JPH0939991A - 軟質筒状容器 - Google Patents
軟質筒状容器Info
- Publication number
- JPH0939991A JPH0939991A JP18570595A JP18570595A JPH0939991A JP H0939991 A JPH0939991 A JP H0939991A JP 18570595 A JP18570595 A JP 18570595A JP 18570595 A JP18570595 A JP 18570595A JP H0939991 A JPH0939991 A JP H0939991A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical body
- closing body
- cylindrical
- closing
- soft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
- Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器の省スペース化を図る。
【解決手段】 筒体10の先端を閉塞体20の下側円錐
部22の下部外面に接合する。閉塞体20の下側円錐部
22は、筒体10から突出する形態と、筒体10内に陥
没する形態に、突没反転可能にする。閉塞体20は途中
に水平段差部21を有しているので、水平段差部21よ
りも上側に位置する上側円錐部23は反転しない。内容
物を充填する際には閉塞体20を筒体10内に陥没させ
た形態にしておき、内容物充填後に筒体10の開口端を
封緘する。内容物を注出する場合には、筒体10を加圧
しその圧力で閉塞体20を筒体10から突出させ、摘み
片27を捻って、くびれ部25を引きちぎり、注出口2
9を開口せしめる。
部22の下部外面に接合する。閉塞体20の下側円錐部
22は、筒体10から突出する形態と、筒体10内に陥
没する形態に、突没反転可能にする。閉塞体20は途中
に水平段差部21を有しているので、水平段差部21よ
りも上側に位置する上側円錐部23は反転しない。内容
物を充填する際には閉塞体20を筒体10内に陥没させ
た形態にしておき、内容物充填後に筒体10の開口端を
封緘する。内容物を注出する場合には、筒体10を加圧
しその圧力で閉塞体20を筒体10から突出させ、摘み
片27を捻って、くびれ部25を引きちぎり、注出口2
9を開口せしめる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端閉塞部が突没
可能な筒状容器に関するものである。
可能な筒状容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軟質筒状容器とは例えばチューブ容器の
ようなものをいう。チューブ容器は、例えば練り歯磨き
を収容するチューブ容器のように、注出口を開閉する着
脱自在なキャップを備えるのが一般的である。
ようなものをいう。チューブ容器は、例えば練り歯磨き
を収容するチューブ容器のように、注出口を開閉する着
脱自在なキャップを備えるのが一般的である。
【0003】一方、容器には詰め替え用の内容物(例え
ば、シャンプーやリンスや液体洗剤や各種のオイル類
等)等を収納するための簡易型の容器がある。このよう
な簡易型の容器は一般的に使い捨てであるので、一度注
出口を開放したならばその注出口を閉塞する必要がな
く、したがって、キャップを必要としないのが一般的で
ある。
ば、シャンプーやリンスや液体洗剤や各種のオイル類
等)等を収納するための簡易型の容器がある。このよう
な簡易型の容器は一般的に使い捨てであるので、一度注
出口を開放したならばその注出口を閉塞する必要がな
く、したがって、キャップを必要としないのが一般的で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、先端閉塞部
が突没可能で、省スペース化を図ることができる、新規
な筒状容器を得ることを課題とする。
が突没可能で、省スペース化を図ることができる、新規
な筒状容器を得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。本発明は、柔軟な
筒体と、この筒体よりも剛性が高く筒体の先端に接合さ
れて先端開口を閉塞する略円錐形状の閉塞体とを備え、
前記閉塞体は前記筒体との接合部近傍を反転中心にして
筒体の外内に突没反転可能にされていることを特徴とす
る軟質筒状容器である(請求項1に対応)。
するために、以下の手段を採用した。本発明は、柔軟な
筒体と、この筒体よりも剛性が高く筒体の先端に接合さ
れて先端開口を閉塞する略円錐形状の閉塞体とを備え、
前記閉塞体は前記筒体との接合部近傍を反転中心にして
筒体の外内に突没反転可能にされていることを特徴とす
る軟質筒状容器である(請求項1に対応)。
【0006】筒体と閉塞体の剛性の相違を出す方法とし
ては、筒体と閉塞体を異種の樹脂で形成する方法と、筒
体と閉塞体を同種の樹脂で形成し肉厚の相違によって剛
性の相違を出す方法とがあり、いずれの方法も採用可能
である。
ては、筒体と閉塞体を異種の樹脂で形成する方法と、筒
体と閉塞体を同種の樹脂で形成し肉厚の相違によって剛
性の相違を出す方法とがあり、いずれの方法も採用可能
である。
【0007】軟質筒状容器に内容物を充填する前に閉塞
体を筒体内に陥没させておき、内容物充填後も閉塞体を
陥没させた形態を保持して筒体の開口端を封緘する。内
容物を注出する時に、筒体を加圧してその圧力で陥没し
ている閉塞体を筒体から突出させる。そして、閉塞体の
先端に注出口を開口し、内容物を注出する。
体を筒体内に陥没させておき、内容物充填後も閉塞体を
陥没させた形態を保持して筒体の開口端を封緘する。内
容物を注出する時に、筒体を加圧してその圧力で陥没し
ている閉塞体を筒体から突出させる。そして、閉塞体の
先端に注出口を開口し、内容物を注出する。
【0008】軟質筒状容器は、詰め替え用内容物(例え
ば、シャンプー、液体洗剤等)を収容するための簡易容
器として用いることが可能であるが、その他の態様の容
器に採用することも可能である。
ば、シャンプー、液体洗剤等)を収容するための簡易容
器として用いることが可能であるが、その他の態様の容
器に採用することも可能である。
【0009】前記閉塞体は、筒体内に陥没せしめた場合
に閉塞体の全体が筒体内に収納される大きさに形成する
のが好ましい(請求項2に対応)。このようにすると、
閉塞体側を接地側にして起立させた時に、軟質筒状容器
を安定して起立させることができる。前記閉塞体の先端
には、破断可能に薄肉に形成されて破断後は注出口にな
るくびれ部と、くびれ部の上側に連接された摘み片とを
備えるのが好ましい(請求項3に対応)。このようにす
ると、摘み部を持ってくびれ部を引きちぎることによっ
て、容易に注出口を開けることができ、使い勝手がよく
なる。
に閉塞体の全体が筒体内に収納される大きさに形成する
のが好ましい(請求項2に対応)。このようにすると、
閉塞体側を接地側にして起立させた時に、軟質筒状容器
を安定して起立させることができる。前記閉塞体の先端
には、破断可能に薄肉に形成されて破断後は注出口にな
るくびれ部と、くびれ部の上側に連接された摘み片とを
備えるのが好ましい(請求項3に対応)。このようにす
ると、摘み部を持ってくびれ部を引きちぎることによっ
て、容易に注出口を開けることができ、使い勝手がよく
なる。
【0010】前記くびれ部の周方向の少なくとも一部
を、くびれ部の他の部位よりも更に薄肉に形成しておく
(請求項4に対応)と、くびれ部を容易に破断すること
ができるので好ましい。少なくとも一部ということは、
くびれ部の周方向の1箇所でもいいし、2箇所でもいい
し、3箇所以上であってもよいということである。
を、くびれ部の他の部位よりも更に薄肉に形成しておく
(請求項4に対応)と、くびれ部を容易に破断すること
ができるので好ましい。少なくとも一部ということは、
くびれ部の周方向の1箇所でもいいし、2箇所でもいい
し、3箇所以上であってもよいということである。
【0011】前記閉塞体は、前記反転中心に連なる下側
円錐部と、前記くびれ部に連なる上側円錐部と、下側円
錐部と上側円錐部との間に形成された段差部とを備える
のが好ましい(請求項5に対応)。このようにすると、
上側円錐部を反転させずに下側円錐部だけを反転せしめ
ることができる。
円錐部と、前記くびれ部に連なる上側円錐部と、下側円
錐部と上側円錐部との間に形成された段差部とを備える
のが好ましい(請求項5に対応)。このようにすると、
上側円錐部を反転させずに下側円錐部だけを反転せしめ
ることができる。
【0012】前記閉塞体には、閉塞体を筒体から突出さ
せた形態において筒体との接合部の近傍であって接合部
よりも先端寄りに環状の凹曲部を設けることが可能であ
る(請求項6に対応)。このようにすると、凹曲部を反
転中心にすることができる。
せた形態において筒体との接合部の近傍であって接合部
よりも先端寄りに環状の凹曲部を設けることが可能であ
る(請求項6に対応)。このようにすると、凹曲部を反
転中心にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図5の図面に基いて説明する。以下に説明する実施
の形態は、軟質筒状容器を詰め替え用内容物(例えば、
シャンプー、液体洗剤等)を収容するための簡易容器と
して用いた態様である。但し、本発明をこの態様以外の
容器に適用することができることは勿論である。
から図5の図面に基いて説明する。以下に説明する実施
の形態は、軟質筒状容器を詰め替え用内容物(例えば、
シャンプー、液体洗剤等)を収容するための簡易容器と
して用いた態様である。但し、本発明をこの態様以外の
容器に適用することができることは勿論である。
【0014】〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1
の実施の形態における軟質筒状容器1の縦断面図、図2
は同平面図、図3は右半分を断面で示した要部拡大正面
図、図4は図3のA―A断面図である。
の実施の形態における軟質筒状容器1の縦断面図、図2
は同平面図、図3は右半分を断面で示した要部拡大正面
図、図4は図3のA―A断面図である。
【0015】軟質筒状容器1は、両端を開口させた円筒
状の筒体10と、筒体10の上端に接合されて筒体10
の上部開口(先端開口)を塞ぐ閉塞体20とから構成さ
れている。筒体10と閉塞体20はいずれも軟質樹脂で
形成されているが、閉塞体20の方が筒体10よりも若
干剛性を高く形成されている。
状の筒体10と、筒体10の上端に接合されて筒体10
の上部開口(先端開口)を塞ぐ閉塞体20とから構成さ
れている。筒体10と閉塞体20はいずれも軟質樹脂で
形成されているが、閉塞体20の方が筒体10よりも若
干剛性を高く形成されている。
【0016】ここで、筒体10と閉塞体20の剛性の相
違を出す方法としては、筒体10と閉塞体20を異種の
樹脂で形成する方法と、筒体10と閉塞体20を同種の
樹脂で形成し肉厚の相違によって剛性の相違を出す方法
とがあり、いずれの方法も採用可能である。
違を出す方法としては、筒体10と閉塞体20を異種の
樹脂で形成する方法と、筒体10と閉塞体20を同種の
樹脂で形成し肉厚の相違によって剛性の相違を出す方法
とがあり、いずれの方法も採用可能である。
【0017】図1において実線で示すように、閉塞体2
0は略円錐形状に形成されており、上部側の途中に形成
された水平段差部21を境にして下側円錐部22と上側
円錐部23に区画されている。
0は略円錐形状に形成されており、上部側の途中に形成
された水平段差部21を境にして下側円錐部22と上側
円錐部23に区画されている。
【0018】又、上側円錐部23の上部閉塞端には有頂
の円筒部24が形成されており、円筒部24の基部には
環状薄肉のくびれ部25が形成されている。図4に示す
ように、くびれ部25はその周方向180度離れた2ヶ
所に、他の部位よりも更に薄肉に形成された極薄肉部2
6を有している。
の円筒部24が形成されており、円筒部24の基部には
環状薄肉のくびれ部25が形成されている。図4に示す
ように、くびれ部25はその周方向180度離れた2ヶ
所に、他の部位よりも更に薄肉に形成された極薄肉部2
6を有している。
【0019】但し、極薄肉部26の数はこの実施の形態
のように2個に限るものではなく、一つでもよいし、3
個以上であってもよいし、あるいは、くびれ部25の肉
厚によっては極薄肉部26を設けなくてもよい。
のように2個に限るものではなく、一つでもよいし、3
個以上であってもよいし、あるいは、くびれ部25の肉
厚によっては極薄肉部26を設けなくてもよい。
【0020】この円筒部24においてくびれ部25より
も上部には、矩形平板状の摘み片27が設けられてい
る。この摘み片27の表面には、滑り止め用の小さな突
起27aが多数形成されている。
も上部には、矩形平板状の摘み片27が設けられてい
る。この摘み片27の表面には、滑り止め用の小さな突
起27aが多数形成されている。
【0021】前記筒体10の内径は閉塞体20の下側円
錐部22の下縁における外径と同径に形成されており、
筒体10の先端部分12が下側円錐部22の下部外面に
被せるようにして位置し、筒体10の先端縁が下部円錐
部22に接合されている。
錐部22の下縁における外径と同径に形成されており、
筒体10の先端部分12が下側円錐部22の下部外面に
被せるようにして位置し、筒体10の先端縁が下部円錐
部22に接合されている。
【0022】この軟質筒状容器1は、下側円錐部22の
下縁28を反転中心として、閉塞体20が筒体10の内
部に陥没した形態(図1において二点鎖線で示す)と筒
体10から上方に突出した形態(図1において実線で示
す)に反転可能になっている。
下縁28を反転中心として、閉塞体20が筒体10の内
部に陥没した形態(図1において二点鎖線で示す)と筒
体10から上方に突出した形態(図1において実線で示
す)に反転可能になっている。
【0023】但し、閉塞体20は水平段差部21を有し
ているので、いずれの形態においても下側円錐部22だ
けが反転し、水平段差部21よりも上部側に位置する上
側円錐部23や円筒部24は反転しない。
ているので、いずれの形態においても下側円錐部22だ
けが反転し、水平段差部21よりも上部側に位置する上
側円錐部23や円筒部24は反転しない。
【0024】内容物を充填する前の軟質筒状容器1は、
図1において二点鎖線で示すように閉塞体20が筒体1
0の内部に陥没した形態にされており、この状態で軟質
筒状容器1全体を倒立させ、筒体10の開口端から詰め
替え用シャンプー等の内容物を充填する。
図1において二点鎖線で示すように閉塞体20が筒体1
0の内部に陥没した形態にされており、この状態で軟質
