JPH0938738A - プレス機におけるグリッパーフィード - Google Patents

プレス機におけるグリッパーフィード

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JPH0938738A
JPH0938738A JP19363895A JP19363895A JPH0938738A JP H0938738 A JPH0938738 A JP H0938738A JP 19363895 A JP19363895 A JP 19363895A JP 19363895 A JP19363895 A JP 19363895A JP H0938738 A JPH0938738 A JP H0938738A
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JP
Japan
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gripper
fixed
movable
jaw
cam
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JP19363895A
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Yasuhide Takase
保英 高瀬
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Yamada Dobby Co Ltd
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Yamada Dobby Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの傷を防止することによって、従来の
高速グリッパーフィードを更に高速化するグリッパーフ
ィードを提供すること。 【解決手段】 移動グリッパ22と固定グリッパ35の
各可動ジョー24、37が、可動ジョー24、37と平
行に配設され固定されたプレート26、41、及び 可
動ジョー24、37とプレート26、41とを連結する
各2つのレバー28、29、42、43とでまわり対偶
により連結されて、平行四辺形リンク機構の1節を構成
している。グリップカム51によって回動されるカムア
ーム53により、固定ジョー23、36に対して近接離
隔する可動ジョー24、37のグリップ部24a、37
aの上面は常に水平に維持され、元もと水平に設置され
た固定ジョー23、36のグリップ部23a、36aの
下面とで平行関係を保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固定グリッパと移動
グリッパを備え、夫々のグリッパが固定ジョーと可動ジ
ョーを有するグリッパーフィードに関し、さらに、超高
速を実現するために改良されるグリッパーフィードに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、グリッパーフィードは、高速化に
向けていろいろと改良され、その1つが特公平7−24
891に示されている。
【0003】このグリッパーフィード70は固定グリッ
パ80と、移動グリッパ90を備え、各グリッパに備え
られた各可動ジョー81、91が各固定ジョー82、9
2に対して、近接離隔するように構成されている。(図
6参照)そして、移動グリッパ90は、送り方向に往復
移動するスライダ93と、可動ジョー91が配設された
フォロア部94とを備えている。フォロア部94は可動
ジョー91を固定ジョー92に近接離隔するためにスラ
イダ93に固着された軸94を中心に揺動するととも
に、搬送室外のカム96に駆動される揺動レバー97の
ローラ98上を摺動する。(図6、図7参照) また、固定グリッパ80は、可動ジョー81が配設さ
れ、固定ジョー82に近接離隔するするために機枠に固
着された軸83を中心に揺動する揺動アーム84とを備
えている。揺動アーム84は搬送室外のカム86に駆動
される揺動レバー87によって駆動される。なお、移動
グリッパ90と、固定グリッパ80の各固定ジョーを駆
動する各カムは同軸上に配設される。
【0004】このように、特に往復移動する移動グリッ
パのフォロア部94が、揺動レバー97のローラ98と
面接触可能に構成されるため、両部品間での摩耗や騒音
が著しく低下し、高速回転を達成し得ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のグリッ
パーフィードは例えば1500spm位までの高速回転
には追従できるが、例えば2000spm以上の超高速
回転を実現しようとすると、各可動ジョーが固定軸を中
心に揺動するレバーに配設されているため、固定ジョー
に対する可動ジョーの僅かな傾きにより、ワークに傷が
つきやすくなり、加工製品の品質が低下する恐れがあ
る。
【0006】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、特に、各固定ジョーと可動ジョーを平行に維持す
ることによって上記課題を解決し、超高速回転に追従で
きるグリッパーフィードを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるグリ
ッパーフィードでは、プレス機からの駆動を伝える駆動
伝達部と、前記駆動伝達部に連結され、回転運動を往復
運動に変換する駆動連結部と、前記駆動連結部に連結さ
れ往復移動し、ワーク挟持可能な移動グリッパを有する
ワーク搬送部と、ワークを挟持可能な固定グリッパと、
前記駆動伝達部の駆動を受けて前記固定グリッパと前記
移動グリッパに配設される可動ジョーを、前記固定グリ
ッパと前記可動グリッパに配設される各固定ジョーに対
して、近接離隔するように駆動するジョー駆動部とを備
えてなるグリッパーフィードであって、前記各可動ジョ
ーが平行四辺形リンク機構の1節を構成し、前記各可動
ジョーと前記各固定ジョーのワーク挟持面が、常に平行
に維持されるように構成されることを特徴とするもので
ある。
【0008】また、前記可動ジョーが、前記可動ジョー
と平行に配置されるプレートと、前記可動ジョーと前記
プレートとを結ぶ2つのレバーとまわり対偶によって、
連結されるものであれば好ましい。
【0009】
【発明の作用・効果】請求項1のプレス機におけるグリ
ッパーフィードにおいては、移動グリッパと固定グリッ
パの各可動ジョーが、平行四辺形リンク機構の1節を構
成している。ジョー駆動装置によって、各可動ジョーが
各固定ジョーに対して近接離隔するように移動する時
は、各可動ジョーは、各可動ジョーと平行に配設される
固定された節に対し、平行に揺動運動を行なう。そし
て、各可動ジョーの挟持面は水平に維持され、水平に設
置された固定ジョーの挟持面と常に平行関係を保つ。そ
のため、ワークWを挟持する時には、ワークに傷がつき
にくく品質が保証され、高速運転に追随することができ
る。
【0010】請求項2のプレス機におけるグリッパーフ
ィードにおいては、可動ジョーは、可動ジョーと平行し
て配置されるプレートと、前記可動ジョーと前記プレー
トとを結ぶ2つのレバーとまわり対偶によって、連結さ
れている。ジョー駆動装置によって、可動ジョーが固定
ジョーに対して近接離隔するように移動する時は、可動
ジョーは、可動ジョーと平行に配設される固定されたプ
レートに対し、平行に揺動運動する。そして、可動ジョ
ーの挟持面は水平に維持され、水平に設置された固定ジ
ョーの挟持面と常に平行関係を保つ。そのため、ワーク
Wを挟持する時には、安定したグリップが維持され、高
速運転に追従することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0012】このグリッパーフィードGFは図1〜図5
に示されるように、搬送室1と駆動伝達室2から構成さ
れ、プレス機より駆動伝達室2内の駆動伝達部3を介し
て連結され搬送室1及び駆動伝達室2に跨がり配設され
る駆動連結部10と、搬送室1内に配設され駆動連結部
10に連結されてワークWの移送方向に往復移動するワ
ーク搬送部20と、搬送室1内に配設されワークWを把
持可能な固定グリッパ35と、搬送室1内に配設されワ
ークWをクランプ、リリースするためのジョー駆動部5
0を備えて構成されている。
【0013】駆動連結部10を構成する入力軸11は軸
受を介して搬送室1の機枠に枢着され、一端に駆動伝達
室内2に配置されるベベルギア12を取り付けている。
ベベルギア12は駆動伝達部2の先端に取り付けたギア
4に齒合し、プレス機からの駆動を伝達するように構成
される。入力軸11の他端は搬送室1内に配置され、回
転運動を往復運動に変換するクランク13を送り調整ね
じ組14、軸受を介して回転可能に取り付けている。ク
ランク13の入力軸11と対する側に、スライダ21と
一体に形成されたピン15を軸受を介して嵌合し、クラ
ンク13の往復運動をスライダ21の往復移動するよう
に伝える。
【0014】ワーク搬送部20には、前述のスライダ2
1と、ワークWをクランプして移送する移動グリッパ2
2が備えられている。スライダ21は、搬送室1内にワ
ーク搬送方向に対して並設される固定レール5、6に摺
動可能に嵌合される。移動グリッパ22はスライダ21
に取り付けられた固定ジョー23と固定ジョー23に対
して近接離隔される可動ジョー24を備えて構成され
る。固定ジョー23は下方にワークWを把持するグリッ
プ部23aを有し、固定ジョー23の上方に、可動ジョ
ー24がワークWのクランプの際、適度なクランプ力を
与えるとともに多少の衝撃を和らげるように、バネ25
が配設され、さらに、固定ジョー23はジョーの高さ位
置を調節するために、雄ねじ部23bが形成されてい
る。なお、固定ジョー23のグリップ部23aの下面は
ワークWに対し水平に設置されている。
【0015】一方、可動ジョー24は上部がグリップ部
24aで、下部が下方に延設されるレバー部24bが形
成され、レバー部24bにはレバー部24bの長手方向
に2つのピン27a、27aが軸受けを介して嵌合さ
れ、ピン27aの下方で後記のカムアームに当接可能な
ローラ30が回転可能に軸支される。
【0016】また、可動ジョー24のレバー部24bに
平行するようにスライダ21にプレート26が取り付け
られ、プレート26に2つのピン27b、27bが軸受
けを介して嵌合される。そして、4つのピン27a、2
7a、27b、27bが平行4辺形の各点を位置し、可
動ジョー24とプレート26を含めて平行四辺形リンク
機構が構成されるように、上レバー28、下レバー29
が夫々のピン27a、27bに軸支される。従って、可
動ジョー24のグリップ部24aの上面は固定ジョー2
3のグリップ部23aの下面に対し平行に維持される。
【0017】下レバー29はピン27a、27bに軸支
されると共に可動ジョー24のレバー部24bを挟んで
プレート26と対する側に向かって延設され、バネ受け
部29aを形成する。移動グリッパ22の右方に、スラ
イダ21と一体的にバネケース31が形成され雌ねじ3
1aが可動ジョー24と平行に形成されている。そし
て、雌ねじ31aに、2個の止めねじ32、32が螺着
されてロックされている。前記止めねじ32と下レバー
29のバネ受け部29aにコイルバネ33が当接するよ
うに配設され、そして、コイルバネ33は下レバー29
をピン27bを中心に時計方向に付勢力を有する。ま
た、止めねじ32の位置を調整することによって、付勢
力を調整できるようになっている。
【0018】一方、固定グリッパ35は、固定ジョー3
6と、固定ジョー36に対して近接離隔する可動ジョー
37を備えて構成されている。固定ジョー36は下方に
ワークWを把持するグリップ部36aを有し、固定ジョ
ー36の上方には、可動ジョー37がワークWのクラン
プの際、適度なクランプ力を与えるとともに多少の衝撃
を和らげるように、バネ38が配設され、さらに、固定
ジョー36はジョーの高さ位置を調節するために、雄ね
じ部36bが形成されている。なお、固定ジョー36の
グリップ部36aの下面はワークWに対し水平に設置さ
れている。
【0019】また、可動ジョー37は上部がグリップ部
37aで、下部が下方に延設されるレバー部37bが形
成され、レバー部37bにはレバー部37bの長手方向
に2つのピン39a、39aが軸受けを介して嵌合さ
れ、ピン39aの下方に後記のカムアームに当接可能な
3個のローラ40a、40b、40bが回転可能に軸支
される。このローラ40の配列状態は図4に示されるよ
うに、可動ジョー24のレバー部24bの下部に2つの
平行な薄肉部が形成され、中央の薄肉部間に1個のロー
ラ40a、薄肉部の外側両端部に、夫々各1個のローラ
40b、40bがピンによって軸支されている。
【0020】また、可動ジョー37のレバー部37bに
平行するように搬送室1内の機枠にプレート41が取り
付けられ、プレート41に2つのピン39b、39bが
軸受けを介して嵌合される。そして、4つのピン39
a、39a、39b、39bが平行4辺形の各点を位置
し、可動ジョー37とプレート41を含めて平行四辺形
リンク機構が構成されるように、上レバー42、下レバ
ー43が夫々のピン39a、39b に軸支される。従
って、可動ジョー37のグリップ部37aの上面は、固
定ジョー36のグリップ部36aの下面に対し平行に維
持される。
【0021】下レバー43はピン39a、39bに軸支
されると共にプレート41を挟んで可動ジョー37のレ
バー部37aと対する側に向かって延設され、バネ受け
部43aを形成する。プレート41の左方に、搬送室1
と一体的にバネケース44が形成され、バネケース44
内に雌ねじ44aが可動ジョーのレバー部37aと平行
に形成されている。そして、雌ねじ44aに2個の止め
ねじ45、45が螺着されロックされている。また、雌
ねじ44aと下レバー43のバネ受け部43a間にバネ
46が配設され、下レバー43を、プレート41のピン
39bを中心に反時計方向に付勢する。
【0022】また、移動グリッパ22及び固定グリッパ
35の下方に、移動グリッパ22の可動ジョー24、及
び固定グリッパ35の可動ジョー37を、各固定ジョー
23、36に近接離隔するためのジョー駆動部50が搬
送室1内に配設されている。ジョー駆動部50には、固
定レール5、6と直角方向に配設されたカム軸7に取り
付けられるグリップカム51、パイロットリリースカム
52と、各カムによって回動可能なカムアーム53、5
4が備えられている。
【0023】カム軸7の一端側は、搬送室1、駆動伝達
室2内を貫通し機枠に回転可能に、ホルダ8、ギアホル
ダ55を介して枢支され、駆動連結部10のベベルギア
12に固着された平ギア17からアイドルギア18を介
して齒合されるギア19によって回転駆動される。ま
た、カム軸7の他端側にはホルダ9に軸受けを介して、
カムホルダ56が回転可能に軸支され、カムホルダ56
にパイロットリリースカム52が取り付けられている。
そして、パイロットリリースカム52に隣接して、カム
軸7にグリップカム51が直接取り付けられる。
【0024】カム軸7の上方には、カム軸7と平行に2
本の固定軸58、59が搬送室1に配設されている。固
定軸58にはグリップカム用カムアーム53が固定軸5
8の周りを回動可能に軸支され、固定軸59にはパイロ
ットリリースカム用カムアーム54が固定軸59の周り
を回動可能に軸支される。
【0025】カムアーム53は3本の腕53a、53
b、53cが夫々外方に向かって形成され、腕53aに
はグリップカム51に当接するカムフォロア60が回転
可能に軸支されると共に、カムフォロア60をグリップ
カムに押圧するバネ手段61が取り付けられる。また、
腕53bの先端下面に前述の固定グリッパ35の中央の
ローラ40aが上部で当接される面部53dが形成さ
れ、カムアーム53がグリップカム51によって反時計
方向に回動されると固定グリッパ35の可動ジョー37
を下方に移動させる。腕53cにはスライドプレート6
2が固着され、前述の移動グリッパ22の可動ジョー2
4に軸支されるローラ30がスライダプレート62上を
転動するように形成される。そして、カムアーム53が
グリップカム51により反時計方向に回動されると移動
グリッパ22の可動ジョー24を上方に移動させ、可動
ジョー24がワークをクランプする時に、スライドプレ
ート62の上面が水平になるように設定されている。
【0026】カムアーム54にも3本の腕54a、54
b、55cが夫々外方に向かって形成され、腕54aに
はパイロットリリースカム52に当接するカムフォロア
64が回転可能に軸支され、腕54bの先端下面には固
定グリッパ37の両端のローラ40b、40bが上部で
当接される面部54dが形成される。そして、カムアー
ム54がパイロットリリースカム52によって時計方向
に回動されると、可動ジョー37は下方に移動される。
また、腕54cの上面には面部54eが形成され、カム
フォロア64がパイロットリリースカム52を押圧する
バネ65と係合するようになっている。
【0027】次に、上記構成のグリッパーフィードの作
用について説明する。
【0028】図示しないプレス機から駆動力が駆動伝達
部3のベベルギア4に伝達されると、その駆動力は、一
方では、駆動連結部10で、回転運動を往復運動に変換
させて、ワーク搬送部20を往復運動させ、同時に、カ
ム軸7を回転駆動し、ジョー駆動部50を駆動させる。
【0029】ワークWを搬送し、プレス加工を行なうに
は、まず、移動グリッパ22がワークWをクランプし、
固定グリッパ35がワークWをリリースする。そして、
移動グリッパ22がワークWをクランプしたまま、送り
方向に移動する。ワーク搬送後、固定グリッパ35がワ
ークをクランプし、移動グリッパ22がワークWをリリ
ースする。その後、移動グリッパ22がワークWをリリ
ースしたまま、反送り方向に移動する。この時に、プレ
ス加工が行なわれる。また、必要に応じて、パイロット
リリースを行なう場合は、プレス加工直前に、固定グリ
ッパ35がワークWのクランプ状態から僅かな間リリー
ス状態にする。そして、これを繰り返すことによって連
続したプレス加工が行なわれる。
【0030】本グリッパーフィードの作用を更に詳細に
説明すると、ベベルギア4に伝達された駆動力は、ベベ
ルギア12を介して、入力軸11を回転駆動すると同時
に、ベベルギア12に固着された平ギア17、アイドル
ギア18、ギア19を介して、カム軸7を回転駆動す
る。
【0031】カム軸7の回転に伴ってグリップカム51
が回転し、カムアーム53に配設されたカムフォロア6
0がグリップカム51の凸部に係合すると、カムアーム
53は固定軸58の周りを反時計方向に回動し、腕53
aに固着されたスライドプレート62が、移動グリッパ
22の可動ジョー24に軸支されたローラを上方に押し
上げる。可動ジョー24は、可動ジョー24と平行に配
設されたプレート26と、4つのピン27a、27a、
27b、27b、及び上レバー28、下レバー29によ
って連結され、平行四辺形リンク機構を形成しているた
め、可動ジョー24は、可動ジョーのグリップ部24a
の上面を常に水平に保ったまま、ピン27b、27bを
中心に固定ジョー23に向かって揺動移動する。可動ジ
ョー24が最上端に移動するとワークWをクランプす
る。
【0032】また、カムアーム53が移動グリッパ22
の可動ジョー24を、固定ジョー23に向かって移動す
ると同時に、カムアーム54の腕54bが固定グリッパ
35の下方に軸支された中央のローラ40aを下方に移
動させるため、可動ジョー37は固定ジョー36から離
れる方向に移動する。この時、可動ジョー37は、可動
ジョーと平行に配設されたプレート41と、4つのピン
39a、39a、39b、39b、及び上レバー42、
下レバー43で連結され、平行四辺形リンク機構を形成
しているために、可動ジョー37のグリップ部37a上
面は常に水平位置を保っている。
【0033】移動グリッパ22がワークWをクランプす
る瞬間、固定グリッパ35がワークWのクランプを瞬間
的に維持するために、固定グリッパ35の固定ジョー3
6の雄ねじ部36bで固定ジョー36の高さ位置調整を
行う。また、固定グリッパ35がワークWをクランプす
る瞬間も同様に、移動グリッパ22がワークWを瞬間的
に維持するために、移動グリッパ22の固定ジョー23
の雄ねじ部23bで固定ジョー23の高さ位置調整を行
う。
【0034】カムアーム53のカムフォロア60がグリ
ップカム51の凹部に係合すると、カムアーム53は、
バネ手段61の付勢力により、カムアーム53を固定軸
58の周りを時計方向に回動する。同時に、移動グリッ
パ22の可動ジョー24はバネ25の付勢力により、下
レバー29がピン27bを中心に時計方向に回動すると
共に、固定ジョー23から離れる方向に移動し、ワーク
Wをリリースする。さらに、固定グリッパ35の可動ジ
ョー37はバネ38の付勢力により、下レバー43がピ
ン39bを中心に反時計方向に回動すると共に、固定ジ
ョー36に向かって移動し、ワークWをクランプする。
【0035】また、カム軸7の回転にともない、グリッ
プカム51の回転と共に、パイロットリリースカム52
も回転する。カムアーム54に配設されたカムフォロア
64がパイロットリリースカム52の凸部に係合する
と、カムアーム54は固定軸59の周りを時計方向に回
動し、腕54bが固定グリッパ35の下方に軸支された
ローラ40bを下方に移動させるため、可動ジョー37
を固定ジョー36から離れる方向に移動させ、ワークW
をリリースする。
【0036】カムフォロア64がパイロットリリース5
2の凹部に係合すると、カムアーム54は固定軸59の
周りを反時計方向に回動する。同時に、固定グリッパ3
5の可動ジョー37はバネ38の付勢力により、下レバ
ー43がピン39bを中心に反時計方向に回動すると共
に、固定ジョー36に向かって移動し、ワークWをクラ
ンプする。
【0037】一方、ベベルギア12を介して、入力軸1
1に伝達された駆動力はクランク13において、回転運
動から往復運動に変換される。クランク13の入力軸1
3と対する側の一端に配設されたピン15を介して、ス
ライダ21が固定レール5、6に沿って、往復移動を行
なう。なお、スライダの移動量(送り長さ量)は、駆動
連結部10の送り調整ねじ組14のねじを回転すること
によって、調整できる。スライダ21の往復移動に伴っ
て、移動グリッパ22が右方向に移動すると、移動グリ
ッパ22はカムアーム53のスライドプレート62上を
転動することになる。移動グリッパ22がワークWをク
ランプした時に、移動グリッパ22が右方向に移動すれ
ばワークWを送ることができる。この時、スライドプレ
ート62の上面が水平位置を保つように設定されている
ので、ローラ26とスライドプレート62の間には摩耗
や、異常音の発生は極めて少ない。
【0038】上記説明は夫々個々の作用に付いて説明し
たが、実際は、「グリッパーフィードの作用の説明」の
冒頭で述べたように、プレス加工が行なえるために、順
次タイミングを有して各作用が行なわれる。このタイミ
ングは各カムの形状、設定位置及び各グリッパの固定ジ
ョーと可動ジョーのワーク掴み代によって可能であり、
通常実施されている通りである。
【0039】上記の通り、本発明によれば移動グリッ
パ、可動グリッパの各可動ジョーが平行四辺形リンク機
構の1節を構成するため、ワーク挟持面は水平位置を保
ち、ワークを傷つけにくくなり高速運転に極めて有利に
なる。
【0040】なお、本実施例は1実施例であり、各可動
ジョーが平行四辺形リンク機構の1節を構成するもので
あれば、その構成における設計変更は上記に限られるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による1実施例のグリッパーフィードの
正面断面図
【図2】図1におけるII−II断面を含むグリッパーフィ
ードの平面断面図
【図3】図1におけるIII −III 断面図
【図4】図1におけるIV−IV断面図
【図5】図1におけるV−V断面図
【図6】従来の高速グリッパーフィードの正面断面図
【図7】従来の高速グリッパーフィードの側面断面図
【符号の説明】
1…搬送室 2…駆動伝達室 3…駆動伝達部 10…駆動連結部 20…ワーク搬送部 22…移動グリッパ 23、36…固定ジョー 23a、24a、36a、37a…グリップ部 24、37…可動ジョー 26、41…プレート 27a、27b、39a、39b…ピン 28、42…上レバー 29、43…下レバー 35…固定グリッパ 50…ジョー駆動部 GF…グリッパーフィード W…ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機からの駆動を伝える駆動伝達部
    と、前記駆動伝達部に連結され、回転運動を往復運動に
    変換する駆動連結部と、前記駆動連結部に連結され往復
    移動し、ワーク挟持可能な移動グリッパを有するワーク
    搬送部と、ワークを挟持可能な固定グリッパと、前記駆
    動伝達部の駆動を受けて前記固定グリッパと前記移動グ
    リッパに配設される可動ジョーを、前記固定グリッパと
    前記可動グリッパに配設される各固定ジョーに対して、
    近接離隔するように駆動するジョー駆動部とを備えてな
    るグリッパーフィードであって、前記各可動ジョーが平
    行四辺形リンク機構の1節を構成し、前記各可動ジョー
    と前記各固定ジョーのワーク挟持面が、常に平行に維持
    されるように構成されることを特徴とするプレス機にお
    けるグリッパーフィード。
  2. 【請求項2】 前記可動ジョーが、前記可動ジョーと平
    行に配置されるプレートと、前記可動ジョーと前記プレ
    ートとを結ぶ2つのレバーとまわり対偶によって、連結
    されることを特徴とする請求項1記載のプレス機におけ
    るグリッパーフィード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319478A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Sankyo Mfg Co Ltd 材料送り装置
JP2008168344A (ja) * 2007-01-08 2008-07-24 Bruderer Ag バンド又はワイヤの形状をした半製品材料をプレスに断続的に供給する装置

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