JPH0955323A - コモンモードチョークコイル - Google Patents
コモンモードチョークコイルInfo
- Publication number
- JPH0955323A JPH0955323A JP22754395A JP22754395A JPH0955323A JP H0955323 A JPH0955323 A JP H0955323A JP 22754395 A JP22754395 A JP 22754395A JP 22754395 A JP22754395 A JP 22754395A JP H0955323 A JPH0955323 A JP H0955323A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- winding
- common mode
- spectacle
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 巻数を増やすことができ、インダクタンスが
大きくとれ、高い信頼性がある上、小型のコモンモード
チョークコイルを提供すること。 【解決手段】 銅線を逆向きに巻回して形成した二つの
巻線部からなる第1のめがね形コイル2の巻線部のそれ
ぞれに、前記第1のめがね形コイル2と形状が同じで、
前記巻線部より小さい内径の巻線部からなる第2のめが
ね形コイル3の巻線部のそれぞれを挿入し、前記第1の
めがね形コイル2の内部に、前記第2のめがね形コイル
3を包含させ、重なり合った巻線部に、二つのU字形の
フェライトコア1の磁脚11を挿入する。
大きくとれ、高い信頼性がある上、小型のコモンモード
チョークコイルを提供すること。 【解決手段】 銅線を逆向きに巻回して形成した二つの
巻線部からなる第1のめがね形コイル2の巻線部のそれ
ぞれに、前記第1のめがね形コイル2と形状が同じで、
前記巻線部より小さい内径の巻線部からなる第2のめが
ね形コイル3の巻線部のそれぞれを挿入し、前記第1の
めがね形コイル2の内部に、前記第2のめがね形コイル
3を包含させ、重なり合った巻線部に、二つのU字形の
フェライトコア1の磁脚11を挿入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、民生用や産業用電
子機器等に使用されるコモンモードチョークコイルに関
するものである。
子機器等に使用されるコモンモードチョークコイルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】コモンモードチョークコイルは、スイッ
チング電源等の電子機器の電源ラインに挿入され、電磁
ノイズを抑制する電子部品として使用されている。従
来、この種のコモンモードチョークコイルには、トロイ
ダル型の磁気コアが用いられていた。
チング電源等の電子機器の電源ラインに挿入され、電磁
ノイズを抑制する電子部品として使用されている。従
来、この種のコモンモードチョークコイルには、トロイ
ダル型の磁気コアが用いられていた。
【0003】そのため、巻線は、作業に時間と労力がか
かる手作業か、あるいは、高価で、特殊な巻線機を使用
して行わなければならず、コスト高になるという問題が
あった。
かる手作業か、あるいは、高価で、特殊な巻線機を使用
して行わなければならず、コスト高になるという問題が
あった。
【0004】上記の問題点を改善するため、U字形のフ
ェライトコアを使用したコモンモードチョークコイル
が、特願平5−34434に提案されている。即ち、図
4に示すように、板状の導体線を二つの巻線部が磁路に
対して同じ方向になるように、8の字状に一層巻きし、
コイル4を形成し、図3に示すように、これらのコイル
4にU字形のフェライトコア6の磁脚16をそれぞれ挿
入し、磁脚16の接合面を接合して閉磁路を形成したコ
モンモードチョークコイルが提案されている。
ェライトコアを使用したコモンモードチョークコイル
が、特願平5−34434に提案されている。即ち、図
4に示すように、板状の導体線を二つの巻線部が磁路に
対して同じ方向になるように、8の字状に一層巻きし、
コイル4を形成し、図3に示すように、これらのコイル
4にU字形のフェライトコア6の磁脚16をそれぞれ挿
入し、磁脚16の接合面を接合して閉磁路を形成したコ
モンモードチョークコイルが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このコモンモードチョ
ークコイルでは、板状の導体線を使用しているので、空
間のない整列巻きができ、巻線の占有率が向上する上、
巻線機による自動巻きができるようになった。
ークコイルでは、板状の導体線を使用しているので、空
間のない整列巻きができ、巻線の占有率が向上する上、
巻線機による自動巻きができるようになった。
【0006】しかし、更に、インダクタンスを大きくし
ようとした場合、巻数を増加させなければならないた
め、このままのコイルの形状では、フェライトコアの磁
脚部を逆に長くしなければならない等、チョークコイル
自体が大きくなるという欠点があった。
ようとした場合、巻数を増加させなければならないた
め、このままのコイルの形状では、フェライトコアの磁
脚部を逆に長くしなければならない等、チョークコイル
自体が大きくなるという欠点があった。
【0007】本発明は、これらの欠点を除去し、巻数を
増やすことができ、インダクタンスが大きくとれる、高
い信頼性がある上、小型のコモンモードチョークコイル
を提供することにある。
増やすことができ、インダクタンスが大きくとれる、高
い信頼性がある上、小型のコモンモードチョークコイル
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、他方の巻線部
の巻回方向に対して互いに逆向きになるように銅線を巻
回して形成した筒状の二つの巻線部からなる第1のめが
ね形コイルの巻線部の内筒に、前記第1のめがね形コイ
ルと形状が同じで、前記巻線の内径より小さい外径の巻
線部からなる第2のめがね形コイルの巻線部のそれぞれ
を挿入し、前記第1のめがね形コイルの内部に、前記第
2のめがね形コイルを包含させ、重なり合った巻線部
に、U字形のフェライトコアの磁脚を相対向して挿入突
合せてなることを特徴とするコモンモードチョークコイ
ルである。
の巻回方向に対して互いに逆向きになるように銅線を巻
回して形成した筒状の二つの巻線部からなる第1のめが
ね形コイルの巻線部の内筒に、前記第1のめがね形コイ
ルと形状が同じで、前記巻線の内径より小さい外径の巻
線部からなる第2のめがね形コイルの巻線部のそれぞれ
を挿入し、前記第1のめがね形コイルの内部に、前記第
2のめがね形コイルを包含させ、重なり合った巻線部
に、U字形のフェライトコアの磁脚を相対向して挿入突
合せてなることを特徴とするコモンモードチョークコイ
ルである。
【0009】本発明では、内径の異なる2個のめがね形
コイルを用い、第1のめがね形コイルの内側に、形状が
同じで、巻線部の内径の小さな第2のめがね形コイルを
配置して、多層巻きが可能な構造としたことにより、磁
路方向に対してめがね形コイルの巻線部の占める長さ
は、ほぼコイル1個分と同じになる。そのため、2個の
U字形のフェライトコアの磁脚を短くできる。従って、
2個のU字形のフェライトコアで作る磁路長が短くな
り、従来と同じ巻数でも、インダクタンスが大きいコモ
ンモードチョークコイルが得られる。
コイルを用い、第1のめがね形コイルの内側に、形状が
同じで、巻線部の内径の小さな第2のめがね形コイルを
配置して、多層巻きが可能な構造としたことにより、磁
路方向に対してめがね形コイルの巻線部の占める長さ
は、ほぼコイル1個分と同じになる。そのため、2個の
U字形のフェライトコアの磁脚を短くできる。従って、
2個のU字形のフェライトコアで作る磁路長が短くな
り、従来と同じ巻数でも、インダクタンスが大きいコモ
ンモードチョークコイルが得られる。
【0010】又、第1のめがね形コイルの内側に、巻線
部の内径の小さい第2のめがね形コイルを挿入して、第
1のめがね形コイルで第2のめがね形コイルを包含する
構造であるため、比較的容易に組み立てることができ
る。
部の内径の小さい第2のめがね形コイルを挿入して、第
1のめがね形コイルで第2のめがね形コイルを包含する
構造であるため、比較的容易に組み立てることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
て、図面を用いて説明する。
【0012】図1は、本発明によるコモンモードチョー
クコイルを示す斜視図である。図2は、本発明のコモン
モードチョークコイルの分解斜視図である。
クコイルを示す斜視図である。図2は、本発明のコモン
モードチョークコイルの分解斜視図である。
【0013】本発明のコモンモードチョークコイルは、
図2に示すように、第1のめがね形コイル2と、第2の
コイル3と、U字形のフェライトコア1とから構成され
る。
図2に示すように、第1のめがね形コイル2と、第2の
コイル3と、U字形のフェライトコア1とから構成され
る。
【0014】第1のめがね形コイル2は、銅線を、ま
ず、引き出し線12を残して、筒状に巻回し、折り返し
巻回して、二重の巻線部を1個形成した後、その端部
を、最初に形成した巻線部の巻回方向とは逆向きに、即
ち、電流を流した際、各々の巻線部が作る磁界が、同一
方向の閉磁路を形成する向きに、最初に形成した巻線部
と同じ巻数となるよう巻回し、更に、折り返し巻回し
て、2個めの二重の巻線部を形成し、その端部を引き出
し線12としたものである。
ず、引き出し線12を残して、筒状に巻回し、折り返し
巻回して、二重の巻線部を1個形成した後、その端部
を、最初に形成した巻線部の巻回方向とは逆向きに、即
ち、電流を流した際、各々の巻線部が作る磁界が、同一
方向の閉磁路を形成する向きに、最初に形成した巻線部
と同じ巻数となるよう巻回し、更に、折り返し巻回し
て、2個めの二重の巻線部を形成し、その端部を引き出
し線12としたものである。
【0015】又、第2のめがね形コイル3は、第1のめ
がね形コイル2と形状、及び巻回方向が同じで、第1の
めがね形コイル2の巻線部の内径より小さく形成したも
のである。
がね形コイル2と形状、及び巻回方向が同じで、第1の
めがね形コイル2の巻線部の内径より小さく形成したも
のである。
【0016】本発明のコモンモードチョークコイルは、
次のように組み立てられる。第1のめがね形コイルの内
側に、第2のめがね形コイルを挿入して、第2のめがね
形コイルが包含されるように配置し、その後、フェライ
トコア1の磁脚11を重なり合った巻線部に挿入し、磁
脚11の接合面を接合させて、図1に示す本発明のコモ
ンモードチョークコイルが製造される。
次のように組み立てられる。第1のめがね形コイルの内
側に、第2のめがね形コイルを挿入して、第2のめがね
形コイルが包含されるように配置し、その後、フェライ
トコア1の磁脚11を重なり合った巻線部に挿入し、磁
脚11の接合面を接合させて、図1に示す本発明のコモ
ンモードチョークコイルが製造される。
【0017】なお、本実施例では、断面が円型の銅線を
用いたが、角型の銅線を用いた方が、銅線どうしが密着
するため、より好ましい。
用いたが、角型の銅線を用いた方が、銅線どうしが密着
するため、より好ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明は、巻数を増やすことができ、イ
ンダクタンスが大きくとれる、高い信頼性がある上、小
型のコモンモードチョークコイルを提供することができ
た。
ンダクタンスが大きくとれる、高い信頼性がある上、小
型のコモンモードチョークコイルを提供することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコモンモードチョークコイルの斜
視図。
視図。
【図2】本発明によるコモンモードチョークコイルの分
解斜視図。
解斜視図。
【図3】従来のコモンモードチョークコイルの斜視図。
【図4】従来のコモンモードチョークコイルに用いられ
るめがね形コイルの斜視図。
るめがね形コイルの斜視図。
1,6 フェライトコア 2 第1のめがね形コイル 3 第2のめがね形コイル 4 めがね形コイル 12,13,14 引き出し線 11,16 磁脚
Claims (1)
- 【請求項1】 他方の巻線部の巻回方向に対して互いに
逆向きになるように銅線を巻回して形成した筒状の二つ
の巻線部からなる第1のめがね形コイルの巻線部の内筒
に、前記第1のめがね形コイルと形状が同じで、前記巻
線の内径より小さい外径の巻線部からなる第2のめがね
形コイルの巻線部のそれぞれを挿入し、前記第1のめが
ね形コイルの内部に、前記第2のめがね形コイルを包含
させ、重なり合った巻線部に、U字形のフェライトコア
の磁脚を相対向して挿入突合せてなることを特徴とする
コモンモードチョークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22754395A JPH0955323A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | コモンモードチョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22754395A JPH0955323A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | コモンモードチョークコイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0955323A true JPH0955323A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16862552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22754395A Pending JPH0955323A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | コモンモードチョークコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0955323A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102655044A (zh) * | 2011-03-04 | 2012-09-05 | 三星电机株式会社 | 扼流线圈 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP22754395A patent/JPH0955323A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102655044A (zh) * | 2011-03-04 | 2012-09-05 | 三星电机株式会社 | 扼流线圈 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI395238B (zh) | Magnetic parts | |
JP2007184509A (ja) | インダクター | |
US5422619A (en) | Common mode choke coil | |
JPH0955323A (ja) | コモンモードチョークコイル | |
JPH0555048A (ja) | コイル装置 | |
JPH08107021A (ja) | トランス | |
JPH0334900Y2 (ja) | ||
JPH06231985A (ja) | コモンモードチョークコイル | |
JPH11297545A (ja) | 給電用チョークコイル | |
JPH10208956A (ja) | 高圧トランス | |
JP2001250728A (ja) | トランス | |
JPH07220932A (ja) | コイル素子およびそのモジュール | |
JP7431406B2 (ja) | 三相用コモンモードチョークコイル | |
JP4603728B2 (ja) | 磁心及びコイル部品 | |
JP2002305422A (ja) | 電力線用フィルタ | |
JP3409009B2 (ja) | スイッチングトランス | |
JPS6290911A (ja) | バランコイル | |
JPH01110714A (ja) | 小型トランス・コイル | |
WO1992017892A1 (en) | Inductor | |
JP2006202904A (ja) | インダクタンス素子 | |
JP2000216033A (ja) | コモンモ―ドチョ―クコイル | |
JP3085122B2 (ja) | チョークコイル | |
JP3054397U (ja) | コイル用ボビン及びトランスケース並びにトランス | |
JPH0635457Y2 (ja) | コモンモードチョークコイル | |
JPH01115108A (ja) | 可変インダクタンス・コイル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050404 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050614 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |