JPH0938558A - ペースト塗布機 - Google Patents

ペースト塗布機

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JPH0938558A
JPH0938558A JP19328395A JP19328395A JPH0938558A JP H0938558 A JPH0938558 A JP H0938558A JP 19328395 A JP19328395 A JP 19328395A JP 19328395 A JP19328395 A JP 19328395A JP H0938558 A JPH0938558 A JP H0938558A
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Yukihiro Kawasumi
幸宏 川隅
Shigeru Ishida
茂 石田
Haruo Sankai
春夫 三階
Fukuo Yoneda
福男 米田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペーストカ−トリッジを交換あるいは装填し
たときのノズルのペースト吐出口から基板表面までの距
離を容易に校正することができるようにする。 【構成】 Z軸モータ11によって上下する支持部材4
aに距離センサ3と係合部19bと支持部材20とが設
けられ、ペーストカートリッジPCは、スライド部19
aと係合部19bとで支持部材4aに対してスライド可
能で、また、取外し可能である。ペーストカートリッジ
PCの固定部材18の下面は支持部材20に設けられた
微調節器21の可動部21aで支持されている。図示す
るようにペーストカートリッジPCが取り付けられる
と、距離センサ3が規定の距離を検出するまで支持部材
4aを降下させる。このとき、ノズル1は基板7に当接
している。そして、微調節器21を操作して可動部21
aにより、接触検出センサ22で所定の高さが検出され
るまで、ペーストカートリッジPCを上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上に所望のパター
ン形状にペーストを塗布描画するカートリッジ式のペー
スト塗布機に係り、特に、ペーストカートリッジの交換
後や新規装填時のペースト吐出口と基板表面の距離を所
望の値に設定するノズル位置校正に関する。
【0002】
【従来の技術】ペースト収納筒の先に設けられたノズル
からペーストを吐出させながらノズルと基板を上下なら
びに前後左右に相対的に移動させて、基板上に所望パタ
ーンのペースト膜を描画する技術として、例えば、特開
平2−52742号公報に示されるように、ノズルに対
して基板を相対的に移動させ、かつ、ノズルと基板との
間隙を調節しつつ、ノズルから基板上に抵抗ペーストを
吐出させて所望の抵抗パターンを形成する吐出描画技術
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ペースト塗
布機においては、ノズルとペースト収納筒とこれらを結
合するノズル支持具とを一体化してカートリッジ化して
(即ち、カートリッジをペーストカートリッジとし)、
小型化が図られている。かかるカートリッジ式のペース
ト塗布機では、ペースト収納筒内に充填されたペースト
が吐出されつくし、あるいは、吐出されつくしそうな時
点で、ペーストカートリッジの交換が行なわれる。ま
た、ペースト塗布機を暫く使用しないで久しぶりに描画
する場合や毎日使用しているものの、夜間には停止し、
翌朝などに使用を再開する場合などでは、ペーストの経
年変化やノズル内での硬化などを考えて、新たなペース
トカ−トリッジに装填し直して描画を開始することが多
い。以下では、ペーストカ−トリッジ交換を代表例とし
て説明する。
【0004】ペーストカートリッジを交換しても、基板
とペーストカ−トリッジでのノズルのペースト吐出口と
の距離を調整しないときには、例えペーストカ−トリッ
ジがこれまで使用したものと同一仕様のものであったと
しても、ペーストカ−トリッジに寸法公差があるし、ま
た、その取付精度などの問題により、ノズルのペースト
吐出口からペーストパターンが描かれる基板表面までの
