抗して
図上、時計回り方向に回転してバルブ102 を引側方向
(図7上、右方向)に移動させ、バルブ102 が中立位置
に戻される。これにより、アクチュエータの第2受圧室
への圧縮空気の供給が停止され、アクチュエータが増大
された入力圧力に対応する位置に停止することになる。
【0006】この状態または図7に示した状態から入力
圧力を減少させた時には、スプリング108 の付勢力によ
ってダイヤフラム111 が引側方向に押され、バルブ102
が引側方向に移動する。これにより、主圧縮空気供給路
101 の上流側部分101 aが第1の下流側部分101 bに連
通され、圧縮空気がアクチュエータの第1受圧室に供給
され、アクチュエータは入力圧力を増大させた時と逆の
方向に作動する。
【0007】このアクチュエータの逆動作に連動してス
テム114 およびカム115 が逆回転すると、上記スプリン
グ108 の他端を支持する第2のレバー107 が支軸106 を
中心にしてスプリング108 の付勢力を減少させる方向
(図上、反時計回り方向)に回転し、ダイヤフラム111
が受ける受圧室112 の内圧によって第1のレバー104 が
バルブ102 を押側方向に移動させる。これにより、バル
ブ102 が中立位置に戻されてアクチュエータの第1受圧
室への圧縮空気の供給が停止され、アクチュエータが減
少された入力圧力に対応する位置に位置することにな
る。
【0008】この空々式ポジショナ100 の受圧室112 に
供給する圧縮空気の圧力を制御する方法として、例えば
図8および図9に示すように、いわゆる、電空変換機構
200を用いる方法が知られている。この電空変換機構200
は、例えば図10に示すように、空々式ポジショナ100
の受圧室112 および圧縮空気源に連通される副圧縮空気
供給路201 と、受圧室112 を大気中に連通させるリリー
フ空気路202 と、このリリーフ空気路202 の流量を制御
して受圧室112の内圧を制御するフラッパー203と、この
フラッパー203 を駆動する電磁駆動機構204 とを備えて
いる。
【0009】上記フラッパー203 はバルブハウジング20
5 に挿通して固定され、中心を貫通する中心通路206
と、バルブハウジング205 に形成され、上記副圧縮空気
供給路201 をこの中心通路206 に連通させる入口路207
と、上記中心通路206 の一端に形成した固定絞りとして
のノズル孔208 とを備えている。上記リリーフ空気路20
2 は、上記入口路207 、中心通路206およびノズル孔208
と、電磁駆動機構204 のカバー209 内に形成される大気
連通室210 およびこの大気連通室210 を大気中に連通さ
せる連通孔211 からなる。
【0010】なお、上記中心通路206 は排気通路212 を
介して大気中に連通させることができるが、この排気通
路212 は通常閉塞される。また、中心通路206のノズル
孔208と反対側の端部は例えばそこに内嵌されたボール2
13 によって閉塞されている。上記電磁駆動機構204
は、上記カバー209 と、これの内部にフラッパー203 と
同軸心に配置された永久磁石214 、この永久磁石214の
磁界を制御するヨーク215およびフラッパーコイル216
とを備え、このフラッパーコイル216 のボビン217に上
記ノズル孔208 に対向させてフラッパー203 が固定され
る。また、この電磁駆動装置204 のカバー209 内には、
大気連通室210 からフラッパーコイル216 を遮断すると
共に、フラッパー203 およびフラッパーコイル216 を所
定の位置に復帰させる板バネ218 とを有し、フラッパー
コイル216 に通電すると、その通電量に対応してフラッ
パー203 がノズル孔208 に接近し、ノズル孔208 から流
出する空気流量が制御され、これにより、ノズル孔208
よりも上流側の受圧室112 の内圧が制御される。
【0011】この電磁駆動機構204 は電磁作用によりフ
ラッパーコイル216 を駆動する構成になっているが、こ
れに代えて、固定されたコイルによって可動鉄片を駆動
するように構成した電磁駆動機構を用いることもある。
従来、このように空々式ポジショナ100 と電空変換機構
200 とを組み合わせたアクチュエータ位置制御用ポジシ
ョナにおいては、図8および図9に示すように、ポジシ
ョナと圧縮空気源との間の配管の構成を簡単にするた
め、空々式ポジショナ100 の外側にチーズ継手301 を設
け、このチーズ継手301 から空々式ポジショナ100 の受
