JPH0939689A - ワイヤハーネス用クランプ - Google Patents
ワイヤハーネス用クランプInfo
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- JPH0939689A JPH0939689A JP7209235A JP20923595A JPH0939689A JP H0939689 A JPH0939689 A JP H0939689A JP 7209235 A JP7209235 A JP 7209235A JP 20923595 A JP20923595 A JP 20923595A JP H0939689 A JPH0939689 A JP H0939689A
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- Japan
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- wire harness
- bolt
- locking
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体側の係止ボルト4に係止する雌係止部2
を備えた係止ボルト型のワイヤハーネス用クランプ1に
おいて、係止ボルト4と雌係止部2の位置合せをし易く
して、ワイヤハーネス10の配設作業性を向上し、係止
ボルト4への係止不備の発生を防止する。 【解決手段】 雌係止部2を、係止ボルト4を挿通する
ボルト挿通空間7を介して対向する横長弾性梁形状の挾
着片5Aと、横長固定梁形状の挾着片5Bによって構成
し、挾着片5A・5Bは、係止ボルト4の係止溝11と
かみ合う係止刃9を対向面に有すると共に、ワイヤハー
ネス10の長手方向に所要長伸びる係止ゾーン6を有
し、係止ゾーン6の任意ポジションへ係止ボルト4を挿
通し、挾着片5A・5Bによって挾着係止する構造が特
徴である。
を備えた係止ボルト型のワイヤハーネス用クランプ1に
おいて、係止ボルト4と雌係止部2の位置合せをし易く
して、ワイヤハーネス10の配設作業性を向上し、係止
ボルト4への係止不備の発生を防止する。 【解決手段】 雌係止部2を、係止ボルト4を挿通する
ボルト挿通空間7を介して対向する横長弾性梁形状の挾
着片5Aと、横長固定梁形状の挾着片5Bによって構成
し、挾着片5A・5Bは、係止ボルト4の係止溝11と
かみ合う係止刃9を対向面に有すると共に、ワイヤハー
ネス10の長手方向に所要長伸びる係止ゾーン6を有
し、係止ゾーン6の任意ポジションへ係止ボルト4を挿
通し、挾着片5A・5Bによって挾着係止する構造が特
徴である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの外周
に取り付けて、車体・機器側の係止ボルトに嵌着係止
し、そのワイヤハーネスの配設姿勢を整えて保持するの
に使用するボルト係止型のワイヤハーネス用クランプに
関するものである。
に取り付けて、車体・機器側の係止ボルトに嵌着係止
し、そのワイヤハーネスの配設姿勢を整えて保持するの
に使用するボルト係止型のワイヤハーネス用クランプに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボルト係止型のワイヤハーネス用クラン
プは、車体・機器側の係止ボルトに嵌着係止する円孔形
状の雌係止部を備えた基本構造を有し、ワイヤハーネス
へ取り付け固定した状態の雌係止部を、その係止ボルト
に嵌着係止することによって、ワイヤハーネスの車体・
機器への配設姿勢を整えて保持するようになっている。
プは、車体・機器側の係止ボルトに嵌着係止する円孔形
状の雌係止部を備えた基本構造を有し、ワイヤハーネス
へ取り付け固定した状態の雌係止部を、その係止ボルト
に嵌着係止することによって、ワイヤハーネスの車体・
機器への配設姿勢を整えて保持するようになっている。
【0003】しかし、ワイヤハーネスの配設係止に際し
て、車体・機器側の係止ボルトとワイヤハーネス側の雌
係止部が同芯状に「ピタッ」と位置整合することは実質
的に困難にして、両者の間に若干の位置ずれが存在する
ので、係止しようとする雌係止部ごとに、狭隘な配設空
間でワイヤハーネスを引っ張ったりして位置合せする難
渋な作業が必要になる。そこで、その難渋作業を解消・
緩和するものとして実開昭60ー185778号・実開
平6ー59688号公報に示される雌係止部位置調整可
能構造の公知例がある。
て、車体・機器側の係止ボルトとワイヤハーネス側の雌
係止部が同芯状に「ピタッ」と位置整合することは実質
的に困難にして、両者の間に若干の位置ずれが存在する
ので、係止しようとする雌係止部ごとに、狭隘な配設空
間でワイヤハーネスを引っ張ったりして位置合せする難
渋な作業が必要になる。そこで、その難渋作業を解消・
緩和するものとして実開昭60ー185778号・実開
平6ー59688号公報に示される雌係止部位置調整可
能構造の公知例がある。
【0004】即ち、その公知例のものは、ワイヤハーネ
スへ固定する取付部に対して、雌係止部をスライド可能
に構成したスライド構造、または、円孔形状の雌係止部
を隣接多数にした雌係止部群構造からなり、雌係止部の
スライド移動、または、雌係止部の択一によって、前記
の位置ずれを修正するようになっている。
スへ固定する取付部に対して、雌係止部をスライド可能
に構成したスライド構造、または、円孔形状の雌係止部
を隣接多数にした雌係止部群構造からなり、雌係止部の
スライド移動、または、雌係止部の択一によって、前記
の位置ずれを修正するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の公知例のもの
は、係止ボルトと雌係止部の位置ずれ修正機能を有する
ものの、スライド構造のものは、自由にスライドする雌
係止部を指先でスライド調整してセットし、そのセット
姿勢を指先で保持した状態で、係止ボルトに嵌着する作
業となるので、ワイヤハーネスの車体等への配設作業が
やりづらくして非能率になると共に、構造複雑にしてコ
スト高となり実用性に欠ける。
は、係止ボルトと雌係止部の位置ずれ修正機能を有する
ものの、スライド構造のものは、自由にスライドする雌
係止部を指先でスライド調整してセットし、そのセット
姿勢を指先で保持した状態で、係止ボルトに嵌着する作
業となるので、ワイヤハーネスの車体等への配設作業が
やりづらくして非能率になると共に、構造複雑にしてコ
スト高となり実用性に欠ける。
【0006】一方、前記の雌係止部群構造のものは、雌
係止部間に配設ピッチが存在する限定位置となるので、
位置合せの自由度が低く、前記の煩雑な位置合せ作業を
効果的に改善する配設作業性が得難い難点があり、さら
に、前記公知例のものは、雌係止部の一方向のみからの
嵌着係止構造となるので、車体・機器へのワイヤハーネ
スの配設自由度が制限されると共に、前記の配設作業の
難渋性から係止ボルトへの係止不備のものを発生する品
質上の難点がある。本発明は、以上の従来技術の難点を
解消するワイヤハーネス用クランプを提供するものであ
る。
係止部間に配設ピッチが存在する限定位置となるので、
位置合せの自由度が低く、前記の煩雑な位置合せ作業を
効果的に改善する配設作業性が得難い難点があり、さら
に、前記公知例のものは、雌係止部の一方向のみからの
嵌着係止構造となるので、車体・機器へのワイヤハーネ
スの配設自由度が制限されると共に、前記の配設作業の
難渋性から係止ボルトへの係止不備のものを発生する品
質上の難点がある。本発明は、以上の従来技術の難点を
解消するワイヤハーネス用クランプを提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用クランプは「ワイヤハーネ
スへの取付部に、車体・機器側の係止ボルトに係止する
雌係止部を備えたワイヤハーネス用クランプにおいて、
前記雌係止部は、前記係止ボルトを挿通するボルト挿通
空間を介して対向し、前記係止ボルトを受け入れ挾着す
る横長梁形状の挾着片からなり、前記挾着片は、前記ワ
イヤハーネスの長手方向に所要長伸びる係止ゾーンを有
し、前記係止ゾーンの任意ポジションに前記係止ボルト
を挿着係止する構造」になっている。
る本発明のワイヤハーネス用クランプは「ワイヤハーネ
スへの取付部に、車体・機器側の係止ボルトに係止する
雌係止部を備えたワイヤハーネス用クランプにおいて、
前記雌係止部は、前記係止ボルトを挿通するボルト挿通
空間を介して対向し、前記係止ボルトを受け入れ挾着す
る横長梁形状の挾着片からなり、前記挾着片は、前記ワ
イヤハーネスの長手方向に所要長伸びる係止ゾーンを有
し、前記係止ゾーンの任意ポジションに前記係止ボルト
を挿着係止する構造」になっている。
【0008】即ち、本発明のワイヤハーネス用クランプ
は、ワイヤハーネスの長手方向に伸びる係止ゾーンを有
する雌係止部に構成し、その係止ゾーン内の任意ポジシ
ョンに係止ボルトを受け入れ挿着する構造を特徴とする
もので、その挾着片は対向一対のもの、または、係止ボ
ルトを3点以上で挾着する態様が採択される。そして、
そのボルト挿通空間は、上下いずれからも係止ボルトを
自在に挿通して二方向係止が可能となるよう、上下方向
貫通にしたり、さらに、対向一対の挾着片は、弾性梁形
状のものと固定梁形状のものとの組合せにすることがあ
る。
は、ワイヤハーネスの長手方向に伸びる係止ゾーンを有
する雌係止部に構成し、その係止ゾーン内の任意ポジシ
ョンに係止ボルトを受け入れ挿着する構造を特徴とする
もので、その挾着片は対向一対のもの、または、係止ボ
ルトを3点以上で挾着する態様が採択される。そして、
そのボルト挿通空間は、上下いずれからも係止ボルトを
自在に挿通して二方向係止が可能となるよう、上下方向
貫通にしたり、さらに、対向一対の挾着片は、弾性梁形
状のものと固定梁形状のものとの組合せにすることがあ
る。
【0009】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用クラン
プは、ワイヤハーネスの長手方向に伸長する雌係止部の
係止ゾーンの任意ポジションに、車体・機器側の係止ボ
ルトを押し込み挿入するのみで、ワイヤハーネス用クラ
ンプの車体・機器への係止がワンタッチ的にできる。そ
して、その係止ゾーンの長さを、現に予測される係止ボ
ルトと雌係止部の位置ずれ量の最大値以上に設定してお
くと、煩雑な位置合せ作業が解消できると共に、その係
止作業性の向上によって、ワイヤハーネス用クランプの
係止ボルトへの係止不備の発生が防止できる。
プは、ワイヤハーネスの長手方向に伸長する雌係止部の
係止ゾーンの任意ポジションに、車体・機器側の係止ボ
ルトを押し込み挿入するのみで、ワイヤハーネス用クラ
ンプの車体・機器への係止がワンタッチ的にできる。そ
して、その係止ゾーンの長さを、現に予測される係止ボ
ルトと雌係止部の位置ずれ量の最大値以上に設定してお
くと、煩雑な位置合せ作業が解消できると共に、その係
止作業性の向上によって、ワイヤハーネス用クランプの
係止ボルトへの係止不備の発生が防止できる。
【0010】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明第一実施例を示す図1を参照して、ワイヤハ
ーネス10の外周にテープ巻き16によって取り付け固
定する取付部3に、車体に突設した係止ボルト4に嵌着
係止する雌係止部2を備えたボルト係止型のワイヤハー
ネス用クランプ1において、雌係止部2は、係止ボルト
4の直径方向に、かみ合い挾着する対向一対の横長梁形
状の挾着片5A・5Bによって構成されている。
ず、本発明第一実施例を示す図1を参照して、ワイヤハ
ーネス10の外周にテープ巻き16によって取り付け固
定する取付部3に、車体に突設した係止ボルト4に嵌着
係止する雌係止部2を備えたボルト係止型のワイヤハー
ネス用クランプ1において、雌係止部2は、係止ボルト
4の直径方向に、かみ合い挾着する対向一対の横長梁形
状の挾着片5A・5Bによって構成されている。
【0011】即ち、雌係止部2は、係止ボルト4を下方
から受け入れて上方へ貫通させるボルト挿通空間7を介
して対向すると共に、左右両端を雌係止部基部8に連結
してワイヤハーネス10の長手方向に伸びる両端固定横
長弾性梁形状の挾着片5Aと、ワイヤハーネス10へ取
り付けたときワイヤハーネス10に接合して両端固定横
長の固定梁形状を呈する挾着片5Bとの組合せからな
り、この挾着片5A・5Bは対向面の中央に隆設した係
止刃9をボルト挿通空間7に臨ませている。
から受け入れて上方へ貫通させるボルト挿通空間7を介
して対向すると共に、左右両端を雌係止部基部8に連結
してワイヤハーネス10の長手方向に伸びる両端固定横
長弾性梁形状の挾着片5Aと、ワイヤハーネス10へ取
り付けたときワイヤハーネス10に接合して両端固定横
長の固定梁形状を呈する挾着片5Bとの組合せからな
り、この挾着片5A・5Bは対向面の中央に隆設した係
止刃9をボルト挿通空間7に臨ませている。
【0012】そして、ボルト挿通空間7に係止ボルト4
を押し入れると、挾着片5Aが弾性変位して係止ボルト
4の挿入を許容し、係止ボルト4の挿着最終位置におい
て、係止ボルト4の直径方向に挾着した挾着片5A・5
Bの係止刃9が、係止ボルト4の係止溝11とかみ合い
係合し、車体側の係止ボルト4に雌係止部2が抜け止め
係止されるようになっている。なお、この実施例の挾着
片5Aは板厚方向に弾性変位自在の横長板体をなし、係
止ボルト4の挿入抵抗によって、ワイヤハーネス10の
不存在の外方へ自在に弾性変位すると共に、その弾性反
力によって挾着片5A・5Bの係止刃9を係止溝11に
弾接係止させる。
を押し入れると、挾着片5Aが弾性変位して係止ボルト
4の挿入を許容し、係止ボルト4の挿着最終位置におい
て、係止ボルト4の直径方向に挾着した挾着片5A・5
Bの係止刃9が、係止ボルト4の係止溝11とかみ合い
係合し、車体側の係止ボルト4に雌係止部2が抜け止め
係止されるようになっている。なお、この実施例の挾着
片5Aは板厚方向に弾性変位自在の横長板体をなし、係
止ボルト4の挿入抵抗によって、ワイヤハーネス10の
不存在の外方へ自在に弾性変位すると共に、その弾性反
力によって挾着片5A・5Bの係止刃9を係止溝11に
弾接係止させる。
【0013】そして、この横長形状の挾着片5A・5B
は平行に対向してワイヤハーネス10の長手方向に所要
長の係止ゾーン6を構成し、この係止ゾーン6の任意ポ
ジションに係止ボルト4が挿着係止できるようになって
いる。
は平行に対向してワイヤハーネス10の長手方向に所要
長の係止ゾーン6を構成し、この係止ゾーン6の任意ポ
ジションに係止ボルト4が挿着係止できるようになって
いる。
【0014】以上の図1実施例のものは前記の作用があ
り、ワイヤハーネス10の車体への配設時に、係止ボル
ト4とワイヤハーネス用クランプ1の相対位置の位置ず
れが存在しても、雌係止部2の係止ゾーン6内に係止ボ
ルト4の中心が存在するので、そのまま「パチン」と嵌
着係止できる。従って、従来の煩雑な位置合せ作業は無
用にしてワイヤハーネス10の配設作業が能率化すると
共に、その配設作業性の向上によって係止ボルト4への
係止不備のものの発生が防止できる。
り、ワイヤハーネス10の車体への配設時に、係止ボル
ト4とワイヤハーネス用クランプ1の相対位置の位置ず
れが存在しても、雌係止部2の係止ゾーン6内に係止ボ
ルト4の中心が存在するので、そのまま「パチン」と嵌
着係止できる。従って、従来の煩雑な位置合せ作業は無
用にしてワイヤハーネス10の配設作業が能率化すると
共に、その配設作業性の向上によって係止ボルト4への
係止不備のものの発生が防止できる。
【0015】そして、この図1実施例の雌係止部2はボ
ルト挿通空間7が上下に貫通し、かつ、係止刃9が上下
対称形状を有しているので、雌係止部2の上下いずれか
らも係止ボルト4の挿通係止が可能にして、二方向係止
ができるので、係止ボルト4へのワイヤハーネス10の
配設係止の自由度が向上する。
ルト挿通空間7が上下に貫通し、かつ、係止刃9が上下
対称形状を有しているので、雌係止部2の上下いずれか
らも係止ボルト4の挿通係止が可能にして、二方向係止
ができるので、係止ボルト4へのワイヤハーネス10の
配設係止の自由度が向上する。
【0016】つぎに、図2・図3・図4を参照して本発
明の他の実施例を説明する。即ち、図2ののものは、図
1実施例と同様な挾着片5からなる雌係止部2を有する
ものにおいて、雌係止部2が取付部3側の雌係止部本体
12と、雌係止部蓋体13の別体2部材の組合せからな
り、この雌係止部本体12と雌係止部蓋体13に、対向
して対となる挾着片5A・5Bが分離して設けられ、雌
係止部蓋体13は雌係止部本体12に対し、着脱自在に
連結できる。この図2実施例のものは、雌係止部蓋体1
3の外しによって、係止ボルト4と雌係止部2の係止が
解離できるので、車体からワイヤハーネス10を外して
行うメンテナンスがし易くなると共に、ワイヤハーネス
10のリサイクル使用が可能になる。
明の他の実施例を説明する。即ち、図2ののものは、図
1実施例と同様な挾着片5からなる雌係止部2を有する
ものにおいて、雌係止部2が取付部3側の雌係止部本体
12と、雌係止部蓋体13の別体2部材の組合せからな
り、この雌係止部本体12と雌係止部蓋体13に、対向
して対となる挾着片5A・5Bが分離して設けられ、雌
係止部蓋体13は雌係止部本体12に対し、着脱自在に
連結できる。この図2実施例のものは、雌係止部蓋体1
3の外しによって、係止ボルト4と雌係止部2の係止が
解離できるので、車体からワイヤハーネス10を外して
行うメンテナンスがし易くなると共に、ワイヤハーネス
10のリサイクル使用が可能になる。
【0017】一方、図3のものは、挾着片5を多数個に
なし、係止ボルト4を3点以上で挾着係止する構造を有
している。この図3実施例のものは係止ボルト4へのワ
イヤハーネス用クランプ1の係止力が向上する。そし
て、図3の(B)のものは、一方の挾着片5Bが窓孔1
4を介して平行する上下2本配設にして、他方の挾着片
5Aは間隙14に臨ませて配設されている。この図3の
(B)のものは、クランプ1を成形するとき、窓孔14
が挾着片5Aの成形型のスライド孔として機能するの
で、クランプ1の成形型が簡素化できる。
なし、係止ボルト4を3点以上で挾着係止する構造を有
している。この図3実施例のものは係止ボルト4へのワ
イヤハーネス用クランプ1の係止力が向上する。そし
て、図3の(B)のものは、一方の挾着片5Bが窓孔1
4を介して平行する上下2本配設にして、他方の挾着片
5Aは間隙14に臨ませて配設されている。この図3の
(B)のものは、クランプ1を成形するとき、窓孔14
が挾着片5Aの成形型のスライド孔として機能するの
で、クランプ1の成形型が簡素化できる。
【0018】さらに、図4のものは、挾着片5A・5B
の両端の挾着片基部8の上端に、指先を当てて雌係止部
2の押し込みができる台形状の押え部15が設けてあ
る。この図4のものによると、その押え部15に指先を
掛けることによって係止ボルト4への係止作業がし易く
なると共に、押え部15が挾着片基部8の補強リブとし
て機能する。
の両端の挾着片基部8の上端に、指先を当てて雌係止部
2の押し込みができる台形状の押え部15が設けてあ
る。この図4のものによると、その押え部15に指先を
掛けることによって係止ボルト4への係止作業がし易く
なると共に、押え部15が挾着片基部8の補強リブとし
て機能する。
【0019】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用クランプは、ワイヤハーネスの車体等への配設
に際する係止ボルトとワイヤハーネス用クランプの煩雑
な位置合せ作業が無用になり、ワンタッチ的に簡便かつ
的確な配設係止ができるので、ワイヤハーネスの車体・
機器への配設作業性を向上して能率化すると共に、その
作業性の向上によって、ワイヤハーネスの車体等への配
設係止不備の発生を防止して、配設品質の向上を図る効
果がある。
ーネス用クランプは、ワイヤハーネスの車体等への配設
に際する係止ボルトとワイヤハーネス用クランプの煩雑
な位置合せ作業が無用になり、ワンタッチ的に簡便かつ
的確な配設係止ができるので、ワイヤハーネスの車体・
機器への配設作業性を向上して能率化すると共に、その
作業性の向上によって、ワイヤハーネスの車体等への配
設係止不備の発生を防止して、配設品質の向上を図る効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のワイヤハーネス用クランプ
を示し、(A)はその斜視図、(B)は係止ボルトへ係
止した状態の横断面図、(C)は使用状態の斜視図
を示し、(A)はその斜視図、(B)は係止ボルトへ係
止した状態の横断面図、(C)は使用状態の斜視図
【図2】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プを示し、(A)はその構成部材の斜視図、(B)は組
合せ状態の斜視図
プを示し、(A)はその構成部材の斜視図、(B)は組
合せ状態の斜視図
【図3】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プを示し、(A)(B)ともその使用状態の正面図
プを示し、(A)(B)ともその使用状態の正面図
【図4】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プの斜視図
プの斜視図
1 ワイヤハーネス用クランプ 2 雌係止部 3 取付部 4 係止ボルト 5A5B 挾着片 6 係止ゾーン 7 ボルト挿通空間 8 雌係止部基部 9 係止刃 10 ワイヤハーネス 11 係止溝 12 雌係止部本体 13 雌係止部蓋体 14 窓孔 15 押え部
Claims (5)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスへの取付部に、車体・機
器側の係止ボルトに係止する雌係止部を備えたワイヤハ
ーネス用クランプにおいて、前記雌係止部は、前記係止
ボルトを挿通するボルト挿通空間を介して対向し、前記
係止ボルトを受け入れ挾着する横長梁形状の挾着片から
なり、前記挾着片は、前記ワイヤハーネスの長手方向に
所要長伸びる係止ゾーンを有し、前記係止ゾーンの任意
ポジションに前記係止ボルトを挿着係止する構造を特徴
とするワイヤハーネス用クランプ。 - 【請求項2】 対向して対をなす挾着片を分離して有す
る雌係止部本体と、雌係止部蓋体の別体2部材の組合せ
になし、前記雌係止部蓋体を、取付部側の前記雌係止部
本体へ着脱自在にした請求項1のワイヤハーネス用クラ
ンプ。 - 【請求項3】 ボルト挿通空間を上下に貫通し、雌係止
部の上下任意方向から、係止ボルトを挿通係止可能にし
た請求項1または請求項2のワイヤハーネス用クラン
プ。 - 【請求項4】 対向する挾着片の一方を、窓孔を介する
上下配設に構成すると共に、対向する挾着片の他方を、
前記窓孔に臨ませて配設した請求項1または請求項3の
ワイヤハーネス用クランプ。 - 【請求項5】 挾着片の基部に、係止ボルトへ係止する
ときの押え部を付設した請求項1・請求項2・請求項3
・請求項4のいずれかのワイヤハーネス用クランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7209235A JPH0939689A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | ワイヤハーネス用クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7209235A JPH0939689A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | ワイヤハーネス用クランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0939689A true JPH0939689A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16569602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7209235A Pending JPH0939689A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | ワイヤハーネス用クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0939689A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004066852A (ja) * | 2002-08-01 | 2004-03-04 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車両用ユニットの取付構造 |
KR20210143072A (ko) * | 2020-05-19 | 2021-11-26 | 주식회사 경신 | 프로텍터 |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP7209235A patent/JPH0939689A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |