JPH0721694Y2 - システム天井 - Google Patents

システム天井

Info

Publication number
JPH0721694Y2
JPH0721694Y2 JP1991067690U JP6769091U JPH0721694Y2 JP H0721694 Y2 JPH0721694 Y2 JP H0721694Y2 JP 1991067690 U JP1991067690 U JP 1991067690U JP 6769091 U JP6769091 U JP 6769091U JP H0721694 Y2 JPH0721694 Y2 JP H0721694Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
equipment
lighting
fixtures
air conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991067690U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0514341U (ja
Inventor
健次 鈴木
Original Assignee
株式会社 間組
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 間組 filed Critical 株式会社 間組
Priority to JP1991067690U priority Critical patent/JPH0721694Y2/ja
Publication of JPH0514341U publication Critical patent/JPH0514341U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0721694Y2 publication Critical patent/JPH0721694Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビルなどの建築物にお
ける室内天井、特に天井に付設される照明器具、空調用
器具、その他煙探知器、放送用スピーカーなどの付帯器
具を合理的に配置施工することを内容としたシステム天
井に関するものである。ある。
【0002】
【従来の技術】ビルなどの建築物における室内天井の構
成としては、従来より、例えば実開昭49−55814
号公報、実開昭56−166436号公報に示されるよ
うに、空調用スリットを併設した照明器具を天井に直列
状に配置する構成が広く知られている。
【0003】また、照明器具に空調用器具のみならず煙
探知器や放送用スピーカーなどの付帯器具を取り付ける
ための手段としては、例えば特開昭54−31913号
公報に示されるように、所定の長さを有する断面溝形の
天井バーを、吊具により吊り下げられたボックスが接続
部として付帯器具の交差点に介在するように井桁状に組
成して、これらの天井バーに照明器具を配置すると共
に、天井バーもしくはボックスに空調用器具及び煙探知
器、放送用スピーカーなどの付帯器具を取り付けた構造
が知られている。
【0004】
【考案が解決すべき課題】しかしながら、従来の天井設
備器具のうち、照明器具を直列状に配列する構成におい
ては、照明光源が一方向の直線ライン上にのみ集中する
ことになるので、視野内に輝度の高い光源が見えること
によって、視覚に不快感を与えるグレアと呼ばれる障害
を生ずることと、光線の分散がアンバランスになるとい
う問題点を有している。
【0005】またこの照明器具には空調用スリットが併
設されているとしても、この空調用スリットとしての給
排気口も前記照明器具に沿って一方向の直線ライン上に
配列されるので、これらの給排気口が室内の特定の方向
に向いて配置されることになり、その結果、室内空気の
流動指向方向が常に一定点から他の一定点に向けて流動
するというように特定化してしまい、室内全域に対して
平均的な流動性を与えにくいという間題点を有してい
る。
【0006】また、前記の多数の断面溝形天井バーを、
ボックスを介して接続することにより井桁状に組成し、
これらの井桁状の天井バーに照明器具を配置する天井装
置においては、これらの天井バーが、夫々照明器具のカ
バーの役割を果たすという機能のみならず、井桁状に組
合わされることによって、夫々の天井板の周辺部を支え
るという別の役割を果たすことを前提としており、その
結果、各天井バーの内側面が天井全面にわたって夫々の
天井板の周辺部に凹溝状に露出し、しかも、この凹溝が
途切れなく連続することにより、天井面の全体的美観を
著しく阻害することになる。
【0007】これらの天井バーの凹溝を埋めるために
は、夫々の天井バー内に照明灯を配置して、多数の照明
灯を各周辺に井桁状に配列することになるが、元々この
天井バーは天井板の周辺部を支持するという機能を有す
るため、天井バーの溝幅をあまり広くすることができな
いという制約を有しており、そのためこのような溝幅の
狭い天井バー内に照明灯を配置した場合は、遮光角が大
きすぎて照明効率が低下し、全体として照度不足となっ
て適切な照明環境を得ることができないという問題点を
有している。
【0008】また、井桁状に配列する各天井バー内に照
明灯を配置すると、夫々の照明灯が縦横方向に途切れな
く連続するので、輝度の高い光源が直線状に連続して視
野内に入ることになり、視覚に不快なグレアを与えると
いう問題点を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、従来における
上記のような天井装置の問題点を解消し、視覚に不快な
グレアを与えることなく、適切な照明環境を得ることが
できる照明器具が天井面に対して合理的に配列できるよ
うにしたシステム天井の提供を目的としたものである。
【0010】本考案は、そのための具体的手段として、
照明器具と、空調用器具と、煙探知器、放送用スピーカ
ーなどの付帯器具とからなる天井設備器具を、前記煙探
知器などの付帯器具が角部に配置されて、照明器具が前
記各付帯器具の間を結ぶ各辺に夫々配置され、これらの
照明器具の辺縁に沿ってスリット状の空調給排気ダクト
が周設されるように環状に組合わせ、これらの器具の組
合わせを一単位とする天井設備器具が夫々所定間隔を置
いて配列されていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本考案に係るシステム天井においては、一単位
を構成する天井設備器具のうちの照明器具が、天井面の
縦横に交差した方向に互いに所定の間隔を置いて配列さ
れるので、室内に対する光線の反射屈折率がより平均化
されることになる。また、空調用器具としての給排気ダ
クトが夫々の照明器具の周囲にスリット状に配置される
ので、室内に対する供給空気及び排出空気の流れの方向
が分散平均化されることとなる。
【0012】更に、前記の照明器具や空調用器具などの
各器具を備えて、一単位として構成される天井設備器具
は、予め一個のアッセンブリーとして組立てられるの
で、天井下地組の施工完了後に各アッセンブリーを下地
組に取付けることによって能率的に天井施工を行うこと
ができる。
【0013】
【実施例】次に本考案に係るシステム天井の好ましい実
施例を図面により説明すると、このシステム天井を構成
する天井設備器具は、図1に示すように、基本的に照明
器具2と、空調用器具3と、その他の付帯器具4とから
構成されている。付帯器具4は、具体的にはプレートに
取付けられた煙探知器5及び放送用スピーカー6などか
らなっている。
【0014】これらの各器具は同図に示すように、付帯
器具4が四隅に配置され、照明器具2はこれら付帯器具
4の間を結ぶような各辺上に配置されることにより、全
体が正方形の環状体を形成するようになっている。ま
た、空調用器具3は前記各照明器具2の外側周辺に沿っ
て設けられたスリット状の空調給排気ダクト7a,7b
からなっており、例えば隣接するいずれか二辺のスリッ
トが給気ダクト7a、別の二辺のスリットが排気ダクト
7bとなっている。
【0015】上記の天井設備器具1は、図3に示すよう
なフレーム構造によって一体にアッセンブリー化され
る。このフレーム構造は、吊ボルト8により吊下げられ
る枠形フレーム9と、このフレーム9の上面に支持され
る梁材10と、下縁に夫々逆T字形の型材12a、12
b、12cが取付けられるようにして、前記の梁材10
により互いに平行に吊下げられる三個の固定ハンガー1
1a、11b、11cとから構成されている。
【0016】前記の固定ハンガーのうち外側の二個のハ
ンガー11aと11bは、スリットを形成するように互
いに接近して配置され、前記空調給排気ダクト7a,7
bを構成する。別の固定ハンガー11cは、前記ハンガ
ー11bと分離して配置され、照明器具2におけるカバ
ー2aの両縁部が固定ハンガー11bと11cの型材1
2bと12cとによって支持されるように構成される。
【0017】上記のように、この天井設備器具1は予め
前記のフレーム構造により一体に構成されるようにして
おくことが望ましく、コンクリート天井面に空調用配
管、電気配線工事を施工したのちに行う天井下地組が完
了した時点で、各天井設備器具アッセンブリーを吊ボル
ト8を介して、図1のように、適当数組の各天井設備器
具1が所定の広さの天井面に対し、夫々所定の間隔を置
いて縦横均等に分散されるように規則正しく配置され
る。
【0018】夫々の天井設備器具1が配置される間隔と
しては、施工される部屋の大きさによっても異なるが、
好ましくは図1に示すように、隣接する夫々の天井設備
器具1,1における互いに平行して向かい合う2本の照
明器具2,2の間の間隔D1が、夫々の天井設備器具1
における一本の照明器具2の長さLと同じか、もしくは
ほぼ同じ長さの距離を置くようにして配置されることが
好ましい。
【0019】天井設備器具1は、照明器具2と、空調用
器具3と、煙探知器4及び放送用スピーカー6などの付
帯器具4が、前記のように予めフレーム構造により一体
化されるようにしておくことが望ましいが、照明器具2
及び付帯器具4などは各天井設備器具1が天井面に設置
された後に取付けられるようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】本考案に係るシステム天井は、上記のよ
うに天井設備器具1としての照明器具2、空調用器具3
及び煙探知器5などの付帯器具4を、吊ボルト8によっ
て吊下げられる枠形フレーム9、梁材10、型材12
a、12b、12c及び固定ハンガー11a、11b、
11cとから構成されるフレーム構造により、夫々正方
形の環状体をなす単一形状にモジュール化して、吊ボル
ト8を介して天井下地組に吊下げるように取付けるの
で、天井面に対する各設備器具の組付け設置作業を大幅
に能率化することができ、更に設置される部屋の大きさ
に応じて所要個数の天井設備器具を規則正しい所定位置
に配置することにより、天井設備の設置を系統的にシス
テム化することができる。
【0021】また、このシステム天井では、夫々の天井
設備器具1における照明器具2が天井面に対して縦横に
交差する方向に配列されるが、各天井設備器具1におけ
る夫々の照明器具2は、四隅の付帯器具4の間を結ぶ環
状体の各辺上に配置されるので、互いに平行する照明器
具2の間隔D2が、付帯器具4が付加される分だけ一本
の照明器具2の長さLより僅かに長い程度の間隔に配置
され、また、隣接する夫々の天井設備器具1,1は、互
いに平行して向かい合う2本の照明器具2,2の間の間
隔D1が、夫々の天井設備器具1における一本の照明器
具2の長さLと同じか、もしくはほぼ同じ長さの間隔に
して配置される。
【0022】その結果、天井面全体には互いに平行に向
かい合う2本の照明器具2,2の間の間隔D1及びD2
が、一本の照明器具2の長さLと同じか、もしくは若干
長い間隔で、また、互いに直列状に配列される2本の照
明器具2,2の間隔D3が一本の照明器具2の長さLよ
り若干長い間隔D3を置いて連続することとなり、照明
器具2が天井面全体に対してきわめてバランスのとれた
間隔で配列され、光線が直線状に連続することなく、光
線の反射率を適切に分散化した快適な照度を与えること
となり、陰のない好適な照明効果を得ることができる。
【0023】図4は、天井の高さ2.7mの一辺が約1
9mの大きさの室内に、このシステム天井による一台当
たり8本の照明器具2を有する天井設備器具1を、合計
36台配置した場合における床上1.8mでの鉛直面照
度の分布図であるが、この分布図から判明するように照
度が室内全域に対してきわめて平均化しており、快適な
照明環境が得られていることを確認できた。
【0024】更に、この考案のシステム天井では、空調
用器具3が照明器具2の辺縁に沿ってスリット状に形成
され、しかもこのスリットが一定方向でなく互いに交差
形に配置されているので、従来のスポット形の給排気口
や、直線配列形の照明器具に設けられる開口部の位置、
方向性が制約された給排気口に比較して、室内の全域に
おける空気の供給及び吸入作用が効率よく分散化され、
良好な空調効果を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシステム天井の構成を示す平面
図。
【図2】図1の部分構成を示す拡大平面図。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図。
【図4】本考案に係るシステム天井を実施した場合の照
度分布図。
【符号の説明】
1 天井設備器具 2 照明器具 3 空調用器具 4 付帯器具 5 煙感知器 6 放送用スピーカー 7a、7b 空調給排気ダクト 8 吊ボルト 9 枠形フレーム 10 梁材 11a、11b、11c 固定ハンガー 12a、12b、12c 型材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−31913(JP,A) 実開 昭49−55814(JP,U) 実開 昭56−166436(JP,U) 実開 昭57−78503(JP,U) 日本国意匠公報533075(JP,S) 日本国意匠公報645931(JP,S)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明器具と、空調用器具と、煙探知器
    放送用スピーカーなどの付帯器具とからなる天井設備器
    具を、前記煙探知器などの付帯器具が角部に配置され
    て、照明器具が前記各付帯器具の間を結ぶ各辺に夫々配
    置され、これらの照明器具の辺縁に沿ってスリット状の
    空調給排気ダクトが周設されるように環状に組合わせ、
    これらの器具の組合わせを一単位とする天井設備器具が
    夫々所定間隔を置いて配列されていることを特徴とする
    システム天井。
  2. 【請求項2】 スリット状空調給排気ダクトが照明器具
    の外側周辺に沿って周設されている請求項1のシステム
    天井。
JP1991067690U 1991-08-01 1991-08-01 システム天井 Expired - Lifetime JPH0721694Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991067690U JPH0721694Y2 (ja) 1991-08-01 1991-08-01 システム天井

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991067690U JPH0721694Y2 (ja) 1991-08-01 1991-08-01 システム天井

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0514341U JPH0514341U (ja) 1993-02-23
JPH0721694Y2 true JPH0721694Y2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=13352232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991067690U Expired - Lifetime JPH0721694Y2 (ja) 1991-08-01 1991-08-01 システム天井

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0721694Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5431913A (en) * 1977-08-15 1979-03-09 Matsushita Electric Works Ltd Ceiling device
JPS5564970A (en) * 1978-11-09 1980-05-16 Shin Meiwa Ind Co Ltd Welding spot detector and detecting method in automatic welding robot
JPS55156497A (en) * 1979-05-23 1980-12-05 Nec Corp Selective signal transmission system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0514341U (ja) 1993-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7824059B1 (en) Low-glare integrally-recessed ceiling light fixtures
US2730942A (en) Combination luminous ceiling and air conditioning system
US3788206A (en) Modular ceiling construction
US2884512A (en) Overhead lighting and room conditioning system
US3353472A (en) Dropped ceiling ventilator apparatus
JPH0721694Y2 (ja) システム天井
JPH04273920A (ja) 空気調和システム
JP3162448B2 (ja) システム天井
CN212866557U (zh) 一种中央空调全屋转接系统
JPH01137502A (ja) 照明システム
US6511373B2 (en) Cornice duct system
US3502860A (en) Luminaire
JP3030234B2 (ja) スプリンクラー取付構造
JPS6278338A (ja) 天井及びその施工法
JPH0618845U (ja) 天井構造
EP2090707A1 (en) Ceiling and method of arranging the same
JPH0230669Y2 (ja)
JPH0133689Y2 (ja)
JPH024420Y2 (ja)
JP2001241137A (ja) 建物の天井構造
USRE25628E (en) Ceiling illuminating system
JP2000100203A (ja) タスクアンビエント照明システム
JPH04161639A (ja) 天井枠の構造
JPH0589631U (ja) システム天井
CA1042859A (en) Light diffuser system