JPH09415A - 衣服ハンガー - Google Patents

衣服ハンガー

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Publication number
JPH09415A
JPH09415A JP15601595A JP15601595A JPH09415A JP H09415 A JPH09415 A JP H09415A JP 15601595 A JP15601595 A JP 15601595A JP 15601595 A JP15601595 A JP 15601595A JP H09415 A JPH09415 A JP H09415A
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JP
Japan
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weight
parts
resin
clothes hanger
group
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Pending
Application number
JP15601595A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Tanaka
哲男 田中
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09415A publication Critical patent/JPH09415A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、靱性、耐熱性、剛性、耐薬品性、寸
法安定性、及び成形性の全ての面でバランスが良く、一
般用、工業用として使用しうる衣服用ハンガーを提供す
る。 【構成】 (A)熱可塑性ポリエステル系樹脂45〜5
重量部、(B)ポリアミド樹脂55〜95重量部、
(C)上記成分(A)及び(B)の合計量100重量部
に対してグリシジル基を有する変性ポリオレフィン系樹
脂1〜100重量部、からなる樹脂組成物でハンガーを
成形する。 【効果】 靱性、耐熱性、剛性、耐薬品性、寸法安定
性、及び成形性の全ての面でバランスがよく、工業用で
も、フック部を合成樹脂の射出成形により本体と一体成
形でき、製造工程を簡略化してコストの低減を可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、靱性、耐熱性、剛性、
耐薬品性、寸法安定性、及び成形性のバランスが良い合
成樹脂製の衣服ハンガーに関するものであり、特に、熱
処理工程を伴うために耐熱性が重要となる工業用衣服ハ
ンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工業用衣服ハンガーとしては、ポ
リプロピレン樹脂(PP樹脂)、アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン樹脂(ABS樹脂)、又はポリフェニレ
ンサルファイド樹脂(PPS樹脂)等の合成樹脂を用い
てハンガー本体を成形するとともに、この本体成形の際
にインサート成形等により金属製のフックを一体に成形
していた。
【0003】前記PP樹脂の場合には、樹脂原料が比較
的安価であり、又、耐薬品性や成形性も良好であるが、
靱性、耐熱性、剛性等が劣るため、一般用の衣服ハンガ
ーとしては使えるが、例えば加熱加工を伴う工業用衣服
ハンガーとしては、使用できないことがある。又、AB
S樹脂は、靱性と成形性は良好であるが、耐熱性、剛
性、耐薬品性等が劣るため、一般用衣服ハンガーには使
えるが、例えば薬品処理を伴う工業用衣服ハンガーとし
て使用できないことがある。更に、PPS樹脂は、耐熱
性、剛性、耐薬品性には優れるが、この樹脂は高価であ
るだけでなく、靱性と寸法安定性が劣る為に衣服ハンガ
ーには向いておらず、又、成形性にも問題がある。更
に、工業用の場合には一般用とは異なりフック部分に大
きな力がかかりがちであるが、PP樹脂やABS樹脂の
場合、剛性が低いため、フック部と本体とを合成樹脂の
一体成形により成形すると、工業用衣服ハンガーとして
要求される強度を満足できない場合がある。このため従
来の工業用の衣服ハンガーの場合には、金属製フックを
合成樹脂にて本体を成形する際に一体成形しており、そ
の分、部品数が増えるとともに製造工程が煩雑でコスト
高となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の衣服ハンガーにおける問題点に鑑み、比較的安価
であって、しかも靱性、耐熱性、剛性、耐薬品性、寸法
安定性、及び成形性の全ての面でバランスが良く、一般
用だけでなく工業用としても使用しうる衣服用ハンガー
を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性ポリ
エステル系樹脂とポリアミド樹脂とを、相溶化剤の存在
下で所定の割合でブレンドした樹脂組成物を成形するこ
とで、上記の目的を達成しうる衣服ハンガーを製造しう
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】本発明に係る衣服ハンガーにおいて、要求
される各種特性のうちで、特に剛性、寸法安定性を重視
する場合には、(A)熱可塑性ポリエステル系樹脂95
〜55重量部、(B)ポリアミド樹脂5〜45重量部、
(C)上記成分(A)及び(B)の合計量100重量部
に対してグリシジル基を有する変性ポリオレフィン系樹
脂1〜100重量部、からなる樹脂組成物を成形するこ
とで、所望の特性を有する衣服ハンガーを製造すること
ができる。
【0007】又、衣服ハンガーとして要求される特性の
うちで、特に耐熱性と靱性を重視する場合には、(A)
熱可塑性ポリエステル系樹脂45〜5重量部、(B)ポ
リアミド樹脂55〜95重量部、(C)上記成分(A)
及び(B)の合計量100重量部に対してグリシジル基
を有する変性ポリオレフィン系樹脂1〜100重量部、
からなる樹脂組成物を成形することで、所望の特性を有
する衣服ハンガーを製造することができる。
【0008】本発明で用いられる前記樹脂組成物の成分
(A)熱可塑性ポリエステル系樹脂としては、芳香族ジ
カルボン酸あるいはそのエステル形成性誘導体と、ジオ
ールあるいはそのエステル誘導体とを主成分とする縮合
反応により得られる重合体もしくは共重合体、あるいは
ラクトンの開環重合体等が挙げられ、これらは単独で又
は2種以上組み合わせて用いられる。
【0009】上記芳香族ジカルボン酸としては、テレフ
タル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、ビス(p−カルボキシフェニル)メタ
ン、アントラセンジカルボン酸、4,4’−ジフェニル
カルボン酸、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン
酸、又はそれらのエステル形成性誘導体等が挙げられ、
これらは単独で又は2種以上組み合わせて用いられる。
【0010】又、上記ジオール成分としては、炭素数2
〜10の脂肪族ジオール、即ちエチレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、シクロヘキサンジオール等、あるいは分子量400
〜6000の長鎖グリコール、即ちポリエチレングリコ
ール、ポリ−1,3−ポリプロピレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコール等が挙げられ、これらは単独
で又は2種以上組み合わせて用いられる。
【0011】そして、成分(A)熱可塑性ポリエステル
系樹脂としては、具体的にはポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリ
エチレン−2,6−ナフトール、ポリエチレン−1,2
−ビス(フェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシ
レート等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上組み
合わせて用いられる。更に、これらの熱可塑性ポリエス
テル系樹脂の中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、又はそれらの混合物が好適
に用いられる。
【0012】又、前記樹脂組成物の成分(B)ポリアミ
ド樹脂としては、脂肪族アミノ酸、ラクタム、ジアミン
とジカルボン酸とを主成分とするもの等が挙げられる。
又、ポリアミド樹脂として、脂肪族成分に少量の芳香族
成分や他の脂肪族成分が導入された共重合ポリアミドを
用いてもよい。
【0013】上記脂肪族アミノ酸としては、6−アミノ
カプロン酸、11−アミノウンデカン酸、及び12−ア
ミノドデカン酸等が挙げられ、これらは単独で又は2種
以上組み合わせて用いられる。
【0014】又、上記ラクタムとしては、ε−カプロラ
クタム、及びω−カプロラクタム等が挙げられ、これら
は単独で又は2種以上組み合わせて用いられる。
【0015】更に、上記ジアミンとしては、テトラメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ウンデカメチ
レンジアミン、及びドデカメチレンジアミン等が挙げら
れる。
【0016】又、上記ジカルボン酸としては、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、及びジ
グリコール酸等が挙げられ、これらは単独で又は2種以
上組み合わせて用いられる。
【0017】そして、この成分(B)ポリアミド樹脂と
しては、具体的には、ポリカプロアミド(ナイロン
6)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン6
6)、ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン4
6)、及びポリドデカンアミド(ナイロン12)等が挙
げられ、これらは単独で又は2種以上組み合わせて用い
られる。
【0018】本発明の衣服ハンガーは、上記のような成
分(A)熱可塑性ポリエステル系樹脂、及び成分(B)
ポリアミド樹脂をブレンドした樹脂組成物を成形するの
であるが、本来、ポリエステル樹脂とポリアミド樹脂と
は相溶性が悪く、溶融混練時にいわゆるバラス効果が著
しく、安定した樹脂組成物を得ることが困難であった
り、その結果、該混練物から得られた成形物の機械特性
が低く、又、成形物間の機械特性のバラツキが大きいと
いう問題が生ずる。そこで、本発明では、樹脂組成物中
に、成分(A)熱可塑性ポリエステル系樹脂と成分
(B)ポリアミド樹脂との相溶化剤として、成分(C)
グリシジル基を有する変性ポリオレフィン系樹脂を上記
成分(A)及び(B)の合計量100重量部に対して1
〜100重量部配合してなるものである。
【0019】前記樹脂組成物の成分(C)グリシジル基
を有する変性ポリオレフィン系樹脂としては、グリシジ
ル基を有する化合物を用いた変性ポリオレフィン系樹脂
が挙げられる。更に、このグリシジル基を有する化合物
を用いた変性ポリオレフィン系樹脂の好ましい例として
は、(a)ポリオレフィン系樹脂100重量部、(b)
グリシジル基を有する化合物0.1〜30重量部、
(c)ビニル系単量体0〜500重量部、を重合させて
なる変性ポリオレフィン系樹脂が挙げられる。
【0020】前記成分(C)グリシジル基を有する変性
ポリオレフィン系樹脂は、具体的には、前記(a)ポリ
オレフィン系樹脂、(b)グリシジル基を有する化合
物、(c)ビニル系単量体を、(d)ラジカル重合開始
剤の存在下、水性懸濁液中で重合することにより製造さ
れる。
【0021】前記水性懸濁液中の、(a)ポリオレフィ
ン系樹脂、(b)グリシジル基を有する化合物、及び
(c)ビニル系単量体の配合割合については、(b)グ
リシジル基を有する化合物は、(a)ポリオレフィン系
樹脂100重量部に対して0.1〜30重量部、好まし
くは0.1〜15重量部である。(b)成分が上記範囲
より多い場合は樹脂組成物の機械特性、流動性の低下を
招き、少ない場合は相溶化効果が乏しい。
【0022】上記(C)変性ポリオレフィン系樹脂の構
成要素の1つである(a)ポリオレフィン系樹脂として
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、イソブテン、ブタジエン、イソプレン、クロロプレ
ン、フェニルプロパジエン、シクロペンタジエン、1,
3−シクロヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,
3−オクタジエン、1,5−シクロオクタジエン、メチ
レンノルボルネン、1,5−ノルボルナジエン、エチリ
デンノルボルネン、及びα、ω−非共役ジエン類からな
るモノマー類から選ばれる1種からなる単独重合体ある
いは2種以上からなる共重合体、更には、これらの単独
重合体もしくは共重合体の2種以上の混合物、又は単独
重合体の少なくとも1種と該共重合体の少なくとも1種
との混合物等が挙げられる。
【0023】又、(c)ビニル系単量体は、(a)ポリ
オレフィン系樹脂100重量部に対して0〜500重量
部、好ましくは0〜200重量部、更に好ましくは0〜
100重量部である。(c)成分が上記範囲より多い場
合は、ビニル系単量体同士の重合が主体となることか
ら、重合時の水性懸濁液において過度の凝集、融着、塊
状等が生じる。
【0024】前記成分(b)グリシジル基を有する化合
物としては、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリ
シジル、イタコン酸モノグリシジルエステル、イタコン
酸ジグリシジルエステル、ブテントリカルボン酸モノグ
リシジルエステル、ブテントリカルボン酸ジグリシジル
エステル、ブテントリカルボン酸トリグリシジルエステ
ル、p−スチレンカルボン酸グリシジルエステル、アリ
ルグリシジルエーテル、2−メチルアリルグリシジルエ
ーテル、スチレンp−グリシジルエーテル、p−グリシ
ジルスチレン、3,4−エポキシ−1−ブテン、3,4
−エポキシ−3−メチル−1−ブテン、3,4−エポキ
シ−1−ペンテン、3,4−エポキシ−3−メチル−1
−ペンテン、5,6−エポキシ−1−ヘキセン、及びビ
ニルシクロヘキセンモノオキシド等が挙げられる。この
中でも、特に、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グ
リシジル、又はそれらの混合物が好適に用いられる。
【0025】又、前記(b)グリシジル基を有する化合
物としては、下記一般式(I)
【0026】
【化3】
【0027】(式中、Arはグリシジルオキシ基を少な
くとも1個含有するC6 〜C23の芳香族炭化水素を示
し、Rは水素原子又はメチル基を示す。)で表される化
合物が好適に用いられる。上記一般式(I)で表される
化合物は、分子内にそれぞれ少なくとも1個のアクリル
アミド基とグリシジル基を持つ。アクリルアミド基と
は、アクリルアミド基の他にメタクリルアミド基も含
む。
【0028】上記一般的(I)で表されるグリシジル基
を有する化合物は、例えば、特開昭60−130580
号に記載されたような方法で製造することができる。即
ち、少なくとも1個のフェノール性水酸基を有する芳香
族炭化水素とN−メチロールアクリルアミド又はN−メ
チロールメタクリルアミドを酸性触媒の存在下に縮合さ
せた後、水酸基をエピハロヒドリンによりグリシジル化
することによって得られる。上記の少なくとも1個のフ
ェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素としては、炭
素数6〜23のフェノール化合物が用いられる。該フェ
ノール化合物の具体例としては、例えば、フェノール、
クレゾール、キシレノール、カルバクロール、チモー
ル、ナフトール、レゾルシン、ヒドロキノン、ピロガロ
ール、フェナントロール等が挙げられる。中でも、アル
キル置換基を有する1価フェノールが好適である。
【0029】例えば、出発物質として2,6−キシレノ
ールとN−メチロールアクリルアミドを用いた場合に
は、下記構造式(II)
【0030】
【化4】
【0031】で表される化合物を得ることができる。
【0032】又、出発物質としてオルトクレゾールとN
−メチロールアクリルアミドを用いた場合には、下記構
造式(III)
【0033】
【化5】
【0034】で表される化合物を得ることができる。
【0035】次に、上記(C)グリシジル基を有する変
性ポリオレフィン系樹脂の構成要素の1つである(c)
ビニル系単量体としては、例えば芳香族ビニル化合物と
しては、スチレン、o−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、m−メチルスチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン及びジビニルベンゼン等が、炭素数が1〜
22であるメタクリル酸アルキルエステルとしては、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル及びメタ
クリル酸ステアリル等が、炭素数1〜22であるアクリ
ル酸アルキルエステルとしては、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸n
−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、及びアクリル酸ステアリル等が、炭素数が
1〜22であるビニルアルキルエーテルとしては、ビニ
ルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルn−
プロピルエーテル、ビニルi−プロピルエーテル、ビニ
ルi−ブチルエーテル、ビニルn−アミルエーテル、ビ
ニルi−アミルエーテル、ビニル2−エチルヘキシルエ
ーテル、及びビニルオクタデシルエーテル等が、不飽和
ニトリル化合物としては、アクリルニトリル、メタクリ
ルニトリル等が、不飽和アミノ化合物としては、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド等が、マレイン酸ジ−アル
キルエステルとしては、マレイン酸ジ−n−アミルエス
テル、マレイン酸ジ−n−ブチルエステル、マレイン酸
ジ−i−アミルエステル、マレイン酸ジ−i−ブチルエ
ステル、マレイン酸ジメチルエステル、マレイン酸ジ−
n−プロピルエステル、マレイン酸ジ−オクチルエステ
ル、マレイン酸ジ−ノニルエステル等が、炭素数が1〜
8のアリルアルキルエーテルとしては、アリルエチルエ
ーテル、アリルn−オクチルエーテル等が、ジエン化合
物としては、ジシクロペンタジエン、ブタジエン、イソ
プレン、クロロプレン、フェニルプロパジエン、シクロ
ペンタジエン、1,5−ノルボナジエン、1,3−シク
ロヘキサジエン、1,4−シクロヘキサジエン、1,5
−シクロヘキサジエン、1,3−シクロオクタジエン等
が挙げられ、又、他のビニルモノマーとしてアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、酢酸
ビニル等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上組
み合わせて用いられる。
【0036】又、上記成分(C)グリシジル基を有する
変性ポリオレフィン系樹脂の製造に用いられる(d)ラ
ジカル重合開始剤としては、例えば、メチルエチルケト
ンパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ビス
(t−ブチルパーオキサシ)バレレート、2,5−ジメ
チルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパ
ーオキサシ−m−イソプロピル)ベンゼン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキシン−3、ベンゾイルパーオキサイド等の有
機過酸化物、あるいは、例えば、1,1’−アゾビス
(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、1−〔(1
−シアノ−1−メチルエチル)アゾ〕ホルムアミド、2
−フェニルアゾ−4−メトキシ−2,4−ジメチル−バ
レロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロ
ニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、
2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタ
ン)、2,2’−アゾビス(2−アセトキシプロパ
ン)、2,2’−アゾビス(2−アセトキシブタン)等
のアゾ系化合物が挙げられ、これらは単独で又は2種以
上組み合わせて用いられる。又、これらラジカル重合開
始剤は、含浸、重合条件に応じて所望のものを適宜選択
できる。
【0037】上記の一般式(I)で表されるグリシジル
基を有する化合物を用いた場合の成分(C)グリシジル
基を有する変性ポリオレフィン系樹脂の構造は、下記一
般式(IV)
【0038】
【化6】
【0039】(式中、R1 は水素原子又はメチル基を示
し、R2 は水素原子又はC1 〜C6 のアルキル基を示
し、R3 は水素原子又はC1 〜C22の炭化水素基、エス
テル基、カルボン酸基、酸無水物基、アミノ基、水酸
基、ハロゲン基、シアノ基を示す。Arはグリシジルオ
キシ基を少なくとも1つ有するC6 〜C23の芳香族炭化
水素基を示す。mは1以上の整数を、nは整数を表し、
mとnとの和に対するnの比率は0〜0.999であ
り、mとnの和は1〜100000である。)で表され
るグリシジル基を有する構造単位の単独重合体部分、あ
るいはグリシジル基を有する構造単位と少なくとも1種
のビニル系単量体のランダム又はブロック共重合体部分
が(a)ポリオレフィン系樹脂に対してグラフト化した
ものが挙げられる。
【0040】本発明で用いられる樹脂組成物には、必要
に応じて、有機/無機のフィラー、難燃剤、更には、
(A)熱可塑性ポリステル系樹脂、(B)ポリアミド樹
脂と、(C)グリシジル基を有する変性ポリオレフィン
系樹脂の反応性を高める触媒を添加することができる。
【0041】上記フィラーとしては、ガラス繊維、炭素
繊維、炭化珪素繊維、チタン繊維、芳香族ポリアミド繊
維、タリル、マイカ、シリカ、中性粘土等が例示され
る。上記フィラーは、単独で又は2種以上組み合わせ
て、樹脂組成物100重量部に対して1〜100重量部
の割合で用いられる。
【0042】又、上記難燃剤としては、テトラブロモビ
スフェノールA、2,2−ビス(4−ヒドロキシ3,5
−ジブロモフェニル)プロパン、ヘキサブロモベンゼ
ン、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレ
ート、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−3,5
−ジブロモフェニル)プロパン、デカブロモジフェニル
オキサイド、臭素化ポリフォスフェート、塩素化ポリフ
ォスフェート、塩素化パラフィン等のハロゲン化難燃化
剤、リン酸アンモニウム、トリクレジルフォスフェー
ト、トリエチルフォスフェート、トリスクロロエチルフ
ォスフェート、トリス(B−クロロエチル)フォスフェ
ート、トリスジクロロプロピルフォスフェート、クレジ
ルフェニルフォスフェート、キシレニルジフェニルフォ
スフェート、酸性リン酸エステル、含窒素リン化合物等
のリン系難燃化剤、赤リン、酸化錫、三酸化アンチモ
ン、水酸化ジルコニウム、メタほう酸バリウム、水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機系難燃剤、
臭素化ポリスチレン、臭素化ポリα−メチルスチレン、
臭素化ポリカーボネート、臭素化ポリエポキシ樹脂、塩
素化ポリエチレン、塩素化ポリα−メチルスチレン、塩
素化ポリカーボネート、塩素化ポリエポキシ樹脂等の高
分子難燃剤が例示される。これらの難燃剤は、単独で又
は2種以上組み合わせて、樹脂組成物100重量部に対
して1〜50重量部の割合で用いられる。
【0043】上記成分(A)、(B)、と(C)の反応
性を高める触媒としては特に制限はなく、一般にカルボ
ン酸基、水酸基あるいはエステル基とグリシジル基との
反応を促進する化合物の中から1種又は2種以上の組み
合わせで選択されるが、好ましくは第3アミン、4級ア
ンモウニム塩等のアミン系化合物、フォスフォニウム
塩、フォスフィン等のリン系化合物、あるいはイミダゾ
ール類等が用いられ、これらは単独で又は2種以上組み
合わせて、樹脂組成物100重量部に対して0.01〜
10重量部の割合で用いられる。
【0044】本発明で用いられる樹脂組成物の製造方法
に関しては特に制限はなく、例えば上記のような(A)
熱可塑性ポリエステル系、(B)ポリアミド樹脂、及び
(C)グリシジル基を有する変性ポリモレフィン系樹脂
の各樹脂、更には、上記のような有機/無機のフィラ
ー、難燃剤、あるいは(A)熱可塑性ポリステル系樹
脂、(B)ポリアミド樹脂と(C)グリシジル基を有す
る変性ポリオレフィン系樹脂の反応性を高める触媒を添
加し、攪拌機等を用いて均一混合した後、溶融混練する
ことにより製造される。溶融方法は特に限定されず、押
出機、熱ローラ、ブラベンダー、バンバリーミキサー等
の公知の各種ブレンダーを用いればよい。そして、本発
明に係る衣服ハンガーは上記の樹脂組成物を、例えば射
出成形機により適宜ハンガー形状に射出成形することで
製造される。
【0045】又、従来、合成樹脂により工業用衣服ハン
ガーを作成する場合、工業用として要求される強度を満
足するために、合成樹脂にて作成した本体に金属製フッ
クを一体成形する必要があり、コスト高となっていた
が、上記のような本発明における樹脂組成物を用いて衣
服ハンガーを製造する場合には、靱性、耐熱性、剛性に
優れており、フックと本体とを合成樹脂で一体成形して
製造工程を簡略化し、コストダウンを図ることができ
る。
【0046】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるも
のではない。
【0047】<参考例1:N−〔4−(2,3−エポシ
キプロポキシ)−3,5−ジメチルベンジル〕アクリル
アミドの調製>4−アクリルアミドメチル−2,6−ジ
メチルフェノール102.6g(0.5モル)、エピク
ロルヒドリン181g(1.96モル)及びベンジルト
リエチルアンモニウムクロライド2.27g(0.01
モル)の混合物を92℃で10分間攪拌した。この反応
混合物を45℃に冷却し、5規定苛性ソーダ125ml
(0.625モル)を攪拌下10分間で滴下し、そのあ
と45℃〜50℃で1時間攪拌した。室温まで冷却し塩
化メチレン100ml及び水500mlを加え分液し
た。有機質を300mlの水で3回水洗し、芒硝で脱水
したのち減圧下、塩化メチレン及びエピクロルヒドリン
を留去すると126gの淡かつ色固体が得られた。この
固定をトルエンとn−ヘキサンの混合溶媒を用いて再結
晶により精製するとm.p.90〜92℃の無色針状結
晶113gが得られた。このものの赤外線吸収スペクト
ル及び 1H NMRスペクトル(溶媒:CDCl3 ,T
MS基準)からN−(4−グリシジルオキシ−3,5−
ジメチルフェニルメチル)アクリルアミドであることを
確認した。元素分析値は、C;69.14%(計算値6
8.94%)、H;7.42%(計算値7.33%)、
N;5.41%(計算値5.36%)であった。又、塩
酸−ピリジン法によるエポキシ当量は258(計算値2
61)であった。
【0048】<実施例1>(A)熱可塑性ポリエステル
系樹脂としてポリブチレンテレフタレート(ポリプラス
チック株式会社製、品名;ジュラネックス2002)を
30重量部、(B)ポリアミド樹脂としてナイロン66
(宇部興産株式会社製、品名;UBE2026B)を7
0重量部、(C)グリシジル基を有する変性ポリオレフ
ィン系樹脂として、(a)エチレン−プロピレン共重合
体ゴム(エチレン含量26%)100重量部に(b)N
−〔4−(2,3−エポシキプロポキシ)−3,5−ジ
メチルベンジル〕アクリルアミドを10重量部、及び
(c)スチレンを20重量部を1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
を用いて重合してなる変性ポリオレフィンを、上記の成
分(A)及び(B)の合計量100重量部に対して10
重量部、及び(D)フィラーとしてガラス繊維を30重
量部配合し、ドライブレンドした後、45mm径の2軸
押出機にてシリンダー温度280℃で溶融混練しペレッ
ト化した。次に、前記ペレットを射出成形機にてシリン
ダー温度280℃、金型温度80℃で射出成形して、図
1に示すようなフック部と本体とが合成樹脂で一体成形
された形状の衣服ハンガーを作成した。
【0049】<実施例2>(A)熱可塑性ポリエステル
系樹脂として実施例1と同じポリブチレンテレフタレー
トを80重量部、(B)ポリアミド樹脂として実施例1
と同じナイロン66を20重量部、(C)グリシジル基
を有する変性ポリオレフィン系樹脂として、(a)エチ
レン−プロピレン共重合体ゴム(エチレン含量26%)
100重量部に(b)メタクリル酸グリシジルを5重量
部、及び(c)スチレン10重量部を1,1−ビス(t
−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘ
キサンを用いて重合してなる変性ポリオレフィンを前記
成分(A)及び(B)の合計量100重量部に対して1
0重量部、及び(D)フィラーとしてガラス繊維30重
量部を配合し、ドライブレンドした後、45mm径の2
軸押出機にてシリンダー温度260℃で溶融混練してペ
レット化した。次に、前記ペレットを射出成形機にてシ
リンダー温度260℃、金型温度60℃で射出成形して
図1に示す形状の衣服ハンガーを作成した。
【0050】<実施例3>(A)熱可塑性ポリエステル
系樹脂として実施例1と同じポリブチレンテレフタレー
トを70重量部、(B)ポリアミド樹脂として実施例1
と同じナイロン66を30重量部、(C)グリシジル基
を有する変性ポリオレフィン系樹脂として、(a)エチ
レン−プロピレン共重合体ゴム(エチレン含量26%)
100重量部に(b)N−〔4−(2,3−エポシキプ
ロポキシ)−3,5−ジメチルベンジル〕アクリルアミ
ド5重量部及びメタクリル酸グリシジル5重量部、及び
(c)スチレン20重量部を1,1−ビス(t−ブチル
パーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンを
用いて重合してなる変性ポリオレフィンを前記成分
(A)及び(B)の合計量100重量部に対して10重
量部、及び(D)フィラーとしてガラス繊維30重量部
を配合し、ドライブレンドした後、45mm径の2軸押
出機にてシリンダー温度270℃で溶融混練してペレッ
ト化した。次に、前記ペレットを射出成形機にてシリン
ダー温度270℃、金型温度70℃で射出成形して図1
に示す形状の衣服ハンガーを作成した。
【0051】<実施例4>(A)熱可塑性ポリエステル
系樹脂として実施例1と同じポリブチレンテレフタレー
トを70重量部、(B)ポリアミド樹脂として実施例1
と同じナイロン66を30重量部、(C)グリシジル基
を有する変性ポリオレフィン系樹脂として、(a)エチ
レン−プロピレン共重合体ゴム(エチレン含量26%)
100重量部に(b)N−〔4−(2,3−エポシキプ
ロポキシ)−3,5−ジメチルベンジル〕アクリルアミ
ド5重量部、及び(c)スチレン10重量部を1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチル
シクロヘキサンを用いて重合してなる変性ポリオレフィ
ンを前記成分(A)及び(B)の合計量100重量部に
対して10重量部、及び(D)フィラーとしてガラス繊
維30重量部を配合し、ドライブレンドした後、45m
m径の2軸押出機にてシリンダー温度270℃で溶融混
練してペレット化した。次に、前記ペレットを射出成形
機にてシリンダー温度270℃、金型温度70℃で射出
成形して図1に示す形状の衣服ハンガーを作成した。
【0052】<比較例>比較例として、ポリフェニレン
サルファイド樹脂(PPS樹脂;東レ株式会社製、品
名;R−4)、ポリプロピレン樹脂(PP樹脂、三井石
油化学株式会社製:品名;J700)、及びアクリロニ
トリルブタジエンスチレン樹脂(ABS樹脂、日本合成
ゴム株式会社製:汎用グレード)を用い、実施例1〜3
と同様の方法で衣服ハンガーを作成した。
【0053】上記の実施例及び比較例で作成した合成樹
脂製衣服ハンガーにつき、その靱性、耐熱性、剛性、耐
薬品性、寸法安定性、及び成形性の各特性について調
べ、結果を表1に示した。尚、各特性の評価方法は下記
のとおりである。又、表1中の評価基準としては、◎:
優秀、○:良好、×:劣る、である。
【0054】(1)靱性:ASTM D256試験法に
よるアイゾット衝撃値の大小により判定した。 (2)耐熱性:ASTM D648試験法による熱変形
温度の高低により判定した。 (3)剛性:ASTM D790試験法による曲げ弾性
率の大小によって判定した。 (4)耐薬品性:アンモニア水及びホルムアルデヒドと
接触させた後、変化の有無によって判定した。 (5)寸法安定性:170℃、60分間放置後、伸縮、
反り、膨れ等の寸法変化の有無によって判定した。 (6)成形性:成形品のバリ、ヒケ等の有無によって判
定した。
【0055】<評価結果>下記表1に示すとおり。
【0056】
【表1】
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る衣服ハンガ
ーは、靱性、耐熱性、剛性、耐薬品性、寸法安定性、及
び成形性の全ての面でバランスがよく、一般用だけでな
く、工業用としても使用でき、又、その場合でも、フッ
ク部を合成樹脂の射出成形により本体とフック部とを一
体成形することができ、製造工程を簡略化してコストの
低減を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 射出成形した衣服ハンガーを示す図面であ
り、(A)は正面図、(B)は平面図である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)熱可塑性ポリエステル系樹脂95
    〜55重量部、(B)ポリアミド樹脂5〜45重量部、
    (C)上記成分(A)及び(B)の合計量100重量部
    に対してグリシジル基を有する変性ポリオレフィン系樹
    脂1〜100重量部、からなる樹脂組成物を成形してな
    る衣服ハンガー。
  2. 【請求項2】 (A)熱可塑性ポリエステル系樹脂45
    〜5重量部、(B)ポリアミド樹脂55〜95重量部、
    (C)上記成分(A)及び(B)の合計量100重量部
    に対してグリシジル基を有する変性ポリオレフィン系樹
    脂1〜100重量部、からなる樹脂組成物を成形してな
    る衣服ハンガー。
  3. 【請求項3】 上記樹脂組成物の成分(A)熱可塑性ポ
    リエステル系樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポ
    リブチレンテレフタレート、又はそれらの混合物である
    請求項1又は請求項2記載の衣服ハンガー。
  4. 【請求項4】 上記樹脂組成物の成分(B)ポリアミド
    樹脂が、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナ
    イロン12、又はそれらの2以上の混合物である請求項
    1又は請求項2記載の衣服ハンガー。
  5. 【請求項5】 上記樹脂組成物の成分(C)グリシジル
    基を有する変性ポリオレフィン系樹脂が、グリシジル基
    を有する化合物を用いた変性ポリオレフィン系樹脂であ
    る請求項1又は請求項2記載の衣服ハンガー。
  6. 【請求項6】 上記樹脂組成物の成分(C)グリシジル
    基を有する変性ポリオレフィン系樹脂が、(a)ポリオ
    レフィン系樹脂100重量部、(b)グリシジル基を有
    する化合物0.1〜30重量部、(c)ビニル系単量体
    0〜500重量部、を重合させてなる変性ポリオレフィ
    ン系樹脂である請求項5記載の衣服ハンガー。
  7. 【請求項7】 上記グリシジル基を有する化合物が、ア
    クリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、又はそ
    れらの混合物である請求項5又は請求項6記載の衣服ハ
    ンガー。
  8. 【請求項8】 上記グリシジル基を有する化合物が、下
    記一般式(I) 【化1】 (式中、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1個含
    有するC6 〜C23の芳香族炭化水素を示し、Rは水素原
    子又はメチル基を示す。)で表される化合物である請求
    項5又は請求項6記載の衣服ハンガー。
  9. 【請求項9】 上記グリシジル基を有する化合物が、ア
    クリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、下記一
    般式(I) 【化2】 (式中、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1個含
    有するC6 〜C23の芳香族炭化水素を示し、Rは水素原
    子又はメチル基を示す。)で表される化合物の2以上の
    混合物である請求項5又は請求項6記載の衣服ハンガ
    ー。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9に記載された衣服
    ハンガーにおいて、上記樹脂組成物100重量部に対し
    て、ガラス繊維、炭素繊維、炭化珪素繊維、チタン繊
    維、芳香族ポリアミド繊維、タルク、マイカ、シリカ、
    中性粘土からなる群から選ばれる少なくとも1種のフィ
    ラーを1〜100重量部配合してなる樹脂組成物を成形
    してなる衣服ハンガー。
  11. 【請求項11】 本体とフックとを上記樹脂組成物によ
    り一体に成形してなる請求項1〜請求項10のいずれか
    に記載の衣服ハンガー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000074970A1 (fr) * 1999-06-07 2000-12-14 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Crochet a ouverture et fermeture

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000074970A1 (fr) * 1999-06-07 2000-12-14 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Crochet a ouverture et fermeture
US6499710B1 (en) 1999-06-07 2002-12-31 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Opening and closing hook

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