JPH09315236A - 車両用オーナメント - Google Patents

車両用オーナメント

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JPH09315236A
JPH09315236A JP8137190A JP13719096A JPH09315236A JP H09315236 A JPH09315236 A JP H09315236A JP 8137190 A JP8137190 A JP 8137190A JP 13719096 A JP13719096 A JP 13719096A JP H09315236 A JPH09315236 A JP H09315236A
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JP
Japan
Prior art keywords
hologram
vehicle
ornament
resin base
stuck
Prior art date
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Pending
Application number
JP8137190A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Takeuchi
彰一 竹内
Norihito Nakazawa
伯人 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】観視者の位置により異なったパターンを視認で
きデザイン性、新規性の向上した車両用オーナメントを
得る。 【解決手段】車外の外光により、記録された複数のパタ
ーンを特定の方向に回折するホログラム1、2が基板4
に配されてなる車両用オーナメント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用オーナメン
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両等においては車体や窓ガラス
表面に製造者の社章や車両の名称、車格を示す装飾用の
車両用オーナメントが取り付けられていることが多い。
上記は車体に取り付けるオーナメントの場合は通常、A
BS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂、P
PE(ポリフェニレンエチレン)樹脂等の射出成型品に
メッキ等の表面処理を行ったものを、両面接着テープ等
により車体の所定の場所に取り付けることが多い。ま
た、窓ガラスに取り付けるものとしてはPET(ポリエ
チレンテレフタレート)等の樹脂フィルムに印刷を施
し、粘着材によりガラスの車内側に貼付されるものがあ
る。
【0003】また、このようなオーナメント的な用途に
ホログラムを用いたものとしては、リアガラスに貼付す
るものが実開平2−3939等に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年車全体の
デザイン性向上の観点から車両用オーナメントにおいて
も、デザイン性向上、斬新性、新規性が求められてお
り、上記の提案では表示されるパターンは単一のもので
斬新性、新規性を有するものではなく、観視者の見る方
向により像が変化するものは従来知られていなかった。
【0005】また、見る方向により画像が変化するホロ
グラムとして知られている技術においては、きわめて細
かい縞状のアパーチャスリットを設け、その裏面の適当
な距離に見るべき画像を縞状に交互に印刷するいわゆる
パララクスバリア方式が古くから知られているが、印刷
面とアパーチャスリットの間隔、位置合わせが必要であ
り、また透明性も失われるといった欠点を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、車両の車体や窓ガラス
表面に装着され文字やマークを表示する装飾用の車両用
オーナメントにおいて、前記オーナメントは基板に配さ
れたホログラムを有しており、前記ホログラムは車外の
外光によりホログラムに記録された複数のパターンを特
定の方向に回折するホログラムであることを特徴とする
車両用オーナメントを提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明をさ
らに詳細に説明する。図1は、本発明の車両用緒−ナメ
ントの基本的構成の一例を示す断面図、図2a、図2b
は本発明の車両用オーナメントで表示される像の一例を
示す概念図である。図1において、1は第1のホログラ
ム、2は第2のホログラム、3はバリアーフィルム、4
は透明基板、5は樹脂基体、6は両面接着テープ、Aは
第1のホログラムの外光による表示パターンの視認でき
る主な方向、Bは第2のホログラムの外光による表示パ
ターンの視認できる主な方向である。
【0008】図1において第1のホログラム1は透明基
板4の樹脂基体5側に貼付され、さらにその上にバリア
ーフィルム3を介して第2のホログラム2が貼付され
て、樹脂基体5に収められている。
【0009】透明基板4、第1のホログラム1、バリア
ーフィルム3、第2のホログラム2が2はそれぞれ透明
ウレタン系粘着材(図示しない)を用いて積層され、さ
らにそれらをABS樹脂で形成された凹型の樹脂基体5
の凹部に落とし込み透明ウレタン系粘着材で保持する構
成とした。樹脂基体5は装飾性を持たせるため、事前に
金メッキを施したもので、その車体に貼付する側には両
面接着テープ6を配設した。
【0010】この第1のホログラム1、第2のホログラ
ム2はともに厚さ20μmのアクリル系フォトポリマー
からなる、リップマンタイプの反射型ホログラムであ
る。
【0011】バリアーフィルム3は第1のホログラム1
と第2のホログラム2との相互影響を防止するために介
在させている。
【0012】本例の第1のホログラム1、第2のホログ
ラム2とも通常知られているイメージ型のホログラムを
作製する2段階の方法を用いた、第1段階として第1の
ホログラム1用に図2aに示す像となる銀色に塗装した
3次元形状の被写体を用いて、そして第2のホログラム
2用に図2bに示す像となる銀色に塗装した3次元形状
の被写体を用いて、それぞれマスターとなるホログラム
を作製した。その後、第2段階としてこれらのマスター
ホログラムの共役像を用いて、第1のホログラム1、第
2のホログラム2を作製した。この時、ホログラム感光
材料の配置、断面での傾きを第1のホログラム1につい
ては入射角度40度、回折角度−10度、第2のホログ
ラム2については入射角度40度、回折角度10度とな
るように配置し、波長476nm、577nm、647
nmの波長の3色のレーザー光を同軸にしてそれぞれ露
光した。
【0013】この結果、図1に示すように40度方向か
ら太陽光等の外光が入射すると、Aの方向からは図2a
に示すようなほぼ被写体と同じ色に認識される像が視認
され、Bの方向からは図2bに示すようなほぼ被写体と
同じ色に認識される像が視認される。
【0014】第1のホログラム1、第2のホログラム2
は、通常数μmから数十μm程度の厚みと適宜の面積を
持ち、かつ光回折機能を持てば、エンボスタイプ、レイ
ンボータイプ、その他ホログラムと呼ばれるものを広く
用いることができる。また、ホログラム材料としては、
重クロム酸ゼラチン、光レジスト、銀塩、ポリビニルカ
ルバゾール系フォトポリマーなど種々の感光材を用いる
ことができる。
【0015】また、ホログラムの中心回折波長、入射角
度、回折角度はホログラムの設置角度つまりはオーナメ
ントの設置角度、外光の入射角度、表示パターンの表示
方向、透過させる光の波長分布等を考慮して適宜決定さ
れるものである。
【0016】本例では、透明基板4として厚さ2mmの
メタクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート:PMM
A)を用いたが、ガラスやポリカーボネート(PC)等
の樹脂やフィルムでも良く、さらに透明基板4の表面に
レンズ機能を持たせる等種々の変更が可能であり、同様
な機能を有すれば特定されないが屈折率、透過特性、お
よび耐久性等を考慮して決定される。
【0017】表示されるパターンとして、本例では図2
a、図2bに示す像が得られる三次元形状の銀色塗装し
た被写体を用いたが、その用途、装飾性により適宜選択
され、製造者の社章や車両の名称、車格を示す文字やパ
ターン、ロゴなどが例として挙げられるが、その他タク
シーなどで使用されるような広告などの情報を用いるこ
ともできる。これらは、赤、緑、青の波長を発振するレ
ーザーを用いることによって、色再現性の良い表示が可
能である。
【0018】第1のホログラム1、第2のホログラム
2、透明基板4は透明ウレタン系粘着材(図示しない)
を用いて積層したが、エポキシ系、アクリル系などの透
明接着剤等により封止してもよい。さらに、紫外線によ
る劣化を防止するため、透明基板4の外側となる面に紫
外線吸収層を設ければ、耐久性向上が見込まれる。
【0019】そして、樹脂基体5を用いず、透明基板4
をフィルム状にし、その裏面に両面接着テープ6を貼付
してオーナメント全体の厚さを薄くすることも可能であ
る。
【0020】上記例では第1のホログラム1、第2のホ
ログラム2は太陽光等による上部方向からの外光を回折
する構成としたが後続車のヘッドランプの光を回折する
ホログラムとしてもよく、さらには、第1のホログラム
1は太陽光等の上部方向からの外光を回折し、第2のホ
ログラム2は後続車のヘッドランプの光を第1のホログ
ラム1と同一方向に回折するようにしてもよいし、これ
らを組み合わせ多数のホログラムを用いてもよい。
【0021】このように本発明においては、上記例のよ
うに複数層異なる光回折機能またはパターンを持つホロ
グラムを積層したものを用いてもよいし、一枚のホログ
ラム材料に、性質の異なる光で多重露光を施した複数の
光回折機能またはパターンを持つホログラムを用いても
よく種々の変更が可能である。
【0022】図3は本発明の別の例を示すもので、10
は本発明のオーナメントである。図3に示すようにオー
ナメント10の横幅方向をx方向、上下方向をy方向、
オーナメントの法線方向をz方向とし、第1のホログラ
ムの入射角、回折角の関係をα=40度、β1 =20
度、γ1 =10度とした。そして、第2のホログラムの
入射角、回折角の関係をα=40度、β2 =20度、γ
2 =10度とした。この時、被写体、ホログラム材料、
露光波長とも先の例に用いたものと同じものを用いた。
【0023】そして車両のリアガラス(図示しない)の
車両側面に粘着材を介して第1のホログラム、粘着材、
PETフィルムの構成で貼付した。
【0024】この結果、図3に示すような関係で太陽光
等の外光が入射すると、Cの方向からは図2aに示すよ
うなほぼ被写体と同じ色に認識される像が視認され、D
の方向からは図2bに示すようなほぼ被写体と同じ色に
認識される像が視認され、実際的には車両後方右側から
と左側方向からでは異なった像が視認された。
【0025】本例においても、先の例に示す種々の構成
変更が可能である。また、本例においては、第1のホロ
グラムと第2のホログラムとを合わせガラスに封止する
こともできる。このような構成は耐久性の点からはより
好ましい。また、車内側に貼付したPETフィルムを着
色したり、別のデザインを有するパターンを印刷するこ
とも可能であり、その大きさもホログラムを覆うのみな
らず、デザイン性を考慮して十分に大きくすることもで
きる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、車両の車体表面に装着
され文字やマークを表示する装飾用の車両用オーナメン
トにおいて、前記オーナメントには基板に配されたホロ
グラムを有しており、前記ホログラムは車外の外光によ
りホログラムに記録された複数のパターンを特定の方向
に回折することにより、観視者の位置により異なったパ
ターンを視認できデザイン性、新規性の向上した車両用
オーナメントとすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用オーナメントの基本的構成の一
例を示す断面図
【図2】本発明の車両用オーナメントで表示される像の
一例を示す概念図
【図3】本発明の車両用オーナメントの別の例を示す概
念図
【符号の説明】
1:第1のホログラム 2:第2のホログラム 3:バリアーフィルム 4:透明基板 5:樹脂基体 6:両面接着テープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車体や窓ガラス表面に装着され文字
    やマークを表示する装飾用の車両用オーナメントにおい
    て、前記オーナメントは基板に配されたホログラムを有
    しており、前記ホログラムは車外の外光によりホログラ
    ムに記録された複数のパターンをそれぞれ特定の方向に
    回折するホログラムであることを特徴とする車両用オー
    ナメント。
  2. 【請求項2】前記ホログラムは反射型ホログラムである
    ことを特徴とする請求項1の車両用オーナメント。
  3. 【請求項3】前記ホログラムは車両に取り付けられた際
    に太陽光を回折する反射型ホログラムであることを特徴
    とする請求項1または2の車両用オーナメント。
  4. 【請求項4】前記ホログラムは車両に取り付けられた際
    に後続のヘッドランプの光を回折する反射型ホログラム
    であることを特徴とする請求項1または2の車両用オー
    ナメント。
  5. 【請求項5】前記ホログラムに記録された複数のパター
    ンは、各々別個の方向に回折されることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかの車両用オーナメント。
JP8137190A 1996-05-30 1996-05-30 車両用オーナメント Pending JPH09315236A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107305262A (zh) * 2016-04-19 2017-10-31 福特全球技术公司 车辆的彩虹色徽章及其制造方法
CN108016349A (zh) * 2016-11-04 2018-05-11 福特全球技术公司 车辆装饰部件

Cited By (3)

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CN108016349B (zh) * 2016-11-04 2021-12-24 福特全球技术公司 车辆装饰部件

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