JPH0937635A - 可搬式茶摘機のハンドル構造 - Google Patents

可搬式茶摘機のハンドル構造

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JPH0937635A
JPH0937635A JP19316795A JP19316795A JPH0937635A JP H0937635 A JPH0937635 A JP H0937635A JP 19316795 A JP19316795 A JP 19316795A JP 19316795 A JP19316795 A JP 19316795A JP H0937635 A JPH0937635 A JP H0937635A
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JP
Japan
Prior art keywords
handle
blower
cutting blade
aluminum pipe
machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP19316795A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Matsumura
鋼司 松村
Yasutoshi Suzuki
康稔 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OCHIAI HAMONO KOGYO KK
Original Assignee
OCHIAI HAMONO KOGYO KK
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Publication date
Application filed by OCHIAI HAMONO KOGYO KK filed Critical OCHIAI HAMONO KOGYO KK
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 茶摘機の原動機側ハンドルを必要な強度を備
えながらより軽量化し、これによって、可搬式茶摘機の
総重量を軽減する。 【解決手段】 茶摘機の原動機側ハンドルを、側方に伸
びる直線部8aを前後に配すると共に該直線部の端を連
結する把持部8bを備えたU字状のハンドルとし、該ハ
ンドルの直線部8aを炭素繊維パイプ材83で形成し、
把持部8bを薄肉厚のアルミパイプ材81で形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、茶畝の両側から2人の
作業者が支持し、畝間を歩行しながら作業を行う、摘採
機等の可搬式作業機のハンドル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前後を開口した機筐の底板前縁部
にバリカン式刈刃を沿設し、上記機筐の一側上部に原動
機及び送風機を搭載し、この送風機の吹出口と連通する
送風管を上記刈刃の斜め前上方に沿わせて配設し、該送
風管に刈刃方向に臨ませた複数の排風口を並設し、機筐
の左右両側端部に作業者が持つハンドルを設けた可搬式
茶摘機が知られている。
【0003】この従来の可搬式茶摘機においては、茶樹
畝の両側に位置する2人の作業者がそれぞれハンドルを
持って、原動機を駆動させることで送風機及び刈刃を作
動させる。そしてこの状態で、茶樹畝上の中央側に茶摘
機の原動機が取付けられた側を配置し、茶摘機の原動機
が取付けられた側と逆の側を茶樹畝の裾側に配置して、
作業者が畝間を歩行しながら茶樹畝の長手方向に茶摘機
を進行させて茶樹畝の反面を刈り取り、一つの茶樹畝に
対して往復して全面を刈り取る。この際、往復動する刈
刃によって茶葉が刈り取られ、刈り取られた茶葉は、送
風機によって起風された風が送風管を経て排風口から吹
き出されることにより、機筐後部に取り付けられた茶葉
収容袋に収容される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに可搬式茶摘機による刈り取り作業は、茶摘機の原動
機が取付けられた側を茶樹畝の中央に配置して、茶樹畝
の反面を刈り取るように作業を進めることから、茶摘機
の原動機側端部には、茶樹畝の中央から作業者が位置す
る畝間まで伸びる直線部を備えたU字状のハンドルが設
けられている。
【0005】一方、二人で可搬して作業を行う摘採機,
刈ならし機,剪枝機を使用する一番茶時期(5月初めか
ら)では、1〜2週間以上の間、上記の機種を順次使用
しての連続作業となるので、かなりの重労働となり、ま
た、作業者の高齢化、女性の作業機会が増えるという状
況下においては、可搬式茶摘機の一層の軽量化が望まれ
ている。
【0006】従来の可搬式茶摘機では、茶摘機の原動機
側ハンドルが、上述のように長尺な直線部を備えたU字
状の部材であるために茶摘機の全重量の内の所定の割合
を担っている。また、この原動機側ハンドルは、長尺な
部材でありながら茶摘機本体の荷重を支持するために一
定の曲げ強度を備える必要もある。従来、この原動機側
ハンドルには、U字状に曲げ加工する必要があることか
ら、アルミパイプが使用されているが、一定の曲げ強度
を備えるためには必然的にその重量がかさみ、これによ
って、可搬式茶摘機の総重量も増大してしまう問題があ
った。
【0007】本発明は、上述した事情に対処するために
なされたものであって、茶摘機の原動機側ハンドルを必
要な強度を備えながらより軽量化し、これによって、可
搬式茶摘機の総重量を軽減することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による可搬式茶摘機のハンドル構造は、前後
を開口した機筐の底板前縁部にバリカン式刈刃を沿設
し、上記機筐の一側上部に原動機及び送風機を搭載し、
この送風機の吹出口と連通する送風管を上記刈刃の斜め
前上方に沿わせて配設し、該送風管に刈刃方向に臨ませ
た複数の排風口を並設し、機筐の左右両側端部に作業者
が持つハンドルを設けた可搬式茶摘機において、上記ハ
ンドルのうちの原動機側のハンドルを、側方に伸びる直
線部を前後に配すると共に該直線部の端を連結する把持
部を備えたU字状のハンドルとし、該ハンドルの直線部
を炭素繊維パイプ材で形成したことを特徴とする。
【0009】また、上記U字状ハンドルの把持部を薄肉
厚のアルミパイプ材で形成すると共に、アルミパイプ材
を防振チューブで被覆することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は、茶摘機の原動機側ハンドルを、従来
のアルミパイプ材から炭素繊維パイプ材に換えることに
よって、一定の強度を備えながら軽量化を達成しようと
するものであるが、炭素繊維材は曲げ加工ができないの
でU字状のハンドル部材を得るためには一体の成形型が
必要となりコスト高になることを考慮して、U字状ハン
ドルの直線部にのみ炭素繊維材を使用した。
【0011】また、上記U字状ハンドルの把持部は、曲
げ加工が可能なアルミパイプとして、この把持部に使用
するアルミパイプは、把持部には大きな曲げモーメント
が作用しないことから、従来よりパイプ肉厚を減らして
一層の軽量化を図った。さらに、このアルミパイプ材を
防振チューブで被覆することによって把持部に防振作用
を付加した。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】図1には、本発明のハンドル構造を備えた
可搬式茶摘機を示し、同図(a)はその正面図、同図
(b)は平面図である。図において、符号1は可搬式茶
摘機の機筐で、この機筐1は、前後が開口されて左右に
長いもので長さ方向に湾曲しており、機筐1の一側上に
原動機2及び送風機3を同軸にかつ一体的に搭載してい
る。送風機3の下方に刈刃駆動ケース4が設けられ、こ
の刈刃駆動ケース4から機筐1の前縁部に沿ってバリカ
ン式刈刃5が配設されている。上記送風機3の吹出口と
連通する送風管6は、刈刃5の斜め前上方に沿って配設
され、送風管6には刈刃5の方向に臨ませて多数の排風
口7が所要の間隔で並設されている。機筐1の左右両側
部にはハンドル8,9が装着されている。なお、符号1
0はハンドル9に取り付けられた原動機2のスロットル
レバーである。
【0014】上述のような可搬式茶摘機においては、ハ
ンドル9を茶樹畝の裾側畝間に位置する作業者が持ち、
原動機側ハンドル8を他方の畝間に位置する作業者が持
って、両者が歩調を合わせて歩行しつつ茶樹畝の反面側
の茶葉を刈り取る。この際、原動機2を駆動させること
で送風機3及び刈刃5を作動させ、往復動する刈刃5に
よって茶葉が刈り取られ、刈り取られた茶葉は、送風機
3によって起風された風が送風管6を経て排風口7から
吹き出されることにより、後方に吹き飛ばされて茶葉収
容袋(図示せず)に収容される。
【0015】ここで、本発明における茶摘機の原動機側
ハンドル8は、側方に伸びる直線部8aを前後に配する
と共に該直線部の端を連結する把持部8bを備えたU字
状のハンドルとしており、このU字状ハンドルの構造例
及び製造方法の例を図2〜図4に示す。
【0016】図2においては、把持部8bを形成するた
めに薄肉のアルミパイプ81を曲げ加工して、その両端
部にアルミパイプカラー82をリベット止め(ブライン
ドリベット)又はプレス固定により取付ける。そして、
アルミパイプ81の両端から突出させたアルミパイプカ
ラー82に対して、直線部8aを形成する炭素繊維材8
3を接着またはリベット止め(ブラインドリベット)す
る。さらに把持部8bは防振用ゴムチューブ84で被覆
する。
【0017】図3においては、把持部8bを形成するた
めに薄肉のアルミパイプ81を曲げ加工し、そのアルミ
パイプ81の端部を直接、直線部8aを形成する炭素繊
維材83の端部に挿入して接着またはリベットで固定す
る。そして、把持部8bは防振用ゴムチューブ84で被
覆される。
【0018】図4においては、薄肉で口径の大きいアル
ミパイプ81を把持部8bを形成するために曲げ加工し
て、その両端部に、直線部8aを形成する炭素繊維材8
3の端部を挿入する。そして、把持部8bは防振用ゴム
チューブ84で被覆される。この構造では、把持部8b
を形成するアルミパイプ81の外径を大きくすることに
よって強度を確保できるので、アルミパイプの肉厚を更
に薄くできる。
【0019】上述の実施例では、何れも、茶摘機の原動
機側ハンドルの直線部だけを炭素繊維のパイプ材とし
て、作業者が持つU字形状部分となる把持部を曲げ加工
可能なアルミパイプとした。これによって、大きい曲げ
モーメントが作用する直線部に対して炭素繊維材によっ
て軽量化と強度を備えさせ、曲げモーメントが作用しな
い把持部に対しては、直線部ほどの強度は不要なので従
来のアルミパイプ材より肉厚を減らして軽量化を図っ
た。把持部を曲げ加工可能なアルミパイプ材とすること
によって、U字状ハンドル全体を炭素繊維材の一体成形
によって形成したものよりコストもかなり軽減できた。
実施例によれば、従来のアルミパイプ材による430g
のU字ハンドルが、同一寸法のもので270gにするこ
とができ、160gの軽量化を達成できた。
【0020】なお、U字ハンドルにおいて、直線部の長
さや把持部の幅等の寸法変更を行う場合であっても、炭
素繊維材83のパイプ長やアルミパイプ81の曲げ加工
を変えることによって対応可能である。
【0021】また上述した実施例では、2人で作業する
可搬式の茶摘機にて説明したが、これに限らず、例えば
半自走タイプの茶摘機のハンドル構造にも応用でき、ハ
ンドルを持って畦間を歩行する作業者の労力を軽減する
ことができる。さらには、U字状ハンドルの把持部が直
線構造の場合には、この直線部に炭素繊維パイプを用い
ることにより、更なる軽量化が図れる。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
次に記載する効果を奏する。 (1)茶摘機の原動機側ハンドルを、従来のアルミパイ
プ材から炭素繊維パイプ材に換えることによって、一定
の強度を備えながら軽量化を図ることができる。 (2)U字状ハンドルの直線部にのみ炭素繊維材を使用
し、U字状ハンドルの把持部は曲げ加工が可能なアルミ
パイプとすることによって、ハンドル全体を炭素繊維材
で型成形する場合に比べて、コストが低減でき、また、
寸法の設計変更に対しても容易に対応可能である。 (3)大きな曲げモーメントが作用しない把持部に使用
するアルミパイプに対して、従来よりパイプ肉厚を減ら
すことによって一層の軽量化が可能になる。 (4)さらに、把持部のアルミパイプ材を防振チューブ
で被覆することによって把持部に防振作用を付加するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンドル構造を備えた可搬式茶摘機を
示し、同図(a)はその正面図、同図(b)は平面図で
ある。
【図2】本発明のハンドル構造の例及び製造方法の例を
示す説明図である。
【図3】本発明のハンドル構造の例及び製造方法の例を
示す説明図である。
【図4】本発明のハンドル構造の例及び製造方法の例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 機筐 2 原動機 3 送風機 4 刈刃駆動ケース 5 刈刃 6 送風管 7 排風口 8,9 ハンドル 10 スロットルレバー 8a 直線部 8b 把持部 81 アルミパイプ 82 アルミパイプカラー 83 炭素繊維材 84 防振ゴムチューブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後を開口した機筐の底板前縁部にバリ
    カン式刈刃を沿設し、上記機筐の一側上部に原動機及び
    送風機を搭載し、この送風機の吹出口と連通する送風管
    を上記刈刃の斜め前上方に沿わせて配設し、該送風管に
    刈刃方向に臨ませた複数の排風口を並設し、機筐の左右
    両側端部に作業者が持つハンドルを設けた可搬式茶摘機
    において、 上記ハンドルのうちの原動機側のハンドルを、側方に伸
    びる直線部を前後に配すると共に該直線部の端を連結す
    る把持部を備えたU字状ハンドルとし、該ハンドルの直
    線部を炭素繊維パイプ材で形成したことを特徴とする可
    搬式茶摘機のハンドル構造。
  2. 【請求項2】 上記U字状ハンドルの把持部を薄肉厚の
    アルミパイプ材で形成すると共に、アルミパイプ材を防
    振チューブで被覆することを特徴とする請求項1記載の
    可搬式茶摘機のハンドル構造。
JP19316795A 1995-07-28 1995-07-28 可搬式茶摘機のハンドル構造 Pending JPH0937635A (ja)

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JP19316795A JPH0937635A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 可搬式茶摘機のハンドル構造

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JPH0937635A true JPH0937635A (ja) 1997-02-10

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JP19316795A Pending JPH0937635A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 可搬式茶摘機のハンドル構造

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JP (1) JPH0937635A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004030158B4 (de) * 2004-06-22 2017-04-06 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Handgriff eines handgeführten Arbeitsgerätes

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004030158B4 (de) * 2004-06-22 2017-04-06 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Handgriff eines handgeführten Arbeitsgerätes

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