JPH094114A - システム天井用の単位グリツドフレーム - Google Patents
システム天井用の単位グリツドフレームInfo
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- JPH094114A JPH094114A JP7174330A JP17433095A JPH094114A JP H094114 A JPH094114 A JP H094114A JP 7174330 A JP7174330 A JP 7174330A JP 17433095 A JP17433095 A JP 17433095A JP H094114 A JPH094114 A JP H094114A
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Abstract
用することにより、照明器具の配列パターンなどが変化
するシステム天井を容易に構築できるようにする。 【構成】アルミ押出材から正方形の額縁状態に枠組み一
体化されて成り、その角隅部に吊り金具(48)との締
結用となるコーナー取付金具(43)を添え付け固定す
る一方、同じく枠内へ上記正方形の一辺と平行又は対角
線の方向に沿う分割コーンフレーム(17)を固定横架
させると共に、その分割コーンフレーム(17)の内部
へランプユニツト(30)を着脱自在に取り付けること
により、照明器具に仕上げた。
Description
変更に応じて、常に最適な環境・空間を構築でき、しか
も機能性、施工性並びにメンテナンス性に富む新らしい
システム天井用の単位グリツドフレームに関する。
して、切断加工や溶接などが行なわれ、天井スラブから
垂下する吊り金具に取り付けられている。又、その天井
裏では照明器具や空調ダクト、スプリンクラー、スピー
カーなどの各種天井追加機器を取り付けるため、異業種
の熟練工による煩雑な作業も行なわれている。
現場に仮設足場を据え付け、その足場に乗った作業者が
床面上の別な作業者から、上記天井下地の単品部材や天
井追加機器を受け取ったり、作業の進捗に応じ上記足場
を移動させて、その取付位置にアクセスしたり、又照明
器具用配電レールや間仕切り用パーテイシヨンなどの各
種天井付帯設備も、同時進行的に取付作業したりするこ
とが必要となる。
しく悪く、施工品質の安定性に劣るほか、上記天井追加
機器や天井付帯設備の取付位置を天井下地の設置完了
後、用途や目的などに応じて自由自在に、且つ簡便に変
更することができず、未だ機能上のフレキシブル性やメ
ンテナンス性に問題がある。
の解決に役立つ新らしいシステム天井の単位グリツドフ
レームとして、アルミ押出材から正方形の額縁状態に枠
組み一体化されて成り、その角隅部に吊り金具との締結
用となるコーナー取付金具を添え付け固定する一方、同
じく枠内へ上記正方形の一辺と平行又は対角線の方向に
沿う分割コーンフレームを固定横架させると共に、その
分割コーンフレームの内部へこれを反射板とするランプ
ユニツトを着脱自在に取り付けることによって、照明器
具に仕上げたことを特徴とするものである。
ームとして正方形の額縁状態に枠組み一体化されてお
り、その角隅部にコーナー取付金具が添え付け固定され
ているため、これを施工現場において天井スラブから垂
下する吊り金具へ、直接能率良く取り付けることがで
き、その作業上の熟練を一切要さず、これを単純に組合
せ使用することによって、容易にシステム天井として構
築することができる。
架された分割コーンフレームの内部には、これを反射板
とするランプユニツトが取り付けられることにより、そ
の単位グリツドフレーム自身として照明器具に仕上げら
れているため、その現場施工性と天井裏のシンプル化に
役立つばかりでなく、上記単位グリツドフレーム毎にメ
ンテナンスを容易に行なえ、更に上記単位グリツドフレ
ームが正方形を呈していることとも相俟って、その組み
替えにより照明器具の配列パターンも自由自在に変化さ
せることができ、その意味での興趣に富む化粧効果を天
井面に付与し得る効果もある。
と、その本発明の第1実施例を示した図1〜35におい
て、(10)はリサイクル可能なアルミ押出材から一定
な大きさ(例えば1,600×1,600mmや1,8
00×1,800mm)を有する正方形の額縁状態に枠
組み一体化された単位グリツドフレームであり、その押
出断面形状が図4や図27のような垂立面(11)と、
その下端部から内向き水平に張り出す化粧鍔片(12)
との交叉するほぼL字型をなしている。
0)の垂立面(11)には、外向き開口する少なくとも
3条の第1〜4係止溝(13)(14)(15)(1
6)が、その設置高さの異なる水平なレール形態に配列
されており、その数段の係止溝(13)〜(16)を選
択的に使用して、単位グリツドフレーム(10)の隣り
合う相互間隙(G)へ、後述の目地板を初め、照明器具
用配電レールや間仕切り用パーテイシヨン、防煙用スク
リーン、防火用スプリンクラーなどの天井付帯設備を取
り付けることができるようになっている。
0)の枠内へ、その正方形の一辺と平行な水平仕切り状
態に介在する分割コーンフレームであって、やはりアル
ミ押出材から成り、図4〜8から明白なように、その向
かい合う一対の全体として下面のみならず、上面も開口
する断面ほぼ円錐型に並列設置されることにより、後述
するランプユニツトの反射板を形作っている。
7)の上端部と中途高さ位置から外向きに張り出す一対
づつのビス受け入れダボであり、その数段の何れも分割
コーンフレーム(17)の長手方向に沿って延在してい
る。(19)は同じく分割コーンフレーム(17)の上
端部付近から外向き水平に張り出す一対の位置決めフイ
ンであり、後述のストツパー金具を位置決め保持する。
(17)の下端部からやはり外向き水平に張り出す一対
の化粧鍔片であって、上記単位グリツドフレーム(1
0)の化粧鍔片(12)と対応しており、天井パネル
(21)を下方から受け止める。
の取付プレートを受け止めるストツパー金具の合計4個
であって、何れも金属板から分割コーンフレーム(1
7)の上端部に沿って被冠する短かい一定長さ(L1)
の断面ほぼ倒立U字型に曲成されており、その一対づつ
として分割コーンフレーム(17)における長手方向の
両端部へかぶせ付けられている。
せ付け状態にあっても、分割コーンフレーム(17)の
上面は依然開口している。(23)は各ストツパー金具
(22)の固定ビス、(24)は各ストツパー金具(2
2)から分割コーンフレーム(17)内への下向きに屈
曲する第1係止片であり、後述するランプユニツトの弾
性爪と係止する。(25)は同じく各ストツパー金具
(22)から上向きに曲げ起された第2係止片であり、
ランプユニツトの取付プレートにおける長手方向の端部
を受け止める。
2)を付属した分割コーンフレーム(17)は、その長
手方向の両端部を施蓋する一対のカバープレート(2
6)を介して、上記単位グリツドフレーム(10)の枠
内へ固定横架されるようになっている。
下端部からは並列する一対の取付座(27)が張り出さ
れているため、これらを上記単位グリツドフレーム(1
0)の垂立面(11)へ内側から接合した上、複数のビ
ス(28)により固定すると共に、これと相前後して、
そのカバープレート(26)と上記分割コーンフレーム
(17)とを別な複数のビス(29)により、組付け一
体化するのである。そのビス(29)が上記ビス受け入
れダボ(18)へ螺入されることとなる。
へ分割コーンフレーム(17)を組付けユニツト化した
状態では、その両者の化粧鍔片(12)(20)同志が
面一に整合すること勿論であり、又単位グリツドフレー
ム(10)の垂立面(11)に開口する上記第1〜4係
止溝(13)〜(16)が、その垂立面(11)に対す
る上記カバープレート(26)の取付ビス(28)によ
って、閉塞されることはない。
7)における長手方向の中間部へ、上方から抜き差し自
在に差し込み固定されるランプユニツトであって、図
5、7から明白なように、その分割コーンフレーム(1
7)の開口上面を施蓋する一定長さ(L2)の取付プレ
ート(31)と、その取付プレート(31)の中間部へ
縦断状態に組付けられた安定器(32)のカバーケース
(33)並びにランプソケツト(34)のホルダー(3
5)と、同じく取付プレート(31)における長手方向
の両端部から並列する一対づつとして垂下された弾性爪
(36)とを備えている。
付プレート(31)は、分割コーンフレーム(17)に
付属する一対づつの上記ストツパー金具(22)へ、上
方から部分的に覆いかぶさる広幅な断面ほぼ倒立U字型
に曲成されている。又、その取付プレート(31)から
並列状態に垂下する一対づつの弾性爪(36)は、その
爪先の対称な楔型として外向きに張り出し屈曲されてい
る。
唆されるように、上記ランプユニツト(30)の取付プ
レート(31)を分割コーンフレーム(17)へかぶせ
付けるべく、その並列する一対づつの弾性爪(36)を
分割コーンフレーム(17)の上面開口へ差し込めば、
その弾性爪(36)の爪先が分割コーンフレーム(1
7)に付属するストツパー金具(22)の第1係止片
(24)と接触して、これにより内向きに押し縮めら
れ、その差し込み終点に達するや外向きに復元拡開し
て、上記第1係止片(24)と離脱やガタツキのおそれ
なく係止することになる。
7)とランプユニツト(30)の取付プレート(31)
とを反射板とする照明器具に仕上がり、そのランプソケ
ツト(34)に対して下方から蛍光ランプ(37)を着
脱・交換自在に取り付けることができ、更にその蛍光ラ
ンプ(37)の下方から図9のような各種ルーバーやカ
バー(38)などを、やはり着脱・交換自在に取り付け
ることも可能である。
人為強制的に押し縮めて、その第1係止片(24)との
係止状態を解除することにより、上記ランプユニツト
(30)を分割コーンフレーム(17)から上方へ抜き
出すことも可能である。図示の実施例では2灯式とし
て、蛍光ランプ(37)を上下位置関係に並列させてい
るが、その1灯式を採用しても勿論良い。
ランプユニツト(30)の取付状態では、その分割コー
ンフレーム(17)における長手方向の中間部が、ここ
へ差し込まれるランプユニツト(30)の取付プレート
(31)によって施蓋されるが、同じく分割コーンフレ
ーム(17)における長手方向の両端部は、その上面の
開口状態に放置されている。
る長手方向の両端部へ臨む一対として、分割コーンフレ
ーム(17)の内部に介挿された仕切りプレートであ
り、図7から示唆されるように、そのL字型をなす一辺
の起立面(40)が反射板として機能する一方、その起
立面(40)からカバープレート(26)に向かう他辺
の水平面(41)が、分割コーンフレーム(17)の開
口下面を施蓋化粧している。
ける長手方向の両端部には、上記仕切りプレート(3
9)により区画された多機能空間(S)が介在し、その
多機能空間(S)の上面が上記ストツパー金具(22)
の一定長さ(L1)だけ開口状態にある。そのため、そ
の一対の多機能空間(S)を有効に利用して、ここに非
常灯(42)やスポツトライト、煙感知器、スピーカ
ー、テレビカメラ、その他の天井追加機器を取り付ける
こともできる。
非常灯(42)の取付状態を示しているが、同図から明
白なように、上記仕切りプレート(39)の水平面(4
1)を起立面(40)と別個独立するアダプタープレー
ト(41a)として作成の上、これに予じめ非常灯(4
2)などの各種天井追加機器を組付けユニツトしてお
く。
a)を上記仕切りプレート(39)の水平面(41)と
互換使用して、分割コーンフレーム(17)の開口下面
へ施蓋状態に取り付けることにより、上記単位グリツド
フレーム(10)に各種天井追加機器の機能も与え得る
のである。その天井追加機器に対する電気配線は、上記
分割コーンフレーム(17)の上面開口を通じて支障な
く行なうことができる。
ム(10)を吊持するためのコーナー取付金具であっ
て、図11〜17から明白なように、その単位グリツド
フレーム(10)の角隅部に対応する直角な一対の取付
片(44)と、その交叉部から外向きに張り出すノーズ
片(45)との全体的なY字型を呈しており、その両取
付片(44)が単位グリツドフレーム(10)の角隅部
へ外方から添え付け固定されている。
片(44)は単位グリツドフレーム(10)における垂
立面(11)の上半部へ固定されており、その垂立面
(11)の下半部に開口する第3、4係止溝(15)
(16)を全然閉塞しないようになっている。(46)
は同じくコーナー取付金具(43)におけるノーズ片
(45)の下端部に付与された係止切欠であり、後述す
る吊り金具の受け座金に上方から差し込み係止されるこ
ととなる。
化された単位グリツドフレーム(10)は、その多数が
図2、3のような格子状態に並列され、その隣り合う合
計4個づつの角隅部によって区成される十文字間隙
(G)の交点を目指して、建物の天井スラブ(47)か
ら対応的に垂下する吊り金具(48)の下端部へ直接
に、且つ着脱自在として締結一体化されることにより、
全体的なシステム天井を形作る。上記単位グリツドフレ
ーム(10)が単純に組合せ使用できるように、予じめ
モジユール化されているのである。
持する吊り金具(48)は上下一対の吊りボルト(4
9)(50)と、その相互間に介在するターンバツクル
(51)とから成り、その上側吊りボルト(49)の上
端部が天井スラブ(47)に埋設されたアンカーナツト
(52)との締結状態にある。(53)は上記ターンバ
ツクル(51)の固定ナツトである。
(50)に対しては、上記単位グリツドフレーム(1
0)に付属するコーナー取付金具(43)の受け座金
(54)と、その隣り合う単位グリツドフレーム(1
0)の十文字間隙(G)を一定の開口幅に保つ十文字型
スペーサープレート(55)と、そのスペーサープレー
ト(55)を上方から押え付ける押え座金(56)並び
に固定ナツト(57)とが、順次通し込みセツトされて
いる。
0)の多数からシステム天井を施工するに当っては、そ
の単位グリツドフレーム(10)の隣り合う合計4個づ
つから張り出す各コーナー取付金具(43)のノーズ片
(45)を、吊り金具(48)の受け座金(54)へ上
方から悉く差し込み係止させると共に、そのノーズ片
(45)に引き続き上方からスペーサープレート(5
5)と押え座金(56)とを載置させた上、固定ナツト
(57)を締め付けるのである。
0)のコーナー取付金具(43)から張り出すノーズ片
(45)が、その合計4個に共通する1個の吊り金具
(48)を中心として、上記受け座金(54)と押え座
金(56)により挟持固定されると同時に、単位グリツ
ドフレーム(10)の交叉する十文字間隙(G)が対応
する十文字型スペーサープレート(55)の介在によ
り、高精度な一定の開口幅として確保されることにな
る。
ツクル(51)を回動操作すれば、単位グリツドフレー
ム(10)の合計4個づつが一挙に昇降運動するため、
その天井面の設置高さを無段階に調整することも可能で
ある。
ツドフレーム(10)の枠内へ上方から天井パネル(2
1)を落し込めば、これが単位グリツドフレーム(1
0)の化粧鍔片(12)と、分割コーンフレーム(1
7)の化粧鍔片(20)とによって受け止められること
になる。上記のように天井パネル(21)は単位グリツ
ドフレーム(10)への落し込み式であるため、これを
取りはずせば、自づと天井点検口になり、その天井点検
口を特別に設置する必要がない。
内へ図18、19のように、複数の小型天井パネル(2
1a)を並列状態に落し込み、その任意の1個を点検用
天井パネル(21b)として、これに吊り掛けフツク
(58)を嵌め付ける一方、その点検用天井パネル(2
1b)と隣り合う天井パネル(21a)に、上記フツク
(58)の受け止め用ストツパーエツジ(59)を嵌め
付けても良い。
井スラブ(47)から直かに1本の吊り金具(48)を
垂下させているが、建物との取り合い関係次第では図2
0のように、チヤンネル溝型鋼から成るスライド調整バ
ー(60)を一旦天井スラブ(47)へ、アンカーボル
ト(61)とナツト(62)により固定して、その調整
バー(60)から間接的に吊り金具(48)を垂下させ
ることもあり得る。
さ方向に沿って吊り金具(48)をスライドさせること
により、その吊り金具(48)の垂下位置を自由に調整
することができる。(63)は吊り金具(48)におけ
る上側吊りボルト(49)の上端部を調整バー(60)
に締結する固定ナツトである。
上記吊り金具(48)を梁(64)の下方へ配置しなけ
ればならない場合には、図21の納まり状態から明白な
通り、その梁(64)の下方に横架するスライド調整バ
ー(60a)を、天井スラブ(47)から垂下する一対
のアンカーボルト(65)に支持させた上、その調整バ
ー(60a)へこれと向かい合うチヤンネル溝型鋼のブ
ラケツト(66)を介して、上記吊り金具(48)の下
側吊りボルト(50)のみを締結固定すれば良い。
手方向に沿ってブラケツト(66)をスライドさせるこ
とにより、吊り金具(48)の垂下位置をやはり調整す
ることかでき、梁(64)と干渉することなく、上記単
位グリツドフレーム(10)を適正に吊持し得るのであ
る。(67)は下側吊りボルト(50)の上端部を調整
バー(60a)並びにブラケツト(66)へ締結する固
定ナツト、(68)は上記調整バー(60a)と両アン
カーボルト(65)とを締結する固定ナツトである。
具(48)の隣り合う相互間を耐震ブレース(69)に
よって連結強化することができる。その場合には図22
から示唆される通り、上記吊り金具(48)をなす下側
吊りボルト(50)の固定ナツト(57)と、押え座金
(56)との上下相互間へ、耐震ブレース用の十文字型
や一文字型継手金具(70)を通し込み介在させる一
方、その吊り金具(48)と隣り合う吊り金具(48)
の上側吊りボルト(49)にも、対応する継手金具(7
1)を通し込み固定して、その継手金具(70)(7
1)同志を耐震ブレース(69)により締結一体化すれ
ば良い。その耐震ブレース(69)としても、上記吊り
金具(48)のようなターンバツクル式を採用すること
が望ましい。
は建物との取り合い関係次第に因り、その正方形の角隅
部のみならず、任意の一辺において天井スラブ(47)
へ吊持されることもある。
位グリツドフレーム(10)の吊持状態を示しており、
同図のように2個の単位グリツドフレーム(10)と1
個の単位グリツドフレーム(10)とが千鳥状態に隣り
合うことによって、全体的なT字間隙(G1)を保つ場
合には、その2個の単位グリツドフレーム(10)にに
おける角隅部に添え付けられたY字型コーナー取付金具
(43)と対応位置するように、残る1個の単位グリツ
トフレーム(10)における中間部へ一対のヘ字型中間
取付金具(72)を並列固定させる。(45a)はその