圧室112 および電空変換機構200 のリリーフ空気路202
に連通する配管302 が設けられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように空々式ポジ
ショナ100 と電空変換機構200 とを組み合わせたアクチ
ュエータ位置制御用ポジショナにおいては、据付方向に
よってフラッパーコイル216 、可動鉄片、フラッパー20
3等に作用する重力の方向がフラッパーコイル216、可動
鉄片、フラッパー203 等の移動方向に対して変化するた
めに、フラッパー203 の動作特性が変化して制御電流値
に対するフラッパー203 の位置に変化が生じる。その結
果、据付方向によって制御電流値に対する受圧室112 の
内圧が変化し、据付方向によってアクチュエータが停止
する位置が変化するという問題がある。
【0013】本発明は、上記の事情を鑑みて、据付方向
によるアクチュエータ停止位置の変化がなくなるように
したアクチュエータ位置制御用ポジショナを提供するこ
とを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、空々式ポジシ
ョナと電空変換機構とからなるアクチュエータ位置制御
用ポジショナにおいて、上記の目的を達成するため、上
記空々式ポジショナと電空変換機構との一方に嵌合穴
を、他方にこの嵌合穴に回転可能に、かつ、フラッパー
が所定の方向を向く任意の回転角度で固定可能に内嵌さ
れる凸部を形成したことを特徴とするものである。
【0015】本発明によれば、空々式ポジショナの据付
方向に対して、フラッパーが所定の方向を向く方向に電
空変換機構を回転させて空々式ポジショナに固定するこ
とにより、空々式ポジショナの据付方向の変化によって
フラッパー等に作用する重力の方向の変化をなくすこと
ができ、据付方向による制御電流値に対するフラッパー
の動作の変化およびこれに基づく受圧室の内圧の変化を
なくすことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係るアクチュ
エータ位置制御用ポジショナを図面に基づいて具体的に
説明すれば、以下の通りである。図2の平面図、図3の
側面図および図4の構成図に示すように、本発明の一実
施例に係るアクチュエータ位置制御用ポジショナは、空
々式ポジショナPと電空変換機構Cとを組み合わせたも
のであり、図4に示すように、空々式ポジショナPのハ
ウジング1内には圧縮空気源にアクチュエータを連通さ
せる主圧縮空気供給路2と、この主圧縮空気供給路2を
開閉するスプール弁からなるバルブ3と、このバルブ3
を駆動する空気駆動機構4およびスプリング5が内蔵さ
れている。
【0017】上記空気駆動機構4はダイヤフラム室6
と、このダイヤフラム室6を大気圧室7と受圧室8とに
区画するダイヤフラム9と、このダイヤフラム9に固定
され、大気圧室7を貫通してバルブ3の方向に突出させ
たロッド10とを備える。上記ハウジング1内には、第1
の支軸11を介して第1のレバー12が回転自在に支持さ
れ、この第1のレバー12の第1の支軸11から上方に延び
る第1のアーム13の上端部に上記ロッド10の先端が受け
止められる。また、この第1のレバー12の第1の支軸11
から下方に延びる第2のアーム14の上端部に上記スプリ
ング5の一端が連結される。
【0018】上記ハウジング1内には、第2の支軸15を
介して第2のレバー16が回転自在に支持され、この第2
のレバー16の第2の支軸15から下方に延びる第1のアー
ム17の下端に上記スプリング5の他端が連結され、この
第2のレバー16の第2の支軸13から左方に延びる第2の
アーム18の下端部に回転自在に支持させたベアリングか
らなるカムフォロア19が設けられる。そして、このカム
フォロア19をアクチュエータに連動させたステム20に固
定したカム21に受け止めさせている。
【0019】上記バルブ3は第1のレバー12の第1のア
ーム13の上端部に連結され、空気駆動機構4の受圧室8
の内圧が増大した時、または、上記スプリング5の付勢
力が減少した時に押側方向(図4上、左方向)に移動
し、空気駆動機構4の受圧室8の内圧が減少した時、ま
たは、上記スプリング5の付勢力が増大した時に引側方
向(図4上、右方向)に移動する。
【0020】図4には、受圧室8に与えられた圧力に対
応する位置にアクチュエータが位置している状態が示さ
れており、今、この状態から空気駆動機構4の受圧室8
の内圧を増大させたとすると、ダイヤフラム9がスプリ
ング5に抗して図上、左方に移動し、バルブ3が押側方
