JPH0935949A - 平角線めがね型コイル及びそれを用いた電子部品 - Google Patents
平角線めがね型コイル及びそれを用いた電子部品Info
- Publication number
- JPH0935949A JPH0935949A JP20767795A JP20767795A JPH0935949A JP H0935949 A JPH0935949 A JP H0935949A JP 20767795 A JP20767795 A JP 20767795A JP 20767795 A JP20767795 A JP 20767795A JP H0935949 A JPH0935949 A JP H0935949A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- winding
- coil
- rectangular wire
- concentric circle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業性のよい平角線めがね型コイル及びそれ
を用いた、引き出し部の方向を考慮せずに、容易に組み
立てることができ、かつ、部品が共通化できる、安価な
電子部品を提供すること。 【解決手段】 巻き始めの第一の引き出し部１ａを残し
て、平角線１２を厚さ方向に巻き回して、同心円からな
る第一の巻線部２ａを形成し、８の字を描くように同心
円からなる第二の巻線部２ａを形成して、各々の同心円
の中心軸を結ぶ直線７上に、第一及び第二の引き出し部
１ａ，１ｂの長手方向の中心軸を有し、かつ、第一及び
第二の引き出し部１ａ，１ｂが、互いに逆向きになり、
前記直線７に対して、前記第一及び第二の引き出し部１
ａ，１ｂと第一及び第二の巻線部２ａ，２ｂが、上下対
称である平角線めがね型コイル。
を用いた、引き出し部の方向を考慮せずに、容易に組み
立てることができ、かつ、部品が共通化できる、安価な
電子部品を提供すること。 【解決手段】 巻き始めの第一の引き出し部１ａを残し
て、平角線１２を厚さ方向に巻き回して、同心円からな
る第一の巻線部２ａを形成し、８の字を描くように同心
円からなる第二の巻線部２ａを形成して、各々の同心円
の中心軸を結ぶ直線７上に、第一及び第二の引き出し部
１ａ，１ｂの長手方向の中心軸を有し、かつ、第一及び
第二の引き出し部１ａ，１ｂが、互いに逆向きになり、
前記直線７に対して、前記第一及び第二の引き出し部１
ａ，１ｂと第一及び第二の巻線部２ａ，２ｂが、上下対
称である平角線めがね型コイル。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、民生用や産業用電
子機器等に使用される平角線めがね型コイル及びそれを
用いた電子部品に関する。
子機器等に使用される平角線めがね型コイル及びそれを
用いた電子部品に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図３に示すように、断面矩形の平
角線１２を使用し、該平角線１２を厚さ方向に積層巻回
し、めがね状に形成した平角線めがね型コイル２は、巻
き始めの第一の引き出し部８ａと巻き終わりの第二の引
き出し部８ｂが、同心円からなる第一及び第二の巻線部
１１ａ，１１ｂの中心軸９ａ，９ｂを結ぶ直線１０に対
して、数十度の角度θで、巻方向に沿ったままに反対方
向に向くように、引き出されていた。
角線１２を使用し、該平角線１２を厚さ方向に積層巻回
し、めがね状に形成した平角線めがね型コイル２は、巻
き始めの第一の引き出し部８ａと巻き終わりの第二の引
き出し部８ｂが、同心円からなる第一及び第二の巻線部
１１ａ，１１ｂの中心軸９ａ，９ｂを結ぶ直線１０に対
して、数十度の角度θで、巻方向に沿ったままに反対方
向に向くように、引き出されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そのため、前記第一及
び第二の引き出し部の引き出し方向を考慮して組み立て
る必要があり、また、前記第一及び第二の引き出し部を
端子等に接続する際、それぞれの第一及び第二の引き出
し部専用に、形状の異なる接続金具を使用しなければな
らず、前記第一及び第二の引き出し部と、専用の接続金
具との接続に間違いを生じたりし、作業性が悪く、ま
た、前記接続金具の形状が異なるため、部品の種類が多
くなり、コストも高くなるという問題があった。
び第二の引き出し部の引き出し方向を考慮して組み立て
る必要があり、また、前記第一及び第二の引き出し部を
端子等に接続する際、それぞれの第一及び第二の引き出
し部専用に、形状の異なる接続金具を使用しなければな
らず、前記第一及び第二の引き出し部と、専用の接続金
具との接続に間違いを生じたりし、作業性が悪く、ま
た、前記接続金具の形状が異なるため、部品の種類が多
くなり、コストも高くなるという問題があった。
【０００４】本発明の目的は、これらの欠点を除去し、
作業性のよい平角線めがね型コイルを提供し、それを用
いて、引き出し部の方向を考慮せずに、容易に組み立て
ることができ、かつ、部品が共通化できる、安価な電子
部品を提供することにある。
作業性のよい平角線めがね型コイルを提供し、それを用
いて、引き出し部の方向を考慮せずに、容易に組み立て
ることができ、かつ、部品が共通化できる、安価な電子
部品を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に絶縁
処理した１本または複数本の平角線の巻き始めの第一の
引き出し部を残して、厚さ方向に巻き回して積層した
後、８の字を描くように巻き方向を逆転させて、同じ巻
数を巻き回して積層し、巻き終わりとして第二の引き出
し部を形成したトランス・コイル用の平角線めがね型コ
イルにおいて、前記平角線を長手方向に広い面を接する
ように厚さ方向に巻き回し積層して、同心円からなる第
一の巻線部を形成し、連続して、巻き方向を逆転させ
て、前記第一の巻線部と合同な同心円からなる第二の巻
線部を形成し、前記第一の引き出し部と第二の引き出し
部との長手方向の中心軸を、前記の同心円の中心軸上に
有し、かつ、第一及び第二の引き出し部とが、互いに逆
向きになり、前記中心軸を結ぶ直線に対して対称な同心
円からなることを特徴とする平角線めがね型コイルであ
る。
処理した１本または複数本の平角線の巻き始めの第一の
引き出し部を残して、厚さ方向に巻き回して積層した
後、８の字を描くように巻き方向を逆転させて、同じ巻
数を巻き回して積層し、巻き終わりとして第二の引き出
し部を形成したトランス・コイル用の平角線めがね型コ
イルにおいて、前記平角線を長手方向に広い面を接する
ように厚さ方向に巻き回し積層して、同心円からなる第
一の巻線部を形成し、連続して、巻き方向を逆転させ
て、前記第一の巻線部と合同な同心円からなる第二の巻
線部を形成し、前記第一の引き出し部と第二の引き出し
部との長手方向の中心軸を、前記の同心円の中心軸上に
有し、かつ、第一及び第二の引き出し部とが、互いに逆
向きになり、前記中心軸を結ぶ直線に対して対称な同心
円からなることを特徴とする平角線めがね型コイルであ
る。
【０００６】また、本発明は、記載の平角線めがね
型コイルにおいて、前記平角線の第一の引出し部と第二
の引き出し部の長さが同一であることを特徴とする平角
線めがね型コイルである。
型コイルにおいて、前記平角線の第一の引出し部と第二
の引き出し部の長さが同一であることを特徴とする平角
線めがね型コイルである。
【０００７】また、本発明は、またはいずれか記
載の平角線めがね型コイルを用いたことを特徴とする電
子部品である。
載の平角線めがね型コイルを用いたことを特徴とする電
子部品である。
【０００８】本発明の平角線めがね型コイルの巻き始め
の第一の引き出し部及び巻き終わりの第二の引き出し部
の長手方向の中心軸を、第一及び第二の巻線部の同心円
の中心軸を結ぶ直線上にあるようにし、かつ、第一及び
第二の引き出し部が、互いに逆向きになった構造とする
ことにより、前記第一の引き出し部、第二の引き出し部
と第一の巻線部、第二の巻線部とが、前記中心軸に対し
て、左右対称なため、前記引き出し部の方向を考慮しな
くてもよく、前記引き出し部と接続金具との接続時に間
違いをすることもなくなり、容易にトランス等を組み立
てることができる。また、接続金具も同じ形状のものを
使用することができるため、作業性がよくなる。しか
も、前記接続金具の種類が少なくなるので、共通化がで
き、コストも安くできる。
の第一の引き出し部及び巻き終わりの第二の引き出し部
の長手方向の中心軸を、第一及び第二の巻線部の同心円
の中心軸を結ぶ直線上にあるようにし、かつ、第一及び
第二の引き出し部が、互いに逆向きになった構造とする
ことにより、前記第一の引き出し部、第二の引き出し部
と第一の巻線部、第二の巻線部とが、前記中心軸に対し
て、左右対称なため、前記引き出し部の方向を考慮しな
くてもよく、前記引き出し部と接続金具との接続時に間
違いをすることもなくなり、容易にトランス等を組み立
てることができる。また、接続金具も同じ形状のものを
使用することができるため、作業性がよくなる。しか
も、前記接続金具の種類が少なくなるので、共通化がで
き、コストも安くできる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施例につい
て、図面を用いて説明する。
て、図面を用いて説明する。
【００１０】図１は、本発明の平角線めがね型コイルを
示す説明図であり、図１（ａ）は、その正面図、図１
（ｂ）は、その斜視図である。図２は、本発明の平角線
めがね型コイルを用いたチョークコイルを示す斜視図で
ある。
示す説明図であり、図１（ａ）は、その正面図、図１
（ｂ）は、その斜視図である。図２は、本発明の平角線
めがね型コイルを用いたチョークコイルを示す斜視図で
ある。
【００１１】図１に示すように、本発明の平角線めがね
型コイルは、表面に絶縁処理の施された幅ｗが１０ｍ
ｍ、厚さｔが２ｍｍの平角線を用い、巻き始めの第一の
引き出し部１ａを残して、幅Ｗの面を接するように、ま
た、一方の厚さｔの面が外周面となり、他方の厚さｔ’
の面が内周面となるように、厚さ方向に巻き回し、積層
して、同心円からなる第一の巻線部２ａを形成した後、
連続して、巻き方を逆巻きにしながら、８の字を描くよ
うに、前記第一の巻線部２ａと合同な同心円からなる第
二の巻線部２ｂを形成し、巻き終わりとして第二の引き
出し部１ｂを引き出し、巻き始めの第一の引き出し部１
ａと巻き終わりの第二の引き出し部１ｂとの長手方向の
中心軸を、第一及び第二の巻線部２ａ，２ｂの中心軸を
結ぶ直線７上にあるようにし、かつ、第一及び第二の引
き出し部１ａと１ｂとを、互いに逆向きにし、前記中心
軸６ａ，６ｂを結ぶ直線７に対して対称な同心円からな
る第一及び第二の巻線部２ａ，２ｂを構成したものであ
る。
型コイルは、表面に絶縁処理の施された幅ｗが１０ｍ
ｍ、厚さｔが２ｍｍの平角線を用い、巻き始めの第一の
引き出し部１ａを残して、幅Ｗの面を接するように、ま
た、一方の厚さｔの面が外周面となり、他方の厚さｔ’
の面が内周面となるように、厚さ方向に巻き回し、積層
して、同心円からなる第一の巻線部２ａを形成した後、
連続して、巻き方を逆巻きにしながら、８の字を描くよ
うに、前記第一の巻線部２ａと合同な同心円からなる第
二の巻線部２ｂを形成し、巻き終わりとして第二の引き
出し部１ｂを引き出し、巻き始めの第一の引き出し部１
ａと巻き終わりの第二の引き出し部１ｂとの長手方向の
中心軸を、第一及び第二の巻線部２ａ，２ｂの中心軸を
結ぶ直線７上にあるようにし、かつ、第一及び第二の引
き出し部１ａと１ｂとを、互いに逆向きにし、前記中心
軸６ａ，６ｂを結ぶ直線７に対して対称な同心円からな
る第一及び第二の巻線部２ａ，２ｂを構成したものであ
る。
【００１２】前記第一及び第二の引き出し部１ａ，１ｂ
を直線上に存在させるための折り曲げは、前記引き出し
部の折り曲げ部分の両側を固定する治具によって、簡単
に行うことができる。
を直線上に存在させるための折り曲げは、前記引き出し
部の折り曲げ部分の両側を固定する治具によって、簡単
に行うことができる。
【００１３】図２に示すように、本発明の平角線めがね
型コイルを用いた電子部品、例えば、チョークコイル
は、分割型閉磁路磁芯３の脚部４を、平角線めがね型コ
イル２の第一及び第二の巻線部２ａ，２ｂの内側に挿入
し、２個の前記分割型閉磁路磁芯３を向かい合わせて、
脚部４の接合面を接合させ形成したものである。
型コイルを用いた電子部品、例えば、チョークコイル
は、分割型閉磁路磁芯３の脚部４を、平角線めがね型コ
イル２の第一及び第二の巻線部２ａ，２ｂの内側に挿入
し、２個の前記分割型閉磁路磁芯３を向かい合わせて、
脚部４の接合面を接合させ形成したものである。
【００１４】平角線めがね型コイル２の第一及び第二の
引き出し部１ａ，１ｂは、前述のように、左右対称に反
対方向に引き出されているため、引き出し線の方向を考
慮せず、容易に組み立てることができる。
引き出し部１ａ，１ｂは、前述のように、左右対称に反
対方向に引き出されているため、引き出し線の方向を考
慮せず、容易に組み立てることができる。
【００１５】Ｌ字形の接続金具５は、同形状のものを使
用するため、部品の共通化がはかれ、コストも安くでき
る。また、前記Ｌ字形の接続金具５の接続に間違いを起
こすこともなくなり、作業性もよくなる。
用するため、部品の共通化がはかれ、コストも安くでき
る。また、前記Ｌ字形の接続金具５の接続に間違いを起
こすこともなくなり、作業性もよくなる。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、作業性のよい、平角線
めがね型コイルを提供でき、それを用いることによっ
て、引き出し線の方向を考慮せずに容易に組み立てるこ
とができ、かつ、部品の共通化ができ、コストも安くで
きる電子部品を提供できた。
めがね型コイルを提供でき、それを用いることによっ
て、引き出し線の方向を考慮せずに容易に組み立てるこ
とができ、かつ、部品の共通化ができ、コストも安くで
きる電子部品を提供できた。
【図１】本発明の平角線めがね型コイルを示す説明図で
あり、図１（ａ）は、その正面図、図１（ｂ）は、その
斜視図。
あり、図１（ａ）は、その正面図、図１（ｂ）は、その
斜視図。
【図２】本発明の平角線めがね型コイルを用いたチョー
クコイルを示す斜視図。
クコイルを示す斜視図。
【図３】従来の平角線めがね型コイルを示す正面図。
１ａ，８ａ 第一の引き出し部 １ｂ，８ｂ 第二の引き出し部 ２ 平角線めがね型コイル ２ａ，１１ａ 第一の巻線部 ２ｂ，１１ｂ 第二の巻線部 ３ 分割型閉磁路磁芯 ４ 脚部 ５ Ｌ字形の接続金具 ６ａ，６ｂ，９ａ，９ｂ 中心軸 ７，１０ （中心軸を結ぶ）直線 １２ 平角線 ｔ，ｔ’ 厚さ ｗ 幅 θ 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０１Ｆ 37/00 4230−5Ｅ Ｈ０１Ｆ 15/10 Ｑ
Claims (3)
- 【請求項１】 表面に絶縁処理した１本または複数本の
平角線の巻き始めの第一の引き出し部を残して、厚さ方
向に巻き回して積層した後、８の字を描くように巻き方
向を逆転させて、同じ巻数を巻き回して積層し、巻き終
わりとして第二の引き出し部を形成したトランス・コイ
ル用の平角線めがね型コイルにおいて、前記平角線を長
手方向に広い面を接するように厚さ方向に巻き回し積層
して、同心円からなる第一の巻線部を形成し、連続し
て、巻き方向を逆転させて、前記第一の巻線部と合同な
同心円からなる第二の巻線部を形成し、前記第一の引き
出し部と第二の引き出し部との長手方向の中心軸を、前
記の同心円の中心軸上に有し、かつ、第一及び第二の引
き出し部とが、互いに逆向きになり、前記中心軸を結ぶ
直線に対して対称な同心円からなることを特徴とする平
角線めがね型コイル。 - 【請求項２】 請求項１記載の平角線めがね型コイルに
おいて、前記平角線の第一の引き出し部と第二の引き出
し部の長さが同一であることを特徴とする平角線めがね
型コイル。 - 【請求項３】 請求項１又は２いずれか記載の平角線め
がね型コイルを用いたことを特徴とする電子部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20767795A JPH0935949A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 平角線めがね型コイル及びそれを用いた電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20767795A JPH0935949A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 平角線めがね型コイル及びそれを用いた電子部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0935949A true JPH0935949A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16543748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20767795A Pending JPH0935949A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 平角線めがね型コイル及びそれを用いた電子部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0935949A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009252900A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトルおよびリアクトル用コイル |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP20767795A patent/JPH0935949A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009252900A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトルおよびリアクトル用コイル |
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