JPH0937900A - 冷気循環式オープンショーケース - Google Patents
冷気循環式オープンショーケースInfo
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- JPH0937900A JPH0937900A JP19138995A JP19138995A JPH0937900A JP H0937900 A JPH0937900 A JP H0937900A JP 19138995 A JP19138995 A JP 19138995A JP 19138995 A JP19138995 A JP 19138995A JP H0937900 A JPH0937900 A JP H0937900A
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- Japan
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- air curtain
- product display
- air circulation
- cold air
- shelf
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】商品の陳列数量が少ない場合でもボリューム感
のある演出を可能にし、併せて保冷の面で省エネルギー
化が図れるようする。 【構成】本体ケース１の庫内に商品陳列室３と冷却器
７，ファン８を備えた冷気循環ダクト４を画成し、冷気
循環ダクトを通じて冷気エアカーテンを吹出し形成する
冷気循環式オープンショーケースにおいて、庫内の中段
に、後端を支点に傾動する可能な折り畳み式商品陳列棚
５を備え、かつその裏面にミラー１３を布設し、さらに
庫内に向けて上下二箇所にエアカーテン吹出口９Ａ，９
Ｂ，および冷気吹出し切換用エアダンパ１５を備え、商
品陳列棚を水平に引出してここに商品を陳列する際に
は、上部エアカーテン吹出口を通じて本体ケースの前面
にエアカーテンＡを吹出し形成し、商品陳列棚を折り畳
んだ際には下部エアカーテン吹出口を通じてデッキパン
６の上方に冷気エアカーテンＢを吹出し形成する。
のある演出を可能にし、併せて保冷の面で省エネルギー
化が図れるようする。 【構成】本体ケース１の庫内に商品陳列室３と冷却器
７，ファン８を備えた冷気循環ダクト４を画成し、冷気
循環ダクトを通じて冷気エアカーテンを吹出し形成する
冷気循環式オープンショーケースにおいて、庫内の中段
に、後端を支点に傾動する可能な折り畳み式商品陳列棚
５を備え、かつその裏面にミラー１３を布設し、さらに
庫内に向けて上下二箇所にエアカーテン吹出口９Ａ，９
Ｂ，および冷気吹出し切換用エアダンパ１５を備え、商
品陳列棚を水平に引出してここに商品を陳列する際に
は、上部エアカーテン吹出口を通じて本体ケースの前面
にエアカーテンＡを吹出し形成し、商品陳列棚を折り畳
んだ際には下部エアカーテン吹出口を通じてデッキパン
６の上方に冷気エアカーテンＢを吹出し形成する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷気循環式オープ
ンショーケースに関する。
ンショーケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】頭記した冷気循環式オープンショーケー
スの従来構造を図３に示す。図において、１は前面が開
放した断面略コ字形のケース本体であって、その庫内に
は内箱２を仕切壁として商品陳列室３，および冷気循環
ダクト４が画成されている。また、商品陳列室３には内
箱２の背面に固定支持して庫内の中段位置に取付けた商
品陳列棚５，および底部のデッキパン６が設置されてい
る。一方、冷気循環ダクト４には冷却器（冷凍機のエバ
ポレータ）７，およびファン８が収設されており、さら
にこの冷気循環ダクト４に通じて庫内の天井部，および
下部フロント部にはエアカーテン吹出口９，およびエア
カーテン吸込口１０が開口している。なお、１１は本体
ケース１の上部前面のキャノピー部１２に備えた照明
灯，１４は商品陳列棚５の下面に備えた棚照明灯であ
る。
スの従来構造を図３に示す。図において、１は前面が開
放した断面略コ字形のケース本体であって、その庫内に
は内箱２を仕切壁として商品陳列室３，および冷気循環
ダクト４が画成されている。また、商品陳列室３には内
箱２の背面に固定支持して庫内の中段位置に取付けた商
品陳列棚５，および底部のデッキパン６が設置されてい
る。一方、冷気循環ダクト４には冷却器（冷凍機のエバ
ポレータ）７，およびファン８が収設されており、さら
にこの冷気循環ダクト４に通じて庫内の天井部，および
下部フロント部にはエアカーテン吹出口９，およびエア
カーテン吸込口１０が開口している。なお、１１は本体
ケース１の上部前面のキャノピー部１２に備えた照明
灯，１４は商品陳列棚５の下面に備えた棚照明灯であ
る。
【０００３】かかる構成で、保冷時には冷却器７と熱交
換した冷気が矢印のように冷気循環ダクト４を循環通風
し、エアカーテン吹出口９から吸込口１０に向けて商品
陳列室３の前面に冷気エアカーテンＡを吹出し形成す
る。これにより、冷気エアカーテンＡが外気熱の庫内侵
入を遮へいしつつ、商品陳列棚５，デッキパン６に陳列
した商品を保冷する。
換した冷気が矢印のように冷気循環ダクト４を循環通風
し、エアカーテン吹出口９から吸込口１０に向けて商品
陳列室３の前面に冷気エアカーテンＡを吹出し形成す
る。これにより、冷気エアカーテンＡが外気熱の庫内侵
入を遮へいしつつ、商品陳列棚５，デッキパン６に陳列
した商品を保冷する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記したオープンショ
ーケースは、スーパーマーケットなどの店舗に据付けて
使用するわけであるが、オープンショーケースに陳列す
る商品の種類，数量，および商品陳列の仕方などは、店
舗の規模，季節，曜日，客数などにより様々に変わる。
例えば、多種の商品を少量ずつ陳列する場合には、図３
における商品陳列棚５を使用するが、少ない種類の商品
を陳列する場合には、中段位置に並ぶ商品陳列棚５を取
り外した上で、商品をデッキパン６の上に積み上げるな
どして陳列の仕方を変えることがある。
ーケースは、スーパーマーケットなどの店舗に据付けて
使用するわけであるが、オープンショーケースに陳列す
る商品の種類，数量，および商品陳列の仕方などは、店
舗の規模，季節，曜日，客数などにより様々に変わる。
例えば、多種の商品を少量ずつ陳列する場合には、図３
における商品陳列棚５を使用するが、少ない種類の商品
を陳列する場合には、中段位置に並ぶ商品陳列棚５を取
り外した上で、商品をデッキパン６の上に積み上げるな
どして陳列の仕方を変えることがある。
【０００５】この場合に、従来のオープンショーケース
では、商品の陳列の仕方に応じて商品陳列棚をその都度
取り外したり取付けたりして対処しており、しかもショ
ーケースから取り外した商品陳列棚は別な場所に保管す
る必要があるなど、その取扱いが面倒であった。しか
も、この場合に商品陳列棚を取り外したままでは庫内の
上部に遊び空間が生じるため、多量の商品をデッキパン
上に山積みしない限り展示性の面でボリュウム感のある
演出が困難である。
では、商品の陳列の仕方に応じて商品陳列棚をその都度
取り外したり取付けたりして対処しており、しかもショ
ーケースから取り外した商品陳列棚は別な場所に保管す
る必要があるなど、その取扱いが面倒であった。しか
も、この場合に商品陳列棚を取り外したままでは庫内の
上部に遊び空間が生じるため、多量の商品をデッキパン
上に山積みしない限り展示性の面でボリュウム感のある
演出が困難である。
【０００６】また、前記のように商品陳列棚を使わずに
庫内底部のデッキパン上に商品を陳列する場合には、庫
内の上部が遊び空間となる。したがって、このような商
品陳列状態のまま庫内全体を保冷することは、商品が陳
列されてない庫内上部の遊び空間を冷却する分も冷凍機
の熱負荷として加わるために、必要以上に電力を消費し
てエネルギー効率が低くなる。
庫内底部のデッキパン上に商品を陳列する場合には、庫
内の上部が遊び空間となる。したがって、このような商
品陳列状態のまま庫内全体を保冷することは、商品が陳
列されてない庫内上部の遊び空間を冷却する分も冷凍機
の熱負荷として加わるために、必要以上に電力を消費し
てエネルギー効率が低くなる。
【０００７】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決して商品陳列室の使
い方を容易に変更するとともに、商品の陳列数量が少な
い場合でもボリューム感のある演出を可能にし、併せて
保冷の面で省エネルギー化が図れるようにした冷気循環
式オープンショーケースを提供することにある。
であり、その目的は前記課題を解決して商品陳列室の使
い方を容易に変更するとともに、商品の陳列数量が少な
い場合でもボリューム感のある演出を可能にし、併せて
保冷の面で省エネルギー化が図れるようにした冷気循環
式オープンショーケースを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、前面を開放した断面略コ字形の本
体ケースの庫内に商品陳列室，および冷却器，ファンを
備えた冷気循環ダクトを画成し、冷気循環ダクトを通じ
て商品陳列室の開放面に冷気エアカーテンを吹出し形成
する冷気循環式オープンショーケースにおいて、次記の
ように構成するものとする。
に、本発明によれば、前面を開放した断面略コ字形の本
体ケースの庫内に商品陳列室，および冷却器，ファンを
備えた冷気循環ダクトを画成し、冷気循環ダクトを通じ
て商品陳列室の開放面に冷気エアカーテンを吹出し形成
する冷気循環式オープンショーケースにおいて、次記の
ように構成するものとする。
【０００９】１）庫内の中段に、後端を支点にして略水
平の陳列位置から上方斜めの後退位置にセット切換えが
可能な折り畳み式商品陳列棚を備える。 ２）庫内上部，および庫内下部の背面の二箇所にエアカ
ーテン吹出口を設けるとともに、エアカーテンの吹出し
を上部エアカーテン吹出口，または下部エアカーテン吹
出口のいずれかに切換えるエアダンパを備える。
平の陳列位置から上方斜めの後退位置にセット切換えが
可能な折り畳み式商品陳列棚を備える。 ２）庫内上部，および庫内下部の背面の二箇所にエアカ
ーテン吹出口を設けるとともに、エアカーテンの吹出し
を上部エアカーテン吹出口，または下部エアカーテン吹
出口のいずれかに切換えるエアダンパを備える。
【００１０】３）庫内の中段に、後端を支点にして略水
平の陳列位置から上方斜めの後退位置にセット切換えが
可能な折り畳み式商品陳列棚と、庫内上部，および前記
折り畳み式商品陳列棚より下部の庫内背面の二箇所に設
けたエアカーテン吹出口と、エアカーテンの吹出しを上
部エアカーテン吹出口，または下部エアカーテン吹出口
のいずれかに切り換えるエアダンパを備え、商品陳列棚
を陳列位置にセットしてここに商品を陳列する際には上
部エアカーテン吹出口を通じて冷気を吹出し、商品陳列
棚を後退位置にセットした際には下部エアカーテン吹出
口を通じて冷気を吹き出すようエアダンパを切り換え
る。
平の陳列位置から上方斜めの後退位置にセット切換えが
可能な折り畳み式商品陳列棚と、庫内上部，および前記
折り畳み式商品陳列棚より下部の庫内背面の二箇所に設
けたエアカーテン吹出口と、エアカーテンの吹出しを上
部エアカーテン吹出口，または下部エアカーテン吹出口
のいずれかに切り換えるエアダンパを備え、商品陳列棚
を陳列位置にセットしてここに商品を陳列する際には上
部エアカーテン吹出口を通じて冷気を吹出し、商品陳列
棚を後退位置にセットした際には下部エアカーテン吹出
口を通じて冷気を吹き出すようエアダンパを切り換え
る。
【００１１】４）前項１),３）の構成において、商品陳
列棚の裏面にミラーを布設する。 ５）前項４）の構成において、商品陳列棚の裏面側に布
設したミラーをハーフミラーとし、かつミラーの内側に
棚照明灯を組み込む。 ６）前項５）の構成において、商品陳列棚の各セット位
置に対応して棚照明灯を陳列位置で点灯させ、後退位置
で消灯させる照明灯スイッチを備える。
列棚の裏面にミラーを布設する。 ５）前項４）の構成において、商品陳列棚の裏面側に布
設したミラーをハーフミラーとし、かつミラーの内側に
棚照明灯を組み込む。 ６）前項５）の構成において、商品陳列棚の各セット位
置に対応して棚照明灯を陳列位置で点灯させ、後退位置
で消灯させる照明灯スイッチを備える。
【００１２】上記１）〜６）項の構成で、商品陳列棚を
略水平の陳列位置から折り畳んで上方斜めの後退位置に
セットすると、商品陳列棚の裏面側に布設したミラーが
前方を向いて庫内上部のコーナーミラーとして機能する
ようになる。したがって、商品陳列棚を使用せずに庫内
底部のデッキパン上に少量の商品を陳列した場合でも、
その商品が前記ミラーに映し出されてボリュウム感のあ
る陳列が演出できる。この場合にミラーをハーフミラー
（半透明鏡）としてその内側に組み込んだ棚照明灯を商
品陳列棚の前記セット位置に対応して点灯，消灯させる
ことにより、商品陳列棚を陳列位置に引きたした場合に
は棚照明灯の光がハーフミラーを透過して庫内を照ら
し、また商品陳列棚の後退位置では棚照明灯が消灯して
ハーフミラーがミラーとして機能するようになるととも
に、棚照明灯はミラーの背後に隠れて前方からは見えな
くなる。
略水平の陳列位置から折り畳んで上方斜めの後退位置に
セットすると、商品陳列棚の裏面側に布設したミラーが
前方を向いて庫内上部のコーナーミラーとして機能する
ようになる。したがって、商品陳列棚を使用せずに庫内
底部のデッキパン上に少量の商品を陳列した場合でも、
その商品が前記ミラーに映し出されてボリュウム感のあ
る陳列が演出できる。この場合にミラーをハーフミラー
（半透明鏡）としてその内側に組み込んだ棚照明灯を商
品陳列棚の前記セット位置に対応して点灯，消灯させる
ことにより、商品陳列棚を陳列位置に引きたした場合に
は棚照明灯の光がハーフミラーを透過して庫内を照ら
し、また商品陳列棚の後退位置では棚照明灯が消灯して
ハーフミラーがミラーとして機能するようになるととも
に、棚照明灯はミラーの背後に隠れて前方からは見えな
くなる。
【００１３】一方、保冷運転状態で、冷気循環ダクトを
通風する冷気が上部エアカーテン吹出口を通じて庫内へ
吹き出すようにエアダンパをセットすると庫内空間の全
体が保冷される。これに対して、エアダンパを切換え操
作して冷気が下部エアカーテン吹出口から吹き出すよう
にすると、平型オープンショーケースのようにデッキパ
ンを含めた庫内の下部領域のみが保冷される。
通風する冷気が上部エアカーテン吹出口を通じて庫内へ
吹き出すようにエアダンパをセットすると庫内空間の全
体が保冷される。これに対して、エアダンパを切換え操
作して冷気が下部エアカーテン吹出口から吹き出すよう
にすると、平型オープンショーケースのようにデッキパ
ンを含めた庫内の下部領域のみが保冷される。
【００１４】したがって、先記のように商品陳列棚のセ
ット位置切換えに合わせてエアダンパを切換え操作すれ
ば、商品をデッキパン上にのみ陳列して庫内中段に配し
た商品陳列棚を使わない運転状態での熱負荷を減じて省
エネルギー化が図れる。
ット位置切換えに合わせてエアダンパを切換え操作すれ
ば、商品をデッキパン上にのみ陳列して庫内中段に配し
た商品陳列棚を使わない運転状態での熱負荷を減じて省
エネルギー化が図れる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。なお、実施例の図中で図３に対応する
同一部材には同じ符号が付してある。図１（ａ),（ｂ）
において、商品陳列室３の中段位置に設置した商品陳列
棚５は、後端のヒンジ金具５ａを介して内箱２の背壁に
取付けた折り畳み式棚としてなり、棚ブラケットを兼ね
たヒンジ金具５ａを支点に図１（ａ）で示す略水平な陳
列位置と図１（ｂ）で示す上方斜めの後退位置との間で
セット切換え可能に設置されている。さらに、商品陳列
棚５の裏面には棚板の略前面域にミラー１３が布設され
ている。このミラー１３は半透明なハーフミラーであ
り、図２で示すようにミラー１３の内側には棚照明灯１
４が組み込まれている。
づいて説明する。なお、実施例の図中で図３に対応する
同一部材には同じ符号が付してある。図１（ａ),（ｂ）
において、商品陳列室３の中段位置に設置した商品陳列
棚５は、後端のヒンジ金具５ａを介して内箱２の背壁に
取付けた折り畳み式棚としてなり、棚ブラケットを兼ね
たヒンジ金具５ａを支点に図１（ａ）で示す略水平な陳
列位置と図１（ｂ）で示す上方斜めの後退位置との間で
セット切換え可能に設置されている。さらに、商品陳列
棚５の裏面には棚板の略前面域にミラー１３が布設され
ている。このミラー１３は半透明なハーフミラーであ
り、図２で示すようにミラー１３の内側には棚照明灯１
４が組み込まれている。
【００１６】また、前記の折り畳み式商品陳列棚５に加
えて、冷気循環ダクト４の通風経路には庫内に向けて冷
気を吹き出すエアカーテン吹出口が内箱２の上下二箇所
に振り分けて設けてある。すなわち、庫内の天井部には
図３に示したエアカーテン吹出口と同じ位置に上部エア
カーテン吹出口９Ａが開口し、庫内の背面部には前記商
品陳列棚５の下方に下部エアカーテン吹出口９Ｂが開口
している。さらに、下部エアカーテン吹出口９Ｂが開口
した内箱２の裏面側には、冷気の吹出しを上部エアカー
テン吹出口９Ａ，あるいは下部エアカーテン吹出口９Ｂ
のいずれかへ切り換えるエアダンパ１５を備えている。
えて、冷気循環ダクト４の通風経路には庫内に向けて冷
気を吹き出すエアカーテン吹出口が内箱２の上下二箇所
に振り分けて設けてある。すなわち、庫内の天井部には
図３に示したエアカーテン吹出口と同じ位置に上部エア
カーテン吹出口９Ａが開口し、庫内の背面部には前記商
品陳列棚５の下方に下部エアカーテン吹出口９Ｂが開口
している。さらに、下部エアカーテン吹出口９Ｂが開口
した内箱２の裏面側には、冷気の吹出しを上部エアカー
テン吹出口９Ａ，あるいは下部エアカーテン吹出口９Ｂ
のいずれかへ切り換えるエアダンパ１５を備えている。
【００１７】かかる構成で、通常の保冷運転時には折り
畳み式商品陳列棚５を図１（ａ）のように陳列位置に引
出してセットし商品（図示せず）を商品陳列棚５，およ
びデッキパン６の上に陳列するとともに、エアダンパ１
５を下方に引き降ろして下部エアカーテン吹出口９Ｂを
閉塞する位置にセットする。これにより、冷却器７と熱
交換した冷気は矢印のように上部エアカーテン吹出口９
Ａを通じて商品陳列室３の前面に冷気エアカーテンＡを
吹出し形成して庫内全域を保冷する。なお、この状態で
は商品陳列棚５に組み込んだ棚照明灯１４を点灯して庫
内の下部を明るく照らす。
畳み式商品陳列棚５を図１（ａ）のように陳列位置に引
出してセットし商品（図示せず）を商品陳列棚５，およ
びデッキパン６の上に陳列するとともに、エアダンパ１
５を下方に引き降ろして下部エアカーテン吹出口９Ｂを
閉塞する位置にセットする。これにより、冷却器７と熱
交換した冷気は矢印のように上部エアカーテン吹出口９
Ａを通じて商品陳列室３の前面に冷気エアカーテンＡを
吹出し形成して庫内全域を保冷する。なお、この状態で
は商品陳列棚５に組み込んだ棚照明灯１４を点灯して庫
内の下部を明るく照らす。
【００１８】一方、商品陳列棚５から商品を取り除き、
デッキパン６にのみ商品を並べるように陳列の仕方を模
様替えする場合には、図１（ｂ）で示すように、商品陳
列棚５を上方に跳ね上げて斜め姿勢の後退位置に折り畳
みセットするとともに、エアダンパ１５を上方に引き上
げて上部エアカーテン吹出口９Ａに通じる通風路を塞ぐ
ように切換える。これにより、冷気は矢印で表すように
下部エアカーテン吹出口９Ｂを通じて庫内前方へ冷気エ
アカーテンＢを吹出し形成し、デッキパン６の上に並べ
た陳列商品を保冷する。つまり、平型オープンショーケ
ースと同等な保冷運転の状態になる。しかもこの運転状
態では、冷気エアカーテンＢを境にして庫内の上部空間
は保冷されないので、その分だけ冷却器７の熱負荷が少
なくて済み、冷凍機の余分な電力消費が無くなる。
デッキパン６にのみ商品を並べるように陳列の仕方を模
様替えする場合には、図１（ｂ）で示すように、商品陳
列棚５を上方に跳ね上げて斜め姿勢の後退位置に折り畳
みセットするとともに、エアダンパ１５を上方に引き上
げて上部エアカーテン吹出口９Ａに通じる通風路を塞ぐ
ように切換える。これにより、冷気は矢印で表すように
下部エアカーテン吹出口９Ｂを通じて庫内前方へ冷気エ
アカーテンＢを吹出し形成し、デッキパン６の上に並べ
た陳列商品を保冷する。つまり、平型オープンショーケ
ースと同等な保冷運転の状態になる。しかもこの運転状
態では、冷気エアカーテンＢを境にして庫内の上部空間
は保冷されないので、その分だけ冷却器７の熱負荷が少
なくて済み、冷凍機の余分な電力消費が無くなる。
【００１９】また、商品陳列棚５を上方斜め姿勢に跳ね
上げて庫内上部のコーナー部に折り畳むことにより、棚
の裏面側に布設したミラー１３が前方を向くようにな
る。ここで棚照明灯１４を消灯することにより、ハーフ
ミラーが通常のミラーとして機能するようになってデッ
キパン６の上に並べた商品を前方に向けて映し出す。こ
れにより、デッキパン６に並べた商品に対してボリュウ
ム感のある陳列を演出することができる。そして、商品
陳列棚５のセット位置切換えに対応して棚照明灯１４を
自動的に点灯，消灯させるために、図２で示すように庫
内の天井部には照明灯スイッチ（マイクロスイッチ）１
６が設置されている。
上げて庫内上部のコーナー部に折り畳むことにより、棚
の裏面側に布設したミラー１３が前方を向くようにな
る。ここで棚照明灯１４を消灯することにより、ハーフ
ミラーが通常のミラーとして機能するようになってデッ
キパン６の上に並べた商品を前方に向けて映し出す。こ
れにより、デッキパン６に並べた商品に対してボリュウ
ム感のある陳列を演出することができる。そして、商品
陳列棚５のセット位置切換えに対応して棚照明灯１４を
自動的に点灯，消灯させるために、図２で示すように庫
内の天井部には照明灯スイッチ（マイクロスイッチ）１
６が設置されている。
【００２０】なお、商品陳列棚５のセット位置切換え操
作に連動してエアダンパ１５を自動的に切り換えるため
に、商品陳列棚５とエアダンパ１５とをリンク機構など
を介して連結させておくこともできる。
作に連動してエアダンパ１５を自動的に切り換えるため
に、商品陳列棚５とエアダンパ１５とをリンク機構など
を介して連結させておくこともできる。
【００２１】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれは次記
の効果を奏する。 １）陳列商品の種類，数量などに応じて、商品を庫内底
部のデッキパン上にのみ陳列して庫内の中段位置に設置
した商品陳列棚を使わない場合には、商品陳列棚をその
都度本体ケースから取り外すことなしに、斜め上方に跳
ね上げて後退位置へ折り畳むことができ、かつこの状態
では商品陳列棚の裏面側に布設したミラーをコーナーミ
ラーとしてデッキパン上に並べた陳列商品を前方に向け
映し出してボリュウム感のある陳列が演出ができる。
の効果を奏する。 １）陳列商品の種類，数量などに応じて、商品を庫内底
部のデッキパン上にのみ陳列して庫内の中段位置に設置
した商品陳列棚を使わない場合には、商品陳列棚をその
都度本体ケースから取り外すことなしに、斜め上方に跳
ね上げて後退位置へ折り畳むことができ、かつこの状態
では商品陳列棚の裏面側に布設したミラーをコーナーミ
ラーとしてデッキパン上に並べた陳列商品を前方に向け
映し出してボリュウム感のある陳列が演出ができる。
【００２２】２）また、前記ミラーをハーフミラーとし
てその内側に棚照明灯を組み込み、かつ商品陳列棚を折
り畳んだ状態で棚照明灯を消灯することにより、棚の陳
列位置ではミラーが照明灯の機能を阻害することなく、
逆に折り畳位置では棚照明灯をミラーの背後に隠した状
態でハーフミラーを通常のミラーとして機能させること
ができる。
てその内側に棚照明灯を組み込み、かつ商品陳列棚を折
り畳んだ状態で棚照明灯を消灯することにより、棚の陳
列位置ではミラーが照明灯の機能を阻害することなく、
逆に折り畳位置では棚照明灯をミラーの背後に隠した状
態でハーフミラーを通常のミラーとして機能させること
ができる。
【００２３】３）さらに、庫内の上下二箇所に分けて開
口する上部エアカーテン吹出口，下部エアカーテン吹出
口、および冷気吹出し切換え用のエアダンパを設けて冷
気エアカーテンの吹出しを選択的に切換えられるよう構
成したことにより、商品陳列棚を使用しないで商品を庫
内底部のデッキパン上に陳列した状態では、通常の平型
オープンショーケースと同様にデッキパンの上方に冷気
エアカーテンを吹出し形成して庫内の下部領域のみを保
冷させることができ、これにより余分な電力消費を節減
して省エネルギー化が図れる。
口する上部エアカーテン吹出口，下部エアカーテン吹出
口、および冷気吹出し切換え用のエアダンパを設けて冷
気エアカーテンの吹出しを選択的に切換えられるよう構
成したことにより、商品陳列棚を使用しないで商品を庫
内底部のデッキパン上に陳列した状態では、通常の平型
オープンショーケースと同様にデッキパンの上方に冷気
エアカーテンを吹出し形成して庫内の下部領域のみを保
冷させることができ、これにより余分な電力消費を節減
して省エネルギー化が図れる。
【図１】本発明実施例の構成，動作の説明図であり、
（ａ）は商品陳列棚を引出した場合の運転状態を表す
図、（ｂ）は商品陳列棚を折り畳んだ場合の運転状態を
表す図
（ａ）は商品陳列棚を引出した場合の運転状態を表す
図、（ｂ）は商品陳列棚を折り畳んだ場合の運転状態を
表す図
【図２】図１における商品陳列棚の詳細構造図
【図３】従来における冷気循環式オープンショーケース
の構成図
の構成図
１ 本体ケース ３ 商品陳列室 ４ 冷気循環ダクト ５ 商品陳列棚 ５ａ ヒンジ金具 ６ デッキパン ７ 冷却器 ８ ファン ９Ａ 上部エアカーテン吹出口 ９Ｂ 下部エアカーテン吹出口 １０ エアカーテン吸込口 １３ ミラー １４ 棚照明灯 １５ エアダンパ １６ 照明灯スイッチ Ａ，Ｂ 冷気エアカーテン
Claims (6)
- 【請求項１】前面を開放した断面略コ字形の本体ケース
の庫内に商品陳列室，および冷却器，ファンを備えた冷
気循環ダクトを画成し、冷気循環ダクトを通じて商品陳
列室の開放面に冷気エアカーテンを吹出し形成する冷気
循環式オープンショーケースにおいて、庫内の中段に、
後端を支点にして略水平の陳列位置から上方斜めの後退
位置にセット切換えが可能な折り畳み式商品陳列棚を備
えたことを特徴とする冷気循環式オープンショーケー
ス。 - 【請求項２】前面を開放した断面略コ字形の本体ケース
の庫内に商品陳列室，および冷却器，ファンを備えた冷
気循環ダクトを画成し、冷気循環ダクトを通じて商品陳
列室の開放面に冷気エアカーテンを吹出し形成する冷気
循環式オープンショーケースにおいて、庫内上部，およ
び庫内下部の背面の二箇所にエアカーテン吹出口を設け
るとともに、エアカーテンの吹出しを上部エアカーテン
吹出口，または下部エアカーテン吹出口のいずれかに切
換えるエアダンパを備えたことを特徴とする冷気循環式
オープンショーケース。 - 【請求項３】前面を開放した断面略コ字形の本体ケース
の庫内に商品陳列室，および冷却器，ファンを備えた冷
気循環ダクトを画成し、冷気循環ダクトを通じて商品陳
列室の開放面に冷気エアカーテンを吹出し形成する冷気
循環式オープンショーケースにおいて、庫内の中段に、
後端を支点にして略水平の陳列位置から上方斜めの後退
位置にセット切換えが可能な折り畳み式商品陳列棚と、
庫内上部，および前記折り畳み式商品陳列棚より下部の
庫内背面の二箇所に設けたエアカーテン吹出口と、エア
カーテンの吹出しを上部エアカーテン吹出口，または下
部エアカーテン吹出口のいずれかに切り換えるエアダン
パを備え、商品陳列棚を陳列位置にセットしてここに商
品を陳列する際には上部エアカーテン吹出口を通じて冷
気を吹出し、商品陳列棚を後退位置にセットした際には
下部エアカーテン吹出口を通じて冷気を吹き出すようエ
アダンパを切り換えることを特徴とする冷気循環式オー
プンショーケース。 - 【請求項４】請求項１，まはた３記載のオープンショー
ケースにおいて、商品陳列棚の裏面にミラーを布設した
ことを特徴とする冷気循環式オープンショーケース。 - 【請求項５】請求項４記載のオープンショーケースにお
いて、商品陳列棚の裏面側に布設したミラーをハーフミ
ラーとし、かつミラーの内側に棚照明灯を組み込んだこ
とを特徴とする冷気循環式オープンショーケース。 - 【請求項６】請求項５記載のオープンショーケースにお
いて、商品陳列棚の各セット位置に対応して棚照明灯を
陳列位置で点灯させ、後退位置で消灯させる照明灯スイ
ッチを備えたことを特徴とする冷気循環式オープンショ
ーケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19138995A JP3465426B2 (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 冷気循環式オープンショーケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19138995A JP3465426B2 (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 冷気循環式オープンショーケース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0937900A true JPH0937900A (ja) | 1997-02-10 |
| JP3465426B2 JP3465426B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=16273797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19138995A Expired - Fee Related JP3465426B2 (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 冷気循環式オープンショーケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3465426B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103720244A (zh) * | 2013-12-19 | 2014-04-16 | 大连三洋冷链有限公司 | 热泵式的冷热双温陈列柜 |
| CN113074477A (zh) * | 2020-01-03 | 2021-07-06 | 博西华电器（江苏）有限公司 | 冰箱 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP19138995A patent/JP3465426B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103720244A (zh) * | 2013-12-19 | 2014-04-16 | 大连三洋冷链有限公司 | 热泵式的冷热双温陈列柜 |
| CN113074477A (zh) * | 2020-01-03 | 2021-07-06 | 博西华电器（江苏）有限公司 | 冰箱 |
| CN113074477B (zh) * | 2020-01-03 | 2023-09-15 | 博西华电器（江苏）有限公司 | 冰箱 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3465426B2 (ja) | 2003-11-10 |
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