JPH0939136A - 複合シート及びその製造方法 - Google Patents

複合シート及びその製造方法

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JPH0939136A
JPH0939136A JP7193397A JP19339795A JPH0939136A JP H0939136 A JPH0939136 A JP H0939136A JP 7193397 A JP7193397 A JP 7193397A JP 19339795 A JP19339795 A JP 19339795A JP H0939136 A JPH0939136 A JP H0939136A
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JP
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resin foam
sheet
foam sheet
thermoplastic resin
holes
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JP7193397A
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Osamu Takagi
脩 高木
Kazuo Yamagata
一雄 山形
Kenji Kato
健二 加藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】独立気泡からなる熱可塑性樹脂発泡シートと表
皮材とが熱融着される際に、発泡シートの気泡破壊が原
因で起こる空気溜まりがなく、二次加工が施されても美
麗な表面層をもつ成形体の得られる複合シート及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】独立気泡からなる熱可塑性樹脂発泡シート
の一方の表面に、該熱可塑性樹脂発泡シートの厚さ方向
に該発泡シートの厚さの10〜90%に到達する深さの
孔が多数設けられ、かつ前記熱可塑性樹脂発泡シートの
孔が設けられた側に表皮材が積層されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱下で使用され
たり、真空成形、圧空成形、圧縮成形、射出成形などの
熱成形に用いられる複合シート及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂発泡シートと、表皮材とし
てフィルム、シート又は布とを熱融着した複合シート
が、加熱下で使用されたり、真空成形、圧空成形、圧縮
成形、射出成形などで熱成形されて、自動車内装材、建
築内装材等に用いられている。特に、独立気泡からなる
熱可塑性樹脂発泡シートは、その優れた緩衝性能のため
に幅広い用途に用いられている。しかしながら、熱融着
時に独立気泡からなる樹脂発泡シートは、ピンチロール
で圧力を加えられながらしごかれるので、気泡が破壊し
空気溜まりを生じ易くなる。この空気溜まりの部分が、
加熱下で使用されたり、成形の際に再加熱されるとふく
れを生じ、外観を著しく損なうことになる。
【0003】そこで、このようなふくれを防止する方法
として、特開平3−173642号公報には、熱可塑性
樹脂発泡体と樹脂フィルムを加熱積層する前に、樹脂発
泡体と樹脂フィルムとの間の空気を排除して密着状態と
し、空気の巻き込みを防止する方法が提案されている。
【0004】しかしながら、上記方法は、樹脂発泡体と
樹脂フィルムとの間に巻き込まれる空気を排除する効果
はあるが、樹脂発泡体の気泡破壊に起因する空気溜まり
を除去することはできないという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、独立気泡か
らなる熱可塑性樹脂発泡シートと表皮材とが熱融着され
る際に、発泡シートの気泡破壊が原因で起こる空気溜ま
りがなく、二次加工が施されても美麗な表面層をもつ成
形体の得られる複合シート及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(以
下第1発明という)の複合シートは、独立気泡からなる
熱可塑性樹脂発泡シートの一方の表面に、該熱可塑性樹
脂発泡シートの厚さ方向に該発泡シートの厚さの10〜
90%に到達する深さの孔が多数設けられ、かつ前記熱
可塑性樹脂発泡シートの孔の設けられた側に表皮材が積
層されていることを特徴とする。
【0007】第1発明で用いられる熱可塑性樹脂発泡シ
ートは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体
等の単独又は混合物からなる発泡シートであって、かつ
独立気泡率50%以上の実質的に独立気泡を有するもの
である。
【0008】上記独立気泡率は、JIS K6767に
準拠して、下記の〜の手順で測定された値から算出
した。 試料約20cm3 を採取し、その重量W1 (g)及び
体積V(cm3 )を測定する。 ワードン比重びんに蒸留水を満たし、20.0±0.
1℃の恒温水槽に入れ温度が一定になったら同温度に保
った栓を差し込み、水浴から取り出し、外面を清浄な乾
燥した布で拭き取り、蓋をはめて重量W2 (g)を測定
する。 の比重びんに試料を入れ蒸留水を満たし、20.0
±0.1℃の恒温水槽に入れ温度が一定になったら同温
度に保った栓を差し込み、水浴から取り出し、外面を清
浄な乾燥した布で拭き取り、蓋をはめて重量W3 (g)
を測定する。
【0009】以上の測定値から、下式に基づいて独立気
泡率を算出した。 独立気泡率(%)=〔(W2 −W3 )ρ−W1 d〕/
〔(ρV−W1 )d〕×100 但し、dは20℃の蒸留水の密度(g/cm3 )を、ρ
は発泡体の密度(g/cm3 )をそれぞれ表す。
【0010】上記熱可塑性樹脂発泡シートには、その一
方の表面に、厚さ方向に多数の孔が設けられる。孔の深
さは、小さくなると樹脂発泡シートと後述の表皮材を熱
融着する際に、樹脂発泡シート内部の気泡破壊によって
生じる空気を孔を通じて十分に排除することができない
ためふくれを発生することがあり、大きくなると樹脂発
泡シートの圧縮強度や腰の強さ等の特性が低下すると共
に、二次加工時に孔の部分が拡大されて表面に孔の跡が
付き表面状態が悪くなるので、該発泡シートの厚さの1
0〜90%に制限される。
【0011】上記孔は、例えば、加熱された針等を使用
して設けることができる。使用される針の直径は、大き
くなると孔の跡が表皮材の表面に浮き出て外観を悪くす
る恐れがあり、小さくなると加熱によって孔が閉塞して
ピンチロールで圧着する際に空気が逃げ難くなるので、
0.1〜1mmが好ましい。
【0012】上記孔の数は、樹脂発泡シートや表皮材の
種類、融着時の圧力等によって適宜決定されるが、少な
くなると空気溜まりを防止することができず、多くなる
と樹脂発泡シートの機械的強度が低下するので、1万個
〜25万個/m2 の範囲が好ましい。
【0013】また、上記孔は、樹脂発泡シート表面に対
して必ずしも直角方向に設けられる必要はなく、斜めの
方向であってもよい。孔径は、全て同一の直径である必
要はなく、位置によって異なっていてもよい。
【0014】第1発明で用いられる表皮材としては、樹
脂フィルム又はシート;織布又は不織布等が挙げられ
る。
【0015】第1発明の複合シートは、上記孔の設けら
れた樹脂発泡シートの孔の設けられた側に、上記表皮材
を熱融着によって積層することにより得られる。熱融着
する方法としては、従来公知の方法が用いられる。
【0016】次に、請求項2記載の発明(以下第2発明
という)の複合シートの製造方法について説明する。第
2発明の複合シートの製造方法は、独立気泡からなる熱
可塑性樹脂発泡シートの一方の表面に、該熱可塑性樹脂
発泡シートの厚さ方向に全体の厚さの10〜90%に到
達する深さの孔を多数設け、前記熱可塑性樹脂発泡シー
ト又は表皮材の少なくとも一方を加熱した後、熱可塑性
樹脂発泡シートの孔の設けられた側に表皮材を重ね、ピ
ンチロールで連続的に積層することを特徴とする。
【0017】図1は、第2発明の製造方法に使用される
装置の一例を示す概要図であり、図1を参照しながら説
明する。図1において、1は熱可塑性樹脂発泡シート、
2は樹脂発泡シート1に孔を設けるための針を配置した
穿孔ロール、3は押さえロール、4は表皮材、5,5’
は樹脂発泡シート1と表皮材4をそれぞれ加熱するため
の加熱手段、6,6’は加圧積層するためのピンチロー
ル、7は表皮材4と樹脂発泡シート1とが、熱融着によ
り積層された複合シートをそれぞれ表す。
【0018】上記熱可塑性樹脂発泡シート1及び表皮材
4としては、第1発明と同様な材料が用いられる。
【0019】上記樹脂発泡シート1には、ロール状物か
ら巻き戻されて穿孔ロール2と押さえロール3の間を通
過する際に所定の直径と深さを有する孔2' が多数設け
られる。上記穿孔ロール2及び押さえロール3とは、必
ずしも駆動ロールである必要はなく、樹脂発泡シート1
の移動に伴って回転するロールであってもよい。
【0020】次いで、樹脂発泡シート1及び表皮材4の
熱融着側を、加熱手段5及び5' によりそれぞれ加熱し
た後、駆動装置に接続されたピンチロール6,6’間を
通過させ、樹脂発泡シート1の孔2' が設けられた側に
表皮材4を加圧、熱融着することにより、樹脂発泡シー
ト1上に表皮材4が積層された複合シート7(図2に示
す)が連続的に得られる。
【0021】上記加熱手段5及び5' としては、電気ヒ
ーター、火炎、熱風、加熱されたロール等通常の加熱手
段が用いられる。また、上記ピンチロール6,6’は、
樹脂発泡シート1及び表皮材4とが加圧されるようなロ
ール間隔に調節されているので、ピンチロール6,6通
過時に加圧、積層が行われる。さらに、ピンチロール
6,6’は、温度調節がなされているので、加圧と同時
に冷却することができ、冷却により樹脂発泡シート1上
に表皮材4を固定することができる。
【0022】また、第1発明の複合シート又は第2発明
の製造方法で得られる複合シートは、厚さ方向に貫通し
ない孔が設けられているので、二次加工が施されても孔
の拡大が防止され、表皮材の表面へ孔の跡が現れること
がない。
【0023】次に、請求項3記載の発明(以下第3発明
という)について説明する。第3発明の複合シートは、
独立気泡からなる熱可塑性樹脂発泡シートの一方の表面
に、該熱可塑性樹脂発泡シートの厚さ方向に全体の厚さ
の10〜90%に到達する深さの孔が多数設けられ、か
つ前記熱可塑性樹脂発泡シートの孔の設けられていない
側に表皮材が積層されていることを特徴とする。
【0024】第3発明で用いられる熱可塑性樹脂発泡シ
ートとしては、第1発明で用いられる熱可塑性樹脂発泡
シートが好適に用いられる。
【0025】上記熱可塑性樹脂発泡シートには、その一
方の表面に厚さ方向に多数の孔が設けられる。孔の深さ
は、樹脂発泡シートの全体の厚さの10〜90%に制限
される。孔の深さは、小さくなると樹脂発泡シートと後
述の表皮材を熱融着する際に、樹脂発泡シート内部の気
泡破壊により生じる空気を十分に排除することができず
ふくれを生じることがある。また、孔の深さは、大きく
なると射出成形の際に骨材樹脂が孔に入り込み表皮材に
跡が付くのでことがあると共に、樹脂発泡シートの圧縮
強度や腰の強さ等の特性が低下する。
【0026】上記孔は、例えば、加熱された針を使用し
て設けることができるが、針の直径は、第1発明と同様
な理由により、0.1〜1mmが好ましい。
【0027】上記孔の数は、樹脂発泡シートや表皮材の
種類、融着時の加圧力等によって適宜決定されるが、第
1発明と同様な理由により、1万個〜25万個/m2
好ましい。
【0028】また、上記孔は、樹脂発泡シート表面に対
して必ずしも直角方向に設けられる必要はなく、斜めの
方向であってもよい。孔径は、全て同一の直径である必
要はなく、位置によって異なっていてもよい。
【0029】上記表皮材としては、第1発明で用いられ
る、樹脂フィルム又はシート;織布又は不織布等が好適
に用いられる。
【0030】第3発明の複合シートは、上記孔が設けら
れた樹脂発泡シートの孔が設けられていない側に、上記
表皮材を熱融着により積層することにより得られる。熱
融着する方法としては、従来公知の方法が用いられる。
【0031】次に、請求項4記載の発明(以下第4発明
という)について説明する。第4発明の複合シートの製
造方法は、独立気泡からなる熱可塑性樹脂発泡シートの
一方の表面に、該熱可塑性樹脂発泡シートの厚さ方向に
該発泡シートの厚さの10〜90%に到達する深さの孔
を多数設け、前記熱可塑性樹脂発泡シート又は表皮材の
少なくとも一方を加熱した後、熱可塑性樹脂発泡シート
の孔が設けられていない側に表皮材を重ね、ピンチロー
ルで連続的に積層することを特徴とする。
【0032】上記熱可塑性樹脂発泡シート及び表皮材と
しては、第1発明と同様な材料が用いられる。
【0033】図3は、第4発明の製造方法に使用される
装置の一例を示す概要図であり、図3を参照しながら説
明する。図3において、1は熱可塑性樹脂発泡シート、
2は樹脂発泡シート1に孔2’を設けるための針を配置
した穿孔ロール、3は押さえロール、4は表皮材、5,
5’は樹脂発泡シート1と表皮材4をそれぞれ加熱する
ための加熱手段、6,6’は積層するためのピンチロー
ル、7は表皮材4と樹脂発泡シート1とが積層された複
合シートをそれぞれ表す。
【0034】第4発明の製造方法では、図3で示される
ように、第2発明で使用される装置と殆ど同様な装置を
使用して、第2発明と略同様な方法によって複合シート
が得られる。図3の装置は、図1の装置と殆ど同じ構造
を有するが、図1の装置と異なる点は、穿孔ロール2と
押さえロール3の位置が反対となっている点である。ま
た、上記装置を使用して樹脂発泡シート1の孔2’の設
けられていない側に、表皮材1を熱融着によって積層す
ることにより、第4発明の複合シート7(図4に示す)
を得ることができる。
【0035】第3発明の複合シート又は第4発明の製造
方法で得られる複合シートは、厚さ方向に表皮材へ到達
しない孔が設けられているので、二次加工、特に射出成
形の際には、樹脂が孔に深く入り込んで表皮材の表面へ
孔の跡が現れることがない。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0037】(実施例1〜3、比較例1〜4)図1に示
す装置を使用して、架橋ポリエチレン樹脂発泡シート
(厚さ5mm、発泡倍率30倍)に、直径0.5mm、
表1に示す深さの孔を、20万個/m2となるように穿
設した後、孔の穿設された面を電気ヒーターにより12
0℃に加熱して、ロール間隙3mmに設定したピンチロ
ールへ導いた。一方、表皮材として厚さ0.3mmの低
密度ポリエチレン樹脂シートを電気ヒーターにより、温
度が100℃となるように加熱してピンチロールへ導
き、上記樹脂発泡シートの孔が穿設された側へ重ね合わ
せて加圧し、熱融着により積層して外観の良好な複合シ
ートを得た。また、ピンチロールの内部には水を循環さ
せ、ロール表面温度を50℃に保った。
【0038】上記で得られた複合シートを125℃の熱
風気流中で3分間予熱した後、直径10cm、深さ5c
mのコップ状物を50個ずつ(各実施例及び比較例につ
き)真空成形し、得られた真空成形物のふくれの発生率
及び表皮材の外観を目視観察により評価し、その結果を
表1に示した。
【0039】
【表1】
【0040】(実施例4〜6、比較例5〜8)図3に示
す装置を使用して、架橋ポリプロピレン樹脂発泡シート
(厚さ5mm、発泡倍率25倍)に、直径0.5mm、
表2に示す深さの孔を、10万個/m 2 となるように穿
設した後、孔の穿設されていない面を電気ヒーターによ
り160℃に加熱して、ロール間隙3mmに設定したピ
ンチロールへ導いた。一方、表皮材として厚さ0.3m
mのポリオレフィンエラストマーシートを、電気ヒータ
ーにより温度が160℃となるように加熱してピンチロ
ールへ導き、上記樹脂発泡シートの孔が穿設されていな
い側へ重ね合わせて加圧し、熱融着により積層して熱融
着により積層して外観の良好な複合シートを得た。ま
た、ピンチロールの内部には水を循環させ、ロール表面
温度を50℃に保った。
【0041】上記複合シートを、図5に示すように、射
出成形機8の金型に表皮材4が上向きとなるようにセッ
トし、射出成形機8から金型の下型10内に骨材樹脂と
してポリプロピレン樹脂(メルトフローレート:30g
/10分)を供給した後、上型11を下降させ、圧縮成
形した。このような圧縮成形により、表皮材層、樹脂発
泡層及び骨材層からなる成形体を、各実施例及び比較例
の複合シートにつき、50個ずつ成形した。得られた成
形体のふくれの発生率及び表皮材の外観を目視観察によ
り評価し、その結果を表2に示した。
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明の複合シート又は本発明の製造方
法で得られる複合シートは、上述の構成であり、熱可塑
性樹脂発泡シートと表皮材とを熱融着させる際に気泡が
部分的に破壊してできる空気溜まりがないので、再加熱
されてもふくれが発生しない。従って、本発明の複合シ
ートは、そのまま高温下で使用される場合は、勿論、真
空成形、圧空成形、射出圧縮成形などの熱成形に用いら
れる場合も、ふくれが生じず、外観の美麗な成形体が得
られる。また、第1発明の複合シート又は第2発明の製
造方法で得られる複合シートは、厚さ方向に貫通しない
孔が設けられているので、二次加工が施されても孔の拡
大が防止され、表皮材の表面へ孔の跡が現れることがな
い。また、第3発明の複合シート又は第4発明の製造方
法で得られる複合シートは、厚さ方向に表皮材へ到達し
ない孔が設けられているので、二次加工、特に射出成形
の際には、樹脂が孔に深く入り込んで表皮材の表面へ孔
の跡が現れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2発明の製造方法で用いられる装置を示す概
要図である。
【図2】第1発明の複合シート又は第2発明の製造方法
により得られる複合シートを示す模式断面図である。
【図3】第4発明の製造方法で用いられる装置を示す概
要図である。
【図4】第3発明の複合シート又は第4発明の製造方法
により得られる複合シートを示す模式断面図である。
【図5】実施例及び比較例で三層構造の成形体を製造す
る方法の一例を示す概要図である。
【符号の説明】 1 熱可塑性樹脂発泡シート 2 穿設ロール 2' 孔 3 押さえロール 4 表皮材 5,5' 加熱手段 6,6' ピンチロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立気泡からなる熱可塑性樹脂発泡シー
    トの一方の表面に、該熱可塑性樹脂発泡シートの厚さ方
    向に該発泡シートの厚さの10〜90%に到達する深さ
    の孔が多数設けられ、かつ前記熱可塑性樹脂発泡シート
    の孔の設けられた側に表皮材が積層されていることを特
    徴とする複合シート。
  2. 【請求項2】 独立気泡からなる熱可塑性樹脂発泡シー
    トの一方の表面に、該熱可塑性樹脂発泡シートの厚さ方
    向に全体の厚さの10〜90%に到達する深さの孔を多
    数設け、前記熱可塑性樹脂発泡シート又は表皮材の少な
    くとも一方を加熱した後、熱可塑性樹脂発泡シートの孔
    の設けられた側に表皮材を重ね、ピンチロールで連続的
    に積層することを特徴とする複合シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 独立気泡からなる熱可塑性樹脂発泡シー
    トの一方の表面に、該熱可塑性樹脂発泡シートの厚さ方
    向に全体の厚さの10〜90%に到達する深さの孔が多
    数設けられ、かつ前記熱可塑性樹脂発泡シートの孔の設
    けられていない側に表皮材が積層されていることを特徴
    とする複合シート。
  4. 【請求項4】 独立気泡からなる熱可塑性樹脂発泡シー
    トの一方の表面に、該熱可塑性樹脂発泡シートの厚さ方
    向に該発泡シートの厚さの10〜90%に到達する深さ
    の孔を多数設け、前記熱可塑性樹脂発泡シート又は表皮
    材の少なくとも一方を加熱した後、熱可塑性樹脂発泡シ
    ートの孔が設けられていない側に表皮材を重ね、ピンチ
    ロールで連続的に積層することを特徴とする複合シート
    の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013072159A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Dainippon Printing Co Ltd 発泡積層シートの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013072159A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Dainippon Printing Co Ltd 発泡積層シートの製造方法

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