JPH0941677A - 破砕機 - Google Patents
破砕機Info
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- JPH0941677A JPH0941677A JP19543295A JP19543295A JPH0941677A JP H0941677 A JPH0941677 A JP H0941677A JP 19543295 A JP19543295 A JP 19543295A JP 19543295 A JP19543295 A JP 19543295A JP H0941677 A JPH0941677 A JP H0941677A
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- hydraulic cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧シリンダ7の出力が小さくても大きな破
砕力が得られるようにし、破砕機を小形・軽量化して作
業能率を向上させる。 【解決手段】 被破砕物を挟圧破砕するための一対の破
砕アーム2L、2Rと、この破砕アーム2L、2Rを回
動可能に支持するメインフレーム1と、破砕アーム作動
用の油圧シリンダ7と、メインフレーム1を建設車両の
ブームに装着する取付ブラケット6とを備えた破砕機に
おいて、油圧シリンダ7のロッド7Rを一方の破砕アー
ム2Rに、油圧シリンダ7のシリンダチューブ7Tを他
方の破砕アーム2Lに、それぞれトグルリンクを介して
連結することにより破砕力を増加させる。一対の破砕ア
ーム2L、2Rには、互いに連結する同調リンク8を設
けることにより、均等に開閉させる。
砕力が得られるようにし、破砕機を小形・軽量化して作
業能率を向上させる。 【解決手段】 被破砕物を挟圧破砕するための一対の破
砕アーム2L、2Rと、この破砕アーム2L、2Rを回
動可能に支持するメインフレーム1と、破砕アーム作動
用の油圧シリンダ7と、メインフレーム1を建設車両の
ブームに装着する取付ブラケット6とを備えた破砕機に
おいて、油圧シリンダ7のロッド7Rを一方の破砕アー
ム2Rに、油圧シリンダ7のシリンダチューブ7Tを他
方の破砕アーム2Lに、それぞれトグルリンクを介して
連結することにより破砕力を増加させる。一対の破砕ア
ーム2L、2Rには、互いに連結する同調リンク8を設
けることにより、均等に開閉させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧式パワーショ
ベル等の建設車両に装着し、構築物の解体工事等におい
て、鉄筋コンクリート、鉄骨コンクリート等の構築物の
解体、破砕、切断を行う破砕機に関する。
ベル等の建設車両に装着し、構築物の解体工事等におい
て、鉄筋コンクリート、鉄骨コンクリート等の構築物の
解体、破砕、切断を行う破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構築物等を破砕する破砕機
は、図4に示すように、被破砕物を挟圧破砕するための
一対の破砕アーム2L、2Rと、この破砕アーム2L、
2Rをアームピン3L、3Rを中心として回動可能に支
持するメインフレーム1と、破砕アーム2L、2R作動
用の油圧シリンダ7と、建設車両への取付ブラケット6
とを備えており、これを建設車両のブームに装着し、建
設車両の油圧システムから、破砕アーム2L、2R作動
用の油圧シリンダ7に、作動管路を接続して圧油を供給
し、油圧シリンダ7を伸縮させて破砕アーム2L、2R
を回動させ被破砕物を挟圧破砕するように構成されてい
る。
は、図4に示すように、被破砕物を挟圧破砕するための
一対の破砕アーム2L、2Rと、この破砕アーム2L、
2Rをアームピン3L、3Rを中心として回動可能に支
持するメインフレーム1と、破砕アーム2L、2R作動
用の油圧シリンダ7と、建設車両への取付ブラケット6
とを備えており、これを建設車両のブームに装着し、建
設車両の油圧システムから、破砕アーム2L、2R作動
用の油圧シリンダ7に、作動管路を接続して圧油を供給
し、油圧シリンダ7を伸縮させて破砕アーム2L、2R
を回動させ被破砕物を挟圧破砕するように構成されてい
る。
【0003】油圧シリンダ7は一対の破砕アーム2L、
2R後端部間に破砕アーム2L、2R先端部の開閉方向
と略平行に直接取付けられている。このような破砕機を
用いた破砕作業では、狭隘な箇所や足場の悪い箇所で行
われることも多く、従って、小形・軽量で破砕力が強
