JP2002246455A - 静電チャックの製造方法 - Google Patents

静電チャックの製造方法

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JP2002246455A JP2001373918A JP2001373918A JP2002246455A JP 2002246455 A JP2002246455 A JP 2002246455A JP 2001373918 A JP2001373918 A JP 2001373918A JP 2001373918 A JP2001373918 A JP 2001373918A JP 2002246455 A JP2002246455 A JP 2002246455A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シリコン半導体、化合物半導体、フラットパネ
ルディスプレイ、ハードディスク、ソーフィルターその
他の電子デバイス等の製造プロセスに好適に用いられる
静電チャックを提供する。 【構成】絶縁基材上に導体電極を所定パターンに形成し
た被成膜体(6)を、プラズマCVD炉(10)内に
て、炭化水素化合物(CxHy)のxが1〜10の範囲
にあり且つyが2〜22の範囲にあるものをプラズマ放
電によりイオン化した後250μsec以下のアフター
グロータイム内に−1kV〜−20kVのパルス電圧を
印加することにより炭化水素イオンを絶縁基材およびそ
の上の導体電極表面に加速衝突させて、10〜10
13Ω・cmの範囲の電気抵抗率を有する非晶質炭素
(DLC)を主成分とする被膜層を導体電極表面に被覆
形成して静電チャックを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン半導体、
化合物半導体、液晶等のフラットパネルディスプレイ
(FPD)、ハードディスク、ソーフィルターその他の
電子デバイスの製造プロセスに好適に用いられる静電チ
ャックの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン半導体、化合物半導体、液晶等
のフラットパネルディスプレイ、ハードディスク、ソー
フィルターその他の電子デバイスの製造プロセスにおい
て、ドライエッチングやPVD(物理的気相蒸着法)、
CVD(化学的気相蒸着法)等を行う際に対象物(シリ
コンウエハー)を固定するために静電チャックが広く用
いられている。
【0003】静電チャックは、たとえば図1に示すよう
に、グラファイト板1の周囲をPBN(熱分解窒化ホウ
素)等の絶縁層2で被覆してなる絶縁基材上にPG等の
導体で電極3を所定パターンで配置し、これらを被膜層
4で被覆した構成を有している。あるいは、酸化物や窒
化物等のセラミックスを絶縁基材とし、この上に高融点
モリブデン、タングステン等の導体を電極3とし、これ
らを被膜層4で被覆した構成としてもよい。図示しない
が、電極3の両端は端子を通じて電源に接続されてい
る。
【0004】この構成の静電チャックにおいて、表面
(チャック面)上にシリコンウエハー等の被吸着物5を
載置して、電極端子間に電圧を印加するとクーロン力が
発生し、被吸着物5をチャックすることができる。ま
た、この構成では静電チャックがヒータを兼ねており、
適正なチャック吸引力を発揮させるとともに所定プロセ
スを最適温度に維持するために被吸着物5を均一に加熱
している。
【0005】なお、図1は双極型静電チャックの構成例
を示すものであり、単極型静電チャックにおいては、絶
縁基材上に単一の導体電極を配置したものを被膜層で被
覆した構成を有し、電極と、表面に載置した被吸着物と
の間に電圧印加することによってチャックする。
【0006】静電チャックにおける上記被膜層は、10
〜1013Ω・cmの範囲の電気抵抗率を持つことが
好ましい。被膜層に上記範囲の電気抵抗率を持たせるこ
とにより、電極と被吸着物との間に極微弱電流が流れる
ことを許容し、ジョンソンラーベック効果によりチャッ
ク吸引力が大幅に増大する。また、被吸着物の離脱時間
短縮にも有用である。
【0007】この観点より、本出願人は、CVDを用い
てPBNに微量のカーボンを含有させて被膜層4とする
ことにより上記範囲の電気抵抗率を与える手法を発案
し、特許第2756944号を取得した。この方法によ
れば、PBN成形のための反応ガス(たとえば三塩化ホ
ウ素+アンモニア)に加えてカーボン添加のために必要
なガス(たとえばメタン)を減圧高温CVD炉内に導入
し、微量カーボンを含有するPBN成形体を得ること
で、上記範囲の電気抵抗率を有する被膜層が形成され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、静電チャッ
クの被膜層は、上記範囲の電気抵抗率を持つことが望ま
れるだけでなく、平滑性、薄膜性、低摩擦性、パーティ
クル発生抑制のための耐摩耗性等も重要な要求性能であ
る。また、図1に示すようにヒータを兼ねる場合には、
熱伝導率、赤外線透過性等のヒータとしての要求性能も
満たす必要がある。
【0009】特許第2756944号ではCVD法によ
り微量のカーボンを添加したPBN(C−PBN)で被
膜層を形成しており、概ね満足すべき性能を発揮し得る
ものであるが、C−PBNは一部非晶質を含むものの概
して結晶質であるため、基材から層剥離しやすく耐久性
が若干劣ること、被膜層から結晶が脱離してパーティク
ルの発生原因となること、複数の反応ガスによる化学反
応となるためカーボン含有量を厳密にコントロールする
ためにはプロセス制御が複雑であり、電気抵抗率にもバ
ラツキが生じやすいこと、膜厚が不均一になりやすいた
め製品化には表面研磨が必要であること、等の問題があ
った。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、静電チャッ
クにおける被膜層としての各種要求性能を高次元で満た
すことのできる材料として、ダイアモンドライクカーボ
ン(DLC)と呼ばれる非晶質炭素に着目した。
【0011】DLCは、炭素同位体の一種としてグラフ
ァイト構造(sp2)とダイアモンド構造(sp3)と
が混在した構造を有し、したがって、電気抵抗率につい
ても、導電性のグラファイト(電気抵抗率=10−3Ω
・cm付近)と非導電性のダイアモンド(電気抵抗率=
約1012〜1016Ω・cm)の中間的数値である約
10〜1013Ω・cmの範囲を持たせることが容易
である。さらに、DLCは平滑性、薄膜性、低摩擦性等
に優れ、非晶質であることから各種成膜工程で問題とな
っているパーティクル発生極小化のための要求性能であ
る耐摩耗性等にも優れるため静電チャックの被膜層とし
て好適であり、また、熱伝導率、赤外線透過性等のヒー
タ適性にも優れている。
【0012】DLCは、その耐摩耗性や硬質性を利用し
て切削工具や金型に用いられ、また、ハードディスクや
VTR磁気テープ等の電子部品にも使用されているが、
出願人の知る限り、静電チャックの被膜層として使用し
た例は過去にない。
【0013】本発明は上記知見に基づいてさらに実験と
研究を重ねた結果完成したものであり、請求項1にかか
る本発明は、絶縁基材上に導体電極を所定パターンに形
成し、プラズマCVD炉内にて、炭化水素化合物(Cx
Hy)のxが1〜10の範囲にあり且つyが2〜22の
範囲にあるものを高周波プラズマ放電によりイオン化し
た後所定のパルス電圧を印加することにより炭化水素イ
オンを絶縁基材およびその上の導体電極表面に加速衝突
させて、10〜1013Ω・cmの範囲の電気抵抗率
を有する非晶質炭素を主成分とする被膜層を導体電極表
面に被覆形成することを特徴とする静電チャックの製造
方法である。
【0014】請求項2にかかる本発明は、絶縁基材上に
導体電極を所定パターンに形成し、プラズマCVD炉内
にて、炭化水素化合物をプラズマ放電によりイオン化し
た後−1kV〜−20kVのパルス電圧を印加すること
により炭化水素イオンを絶縁基材およびその上の導体電
極表面に加速衝突させて、10〜1013Ω・cmの
範囲の電気抵抗率を有する非晶質炭素を主成分とする被
膜層を導体電極表面に被覆形成することを特徴とする静
電チャックの製造方法である。
【0015】請求項3にかかる本発明は、絶縁基材上に
導体電極を所定パターンに形成し、プラズマCVD炉内
にて、炭化水素化合物をプラズマ放電によりイオン化し
た後250μsec以下のアフターグロータイム内に所
定のパルス電圧を印加することにより炭素水素イオンを
絶縁基材およびその上の導体電極表面に加速衝突させ
て、10〜1013Ω・cmの範囲の電気抵抗率を有
する非晶質炭素を主成分とする被膜層を導体電極表面に
被覆形成することを特徴とする静電チャックの製造方法
である。
【0016】請求項4にかかる本発明は、絶縁基材上に
導体電極を所定パターンに形成し、プラズマCVD炉内
にて、炭化水素化合物(CxHy)のxが1〜10の範
囲にあり且つyが2〜22の範囲にあるものをプラズマ
放電によりイオン化した後250μsec以下のアフタ
ーグロータイム内に−1kV〜−20kVのパルス電圧
を印加することにより炭化水素イオンを絶縁基材および
その上の導体電極表面に加速衝突させて、10〜10
13Ω・cmの範囲の電気抵抗率を有する非晶質炭素を
主成分とする被膜層を導体電極表面に被覆形成すること
を特徴とする静電チャックの製造方法である。
【0017】請求項5にかかる本発明は、絶縁基材上に
導体電極を所定パターンに形成し、被膜層を導体電極表
面に被覆形成した後、これをプラズマCVD炉内にて、
炭化水素化合物(CxHy)のxが1〜10の範囲にあ
り且つyが2〜22の範囲にあるものをプラズマ放電に
よりイオン化した後所定のパルス電圧を印加することに
より炭化水素イオンを絶縁基材およびその上の被膜層表
面に加速衝突させて、10〜1013Ω・cmの範囲
の電気抵抗率を有する非晶質炭素を主成分とする表面保
護膜を被膜層表面に被覆形成することを特徴とする静電
チャックの製造方法である。
【0018】請求項6にかかる本発明は、絶縁基材上に
導体電極を所定パターンに形成し、被膜層を導体電極表
面に被覆形成した後、これをプラズマCVD炉内にて、
炭化水素化合物をプラズマ放電によりイオン化した後−
1kV〜−20kVのパルス電圧を印加することにより
炭化水素イオンを絶縁基材およびその上の被膜層表面に
加速衝突させて、10〜1013Ω・cmの範囲の電
気抵抗率を有する非晶質炭素を主成分とする表面保護膜
を被膜層表面に被覆形成することを特徴とする静電チャ
ックの製造方法である。
【0019】請求項7にかかる本発明は、絶縁基材上に
導体電極を所定パターンに形成し、被膜層を導体電極表
面に被覆形成した後、これをプラズマCVD炉内にて、
炭化水素化合物をプラズマ放電によりイオン化した後2
50μsec以下のアフターグロータイム内に所定のパ
ルス電圧を印加することにより炭化水素イオンを絶縁基
材およびその上の被膜層表面に加速衝突させて、10
〜1013Ω・cmの範囲の電気抵抗率を有する非晶質
炭素を主成分とする表面保護膜を被膜層表面に被覆形成
することを特徴とする静電チャックの製造方法である。
【0020】請求項8にかかる本発明は、絶縁基材上に
導体電極を所定パターンに形成し、被膜層を導体電極表
面に被覆形成した後、これをプラズマCVD炉内にて、
炭化水素化合物(CxHy)のxが1〜10の範囲にあ
り且つyが2〜22の範囲にあるものをプラズマ放電に
よりイオン化した後250μsec以下のアフターグロ
ータイム内に−1kV〜−20kVのパルス電圧を印加
することにより炭化水素イオンを絶縁基材およびその上
の被膜層表面に加速衝突させて、10〜10 13Ω・
cmの範囲の電気抵抗率を有する非晶質炭素を主成分と
する表面保護膜を被膜層表面に被覆形成することを特徴
とする静電チャックの製造方法である。
【0021】なお、被膜層の成膜原料となる炭化水素化
合物および表面保護膜の成膜原料となる炭化水素化合物
は、いずれも気体、液体、固体を問わずに用いることが
可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態として、図1に
示される構造の双極型静電チャックにおいて被膜層4を
10〜1013Ω・cmの範囲の電気抵抗率を有する
DLC硬質被膜として形成する方法について、以下に説
明する。
【0023】<試験1>厚さ10mmのグラファイト板
1の表面に減圧高温CVD法により300μmのPBN
絶縁層2を形成し、さらに、同じく減圧高温CVD法に
より50μmのPG層を両面に形成した後、このPG層
のうちの導体電極3となる所定パターンの部分を残して
他の部分を除去することにより、PBN絶縁層2の両面
に所定パターンの導体電極3を形成した。
【0024】次いで、各種の炭化水素化合物を原料ガス
に用いてプラズマCVD法により2.5μm厚のDLC
硬質被膜4に成膜して、各種の静電チャックを得た。プ
ラズマCVD法について図2および図3を参照して概説
すると、プラズマCVD炉10の電極11上に被成膜体
6(絶縁基材上に所定パターンの導体電極を形成したも
の)を載置し、真空ポンプ12によりCVD炉10内を
減圧雰囲気に維持して、炭化水素化合物(CxHy)を
気体、液体または固体にして原料導入部17から導入
し、プラズマ電源13からミキシングユニット16を介
して高周波を被成膜体6に印加する。これにより被成膜
体6の周辺にプラズマ領域14が形成され、導入された
炭化水素化合物がイオン化される。次いで所定のアフタ
ーグロータイム(プラズマ高周波電圧印加後パルス電圧
印加までの時間)経過後にパルス電源15からミキシン
グユニット16を介して所定のパルス電圧を被成膜体6
に印加することによって、炭化水素イオンが高速移動し
て被成膜体の表面に蒸着してDLC硬質被膜4が形成さ
れる。この実施例では、パルス電圧を−10kV、プラ
ズマCVD炉内の圧力を6〜9×10−3Torr、炭
化水素ガスの流量を6ccmとしてプラズマCVD法を
実施した。得られた各種の静電チャックにおいてDLC
硬質被膜4の電気抵抗率を測定した結果を図4に示す。
【0025】図4に示すように、DLC硬質被膜4の成
膜原料ガスとしてメタン(CH)、アセチレン(C
)、トルエン(C)、キシレン(C
10)、デカン(C1022)のいずれを用いた
場合も、電気抵抗率が10〜10 Ω・cmの範囲
のDLC硬質被膜4として成膜させることができた。ま
た、この結果から、成膜原料として用いる炭化水素化合
物の分子量と成膜されるDLC硬質被膜4の電気抵抗率
との間に相関性が見られ、この試験で用いた中で最も分
子量が小さいメタン(CH)を用いた場合の電気抵抗
率が10〜1013Ω・cmの範囲の下限と略合致し
ており、最も分子量が大きいデカン(C10 )を
用いた場合の電気抵抗率が10〜1013Ω・cmの
範囲の上限と略合致していることが分かる。この試験結
果から、10〜1013Ω・cmの範囲のDLC硬質
被膜4を成膜させるためには、炭化水素化合物(CxH
y)のxが1〜10の範囲にあり且つyが2〜22の範
囲にあるものを成膜原料として用いるべきことが確認さ
れた。
【0026】なお、図4には各成膜原料を用いた場合に
成膜されたDLC硬質被膜4のラマンスペクトルピーク
高さ比が併せて示されている。これは、DLC硬質被膜
4をラマン分光分析にかけて炭素のラマンスペクトルを
4つのピークに分割した場合において1360cm−1
のピーク高さを1としたときの1500cm−1のピー
ク高さ比を示すもので、電気抵抗率と相関性を持ってい
ること、および、これを0.7〜1.2の範囲とするこ
とが10〜1013Ω・cmの範囲の電気抵抗率を与
えるために好適であることが既に本出願人によって確認
されている(特願2001−134121)。図4に示
す成膜原料を用いた場合はいずれもこのラマンスペクト
ルピーク高さ比が0.7〜1.2の範囲内にあり、この
観点からも静電チャックとして好適なものであることが
確認された。
【0027】<試験2>原料ガスにトルエン(C
)を用い、被成膜体6に印加するパルス電圧を−
1kV〜−20kVの範囲で変化させた他は、試験1と
同様にしてプラズマCVD法を実施した。得られた各種
の静電チャックにおいてDLC硬質被膜4の電気抵抗率
を測定した結果を図5に示す。
【0028】図5に示すように、パルス電圧を−1kV
〜−20kVの範囲で変化させたいずれの場合にも電気
抵抗率が10〜1013Ω・cmの範囲のDLC硬質
被膜4として成膜させることができた。また、この結果
から、成膜条件としてのパルス電圧と成膜されるDLC
硬質被膜4の電気抵抗率との間に相関性が見られ、この
試験で用いた中で最も小さい−1kVのパルス電圧とし
た場合の電気抵抗率が10〜1013Ω・cmの範囲
の上限と略合致しており、最も大きい−20kVのパル
ス電圧とした場合の電気抵抗率が10〜1013Ω・
cmの範囲の下限と略合致していることが分かる。この
試験結果から、10〜1013Ω・cmの範囲のDL
C硬質被膜4を成膜させるためには、プラズマCVD法
による成膜時に被成膜体6に印加するパルス電圧を−1
kV〜−20kVの範囲とすべきことが確認された。
【0029】<試験3>原料ガスにトルエン(C
)を用い、被成膜体6に印加するパルス電圧を−
5kVとし、プラズマ放電後パルス電圧印加までのアフ
ターグロータイムを70〜250μsecの範囲で変化
させた他は、試験1と同様にしてプラズマCVD法を実
施した。得られた各種の静電チャックにおいてDLC硬
質被膜4の電気抵抗率を測定した結果を図6に示す。
【0030】図6に示すように、アフターグロータイム
を70〜250μsecの範囲で変化させたいずれの場
合にも電気抵抗率が10〜1013Ω・cmの範囲の
DLC硬質被膜4として成膜させることができた。ま
た、この結果から、成膜条件としてのアフターグロータ
イムと成膜されるDLC硬質被膜4の電気抵抗率との間
に相関性が見られ、この試験で用いた中で最も長い25
0μsecのアフターグロータイムとした場合の電気抵
抗率が10〜1013Ω・cmの範囲の上限と略合致
していることが分かる。この試験結果から、10〜1
13Ω・cmの範囲のDLC硬質被膜4を成膜させる
ためには、CVD法による成膜時におけるアフターグロ
ータイムを250μsec以下とすべきことが確認され
た。
【0031】<試験4>試験1と同様にしてPBN絶縁
層2の両面に所定パターンの導体電極3を形成した後、
被膜層4として特許第2756944号記載のように微
量カーボン添加されたPBNをCVD法により形成し
た。このPBN被膜層の形成は、減圧高温CVD炉内
に、BCl/NH/CHを1/3/2.4のモル
比で混合したガスを導入し、圧力0.5Torr、温度
1850℃の条件でCVD処理することにより行った。
形成されたPBN被膜層4の電気抵抗率を測定したとこ
ろ約1010Ω・cmであった。
【0032】さらに、プラズマCVD法によりPBN被
膜層4上にDLC硬質被膜としての表面保護膜7を形成
した(図7)。このDLC表面保護膜7の成膜条件につ
いて、試験1と同様にして原料ガスとしての炭化水素化
合物を様々に変え、試験2と同様にして印加パルス電圧
を様々に変化させ、また試験3と同様にしてプラズマ放
電後パルス電圧印加までのアフターグロータイムを様々
に変化させて実施したところ、いずれも試験1〜3につ
いて既述したと同様の結果が得られた。すなわち、プラ
ズマCVD法で10〜1013Ω・cmの範囲のDL
C表面保護膜7を成膜させるためには、炭化水素化合物
(CxHy)のxが1〜10の範囲にあり且つyが2〜
22の範囲にあるものを成膜原料として用いることが好
ましく、印加パルス電圧を−1kV〜−20kVの範囲
とすることが好ましく、また、アフターグロータイムを
250μsec以下とすることが好ましいことが確認さ
れた。
【0033】以上の試験において、静電チャックの絶縁
基材には、グラファイト板1の周囲をPBN絶縁層2で
被覆してなるものを用いたが、これに限定されるもので
はなく、たとえば酸化物や窒化物等のセラミックスの単
体を絶縁基材として用いてもよい。また、電極にはPG
を用いているが、これに限定されるものではなく、他の
導電材料たとえば高融点金属モリブデンやタングステン
等を用いてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明方法によれば、電気抵抗率その他
の要求性能をいずれも高次元で満たす静電チャックを製
造することができ、このようにして製造された静電チャ
ックをシリコン半導体、化合物半導体、液晶等のフラッ
トパネルディスプレイ、ハードディスク、ソーフィルタ
ーその他の電子デバイスの製造プロセスに好適に用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】双極型静電チャックの構成を示す断面図であ
る。
【図2】プラズマCVD法による成膜原理図である。
【図3】プラズマCVD法におけるプラズマおよびパル
ス電圧印加のタイミングチャートである。
【図4】原料ガスとしての炭化水素化合物を様々に変え
てプラズマCVD法を実施して成膜したDLC硬質被膜
の電気抵抗率およびラマンスペクトルピーク高さ比を測
定した結果を示す表である。
【図5】印加パルス電圧を様々に変えてプラズマCVD
法を実施して成膜したDLC硬質被膜の電気抵抗率を測
定した結果を示す表である。
【図6】アフターグロータイムを様々に変えてプラズマ
CVD法を実施して成膜したDLC硬質被膜の電気抵抗
率を測定した結果を示す表である。
【図7】図1の双極型静電チャックにさらに表面保護層
を形成した構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 グラファイト板 2 絶縁層 3 導体電極 4 被膜層(本発明では非晶質炭素を主成分とするDL
C硬質被膜) 5 シリコンウエハー等の被吸着物 6 被成膜体 7 表面保護層(本発明では非晶質炭素を主成分とする
DLC硬質被膜) 10 プラズマCVD炉 11 電極 12 真空ポンプ 13 プラズマ電源 14 プラズマ領域 15 パルス電源 16 ミキシングユニット 17 原料導入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 清利 兵庫県佐用郡上月町久崎字古瀬ノ内580− 39 アドバンス・セラミックス・インター ナショナル コーポレーション上月工場内 Fターム(参考) 5F031 CA01 CA02 CA05 HA02 HA03 HA17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基材上に導体電極を所定パターンに形
    成し、プラズマCVD炉内にて、炭化水素化合物(Cx
    Hy)のxが1〜10の範囲にあり且つyが2〜22の
    範囲にあるものをプラズマ放電によりイオン化した後所
    定のパルス電圧を印加することにより炭化水素イオンを
    絶縁基材およびその上の導体電極表面に加速衝突させ
    て、10〜1013Ω・cmの範囲の電気抵抗率を有
    する非晶質炭素を主成分とする被膜層を導体電極表面に
    被覆形成することを特徴とする静電チャックの製造方
    法。
  2. 【請求項2】絶縁基材上に導体電極を所定パターンに形
    成し、プラズマCVD炉内にて、炭化水素化合物をプラ
    ズマ放電によりイオン化した後−1kV〜−20kVの
    パルス電圧を印加することにより炭化水素イオンを絶縁
    基材およびその上の導体電極表面に加速衝突させて、1
    〜1013Ω・cmの範囲の電気抵抗率を有する非
    晶質炭素を主成分とする被膜層を導体電極表面に被覆形
    成することを特徴とする静電チャックの製造方法。
  3. 【請求項3】絶縁基材上に導体電極を所定パターンに形
    成し、プラズマCVD炉内にて、炭化水素化合物をプラ
    ズマ放電によりイオン化した後250μsec以下のア
    フターグロータイム内に所定のパルス電圧を印加するこ
    とにより炭化水素イオンを絶縁基材およびその上の導体
    電極表面に加速衝突させて、10〜1013Ω・cm
    の範囲の電気抵抗率を有する非晶質炭素を主成分とする
    被膜層を導体電極表面に被覆形成することを特徴とする
    静電チャックの製造方法。
  4. 【請求項4】絶縁基材上に導体電極を所定パターンに形
    成し、プラズマCVD炉内にて、炭化水素化合物(Cx
    Hy)のxが1〜10の範囲にあり且つyが2〜22の
    範囲にあるものをプラズマ放電によりイオン化した後2
    50μsec以下のアフターグロータイム内に−1kV
    〜−20kVのパルス電圧を印加することにより炭化水
    素イオンを絶縁基材およびその上の導体電極表面に加速
    衝突させて、10〜1013Ω・cmの範囲の電気抵
    抗率を有する非晶質炭素を主成分とする被膜層を導体電
    極表面に被覆形成することを特徴とする静電チャックの
    製造方法。
  5. 【請求項5】絶縁基材上に導体電極を所定パターンに形
    成し、被膜層を導体電極表面に被覆形成した後、これを
    プラズマCVD炉内にて、炭化水素化合物(CxHy)
    のxが1〜10の範囲にあり且つyが2〜22の範囲に
    あるものをプラズマ放電によりイオン化した後所定のパ
    ルス電圧を印加することにより炭化水素イオンを絶縁基
    材およびその上の被膜層表面に加速衝突させて、10
    〜10 13Ω・cmの範囲の電気抵抗率を有する非晶質
    炭素を主成分とする表面保護膜を被膜層表面に被覆形成
    することを特徴とする静電チャックの製造方法。
  6. 【請求項6】絶縁基材上に導体電極を所定パターンに形
    成し、被膜層を導体電極表面に被覆形成した後、これを
    プラズマCVD炉内にて、炭化水素化合物をプラズマ放
    電によりイオン化した後−1kV〜−20kVのパルス
    電圧を印加することにより炭化水素イオンを絶縁基材お
    よびその上の導体電極表面に加速衝突させて、10
    1013Ω・cmの範囲の電気抵抗率を有する非晶質炭
    素を主成分とする表面保護膜を被膜層表面に被覆形成す
    ることを特徴とする静電チャックの製造方法。
  7. 【請求項7】絶縁基材上に導体電極を所定パターンに形
    成し、被膜層を導体電極表面に被覆形成した後、これを
    プラズマCVD炉内にて、炭化水素化合物をプラズマ放
    電によりイオン化した後250μsec以下のアフター
    グロータイム内に所定のパルス電圧を印加することによ
    り炭化水素イオンを絶縁基材およびその上の被膜層表面
    に加速衝突させて、10〜1013Ω・cmの範囲の
    電気抵抗率を有する非晶質炭素を主成分とする表面保護
    膜を被膜層表面に被覆形成することを特徴とする静電チ
    ャックの製造方法。
  8. 【請求項8】絶縁基材上に導体電極を所定パターンに形
    成し、被膜層を導体電極表面に被覆形成した後、これを
    プラズマCVD炉内にて、炭化水素化合物(CxHy)
    のxが1〜10の範囲にあり且つyが2〜22の範囲に
    あるものをプラズマ放電によりイオン化した後250μ
    sec以下のアフターグロータイム内に−1kV〜−2
    0kVのパルス電圧を印加することにより炭化水素イオ
    ンを絶縁基材およびその上の被膜層表面に加速衝突させ
    て、10〜1013Ω・cmの範囲の電気抵抗率を有
    する非晶質炭素を主成分とする表面保護膜を被膜層表面
    に被覆形成することを特徴とする静電チャックの製造方
    法。
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