JPH0938822A - 管体切断方法 - Google Patents

管体切断方法

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JPH0938822A
JPH0938822A JP21540095A JP21540095A JPH0938822A JP H0938822 A JPH0938822 A JP H0938822A JP 21540095 A JP21540095 A JP 21540095A JP 21540095 A JP21540095 A JP 21540095A JP H0938822 A JPH0938822 A JP H0938822A
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Katsuaki Konno
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定配管された管体の一部を所定間隔で切断
する際、切削の際に生ずる切粉が管体内部に侵入するこ
とのないように行うことができる管体切断方法を提供す
ること。 【解決手段】 切削工程においては、カッター11の切
削移動を管体10が切断される直前で停止させた後、切
削により生じた切粉は溝の外部に排出されるので切断部
4、5の周辺には切粉が無くなり、その後の切断工程に
おいて残余の薄肉部T1が外力の付加により切断される
ので切粉が配管内に侵入することがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定配管された管
体の一部を所定間隔で切断する際、切削の際に生ずる切
粉が管体内部に侵入することのないように行うことがで
き、極めて衛生的で安全な管体切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人口の増加に伴い多量の給水が必
要となり、これらを供給する送水管、配水管として使用
される配管の口径も比例的に大径化しつつある。
【0003】一方、これらの配管は、大半が地下に埋設
されているが都市計画等によりしばしば変更となり、例
えば在来の配管に別の配管を接続したり、マンホールを
増設するために配管の途中を所定間隔に切断する工事を
行う場合がある。
【0004】また、地震等の自然災害による亀裂や長年
に亘り使用されて腐食が生ずるとその部分を所定間隔に
亘って切断し、その部分に別の管体を接続する工事が行
なわれる。
【0005】さらに、前述した埋設管以外にも、化学プ
ラントや水力または原子力発電所等に使用されている配
管は地上に設置されている。
【0006】これらの配管は、水平、垂直および斜め等
多様な配管形態が採られており、このような各種形態の
固定配管をその途中から所定長さの管体を切離すため部
分的に所定間隔で切断される。
【0007】このような固定配管の切断作業は、主に現
場で行われるもので、配管内には通常、流体(例えば
水)が内在したままの状態で行われるが、切断時にはそ
の部分は遮断した状態となる。
【0008】また、このような管体の切断作業に使用さ
れる切断装置2、3は、図5に示すように、水平に設置
された固定配管の管体1外周に複数の図示しないカッタ
ー(バイト)を旋回させつつ管体1の軸線と直交する方
向に送りをかけて切削加工を行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような管体1の切
断作業では、切削加工により管体を切断する際に切粉が
発生し、これらの切粉の大半は切断部4、5より管体1
内部に落下していた。
【0010】例えば、図6に示すように縦方向に配管さ
れている管体1の途中を、この管体1の外周にカッター
(バイト)6を旋回させて所定間隔で切断する場合は、
切断箇所7より下方近くまで水面部8が来ており、切削
作業時の切粉9が配管の水中に落下する。
【0011】従って、このように配管内に切粉が混入す
ると、この水と共に流れる切粉により弁にカジリを生じ
させ、または配管途中に設けられている各種機器を損傷
させ、これが装置内に侵入すると大事故を誘発する等危
険性を有している。
【0012】このように、工事現場における配管の切断
作業時に、配管の切断部分から配管内部に切粉が侵入し
ないように行う管体の切断加工方法は未だ提案されてい
なかった。
【0013】本発明は、固定配管された管体の一部を所
定間隔で切断する際、切削の際に生ずる切粉が管体内部
に侵入することのないように行うことができる管体切断
方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の管体切断方法
は、固定配管されている管体を所定間隔で切断する管体
切断方法であって、前記管体の切断は、前記管体の外周
にそってカッターを旋回させつつ管体軸線と直交する方
向に移動させて切削し、前記管体が切断される直前で切
削移動を停止させる切削工程と、該切削工程で生じた切
粉を溝の外部へ排出する排出工程と、切削された残余の
薄肉部を外力の付加により切断する切断工程とで行うこ
とを特徴としている。この特徴によれば、切削工程にお
いては、カッターの切削移動を管体が切断される直前で
停止させた後、切削により生じた切粉は溝の外部に排出
されるので切断部周辺には切粉が無くなり、その後の切
断工程において残余の薄肉部が外力の付加により切断さ
れるので切粉が配管内に侵入することがなくなる。
【0015】本発明の管体切断方法は、前記切削工程
が、切削により形成される溝底部が前記管体軸線に対し
傾斜部を形成するよう行うことが好ましい。このように
することで、その後の残余の薄肉部の外力の付加による
切断が容易となる。
【0016】本発明の管体切断方法は、前記切断工程
が、切削された前記残余の薄肉部に管体外周にそって鋭
角な刃部を有するロータリーカッターを旋回させつつ管
体軸線と直交する方向に押圧力を付与することにより切
断を行うことが好ましい。このようにすることで、切粉
を生じさせることなく低騒音で容易に切断することがで
きる。
【0017】本発明の管体切断方法は、前記切断工程
が、切削された前記残余の薄肉部に管体外周にそって鋭
角な刃部を有する打撃カッターを旋回させつつ連続的に
打撃を付与することにより切断を行うことが好ましい。
このようにすることで、硬度を有する材質でも切粉を生
じさせることなく容易に切断することができる。
【0018】本発明の管体切断方法は、前記切断工程
が、所定間隔に形成された切断部間の管体を保持し、こ
れを固定配管に対し前記管体の軸線回りの捩り力を付与
させて残余の薄肉部で切断することが好ましい。このよ
うにすることで、カッターを使用することなく切粉を生
じさせずに容易に切断することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を挙げ図面に基づいて本発明を
説明する。
【0020】図1は、本発明の管体切断方法の第1実施
例を示し、管体切削加工の説明図である。
【0021】本発明の管体切断は、管体10の外周にそ
ってカッター11を旋回させつつ管体10の軸線と直交
する方向に移動させて切削し、管体10が切断される直
前で切削移動(送り)を停止させる切削工程と、この切
削工程で生じた切粉を溝の外部へ排出する排出工程と、
切削された残余の薄肉部T1を外力の付加により切断す
る切断工程とで行われる。
【0022】図1に併せて示す第2実施例では、切削加
工に際し、使用されるカッター11先端の切り刃部を、
管体10の軸線に対し傾斜部を形成したものである。
【0023】詳しくは、カッター11の切り刃部を、例
えば三角形状に形成することで後述するカッターにより
加工される溝底部に外力を付加させる際、溝26底部の
最小薄肉部T1に応力の集中を可能にすることで外力の
付加による切断加工を容易にした。
【0024】また、図2は第3実施例を示し、ロータリ
ーカッターで管体の残余の薄肉部を切断する工程の説明
図である。
【0025】この切断工程は、鋭角な刃部を有するロー
タリーカッター12を、切削された残余の最小薄肉部T
1に管体外周にそって旋回させつつ管体10の軸線と直
交する方向に押圧力Fを付与して切断を行うものであ
る。
【0026】さらに、図3は第4実施例を示し、連続的
に打撃を付与するカッターで管体の残余の薄肉部を切断
する工程の説明図である。
【0027】この切断工程は、切削された残余の最小薄
肉部T1に管体外周にそって鋭角な刃部を有する打撃カ
ッター13を旋回させつつ連続的な打撃力FSを付与し
て切断を行うものである。
【0028】次に、図4は第5実施例を示し、切断部間
の管体14に捩り力を付与させて残余の薄肉部T1で切
断する工程の説明図である。
【0029】この切断工程は、縦方向に固定配管された
管体の一部を所定間隔で切断するものである。
【0030】すなわち、切離される管体14の外周にチ
エン17を強固に巻回すると共に、このチエン17は、
枠体Bに支持された駆動源(モータ等)25により回転
駆動されるスプロケット24を係合する。
【0031】尚、ここでは、管体14に捩り力を付与さ
せるためにチエンを巻回した例を示したが、チエンに限
らず、例えば、タイミングベルトや平ベルト等の可撓性
を有するものでも回転を付与することができれば良い。
【0032】また、管体14にチエン17を巻回する
際、このチエン17と管体14との間に摩擦係数の高い
材質(ゴム板等)を挟持させれば好適である。
【0033】そして、巻回されたチエン17の上下に
は、切離される管体14の外周に接触する複数のガイド
ローラ18、19を軸支した一対の振れ止め装置20、
21が図示しない枠体により支持されて設置される。
【0034】また、切離される管体14は、その外周に
着脱可能なフランジ22が取付けられ、このフランジ2
2を図示しない枠体に軸支された複数のローラ23で支
持し、管体14切断時の落下を防止している。
【0035】従って、切断時に管体14が落下する際に
カッターが切断部5に挟まれ、これにより受ける衝撃を
回避することができる。
【0036】そこで、この切断工程では、所定間隔に形
成された切断部4、5間の管体14を、フランジ22を
介して複数のローラ23で保持した状態で、この管体1
4に軸線回りの捩り力を付与させて固定配管15、16
に対し残余の最小薄肉部T1から切断するものである。
【0037】次に、本発明の管体切断作用につき説明す
る。
【0038】図1は、第1実施例であり、この切削工程
では、カッター11の移動を管体10が切断される直前
で停止させた後、切削により生じた切粉は、例えば図示
しない排出手段としてのバキュームにより溝の外部に排
出されるため切断部周辺には切粉が無くなり、切削され
た残余の薄肉部T1を外力の付加により切断するので切
粉が管体内に侵入することがなくなる。
【0039】また、第2実施例における切削工程では、
図1に併せて示すようにカッター11により形成される
溝底部が、管体10の軸線に対し例えば三角形状の傾斜
部が形成されるよう行われるので、その後の残余の薄肉
部である最小薄肉部T1の外力の付加による切断が容易
となる。
【0040】さらに、図2は第3実施例であり、この切
断工程では、残余の最小薄肉部T1を鋭角な刃部を有す
るロータリーカッター12を旋回させつつ管体10の軸
線と直交する方向に押圧力Fを付与することにより切断
を行うので切粉を生じさせることなく低騒音で容易に切
断することができる。
【0041】そして、図3は第4実施例であり、この切
断工程では、切削された残余の最小薄肉部T1を鋭角な
刃部を有する打撃カッター13を旋回させつつ連続的に
打撃力FSを付与することにより切断を行うので、硬度
を有する材質でも切粉を生じさせることなく容易に切断
することができる。
【0042】次に、図4は第5実施例を示し、この切断
工程では、所定間隔に形成された切断部4、5間の管体
14を保持し、これを固定配管15、16に対し管体1
4の軸線回りに捩り力を付与させて残余の最小薄肉部T
1で切断するので切断用のカッターを使用することなく
切粉を生じさせずに容易に切断することができる。
【0043】以上、本発明の実施例を図面によって説明
してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるも
のではなく、例えば、予め切削加工された管体の溝部を
熱により溶かして切断することもできるが、この場合
は、溶けたスラグが配管内部に落下することもあるた
め、溝部を加熱しつつ外力を付加すれば容易に切断すす
ることもでき、本発明の要旨を逸脱しない範囲における
変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0044】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0045】(a)請求項1の発明によれば、切削工程
においては、カッターの切削移動を管体が切断される直
前で停止させた後、切削により生じた切粉は溝の外部に
排出されるので切断部の周辺には切粉が無くなり、その
後の切断工程において残余の薄肉部が外力の付加により
切断されるので切粉が配管内に侵入することがなくな
る。
【0046】(b)請求項2の発明によれば、切削工程
では、切削により形成される溝底部が、管体軸線に対し
傾斜部が形成されるよう行われるので、その後の残余の
薄肉部の外力の付加による切断が容易となる。
【0047】(c)請求項3の発明によれば、切断工程
では、残余の薄肉部を鋭角な刃部を有するロータリーカ
ッターを管体の外周で旋回させて管体軸線と直交する方
向に押圧力を付与しつつ切断を行うので切粉を生じさせ
ることなく低騒音で容易に切断することができる。
【0048】(d)請求項4の発明によれば、切断工程
では、切削された前記残余の薄肉部を鋭角な刃部を有す
る打撃カッターを旋回させつつ連続的に打撃を付与する
ことにより切断を行うので、硬度を有する材質でも切粉
を生じさせることなく容易に切断することができる。
【0049】(e)請求項5の発明によれば、切断工程
では、所定間隔に形成された切断部間の管体を保持し、
これを固定配管に対し前記管体の軸線回りの捩り力を付
与させて残余の薄肉部で切断するのでカッターを使用す
ることなく切粉を生じさせずに容易に切断することがで
きる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管体切断方法の第1実施例を示し、管
体切削加工の説明図である。
【図2】本発明の第3実施例を示し、ロータリーカッタ
ーで管体の残余の薄肉部を切断する工程の説明図であ
る。
【図3】本発明の第4実施例を示し、連続的に打撃を付
与するカッターで管体の残余の薄肉部を切断する工程の
説明図である。
【図4】本発明の第5実施例を示し、切断部間の管体1
4に捩り力を付与させて残余の薄肉部で切断する工程の
説明図である。
【図5】固定配管を所定間隔で切断する状態を示す説明
図である。
【図6】縦方向の固定配管を所定間隔で切断する従来の
切断方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 管体 2、3 切断装置 4、5 切断部 6 バイト(カッター) 7 切断箇所 8 水面部 9 切粉 10 管体 11 カッター 12 ロータリーカッター 13 打撃カッター 14 管体 15、16 固定配管 17 チエン 18、19 ガイドローラ 20、21 振れ止め装置 22 フランジ 23 ローラ 24 スプロケット 25 駆動源 26 溝 B 枠体 F 押圧力 FS 打撃力 T1 残余の薄肉部(最小薄肉部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定配管されている管体を所定間隔で切
    断する管体切断方法であって、 前記管体の切断は、前記管体の外周にそってカッターを
    旋回させつつ管体軸線と直交する方向に移動させて切削
    し、前記管体が切断される直前で切削移動を停止させる
    切削工程と、 該切削工程で生じた切粉を溝の外部へ排出する排出工程
    と、 切削された残余の薄肉部を外力の付加により切断する切
    断工程とで行うことを特徴とする管体切断方法。
  2. 【請求項2】 前記切削工程は、切削により形成される
    溝底部が前記管体軸線に対し傾斜部を形成するよう行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の管体切断方法。
  3. 【請求項3】 前記切断工程は、切削された前記残余の
    薄肉部に管体外周にそって鋭角な刃部を有するロータリ
    ーカッターを旋回させつつ管体軸線と直交する方向に押
    圧力を付与することにより切断を行うことを特徴とする
    請求項1または2に記載の管体切断方法。
  4. 【請求項4】 前記切断工程は、切削された前記残余の
    薄肉部に管体外周にそって鋭角な刃部を有する打撃カッ
    ターを旋回させつつ連続的に打撃を付与することにより
    切断を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の
    管体切断方法。
  5. 【請求項5】 前記切断工程は、所定間隔で切断される
    切断部間の管体を保持し、これを両側の固定配管に対し
    前記切断される管体に軸線回りの捩り力を付与させて残
    余の薄肉部で切断することを特徴とする請求項1または
    2に記載の管体切断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005177921A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Zexel Valeo Climate Control Corp チューブの製造方法、熱交換チューブ、及び熱交換器
CN103737098A (zh) * 2014-01-02 2014-04-23 中国石油集团川庆钻探工程有限公司工程技术研究院 一种油管切刀

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CN103737098B (zh) * 2014-01-02 2016-08-17 中国石油集团川庆钻探工程有限公司工程技术研究院 一种油管切刀

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