JPH0938412A - スラリー脱泡装置 - Google Patents

スラリー脱泡装置

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Publication number
JPH0938412A
JPH0938412A JP19164695A JP19164695A JPH0938412A JP H0938412 A JPH0938412 A JP H0938412A JP 19164695 A JP19164695 A JP 19164695A JP 19164695 A JP19164695 A JP 19164695A JP H0938412 A JPH0938412 A JP H0938412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
vacuum tank
present
container
defoaming
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19164695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Kawabata
秀和 川端
Isao Sakamoto
功 坂本
Hideo Kurokawa
日出夫 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0938412A publication Critical patent/JPH0938412A/ja
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動中のスラリーの脱泡が効率的にできる 【構成】 本発明のスラリー脱泡装置は、図1に示され
るように、1は減圧容器であり、その左側にはスラリー
導入部14を有し、ここにスラリーホース7が接続さ
れ、この他端はミキサー8に接続している。他方の右側
にはスラリー排出部15を有し、スラリー案内片6が設
けられている。前記スラリー導入部14の近傍には堰板
2がスラリーの移動方向と直角に、かつ断面全面に設置
されている。同様に他方のスラリー排出部15の手前に
も堰板3が設置されている。更に減圧容器1の上面には
真空ポンプへの接続部4を有すると共に下面にはバイブ
レーター5がその中央部に設置されている。容器内の空
間12は、0.04MPaに減圧されて脱気が行なわれ
る。また前記のバイブレーター5の振動によりスラリー
がスラリー排出部15の方向に移動するのを促進すると
共に脱気を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スラリー脱泡装置に関
し、更に詳しくはスラリーが移動している間に効率的に
脱泡するスラリー脱泡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体中に高濃度の固形状物を攪拌
して分散すると流動性の懸濁液、即ちスラリーが得られ
るが、このようなスラリー中には気泡も分散されてお
り、通常は一定時間放置することにより分散されている
気泡は脱気されるが、懸濁直後のスラリーを使用する場
合には、使用目的によっては該スラリー中に存在する気
泡が障害となることがあり、そのような場合には気泡を
除去する必要があり、そのために各種の方法が行われて
いる。例えばスラリー中に消泡剤を添加して脱気する方
法、スラリーに振動を与える方法や1バッチ毎に減圧容
器中にスラリーを導入して減圧して脱気し、その後該容
器から取り出して使用する方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ごとくスラリー中に消泡剤を添加して脱気する方法は、
表面に発生する気泡の除去には有効であるが、スラリー
内部に存在する気泡の除去ができず、したがってこのよ
うなスラリーを使用して成形等により形状物を形成した
場合、得られた製品の仕上げをすると、仕上げにより削
られた製品表面に内部の気泡が現れ製品の欠陥となると
いう問題がある。またスラリーに振動を与える方法では
大きな気泡は除去できるものの直径3ミリ以下の極小さ
な気泡の除去ができないという問題がある。更に1バッ
チ毎に減圧容器中にスラリーを導入して減圧して脱気
し、その後該容器から取り出して使用する方法では、脱
気をバッチ毎に行うため非常に非効率的で量産には適さ
ないという問題がある。
【0004】そこで、本発明者等は前記問題点を種々検
討した結果、前記減圧容器を用いる方法に注目し、更に
検討を続けたところ、連続的にスラリーを移動させなが
らかつ減圧下での脱泡する方法と振動法とを組み合わせ
て良好な脱泡装置が得られることを見出し、ここに本発
明をなすに至った。したがって、本発明が解決しようと
する課題は、移動中のスラリーの脱泡が効率的にできる
スラリー脱泡装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における前記課題
は、以下の各発明によってそれぞれ達成される。
【0006】(1)スラリー導入部とスラリー排出部を
備えた減圧容器からなるスラリー脱泡装置において、該
減圧容器の外面底部に振動体を備えると共に該減圧容器
のスラリー導入部とスラリー排出部近傍にそれぞれ堰板
を設置したことを特徴とするスラリー脱泡装置。 (2) 堰板の下部が可撓性を有することを特徴とする
前記第1項に記載のスラリー脱泡装置。 (3)減圧容器が傾斜して設置されることを特徴とする
前記第1項又は第2項に記載のスラリー脱泡装置。
【0007】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明のスラリー脱泡装置は、減圧容器のスラリー導入部
とスラリー排出部近傍に堰板を設置したことを特徴とす
るもので、この堰板はスラリーが導入されると、スラリ
ー通路で堰板とスラリーとで外部と遮断されて減圧容器
内の堰板と堰板との間が減圧される。これにより脱泡さ
れると共に振動体によりスラリーの下方への移動が促進
されると共に脱泡も促進される。また堰板の下部が可撓
性を有することによりスラリーの移動が容易に行えると
共に十分な外部との遮断が可能となる。更に減圧容器を
傾斜して設置することによりスラリーの振動による移動
が容易となるという優れた効果を奏するものである。
【0008】本発明に用いられる減圧容器は、特に限定
されるものではないが、筒状又は長方形の容器が好まし
い。この減圧容器にはスラリー導入部とスラリー排出部
を有し、スラリー導入部には、その近傍に堰板がスラリ
ーの進行方向と直角にその幅全面に渡って設置される。
同様にスラリー排出部の手前近傍に堰板がスラリーの進
行方向と直角にその幅全面に渡って設置される。これら
の堰板は硬質部材又は可撓性部材のいづれでもよく、ま
た堰板の下部が可撓性を有していてもよい。好ましくは
堰板の下部が可撓性を有するものがよい。この堰板の下
部が可撓性を有するものとしては、硬質部材からなる堰
板の下部に可撓性部材を接着したものでも、一枚の硬質
部材からなる堰板の下部を可撓性となる処理を行ったも
のでもよい。本発明に用いられる減圧容器は、真空ポン
プへ接続するための接続部を有し、減圧されるが、その
圧力は0.05〜0.02MPaが好ましい。
【0009】本発明に用いられる減圧容器の外面のいづ
れかには振動体が設置されており、この振動体として
は、通常バイブレーターと呼ばれる振動装置が用いられ
る。しかしながら、この振動体それ自体はこれに限定さ
れる必要はない。また振動体は前記減圧容器の外面の底
部に設けることが好ましく、1個の場合にはその中央部
に設置されるのが好ましいが、2つ以上設置する場合に
は底部において、振動が均一にスラリーに伝達する位置
に設置することが好ましい。
【0010】
【作用】本発明においては、減圧容器のスラリー導入部
とスラリー排出部近傍に堰板を設置したことにより、こ
の堰板はスラリーが導入されると、スラリー通路で堰板
とスラリーとで外部と遮断されて減圧容器内の堰板と堰
板との間が減圧され、これにより脱泡される。また振動
体を設けることによりスラリーの下方への移動が促進さ
れると共に脱泡も促進される。。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施の形態及び実施例を挙
げて更に詳細に説明するが、本発明はこれらによって限
定されるものではない。
【0012】実施例1 図1は、本発明のスラリー脱泡装置を示す断面図であ
り、図2は、図1に示される本発明のスラリー脱泡装置
の上面を外したところを示す部分斜視図であり、更に図
3は、本発明のスラリー脱泡装置にスラリーを供給して
減圧空間を形成したところを示す断面図である。図1及
び図2において、1は減圧容器であり、その左側にはス
ラリー導入部14を有し、ここにスラリーホース7が接
続され、この他端はミキサー8に接続している。他方の
右側にはスラリー排出部15を有し、スラリー案内片6
が設けられている。前記スラリー導入部14の近傍には
堰板2がスラリーの移動方向と直角に、かつ断面全面に
設置されている。同様に他方のスラリー排出部15の手
前にも堰板3が設置されている。更に減圧容器1の上面
には真空ポンプへの接続部4を有すると共に下面にはバ
イブレーター5がその中央部に設置されている。容器内
の圧力は0.04MPaに減圧される。図3に示される
ようにスラリーが供給されると、この減圧容器1の堰板
2及び3で囲まれた部分がスラリーが底部分に充満する
ことによって外気との間が遮断され、空間12を形成
し、該空間12が減圧されて脱気が行なわれる。また前
記のバイブレーター5の振動によりスラリーがスラリー
排出部15の方向に移動するのを促進すると共に脱気を
促進する。この装置を使用することによりミキサーから
出たスラリーをそのまま使用した場合には、直径1mm
以上の気泡が1m2 当たり55個見られ、またスラリー
に振動を与えただけでは直径1mm以上の気泡が1m 2
当たり43個見られたのに対して本発明の装置の如く減
圧と振動の両方を適用するスラリー脱泡装置では、直径
1mm以上の気泡の存在が見られなかった。
【0013】本発明のスラリー脱泡装置における実施の
形態は、特に堰板として各種のものが用いられるが、そ
の形態は図4に断面図で示される。図4のaは、硬質部
材21を堰板全体に使用したもので、その先端部分21
aは可撓性を有しない。しかしその先端部分21aを処
理して化学的に変質させて可撓性を所有するようにして
もよい。図4のbは、堰板23に硬質部材を使用し、そ
の先端部分23bを断面形状としてテーパ部を形成して
該先端部分23bに可撓性を持たせたものである。図4
のcは、堰板24として硬質部材を使用し、先端にこの
硬質部材より柔軟な材料24cを接着して先端部分に可
撓性を持たせたものである。図4のdは、堰板25に硬
質部材を使用すると共に先端に接着する材料26にも硬
質部材を使用し、先端に使用する硬質部材26の先端は
テーパとすることにより硬質部材26の先端部26dに
可撓性を持たせたものである。好ましくはこの硬質部材
26の代わりに可撓性部材を使用するのがよい。図4の
eは、堰板27に硬質部材を使用し、その先端部に硬質
部材28eを使用したものである。この硬質部材28e
にかえて可撓性部材を使用してもよいことは明らかであ
る。更に図4のc、d、eの硬質部材24、25、27
にかえて可撓性部材を用いてもよいことも明らかであ
る。堰板の先端を柔軟又は可撓性の部材で構成すること
によりスラリーの移動や密封乃至減圧性をよくすること
ができる。
【0014】
【発明の効果】本発明のスラリー脱泡装置は、減圧容器
のスラリー導入部とスラリー排出部近傍にそれぞれ堰板
を設置することにより、スラリー通路で堰板とスラリー
とで外部と遮断されて減圧容器内の堰板と堰板との間が
減圧され、これにより脱泡されると共に振動体によりス
ラリーの下方への移動が促進されると共に脱泡も促進さ
れる。したがって、スラリーの移動中であっても効率よ
く脱泡することができるという優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスラリー脱泡装置を示す断面図であ
る。
【図2】本発明のスラリー脱泡装置を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明のスラリー脱泡装置の使用状態を示す断
面図である。
【図4】本発明に用いられる堰板の態様を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 減圧容器 2、3、21 堰板 4 真空ポンプ接続部 5 振動体 6 スラリー案内片 7 スラリーホース 8 ミキサー 9 スラリー 11 上部部材 12 12 減圧空間 13 底部 14 スラリー導入部 15 スラリー排出部 24、25、27 堰板の本体部 24c、26d、28e 先端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラリー導入部とスラリー排出部を備え
    た減圧容器からなるスラリー脱泡装置において、該減圧
    容器の外面底部に振動体を備えると共に該減圧容器のス
    ラリー導入部とスラリー排出部近傍にそれぞれ堰板を設
    置したことを特徴とするスラリー脱泡装置。
  2. 【請求項2】 堰板の下部が可撓性を有することを特徴
    とする請求項1に記載のスラリー脱泡装置。
  3. 【請求項3】 減圧容器が傾斜して設置されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスラリー脱
    泡装置。
JP19164695A 1995-07-27 1995-07-27 スラリー脱泡装置 Withdrawn JPH0938412A (ja)

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JP19164695A JPH0938412A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 スラリー脱泡装置

Applications Claiming Priority (1)

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JPH0938412A true JPH0938412A (ja) 1997-02-10

Family

ID=16278127

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JP19164695A Withdrawn JPH0938412A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 スラリー脱泡装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100295979B1 (ko) * 1997-06-13 2001-10-26 가네꼬 히사시 프리트글라스슬러리도포장치
CN104251793A (zh) * 2014-10-09 2014-12-31 栾川龙宇钼业有限公司 固液不相容流体自动翻转混合除泡清理装置
JP2022186824A (ja) * 2022-09-20 2022-12-15 株式会社NejiLaw 気泡の微細化消泡装置及び充填装置

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KR100295979B1 (ko) * 1997-06-13 2001-10-26 가네꼬 히사시 프리트글라스슬러리도포장치
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Legal Events

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Effective date: 20021001