JPH0939724A - 車両用乗員保護装置 - Google Patents
車両用乗員保護装置Info
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- JPH0939724A JPH0939724A JP19229895A JP19229895A JPH0939724A JP H0939724 A JPH0939724 A JP H0939724A JP 19229895 A JP19229895 A JP 19229895A JP 19229895 A JP19229895 A JP 19229895A JP H0939724 A JPH0939724 A JP H0939724A
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- JP
- Japan
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- circuit
- control circuit
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- detonator
- switch
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 雷管の端子間が短絡した時にも制御回路13
への給電が確保され診断ができるようにする。 【構成】 直流電源の出力端子にスイッチ回路、雷管、
加速度スイッチが直列に接続され、かつ前記スイッチ回
路が、加速度センサからの加速度信号に基づいて重大衝
突と判断された時に制御回路によってオンされる車両用
乗員保護装置において、前記直列回路に短絡電流検出手
段を介挿し、その短絡電流が検出されたとき前記制御手
段は、前記スイッチ回路をオフする。
への給電が確保され診断ができるようにする。 【構成】 直流電源の出力端子にスイッチ回路、雷管、
加速度スイッチが直列に接続され、かつ前記スイッチ回
路が、加速度センサからの加速度信号に基づいて重大衝
突と判断された時に制御回路によってオンされる車両用
乗員保護装置において、前記直列回路に短絡電流検出手
段を介挿し、その短絡電流が検出されたとき前記制御手
段は、前記スイッチ回路をオフする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両の乗員を
衝突事故から保護するエアバッグ等の車両用乗員保護装
置に関する。
衝突事故から保護するエアバッグ等の車両用乗員保護装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用乗員保護装置を図3に示
し、それに基づいて以下に説明する。図3において、1
は車載バッテリ、2はDC/DCコンバータで、直列接
続されたコイル2a、第1逆流防止用ダイオード2b、
突入電流防止用抵抗2dと、そのコイル2aと第1逆流
防止用ダイオード2bとの接続点にトランジスタ2cの
コレクタが接続されている。またそのトランジスタ2c
のエミッタは接地され、かつ、ベースには後述のマイク
ロコンピュータ(以下、制御回路という)13の出力端
子P1が接続されると共に、出力端子P1から周期パル
スが供給される。
し、それに基づいて以下に説明する。図3において、1
は車載バッテリ、2はDC/DCコンバータで、直列接
続されたコイル2a、第1逆流防止用ダイオード2b、
突入電流防止用抵抗2dと、そのコイル2aと第1逆流
防止用ダイオード2bとの接続点にトランジスタ2cの
コレクタが接続されている。またそのトランジスタ2c
のエミッタは接地され、かつ、ベースには後述のマイク
ロコンピュータ(以下、制御回路という)13の出力端
子P1が接続されると共に、出力端子P1から周期パル
スが供給される。
【0003】また、このDC/DCコンバータ2の前記
突入電流防止用抵抗2dの入力端子は、第2逆流防止用
ダイオード3を介して前記車載バッテリ1に接続され
て、その車載バッテリ1の出力電圧を入力し、その入力
電圧を、前記制御回路13の出力端子P1からの周期パ
ルスに基づいて前記コイル2aの端子間に印加し、その
コイル2aに流れる電流をオン、オフ制御して昇圧す
る。この昇圧された電圧は、このDC/DCコンバータ
2の出力端に接続されたバックアップコンデンサ4に供
給される。
突入電流防止用抵抗2dの入力端子は、第2逆流防止用
ダイオード3を介して前記車載バッテリ1に接続され
て、その車載バッテリ1の出力電圧を入力し、その入力
電圧を、前記制御回路13の出力端子P1からの周期パ
ルスに基づいて前記コイル2aの端子間に印加し、その
コイル2aに流れる電流をオン、オフ制御して昇圧す
る。この昇圧された電圧は、このDC/DCコンバータ
2の出力端に接続されたバックアップコンデンサ4に供
給される。
【0004】5は第3逆流防止用ダイオードで、そのア
ノードは前記車載バッテリ1に、またカソードは放電用
ダイオード6のカソードに接続されている。なお、この
放電用ダイオード6は、アノードがバックアップコンデ
ンサ4とDC/DCコンバータ2の出力端子との接続点
に接続されている。7は前記第3逆流防止用ダイオード
5のカソードと放電用ダイオード6のカソードとの共通
接続点にエミッタが接続されたスイッチングトランジス
タ回路(スイッチ回路)で、そのコレクタは雷管8、機
械式加速度スイッチ9による直列回路の一端(非接地
側)に接続されると共に、その直列回路の他端は接地さ
れ、またベースは後述の制御回路13の出力端子P3に
接続されている。
ノードは前記車載バッテリ1に、またカソードは放電用
ダイオード6のカソードに接続されている。なお、この
放電用ダイオード6は、アノードがバックアップコンデ
ンサ4とDC/DCコンバータ2の出力端子との接続点
に接続されている。7は前記第3逆流防止用ダイオード
5のカソードと放電用ダイオード6のカソードとの共通
接続点にエミッタが接続されたスイッチングトランジス
タ回路(スイッチ回路)で、そのコレクタは雷管8、機
械式加速度スイッチ9による直列回路の一端(非接地
側)に接続されると共に、その直列回路の他端は接地さ
れ、またベースは後述の制御回路13の出力端子P3に
接続されている。
【0005】10は診断用抵抗で、高抵抗値を有し、前
記スイッチングトランジスタ回路7のエミッタ・コレク
タ間に接続されている。11は定電圧回路で、その入力
端子は、前記DC/DCコンバータ2の入力端子に接続
され、前記車載バッテリ1の出力電圧を定電圧化して後
述の制御回路13に供給している。
記スイッチングトランジスタ回路7のエミッタ・コレク
タ間に接続されている。11は定電圧回路で、その入力
端子は、前記DC/DCコンバータ2の入力端子に接続
され、前記車載バッテリ1の出力電圧を定電圧化して後
述の制御回路13に供給している。
【0006】12はスイッチングトランジスタ回路等に
よって構成されたレギュレータで、後述の制御回路13
の出力端子P2からローレベル信号を入力するとオン状
態になり、前記バックアップコンデンサ4に充電された
電力を後述の制御回路13の電源ラインに供給する。
よって構成されたレギュレータで、後述の制御回路13
の出力端子P2からローレベル信号を入力するとオン状
態になり、前記バックアップコンデンサ4に充電された
電力を後述の制御回路13の電源ラインに供給する。
【0007】13は衝突判断機能、診断機能等を有する
制御回路で、常時は前記定電圧回路11から電源が供給
され、また異常時及び衝突判断時にはレギュレータ12
がオンされ、前記バックアップコンデンサ4から給電さ
れる。この制御回路13は、加速度センサ(不図示)か
ら出力される加速度信号を入力端子Aから入力して、衝
突の大きさを判断して重大衝突と判断した場合には出力
端子P3を所定時間の間ローレベルにして、スイッチン
グトランジスタ回路7をオンせしめる。また、この制御
回路13は、電源が投入され、電源電圧が所定値以上に
上昇した時、または断線等により電源電圧が所定値以下
に低下した時には、前記レギュレータがオンされて、こ
の回路システムの各部位における故障診断を行って制御
回路13に接続されたメモリ(不図示)にその診断結果
を記憶せしめる。
制御回路で、常時は前記定電圧回路11から電源が供給
され、また異常時及び衝突判断時にはレギュレータ12
がオンされ、前記バックアップコンデンサ4から給電さ
れる。この制御回路13は、加速度センサ(不図示)か
ら出力される加速度信号を入力端子Aから入力して、衝
突の大きさを判断して重大衝突と判断した場合には出力
端子P3を所定時間の間ローレベルにして、スイッチン
グトランジスタ回路7をオンせしめる。また、この制御
回路13は、電源が投入され、電源電圧が所定値以上に
上昇した時、または断線等により電源電圧が所定値以下
に低下した時には、前記レギュレータがオンされて、こ
の回路システムの各部位における故障診断を行って制御
回路13に接続されたメモリ(不図示)にその診断結果
を記憶せしめる。
【0008】また、この制御回路13は、電源が投入さ
れ、供給される電圧が所定値を越えると、周期パルスを
出力端子P1からスイッチングトランジスタ2cに供給
して、DC/DCコンバータ2の昇圧動作を開始せしめ
る。またさらに、この制御回路13は前記定電圧回路1
1から供給される電圧が所定電圧以下に低下すると、そ
れを検知して異常発生と判断し、出力端子P2をローレ
ベルにしてレギュレータ12をオンし、前記バックアッ
プコンデンサ4からの給電を受ける。
れ、供給される電圧が所定値を越えると、周期パルスを
出力端子P1からスイッチングトランジスタ2cに供給
して、DC/DCコンバータ2の昇圧動作を開始せしめ
る。またさらに、この制御回路13は前記定電圧回路1
1から供給される電圧が所定電圧以下に低下すると、そ
れを検知して異常発生と判断し、出力端子P2をローレ
ベルにしてレギュレータ12をオンし、前記バックアッ
プコンデンサ4からの給電を受ける。
【0009】次に上記構成の作用を説明する。図示され
ないイグニッションスイッチがオンされると、車載バッ
テリ1からDC/DCコンバータ2に給電され、バック
アップコンデンサ4はバッテリ電圧、例えば12Vまで
充電されると共に、定電圧回路11を介して制御回路1
3に給電される。その結果、制御回路13は出力端子P
1から周期パルスをスイッチングトランジスタ2Cに供
給してオン、オフせしめ、DC/DCコンバータ2を作
動せしめ、バックアップコンデンサ4をバッテリ電圧よ
りも高い電圧、例えば25Vまで充電する。
ないイグニッションスイッチがオンされると、車載バッ
テリ1からDC/DCコンバータ2に給電され、バック
アップコンデンサ4はバッテリ電圧、例えば12Vまで
充電されると共に、定電圧回路11を介して制御回路1
3に給電される。その結果、制御回路13は出力端子P
1から周期パルスをスイッチングトランジスタ2Cに供
給してオン、オフせしめ、DC/DCコンバータ2を作
動せしめ、バックアップコンデンサ4をバッテリ電圧よ
りも高い電圧、例えば25Vまで充電する。
【0010】その一方で、制御回路13は入力端子Aか
ら加速度信号を入力し、重大事故と判断した場合には出
力端子P3を所定の時間ローレベルにしてスイッチング
トタンジスタ回路7をオンし、バックアップコンデンサ
4に充電されていた電力を雷管8に流してエアバッグ等
を展開すると共に(この時、加速度スイッチ9はオンし
ていることは言うまでもない)、制御回路13はこの回
路システムにおける各部位の診断を同時に行っており、
その診断結果は制御回路13に接続された不図示のメモ
リに記憶される。
ら加速度信号を入力し、重大事故と判断した場合には出
力端子P3を所定の時間ローレベルにしてスイッチング
トタンジスタ回路7をオンし、バックアップコンデンサ
4に充電されていた電力を雷管8に流してエアバッグ等
を展開すると共に(この時、加速度スイッチ9はオンし
ていることは言うまでもない)、制御回路13はこの回
路システムにおける各部位の診断を同時に行っており、
その診断結果は制御回路13に接続された不図示のメモ
リに記憶される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな車両用乗員保護装置にあって、衝突時に×印で示さ
れるB点で断線が発生し、バックアップコンデンサ4が
DC/DCコンバータ2によって充電されなくなって、
雷管8の端子間が短絡した場合には、瞬時にバックアッ
プコンデンサ4の充電電荷が雷管8を介して放電されて
しまい、制御回路13の診断機能が作動されなくなる恐
れがあった。
うな車両用乗員保護装置にあって、衝突時に×印で示さ
れるB点で断線が発生し、バックアップコンデンサ4が
DC/DCコンバータ2によって充電されなくなって、
雷管8の端子間が短絡した場合には、瞬時にバックアッ
プコンデンサ4の充電電荷が雷管8を介して放電されて
しまい、制御回路13の診断機能が作動されなくなる恐
れがあった。
【0012】この発明は、このような問題点に着目して
なされたもので、雷管の端子間が短絡した時にも制御回
路13への給電が確保され診断ができるようにすること
を目的とする。
なされたもので、雷管の端子間が短絡した時にも制御回
路13への給電が確保され診断ができるようにすること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用乗
員保護装置は、直流電源の出力端子にスイッチ回路、雷
管、加速度スイッチが直列に接続され、かつ、加速度セ
ンサからの加速度信号に基づいて制御回路が重大衝突と
判断した時に、前記スイッチ回路が制御回路によってオ
ン制御される車両用乗員保護装置において、前記直列回
路に短絡電流検出手段を介挿し、その短絡電流が検出さ
れた時前記制御手段は、前記スイッチ回路をオフする。
員保護装置は、直流電源の出力端子にスイッチ回路、雷
管、加速度スイッチが直列に接続され、かつ、加速度セ
ンサからの加速度信号に基づいて制御回路が重大衝突と
判断した時に、前記スイッチ回路が制御回路によってオ
ン制御される車両用乗員保護装置において、前記直列回
路に短絡電流検出手段を介挿し、その短絡電流が検出さ
れた時前記制御手段は、前記スイッチ回路をオフする。
【0014】
【作用】この発明における車両用乗員保護装置は、スイ
ッチ回路、雷管、加速度スイッチからなる直列回路に短
絡電流検出手段を介挿することによって、雷管に短絡電
流が流れた場合には、制御手段は、スイッチ回路をオフ
して、バックアップコンデンサに充電された電力が無駄
に放電されないようにし、制御回路の診断機能が確実に
作動されるようにした。
ッチ回路、雷管、加速度スイッチからなる直列回路に短
絡電流検出手段を介挿することによって、雷管に短絡電
流が流れた場合には、制御手段は、スイッチ回路をオフ
して、バックアップコンデンサに充電された電力が無駄
に放電されないようにし、制御回路の診断機能が確実に
作動されるようにした。
【0015】
【実施例】この発明による実施例を図1に基づいて説明
する。図1において、図3と同一構成のもの、または均
等なものには同一符号を付してその詳細説明は省略し、
異なる部分についてのみ以下に説明する。すなわち、1
4は雷管8と加速度スイッチ9との間に接続された短絡
電流検出用のダイオード(短絡電流検出手段)で、その
両端の電圧は差動増幅器15に供給され、電圧差が求め
られる。16はA/Dコンバータで、前記差動増幅器1
5からの差動出力を入力し、デジタル量に変換して制御
回路13’に供給する。
する。図1において、図3と同一構成のもの、または均
等なものには同一符号を付してその詳細説明は省略し、
異なる部分についてのみ以下に説明する。すなわち、1
4は雷管8と加速度スイッチ9との間に接続された短絡
電流検出用のダイオード(短絡電流検出手段)で、その
両端の電圧は差動増幅器15に供給され、電圧差が求め
られる。16はA/Dコンバータで、前記差動増幅器1
5からの差動出力を入力し、デジタル量に変換して制御
回路13’に供給する。
【0016】この制御回路13’は、図3における制御
回路13に対して次の機能が追加されている。すなわ
ち、制御回路13’は、出力端子P3をローレベルにし
た後、A/Dコンバータ16からの電圧信号の変化量が
所定値を越えて大きくなった場合には、すなわち、雷管
8の端子間が雷管8の作動に伴って短絡した場合には、
エアバッグ等も展開されたと判断して出力端子P3をハ
イレベルにしてスイッチングトランジスタ回路7をオフ
に切り換える。
回路13に対して次の機能が追加されている。すなわ
ち、制御回路13’は、出力端子P3をローレベルにし
た後、A/Dコンバータ16からの電圧信号の変化量が
所定値を越えて大きくなった場合には、すなわち、雷管
8の端子間が雷管8の作動に伴って短絡した場合には、
エアバッグ等も展開されたと判断して出力端子P3をハ
イレベルにしてスイッチングトランジスタ回路7をオフ
に切り換える。
【0017】上記構成の作動を図2に基づいて説明す
る。制御回路13’は通常時には、定電圧回路11から
給電されて、衝突判断、故障診断を行っているが、制御
回路13’が、入力端子Aからの加速度信号に基づき時
刻T1において、衝突事故が発生したと判断し、かつ、
その時B点で断線が発生したと仮定すると、その時制御
回路13’は出力端子P2をローレベルにし、レギュレ
ータ12をオンすることによって(図2のレギュレータ
12の動作図参照)、バッグアップコンデンサ4に充電
された電力の一部を制御回路13’の電源として供給す
る。その結果、DC/DCコンバータ2によって充電さ
れなくなったバックアップコンデンサ4の充電電圧は、
制御回路13’が抵抗負荷になると考えられるので直線
的に低下する(図2のバックアップコンデンサ4の充電
波形の時刻T1から時刻T2迄の間参照)。
る。制御回路13’は通常時には、定電圧回路11から
給電されて、衝突判断、故障診断を行っているが、制御
回路13’が、入力端子Aからの加速度信号に基づき時
刻T1において、衝突事故が発生したと判断し、かつ、
その時B点で断線が発生したと仮定すると、その時制御
回路13’は出力端子P2をローレベルにし、レギュレ
ータ12をオンすることによって(図2のレギュレータ
12の動作図参照)、バッグアップコンデンサ4に充電
された電力の一部を制御回路13’の電源として供給す
る。その結果、DC/DCコンバータ2によって充電さ
れなくなったバックアップコンデンサ4の充電電圧は、
制御回路13’が抵抗負荷になると考えられるので直線
的に低下する(図2のバックアップコンデンサ4の充電
波形の時刻T1から時刻T2迄の間参照)。
【0018】また制御回路13’が、時刻T2直前に、
供給された加速度信号に基づき重大衝突が発生したと判
断すると、制御回路13’は時刻T2において出力端子
P3をローレベル、すなわち、スイッチングトランジス
タ回路7をオン状態にし、そのオン状態を時刻T4に向
けて維持しながら(図2のスイッチングトランジスタ回
路7の波形図参照)、バックアップコンデンサ4に充電
された電力の雷管8への供給を開始してエアバック等を
展開させる。その結果、バックアップコンデンサ4には
雷管8による抵抗負荷が加わり、更に電圧降下の傾きが
大きくなる(図2のバックアップコンデンサ4の放電波
形の時刻T2以降の実線参照)。したがって、これに伴
い雷管8の端子間が短絡しない間ダイオード14の端子
間の電圧も放電カーブW1を描きながら降下を開始する
(図2のダイオード14の端子間電圧の波形参照)。
供給された加速度信号に基づき重大衝突が発生したと判
断すると、制御回路13’は時刻T2において出力端子
P3をローレベル、すなわち、スイッチングトランジス
タ回路7をオン状態にし、そのオン状態を時刻T4に向
けて維持しながら(図2のスイッチングトランジスタ回
路7の波形図参照)、バックアップコンデンサ4に充電
された電力の雷管8への供給を開始してエアバック等を
展開させる。その結果、バックアップコンデンサ4には
雷管8による抵抗負荷が加わり、更に電圧降下の傾きが
大きくなる(図2のバックアップコンデンサ4の放電波
形の時刻T2以降の実線参照)。したがって、これに伴
い雷管8の端子間が短絡しない間ダイオード14の端子
間の電圧も放電カーブW1を描きながら降下を開始する
(図2のダイオード14の端子間電圧の波形参照)。
【0019】しかしながら、例えば時刻T3において雷
管8の端子間が短絡すると、雷管8による抵抗負荷が瞬
時になくなるので、このバックアップコンデンサ4に充
電された電力の放電が一挙に進み、雷管8に短絡電流が
流れる。その結果、バックアップコンデンサ4の放電電
圧は破線(図2のバックアップコンデンサ4の充電波形
の時刻T3以降)に示されるように急激に低下し、それ
によって、ダイオード14に流れる電流が急激に大きく
なるので、その端子間電圧が急上昇し(図2のダイオー
ド14の端子間電圧の波形の時刻T3)、その後放電カ
ーブをW2描いて低下することになる。
管8の端子間が短絡すると、雷管8による抵抗負荷が瞬
時になくなるので、このバックアップコンデンサ4に充
電された電力の放電が一挙に進み、雷管8に短絡電流が
流れる。その結果、バックアップコンデンサ4の放電電
圧は破線(図2のバックアップコンデンサ4の充電波形
の時刻T3以降)に示されるように急激に低下し、それ
によって、ダイオード14に流れる電流が急激に大きく
なるので、その端子間電圧が急上昇し(図2のダイオー
ド14の端子間電圧の波形の時刻T3)、その後放電カ
ーブをW2描いて低下することになる。
【0020】そこで、制御回路13’はA/Dコンバー
タ16から供給される電圧値が、急上昇する点(時刻T
3)を捕らえて、雷管8の端子間が短絡したと判断し
て、出力端子P3をハイレベルに切り換え、スイッチン
グトランジスタ回路7をオフ状態に切り換えて、短絡電
流が流れないようにする(図2のスイッチングトランジ
スタ回路7の時刻T3から時刻T4の間)。なお、上記
実施例では短絡電流検出素子としてダイオードを用いた
が、抵抗を用いても良いことはいうまでもないことであ
る。
タ16から供給される電圧値が、急上昇する点(時刻T
3)を捕らえて、雷管8の端子間が短絡したと判断し
て、出力端子P3をハイレベルに切り換え、スイッチン
グトランジスタ回路7をオフ状態に切り換えて、短絡電
流が流れないようにする(図2のスイッチングトランジ
スタ回路7の時刻T3から時刻T4の間)。なお、上記
実施例では短絡電流検出素子としてダイオードを用いた
が、抵抗を用いても良いことはいうまでもないことであ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、雷管に短絡電流が流れた時には、無駄な電流が流
れるのを防止でき、かつ、バックアップコンデンサの充
電電力を有効に使えるので、バックアップコンデンサの
容量の小さなものを使用でき、コスト低減に繋げること
ができるという効果が発揮される。
れば、雷管に短絡電流が流れた時には、無駄な電流が流
れるのを防止でき、かつ、バックアップコンデンサの充
電電力を有効に使えるので、バックアップコンデンサの
容量の小さなものを使用でき、コスト低減に繋げること
ができるという効果が発揮される。
【図1】この発明の実施例の示す回路説明図である。
【図2】図1の波形説明図である。
【図3】従来の回路説明図である。
2 DC/DCコンバータ 3,5 逆流防止用ダイオード 4 バックアップコンデンサ 6 放電用ダイオード 7 スイッチングトランジスタ回路 8 雷管 9 加速度スイッチ 11 定電圧回路 12 レギュレータ 13,13’ 制御回路 14 ダイオード(短絡電流検出手段) 15 差動増幅器 16 A/Dコンバータ
Claims (1)
- 【請求項1】 直流電源の出力端子にスイッチ回路、雷
管、加速度スイッチが直列に接続され、かつ、加速度セ
ンサからの加速度信号に基づいて制御回路が重大衝突と
判断した時に、前記スイッチ回路が制御回路によってオ
ン制御される車両用乗員保護装置において、前記直列回
路に短絡電流検出手段を介挿し、その短絡電流が検出さ
れた時前記制御手段は、前記スイッチ回路をオフするこ
とを特徴とする車両用乗員保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19229895A JPH0939724A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 車両用乗員保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19229895A JPH0939724A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 車両用乗員保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0939724A true JPH0939724A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16288955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19229895A Pending JPH0939724A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 車両用乗員保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0939724A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008230405A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Toyota Motor Corp | 車両用電源装置 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP19229895A patent/JPH0939724A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008230405A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Toyota Motor Corp | 車両用電源装置 |
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