く、しかも、破砕アーム2L、2Rの動きが早く作業能
率の良いものが望まれる。
2R後端部間に破砕アーム2L、2R先端部の開閉方向
と略平行に直接取付けられている。このような破砕機を
用いた破砕作業では、狭隘な箇所や足場の悪い箇所で行
われることも多く、従って、小形・軽量で破砕力が強
く、しかも、破砕アーム2L、2Rの動きが早く作業能
率の良いものが望まれる。
【0004】上記の破砕機において、被破砕物と接触し
挟圧破砕する破砕アームの先端点PL、PRの破砕力F
1 は、次の式で表される。 F1 =F0 ×H0 /R ・・・・・・・(1) F0 :油圧シリンダの出力 H0 :アームピンから油圧シリンダまでの距離 R :アームピンから先端点までの距離 破砕力F1 を大にするには、上記の式(1)から、 油圧シリンダ7の出力を大きくする(即ち油圧を高圧
化するか、ピストン径を大きくする)、 アームピン3L、3Rから油圧シリンダ7までの距離
H0 を大きくする、 アームピン3L、3Rから先端点PL、PRまでの距
離Rを小さくする、等の方法が考えられる。
挟圧破砕する破砕アームの先端点PL、PRの破砕力F
1 は、次の式で表される。 F1 =F0 ×H0 /R ・・・・・・・(1) F0 :油圧シリンダの出力 H0 :アームピンから油圧シリンダまでの距離 R :アームピンから先端点までの距離 破砕力F1 を大にするには、上記の式(1)から、 油圧シリンダ7の出力を大きくする(即ち油圧を高圧
化するか、ピストン径を大きくする)、 アームピン3L、3Rから油圧シリンダ7までの距離
H0 を大きくする、 アームピン3L、3Rから先端点PL、PRまでの距
離Rを小さくする、等の方法が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、油圧シリンダ
7の出力を大きくすると価格が高くなり、重量も増加す
る。また、アームピン3L、3Rから油圧シリンダ7ま
での距離H0 を大きくすると、破砕機全長が長くなり、
油圧シリンダ7の伸縮距離に対する破砕アーム2L、2
Rの開口幅Wが狭くなるので、所定の開口幅Wを確保す
るためには油圧シリンダ7のストロークを大きくしなけ
ればならず、コストが高くなり、重量も増加する。ま
た、油圧シリンダ7の伸縮に要する時間が増すことにな
り、作業の能率が悪くなる。アームピン3L、3Rから
先端点PL、PRまでの距離Rを小さくすれば、開口幅
Wが小さくなり、大きな破砕対象物を破砕できなくな
る。
7の出力を大きくすると価格が高くなり、重量も増加す
る。また、アームピン3L、3Rから油圧シリンダ7ま
での距離H0 を大きくすると、破砕機全長が長くなり、
油圧シリンダ7の伸縮距離に対する破砕アーム2L、2
Rの開口幅Wが狭くなるので、所定の開口幅Wを確保す
るためには油圧シリンダ7のストロークを大きくしなけ
ればならず、コストが高くなり、重量も増加する。ま
た、油圧シリンダ7の伸縮に要する時間が増すことにな
り、作業の能率が悪くなる。アームピン3L、3Rから
先端点PL、PRまでの距離Rを小さくすれば、開口幅
Wが小さくなり、大きな破砕対象物を破砕できなくな
る。
【0006】この発明は、破砕機におけるかかる問題を
解決するものであって、小形・軽量で油圧シリンダの出
力が小さくても破砕力が大であり、作業能率の良い破砕
機を提供することを目的とする。
解決するものであって、小形・軽量で油圧シリンダの出
力が小さくても破砕力が大であり、作業能率の良い破砕
機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、被破砕物を
挟圧破砕するための一対の破砕アームと、この破砕アー
ムを回動可能に支持するメインフレームと、破砕アーム
作動用の油圧シリンダと、メインフレームを建設車両の
ブームに装着する取付ブラケットとを備えた破砕機にお
いて、油圧シリンダのロッドを一方の破砕アームとメイ
ンフレームとに、油圧シリンダのシリンダチューブを他
方の破砕アームとメインフレームとに、それぞれリンク
を介して連結することにより破砕力を増加させ、上記課
題を解決している。
挟圧破砕するための一対の破砕アームと、この破砕アー
ムを回動可能に支持するメインフレームと、破砕アーム
作動用の油圧シリンダと、メインフレームを建設車両の
ブームに装着する取付ブラケットとを備えた破砕機にお
いて、油圧シリンダのロッドを一方の破砕アームとメイ
ンフレームとに、油圧シリンダのシリンダチューブを他
方の破砕アームとメインフレームとに、それぞれリンク
を介して連結することにより破砕力を増加させ、上記課
題を解決している。
【0008】一対の破砕アームには、互いに連結する同
調リンクを設けることにより、均等に開閉することがで
きる。
調リンクを設けることにより、均等に開閉することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る破砕機の正面図、図2、及び図3は破砕機の作動の説
明図である。ここで、メインフレーム1には被破砕物を
挟圧破砕するための左右一対の破砕アーム2L、2Rが
アームピン3L、3Rで回動可能に支持されている。メ
インフレーム1の右上端部には、上リンク4Rの上端が
リンクピン14Rで枢着され、破砕アーム2Rの右上端
部には、下リンク5Rの下端がリンクピン15Rで枢着
されており、上リンク4Rの下端と下リンク5Rの上端
とが油圧シリンダ7のロッド7Rに連結ピン17Rで連
結されてトグルリンクを構成している。メインフレーム
1の左上端部には、上リンク4Lの上端がリンクピン1
4Lで枢着され、破砕アーム2Lの左上端部には、下リ
ンク5Lの下端がリンクピン15Lで枢着されており、
上リンク4Lの下端と下リンク5Lの上端とが油圧シリ
ンダ7のシリンダチューブ7Tに連結ピン17Lで連結
されてトグルリンクを構成している。
る破砕機の正面図、図2、及び図3は破砕機の作動の説
明図である。ここで、メインフレーム1には被破砕物を
挟圧破砕するための左右一対の破砕アーム2L、2Rが
アームピン3L、3Rで回動可能に支持されている。メ
インフレーム1の右上端部には、上リンク4Rの上端が
リンクピン14Rで枢着され、破砕アーム2Rの右上端
部には、下リンク5Rの下端がリンクピン15Rで枢着
されており、上リンク4Rの下端と下リンク5Rの上端
とが油圧シリンダ7のロッド7Rに連結ピン17Rで連
結されてトグルリンクを構成している。メインフレーム
1の左上端部には、上リンク4Lの上端がリンクピン1
4Lで枢着され、破砕アーム2Lの左上端部には、下リ
ンク5Lの下端がリンクピン15Lで枢着されており、
上リンク4Lの下端と下リンク5Lの上端とが油圧シリ
ンダ7のシリンダチューブ7Tに連結ピン17Lで連結
されてトグルリンクを構成している。
【0010】破砕アーム2Lのアームピン3Lの右側に
は、同調リンク8の一端が同調リンクピン18Lで枢着
され、破砕アーム2Rのアームピン3Rの左側には、同
調リンク8の他端が同調リンクピン18Rで枢着されて
いる。被破砕物を挟圧破砕する破砕面20L、20Rの
上端部には鉄筋、鉄骨等を切断するためのカッタ21、
22が設けられている。
は、同調リンク8の一端が同調リンクピン18Lで枢着
され、破砕アーム2Rのアームピン3Rの左側には、同
調リンク8の他端が同調リンクピン18Rで枢着されて
いる。被破砕物を挟圧破砕する破砕面20L、20Rの
上端部には鉄筋、鉄骨等を切断するためのカッタ21、
22が設けられている。
【0011】メインフレーム1の上端には、破砕機を建
設車両のブームに装着する取付孔30を有する取付ブラ
ケット6が設けられている。破砕作業を行う際、図1の
開口状態からオペレータが建設車両の油圧システムの制
御弁を切換えると、圧油が油圧シリンダ7に供給され、
油圧シリンダ7が伸長を開始する。破砕アーム2Lはア
ームピン3Lを中心として反時計方向へ、破砕アーム2
Rはアームピン3Rを中心として時計方向へ回動して図
2に示すように開口の幅が狭くなり、油圧シリンダ7が
更に伸長すると破砕アーム2L、2Rの破砕面20L、
20Rが図3のように接して閉じた状態となり、被破砕
物が挟圧破砕される。破砕後は油圧シリンダ7を短縮し
て、短縮して図1の開口状態に戻す。
設車両のブームに装着する取付孔30を有する取付ブラ
ケット6が設けられている。破砕作業を行う際、図1の
開口状態からオペレータが建設車両の油圧システムの制
御弁を切換えると、圧油が油圧シリンダ7に供給され、
油圧シリンダ7が伸長を開始する。破砕アーム2Lはア
ームピン3Lを中心として反時計方向へ、破砕アーム2
Rはアームピン3Rを中心として時計方向へ回動して図
2に示すように開口の幅が狭くなり、油圧シリンダ7が
更に伸長すると破砕アーム2L、2Rの破砕面20L、
20Rが図3のように接して閉じた状態となり、被破砕
物が挟圧破砕される。破砕後は油圧シリンダ7を短縮し
て、短縮して図1の開口状態に戻す。
【0012】この破砕アーム2L、2Rは、同調リンク
8で互いに連結されているので、例えば、左側の破砕ア
ーム2Lのみが反時計方向へ回動しようとすると、同調
リンク8が右側の破砕アーム2Rの同調リンクピン18
Rを押して右側の破砕アーム2Rを時計方向へ回動させ
る力が作用し、左右均等に開閉する。破砕アーム2L、
2Rが開放位置に戻ると、ブームを移動させこの動作を
繰り返す。
8で互いに連結されているので、例えば、左側の破砕ア
ーム2Lのみが反時計方向へ回動しようとすると、同調
リンク8が右側の破砕アーム2Rの同調リンクピン18
Rを押して右側の破砕アーム2Rを時計方向へ回動させ
る力が作用し、左右均等に開閉する。破砕アーム2L、
2Rが開放位置に戻ると、ブームを移動させこの動作を
繰り返す。
【0013】この破砕機において、 F0 :油圧シリンダの出力 F2 :上リンクに作用する力 θ1 :上リンクと油圧シリンダの推力方向のなす角 F3 :下リンクに作用する力 θ2 :下リンクと油圧シリンダの推力方向のなす角 H :アームピンから下リンクまでの距離 R :アームピンから破砕アーム先端点までのまでの距
離 とすると、 F0 =F2 ×cosθ1 +F3 cosθ2 ・・・・・・(2) F2 ×sinθ1 =F3 ×sinθ2 ・・・・・・・・(3) であるから(2)および(3)式より F3 =F0 ×sinθ1 /sin(θ1 +θ2 )・・(4) であり、被破砕物と接触し挟圧破砕する破砕アーム2
L、2Rの先端点PL、PRの破砕力F1 は、次の式で
表される。
離 とすると、 F0 =F2 ×cosθ1 +F3 cosθ2 ・・・・・・(2) F2 ×sinθ1 =F3 ×sinθ2 ・・・・・・・・(3) であるから(2)および(3)式より F3 =F0 ×sinθ1 /sin(θ1 +θ2 )・・(4) であり、被破砕物と接触し挟圧破砕する破砕アーム2
L、2Rの先端点PL、PRの破砕力F1 は、次の式で
表される。
【0014】 F1 =F3 ×H/R・・・・・・・・・・・・・・(5) 上記の式から明らかなように、上リンクと油圧シリンダ
の推力方向のなす角θ 1 と下リンクと油圧シリンダの推
力方向のなす角θ2 との和が180度に近づくにつれ
て、破砕アーム2L、2Rの先端点PL、PRに働く破
砕力F1 は増大するので、図3のように閉じた状態とな
って被破砕物を挟圧破砕するとき、油圧シリンダ7の出
力F0 よりはるかに大きい破砕力F1 が得られことにな
る。
の推力方向のなす角θ 1 と下リンクと油圧シリンダの推
力方向のなす角θ2 との和が180度に近づくにつれ
て、破砕アーム2L、2Rの先端点PL、PRに働く破
砕力F1 は増大するので、図3のように閉じた状態とな
って被破砕物を挟圧破砕するとき、油圧シリンダ7の出
力F0 よりはるかに大きい破砕力F1 が得られことにな
る。
【0015】従って、出力の小さい小形の油圧シリンダ
が使用できるので、ピストン径を小さくし、ピストンス
トロークを短くして軽量化することができる。また、伸
縮時の油圧シリンダ7の垂直方向への移動が少ないの
で、破砕機全長を短くして開口幅を大きくとることが可
能となる。なお、 θ1 +θ2 =180° すなわち、上リンク4Lと下リンク5Lあるいは上リン
ク4Rと下リンク5Rとが一直線になるとき、下リンク
5Lまたは5Rに作用する力F3 は計算上無限大とな
り、破砕機の製品強度上安全の確保が困難となるので、
上リンク4Lと下リンク5L、または上リンク4Rと下
リンク5Rとが一直線になる前に、上リンク4L、5R
と下リンク5L、5Rの動きを止めなければならない。
が使用できるので、ピストン径を小さくし、ピストンス
トロークを短くして軽量化することができる。また、伸
縮時の油圧シリンダ7の垂直方向への移動が少ないの
で、破砕機全長を短くして開口幅を大きくとることが可
能となる。なお、 θ1 +θ2 =180° すなわち、上リンク4Lと下リンク5Lあるいは上リン
ク4Rと下リンク5Rとが一直線になるとき、下リンク
5Lまたは5Rに作用する力F3 は計算上無限大とな
り、破砕機の製品強度上安全の確保が困難となるので、
上リンク4Lと下リンク5L、または上リンク4Rと下
リンク5Rとが一直線になる前に、上リンク4L、5R
と下リンク5L、5Rの動きを止めなければならない。
【0016】同調リンク8は、破砕アーム2L、2Rを
左右均等に開閉させるので、図3のように閉じた状態と
なるとき、上リンクと油圧シリンダの推力方向のなす角
θ1と下リンクと油圧シリンダの推力方向のなす角θ2
との和が180度に達しないように設定しておけば、左
右いずれか一方の破砕アームのみが大きく回動し上下リ
ンクが一直線の状態に達して破砕機に無理な力を加える
おそれはない。
左右均等に開閉させるので、図3のように閉じた状態と
なるとき、上リンクと油圧シリンダの推力方向のなす角
θ1と下リンクと油圧シリンダの推力方向のなす角θ2
との和が180度に達しないように設定しておけば、左
右いずれか一方の破砕アームのみが大きく回動し上下リ
ンクが一直線の状態に達して破砕機に無理な力を加える
おそれはない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の破砕機
は、油圧シリンダの出力が小さくても大きい破砕力が得
られるので、油圧シリンダを小形化し、コストを軽減す
ることができる。また、伸縮時の油圧シリンダの垂直方
向への移動を少なくして破砕機全長を短くして軽量化で
き、且つ開口幅を大きくとることが可能で作業能率を向
上させることができる。また同調リンクを設けることに
より破砕アームを左右均等に開閉でき、破砕機に無理な
力が加わるのを防止できる。
は、油圧シリンダの出力が小さくても大きい破砕力が得
られるので、油圧シリンダを小形化し、コストを軽減す
ることができる。また、伸縮時の油圧シリンダの垂直方
向への移動を少なくして破砕機全長を短くして軽量化で
き、且つ開口幅を大きくとることが可能で作業能率を向
上させることができる。また同調リンクを設けることに
より破砕アームを左右均等に開閉でき、破砕機に無理な
力が加わるのを防止できる。
【図1】本発明の一形態を示す破砕機の正面図である。
【図2】破砕機の作動の説明図である。
【図3】破砕機の作動の説明図である。
【図4】従来の破砕機の正面図である。
1 メインフレーム 2L、2R 破砕アーム 3L、3R アームピン 4L、4R 上リンク 5L、5R 下リンク 6 取付ブラケット 7 油圧シリンダ 7R ロッド 7T シリンダチューブ 8 同調リンク 14L、14R リンクピン 15L、15R リンクピン 17L、17R 連結ピン 18L、18R 同調リンクピン 20L、20R 破砕面 PL、PR 先端点
Claims (2)
- 【請求項1】 被破砕物を挟圧破砕するための一対の破
砕アームと、該破砕アームを回動可能に支持するメイン
フレームと、破砕アーム作動用の油圧シリンダと、前記
メインフレームを建設車両のブームに装着する取付ブラ
ケットとを備えた破砕機であって、前記油圧シリンダの
ロッドを一方の破砕アームとメインフレームとに、油圧
シリンダのシリンダチューブを他方の破砕アームとメイ
ンフレームとに、それぞれリンクを介して連結したこと
を特徴とする破砕機。 - 【請求項2】 一対の破砕アームを互いに連結する同調
リンクを設けたことを特徴とする請求項1記載の破砕
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19543295A JPH0941677A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19543295A JPH0941677A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 破砕機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0941677A true JPH0941677A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16340971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19543295A Withdrawn JPH0941677A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0941677A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015506431A (ja) * | 2012-01-27 | 2015-03-02 | モヴァックス オサケユキチュア | ポールを地面に打ち込むためのハンマー装置 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP19543295A patent/JPH0941677A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015506431A (ja) * | 2012-01-27 | 2015-03-02 | モヴァックス オサケユキチュア | ポールを地面に打ち込むためのハンマー装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |