JPH0941105A - 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法Info
- Publication number
- JPH0941105A JPH0941105A JP19199795A JP19199795A JPH0941105A JP H0941105 A JPH0941105 A JP H0941105A JP 19199795 A JP19199795 A JP 19199795A JP 19199795 A JP19199795 A JP 19199795A JP H0941105 A JPH0941105 A JP H0941105A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foil
- etching
- alloy
- aluminum alloy
- electrolytic capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エッチングのむらを生ずることなく従って静
電容量が高く、またエッチング後の強度も十分な電解コ
ンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法を見出
すこと。 【解決手段】 アルミニウムの純度が98.5〜99.
9重量%(以下重量%を単に%と略記する)で、Feが
0.15%以下、Siが0.15%以下、Cuが0.0
2〜0.6%含有するアルミニウム合金であって、52
0℃を越え570℃未満の温度で20時間を越える長時
間の均質化熱処理を施した後、熱間圧延を行い、さらに
冷間圧延を行うことを特徴とする電解コンデンサ陰極用
アルミニウム合金箔地の製造方法である。
電容量が高く、またエッチング後の強度も十分な電解コ
ンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法を見出
すこと。 【解決手段】 アルミニウムの純度が98.5〜99.
9重量%(以下重量%を単に%と略記する)で、Feが
0.15%以下、Siが0.15%以下、Cuが0.0
2〜0.6%含有するアルミニウム合金であって、52
0℃を越え570℃未満の温度で20時間を越える長時
間の均質化熱処理を施した後、熱間圧延を行い、さらに
冷間圧延を行うことを特徴とする電解コンデンサ陰極用
アルミニウム合金箔地の製造方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解コンデンサの
陰極に使用されるアルミニウム合金箔地の製造方法に関
するものである。
陰極に使用されるアルミニウム合金箔地の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電解コンデンサの静電容量を高
めるためには、陽極用アルミニウム合金箔の静電容量だ
けではなく、陰極用アルミニウム合金箔の静電容量も増
大させる必要がある。陽極用または陰極用アルミニウム
合金箔の静電容量を増大させるために、箔に電気化学
的、化学的エッチングを施して表面を粗面化し、表面積
を増大することが行われている。このアルミニウム合金
箔は、アルミニウム合金溶湯から半連続鋳造法によって
スラブを鋳造し、熱間圧延および冷間圧延によってスラ
ブを0.3〜0.6mm程度の厚さの箔地とし、さらに
箔圧延によって10〜100μm程度の厚さまで圧延し
て製造される。なお、鋳塊を熱間圧延前に均質化熱処理
することや、必要に応じて冷間圧延途中での中間焼鈍お
よび最終箔焼鈍を施すことも通常行われている。
めるためには、陽極用アルミニウム合金箔の静電容量だ
けではなく、陰極用アルミニウム合金箔の静電容量も増
大させる必要がある。陽極用または陰極用アルミニウム
合金箔の静電容量を増大させるために、箔に電気化学
的、化学的エッチングを施して表面を粗面化し、表面積
を増大することが行われている。このアルミニウム合金
箔は、アルミニウム合金溶湯から半連続鋳造法によって
スラブを鋳造し、熱間圧延および冷間圧延によってスラ
ブを0.3〜0.6mm程度の厚さの箔地とし、さらに
箔圧延によって10〜100μm程度の厚さまで圧延し
て製造される。なお、鋳塊を熱間圧延前に均質化熱処理
することや、必要に応じて冷間圧延途中での中間焼鈍お
よび最終箔焼鈍を施すことも通常行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エッチング後の粗面化
状態はエッチングの程度にもよるが、エッチングが少な
いと十分に粗面化せず、エッチングが過度になると腐食
量が過度になり、静電容量の低下とともに強度低下も生
じる。したがってエッチングは適量にコントロールする
必要があるが、これをコントロールしても箔全体が均一
にエッチングされず、むらが生じ、特性が低下する部分
が生じるという問題がある。本発明の課題は、上記の問
題を解決するための電解コンデンサ陰極用アルミニウム
合金箔地の製造方法を開発することである。
状態はエッチングの程度にもよるが、エッチングが少な
いと十分に粗面化せず、エッチングが過度になると腐食
量が過度になり、静電容量の低下とともに強度低下も生
じる。したがってエッチングは適量にコントロールする
必要があるが、これをコントロールしても箔全体が均一
にエッチングされず、むらが生じ、特性が低下する部分
が生じるという問題がある。本発明の課題は、上記の問
題を解決するための電解コンデンサ陰極用アルミニウム
合金箔地の製造方法を開発することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1の発明は、アルミニウムの純度が98.5〜
99.9重量%(以下重量%を単に%と略記する)で、
Feを0.15%以下、Siを0.15%以下、Cuを
0.02〜0.6%含有するアルミニウム合金につい
て、520℃を越え570℃未満の温度で20時間を越
える長時間の均質化熱処理を施した後、熱間圧延を行
い、さらに冷間圧延を行うことを特徴とする電解コンデ
ンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法である。
の請求項1の発明は、アルミニウムの純度が98.5〜
99.9重量%(以下重量%を単に%と略記する)で、
Feを0.15%以下、Siを0.15%以下、Cuを
0.02〜0.6%含有するアルミニウム合金につい
て、520℃を越え570℃未満の温度で20時間を越
える長時間の均質化熱処理を施した後、熱間圧延を行
い、さらに冷間圧延を行うことを特徴とする電解コンデ
ンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、詳細に説
明する。本発明において、アルミニウムの純度を98.
5〜99.9%とするのは、純度が99.9%を越える
と陰極用の箔としたときに強度が不足するためであり、
また純度が98.5%未満の場合にはエッチング液との
反応が非常に激しくなり、腐食量が過度となるため、正
常な粗面化が得られないからである。したがって本発明
におけるアルミニウムの純度は98.5〜99.9%と
する。
明する。本発明において、アルミニウムの純度を98.
5〜99.9%とするのは、純度が99.9%を越える
と陰極用の箔としたときに強度が不足するためであり、
また純度が98.5%未満の場合にはエッチング液との
反応が非常に激しくなり、腐食量が過度となるため、正
常な粗面化が得られないからである。したがって本発明
におけるアルミニウムの純度は98.5〜99.9%と
する。
【0006】Fe、Siはアルミニウム地金中に不可避
的に含有されるものであるが、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金溶湯を半連続鋳造した際に、これら元素の大
半は約5μm程度の粗大な金属間化合物を形成し晶出し
ている。これら粗大な金属間化合物を、後述の本発明に
係わる均質化熱処理条件で、分断および再固溶し、均質
に微細分散化することによってエッチングむらを防止す
る。さらに異常溶解を防止するために、本発明では、F
eを0.15%以下、Siを0.15%以下の範囲に限
定する。Fe、Siを前記のように限定するのは、Fe
が0.15%を越え、またSiが0.15%を越える
と、金属間化合物を均質に微細分散化することが困難と
なり、エッチングむらが発生すると共に、エッチング液
との反応が非常に激しくなり、腐食量が過度となってし
まうからである。
的に含有されるものであるが、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金溶湯を半連続鋳造した際に、これら元素の大
半は約5μm程度の粗大な金属間化合物を形成し晶出し
ている。これら粗大な金属間化合物を、後述の本発明に
係わる均質化熱処理条件で、分断および再固溶し、均質
に微細分散化することによってエッチングむらを防止す
る。さらに異常溶解を防止するために、本発明では、F
eを0.15%以下、Siを0.15%以下の範囲に限
定する。Fe、Siを前記のように限定するのは、Fe
が0.15%を越え、またSiが0.15%を越える
と、金属間化合物を均質に微細分散化することが困難と
なり、エッチングむらが発生すると共に、エッチング液
との反応が非常に激しくなり、腐食量が過度となってし
まうからである。
【0007】Cuは、箔の強度を高めるとともに、エッ
チング性を高める効果がある。Cuの含有量が0.02
%未満ではその効果が十分でなく、一方0.6%を越え
るとエッチング液との反応が非常に激しくなり、異常溶
解が発生し、静電容量が減少してしまう。したがってC
uの含有量は0.02〜0.6%に限定する。なお、そ
の他の不純物元素は、Fe、Si、Cuの範囲のほか
に、アルミニウム分(純度)が98.5〜99.9%確
保される範囲で含有されていても問題は生じない。
チング性を高める効果がある。Cuの含有量が0.02
%未満ではその効果が十分でなく、一方0.6%を越え
るとエッチング液との反応が非常に激しくなり、異常溶
解が発生し、静電容量が減少してしまう。したがってC
uの含有量は0.02〜0.6%に限定する。なお、そ
の他の不純物元素は、Fe、Si、Cuの範囲のほか
に、アルミニウム分(純度)が98.5〜99.9%確
保される範囲で含有されていても問題は生じない。
【0008】次に本発明では、前記組成のアルミニウム
合金鋳塊について、520℃を越え570℃未満の温度
で20時間を越える長時間の均質化熱処理を行う。均質
化熱処理温度が520℃を越えるとしたのは、520℃
以下の温度では金属間化合物の再固溶が困難なためであ
る。また、均質化熱処理温度を570℃未満としたの
は、570℃以上の温度では短時間で金属間化合物が再
固溶してしまい、一方新たな金属間化合物が生成し析出
してしまうからである。この新たな金属間化合物は、S
iと他の元素との化合物であることしか現時点では判明
していないが、570℃以上で生成し、異常溶解の原因
となるものである。したがって、均質化熱処理温度は5
20℃を越え570℃未満とする。より好ましくは、5
40℃以上560℃以下で行うのが良い。次に、この温
度範囲での均質化熱処理時間は、20時間を越える長時
間とする。20時間を越える長時間とたのは、20時間
以内の熱処理時間では金属間化合物の再固溶が十分では
ないからである。より好ましくは24時間以上行うのが
良い。さらに工業的には、コストの増加、生産性の低下
を招くことから均質化熱処理時間は24時間以上48時
間以内とすることが好ましい。
合金鋳塊について、520℃を越え570℃未満の温度
で20時間を越える長時間の均質化熱処理を行う。均質
化熱処理温度が520℃を越えるとしたのは、520℃
以下の温度では金属間化合物の再固溶が困難なためであ
る。また、均質化熱処理温度を570℃未満としたの
は、570℃以上の温度では短時間で金属間化合物が再
固溶してしまい、一方新たな金属間化合物が生成し析出
してしまうからである。この新たな金属間化合物は、S
iと他の元素との化合物であることしか現時点では判明
していないが、570℃以上で生成し、異常溶解の原因
となるものである。したがって、均質化熱処理温度は5
20℃を越え570℃未満とする。より好ましくは、5
40℃以上560℃以下で行うのが良い。次に、この温
度範囲での均質化熱処理時間は、20時間を越える長時
間とする。20時間を越える長時間とたのは、20時間
以内の熱処理時間では金属間化合物の再固溶が十分では
ないからである。より好ましくは24時間以上行うのが
良い。さらに工業的には、コストの増加、生産性の低下
を招くことから均質化熱処理時間は24時間以上48時
間以内とすることが好ましい。
【0009】前記組成のアルミニウム合金鋳塊につい
て、上記の均質化熱処理の後、これを常法にしたがって
熱間圧延および冷間圧延を施して、電解コンデンサ陰極
用アルミニウム合金箔地とする。なお、冷間圧延の途中
で、必要に応じて常法にしたがって中間焼鈍を行っても
よい。このように製造した箔地は、常法にしたがって最
終箔圧延を行い、さらにエッチング処理を行い、電解コ
ンデンサ陰極用箔として用いられる。
て、上記の均質化熱処理の後、これを常法にしたがって
熱間圧延および冷間圧延を施して、電解コンデンサ陰極
用アルミニウム合金箔地とする。なお、冷間圧延の途中
で、必要に応じて常法にしたがって中間焼鈍を行っても
よい。このように製造した箔地は、常法にしたがって最
終箔圧延を行い、さらにエッチング処理を行い、電解コ
ンデンサ陰極用箔として用いられる。
【0010】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳細に説明す
る。表1に示した化学組成のアルミニウム合金製スラブ
(厚さ200mm)を表2に示した各種条件にて均質化
熱処理を行った後、常法にて熱間圧延を行い厚さ6mm
の熱間圧延板とした。この熱間圧延板を常法にて冷間圧
延を行い厚さ0.4mmの箔地とし、さらに最終箔圧延
を行って厚さ0.04mmの箔とした。また、一部の材
料については、表2に示した条件で、箔圧延の際の冷間
圧延の途中で中間焼鈍を行った。
る。表1に示した化学組成のアルミニウム合金製スラブ
(厚さ200mm)を表2に示した各種条件にて均質化
熱処理を行った後、常法にて熱間圧延を行い厚さ6mm
の熱間圧延板とした。この熱間圧延板を常法にて冷間圧
延を行い厚さ0.4mmの箔地とし、さらに最終箔圧延
を行って厚さ0.04mmの箔とした。また、一部の材
料については、表2に示した条件で、箔圧延の際の冷間
圧延の途中で中間焼鈍を行った。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】上記により得た箔について、引張り強さの
測定を行った。また、55℃のエッチング液(5%塩酸
と0.5%燐酸の混合水溶液)中に浸漬し、交流60H
z 、8A/dm2 を与えながら、3分間エッチングし、
エッチングむらの観察およびエッチング後の箔の引張り
強さの測定を行った。また、粗面化の程度を評価するた
め、この箔を60℃の陽極酸化処理溶液(5%アジピン
酸アンモニウム水溶液)に浸漬して25Vで陽極酸化処
理し、厚さ10nmの陽極酸化皮膜を形成した後、LC
Rメーターを用いて静電容量を測定し、同一組成の合金
について、その製造方法の相違による静電容量の比較を
行った。これらの結果を表3に示す。なお、ここでの陽
極酸化処理は、エッチング後の表面積拡大状態を安定し
て評価するために行ったものである。表3中、No.
6、No.7の静電容量は、これと同一組成(B)のN
o.2の静電容量を100%とした場合の比較であり、
No.8の静電容量は、これと同一組成(C)のNo.
4の静電容量を100%とした場合の比較である。
測定を行った。また、55℃のエッチング液(5%塩酸
と0.5%燐酸の混合水溶液)中に浸漬し、交流60H
z 、8A/dm2 を与えながら、3分間エッチングし、
エッチングむらの観察およびエッチング後の箔の引張り
強さの測定を行った。また、粗面化の程度を評価するた
め、この箔を60℃の陽極酸化処理溶液(5%アジピン
酸アンモニウム水溶液)に浸漬して25Vで陽極酸化処
理し、厚さ10nmの陽極酸化皮膜を形成した後、LC
Rメーターを用いて静電容量を測定し、同一組成の合金
について、その製造方法の相違による静電容量の比較を
行った。これらの結果を表3に示す。なお、ここでの陽
極酸化処理は、エッチング後の表面積拡大状態を安定し
て評価するために行ったものである。表3中、No.
6、No.7の静電容量は、これと同一組成(B)のN
o.2の静電容量を100%とした場合の比較であり、
No.8の静電容量は、これと同一組成(C)のNo.
4の静電容量を100%とした場合の比較である。
【0014】
【表3】
【0015】表3から明らかなように、本発明のアルミ
ニウム箔地から製造した箔(No.1〜5)は、いずれ
もエッチング前後の箔とも強度は十分で、エッチングむ
らの発生が全く認められず、静電容量が高い。一方、製
造条件が本発明の範囲から外れている箔地から製造した
箔(No.6〜8)、Cuの含有量が0.6%を越えて
いる箔(No.11)およびアルミニウムの純度が9
8.5%未満の箔(No.12)は、エッチング前の箔
の強度不足は見られないが、エッチングが過度であるた
め静電容量が低下しており、エッチング後の箔の強度不
足が認められる。さらに均質化熱処理温度が低い箔(N
o.6)、Cu含有量が0.6%を越えている箔(N
o.11)およびアルミニウムの純度が98.5%未満
の箔(No.12)は、エッチングむらも認められる。
また、Cu含有量が0.02%未満の箔(No.10)
およびアルミニウムの純度が99.9%を越える箔(N
o.9)は、エッチングむらの発生は認められないが、
エッチング前後の箔とも強度不足が認められる。
ニウム箔地から製造した箔(No.1〜5)は、いずれ
もエッチング前後の箔とも強度は十分で、エッチングむ
らの発生が全く認められず、静電容量が高い。一方、製
造条件が本発明の範囲から外れている箔地から製造した
箔(No.6〜8)、Cuの含有量が0.6%を越えて
いる箔(No.11)およびアルミニウムの純度が9
8.5%未満の箔(No.12)は、エッチング前の箔
の強度不足は見られないが、エッチングが過度であるた
め静電容量が低下しており、エッチング後の箔の強度不
足が認められる。さらに均質化熱処理温度が低い箔(N
o.6)、Cu含有量が0.6%を越えている箔(N
o.11)およびアルミニウムの純度が98.5%未満
の箔(No.12)は、エッチングむらも認められる。
また、Cu含有量が0.02%未満の箔(No.10)
およびアルミニウムの純度が99.9%を越える箔(N
o.9)は、エッチングむらの発生は認められないが、
エッチング前後の箔とも強度不足が認められる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、十分に強度
を有し、かつエッチングむらの発生しない優れた電解コ
ンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地を製造することが
でき、電解コンデンサの強度、静電容量等の特性の向上
に寄与するところ大であり、工業上顕著な効果を奏する
ものである。
を有し、かつエッチングむらの発生しない優れた電解コ
ンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地を製造することが
でき、電解コンデンサの強度、静電容量等の特性の向上
に寄与するところ大であり、工業上顕著な効果を奏する
ものである。
Claims (1)
- 【請求項1】アルミニウムの純度が98.5〜99.9
重量%(以下重量%を単に%と略記する)で、Feを
0.15%以下、Siを0.15%以下、Cuを0.0
2〜0.6%含有するアルミニウム合金について、52
0℃を越え570℃未満の温度で20時間を越える長時
間の均質化熱処理を施した後、熱間圧延を行い、さらに
冷間圧延を行うことを特徴とする電解コンデンサ陰極用
アルミニウム合金箔地の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19199795A JPH0941105A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19199795A JPH0941105A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0941105A true JPH0941105A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16283900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19199795A Pending JPH0941105A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0941105A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103270182A (zh) * | 2010-12-20 | 2013-08-28 | 古河Sky株式会社 | 电极集电体用铝合金箔及其制造方法 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP19199795A patent/JPH0941105A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103270182A (zh) * | 2010-12-20 | 2013-08-28 | 古河Sky株式会社 | 电极集电体用铝合金箔及其制造方法 |
US10050257B2 (en) | 2010-12-20 | 2018-08-14 | Uacj Corporation | Aluminum alloy foil for electrode current collectors and manufacturing method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2945298B2 (ja) | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法 | |
JP4060493B2 (ja) | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔の製造方法 | |
JP2803762B2 (ja) | 電解コンデンサ用アルミニウム箔の製造方法 | |
JPH0941105A (ja) | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法 | |
EP0049115B1 (en) | Aluminium alloy foil for cathode of electrolytic capacitors | |
JPH11199992A (ja) | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム軟質箔の製造方法 | |
JP2004076059A (ja) | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその製造方法 | |
JPH09125214A (ja) | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔地の製造方法 | |
JP2756861B2 (ja) | 電解コンデンサ陽極用アルミニウム箔の製造方法 | |
JP2774078B2 (ja) | 電解コンデンサ用アルミニウム合金箔地の製造方法 | |
JP2826590B2 (ja) | 電解コンデンサ陽極用アルミニウム合金箔の製造方法 | |
JPH0251210A (ja) | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその製造方法 | |
JP5396156B2 (ja) | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその製造方法 | |
JPH0361333B2 (ja) | ||
JPS63265416A (ja) | 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔の製造方法 | |
JP3370239B2 (ja) | 電解コンデンサ用アルミニウム硬質薄板およびその製造方法 | |
JPH05311360A (ja) | 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔の製造方法 | |
JP3256105B2 (ja) | 印刷版用アルミニウム合金板及びその製造方法 | |
JP3203666B2 (ja) | 電解コンデンサ陽極用アルミニウム合金箔の製造方法 | |
JPH08337833A (ja) | 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔 | |
JP3276492B2 (ja) | 電解コンデンサー陰極用アルミニウム軟質箔の製造方法 | |
JPH083700A (ja) | 電解コンデンサ陰極用AlまたはAl合金箔地の製造方法 | |
JP4419181B2 (ja) | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔の製造方法 | |
JP3244131B2 (ja) | 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔及びその製造方法 | |
JP2002124438A (ja) | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |