JPH093378A - 複合画像形成装置 - Google Patents

複合画像形成装置

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JPH093378A
JPH093378A JP17388095A JP17388095A JPH093378A JP H093378 A JPH093378 A JP H093378A JP 17388095 A JP17388095 A JP 17388095A JP 17388095 A JP17388095 A JP 17388095A JP H093378 A JPH093378 A JP H093378A
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JP
Japan
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ink
image forming
recording
general formula
forming apparatus
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Application number
JP17388095A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Sakaizawa
勝弘 境澤
Yukihiro Ozeki
行弘 大関
Kiyonari Ogawa
研也 小川
Yasunori Kono
康則 児野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成方式の異なる複数の画像形成手段を
有し、転写不良による濃度低下防止、感光ドラムへのイ
ンク付着防止、感光ドラムへの巻き付きジャム防止、定
着器でのオフセット防止及び定着器での紙シワの発生の
防止をすることが出来、且つ高品質の画像を形成するこ
とが出来る画像形成装置の提供。 【構成】 画像形成方式の異なる複数の画像形成手段を
有する複合画像形成装置において、少なくとも一つの画
像形成手段が、その記録手段が信号に応じてインクを吐
出して記録を行うインクジェット方式であり、該インク
ジェット方式で使用するインクが、染料、液媒体及び下
記(a)〜(c)の各成分を含有することを特徴とする
複合画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成方式の異なる
複数の画像形成手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等の像形成装置
はオフィス等での使用頻度が高く、従来から画像品位や
記録スピードの向上が図られている。そして近年ではカ
ラー技術の導入により、カラー複写機やプリンタ等の需
要が高まっている。しかし、カラー記録は単色記録に比
べて価格的に高くなり、又、記録スピードも遅くなる。
そこで、最近では異なる画像形成手段を組み合わせたカ
ラー複写機やプリンタが提案されている(例えば、特開
平4−332666)。異なる画像形成手段を組み合わ
せた画像形成装置の構造を例示すると、図3に示す様に
複数のインクジェットヘッド56によってカラー記録を
行うインクジェット記録方式による画像形成手段Cと、
感光ドラム50の周囲に帯電器51や露光器52、現像
器53、転写器54、クリーニング手段60等を配置し
て、記録媒体59に転写したトナーを熱定着器55によ
って定着する電子写真方式による画像形成手段Dとを組
み合わせて、画像形成手段Cから画像形成手段Dへと記
録媒体59が搬送され、画像形成手段Dで画像形成した
後、排出部58に排紙する様にした装置がある。
【0003】前記装置にあっては、カラー記録の場合は
画像形成手段Dを使用してインクジェット記録方式の長
所である安価なカラー画像を得る。一方、白黒記録の場
合には画像形成手段Cを使用して電子写真方式の長所で
ある高速及び高品位の画像を得る。この様にすることに
より、カラー記録については電子写真方式によるカラー
画像形成装置に比べて低価格で、又、白黒記録に対して
はインクジェット記録方式による画像形成装置よりも高
品位で且つ高速記録が可能な装置が提供されることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
カラー画像の記録手段であるインクジェット方式におい
て、これまでのインクをそのままカラー記録用のインク
とした場合、以下に示す様な不具合が生じる。 (1)転写紙上にインク滴を有する箇所(インクジェッ
ト方式で画像形成された領域)に、電子写真方式で画像
形成して感光ドラム上のトナー画像を転写紙上に転写し
ようとした場合、インク滴による紙の抵抗低下により、
トナー画像の転写効率が極端に低下し、トナー画像が転
写紙上に転写されず濃度低下を発生させる、所謂転写不
良が生じる。
【0005】(2)上記現象が更にひどい場合には、転
写紙上に形成されたインク滴が感光ドラムに付着してし
まい、ドラム汚染を引き起こす。該インク滴が感光ドラ
ムに付着すると感光ドラムを帯電することが出来なかっ
たり、露光器による露光を遮ったりする等、その後の画
像形成に悪影響を及ぼす。 (3)インクジェット方式によって転写紙上に画像形成
された領域が広い場合には、インク滴の水分により転写
紙が感光ドラムに巻きついてしまい、所謂「巻きつきジ
ャム」が発生した。
【0006】(4)インクジェット方式によって転写紙
上に画像形成された領域が広い場合には、定着器により
転写紙上にシワが発生したり、インク滴が定着ローラに
付着し、次に搬送された転写紙にインク滴が再付着して
しまう、所謂オフセットといわれる画像欠陥を発生させ
るおそれがあった。以上の問題に対して、コート紙と呼
ばれるインクの吸水性の良好な専用の被記録材をカラー
記録用として使用することで上記問題を抑制しようとし
てきたが、使用環境によっては上記問題が発生してしま
い、上記不具合を完全に防止することは難しい状態であ
った。
【0007】又、pHを強アルカリにしたインクを用い
て記録を行う方法(例えば、特開昭56−57862号
公報)、特定の界面活性剤を添加したインクを用いて記
録を行う方法(例えば、特開昭56−5871号公
報)、多量の界面活性剤を添加したインクを用いて記録
を行う方法(例えば、特開昭55−29546号公報)
等を試みたが、これらのインクを使用した場合でも必ず
しも上記問題は解決されない状態であった。従って、本
発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、画像形
成方式の異なる複数の画像形成手段を有し、且つ高品質
の画像を形成することが出来る画像形成装置を提供する
ことである。
【0008】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、画像形成方式の
異なる複数の画像形成手段を有する複合画像形成装置に
おいて、少なくとも一つの画像形成手段が、その記録手
段が信号に応じてインクを吐出して記録を行うインクジ
ェット方式であり、該インクジェット方式で使用するイ
ンクが、染料、液媒体及び下記(a)〜(c)の各成分
を含有することを特徴とする複合画像形成装置である。 (a)含有量が0.1〜20重量%の範囲である下記
[一般式1]で表される高級アルコールのエチレンオキ
サイド付加物、下記[一般式2]で表されるアルキルフ
ェノールのエチレンオキサイド付加物、下記[一般式
3]で表されるエチレンオキサイド−プロピレンオキサ
イド共重合体、及び下記[一般式4]で表されるアセチ
レングリコールのエチレンオキサイド付加物の少なくと
も一種、(b)チオジグリコール、(c)尿素又はその
誘導体
【0009】[一般式1] (Rはアルキル基であり、nは整数である。) [一般式2] (Rはアルキル基であり、nは整数である。) [一般式3] (Rはアルキル基又は水素であり、n及びl(エル)は
整数である。)
【0010】[一般式4] (m及びnは整数である。)
【0011】
【作用】前記インクを使用する複合画像形成装置を用い
ることによって、(1)転写不良による濃度低下、
(2)感光ドラムへのインク付着、(3)感光ドラムへ
の巻き付きジャム、(4)定着器でのオフセット、
(5)定着器での紙シワ、等の不具合を防止することが
出来る。
【0012】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を示す添付
図面に基づいて本発明を具体的に説明すると共に、比較
例を挙げて本発明の複合画像形成装置が優れていること
を明らかにする。インクジェット装置を複合した画像形
成装置において、感光ドラムへの転写紙の巻き付き、イ
ンク付着、極端な転写不良、オフセット等の前記問題点
が発生せず、カラー・モノクロ混在画像を得る為に鋭意
研究の結果、インク中に、高級アルコールのエチレンオ
キサイド付加物、アルキルフェノールのエチレンオキサ
イド付加物、多価アルコールのエチレンオキサイド付加
物、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物
等のエチレンオキサイド付加型の非イオン性界面活性剤
を添加することが非常に有効であるという結果に至っ
た。
【0013】これらのエチレンオキサイド付加型非イオ
ン性界面活性剤が感光ドラムへのインク滴の付着防止及
びオフセット防止に有効である理由については以下の様
に推察される。即ち、感光ドラムへのインク滴の付着、
オフセット等の悪化の要因は、インク滴の転写紙への浸
透性、つまり濡れ性であると考えられる。転写紙のなか
でも普通紙は表面の繊維の密度が一様でなく、繊維が密
なところではインクの定着が遅くなる為に、転写紙表面
のインク滴は未乾燥となり、感光ドラムへのインク滴の
付着やオフセットが発生する。ところが転写紙に対する
インクの濡れ性が良好であると、最早紙の繊維の密度に
よるインクの定着の選択性はなくなり、感光ドラムへの
インク滴の付着やオフセットがなくなると考えられる。
【0014】この様な濡れ性は、インクと被記録材との
界面での相互作用に密接な関係があると考えられる。界
面活性剤の添加により、一般にインクと被記録材との間
の界面張力は減少し、インクの被記録材に対する濡れ性
は良好になる。おそらく、エチレンオキサイドが付加し
た非イオン性界面活性剤を使用すると、界面活性剤の親
水部のエチレンオキサイドが被記録材に配向し、且つ相
互作用をすることで、特異的に均一な濡れ性が発現する
と考えられる。但し、イオン性の界面活性剤等の他の界
面活性剤では、親水部と転写紙とのなじみが小さい為に
上記効果が現れないと考えられる。これらのエチレンオ
キサイド付加型非イオン性界面活性剤のインク中への添
加量は0.1〜20重量%、更に好ましくは0.1〜5
重量%である。0.1重量未満では濡れ性が十分でな
く、20重量を越えると最早それ以上の効果が得られな
い為に、コスト及びインクとしての信頼性等に対して不
利である為である。
【0015】本発明で使用するエチレンオキサイド付加
型非イオン性界面活性剤の親水部であるエチレンオキサ
イドの付加数としては、エチレンオキサイドの被記録材
へのなじみの程度や配向性を考慮すると、前記式におい
てn又はn+mの値としては、4〜20、更に好ましく
は4〜10である。n又はn+mが4より小さい場合に
は、本発明の効果を十分発揮するのに必要な量までの溶
解性にやや劣るところがある。又、n又はn+mが20
より大きくなった場合は使用量が多くなるだけで必ずし
も効果的とはいえず、記録ヘッドからのインクの吐出安
定性がやや劣る様になる。
【0016】次に上述のエチレンオキサイド付加型非イ
オン性界面活性剤を使用するときの液媒体成分について
述べる。本発明で使用するエチレンオキサイド付加型非
イオン性界面活性剤は、一般的にやや粘度が高く、イン
クジェット方式、次いで電子写真方式で画像形成後、転
写直後の感光ドラムと転写紙の分離性という観点から
は、転写紙が感光ドラムに吸着し易いので不良な化合物
である。そこで転写紙の分離性を向上させる水溶性有機
溶剤について検討したところ、チオジグリコールが良好
であるという結果に至った。分離性の不良は、インク滴
が転写紙に着弾後、インク滴の水分の蒸発、転写紙への
吸水により粘度が上昇する為に引き起こされると考えら
れるが、チオジグルコールを使用することにより、この
様な粘度上昇が他の溶剤と比較して小さい為に分離性が
向上したと推察される。しかしながら、チオジグリコー
ルだけでは、分離性という観点からは不十分であり、更
に検討を行った結果、チオジグリコールと尿素又はその
誘導体と併用することで飛躍的に分離性が良化すること
を発見した。
【0017】この理由については、おそらくチオジグリ
コールと尿素又はその誘導体との作用によって特異的に
粘度上昇が抑えられ、又、染料の溶解状態が良化する為
であると考えられる。これらのチオジグリコールや尿素
誘導体・チオ尿素誘導体のインク中における含有量はそ
れぞれ1〜30重量%であることが望ましい。本発明で
使用される水の量については、好ましくは50〜85重
量の範囲であり、更に好ましくは55〜75重量の範囲
である。先ず、50重量未満の場合は、インクとしての
粘度が相対的に高くなり、チオジグリコールと尿素又は
その誘導体とを併用しても吐出性がやや悪くなる傾向に
ある。更に、85重量を越える場合は、本発明で使用す
るエチレンオキサイド付加型非イオン性界面活性剤にお
ける親水部であるエチレンオキサイドが、かなり自由に
なる為に、被記録材への配向性が悪くなってしまい、均
一性にやや劣る様になってしまう。
【0018】更に、本発明のインクを形成する水溶性有
機溶媒としては、例えば、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール
類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6
−ヘキサントリオール、ヘキシレングリコール、ジエチ
レングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子
を含むアルキレングリコール類;グリセリン;エチレン
グリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチ
ル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモ
ノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの
低級アルキルエーテル類;メチルアルコール、エチルア
ルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコ
ール、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコ
ール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール等のア
ルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等
のケトン又はケトンアルコール類;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類;N−メチル−2−ピロ
リドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン等の含窒素複素環式ケトン類等があげられ
る。
【0019】これらの水溶性有機溶剤は、前述した感光
ドラムへのインク滴の付着やオフセット分離性を悪化さ
せない量で含有することが出来る。望ましい溶剤として
は、エチレングリコール、トリエチレングリコール、ヘ
キシレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリ
ン、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、シク
ロヘキサノール等であり、又、インク中におけるその含
有量は1〜15重量であることが望ましい。
【0020】本発明において使用する染料は、直接染
料、酸性染料、反応染料、分散染料、建染染料等が挙げ
られる。これら染料の含有量は液媒体成分の種類、イン
クに要求される特性等に依存して決定されるが、一般に
はインク全重量に対して0.5〜15重量%、好ましく
は1〜7重量%の範囲とされる。本発明で使用するイン
クの主成分は以上の通りであるが、その他にポリビニル
アルコール、セルロース類、水溶性樹脂等の粘度調整
剤;ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、緩衝
液等のpH調整剤、防カビ剤等を本発明の目的を妨げな
い範囲において必要に応じて添加することが出来る。
又、インクを帯電させるタイプのインクジェット記録方
法に使用されるインクを調合する為には、塩化リチウ
ム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩等の
比抵抗調整剤が添加される。
【0021】本発明で使用するインクは、熱エネルギー
の作用により液滴を吐出させて記録を行うインクジェッ
ト記録装置にとりわけ好適に用いられるが、他のインク
ジェット記録装置に対しても使用出来るのはいうまでも
ない。従って本発明の複合画像形成装置におけるインク
ジェット記録装置も特に限定されない。次いで本発明に
好適な複数の画像形成手段を有する複合画像形成装置に
ついて説明する。図1に本発明の1実施例の断面図を、
図2にインクジェット記録方式の画像形成説明図を示
す。
【0022】図1において、複合画像形成装置27のA
は、第一の画像形成手段であり、カラー画像が出力可能
なインクジェット方式の画像形成装置である。Bは第二
の画像形成手段であり、白黒画像が出力可能な電子写真
方式の画像形成装置とした。第一及び第二の画像形成手
段の構成を以下に説明する。 (第一の画像形成手段Aの構成)第一の画像形成手段A
は、主にカラー記録を行う為のものであり、その構成は
図1及び図2に示す様に、記録媒体Pを給紙カセット1
からピックアップローラ2及び搬送ローラ対12a、1
2bによって後述する記録手段へ搬送し、増分移動で画
像形成後の記録媒体Pを排出ローラ対13a、13bに
よって第二の画像形成手段Bに搬送する様に構成してい
る。
【0023】ここで前記記録手段は、記録ヘッド16か
らインクを吐出して記録するインクジェット記録方式を
用いている。即ち、この記録ヘッド16は微細な液体吐
出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設けら
れるエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用さ
せる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段
を備えている。前記エネルギーを発生するエネルギー発
生手段としては、ピエゾ素子等の電気機械変換体を用い
た記録手段、レーザー等の電磁波を照射して発熱させ、
該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発生手
段を用いた記録手段、或いは発熱抵抗体を有する発熱素
子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出
させるエネルギー発生手段を用いた記録手段等がある。
【0024】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成する為
の液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することが
出来る為に高解像度の記録をすることが可能である。そ
の中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段として用い
た記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且つ最近
の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が著し
いIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用す
ることが出来、高密度実装化が容易で、製造コストも安
価なことから有利である。
【0025】前記記録手段は、図2に示す様に、記録ヘ
ッド16は複数配列のインク吐出口を矢印a方向に有し
ており、シアンC、マゼンタM、イエローY及びブラッ
クBkのそれぞれの色インク用ヘッドから構成されてい
る。各々のインクは、インク供給チューブ17を介して
インクタンク18より各記録ヘッド16へ供給される。
この記録ヘッド16はキャリッジ19に搭載されてお
り、キャリッジ19は駆動プーリ20aと従動プーリ2
0b間に張設されたベルト21の一部に固定され、図示
しないガイドに沿って図2の矢印b方向へ高精度で駆動
される。インクタンク18は駆動プーリ22aと従動プ
ーリ22b間に張設されたベルト23の一部に固定さ
れ、記録ヘッド16と同様に図示しないガイドに沿って
矢印b方向に移動可能である。記録ヘッド16が図示し
ないガイドに沿って矢印b方向に25.4mm移動する
間に、一つの液体吐出口は300回インクを吐出可能で
ある。インク供給チューブ17に加わるストレスを解消
し、キャリッジ19とは別駆動とすることによって、比
較的重量体であるインクタンク18を移動させることで
発生する振動等の記録ヘッド16側への伝播経路を断っ
ている。
【0026】記録媒体Pは、搬送ローラ対12a、12
bと排出ローラ対13a、13bで挟持され、両ローラ
対12a、12bと13a、13b間で記録ヘッド16
による記録が行われる。尚、排出ローラ対13a、13
bの搬送速度は搬送ローラ対12a、12bの搬送速度
よりもやや大きくなる様に設定してあり、両ローラ対1
2a、12bと13a、13b間で記録媒体Pが平面を
保つ様に構成されている。前記記録媒体Pが平面を保つ
様にする為に、平面部を有するプラテン24に記録媒体
Pを静電吸着やエアによる吸引吸着を行う様にしてもよ
い。そして停止している記録媒体Pに対して、画像信号
に応じて記録ヘッド16による記録が記録媒体Pの左端
側より開始され、記録ラインLの様に行われて右端まで
達し、一行分の記録が終了するとキャリッジ19とイン
クタンク18が左端まで戻る。この間に記録媒体Pは一
行分の長さl(エル)だけ図2の矢印a方向に搬送ロー
ラ対12a、12b及び排出ローラ対13a、13bに
よって送られ再び停止する。この様な動作を繰り返して
記録媒体Pにカラー記録が行われる。
【0027】(第二の画像形成手段Bの構成)図1にお
いて、第二の画像形成手段Bは、主に白黒記録を行う為
のものであり、後述する記録手段によって、画像情報に
基づいた光像を照射して像担持体である感光ドラム7
(φ30mm)に現像剤(以下「トナー」という)の像
を形成する。そして前記トナー像の形成と同期して、第
一の画像形成手段Aで画像形成された記録媒体Pをガイ
ド部材G1、搬送ローラ対3a、3b、ガイド部材G2
等からなる搬送手段で連続搬送し、且つ記録手段におい
て、前記感光ドラム7に形成したトナー像を転写手段と
しての転写帯電器4に電圧印加することによって記録媒
体Pに転写して曲率分離した後、その記録媒体Pをガイ
ド部材G3で定着手段5へと搬送する。この定着手段5
は加圧ローラ5a及びヒータ5bを内蔵する、不図示の
駆動手段によって駆動される定着ローラ5cからなり、
通過する記録媒体Pに熱及び圧力を印加して転写トナー
像を定着する如く構成している。そしてこの記録媒体P
を排出部6へ排出する如く構成している。
【0028】ここで前記記録手段は、図1に示す様に、
感光層を有する感光ドラム7を回転し、その表面を帯電
手段である一次帯電器8への電圧印加によって一様に帯
電する。そして露光部9により感光ドラム7を露光して
潜像を形成し、形成された静電潜像を現像手段10によ
って現像する様に構成している。この現像手段10はト
ナーを前記潜像に応じて感光ドラム7へ転移させること
によってトナー像を形成して可視像化する。そして転写
帯電器4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加してトナ
ー像を記録媒体Pに転写した後は、クリーニング手段1
1によって感光ドラム7上の残留トナーを除去する様に
構成している。前記の様に、第一の画像形成手段Aによ
って安価なカラー記録を行い、その記録媒体Pを第二の
画像形成手段Bに搬送して鮮明な白黒記録を行うことが
出来る。
【0029】
【実施例】以下に実施例、比較例及び使用例を挙げて本
発明を更に具体的に説明する。尚、文中、部及び%とあ
るのは特に断りのない限り重量基準である。又、以下に
おいてはエチレンオキサイド付加物をEO付加物と省略
する。
【0030】実施例1〜5 表1 インク組成(実施例1) 高級アルコールEO付加物はBO−15TX(日光ケミ
カルズ製)を使用した。
【0031】[染料A] [染料B]
【0032】(但し、Q1は低級アルキルカルボニルア
ミノ基及び低級アルコキシ基から選択される基で、置換
されたフェニル基又はナフチル基、或いはSO3M基で
置換されたナフチル基を表し、Q2はSO3M基で置換さ
れたナフチル基若しくは低級アルコキシ基で置換された
フェニル基を表し、Q3は未置換若しくはSO3M基で置
換されたフェニル基又はナフチル基を表し、R1及びR2
は低級アルキル基、低級アルコキシ基及び低級アルキル
カルボニルアミノ基から選択される基、R3は水素原子
若しくはSO3M基で置換されたフェニル基を表し、n
は0又はl、Mはアルカリ金属又はアンモニウムを表
す。)
【0033】[染料C] (但し、Yは水素原子、メチル基、メトキシ基、アセチ
ルアミノ基又はニトロ基の何れかを表し、尚、ベンゼン
環Bの3位の炭素原子と共にベンゼン環を形成すること
もある。一方、Xはアセチル基、ベンゾイル基、パラト
ルエンスルホニル基又は4−クロロ−6−ヒドロキシ−
1,3,5−トリアジン−2−イル基の何れかを表し、
又、M1、M2及びM3は各々アルカリ金属、アンモニウ
ム及びアミン類の中から選ばれる塩基である。)
【0034】上記4色の組成物を十分撹拌した後、孔径
0.22μmのフロロポアフィルター(住友電気工業
(株)製:商品名)で加圧濾過し、本発明で使用するイ
ンクとした。このインクを図2に示した複合画像形成装
置のインクタンク18に充填し、市販のコピー用紙(キ
ヤノン NPドライ SK 秤量64g/m2)及び薄
紙(キヤノン 第2原図用紙 SM−1 秤量60g/
2)に記録を行った。
【0035】評価 各評価項目の方法及び条件は下記の通りである。尚、測
定環境は高温高湿環境下(32.5℃/80%)にて行
った。 (1)転写不良による濃度低下 インク各色のベタ画像を印字し、次に電子写真方式にて
ベタ黒画像を形成して転写不良の度合いを測定する。
尚、評価した色は黒、イエロー、シアン、マゼンタ及び
イエロー、シアン及びマゼンタのうちの2色を重ね打ち
して混合することで作ったレッド、グリーン及びブルー
の計7色である。測定方法は、先ず電子写真方式のみで
ベタ黒画像を形成し、その画像濃度をマクベス濃度計
(Division of Kollmorgen Instruments社製 Macbeth
SERIES RD1200)にて測定し、この濃度を100%とす
る。その後、上記各色インクにてベタ画像形成した領域
に電子写真方式にてトナーのベタ画像を形成し、その画
像濃度を上述と同様に測定し、濃度の低下を数値化し
た。 ○:濃度低下5%未満。 △:濃度低下5%以上10%未満。 ×:濃度低下10%以上。
【0036】(2)感光ドラムへのインク付着 前記各色のインクにてベタ画像を形成した後、電子写真
方式に通紙して、感光ドラム及びクリーニング装置への
インクの付着を目視で判定した。 ○:感光ドラム及びクリーニング装置へのインク付着が
ない。 ×:感光ドラム及びクリーニング装置へのインク付着が
ある。
【0037】(3)巻き付きジャム 前記各色のインクにてベタ画像を形成した後、電子写真
方式に通紙して、感光ドラムへの巻き付きジャムが発生
するかどうか評価する。評価は上記紙をそれぞれ100
0枚通紙した。 ○:巻き付きジャム 0枚 △:巻き付きジャム 1〜5枚 ×:巻き付きジャム 6枚以上
【0038】(4)定着器オフセット 前記各色のインクにてベタ画像を形成した後、電子写真
方式に通紙する。その直後、インクジェット方式及び電
子写真方式で画像形成させずに定着器に通紙して、画像
の転移、所謂オフセットがあるかどうか調べる。 ○:オフセットなし。 ×:オフセットあり。
【0039】(5)定着器での皺発生 前記各色のインクにてベタ画像を形成した後、電子写真
方式の定着器に通紙し、皺の発生状況を評価する。評価
は上記紙を1000枚通紙した。 ○:皺発生 2枚以下 △:皺発生 3〜10枚 ×:皺発生 11枚以上 以上の評価の結果を表4に示す。
【0040】実施例2〜5 下記表2に示す組成のインクを実施例1と同様に調製し
た。これらのインクを用いて実施例1と同様に前記評価
を行った。その結果を表4に示す。
【0041】表2 インク組成(実施例2〜5) 表中、アセチレングリコールEO付加物はアセチレノー
ル(川研ファインケミカル製)を、ノニルフェニルエー
テルEO付加物はエマルゲン909(花王製)を、エチ
レンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体はカー
ポールMH−50(旭電化製)を使用した。
【0042】比較例1〜5 下記表3に示す組成のインクを実施例1と同様に調製し
た。これらのインクを用いて実施例1と同様に前記評価
を行った。その結果を表4に示す。
【0043】表3 インク組成(比較例1〜5)
【0044】評価結果 下記表4に実施例1〜10及び比較例1〜5の評価結果
を示す。 表4 評価結果(実施例1〜10、比較例1〜5)
【0045】以上説明した様に、本発明は画像形成方式
の異なる複数の画像形成手段を有する複合画像形成方式
において、少なくとも一つの画像形成手段は、記録手段
が信号に応じてインクを吐出して記録を行うインクジェ
ット方式であり、該インクジェット方式で使用するイン
クが、染料液媒体及び下記(a)〜(c)の各成分を含
有することにより、転写不良による濃度低下、感光ドラ
ムへのインク付着及び巻き付きジャム、定着器でのオフ
セット及び皺の発生を防止することが出来る。 (a)下記[一般式1]で表される高級アルコールのエ
チレンオキサイド付加物、下記[一般式2]で表される
アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物、下記
[一般式3]で表されるエチレンオキサイド−プロピレ
ンオキサイド共重合体及び下記[一般式4]で表される
アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物の少
なくとも一種
【0046】[一般式1] (Rはアルキル基であり、nは整数である。) [一般式2] (Rはアルキル基であり、nは整数である。) [一般式3] (Rはアルキル基又は水素であり、n及びlは整数であ
る。)
【0047】[一般式4] (m及びnは整数である。) (b)チオジグリコール (c)尿素又はその誘導体
【0048】その他の実施例 前述した実施例では画像形成方式の異なる複数の画像形
成手段として、電子写真方式とインクジェット記録方式
を例示したが、本発明はこの記録方式に限定する必要は
なく、例えば、感熱記録方式や熱転写記録方式等を採用
することも可能である。又、前述した実施例では、記録
手段としてインクジェット方式を用いたが、このインク
ジェット記録方式にあっては、以下の様な構成にすると
更に好ましい。即ち、記録信号に応じて電気熱変換体に
通電し、前記電気熱変換体によって印加される熱エネル
ギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用してインクに
生ずる気泡の成長及び収縮により、インクを吐出口より
吐出して記録を行う様に構成すると更に好ましい。
【0049】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書及び同4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型又
はコンティニュアス型の何れにも適用可能であるが、特
にオンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持さ
れているシートや液路に対応して配置されている電気熱
変換体に、記録情報に対応していて、膜沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、
結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体内の気泡
を形成出来るので有効である。この気泡の成長及び収縮
により吐出用開口を介して液体を吐出させて、少なくと
も一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とす
ると、即時適切に気泡の成長・収縮が行われるので、特
に優れた液体の吐出を達成することが出来るのでより好
ましい。
【0050】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書及び同第4345262
号明細書に記載されている様なものが適している。尚、
前記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4
313124号明細書に記載されている条件を採用する
と、更に優れた記録を行うことが出来る。記録ヘッドの
構成としては、前述の各明細書に開示されている様な吐
出口、液路及び電気熱変換体の組み合わせ構成(直線上
液流路又は直角液流路)の他に、熱作用部が屈曲する領
域に配置されている構成を開示する米国特許第4558
333号明細書及び同第4459600号明細書を用い
た構成も本発明に含まれる。
【0051】又、複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基づいた構成とし
ても本発明の効果は有効である。即ち、記録ヘッドの形
態がどの様なものであっても、本発明によれば記録を確
実に効率良く行うことが出来る様になるからである。更
に、画像形成装置が記録出来る記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用出来る。その様な記録ヘッドと
しては、複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長
さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッ
ドとしての構成の何れでもよい。
【0052】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド或いはキャリッ
ジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装置
本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップ
タイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的に
インクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘ
ッドを用いてもよい。又、前述した実施例の画像形成装
置で用いられたインクジェット記録方式として、記録ヘ
ッドの回復手段及び予備的な補助手段等を付加すること
は本発明の効果を一層安定出来るので好ましいものであ
る。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対しての
キャッピング手段、クリーニング手段、加圧或いは吸引
手段、電気熱変換タイプ或いはこれとは別の加熱素子或
いはこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定した記
録を行う為に有効である。
【0053】又、キャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類乃至個数についても、例えば、単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であってもよい。即ち、例えば、記録装置の記録モード
としては黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録
ヘッドを一体的に構成する複数個の組み合わせによる何
れでもよいが、異なる色の複色カラー又は混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適用し得
る。
【0054】更に加えて、前述した実施例においてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を3
0℃以上70℃以下の範囲で温度調整を行ってインクの
粘度を安定吐出範囲にある様に温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、又
はインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するイ
ンクを用いるかして、何れにしても熱エネルギーの記録
信号に応じた付与によってインクが液化し、液状インク
が吐出されるものや、記録シートに到達する時点ではす
でに固化し始めるもの等の様な、熱エネルギーによって
初めて液化する性質のインクを使用する場合も適用可能
である。
【0055】この様な場合のインクは、特開昭54−5
6847号公報或いは特開昭60−71260号公報に
記載される様な、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又
は固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対し
て対向する様な形態としてもよい。上述した各インクに
対して最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行す
るものである。又、前述画像形成装置の形態としては、
コンピュータ等の情報処理機器の画像出力末端装置とし
て用いられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装
置、更には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態
をとるもの等であってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、前
記インクを使用する複合画像形成装置にすることによ
り、(1)転写不良による濃度低下、(2)感光ドラム
へのインク付着、(3)感光ドラムへの巻き付きジャ
ム、(4)定着器でのオフセット、及び(5)定着器で
の紙皺を防止し、良好なモノクロ・カラー混在画像が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における複合画像形成装置の断面図
【図2】本発明に置けるインクジェット記録方式の説明
【図3】従来例の構成を示す断面図
【符号の説明】
1:給紙カセット 2:ピックアップローラ 3a,3b:搬送ローラ 4:転写帯電器 5:定着器 5a:加圧ローラ 5b:ヒータ 5c:定着ローラ 6:排出部 7:感光ドラム 8:一次帯電器 9:露光部 10:現像器 11:クリーニング器 12a,12b:搬送ローラ 13a,13b:排出ローラ 14:搬送基準板 16:記録ヘッド 17:インク供給チューブ 18:インクタンク 19:キャリッッジ 20a:駆動プーリ 20b:従動プーリ 21:ベルト 22a:駆動プーリ 22b:従動プーリ 23:ベルト 24:プラテン 27:複合画像形成装置 P:記録媒体 G1〜G6:ガイド部材 50:感光ドラム 51:帯電器 52:露光器 53:現像器 54:転写器 55:熱定着器 55a:熱定着器 56:インクジェットヘッド 57:給紙カセット 58:排出部 59:記録媒体 60:クリーニング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児野 康則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成方式の異なる複数の画像形成手
    段を有する複合画像形成装置において、少なくとも一つ
    の画像形成手段が、その記録手段が信号に応じてインク
    を吐出して記録を行うインクジェット方式であり、該イ
    ンクジェット方式で使用するインクが、染料、液媒体及
    び下記(a)〜(c)の各成分を含有することを特徴と
    する複合画像形成装置。 (a)含有量が0.1〜20重量%の範囲である下記
    [一般式1]で表される高級アルコールのエチレンオキ
    サイド付加物、下記[一般式2]で表されるアルキルフ
    ェノールのエチレンオキサイド付加物、下記[一般式
    3]で表されるエチレンオキサイド−プロピレンオキサ
    イド共重合体、及び下記[一般式4]で表されるアセチ
    レングリコールのエチレンオキサイド付加物の少なくと
    も一種、(b)チオジグリコール、(c)尿素又はその
    誘導体 [一般式1] (Rはアルキル基であり、nは整数である) [一般式2] (Rはアルキル基であり、nは整数である) [一般式3] (Rはアルキル基又は水素であり、n及びlは整数であ
    る) [一般式4] (m及びnは整数である)
  2. 【請求項2】 チオジグリコールの含有量が1〜30重
    量%の範囲にある請求項1に記載の複合画像形成装置。
  3. 【請求項3】 尿素又はその誘導体の含有量が1〜30
    重量%の範囲にある請求項1に記載の複合画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 (a)成分の[一般式1]〜[一般式
    4]におけるn、又はn+mが4〜20の範囲にある請
    求項1に記載の複合画像形成装置。
  5. 【請求項5】 記録手段が、インク吐出用の熱エネルギ
    ーを発生する為の電気熱変換体を備えている請求項1に
    記載の複合画像形成装置。
  6. 【請求項6】 記録手段が、電気熱変換体によって印加
    される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利
    用して吐出口よりインクを吐出させる請求項5に記載の
    複合画像形成装置。
JP17388095A 1995-06-19 1995-06-19 複合画像形成装置 Pending JPH093378A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013047322A (ja) * 2011-07-27 2013-03-07 Canon Inc インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013047322A (ja) * 2011-07-27 2013-03-07 Canon Inc インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録方法

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