JPH0940481A - セラミックヒーター - Google Patents
セラミックヒーターInfo
- Publication number
- JPH0940481A JPH0940481A JP18873095A JP18873095A JPH0940481A JP H0940481 A JPH0940481 A JP H0940481A JP 18873095 A JP18873095 A JP 18873095A JP 18873095 A JP18873095 A JP 18873095A JP H0940481 A JPH0940481 A JP H0940481A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- boron nitride
- ceramic heater
- pyrolytic
- pyrolytic boron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 材料の構造や物性の差による厚さ方向の反り
が少なく、組立が容易で、製造コストの低いセラミック
ヒーターを提供する。 【解決手段】 炭素/炭素複合材料からなる支持基材の
表面に熱分解窒化硼素からなる第一の絶縁層を形成し、
該第一の絶縁層の一方の面の上に熱分解グラファイトか
らなる発熱層を形成してなることを特徴とするセラミッ
クヒーター。
が少なく、組立が容易で、製造コストの低いセラミック
ヒーターを提供する。 【解決手段】 炭素/炭素複合材料からなる支持基材の
表面に熱分解窒化硼素からなる第一の絶縁層を形成し、
該第一の絶縁層の一方の面の上に熱分解グラファイトか
らなる発熱層を形成してなることを特徴とするセラミッ
クヒーター。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は昇温工程を含む半導
体プロセスに使用されるセラミックヒーターに関するも
のである。
体プロセスに使用されるセラミックヒーターに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程における半導
体ウエハの加熱に使用されるヒーターとしては、アルミ
ナ、窒化アルミニウム、ジルコニアなどの焼結セラミッ
クスからなる支持材にモリブデン、タングステンなどの
高融点金属の線や箔を発熱体として巻き付けるか接着し
たものが用いられてきた。またこれを改良したものとし
て熱分解窒化硼素の支持材上に熱分解グラファイトから
なる発熱層を有するセラミックヒーターが開発されてい
る(例えば、「真空」No.12 、(33)、 p.53記載のユニオ
ンカーバイドサービセズ社製熱分解グラファイト/熱分
解窒化硼素ヒーター、米国特許5343022 号公報、特開平
5−129210号公報、特開平6−61335号公報
参照)。また最近ではヒーター上に半導体ウエハを固定
するための静電吸着機能を付与し、高機能化したセラミ
ックヒーターが提案されている(特開平5−10987
6号公報参照)。さらに支持基材に窒化硼素焼結体を用
いたものも提案されている(特開平4−358074号
公報参照)。
体ウエハの加熱に使用されるヒーターとしては、アルミ
ナ、窒化アルミニウム、ジルコニアなどの焼結セラミッ
クスからなる支持材にモリブデン、タングステンなどの
高融点金属の線や箔を発熱体として巻き付けるか接着し
たものが用いられてきた。またこれを改良したものとし
て熱分解窒化硼素の支持材上に熱分解グラファイトから
なる発熱層を有するセラミックヒーターが開発されてい
る(例えば、「真空」No.12 、(33)、 p.53記載のユニオ
ンカーバイドサービセズ社製熱分解グラファイト/熱分
解窒化硼素ヒーター、米国特許5343022 号公報、特開平
5−129210号公報、特開平6−61335号公報
参照)。また最近ではヒーター上に半導体ウエハを固定
するための静電吸着機能を付与し、高機能化したセラミ
ックヒーターが提案されている(特開平5−10987
6号公報参照)。さらに支持基材に窒化硼素焼結体を用
いたものも提案されている(特開平4−358074号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前出の文献
(真空、No.12 、(33)、 p.53)に記述されているよう
に、従来のヒーターには発熱体が金属製であるため変形
や揮散が起こりやすく、短寿命であること、組立が煩雑
であること等の問題点があった。さらに支持基材に焼結
セラミックを使用しているためこれに含まれるバインダ
ーが不純物となるという問題点があった。またこれを改
良したものは、発熱体がセラミックなので長寿命であ
り、発熱体が支持機材と一体化しているため組立が容易
ではあるものの、特開平4−358074号公報に記載
されているように、支持基材である熱分解窒化硼素はC
VD法により堆積させて製造するため、厚さ方向に構造
や物性の差が生じ、これが原因となって反りが発生し、
ウエハとの密着性が損なわれるという問題があった。ま
