JPH0936211A - クランプリング - Google Patents

クランプリング

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Publication number
JPH0936211A
JPH0936211A JP20915095A JP20915095A JPH0936211A JP H0936211 A JPH0936211 A JP H0936211A JP 20915095 A JP20915095 A JP 20915095A JP 20915095 A JP20915095 A JP 20915095A JP H0936211 A JPH0936211 A JP H0936211A
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JP
Japan
Prior art keywords
wafer
clamp ring
mounting table
elastic member
wafer mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP20915095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsui
松井弘行
Kazuharu Hirota
廣田一治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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Publication of JPH0936211A publication Critical patent/JPH0936211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PVD装置内での成膜工程中にウエハがクラ
ンプリングに貼り付いた場合でも、成膜終了後弾性部材
の復元力でクランプリングとウエハを確実に離脱させ
る。 【解決手段】 クランプリング本体の下面内周端に段状
のウエハ接触部4を設けたクランプリングにおいて、こ
のウエハ接触部4に凹部5を形成し、この凹部5に弾性
部材7を配設する。クランプリングがウエハ8を解放す
る際、凹部に圧縮されていた弾性部材7の復元力でウエ
ハ8をウエハ載置台11に押さえつける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造工程に用いられるフィジカル・ベーパ・デポジション
(以下、PVDと呼ぶ)装置、例えばスパッタリング装
置等のクランプリングに関し、特にウエハがクランプリ
ングに貼り付いた場合でも確実に離脱させることができ
る機構を備えたクランプリングに関する。
【0002】
【従来の技術】スパッタリング装置、真空蒸着装置等の
PVD装置15は、ウエハを装置内部に導入するウエハ
ポート18と、シールド12と、排気口17を備え、さ
らに内部にはウエハを上下に運搬するウエハ載置台11
と、クランプリング22を備えている。このクランプリ
ング22の外周縁部6は装置内のシールド12によって
支持されている。
【0003】図9に従来のクランプリング22の断面矢
視図を示す。従来のクランプリング22は、下面内周端
に段状のウエハ接触部4を設けたクランプリング本体2
と、該クランプリング本体2の内周面に突設するフラン
ジ部3と、該クランプリング本体2の外周壁の下から外
側に突設する外周縁部6とからなる。
【0004】第8図は、PVD装置15内で、ウエハ8
をクランプリング22でウエハ載置台11上に機械的に
固定する工程を示す断面図である。その工程は、 (1)はじめにウエハ8を図示しないロボットブレード
で挟持し、ウエハポート18を通してPVD装置15内
のウエハ載置台11の上部に運搬する。 (2)次にウエハ載置台11を上昇させ、ウエハ8をウ
エハ載置台11に当接させる。この状態を図8(a)に
示す。さらにウエハ載置台11をウエハ8とともに上昇
させ、ウエハ8の上面縁部をクランプリング19に当接
させた後、さらにウエハ載置台11を上昇させることに
よってクランプリング22はシールド12から持ち上げ
られる。この状態を図8(b)に示す。同時にクランプ
リング22の重量はウエハ8の上面縁部にかかることに
なり、この結果ウエハ8はウエハ載置台11上に固定さ
れる。 (3)さらにウエハ8を所定の位置まで上昇させ、成膜
処理を施す。なおフランジ部3は、ウエハ8の上面縁部
を金属粒子から遮蔽することによって、クランプリング
22とウエハ8が当接する周縁部に直接金属が付着しな
いように設けたものである。 (4)そして成膜終了後、ウエハ載置台11を下降させ
てクランプリング22の外周縁部6をシールド12に当
接させる。さらにウエハ載置台11を下降させると、ク
ランプリング22は、ウエハ載置台11とともに下降す
るウエハ8から離脱する。 (5)最後にウエハ8を図示しないロボットブレードで
挟持し、ウエハ載置台11からウエハポート18を通し
PVD装置15の外に運搬する。の手順で行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
ると、成膜終了後ウエハ載置台11を下降させても、ウ
エハ8がウエハ載置台11とともに下降しないことがあ
る。この状態を図10に示す。これはスパッタリング等
によって飛んだ金属がフランジ部3の先端に付着して、
これが成長して金属塊13となりウエハ8上に形成され
た金属膜9に付着することによって、ウエハ8がクラン
プリング22に貼り付くためである。
【0006】このようにウエハ8がクランプリング22
に貼り付いた状態になると、ウエハ8がウエハ載置台1
1とともに下降せず、先に下降したウエハ載置台11の
上に落下して破損したり、落下時にウエハ8に形成され
た金属膜9がはがれてパーティクルが発生することがあ
った。
【0007】この発明の目的は、ウエハがクランプリン
グに貼り付いたとしても、ウエハ載置台を下降させる工
程時に、ウエハをクランプリングから離脱させることが
できるクランプリングを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のクランプリン
グは、クランプリング本体の下面内周端に段状のウエハ
接触部に凹部を形成し、該凹部に弾性部材を配設するこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
【0010】図1は本発明のによるクランプリング1の
平面図であり、図2は図1のA−A’断面における断面
矢視図である。このクランプリング1は、クランプリン
グ本体2とフランジ部3と外周縁部6と弾性部材7から
構成されている。
【0011】クランプリング1は従来のクランプリング
22と同様に、下面内周端に段状のウエハ接触部4を設
けたクランプリング本体2と、該クランプリング本体2
の内周面に突設されたフランジ部3と、該クランプリン
グ本体2の外周壁の下から外側に突設された外周縁部6
からなり、さらにこのウエハ接触部4には凹部5が形成
されている。そしてこの凹部5には弾性部材7を配設し
ている。また、前記凹部5は連続した溝状の凹部であっ
てもよく、その場合凹部5には1個以上の弾性部材7を
等間隔に配設する。
【0012】図3は、本発明のクランプリング1を用い
てウエハ8を固定した状態を示す一部断面拡大図であ
る。このクランプリング1を構成する弾性部材7として
コイルスプリングを用いている。この弾性部材7の自然
長は凹部5の深さより所望量長く、その全長が凹部5の
深さと等しくなるまで圧縮させることができるものであ
る。そしてこの弾性部材7は凹部5の深さ方向に復元力
が働くような向きに配設される。
【0013】図5〜図7は本発明の他の実施例であるク
ランプリング1の一部断面拡大図である。図5〜図7に
示すように、本発明のクランプリング1を構成する弾性
部材7として図3に示すスプリングコイル19の他、板
ばね20、スプリングコイル19と接触部材14を組み
合わせたものまたは弾性体21であってもよい。
【0014】本発明の実施例であるクランプリング1を
用いて、ウエハ8をウエハ載置台11上に運搬する工程
までは従来と同様であるが、ウエハ載置台11を上昇さ
せ、クランプリング1をシールド12からウエハ8の上
面縁部で持ち上げる際に、ウエハ接触部4から突出して
いる弾性部材7がクランプリング1の重量がかかること
によって縮み、クランプリング1の凹部5に収納され
る。同時にウエハ接触部4はウエハ処理面の周縁部と当
接し、その結果クランプリング1の重量によってウエハ
8はウエハ載置台11上に固定される。
【0015】そして成膜終了後、ウエハ載置台11を下
降させてクランプリング1をシールド12上に載置する
と、クランプリング1の重量がシールド12にかかる。
さらにウエハ載置台11を下降させると、圧縮されてい
た弾性部材7は、クランプリング1の重量から解放され
て伸びる。弾性部材7が伸びて自然長となるまで、ウエ
ハ8はこの弾性部材の復元力でウエハ載置台11の上面
に押しつけられる。その結果、ウエハ8はクランプリン
グ1から離脱する。この状態を図4に示す。
【0016】成膜時にフランジ部3の先端に付着した金
属が成長して金属塊13となり、ウエハ8上に形成され
た金属膜9に付着し、その結果ウエハ8がクランプリン
グ1に貼り付いた場合でも、上記のように弾性部材の復
元力でウエハ8をウエハ載置台11の上面に押しつける
際に金属塊13と金属膜9の付着部が破断されるので、
ウエハ8はクランプリング1から確実に離脱する。
【0017】上記の結果ウエハ8は金属塊13を介して
クランプリング1に貼り付いていないので、ウエハ8は
ウエハ載置台11とともに下降する。従ってウエハ8が
先に下降したウエハ載置台11の上に落下して破損した
り、落下時にウエハ8に形成された金属膜9がはがれて
パーティクルが発生することなく取り出すことができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ウエ
ハ接触部に凹部を設け、その凹部に弾性部材を配設する
ので、成膜終了後ウエハ載置台を下降させる際、弾性部
材がクランプリングの重量から解放されて伸び、ウエハ
をウエハ載置台に押しつける。成膜時、フランジ部の先
端に付着した金属が成長し金属塊となり、ウエハ上に形
成された金属膜に付着することによってウエハがクラン
プリングに貼り付いた場合でも、ウエハをウエハ載置台
に押しつけると同時に付着部が破断されるので、クラン
プリングとウエハを確実に離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるクランプリングの
平面図である。
【図2】 図1のA−A’断面における断面矢視図であ
る。
【図3】 上記一実施例のウエハを固定した状態の一部
拡大断面図である。
【図4】 上記一実施例のウエハを解放するときの一部
拡大断面図である。
【図5】 この発明の他の実施例による一部拡大断面図
である。
【図6】 この発明の他の実施例による一部拡大断面図
である。
【図7】 この発明の他の実施例による一部拡大断面図
である。
【図8】 ウエハが固定される工程である。
【図9】 従来のクランプリングの断面矢視図である。
【図10】 従来のクランプリングが貼り付いた状況を
示す一部断面拡大図である。
【符号の説明】
1:本発明のクランプリング 2:クランプリング
本体 3:フランジ部 4:接触部 5:凹部 6:外周縁部 7:弾性部材 8:ウエハ 9:金属膜 11:ウエハ載置台 12:シー
ルド 13:金属塊 14:接触部材 15:PV
D装置 16:ターゲット 17:排気口 18:ウエ
ハポート 19:スプリングコイル 20:板ば
ね 21:弾性体 22:従来のクランプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプリング本体の下面内周端に段状
    のウエハ接触部を設け、該クランプリング本体の内周面
    にフランジ部を突設したクランプリングにおいて、前記
    ウエハ接触部に凹部を形成し、該凹部に弾性部材を配設
    したことを特徴とするクランプリング。
JP20915095A 1995-07-24 1995-07-24 クランプリング Pending JPH0936211A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20915095A JPH0936211A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 クランプリング

Applications Claiming Priority (1)

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JP20915095A JPH0936211A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 クランプリング

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JPH0936211A true JPH0936211A (ja) 1997-02-07

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ID=16568147

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JP20915095A Pending JPH0936211A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 クランプリング

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