JPH0939682A - 車両用オーナメント - Google Patents

車両用オーナメント

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Publication number
JPH0939682A
JPH0939682A JP18953595A JP18953595A JPH0939682A JP H0939682 A JPH0939682 A JP H0939682A JP 18953595 A JP18953595 A JP 18953595A JP 18953595 A JP18953595 A JP 18953595A JP H0939682 A JPH0939682 A JP H0939682A
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JP
Japan
Prior art keywords
hologram
vehicle
pattern
ornament
print layer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18953595A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Takeuchi
彰一 竹内
Hiromi Sakurai
宏巳 桜井
Yuji Aizawa
祐二 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0939682A publication Critical patent/JPH0939682A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】デザイン性が高く斬新な装飾効果のある車両用
オーナメントを得る。 【解決手段】樹脂基体5の凹部に、印刷層4が設けられ
ているスペーサー用透明基板2と、スペーサー用透明基
板側2にホログラム1が貼付されたカバー用透明基板3
とが備えられた車両用オーナメント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用オーナメン
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両等においては車体表面に製造
者の社章や車両の名称、車格を示す装飾用の車両用オー
ナメントが取り付けられていることが多い。上記オーナ
メントは通常、ABS(アクリロニトリル ブタジエン
スチレン)樹脂、PPE(ポリフェニレンエーテル)
樹脂等の射出成形品にメッキ等の表面処理を行ったもの
を、両面接着テープ等により車体の所定の場所に取り付
けることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年車全体の
デザイン性向上の観点から車両用オーナメントにおいて
も、さらなるデザイン性向上や斬新性等が求められて
る。
【0004】本発明の目的は、従来の車両用オーナメン
トよりもデザイン性向上や斬新性等のある車両用オーナ
メントを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、車両の車体表面に装着
されていて装飾マークを表示する車両用オーナメントで
あって、所定のパターンが記録されたホログラムと、該
ホログラムが配される基板とを少なくとも有していて、
ホログラムに向かって入射した車外の外光が前記パター
ンとして所定の方向に向かって回折されることを特徴と
する車両用オーナメントを提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明をさ
らに詳細に説明する。図1は、本発明における車両用オ
ーナメントの基本的構成の一例を示す概略断面図、図2
は本発明における車両用オーナメントの一例を示す概略
正面図、図3は本発明の車両用オーナメントの車両への
装着状態の一例を示す概略正面図である。図1、図2、
図3において、1はホログラム、2はスペーサー用透明
基板、3はカバー用透明基板、4は印刷層、5は樹脂基
体、6は両面接着テープ、8は外光による表示パター
ン、9は車体、10は本発明によるオーナメントであ
る。
【0007】本例における車両用オーナメントは、樹脂
基体5の凹部にホログラム1が備えられて、樹脂基体5
の背面にオーナメントを車体に取り付ける両面テープを
備えてなる。より具体的には、樹脂基体5の凹部に、こ
の凹部の底側に対向する面に印刷層4が設けられている
スペーサー用透明基板2が嵌め込まれ、この印刷層4の
反対側に、スペーサー用透明基板側にホログラム1が貼
付されたカバー用透明基板3が積層されている。
【0008】ホログラム1には、例えば図2に示すよう
な所定のパターン(符号8)が記録されている。そし
て、スペーサー用透明基板の印刷層4は、この表示パタ
ーン8とほぼ同じ形状のパターンとして、ホログラム1
の表示パターンの回折波長と異なる色で印刷されてい
る。
【0009】それぞれ、カバー用透明基板3、ホログラ
ム1、スペーサー用透明基板2は、例えば透明ウレタン
系粘着材(図示しない)等の接着剤を介して積層され、
さらにそれらをABS樹脂で形成された凹型の樹脂基体
5の凹部に落とし込み、例えば透明ウレタン系粘着材等
で保持する構成とした。樹脂基体5は装飾性を持たせる
ため、事前に金メッキを施したもので、その車体9に貼
付する側には両面接着テープ6を配設した。
【0010】本例では、ホログラム1として、厚さ20
μmのアクリル系フォトポリマーからなる、リップマン
タイプの反射型ホログラムを用いた。そして、中心回折
波長が518nm、カバー用透明基板3を含めた入射角
度は60°、回折角度は0°とした。このホログラム1
は参照光および物体光ともに平行光で、物体光は両面#
600の粒度の擦りガラスの透過光をホログラム材料の
両面から露光した反射型ホログラムである。なお、図2
に示す表示パターンを得るために露光を行う前にマスク
を用いて表示パターンの不要部分を紫外線で露光したも
のである。
【0011】上記の作製したオーナメント10を図3に
示すように車体9に取り付けた場合、ホログラム1に向
かって所定の光が入射しない通常時は、スペーサー用透
明基板2の樹脂基体5側に印刷されたパターンがホログ
ラム1を直接透過して後続車両の運転者等の観視者に認
識されている。
【0012】外光と後続車両の運転者等の観視者との関
係がホログラム1の入射、回折条件に合致すると、図2
に示すように表示パターン2が印刷層4のパターンに重
畳されて後続車の運転者等に視認される。このとき、印
刷層4が例えば赤色で印刷されている場合には、赤色の
パターンに重畳するように、ホログラムによる回折パタ
ーンが緑色で視認され、趣きある表示が実現される。
【0013】ホログラム1は、通常数μmか数十μm程
度の厚みと適宜の面積を持ち、かつ光回折機能を持て
ば、エンボスタイプ、レインボータイプ、その他ホログ
ラムと呼ばれるものを広く使用できる。また、ホログラ
ム材料としては、重クロム酸ゼラチン、光レジスト、銀
塩、ポリビニルカルバゾール系フォトポリマーなど種々
の感光剤を使用できる。
【0014】また、ホログラムの中心回折波長、入射角
度、回折角度はホログラムの設置角度つまりはオーナメ
ントの設置角度、外光の入射方向、表示パターンの表示
方向、透過させる光の波長分布等を考慮して適宜決定さ
れる。
【0015】本例では、スペーサー用透明基板2、カバ
ー用透明基板3として厚さ2mmのメタクリル樹脂(ポ
リメチルメタクリレート:PMMA、三菱レイヨン製ア
クリライトクリア)を用いたが、ガラスやポリカーボネ
ート等の樹脂やフィルムでもよく、さらにカバー用透明
基板3の表面にレンズ機能を持たせる等種々の変更が可
能であり、同様な機能を有すれば特定されないが屈折
率、透過特性、および耐久性等を考慮して決定される。
【0016】表示されるパターンとしては、その用途、
装飾性により適宜選択され、製造者の社章や車両の名
称、車格を示す文字やパターン、ロゴなどが例として挙
げられる。また、印刷層4のパターンおよびホログラム
1による表示パターン8は図2に示したパターンにとら
われることなく、種々の変更が可能であり、印刷層4の
パターンとホログラム1による表示パターン8を異なら
せてもよく、印刷でなく彫刻等によりスペーサー用透明
基板2の樹脂基体5側にパターンを彫り込み、彫り込ん
だ部分を塗装して立体的なものとしたり、さらにホログ
ラム1に立体的な物体を露光したものであってもよい。
【0017】ホログラム1、スペーサー用透明基板2、
カバー用透明基板3は透明ウレタン系粘着材(図示しな
い)を用いて積層したが、エポキシ系、アクリル系など
の透明接着剤等により封止すればさらに耐久性向上が見
込まれる。
【0018】また、ホログラム1をスペーサー用透明基
板2の樹脂基体5と反対側に貼付し、カバー用透明基板
3と同等の透過特性を有する樹脂をホログラム1にオー
バーコートしたり、フィルムを用いて同様の構成として
もよい。
【0019】そして、スペーサー用透明基板2もフィル
ム状にすることも可能であるが、スペーサー用透明基板
2は厚さを有していた方がホログラム1の回折光による
表示パターン8と印刷層4のパターンとの奥行き感を出
しやすく、デザイン性、斬新性、新規性を向上できより
好ましい。
【0020】さらに、樹脂基体5を用いず、スペーサー
用透明基板2、カバー用透明基板3をフィルム状にし、
その裏面に両面接着テープ6を貼付してオーナメント全
体の厚さを薄くすることも可能である。
【0021】上記例ではホログラム1は太陽光等による
上部方向からの外光を回折する構成としたが後続車のヘ
ッドランプの光を回折するホログラムとしてもよく、さ
らには、ホログラム1は複数層異なる光回折機能または
パターンを持つホログラムを積層したものであってもよ
く、一枚のホログラム材料に、性質の異なる光で多重露
光を施した複数の光回折機能またはパターンを持つホロ
グラムであってもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、車両用のオーナメント
にホログラムを用いているため、従来にない、デザイン
性が高く斬新な装飾効果のある車両用オーナメントとす
ることができる。
【0023】特に、ホログラムの配される透明基板に、
ホログラムの配される面と反対側の面に印刷層を形成し
ておくことによって、ホログラムに所定の光が入射しな
いときは、通常の印刷層によるい装飾効果を発揮し、所
定の光がホログラムに入射すると、ホログラムによる装
飾パターンと、もともとの印刷層による装飾オアターン
とがあいまって、その装飾効果をさらに向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用オーナメントの基本的構成の断
面図
【図2】本発明の車両用オーナメントの正面図
【図3】本発明の車両用オーナメントを装着した車両の
正面図
【符号の説明】
1:ホログラム 2:スペーサー用透明基板 3:カバー用透明基板 4:印刷層 5:樹脂基体 6:両面接着テープ 8:外光による表示パターン 9:車体 10:オーナメント

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車体表面に装着されていて装飾マー
    クを表示する車両用オーナメントであって、所定のパタ
    ーンが記録されたホログラムと、該ホログラムが配され
    る基板とを少なくとも有していて、ホログラムに向かっ
    て入射した車外の外光が前記パターンとして所定の方向
    に向かって回折されることを特徴とする車両用オーナメ
    ント。
  2. 【請求項2】前記ホログラムは反射型ホログラムである
    ことを特徴とする請求項1の車両用オーナメント。
  3. 【請求項3】前記ホログラムは反射型ホログラムであっ
    て太陽光を回折することを特徴とする請求項1または2
    の車両用オーナメント。
  4. 【請求項4】前記ホログラムは反射型ホログラムであっ
    て後続のヘッドランプの光を回折することを特徴とする
    請求項1または2の車両用オーナメント。
  5. 【請求項5】前記ホログラムは、一方の面に印刷層を有
    する透明基板の印刷層と反対側の面に配されており、前
    記印刷層の色と異なる色の光を回折することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかの車両用オーナメント。
JP18953595A 1995-07-25 1995-07-25 車両用オーナメント Withdrawn JPH0939682A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002051136A2 (en) * 2000-12-21 2002-06-27 Raytheon Company Method and apparatus for generating a visible image with an infrared transmissive window
CN110191789A (zh) * 2017-03-28 2019-08-30 宝马股份公司 基于聚氨酯的显示器、其制造方法以及基于聚氨酯的显示器的用途和具有基于聚氨酯的显示器的车辆

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