た熱分解窒化硼素は、焼結セラミックに比べ、製造コス
トが高いという欠点があった。
(真空、No.12 、(33)、 p.53)に記述されているよう
に、従来のヒーターには発熱体が金属製であるため変形
や揮散が起こりやすく、短寿命であること、組立が煩雑
であること等の問題点があった。さらに支持基材に焼結
セラミックを使用しているためこれに含まれるバインダ
ーが不純物となるという問題点があった。またこれを改
良したものは、発熱体がセラミックなので長寿命であ
り、発熱体が支持機材と一体化しているため組立が容易
ではあるものの、特開平4−358074号公報に記載
されているように、支持基材である熱分解窒化硼素はC
VD法により堆積させて製造するため、厚さ方向に構造
や物性の差が生じ、これが原因となって反りが発生し、
ウエハとの密着性が損なわれるという問題があった。ま
た熱分解窒化硼素は、焼結セラミックに比べ、製造コス
トが高いという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記問題点
に鑑み、構造や物性の差による反りが少なく、かつ低製
造コストのセラミックヒーターを提供するため鋭意研究
を重ねた結果、本発明を完成させるに至った。すなわち
本発明は、炭素/炭素複合材料からなる支持基材の表面
に熱分解窒化硼素からなる第一の絶縁層を形成し、該第
一の絶縁層の一方の面の上に熱分解グラファイトからな
る発熱層を形成してなることを特徴とするセラミックヒ
ーターを要旨とするものである。
に鑑み、構造や物性の差による反りが少なく、かつ低製
造コストのセラミックヒーターを提供するため鋭意研究
を重ねた結果、本発明を完成させるに至った。すなわち
本発明は、炭素/炭素複合材料からなる支持基材の表面
に熱分解窒化硼素からなる第一の絶縁層を形成し、該第
一の絶縁層の一方の面の上に熱分解グラファイトからな
る発熱層を形成してなることを特徴とするセラミックヒ
ーターを要旨とするものである。
【0005】以下にこれをさらに詳述する。本発明のセ
ラミックヒーターは、図1(a)に示すように、炭素/
炭素複合材料からなる支持基材1の表面に形成された熱
分解窒化硼素からなる第一の絶縁層2、該絶縁層の一方
の面の上に形成された熱分解グラファイトからなる発熱
層3から構成されたものとされる。なお図1(b)に示
すように、発熱層3が電気的に短絡することを防止する
ため、発熱層3の上に、熱分解窒化硼素からなる第二の
絶縁層4を形成することが望ましい。また、該第一の絶
縁層2のもう一方の面の上に熱分解グラファイトからな
る電極層5を形成し、さらにその上に熱分解窒化硼素か
らなる誘電体層6を形成することにより、静電吸着機能
を有する静電吸着部7を付与すると、ウエハの密着性を
向上させることができ、より好適である。
ラミックヒーターは、図1(a)に示すように、炭素/
炭素複合材料からなる支持基材1の表面に形成された熱
分解窒化硼素からなる第一の絶縁層2、該絶縁層の一方
の面の上に形成された熱分解グラファイトからなる発熱
層3から構成されたものとされる。なお図1(b)に示
すように、発熱層3が電気的に短絡することを防止する
ため、発熱層3の上に、熱分解窒化硼素からなる第二の
絶縁層4を形成することが望ましい。また、該第一の絶
縁層2のもう一方の面の上に熱分解グラファイトからな
る電極層5を形成し、さらにその上に熱分解窒化硼素か
らなる誘電体層6を形成することにより、静電吸着機能
を有する静電吸着部7を付与すると、ウエハの密着性を
向上させることができ、より好適である。
【0006】本発明の支持基材は炭素/炭素複合材料は
炭素繊維に樹脂を含浸させて焼成したものであり、公知
の方法で作製して得たものとすれば良い。例えばCCM-19
0C(日本カーボン社製、製品名)、CX-210(東洋炭素社
製、製品名)等が例示される。発熱層及び静電吸着用電
極の熱分解グラファイトは、例えばメタンガスを1900〜
2200℃、5Torrという条件下で熱分解することによって
得られたものとすれば良い。この厚さは薄すぎると強度
不足の問題があり、厚すぎると剥離の問題があるので10
〜300 μmとすればよい。第1の絶縁層は主成分が熱分
解窒化硼素よりなり、これは例えばアンモニアと三塩化
硼素との容量混合比4:1の混合気体を1800〜2000℃、
10Torrの条件下で熱分解することによって得られたも
のとすれば良い。この厚さは薄すぎると強度不足の問題
があり、厚すぎると剥離の問題があるので50〜500 μm
とすればよい。また、誘電体層及び第2の絶縁層は、第
1の絶縁層と同様に熱分解窒化硼素からなり、厚さは薄
すぎると絶縁破壊の問題があり、厚すぎると静電吸着力
の低下の問題があるので50〜500 μmとすればよい。
炭素繊維に樹脂を含浸させて焼成したものであり、公知
の方法で作製して得たものとすれば良い。例えばCCM-19
0C(日本カーボン社製、製品名)、CX-210(東洋炭素社
製、製品名)等が例示される。発熱層及び静電吸着用電
極の熱分解グラファイトは、例えばメタンガスを1900〜
2200℃、5Torrという条件下で熱分解することによって
得られたものとすれば良い。この厚さは薄すぎると強度
不足の問題があり、厚すぎると剥離の問題があるので10
〜300 μmとすればよい。第1の絶縁層は主成分が熱分
解窒化硼素よりなり、これは例えばアンモニアと三塩化
硼素との容量混合比4:1の混合気体を1800〜2000℃、
10Torrの条件下で熱分解することによって得られたも
のとすれば良い。この厚さは薄すぎると強度不足の問題
があり、厚すぎると剥離の問題があるので50〜500 μm
とすればよい。また、誘電体層及び第2の絶縁層は、第
1の絶縁層と同様に熱分解窒化硼素からなり、厚さは薄
すぎると絶縁破壊の問題があり、厚すぎると静電吸着力
の低下の問題があるので50〜500 μmとすればよい。
【0007】支持基材に用いる炭素/炭素複合材料は、
上記の方法で製造されるため、熱分解窒化硼素等の熱C
VD法により製造されたものに比べ厚さ方向に均質なも
のが得られ、温度変化に伴う基材自体の厚さ方向の反り
が発生し難い。また、炭素/炭素複合材料は熱分解グラ
ファイトや熱分解窒化硼素と熱−機械的物性が一致し
(例えば面方向の熱膨張率は共に1×10-6/℃)、さら
に炭素/炭素複合材料自体が厚く製造できるものである
ため、熱内部応力による剥離や厚さ方向の反りが発生し
難い。さらに、炭素/炭素複合材料の炭素繊維の隙間に
熱分解窒化硼素が入り込み強い結合が得られるため、外
的応力による剥離が発生し難い。
上記の方法で製造されるため、熱分解窒化硼素等の熱C
VD法により製造されたものに比べ厚さ方向に均質なも
のが得られ、温度変化に伴う基材自体の厚さ方向の反り
が発生し難い。また、炭素/炭素複合材料は熱分解グラ
ファイトや熱分解窒化硼素と熱−機械的物性が一致し
(例えば面方向の熱膨張率は共に1×10-6/℃)、さら
に炭素/炭素複合材料自体が厚く製造できるものである
ため、熱内部応力による剥離や厚さ方向の反りが発生し
難い。さらに、炭素/炭素複合材料の炭素繊維の隙間に
熱分解窒化硼素が入り込み強い結合が得られるため、外
的応力による剥離が発生し難い。
【0008】また炭素/炭素複合材料は導電性なので、
表面に絶縁層が必要となるが、製造コストの比較的低い
炭素/炭素複合材料を主体とし、製造コストの高い熱分
解窒化硼素を表面に薄く形成すれば良いため、全体的に
は低コストとなる。支持基材に、より低コストな材料、
例えばグラファイトを用いることも考えられるが、グラ
ファイトは等方性品は熱膨張率が大きいため剥離・反り
が生じるため不都合であり、押し出し成形品の中には熱
膨張率が一致するものもあるが、強度が弱いため好まし
くない。また窒化硼素焼結体は製造コストは同程度だが
高温での強度が弱く好ましくない。
表面に絶縁層が必要となるが、製造コストの比較的低い
炭素/炭素複合材料を主体とし、製造コストの高い熱分
解窒化硼素を表面に薄く形成すれば良いため、全体的に
は低コストとなる。支持基材に、より低コストな材料、
例えばグラファイトを用いることも考えられるが、グラ
ファイトは等方性品は熱膨張率が大きいため剥離・反り
が生じるため不都合であり、押し出し成形品の中には熱
膨張率が一致するものもあるが、強度が弱いため好まし
くない。また窒化硼素焼結体は製造コストは同程度だが
高温での強度が弱く好ましくない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明によれば、支持基材が炭素
/炭素複合材料からなり、材料間の構造や物性の差が小
さいため、応力によるセラミックヒーターの厚さ方向の
反りや剥離が低減化される。
/炭素複合材料からなり、材料間の構造や物性の差が小
さいため、応力によるセラミックヒーターの厚さ方向の
反りや剥離が低減化される。
【0010】次に、本発明の実施の形態を実施例、比較
例を挙げ、図1にそって説明する。 実施例1 炭素/炭素複合材料としてCX210 (東洋炭素社製、製品
名)からなる直径230mm、厚さ5mmの円板状の支持基
材1の表面に、反応ガスとしてアンモニアと三塩化硼素
を4:1の容量混合比で流し、1900℃、1Torrの条件下
で反応させて、この円板表面に厚さ0.1mmの熱分解
窒化硼素からなる第一の絶縁層2を形成した。ついでメ
タンガスを1800℃、3Torrの条件下で熱分解させてこの
円板の両面に厚さ0.1mmの熱分解グラファイト層を
形成し、一方の面の該熱分解グラファイト層よりヒータ
ーパターンを加工して発熱体3とした。またもう一方の
面の該熱分解グラファイト層より双極型静電吸着用電極
パターンを加工して静電吸着部の電極5とした。さらに
該発熱体3の上に反応ガスとしてアンモニアと三塩化硼
素を4:1の容量混合比で流し、1900℃、1Torrの条件
下で反応させ、該発熱体3の上に厚さ0.1mmの熱分
解窒化硼素からなる第二の絶縁層4を形成した。同様
に、静電吸着部の電極5の上に、反応ガスとしてアンモ
ニアと三塩化硼素を4:1の容量混合比で流し、1900
℃、1Torrの条件下で反応させ、該静電吸着部の電極5
の上に厚さ0.3mmの熱分解窒化硼素からなる静電吸
着部誘電体層6を形成して、静電吸着機能を有する図1
(b)のセラミックヒーターを作製した。このヒーター
の、静電吸着部誘電体層表面の反りを三次元測定機(ミ
ツトヨ社製)により測定したところ、0.2mmであっ
た。
例を挙げ、図1にそって説明する。 実施例1 炭素/炭素複合材料としてCX210 (東洋炭素社製、製品
名)からなる直径230mm、厚さ5mmの円板状の支持基
材1の表面に、反応ガスとしてアンモニアと三塩化硼素
を4:1の容量混合比で流し、1900℃、1Torrの条件下
で反応させて、この円板表面に厚さ0.1mmの熱分解
窒化硼素からなる第一の絶縁層2を形成した。ついでメ
タンガスを1800℃、3Torrの条件下で熱分解させてこの
円板の両面に厚さ0.1mmの熱分解グラファイト層を
形成し、一方の面の該熱分解グラファイト層よりヒータ
ーパターンを加工して発熱体3とした。またもう一方の
面の該熱分解グラファイト層より双極型静電吸着用電極
パターンを加工して静電吸着部の電極5とした。さらに
該発熱体3の上に反応ガスとしてアンモニアと三塩化硼
素を4:1の容量混合比で流し、1900℃、1Torrの条件
下で反応させ、該発熱体3の上に厚さ0.1mmの熱分
解窒化硼素からなる第二の絶縁層4を形成した。同様
に、静電吸着部の電極5の上に、反応ガスとしてアンモ
ニアと三塩化硼素を4:1の容量混合比で流し、1900
℃、1Torrの条件下で反応させ、該静電吸着部の電極5
の上に厚さ0.3mmの熱分解窒化硼素からなる静電吸
着部誘電体層6を形成して、静電吸着機能を有する図1
(b)のセラミックヒーターを作製した。このヒーター
の、静電吸着部誘電体層表面の反りを三次元測定機(ミ
ツトヨ社製)により測定したところ、0.2mmであっ
た。
【0011】実施例2 第一の熱分解グラファイト層の形成を片面のみとし、か
つ静電吸着部の電極、第二の絶縁層、誘電体層を設けな
い以外は実施例1と同様に行って、図1(a)のセラミ
ックヒーターを作製した。このヒーターの第1の絶縁層
表面の反りは、実施例1と同様の方法で測定した結果、
0.3mmであった。
つ静電吸着部の電極、第二の絶縁層、誘電体層を設けな
い以外は実施例1と同様に行って、図1(a)のセラミ
ックヒーターを作製した。このヒーターの第1の絶縁層
表面の反りは、実施例1と同様の方法で測定した結果、
0.3mmであった。
【0012】比較例 アンモニアと三塩化硼素を容量混合比4:1、1900℃、
1Torrの条件下で反応させ、直径230mm、厚さ2mmの
熱分解窒化硼素からなる円板状の支持基材を形成した。
この基材の片面に、メタンガスを1800℃、3Torrの条件
下で熱分解させて厚さ0.1mmの熱分解グラファイト
層を形成し、該熱分解グラファイト層よりヒーターパタ
ーンを加工して発熱体として、セラミックヒーターを作
製した。このヒーターの支持基材表面の反りは、実施例
1と同様の方法で測定した結果、1.2mmであった。
1Torrの条件下で反応させ、直径230mm、厚さ2mmの
熱分解窒化硼素からなる円板状の支持基材を形成した。
この基材の片面に、メタンガスを1800℃、3Torrの条件
下で熱分解させて厚さ0.1mmの熱分解グラファイト
層を形成し、該熱分解グラファイト層よりヒーターパタ
ーンを加工して発熱体として、セラミックヒーターを作
製した。このヒーターの支持基材表面の反りは、実施例
1と同様の方法で測定した結果、1.2mmであった。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、組立が容易なセラミッ
クヒーターを低コストで製造できる。また、反りが低減
化され、ウエハとの密着性が良いため、高性能化された
セラミックヒーターとすることができる。
クヒーターを低コストで製造できる。また、反りが低減
化され、ウエハとの密着性が良いため、高性能化された
セラミックヒーターとすることができる。
【図1】(a)本発明の一実施例によるセラミックヒー
ターの断面模式図である。 (b)本発明の他の実施例によるセラミックヒーターの
断面模式図である。
ターの断面模式図である。 (b)本発明の他の実施例によるセラミックヒーターの
断面模式図である。
1 支持基材 2 第一の絶縁層 3 発熱体 4 第二の絶縁層 5 静電吸着部電極層 6 静電吸着部誘電体層 7 静電吸着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 和弘 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社群馬事業所内
Claims (3)
- 【請求項1】 炭素/炭素複合材料からなる支持基材の
表面に熱分解窒化硼素からなる第一の絶縁層を形成し、
該第一の絶縁層の一方の面の上に熱分解グラファイトか
らなる発熱層を形成してなることを特徴とするセラミッ
クヒーター。 - 【請求項2】 該発熱層の上に熱分解窒化硼素からなる
第二の絶縁層を形成してなる請求項1記載のセラミック
ヒーター。 - 【請求項3】 該第一の絶縁層のもう一方の面の上に熱
分解グラファイトからなる電極層を形成し、その上に熱
分解窒化硼素からなる誘電体層を形成してなる静電吸着
部を有する請求項1または2記載のセラミックヒータ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18873095A JPH0940481A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | セラミックヒーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18873095A JPH0940481A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | セラミックヒーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0940481A true JPH0940481A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16228780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18873095A Pending JPH0940481A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | セラミックヒーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0940481A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002003434A1 (fr) * | 2000-07-03 | 2002-01-10 | Ibiden Co., Ltd. | Radiateur ceramique pour appareil de fabrication ou de test de semi-conducteurs |
WO2002007196A1 (fr) * | 2000-07-19 | 2002-01-24 | Ibiden Co., Ltd. | Dispositif chauffant ceramique pour la fabrication/verification de semi-conducteurs |
WO2002007195A1 (fr) * | 2000-07-19 | 2002-01-24 | Ibiden Co., Ltd. | Dispositif chauffant ceramique pour la fabrication/verification de semi-conducteurs, son procede de fabrication, et son systeme de fabrication |
JP2007299867A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 静電チャック及びその製造方法 |
JP2008159900A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 静電チャック付きセラミックヒーター |
JP2009543996A (ja) * | 2006-07-12 | 2009-12-10 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 炉のためのマルチゾーンヒータ |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP18873095A patent/JPH0940481A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002003434A1 (fr) * | 2000-07-03 | 2002-01-10 | Ibiden Co., Ltd. | Radiateur ceramique pour appareil de fabrication ou de test de semi-conducteurs |
US6897414B2 (en) | 2000-07-03 | 2005-05-24 | Ibiden Co., Ltd. | Ceramic heater for semiconductor manufacturing/testing apparatus |
WO2002007196A1 (fr) * | 2000-07-19 | 2002-01-24 | Ibiden Co., Ltd. | Dispositif chauffant ceramique pour la fabrication/verification de semi-conducteurs |
WO2002007195A1 (fr) * | 2000-07-19 | 2002-01-24 | Ibiden Co., Ltd. | Dispositif chauffant ceramique pour la fabrication/verification de semi-conducteurs, son procede de fabrication, et son systeme de fabrication |
US6967312B2 (en) | 2000-07-19 | 2005-11-22 | Ibiden Co., Ltd. | Semiconductor manufacturing/testing ceramic heater, production method for the ceramic heater and production system for the ceramic heater |
JP2007299867A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 静電チャック及びその製造方法 |
US7679880B2 (en) | 2006-04-28 | 2010-03-16 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd | Electrostatic chuck and manufacturing method thereof |
JP4524268B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2010-08-11 | 信越化学工業株式会社 | 静電チャック機能付きセラミックヒーター及びその製造方法 |
JP2009543996A (ja) * | 2006-07-12 | 2009-12-10 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 炉のためのマルチゾーンヒータ |
JP4912463B2 (ja) * | 2006-07-12 | 2012-04-11 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 炉のためのマルチゾーンヒータ |
JP2008159900A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 静電チャック付きセラミックヒーター |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5665260A (en) | Ceramic electrostatic chuck with built-in heater | |
KR100287450B1 (ko) | 정전척이 부착된 세라믹 히터(ceramic electrostatic chuck with built-in heater) | |
JP4430769B2 (ja) | セラミックス加熱治具 | |
US5566043A (en) | Ceramic electrostatic chuck with built-in heater | |
US6917021B2 (en) | Heating apparatus with electrostatic attraction function | |
JPS6153955B2 (ja) | ||
JPH0940481A (ja) | セラミックヒーター | |
US5350720A (en) | Triple-layered ceramic heater | |
JP2533679B2 (ja) | 盤状セラミックスヒ―タ―及びその製造方法 | |
JPS6022347A (ja) | 半導体素子搭載用基板 | |
KR20080059501A (ko) | 정전 척이 부착된 세라믹 히터 | |
JP3481717B2 (ja) | 静電吸着機能を有するウエハ加熱装置 | |
JP3914377B2 (ja) | 静電吸着機能を有するウエーハ加熱装置 | |
JP2756944B2 (ja) | セラミックス静電チャック | |
JP3057670B2 (ja) | 複層セラミックスヒーター | |
KR20070106383A (ko) | 정전척 및 그 제조방법 | |
JP3693077B2 (ja) | 静電チャック | |
JP3835491B2 (ja) | 静電吸着機能を有するウエハ加熱装置 | |
JP3812600B2 (ja) | 静電吸着機能を有するウエハ加熱装置 | |
JP2948357B2 (ja) | 複層セラミックスヒ−タ− | |
JP3519744B2 (ja) | 複層セラミックスヒーター | |
JPH05198355A (ja) | 複層セラミックスヒーター | |
JPH05194046A (ja) | 複層セラミックスヒーター | |
JPH07297267A (ja) | 静電チャック付セラミックスヒーター | |
JP2002246455A (ja) | 静電チャックの製造方法 |