筒状容器1全体を倒立させ、筒体10の開口端から詰め
替え用シャンプー等の内容物を充填する。
【0025】内容物の充填後に、筒体10の開口端を超
音波接合等の手段により直線的にシームする。但し、充
填後の筒体10の開口端の閉塞方法はこれに限るもので
はなく、例えば、予め用意しておいた円板状の蓋体を開
口端に接合するようにしてもよい。
音波接合等の手段により直線的にシームする。但し、充
填後の筒体10の開口端の閉塞方法はこれに限るもので
はなく、例えば、予め用意しておいた円板状の蓋体を開
口端に接合するようにしてもよい。
【0026】尚、この実施の形態では、閉塞体20を陥
没させた形態において摘み片27の先端が下側円錐部2
2の下縁28よりも筒体10内側に位置するように、閉
塞体20の形状及び大きさが設定されている。
没させた形態において摘み片27の先端が下側円錐部2
2の下縁28よりも筒体10内側に位置するように、閉
塞体20の形状及び大きさが設定されている。
【0027】そして、閉塞体20を陥没させた形態で
は、下側円錐部22の下縁28を覆う筒体10の円環状
の被覆部11が一平面上に配されるので、内容物充填後
に前記被覆部11を接地部にして起立させて置くことが
できる。しかも、閉塞体20のいずれの部位も前記被覆
部11より下方に突出しないので、起立状態を安定して
保持することができる。
は、下側円錐部22の下縁28を覆う筒体10の円環状
の被覆部11が一平面上に配されるので、内容物充填後
に前記被覆部11を接地部にして起立させて置くことが
できる。しかも、閉塞体20のいずれの部位も前記被覆
部11より下方に突出しないので、起立状態を安定して
保持することができる。
【0028】又、閉塞体20を筒体10内に陥没した形
態にしておけば、軟質筒状容器1を箱詰め、陳列、輸送
等する場合に場所を取らず、便利である。
態にしておけば、軟質筒状容器1を箱詰め、陳列、輸送
等する場合に場所を取らず、便利である。
【0029】内容物を注出する場合には次のように操作
する。まず、筒体10を押圧して内圧を高め、この圧力
によって筒体10内に陥没していた閉塞体20を筒体1
0から突出せしめる。
する。まず、筒体10を押圧して内圧を高め、この圧力
によって筒体10内に陥没していた閉塞体20を筒体1
0から突出せしめる。
【0030】次に、摘み片27を手で持って捻り、摘み
片27を筒体10に対して水平回転する。すると、閉塞
体20のくびれ部25がその極薄肉部26から引きちぎ
られ始め、最終的にくびれ部25の全周が破断される。
破断されたくびれ部25には注出口29が形成され、こ
の注出口29から内容物を注出することができるように
なる。
片27を筒体10に対して水平回転する。すると、閉塞
体20のくびれ部25がその極薄肉部26から引きちぎ
られ始め、最終的にくびれ部25の全周が破断される。
破断されたくびれ部25には注出口29が形成され、こ
の注出口29から内容物を注出することができるように
なる。
【0031】〔第2の実施の形態〕本発明の第2の実施
の形態を図5に基づいて説明する。図5は第2の実施の
形態における軟質筒状容器1の要部断面図である。尚、
以下の説明では、第2の実施の形態が第1の実施の形態
と相違する点についてだけ説明し、第1の実施の形態と
同一態様部分については図5に同一符号を付してその説
明を省略する。
の形態を図5に基づいて説明する。図5は第2の実施の
形態における軟質筒状容器1の要部断面図である。尚、
以下の説明では、第2の実施の形態が第1の実施の形態
と相違する点についてだけ説明し、第1の実施の形態と
同一態様部分については図5に同一符号を付してその説
明を省略する。
【0032】この実施の形態では、下側円錐部22にお
いて筒体10との接合部よりも僅かに上部(先端)寄り
に、閉塞体20を筒体10から突出させた形態にした時
に凹曲面状になる環状の凹曲部30が形成されている。
凹曲部30は下側円錐部22における他の部位よりも薄
肉に形成されていて変形し易くなっている。
いて筒体10との接合部よりも僅かに上部(先端)寄り
に、閉塞体20を筒体10から突出させた形態にした時
に凹曲面状になる環状の凹曲部30が形成されている。
凹曲部30は下側円錐部22における他の部位よりも薄
肉に形成されていて変形し易くなっている。
【0033】第2の実施の形態ではこの凹曲部30が閉
塞体20の反転中心となり、凹曲部30よりも上位(先
端側)に位置する下側円錐部22が筒体10の外内に突
没反転可能にされている。
塞体20の反転中心となり、凹曲部30よりも上位(先
端側)に位置する下側円錐部22が筒体10の外内に突
没反転可能にされている。
【0034】但し、第2の実施の形態においては、凹曲
部30よりも先端側に位置する下側円錐部22だけが反
転し、凹曲部30よりも基部側に位置する下縁部31は
反転しない。尚、第2の実施の形態においても閉塞体2
0には水平段差部21が設けられているので、水平段差
部21よりも先端側に位置する上側円錐部23や円筒部
24は反転しない。
部30よりも先端側に位置する下側円錐部22だけが反
転し、凹曲部30よりも基部側に位置する下縁部31は
反転しない。尚、第2の実施の形態においても閉塞体2
0には水平段差部21が設けられているので、水平段差
部21よりも先端側に位置する上側円錐部23や円筒部
24は反転しない。
【0035】又、第2の実施の形態においても、閉塞体
20を筒体10内に陥没させた形態では、摘み片27の
先端が凹曲部30と下縁部31との接続点32よりも筒
体10内側に位置するように、閉塞体20の形状及び大
きさが設定されており、前記接続点32を接地部として
起立して置いたときに、安定保持することができるよう
になっている。
20を筒体10内に陥没させた形態では、摘み片27の
先端が凹曲部30と下縁部31との接続点32よりも筒
体10内側に位置するように、閉塞体20の形状及び大
きさが設定されており、前記接続点32を接地部として
起立して置いたときに、安定保持することができるよう
になっている。
【0036】内容物の充填方法や、充填後に筒体10の
開口端をシーム処理することや、内容物充填後に閉塞体
を突出する形態へ変形せしめる方法や、注出口29を開
口する方法については、第1の実施の形態の場合と同様
である。
開口端をシーム処理することや、内容物充填後に閉塞体
を突出する形態へ変形せしめる方法や、注出口29を開
口する方法については、第1の実施の形態の場合と同様
である。
【0037】〔軟質筒状容器の製造方法〕本発明の軟質
筒状容器は種々の方法によって製造することが可能であ
る。例えば、筒体10の先端開口に予め樹脂板を溶着し
て閉塞しておき、この樹脂板を金型を用いて閉塞体20
の形状に圧縮成形する方法も採用可能であるし、あるい
は、閉塞体20を成形するための射出成形金型に予め筒
体10をインサートしておき、閉塞体20を射出成形す
ると同時に閉塞体20と筒体10とを接合する方法も採
用可能である。更には、予め別々に成形しておいた筒体
10と閉塞体20とを超音波接合等の手段により接合し
てもよい。尚、いずれの方法も従来からある製造方法で
あるので、その詳細説明は省略する。
筒状容器は種々の方法によって製造することが可能であ
る。例えば、筒体10の先端開口に予め樹脂板を溶着し
て閉塞しておき、この樹脂板を金型を用いて閉塞体20
の形状に圧縮成形する方法も採用可能であるし、あるい
は、閉塞体20を成形するための射出成形金型に予め筒
体10をインサートしておき、閉塞体20を射出成形す
ると同時に閉塞体20と筒体10とを接合する方法も採
用可能である。更には、予め別々に成形しておいた筒体
10と閉塞体20とを超音波接合等の手段により接合し
てもよい。尚、いずれの方法も従来からある製造方法で
あるので、その詳細説明は省略する。
【0038】又、閉塞体20を筒体10から突出させた
形態で製造することも、閉塞体20を筒体10内に陥没
させた形態で製造することも、いずれも可能である。
形態で製造することも、閉塞体20を筒体10内に陥没
させた形態で製造することも、いずれも可能である。
【0039】〔実施例―1〕閉塞体20を筒体10から
突出させた時に、第1の実施の形態においては下側円錐
部22の下縁28が配された水平面に対する下側円錐部
22の傾斜角度α1、第2の実施の形態においては下側
円錐部22の接続点32が配された水平面に対する下側
円錐部22の傾斜角度α2を、それぞれ35度から44
度の範囲で種々角度設定して軟質筒状容器1を製造した
ところ、いずれの場合も閉塞体20を良好に突没反転せ
しめることができた。
突出させた時に、第1の実施の形態においては下側円錐
部22の下縁28が配された水平面に対する下側円錐部
22の傾斜角度α1、第2の実施の形態においては下側
円錐部22の接続点32が配された水平面に対する下側
円錐部22の傾斜角度α2を、それぞれ35度から44
度の範囲で種々角度設定して軟質筒状容器1を製造した
ところ、いずれの場合も閉塞体20を良好に突没反転せ
しめることができた。
【0040】〔実施例―2〕筒体10及び閉塞体20の
材質を低密度ポリエチレンとして、第1あるいは第2の
実施の形態の軟質筒状容器1を製造したところ、閉塞体
20を良好に突没反転することができる容器を得ること
ができた。
材質を低密度ポリエチレンとして、第1あるいは第2の
実施の形態の軟質筒状容器1を製造したところ、閉塞体
20を良好に突没反転することができる容器を得ること
ができた。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内容物を注出する前は閉塞体を筒体内に陥没させてお
き、内容物を注出する際に筒体を加圧して閉塞体を突出
させることができるという優れた効果が奏される。
内容物を注出する前は閉塞体を筒体内に陥没させてお
き、内容物を注出する際に筒体を加圧して閉塞体を突出
させることができるという優れた効果が奏される。
【0042】閉塞体を筒体内に陥没させた形態にして軟
質筒状容器を箱詰め、輸送、陳列等すると、場所を取ら
ずに便利であるという効果が奏される。
質筒状容器を箱詰め、輸送、陳列等すると、場所を取ら
ずに便利であるという効果が奏される。
【0043】閉塞体を筒体内に陥没せしめた時に閉塞体
の全体が筒体内に収納される大きさに閉塞体を形成した
場合には、閉塞体側を接地側にして安定して起立させる
ことができるという優れた効果が奏される。
の全体が筒体内に収納される大きさに閉塞体を形成した
場合には、閉塞体側を接地側にして安定して起立させる
ことができるという優れた効果が奏される。
【0044】閉塞体の先端部に破断可能なくびれ部を設
け、くびれ部の上側に摘み片を設けた場合には、摘み片
を操作してくびれ部を破断することにより注出口を形成
することができ、使い勝手が非常によくなるという優れ
た効果が奏される。
け、くびれ部の上側に摘み片を設けた場合には、摘み片
を操作してくびれ部を破断することにより注出口を形成
することができ、使い勝手が非常によくなるという優れ
た効果が奏される。
【0045】前記くびれ部の周方向の少なくとも一部に
極薄肉部を設けた場合には、くびれ部の破断が容易にな
るという優れた効果が奏される。
極薄肉部を設けた場合には、くびれ部の破断が容易にな
るという優れた効果が奏される。
【0046】閉塞体が下側円錐部と上側円錐部と段差部
とを備えた場合には、上側円錐部を反転させずに下側円
錐部だけを反転せしめることができるので、使い勝手が
よくなるという効果がある。
とを備えた場合には、上側円錐部を反転させずに下側円
錐部だけを反転せしめることができるので、使い勝手が
よくなるという効果がある。
【0047】閉塞体に凹曲部を設けた場合には、凹曲部
を反転中心にすることができる。
を反転中心にすることができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態における軟質筒状
容器の縦断面図である。
容器の縦断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における軟質筒状
容器の平面図である。
容器の平面図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における軟質筒状
容器の要部拡大半断面図である。
容器の要部拡大半断面図である。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態における軟質筒状
容器の要部縦断面図である。
容器の要部縦断面図である。
1 軟質筒状容器 10 筒体 12 先端部分 20 閉塞体 21 水平段差部(段差部) 22 下側円錐部 23 上側円錐部 25 くびれ部 26 極薄肉部 27 摘み片 29 注出口 30 凹曲部
Claims (6)
- 【請求項1】 柔軟な筒体と、この筒体よりも剛性が高
く筒体の先端に接合されて先端開口を閉塞する略円錐形
状の閉塞体とを備え、前記閉塞体は前記筒体との接合部
近傍を反転中心にして筒体の外内に突没反転可能にされ
ていることを特徴とする軟質筒状容器。 - 【請求項2】 前記閉塞体は、筒体内に陥没せしめた場
合に閉塞体の全体が筒体内に収納される大きさに形成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の軟質筒状容
器。 - 【請求項3】 前記閉塞体はその先端に、破断可能に薄
肉に形成されて破断後は注出口になるくびれ部と、くび
れ部の上側に連接された摘み片とを有することを特徴と
する請求項1または2に記載の軟質筒状容器。 - 【請求項4】 前記くびれ部の周方向の少なくとも一部
がくびれ部の他の部位よりも更に薄肉に形成されている
ことを特徴とする請求項3に記載の軟質筒状容器。 - 【請求項5】 前記閉塞体は、前記反転中心に連なる下
側円錐部と、前記くびれ部に連なる上側円錐部と、下側
円錐部と上側円錐部との間に形成された段差部とを備え
ていることを特徴とする請求項3または4に記載の軟質
筒状容器。 - 【請求項6】 前記閉塞体は、閉塞体を筒体から突出さ
せた形態において筒体との接合部の近傍であって接合部
よりも先端寄りに環状の凹曲部を有することを特徴とす
る請求項1から5のいずれかに記載の軟質筒状容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18570595A JPH0939991A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 軟質筒状容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18570595A JPH0939991A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 軟質筒状容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0939991A true JPH0939991A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16175427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18570595A Pending JPH0939991A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 軟質筒状容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0939991A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193232A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-10 | Fuji Seal Inc | 液体充填容器 |
JP2010126229A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 薄肉容器 |
JP2015003734A (ja) * | 2013-06-19 | 2015-01-08 | ライオン株式会社 | 容器及び歯磨剤入り容器 |
JP2016033046A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18570595A patent/JPH0939991A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193232A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-10 | Fuji Seal Inc | 液体充填容器 |
JP2010126229A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 薄肉容器 |
JP2015003734A (ja) * | 2013-06-19 | 2015-01-08 | ライオン株式会社 | 容器及び歯磨剤入り容器 |
JP2016033046A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4572412A (en) | Container made of plastic which can be elastically deformed | |
US20080093379A1 (en) | Collapsible tube construction | |
MXPA00010049A (es) | Envase de pico vertedor con cuello de apriete. | |
JPH0858781A (ja) | 液体容器の注出具 | |
JP2002193232A (ja) | 液体充填容器 | |
JPH0939991A (ja) | 軟質筒状容器 | |
JP4756956B2 (ja) | 吐出キャップ | |
JPH0551032A (ja) | 紙容器 | |
JPH1072053A (ja) | 蓋部付キャップ | |
JPH08156957A (ja) | キャップ | |
JP2004182277A (ja) | 容器の注出装置及び注出装置用キャップ | |
JP2547823Y2 (ja) | チュ−ブ容器 | |
JP2605234Y2 (ja) | チューブ容器 | |
JP2000168792A (ja) | 包装袋 | |
WO1992000224A1 (en) | Disposable container for single dosage applications | |
JP2547824Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
JP2548545Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
JP2001114307A (ja) | チューブ容器一次成形品およびチューブ容器 | |
JP2547825Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
JP2595278Y2 (ja) | チューブ容器 | |
JP2605642Y2 (ja) | チューブ容器 | |
JP2003020053A (ja) | 液体紙容器用口栓 | |
JP2548546Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
JP2605235Y2 (ja) | チューブ容器 | |
JP2002205749A (ja) | プラスチック容器 |