中間取付金具(72)の取付片(44a)から連続的に
張り出すノーズ片である。
0)を天井面の端部へ吊持させるに当っては、そのT字
間隙(G1)の交点へ吊り金具(48)を垂下させて、
その吊り金具(48)の受け座金(54)へY字型コー
ナー取付金具(43)のノーズ片(45)と、ヘ字型中
間取付金具(72)のノーズ片(45a)との合計4個
を上方から悉く差し込み係止させると共に、引き続き上
方から上記T字間隙(G1)に対応するT字型のスペー
サープレート(55a)と押え座金(56)とを順次載
置させて、固定ナツト(57)を締め付けるのである。
部にY字型コーナー取付金具(43)を付属させること
に代えて、図24のように並列する一対のヘ字型中間取
付金具(72)を、単位グリツドフレーム(10)の一
辺に添え付け固定して、その中間取付金具(72)から
張り出すノーズ片(45a)と、別な単位グリツドフレ
ーム(10)の一辺に並列固定されたヘ字型中間取付金
具(72)のノーズ片(45a)との合計4個を、天井
スラブ(47)から垂下する吊り金具(48)の受け座
金(54)へ、やはり上方から悉く差し込み係止させた
上、その両単位グリツドフレーム(10)の一辺同志が
隣り合う平行な一文字間隙(G2)へ、一文字型のスペ
ーサープレート(55b)を介挿セツトして、やはり上
方から引き続き押え座金(56)と固定ナツト(57)
により締め付け固定することもある。
吊り金具(48)に対して、単位グリツドフレーム(1
0)を取り付ける金具としては、そのY字型コーナー取
付金具(43)とヘ字型中間取付金具(72)との2種
が予じめ作成準備されているわけである。又、上記スペ
ーサープレート(55)(55a)(55b)としても
単位グリツドフレーム(10)同志の隣り合う相互間隙
(G)(G1)(G2)に応じて、十文字型とT字型並
びに一文字型の3種が予じめ作成用意されているのであ
る。
金属に代る硬質な合成樹脂から十文字型に成形すると共
に、その交叉部に図25の点線で示すような折り取り溝
(73)を付与しておき、その薄肉化した折り取り溝
(73)から折り取ることにより、上記十文字型から必
要に応じてT字型や一文字型のスペーサープレート(5
5a)(55b)として使えるように定めても良い。
テム天井としての施工状態では単位グリツドフレーム
(10)の隣り合う相互間隙(G)が、一定の開口幅と
して開口状態に確保されるため、ここに目地板(74)
を取り付けることにより施蓋化粧する。
板(74)の取付状態を示しているが、その取り付けに
当っては上記単位グリツドフレーム(10)の垂立面
(11)に外向き開口する第3係止溝(15)を利用し
て、その溝内へ目地板用の短かいアダプター金具(7
5)を下方から差し込み係止させた上、そのアダプター
金具(75)に長い目地板(74)を引き続き下方から
係止固定させることにより、上記間隙(G)を施蓋化粧
するのである。
具用配電レール(76)や間仕切り用パーテイシヨン
(77)、防煙用スクリーン(78)、防火用スプリン
クラー(79)その他の天井付帯設備を取り付けること
も可能である。
合には、単位グリツドフレーム(10)の垂立面(1
1)に外向き開口する第4係止溝(16)を利用して、
その溝内へ図28のように下方から配電レール用の短か
いアダプター金具(80)を差し込み係止させた上、そ
のアダプター金具(80)に長い配電レール(76)を
下方からビス(81)により取り付け固定する。この
点、図28では先付け状態にある上記目地板(74)に
対しても、配電レール(76)とそのアダプター金具
(80)を後付け固定しているが、勿論これに限らな
い。
付状態を示しているが、その取り付けに当ってはやはり
単位グリツドフレーム(10)の垂立面(11)に開口
する第4係止溝(16)を利用し、その溝内へ下方から
図30のように、パーテイシヨン用の短かい倒立ハツト
型アダプター金具(82)を差し込み係止させて、その
アダプター金具(82)に引き続き下方からパーテイシ
ヨン(77)のトツプレール(83)をビス(84)に
より取り付け固定する。(85)(86)(87)はそ
のパーテイシヨン(77)の幅木、石膏ボード並びにそ
の表面板を各々示している。
当っては図31から明白なように、上記単位グリツドフ
レーム(10)の第4係止溝(16)内へ差し込み係止
させたスクリーン用の第1アダプター金具(88)に対
して、これと向かい合うハツト型の第2アダプター金具
(89)を、下方から一旦ビス(90)により取り付け
固定した上、その第2アダプター金具(89)に引き続
き下方から別なビス(91)を介して、スクリーン(7
8)のサツシ枠(92)を被着一体化させるのである。
(93)はそのサツシ枠(92)に嵌め付けられたガス
ケツトを示している。
隣り合う相互間隙(G)に対する目地板(74)や配電
レール(76)、パーテイシヨン(77)、スクリーン
(78)などの取付状態において、その相互間隙(G)
の開口上面を図28、31に併記するようなトツプカバ
ー(94)によって施蓋化粧しても良い。(95)はそ
のトツプカバー(94)を安定良く取り付けるため、単
位グリツドフレーム(10)の垂立面(11)に開口す
る第1係止溝(13)内へ差し込み係止されたトツプカ
バー用のアダプター金具、(96)はその固定ビスであ
る。
4)を部分的に取りはずして、その間隙(G)へ図32
のようにスプリンクラー(79)を配管することも可能
である。同図では単位グリツドフレーム(10)の一辺
同志が隣り合う一文字間隙(G2)に介挿されたスプリ
ンクラー(79)を示しているが、その単位グリツドフ
レーム(10)の交叉する十文字間隙(G)へスプリン
クラー(79a)を配管する場合には、吊り金具(4
8)との干渉を防ぐため、図33、34のような特別の
コーナー取付金具(97)を使用すれば良い。
(43)の変形例として、その直角に交叉する一対の取
付片(98)を、単位グリツドフレーム(10)の垂立
面(11)よりも背高く垂立させると共に、その両取付
片(98)の上端位置からノーズ片(99)を部分的に
張り出すことによって、そのノーズ片(99)と上記垂
立面(11)との上下相互間に、スプリンクラー(79
a)の配管逃し空隙(O)を開口させるのである。尚、
そのノーズ片(99)の下端部に係止切欠(100)を
付与することは、言うまでもない。
付属する上記コーナー取付金具(97)のノーズ片(9
9)を、その単位グリツドフレーム(10)の十文字間
隙(G)において、天井スラブ(47)から垂下する吊
り金具(48)の受け座金(54)へ、悉く上方から差
し込み係止させた上、引き続き十文字型のスペーサープ
レート(55)と押え座金(56)を上方から載置し
て、固定ナツト(57)により吊り金具(48)と締結
一体化するのである。
じて、スプリンクラー(79a)を支障なく配管するこ
とができ、そのスプリンクラーヘツドを上記単位グリツ
ドフレーム(10)の交叉する十文字間隙(G)に露出
させ得るのである。その場合、上記スペーサープレート
(55)は単位グリツドフレーム(10)の隣り合う相
互間隙(G)内に介在しないが、その単位グリツドフレ
ーム(10)に付属のコーナー取付金具(97)を上方
から押え付け面一化することに変りはない。
間隙(G)(G1)(G2)を目地板(74)により施
蓋化粧せず、その部分的な開口状態に放置して、空調用
ダクトに連通するエヤー吸込み口(101)やエヤー吹
出し口(102)として機能させることも可能である。
単位グリツドフレーム(10)は、その枠内へ照明器具
の反射板として機能する分割コーンフレーム(17)
を、正方形の一辺と平行に固定横架した言わばパラレル
タイプ(A)であり、その単位グリツドフレーム(1
0)の多数を組合せ使用することによって、図3のよう
なデザインパターンのシステム天井を形作るようになっ
ているが、図36の第2実施例から示唆されるように、
上記分割コーンフレーム(17)を正方形の枠内へ、そ
の対角線の方向に沿って固定横架させることにより、言
わばクロスタイプ(B)の単位グリツドフレーム(1
0)として作成することもでき、これによれば図3と異
なるデザインパターンを備えたシステム天井となる。
に対する分割コーンフレーム(17)の設置を省略し
て、その正方形の枠内が空白の骨組みのみから成る図3
7のようなスケルトンタイプ(C)の単位グリツドフレ
ーム(10)も作成用意して、この第3実施例の単位グ
リツドフレーム(10)を上記パラレルタイプ(A)や
クロスタイプ(B)の単位グリツドフレーム(10)と
併用することにより、図38、39のような各種デザイ
ンパターンのシステム天井に仕上げることも可能であ
る。
ム(10)の第4実施例に係る所謂エヤータイプ(D)
を示しており、これでは上記パラレルタイプ(A)の単
位グリツドフレーム(10)における正方形の枠内へ、
その分割コーンフレーム(17)と平行な一対のセパレ
ートフレーム(103)を固定横架することにより、そ
のセパレートフレーム(103)と分割コーンフレーム
(17)との隣り合う相互間へ、空調用ダクトに連通す
るエヤー吸込み口(101a)とエヤー吹出し口(10
2a)を区成している。図40はその単位グリツドフレ
ーム(10)の組合せ使用によるシステム天井のデザイ
ンパターンを示している。
口(101a)とエヤー吹出し口(102a)は、上記
クロスタイプ(B)の単位グリツドフレーム(10)に
ついても、その分割コーンフレーム(17)と平行な一
対のセパレートフレーム(103)を列設することによ
り、上記第4実施例と同様に区画形成することができ
る。尚、上記セパレートフレーム(103)の何れか一
方を省略して、そのエヤー吸込み口(101a)とエヤ
ー吹出し口(102a)の何れか一方を区成するにとど
めても、勿論良い。
く、上記スケルトンタイプ(C)の単位グリツドフレー
ム(10)における正方形の枠内を、十文字型仕切りフ
レーム(104)の介在により区画細分して、言わばク
オータータイプ(E)の単位グリツドフレーム(10)
に仕上げても良い。
4)により区画細分された枠内へ、天井パネル(21)
を落し込むほかに、別個の照明器具(105)も落し込
み状態に嵌め付け使用することができ、室内の用途変化
に対する対応性がますます広がる。上記クオータータイ
プ(E)の組合せ使用によるシステム天井のデザインパ
ターンを示した図43において、黒く塗り潰した個所が
その別個な照明器具(105)であると看做される。
とその吊り金具(48)への取り付け法は、上記第1実
施例と実質的に同一であるため、その図36〜43に図
1〜35との対応符号を記入するにとどめて、その詳細
な説明を省略するが、何れにしても単位グリツドフレー
ム(10)の枠内へ落し込み設置する天井パネル(2
1)としては、予じめ岩綿吸音板やアルミパンチング
板、金属板、プラスターボード、ワイヤーメツシユなど
から具体化される数種を作成準備しておき、その互換使
用や組合せ使用によっても、システム天井の興趣変化す
る化粧効果を与えることができる。
の単位グリツドフレーム(10)は、アルミ押出材から
正方形の額縁状態に枠組み一体化されて成り、その角隅
部に吊り金具(48)との締結用となるコーナー取付金
具(43)を添え付け固定する一方、同じく枠内へ上記
正方形の一辺と平行又は対角線の方向に沿う分割コーン
フレーム(17)を固定横架させると共に、その分割コ
ーンフレーム(17)の内部へこれを反射板とするラン
プユニツト(30)を着脱自在に取り付けることによっ
て、照明器具に仕上げてあるため、冒頭に述べた従来技
術の課題を完全に解決できる効果がある。
0)はアルミ押出材から正方形の額縁状態に枠組み一体
化されており、その角隅部に吊り金具(48)との締結
用となるコーナー取付金具(43)が添え付け固定され
ているため、これを単純な格子状態に組合せ並列させ
て、上記コーナー取付金具(43)を天井スラブ(4
7)から垂下する吊り金具(48)と締結することによ
り、高度の技巧や豊富な経験を要さず、しかも高品質な
システム天井として能率良く構築できるのであり、現場
施工上の作業性と安定性に著しく優れる。
には分割コーンフレーム(17)が、その正方形の一辺
と平行又は対角線の方向に沿って固定横架されていると
共に、その分割コーンフレーム(17)の内部にはこれ
を反射板とするランプユニツト(30)が、着脱自在に
取り付けられることにより、単位グリツドフレーム(1
0)のそれ自体として照明器具に仕上げられているた
め、別個な照明器具の取り付け作業を要さず、これによ
る天井裏の複雑化を招くこともない。
0)を組み替えて、その角隅部を吊り金具(48)へ締
結使用することにより、照明器具の配列パターンを目的
や用途、規模などに応じて自由自在に変更することがで
き、天井面に各種化粧効果を与えることも可能である。
その単位グリツドフレーム(10)に各種天井追加機器
の機能も付与することができ、その着脱作業によって施
工主の要望や目的、用途などに対し、自由自在に応じ得
る効果もあり、その天井追加機器のメンテナンスも単位
グリツドフレーム(10)毎の簡便に行なえる。
その単位グリツドフレーム(10)の枠内へ分割コーン
フレーム(17)のほか、これと平行なセパレートフレ
ーム(103)を固定横架させることにより、その隣り
合う相互間隙を空調用のエヤー吸込み口(101a)や
エヤー吹出し口(102a)として活用することがで
き、高発熱諸室への対応も容易となる効果がある。
施例を示す斜面図である。
させた施工状態の概略斜面図である。
面のデザインパターンを示す模式図である。
状態を示す断面図である。
ツトの取付状態を示す断面図である。
プカバーの各種を示す概略斜面図である。
態を示す断面図である。
付方法を示す分解斜面図である。
る。
フレームの平面図である。
である。
な吊り下げ状態を示す断面図である。
下げ状態を示す断面図である。
図である。
な取付状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
ある。
地板の取付状態を示す断面図である。
す断面図である。
を示す断面図である。
込み方法を示す斜面図である。
煙用スクリーンの取付状態を示す断面図である。
す断面図である。
断面図である。
ヤー吸込み口又はエヤー吹出し口として開口させた状態
の断面図である。
対応する組合せ使用状態として示す模式図である。
面図である。
用した状態の模式図である。
例を併用した状態の模式図である。
使用した状態として示す模式図である。
である。
面図である。
組合せ使用した状態として示す模式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】アルミ押出材から正方形の額縁状態に枠組
み一体化されて成り、その角隅部に吊り金具(48)と
の締結用となるコーナー取付金具(43)を添え付け固
定する一方、 同じく枠内へ上記正方形の一辺と平行又は対角線の方向
に沿う分割コーンフレーム(17)を固定横架させると
共に、 その分割コーンフレーム(17)の内部へ、これを反射
板とするランプユニツト(30)を着脱自在に取り付け
ることによって、照明器具に仕上げたことを特徴とする
システム天井用の単位グリツドフレーム。 - 【請求項2】分割コーンフレーム(17)の長手方向に
おける中間部へランプユニツト(30)を取り付けると
共に、その中間部と仕切りプレート(39)を介して仕
切られた両端部の多機能空間(S)へ、非常灯(42)
や煙感知器、スピーカー、テレビカメラなどの天井追加
機器を着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1
記載のシステム天井用の単位グリツドフレーム。 - 【請求項3】正方形の枠内へ分割コーンフレーム(1
7)と平行なセパレートフレーム(103)を固定横架
させて、そのセパレートフレーム(103)と分割コー
ンフレーム(17)との隣り合う相互間に、空調ダクト
と連通可能なエヤー吸込み口(101a)又は/及びエ
ヤー吹出し口(102a)を区成したことを特徴とする
請求項1記載のシステム天井用の単位グリツドフレー
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17433095A JP3743779B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | システム天井用の単位グリツドフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17433095A JP3743779B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | システム天井用の単位グリツドフレーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094114A true JPH094114A (ja) | 1997-01-07 |
JP3743779B2 JP3743779B2 (ja) | 2006-02-08 |
Family
ID=15976760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17433095A Expired - Lifetime JP3743779B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | システム天井用の単位グリツドフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3743779B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009467A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Okuo:Kk | 照明装置付き天井板 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP17433095A patent/JP3743779B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007009467A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Okuo:Kk | 照明装置付き天井板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3743779B2 (ja) | 2006-02-08 |
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