距離に、ペーストカ−トリッジ交換の前後で差を生ずる
ことが多い。
【0005】このようにペーストカ−トリッジ交換の前
後でノズルのペースト吐出口からペーストパターンが描
かれる基板表面までの距離が変わると、描かれるペース
トパターンは、交換前のペーストパターンに比べて、幅
が変わるし、また、曲線あるいは屈曲(屈折)形状を描
こうとすると、所望のパターンにならないという問題が
生ずる。
【0006】本発明の目的は、かかる問題を解消し、ペ
ーストカ−トリッジ交換あるいは装填後のノズルのペー
スト吐出口から基板表面までの距離を容易に校正するこ
とができ、所望のペーストパターンを描画できるように
したペースト塗布機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ペースト収納筒部を基板の垂直方向に移
動可能に支持するZ軸テーブル部と、可動部が該ペース
ト収納筒部の一部に下方から当接する該Z軸テーブル部
に固定された微調節部と、該Z軸テーブル部を該基板の
垂直方向に駆動するZ軸駆動部と、該ペースト収納筒部
の他の一部と該Z軸テーブル部との間に設けられ該ペー
スト収納筒部と該Z軸テーブル部との垂直方向における
相対的位置関係を検出する検出部と、ノズルの設定高さ
と計測して得た該ノズルの高さが一致するときの該検出
部による該ペースト収納筒部と該Z軸テーブル部との該
垂直方向における相対的位置関係デ−タと該検出部の検
出結果を比較し該ペースト収納筒部が該Z軸テーブル部
に対し所望の位置関係以上に該基板から離れると警告を
出す警告部とを備える。
【0008】
【作用】ペーストカ−トリッジ交換後あるいは装填時
に、Z軸テーブル部はノズルの設定高さになるように、
まず、位置決めをする。ここで、このノズルの設定高さ
とは、ノズルのペースト吐出口が基板の表面に接するか
しないかの状態での位置をいう。このZ軸テーブル部の
位置決めの間に、ノズルのペースト吐出口と基板の表面
が接触される。このノズルのペースト吐出口が基板の表
面に接するのは、微調節器の可動部が基板側に引き下げ
られているためであり、この接触後、さらにZ軸テーブ
ル部が基板側に近づくことにより、微調節器の可動部は
該ペースト収納筒部から離れた状態になる。微調節器の
可動部を伸ばして該ペースト収納筒部に当接させると、
ノズルのペースト吐出口は設定高さに一致し、この時点
で警告音が発せられる。
【0009】このようにして、作業者は勘に頼らずにノ
ズルのペースト吐出口が設定高さに位置決めできる。警
告音発生では、ノズルの設定高さと計測して得たノズル
の高さが一致するときの検出部によるペースト収納筒部
とZ軸テーブル部との垂直方向における相対的位置関係
デ−タを基準にしているので、ペーストカ−トリッジの
寸法公差や取付精度など誤差を生ずる要素が入り込む余
地はなく、その後に、描きたいペーストの塗布高さにな
るように、ペースト収納筒が装填されたZ軸テーブル部
を基板から離れる方向に移動させ、あるいは、一旦待機
位置においてから、基板の表面側に近付けたとしても、
基板の表面とノズルのペースト吐出口との間の距離は、
規定された所望の値になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0011】図1は本発明によるペースト塗布機の一実
施例の全体構成を概略的に示す斜視図であって、1はノ
ズル、2はペースト収納筒、3は距離センサ、4はZ軸
テーブル部、5はX軸テーブル部、6はY軸テーブル
部、7は基板、8は基板吸着部、9は架台部、10はZ
軸テーブル支持部、11はZ軸モ−タ、12はノズル支
持具、13はX軸モータ、14はY軸モータ、15は制
御装置、15aはプレス開孔部、16はデ−タ入力装
置、17はモニタである。
【0012】同図において、架台部9上にX軸テーブル
部5が固定され、このX軸テーブル部5上にX軸方向に
移動可能にY軸テーブル部6が搭載されている。さら
に、このY軸テーブル部6上にY軸方向に移動可能に基
板吸着部8が搭載され、この基板吸着部8上に基板7
が、例えば、その四辺が夫々XY両軸方向に平行になる
ように、吸着されて搭載される。
【0013】これらX軸テーブル部5に設けられたX軸
モータ13とY軸テーブル部6に設けられたY軸モータ
14とは制御装置15によって制御駆動され、X軸モー
タ13が駆動されると、Y軸テーブル部6がX軸テーブ
ル部5上をX軸方向に移動し、Y軸モータ14が駆動さ
れると、基板吸着部8がY軸テーブル部6上をY軸方向
に移動する。従って、制御装置15によってこれらモー
タ13,14を夫々適宜駆動制御することにより、基板
7を架台部9に平行な面内で任意の方向,任意の位置に
移動させることができる。
【0014】また、架台部9の上方にZ軸テーブル支持
部10が設置され、これにZ軸テーブル部4が取り付け
られている。そして、このZ軸テーブル部4には、ノズ
ル1とペースト収納筒2と光学式変位計である距離セン
サ3とがZ軸方向(上下方向)に移動可能に設けられ、
ノズル1はノズル支持具12でペースト収納筒2と結合
されてペーストカートリッジPCを形成しており、ノズ
ル1は距離センサ3の下側近傍に位置決めされている。
【0015】Z軸テーブル部4に設けられたZ軸モータ
11の制御駆動も制御装置15によって行なわれる。Z
軸モータ11が制御駆動されると、このペーストカ−ト
リッジPCがZ軸テーブル部4に沿ってZ軸方向(上下
方向)に移動する。
【0016】制御装置15としては、一例としてマイク
ロコンピュ−タ(以下、マイコンという)が用いられ、
後述するように、キ−ボ−ドやタッチパネルなどのデー
タ入力装置16から基板7の表面に描くペーストパター
ンの厚さや形状が規定されると、そのデ−タがマイコン
を構成するRAMに格納される。マイコンはRAMの他
に図1のペースト塗布機を動作させるプログラムを格納
したROM、演算を行なうCPU、各種デ−タの入出力
を行なう入出力部などを備えている。モニタ17では、
データ入力装置16からのデータなどが表示される。
【0017】なお、制御装置15の筐体には、後述する
ように警告音を発生させるために、プレス開孔部15a
が設けられている。
【0018】図2は図1におけるZ軸テーブル部4とペ
ーストカ−トリッジPC、及びペーストカ−トリッジP
C交換時に用いるセンサの構成を拡大して示す図であっ
て、4aは支持部材(Z軸テーブル部4の一部)、18
は固定部材、19aはスライド部、19bは係合部、2
0は支持部材、21は微調節器、21aは可動部、22
は接触検出センサ、22aは発信部、22bは受信部で
あり、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
【0019】図2において、支持部材4aはZ軸テーブ
ル部4(図1)の一部であって、Z軸モータ11の正逆
回転で上下に移動する。この支持部材4aに距離センサ
3が固定されており、この距離センサ3の筐体に上下方
向に伸延するガイドとしての係合部19bが取り付けら
れている。
【0020】一方、ペーストカートリッジPCのペース
ト収納筒12にはL字状の固定部材18が取り付けられ
ており、この固定部材18の上下に伸延した部分の係合
部19bに対向した側にスライド部19aが設けられ、
このスライド部19aは係合部19bにスライド可能に
係合される。また、このスライド部19aは、係合部1
9bに対して上方に移動させることにより、遂には、こ
の係合部19bから外すことができるし、係合部19b
の上端からこのスライド部19aを係合部19bに嵌め
込み係合させることができる。ペーストカートリッジP
Cは、L字状の固定部材18に、プラグイン式の固定法
などにより、ワンタッチで着脱可能なように支持(装
填)されており、これによってZ軸テーブル部4に着脱
できることになる。
【0021】さらに、距離センサ3の筐体には、ペース
トカートリッジPC側に突出した支持部材20が固定さ
れており、この支持部材20の先端部に微調節器21が
設けられている。この微調節器21は、例えば、マイク
ロメータであって、上部に突出してその長さを変えるこ
とができる可動部21aを有しており、この可動部21
aの上端は、上記のようにしてZ軸テーブル部4に取り
付けられたペーストカートリッジPCでの固定部材18
の下面に対向するように位置付けられている。
【0022】そこで、ペーストカートリッジPCを固定
部材18を介してZ軸テーブル4に取り付けると、ペー
ストカートリッジPCは、固定部材18の下面が微調節
器21の可動部21aの先端部に当接しているので、ペ
ーストカートリッジPCが支持部材20によって下方か
ら支持されることになる。
【0023】かかる状態において、Z軸モータ11の回
転によってZ軸テーブル4が上下に移動すると、ペース
トカートリッジPCも上下に移動し、ノズル1のペース
ト吐出口と基板7の表面との間の距離が変化する。ま
た、Z軸テーブル4が停止した状態にあっても、微調節
器21を操作してその可動部21aの長さを変化させる
ことにより、ペーストカートリッジPCのみを上下に移
動させることができ、これにより、ノズル1のペースト
吐出口と基板7の表面との間の距離を調節することがで
きる。
【0024】さらに、支持部材4aの距離センサ3より
も上方の位置に接触検出センサ22の受信部22bが設
けられ、これに対向するようにして、ペーストカートリ
ッジPCの固定部材18の上端部には、接触検出センサ
22の発信部22aが設けられている。勿論、係合部1
9bに対するスライド部19aの移動により、これら発
信部22aと受信部22bとの上下方向の相対位置関係
が変化する。この接触検出センサ22としては、例え
ば、磁気的な方法で発信部22aと受信部22bとの上
下方向の相対位置関係を検出し、その相対位置関係に変
化があれば、受信部22bの出力電圧が急激に変化する
特性を備えたものが望ましい。
【0025】以上のようにして、この実施例では、ペー
ストカートリッジPCのZ軸テーブル4への着脱を簡単
な作業でもって行なうことができるし、ノズル1のペー
スト吐出口と基板7の表面との間の距離も、簡単な構成
の機構でもって調整することができる。
【0026】図3は図1における距離センサ3の計測動
作の説明図である。
【0027】同図において、距離センサ3は、ここでは
光学式変位計としており、発光部と受光部とを備えてい
る。発光部から計測点Sとしての基板7上でのノズルの
ペースト吐出口の下方の位置にレ−ザ光Lが照射され、
そこで反射されたレーザ光Lが受光部で受光される。そ
して、受光部での受光状態に応じて、計測点Sでのノズ
ル1のペースト吐出口と基板7の表面との間の距離が計
測される。但し、反射光で測定するために、測定が可能
な範囲というものがあり、この測定可能範囲を、以下、
測定範囲という。
【0028】この場合、上記のように、距離センサ3の
下方にノズル1が位置付けられているので、このノズル
1やこれを支持するノズル支持具12でレ−ザ光Lが遮
られないようにするために、レーザ光Lは発光部から斜
め下方に照射され、斜め上方に反射されたレーザ光Lが
受光部で受光されるようにしている。
【0029】このようにして、距離センサ3は、基板7
の表面の計測点Sで基板7までの距離を常に計測してい
る。
【0030】図1において、制御装置15は、X軸モー
タ13とY軸モータ14とを制御駆動して基板7上にペ
ーストパターンを塗布描画しているときも、距離センサ
3の計測結果を監視しており、基板7の表面にうねりが
あるときには、距離センサ3の計測結果に基いてZ軸テ
ーブル部4を上下移動させ、ノズル1のペースト吐出口
が基板7の表面に対して所望の距離に保たれるようにす
る。これにより、塗布されるペーストの厚さが、描画さ
れるペーストパターン全体にわたって、一様になる。
【0031】図4は図1における制御装置15でのZ軸
テーブル部4の制御系及び警告部の一具体例を示すブロ
ックであって、15bはマイコン、15cはZ軸モ−タ
コントロ−ラ、15dはZ軸モ−タドライバ、15eは
A/D変換器、15fはスピ−カ、23はエンコ−ダ、
24,25はアンプであり、図1に対応する部分には同
一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0032】図4において、制御装置15はマイコン1
5bを主要部とし、Z軸テーブル部4の制御系として、
Z軸モータコントローラ15c及びモータドライバ15
dを備え、警報部として、スピーカ15fを備えてい
る。また、マイコン15bには、データ入力装置16か
らの入力データが供給されるとともに、距離センサ3の
計測出力が、アンプ24で増幅された後、A/D変換器
15eでディジタルデータに変換され、また、図2で説
明した接触検出センサ22の受信部22bの出力がアン
プ25で増幅されて、夫々マイコン15bに供給され
る。
【0033】Z軸モータコントローラ15cは、マイコ
ン15bからの指令に応じてZ軸モータドライバ15d
を制御する。このZ軸モータドライバ15dによってZ
軸テーブル部4が駆動され、その回転量がエンコーダ2
3によって検出される。エンコーダ23の計測結果はZ
軸モータドライバ15dにフィードバックされ、これに
より、Z軸テーブル4(図1)の位置のフィ−ドバック
制御が行なわれる。
【0034】データ入力装置16から入力されたノズル
1のペースト吐出口と基板7の表面との間の所望の距離
や、距離センサ3,受信部22bの計測結果などを表わ
すデ−タは、マイコン15bの図示していないRAMに
格納される。また、マイコン15bは、ペーストカ−ト
リッジPCの交換時、スピーカ15fから警告音(BE
EP音)を発する。
【0035】次に、ペーストカ−トリッジPCの交換な
どにより、図2で説明したようにして、新たなペースト
カートリッジPCを固定部材18に装着したときの、マ
イコン15bによるノズル1のペースト吐出口の位置校
正動作(即ち、ノズル1のペースト吐出口が基板7の表
面に触れるか触れないかの状態にあり、しかも、そのペ
ースト吐出口が距離センサ3の測定範囲内の特定の位置
にあるように設定する動作)を、図5〜図9により、説
明する。但し、以下では、ペーストカ−トリッジPCの
交換時について説明するが、ペースト塗布機を使用開始
するときなどの最初に装着されるペーストカートリッジ
PCについても同様である。
【0036】まず、図2を参照して、ペーストカ−トリ
ッジPCの交換時には、Z軸テーブル部4は上方に移動
されており、かかる状態で、上記のように、新たなペー
ストカ−トリッジPCが固定部材18に装填される。こ
の状態では、ペーストカ−トリッジPCが支持部材20
で吊り下げられた状態にある。このとき、微調節器21
の可動部21aは、その突出長が短くなるように、引き
下げられている。
【0037】以上により、ノズル位置校正の準備が整っ
たことになり、次に、図5に示す手順に従ってノズル1
のペースト吐出口と基板7の表面との間の距離を所望に
設定するギャップ手動校正処理動作を開始する。
【0038】まず、ノズル1の吐出口の位置を距離セン
サ3の測定範囲における特定位置に一致させるために、
この位置のデータがノズル位置設定高さNDとして先に
マイコン15bのROMから読み出されて、マイコン1
5bのRAMでの予め決められた所定の番地に格納され
る(ステップS1)。
【0039】なお、微調節器21の可動部21aの上記
引下げ動作は、このステップS1の処理後に行なっても
よい。図6はこの時点でのこの実施例の状態を示してい
る。
【0040】次に、距離センサ3の計測結果LDがノズ
ル位置設定高さNDと一致する時点での接触検出センサ
22の計測結果を取り込み、これを距離センサ出力AD
1としてRAMの予め決められた所定の番地に格納する
(ステップS2)。
【0041】なお、このとき、微調節器21の可動部2
1aは引き下げられているので、図7に示すように、距
離センサ3の計測結果LDがノズル位置設定高さNDと
等しくならないうちに、ノズル1は基板7の表面に接触
する。そして、距離センサ3の計測結果LDがノズル位
置設定高さNDと一致し、図8に示すように、ノズル1
が基板7の表面に接触してからは、ペーストカートリッ
ジPCが停止してZ軸テーブル4、従って、支持部材4
aやそれに対して固定した関係にある部材のみが降下す
るので、微調節器21の可動部21aはノズル支持具1
2に固定された固定部材18の下面から離れている。但
し、この時点はZ軸テーブル部4の位置決め完了を意味
している。
【0042】上記ステップS2の処理が終わると、ギャ
ップ手動校正処理動作が終了したか否か判定され(ステ
ップS3)、この場合、この動作は終了していないの
で、Z軸モータ11を停止させたまま(即ち、Z軸テー
ブル4を停止させたまま)微調節器21の可動部21a
を上昇させ、接触検出センサ22の計測結果を距離セン
サ出力AD2として取り込む(ステップS4)。
【0043】そして、この距離センサ出力AD2が先に
取り込んだ距離センサ出力AD1と等しいか否か判定す
る(ステップS5)。図8に示したように可動部21a
の先端が固定部材18に当接していないときには、この
可動部21a以外のものは停止しているので、距離セン
サ出力AD2は距離センサ出力AD1に一致している
(AD1=AD2)。距離センサ出力AD2,AD1の
間でこの状態が保たれている間可動部21aは上昇し続
け、ステップS3〜S5の一連の処理が繰り返される。
【0044】その後、図9に示すように、微調節器21
の可動部21aの先端が固定部材18の下面に当接し、
可動部21aが固定部材18を押し上げられてノズル1
のペースト吐出口は基板7の表面から離れ、接触検出セ
ンサ22の距離センサ出力AD2が距離センサ出力AD
1より大きく(AD1<AD2)なると(ステップS
5)、警告(BEEP)音発信処理(ステップS6)を
行なってスピ−カ30(図4)からピ−というような警
告音を出して、微調節器21の可動部21aの先端が固
定部材18の下面に当接したことを作業者に知らしめ
る。
【0045】そこで、作業者は、微調節器21を操作す
ることにより、可動部21aを僅かに下げて警告音が出
るか出ないかする状態とする。これは、距離センサ出力
AD1=AD2とすることであり、これは、ノズル1の
ペースト吐出口の位置が距離センサ3の測定範囲内にお
ける特定位置に一致したことや、ノズル1のペースト吐
出口が基板7の表面に触れるか触れないかのぎりぎりの
状態にあることを意味している。
【0046】最後に、作業者がデータ入力装置16から
校正終了のデ−タを入力することにより(ステップS
3)、一連のギャップ手動校正作業は終了する。
【0047】以上のようにして、作業者は、勘に頼るこ
となく、警告音を聞くだけで簡単にノズル1の手動校正
作業を行なうことができる。従って、熟練者でなくて
も、良好なペーストパターンを得るべくペースト塗布機
を扱うことができる。
【0048】即ち、手動校正作業後のペースト塗布描画
にあたっては、所望のペースト塗布高さGDになるよう
に、Z軸テーブル部全体をZ軸モータ11でペースト塗
布高さGD分だけ上昇させる。これにより、ペースト塗
布描画中では、距離センサ3の測定結果LDが距離セン
サ3側から計測した場合の演算としてLD=ND+GD
となるように、Z軸テーブル部がフィードバック制御を
して塗布を継続していく。
【0049】なお、ペースト塗布機が1枚あるいは複数
枚の基板7上にペーストパターンを塗布描画中に微調節
器21の可動部21aが上下移動すると、所望のペース
トパターンを塗布描画することはできなくなるので、ギ
ャップ手動校正作業終了後に微調節器21の可動部21
aが移動しないように、可動部21aを締め付けたり、
ロックしたりできる機構を設けておくとよい。
【0050】1台のペースト塗布機に複数のペーストカ
−トリッジが設置されるものにあっては、各ペーストカ
−トリッジについて図2に示す機構を設けていると、個
別に個々のノズルを設定高さNDに一致させることがで
きる。
【0051】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこの実施例のみに限定されるものではな
く、以下のような変更,変形などが可能である。
【0052】1.接触検出センサ22として磁気式変位
計を用いたが、精度良くノズル支持具12の位置変化を
計測できるものなら如何なる手段でもよい。
【0053】2.校正デ−タ設定時にノズル先端を接触
させる基板として、校正用のダミ−基板を用いたり、塗
布描画中であれば描画に差し障りのない位置にノズル先
端を接触させてもよいし、基板吸着部8に接触させても
よい。また、塗布描画前であれば未塗布の基板にノズル
先端を接触させてもよい。その場合、ペースト収納筒に
僅かな負圧を与え、ペーストが吐出されないように配慮
し、校正デ−タ設定後の塗布開始時点でペースト収納筒
に加圧して描画すればよい。
【0054】3.塗布描画開始前の当初にデータ入力装
置16で所望のペースト厚さのデータGDをマイコン1
5bのRAMに格納しておいて、交換後にそのデータG
Dを読み出し、Z軸テーブル部の上昇に用い、塗布時の
ノズル1と基板7との間隔を与えるようにしてもよい。
特に、1枚の基板7上に異なる高さのペーストを塗布す
る場合には、前もって格納しておいて、自動的に読み出
しては塗布するようにしておけば、自動化が図れる。ま
た、交換後に別の塗布高さGDとしたい場合には、図5
のステップS1の処理で新たに設定したい高さをデ−タ
入力装置17から入力してもよい。
【0055】4.図5の処理S5では、距離センサ出力
AD2が距離センサ出力AD1以上になることをもって
BEEP音が発生するようにしているが、接触検出セン
サ13の構成機能の違いにより、距離センサ出力AD2
が距離センサ出力AD1以下になることをもってBEE
P音が発生されるものでもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ペーストカ−トリッジを交換あるいは新たに装填してノ
ズルのペースト吐出口からペーストパターンが描かれる
基板表面までの距離が変化したとしても、その距離を容
易に校正することができ、所望のペーストパターンを描
画できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるペースト塗布機の一実施例の全体
構成を示す斜視図である。
【図2】図1におけるペーストカ−トリッジ部を拡大し
て示す側面図ある。
【図3】図1におけるペーストカ−トリッジ部での距離
センサの動作説明図ある。
【図4】図1における制御装置でのZ軸テーブル部の制
御系及び警告部を示すブロック図である。
【図5】図4に示した制御装置のノズル位置校正動作を
示すフローチャートである。
【図6】図5におけるステップS1での図1に示した実
施例の状態を示す図である。
【図7】図5におけるステップS1からステップS2に
至るまでの図1に示した実施例の状態を示す図である。
【図8】図5におけるステップS2での図1に示した実
施例の状態を示す図である。
【図9】図5におけるステップS3〜S5を繰り返すと
きの図1に示した実施例の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 ペースト収納筒 3 光学式変位計 4 Z軸テーブル部 4a 支持部材 5 X軸テーブル部 6 Y軸テーブル部 7 基板 8 基板吸着部 9 架台部 10 Z軸テーブル支持部 11 Z軸モ−タ 12 ノズル支持具 15 制御装置 15b マイコン 15c Z軸モ−タコントロ−ラ 15d Z軸モ−タドライバ 15f スピ−カ 16 デ−タ入力装置 18 固定部材 19a スライド部 19b 係合部 20 支持部材 21 微調節器 21a 可動部 22 接触検出センサ 22a 発信部 22b 受信部 PC ペーストカ−トリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三階 春夫 茨城県竜ケ崎市向陽台5丁目2番 日立テ クノエンジニアリング株式会社開発研究所 内 (72)発明者 米田 福男 茨城県竜ケ崎市向陽台5丁目2番 日立テ クノエンジニアリング株式会社開発研究所 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルのペースト吐出口に対向するよう
    に基板をテーブル上に載置し、ペースト収納筒部に充填
    したペーストを該ペースト吐出口から該基板上に吐出さ
    せながら、該ノズルと該基板との間の相対的な位置関係
    を変化させることにより、該基板上に所望のパターン形
    状にペーストを塗布描画するペースト塗布機において、 該ペースト収納筒部を該基板の垂直方向に移動可能に支
    持するZ軸テーブル部と、 該ペースト収納筒部の一部に下方から当接する可動部を
    有し、該Z軸テーブル部に固定された微調節部と、 該Z軸テーブル部を該基板の表面に垂直方向に駆動する
    Z軸駆動部と、 該ペースト収納筒部と該Z軸テーブル部との垂直方向に
    おける相対的位置関係を検出する検出部と、 該検出部の検出結果に基づいて、該ペースト収納筒部が
    該Z軸テーブル部に対して所望の位置関係以上に該基板
    から離れると、警告を出す警告部とを備えたことを特徴
    とするペースト塗布機。
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