向(図4上、左方向)に移動し、バルブ3が主圧縮空気
供給路2の上流側部分2aを第2の下流側部分2cに連
通させ、アクチュエータの第2の受圧室に圧縮空気が供
給される。その結果、アクチュエータが作動し、この作
動に連動するステム16およびカム17が例えば図4上、反
時計回り方向に回転し、第2のレバー16がカム21に駆動
されて図上、時計回りに回転し、スプリング5の付勢力
を増大させる。このスプリング5の付勢力が増大する
と、第1のレバー12が図4上、時計回り方向に回転して
バルブ3を中立位置に移動させ、主圧縮空気供給路2の
上流側部分2aを第1および第2の下流側部分2b・2
cから遮断する。これにより、アクチュエータの第2受
圧室への圧縮空気の供給が停止し、アクチュエータの動
作は増大された受圧室8の内圧に対応する位置に停止す
る。
【0021】この状態または図4に示した状態から空気
駆動機構4の受圧室8の内圧を減少させたとすると、ス
プリング5が受圧室8の圧力に抗して第1のレバー12を
時計回り方向に回転させ、バルブ3を引側方向(図4
上、右方向)に移動させて、空気供給路2の上流側部分
2aを第1の下流側部分2bに連通させ、アクチュエー
タの第1の受圧室に圧縮空気が供給される。その結果、
アクチュエータが逆作動し、この逆作動に連動するステ
ム16およびカム17が例えば図4上、時計回り方向に回転
し、第2のレバー16をカム21で制限しながらスプリング
5によって図上、反時計回りに回転させ、スプリング5
の付勢力を減少させる。このスプリング5の付勢力が減
少すると、受圧室8の内圧がスプリング5の付勢力に抗
して第1のレバー12を図4上、反時計回り方向に回転さ
せ、バルブ3を中立位置に移動させる。これにより、主
圧縮空気供給路2の上流側部分2aを第1および第2の
下流側部分2b・2cから遮断され、アクチュエータの
第1受圧室への圧縮空気の供給が停止し、アクチュエー
タの動作は減少された受圧室8の内圧に対応する位置に
停止する。
【0022】上記電空変換機構Cは、バルブハウジング
22と、これに組付けられた電磁駆動機構23とを備え、こ
のバルブハウジング22内に受圧室8を大気中に連通させ
るリリーフ路24が形成される。そして、このリリーフ路
24の途中に所定の固定絞りとしてのノズル孔25が形成さ
れると共に、このノズル孔25の出口端に接離するフラッ
パー26が設けられる。
【0023】上記電磁駆動機構23は、永久磁石27と、こ
れを取り囲むヨーク28と、永久磁石27と同軸心状に配置
され、永久磁石27の軸心方向に進退するムービングコイ
ル29と、これらを収納するハウジング30とを備える。こ
れら永久磁石27およびムービングコイル29の軸心から偏
心させた位置にハウジング30に回転可能に回転軸31を支
持させ、図4および図5の斜視図に示すように、この回
転軸31の一端に固定した第1のアーム32の遊端部をムー
ビングコイル29の軸心に固定する一方、この回転軸31の
他端に固定した第2のアーム33の遊端部に上記フラッパ
ー26が固定され、これにより、ムービングコイル29の進
退に連動してフラッパー26が上記ノズル孔25の出口端に
接離するようにしてある。
【0024】なお、この実施例では、上記回転軸31を1
対のベアリング34・35を介してハウジング30に回転可能
に支持させると共に、両ベアリング34・35間にスペーサ
36を介在させてリリーフ路24とハウジング30内とを連通
させる通路の断面積を防爆設計基準以下に狭くしてあ
る。また、ハウジング30からの導線の引出孔42は、図2
に示すように、導線の導出端部とこれに電気的に接続さ
れた端子とを埋め込んだ絶縁材43を用いて閉塞してあ
る。
【0025】さらに、図4および図5に示すように、上
記ムービングコイル29と第1のアーム32との間に鉄、鋼
などの磁性体からなる座金37を支持させ、永久磁石27お
よびヨーク28によりこの座金37を吸引することにより非
通電時にムービングコイル29を永久磁石27側に引き戻す
と共に、通電時のムービングコイル29の過剰動作を抑え
てムービングコイル29の動作を安定させるようにしてい
る。
【0026】ここで、ムービングコイル29は通電によ
り、その電流値に比例した力を受けてフラッパー26を開
く方向に付勢し、ノズル孔25の開度を調整する。これに
より、ノズル孔25から放出される圧縮空気の流量が制御
され、受圧室8の内圧が制御されることになる。ところ
で、上記空々式ポジショナPのハウジング1は本体ハウ
ジング38とこれの片面に組付けられたサブハウジング39
とからなり、これら本体ハウジング38とサブハウジング
39との間に上記ダイヤフラム室6が形成されると共に、
これら本体ハウジング38とサブハウジング39との間にダ
イヤフラム9を挿んで、サブハウジング39内に上記受圧
室8が形成されるようにしている。
【0027】この本体ハウジング38内には、上記主圧縮
空気供給路2の上流側部分2aから分岐され、サブハウ
ジング39側に開口する副圧縮空気供給路40の一部分40a
が形成され、サブハウジング39内には、この本体ハウジ
ング38内の副圧縮空気供給路40の一部分を上記受圧室8
に連通させる副圧縮空気供給路40の残りの部分40bが形
成される。
【0028】なお、この副圧縮空気供給路40の残りの部
分40bの途中にはオリフィス41が形成され、主圧縮空気
供給路2が開通している時に副圧縮空気供給路40に供給
される空気量を一定以下に制限するようにしている。こ
のように、ハウジング1内に副圧縮空気供給路40を形成
することにより、ハウジング1にチーズ継手や受圧室8
への配管を組付ける必要がなくなり、部品点数を削減で
きると共に、これらチーズ継手や受圧室8への配管を組
付ける工程を省略することができ、大幅なコストダウン
を図ることができる。
【0029】また、輸送時や据付時、さらに、据付後に
これらチーズ継手や受圧室8への配管に他物が衝突して
損傷するおそれがなくなり、かかる損傷によってポジシ
ョナの作動が不良になることを防止できる。なお、上記
空々式ポジショナPを電空変換機構Cを組付けることな
く用いる場合には、本体ハウジング38とサブハウジング
39との間に副圧縮空気供給路40の一部分40aと残りの部
分40bとを遮断するシールを挟み込めばよい。
【0030】さて、図1の拡大断面図に拡大して示すよ
うに、サブハウジング39の電空変換機構C側の端面には
ダイヤフラム室6と同心に配置され、かつ、受圧室8に
連通する嵌合穴44を有するボス45が突設され、形成さ
れ、上記電空変換機構Cのバルブハウジング22の空々式
ポジショナP側の端面にはその嵌合穴44に回転可能に内
嵌される凸部46が突設されている。
【0031】空々式ポジショナPの上記ボス45の電空変
換機構C側の端面には、図1および図6の斜視図に示す
ように、周方向に90°異ならせた2箇所に凹部47が形成
され、電空変換機構Cの凸部46の空々式ポジショナP側
の端面にはこれら2つの凹部47のうちの選択された一方
に突入する1つの突起48が形成されている。そして、こ
れら凹部47と突起48とによって空々式ポジショナPに対
する電空変換機構Cの回転位置を位置決めする位置決め
手段49が構成される。
【0032】また、上記電空変換機構Cの凸部46の外周
面には周方向に延びる溝50が形成され、空々式ポジショ
ナPの上記ボス45に差し込んだプレート51をこの溝50に
突入させることにより、ボス部45から電空変換機構Cの
凸部46が脱出することを防止している。ここで、上記溝
50の溝幅を上記プレート51の板厚と位置決め手段49の凹
部47の深さまたは突起48の高さとの合計よりも大きくす
ることにより、電空変換機構Cを嵌合穴44の軸心方向に
ずらせて、凸部46をボス部45から脱出させることなく、
突起48を一方の凹部47から引抜き、空々式ポジショナP
に対して電空変換機構Cを嵌合穴44の軸心周りに回転さ
せ、他方の凹部47の位置に突起48を移動させ、さらに、
電空変換機構Cを嵌合穴44の軸心方向に逆向きにずらせ
て、突起48を他方の凹部47に嵌め変えられるようにして
いる。
【0033】なお、嵌合穴44と凸部46との間の隙間は例
えばOリングからなるシール部材52によって気密状に封
止されている。今、空々式ポジショナPを図3に矢印A
で示す側を上にして据付ける場合、電空変換機構Cは、
同図に実線で示すように、そのフラッパー26の移動方向
と、永久磁石27、ヨーク28およびムービングコイル29の
軸心とが矢印Aと直角の水平方向に向くように回転位置
を合わせて空々式ポジショナPに組付けられ、空々式ポ
ジショナPを同図に矢印Bで示す側を上にして据付ける
場合、同図に仮想線で示すように、電空変換機構Cは実
線で示す位置から90°回転させた位置に合わせて空々式
ポジショナPに組付けられる。
【0034】これにより、空々式ポジショナPを同図に
矢印Bで示す側を上にして据付ける場合にも、フラッパ
ー26の移動方向と、永久磁石27、ヨーク28およびムービ
ングコイル29の軸心とが矢印Bと直角の水平方向に向く
状態で電空変換機構Cが空々式ポジショナPに組付けら
れることになり、ムービングコイル29、回転軸31、第1
のアーム32、第2のアーム33、フラッパー26などに作用
する重力の方向を空々式ポジショナPを同図に矢印Aで
示す側を上にして据付ける場合と同じにすることができ
る。このようにして空々式ポジショナPの据付方向の変
化によってフラッパー26等に作用する重力の方向の変化
をなくすことにより、据付方向による制御電流値に対す
るフラッパー26の動作の変化およびこれに基づく受圧室
8の内圧の変化をなくすことができ、据付方向によるア
クチュエータ停止位置の変化をなくすことができるので
ある。
【0035】上記の一実施例では空々式ポジショナPに
嵌合穴44を形成し、電空変換機構Cにこの嵌合穴44に回
転可能に内嵌される凸部46を形成しているが、逆に電空
変換機構Cに嵌合穴を形成し、空々式ポジショナPにこ
の嵌合穴に回転可能に内嵌される凸部を形成しても同様
の効果が得られる。また、上記の一実施例では位置決め
手段49によって空々式ポジショナPに対する電空変換機
構Cの回転位置を位置決めできるようにしているが、こ
の位置決め手段49に代えて、またはこれと共に上記空々
式ポジショナに対する電空変換機構の回転位置を表示す
るマークを空々式ポジショナおよび電空変換機構Cに設
けて、このマークを合わせることにより空々式ポジショ
ナPに対する電空変換機構Cの回転位置を位置合わせす
るようにしてもよい。
【0036】さらに、上記の一実施例では、空々式ポジ
ショナPに対する電空変換機構Cの回転位置を90°異な
った二者から択一するようにしているが、本発明におい
てはこれら以外の回転位置で電空変換機構Cを空々式ポ
ジショナPに固定できるようにすることも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のアクチ
ュエータ位置制御用ポジショナによれば、空々式ポジシ
ョナと電空変換機構との一方に嵌合穴を、他方にこの嵌
合穴に回転可能に、かつ、フラッパーが所定の方向を向
く任意の回転角度で固定可能に内嵌される凸部を形成し
たので、空々式ポジショナPの据付方向に対応して電空
変換機構を嵌合穴の軸心周りに回転させて電空変換機構
に内蔵されたムービングコイル、可動鉄片、フラッパー
などに作用する重力の方向の変化を解消することがで
き、これにより、空々式ポジショナPの据付方向による
制御電流値に対するフラッパー26の動作の変化およびこ
れに基づく受圧室8の内圧の変化をなくして、電空変換
機構に与えられる制御電流値に対するアクチュエータの
停止位置を一定にできる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の拡大断面図である。
【図2】本発明の平面図である。
【図3】本発明の側面図である。
【図4】本発明の構成図である。
【図5】本発明の要部の斜視図である。
【図6】本発明の他の要部の斜視図である。
【図7】従来の空々式ポジショナの構成図である。
【図8】従来例の正面図である。
【図9】従来例の平面図である。
【図10】従来の電空変換機構の断面図である。
【符号の説明】
C…電空変換機構 P…空々式ポジショナ 1…ハウジング 2…主圧縮空気供給路 26…フラッパー 24…嵌合穴 46…凸部 49…位置決め手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空々式ポジショナと電空変換機構とから
    なるアクチュエータ位置制御用ポジショナにおいて、上
    記空々式ポジショナと電空変換機構との一方に嵌合穴
    を、他方にこの嵌合穴に回転可能に、かつ、フラッパー
    が所定の方向を向く任意の回転角度で固定可能に内嵌さ
    れる凸部を形成したことを特徴とするアクチュエータ位
    置制御用ポジショナ。
  2. 【請求項2】 上記空々式ポジショナに対する電空変換
    機構の回転位置を位置決めする位置決め手段が設けられ
    る請求項1に記載のアクチュエータ位置制御用ポジショ
    ナ。
  3. 【請求項3】 上記空々式ポジショナに対する電空変換
    機構の回転位置を表示するマークが設けられる請求項1
    に記載のアクチュエータ位置制御用ポジショナ。
JP19044795A 1995-07-26 1995-07-26 アクチュエータ位置制御用ポジショナ Pending JPH0942202A (ja)

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