JP4115221B2 - 画像形成方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉末トナーと液体インクで形成されるカラーの画像形成方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ、複写機、ファックスなどのカラー画像を形成する方法として、代表的に電子写真方式やインクジェット方式が用いられている。
【0003】
電子写真方式では、例えば、感光ドラム周囲に設けられた帯電、露光、現像によって感光ドラム上にトナー画像を形成し、該トナー画像を被記録媒体に転写した後、定着手段により定着する。この場合、単色の場合は、比較的小型に構成することはできるが、カラー化を行うに伴い、装置の大型化やコストアップが問題になる。
【0004】
一方後者のインクジェット方式は、記録ヘッドから直接インクを被記録媒体に吐出してインク画像を形成する方法であり、電子写真方式に比べ、比較的小型な装置でカラー化することができる反面、電子写真方式にくらべて印字速度が遅く、また被記録媒体が一般の普通紙の場合、色間の色の滲み(ブリード)がおきて画像品位が低下する恐れがあるなどの要改善点がある。
【0005】
そこで、これら要改善点を解決すべく、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4で、電子写真方式による画像形成手段とインクジェット方式による画像形成手段との両者による画像形成方法が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−205542号公報
【特許文献2】
特開平7−223362号公報
【特許文献3】
特開平11−277814号公報
【特許文献4】
特開平9−94942号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1、特許文献2では粉体トナーを用いて電子写真方式で記録後、水性インクを用いてインクジェット記録するものであり、トナー画像形成部分とインク画像の隣接もしくは重なり部分で、先に記録紙に付着したトナーの組成や定着装置で用いるシリコ−ンオイル等により水性インクがトナーにはじかれることがある。また、カラー水性インク間のインク同士の混色により画像が滲む場合がある。更に、水性インクを紙などの被記録媒体に付与した直後に被記録媒体が膨潤し波うちが起こり、しわやカールの原因になることもある。特許文献3には、トナー像とインク像の重なり部での画像不良を解決するために、オブジェクト画像の属性に基づいて黒を電子写真方式により画像形成するか、インクジェット方式で形成するか切り替える手段を有する画像形成装置が記載されている。しかしながら、このような画像形成装置ではオブジェクト画像の属性を判断する必要があるため、複雑な装置が必要になる。一方、特許文献4ではインクジェット出力機構として、水溶性の染料系インク以外に顔料系インク等を用いた熱溶融型インクが使用できることの記載がある。しかしながら、熱溶融型インクを用いた場合には、インクジェット出力機構に熱がかかるため、記録紙に付着したトナーが溶け出し、トナー像とインク部の重なり部で画像不良が生ずることがある。更に、記録紙に形成されたトナー像に重なって、熱溶融インクが重なる場合に重なり部で熱溶融インクが盛り上がることがある。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、装置の大型化や高額化を回避しつつ、良質な画像を形成し、かつしわやカールの生じることのない画像形成方法および装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するために、種々の液体インクおよびプロセスを検討した結果、非水系の液体インクを利用することで、トナー画像形成部分とインク画像の隣接もしくは重なり部分でインクがトナーにはじかれにくくなること、また、カラー間のインク同士の混色により画像が滲みにくく、被記録媒体が膨潤しないため、しわやカールが発生しづらいという知見を得、本発明を完成するにいたった。
【0010】
本発明は、ブラックの溶融性粉体トナーを被記録媒体に付与後、加熱定着する白黒のトナー画像形成工程と、トナー画像が形成された被記録媒体に複数色の液体インクをインクジェット記録法により付与するカラーのインク画像形成工程とを有する被記録媒体に画像を形成する画像形成方法において、該液体インクが非水溶媒中に着色材と界面活性剤とを含有し、該非水溶媒がイソパラフィン系炭化水素溶剤で、該界面活性剤がソルビタンモノラウレートであることを特徴とする画像形成方法である。
【0011】
前記液体インク中の前記非水溶媒の量が80質量%から95質量であり、前記界面活性剤の添加量が液体インクに対して0 . 1質量%から2質量%であることが好ましい。前記液体インクが、さらに、ロジン変性マレイン酸樹脂を含有することが好ましい。
【0012】
また、該液体インクとして、少なくともイエロー、マゼンタおよびシアンの3色の液体インクを用いることも好ましい。
【0013】
あるいは、該液体インクとして、少なくともイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色の液体インクを用いることもできる。もちろん上記の4色以外に特別色として、グリーン、オレンジ、ゴールドおよびシルバーなどの液体インクを用いても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる溶融性粉体トナーは、電子写真法の複写機やレーザービームプリンタで多く使われている溶融性の粉体着色物で、熱可塑性バインダー樹脂中に着色剤と帯電促進促進添加剤やマグネタイトなどとともに混合分散させ粉体化することによって一般的には製造される。
【0017】
本発明で用いる液体インクは、少なくとも非水溶媒中に着色剤を含有し、常温(25℃)で液体のインクである。
【0018】
液体インクの着色剤としては、各種染料や顔料、無機粒子、金属系粒子、着色ポリマー又は着色ワックスなどが用いることができるが、なかでも油溶性の染料や顔料が好適に用いられる。液体インクに含有される着色剤の含有量は、インクの総質量に対して0.3〜20質量%であることが好ましく、1〜10質量%であることがより好ましい。上記の含有量が0.3質量%以上であると、優れた光学濃度の記録画像が得られ好ましい。一方、上記の含有量が20質量%以下であると、インクを普通紙等の記録媒体上に優れて円滑に噴射することができ好ましい。
【0019】
油溶性染料の例としては、アゾ系染料やフタロシアニン染料などがあり、顔料の例としては、カーボンブラックなどの無機顔料やアゾ顔料、フタロシアニン系顔料、イソインドリン系顔料、キナクリドン系顔料、ペリノン・ペリレン系顔料などの有機顔料などがある。また、その他粒子表面を樹脂等で被覆した加工顔料も使用できる。これらは場合によって二種以上を混合して用いることもできる。
【0020】
上記顔料被覆のための樹脂として、または顔料分散安定化樹脂としては、例えば、具体的にはエチルセルロース、ポリアクリルエステル、アマニ油片変性アルキッド樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリプロピレン、ポリアミド樹脂、クマロンインデン樹脂、ロジン樹脂、テルペンフェノール樹脂、アルキルフェノール変性キシレン樹脂等があげられる。これらの樹脂は場合によっては2種類以上組み合わせて用いることも出来る。
【0021】
非水溶媒としては、水以外の無色の液体で、ケトン類、アルコール類、カルボン酸エステル類などが用いられるが特に、毒性が少ないこと、臭気が少ない物が好ましく、例えば脂肪族炭化水素として、イソパラフィン系炭化水素、ノルマルパラフィン系炭化水素や脂環系炭化水素、植物油、各種変性シリコーンオイルなどが用いられこれら非水溶媒を2種以上混合しても良い。
【0022】
インク中の非水溶媒の量は70質量%から98質量%であることが好ましく、より好ましくは70から95質量%、さらに好ましくは80から95質量%である。
【0023】
また、液体インクに適宜界面活性剤を添加することが好ましい。界面活性剤の添加量はインクに対して0.05質量%から5質量%が好ましく、さらに好ましくは0.1質量%から2質量%である。界面活性剤としては、前記非水溶媒に相溶、または安定的に微粒子分散できるものであればよく、その具体的な例としてはソルビタン脂肪酸エステル(ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート等)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート等)、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル(ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリエチレングリコールジイソステアレート等)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)などのノニオン系界面活性剤が適している。又、これらは場合によって二種以上混合して用いることができる。
【0024】
また、さらバインダー成分としての樹脂も液体インクに添加できる。その例としては、フェノール樹脂、アクリル樹脂及びその変性樹脂、マレイン酸樹脂及びその変性樹脂、ロジン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ブチラール樹脂などが用いることができる。
【0025】
さらに、添加剤として、酸化防止剤や紫外線吸収剤などを適宜液体インクに、用いることもできる。
【0026】
また、インク中に水が5質量%以下の範囲で存在しても良いが、インクの分離が起こる場合があるので、水の含有量はできるだけ少ない方が好ましい。
【0027】
以下本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1には、本発明の画像形成装置の例につき、その全体模式構成図を示す。
【0028】
本発明においては、最初の工程として、電子写真法に代表される方法で粉末トナーを被記録媒体に付与し、さらにその形成されたトナー像を被記録媒体上に加圧定着する。ついで、インクジェット法によって非水溶媒からなる液体インクを被記録媒体上に付与し多重カラー画像を形成する。
【0029】
図1に示す画像形成装置は、画像形成方式がそれぞれ異なる複数の画像形成手段を有し、これらの画像形成手段の一連の画像形成工程によって、被記録媒体P上に画像を形成するものである。なお、本例の画像形成装置は、同一の被記録媒体に対し、インクジェット記録と電子写真記録との両方の記録、すなわち「合成」あるいは「多重」記録が可能である。ここでは、同一の被記録媒体面上で、インクジェット記録のインク画像域と電子写真記録のトナー画像域とが重なり合わない記録を「合成」、重なり合う記録を「多重」という。
【0030】
まず、画像形成装置全体の構成の概略を説明すると、この画像形成装置は、装置本体Mの上流側に配設した第1の画像形成手段I(図1の右側の点線で囲まれた部分)としての電子写真方式の画像形成手段Iと、下流側に配設した第2の画像形成手段としてのインクジェット方式の画像形成手段II(同図の左側の点線で囲まれた部分)とを備えている。
【0031】
なお、装置本体Mの上流側、下流側とは、一連の画像形成工程においての記録材Pの搬送方向(矢印K方向)についてのものであり、同図では右側が上流側、左側が下流側である。
【0032】
上述の構成の画像形成装置の全体の動作の概略は、被記録媒体Pに対し、上流側の画像形成手段(電子写真方式)Iによって現像剤である溶融性粉末トナー(以下「トナー」という。)による白黒のトナー画像を形成し、下流側の画像形成手段(インクジェット方式)IIによって複数色のインクによるカラーのインク画像を形成する。
【0033】
つづいて、画像形成手段I、画像形成手段IIの順にそれぞれの構成について説明する。
【0034】
画像形成手段Iは、像担持体として、矢印R1方向に回転駆動される感光ドラム1を備えている。この感光ドラム1の周囲には、その回転方向(矢印R1方向)に沿ってほぼ順に、帯電手段2、露光手段3、現像手段4、転写手段5、除電手段6、そしてクリーニング手段7が設けられている。これらの手段は、それぞれ例えば、感光ドラム1表面を負極性の所定電位に均一に帯電する一次帯電器2、帯電された感光ドラム1表面をイメージ露光して静電潜像を形成するレーザ露光器3、静電潜像にトナーを付着させて反転現像する現像装置4、感光ドラム1上のトナー画像を記録材P上に転写する転写帯電器5、転写後の記録材Pの電荷を除去する除電針6、そして、転写後の感光ドラム1上の転写残トナーを除去するクリーナ7等である。ここで、現像装置4は、例えばジャンピング現像によって感光ドラム1上の静電潜像にトナーを付着させるものである。
【0035】
このとき使用するトナーとしては、例えばスチレン−アクリル共重合体を主成分とする結着樹脂に、マグネタイトを60質量%及び負電荷制御剤としてのモノアゾ染料の金属錯塩を1質量%含有し、全体として体積抵抗が約1013Ω・cmとなるように構成した絶縁性磁性トナーを用いることができる。
【0036】
感光ドラム1の下方には、被記録媒体Pの給搬送部が構成されている。給搬送部には、上流側から順に、被記録媒体Pを収納するとともに装置本体Mに対して着脱自在に装着される給紙カセット8、給紙カセット8から被記録媒体Pを給紙するための給紙ローラ9、給紙された被記録媒体Pを所定のタイミングで感光ドラム1に供給するレジストローラ10、トナー画像転写後の被記録媒体Pをガイドする搬送ガイド11が配置されている。そして、給搬送部の最下流側には、転写帯電器5によって感光ドラム1上から転写されたトナー画像を被記録媒体上に定着する熱定着手段としての熱定着器12が配設されている。
【0037】
画像形成手段IIは、上流側から順に、送りローラ21、搬送ガイド22、給紙ローラ23、プラテン24、そしてインクジェット記録部25を備えている。送りローラ21は、熱定着器12から排出されてきた被記録媒体Pを搬送ガイド22に沿って給紙ローラ23に向けて(矢印K方向)連続的に送り、また給紙ローラ23は、ステッピングモータ(不図示)によって、被記録媒体Pをプラテン24とインクジェット記録部25との間に断続的搬送するように構成されている。インクジェット記録部25は、シアンC、マゼンタM、イエローYの各色の3つのピエゾ方式のラインヘッドによって構成されている。なお、ここでは電子写真方式のスピードとのバランスの観点から、高速な画像形成が可能なラインヘッドを用いているが、ラインヘッド以外のインクジェット記録ヘッドも使用可能である。
【0038】
さらに、上記イエロー、マゼンタおよびシアンの3色の液体インクに加えて、ブラックを用いて4色の液体インクを用いてもよい。すなわち、上記構成に加えてブラックBkのヘッドを加えた4つのラインヘッドを有するインクジェット記録部としてもよい。この場合、OHPシートなどにインクジェット方式のみで記録する際に有効である。
【0039】
さらに、カラー画像の粒状感を低減し滑らかな階調性を特に望む場合は、上記イエロー、マゼンタおよびシアンの3色の液体インクに加えて、淡マゼンタや淡シアンなどの特別色のインクを加えても良い。
【0040】
また、記録ヘッドには、各色のインク用ヘッドに対応する不図示のチューブが接続されており、これらチューブを介して各色の不図示のインクタンクから各色のインクが供給されるように構成されている。第2の画像形成手段IIの上方には、コントローラ50が配置されている。コントローラ50は、画像形成装置に対して、例えば外部装置からプリント信号、及び白黒画像とカラー画像の混在する画像データが入力されたときに、第1の画像形成手段Iに対しては、プリント信号と白黒の画像データを送り、一方、第2の画像形成手段IIに対しては、プリント信号とカラーの画像データを送るように構成されている。
【0041】
画像形成手段IIのさらに下流側には、画像形成の終了した被記録媒体Pが排出される排紙トレイ51が配設されている。
【0042】
以上で、画像形成装置の、画像形成手段I、画像形成手段の構成の説明を終え、次に、上述の図1を参照しながらこれらの動作について説明する。
【0043】
画像形成装置に、外部装置からプリント信号、及び白黒画像とカラー画像の混在する画像データが入力されると、コントローラ50は、第1の画像形成手段Iにプリント信号及び白黒画像の画像データを送る。すると、給紙カセット8内にある被記録媒体Pは、給紙ローラ9によって給紙され、レジストローラ10を介して感光ドラム1に供給される。以上の動作とほぼ並行して、感光ドラム1は矢印R1方向に回転駆動され、一次帯電器2によってその表面が負極性の所定電位に均一に帯電される。そして、レーザ露光器3により、画像データに基づくレーザ光の照射を受け、照射部分の電荷が除去されて表面に静電潜像が形成される。この静電潜像には、現像装置4内に収納されている黒色の負電荷のトナーが付着され、トナー画像として現像される。感光ドラム1上のトナー画像は、転写帯電器5によって、上述のレジストローラ10から感光ドラム1に供給されてきた記録材P上に転写される。トナー画像転写後の被記録媒体Pは搬送ガイド11に沿って熱定着器12に搬送され、ここで加熱加圧を受けてトナー画像が溶融固着される。一方、トナー画像転写後の感光ドラム1は、表面の残留トナーがクリーナ7によって除去され次の画像形成に備えられる。
【0044】
被記録媒体Pは、上述の第1の画像形成手段Iの各画像形成工程を経て、白黒のトナー画像が形成されると、第1の画像形成手段Iから、第2の画像形成手段IIに搬送される。画像形成手段IIの送りローラ21は、被記録媒体Pが進入してくると、被記録媒体Pの先端が搬送ガイド22に沿って給紙ローラ23に到達するまで被記録媒体Pを連続的に搬送する。被記録媒体Pの先端が給紙ローラ23に達すると、給紙ローラ23及び送りローラ21は、被記録媒体Pを断続的に搬送し、インクジェット記録部25へ送る。このとき、コントローラ50から第2の画像形成手段IIにプリント信号及びカラー画像の画像データが送られ、これに対応して、被記録媒体Pに向けて、各色のインクがインクジェット記録部25のインクジェットヘッドから吐出され、カラー画像が形成される。
【0045】
【実施例】
<実施例1>
下記の組成の3色の液体インクをそれぞれ調製した。なお組成を示す%は質量%である。
【0046】
〔イエローYインク組成〕
・Y顔料(C.I.Pigment Yellow 93) 5.0%
・イソパラフィン系炭化水素溶剤 92.6%
(エクソン化学製アイソパーG)
・ソルビタンモノラウレート 0.2%
・ロジン変性マレイン酸樹脂 2.2%
(荒川化学工業社製マルキード33)。
【0047】
〔マゼンタMインク組成〕
・M顔料(C.I.Pigment Red 122) 4.0%
・イソパラフィン系炭化水素溶剤 93.6%
(エクソン化学製アイソパーG)
・ソルビタンモノラウレート 0.2%
・ロジン変性マレイン酸樹脂 2.2%
(荒川化学工業社製マルキード33)。
【0048】
〔シアンCインク組成〕
・C顔料(C.I.Pigment Blue 15 : 3) 5.0%
・イソパラフィン系炭化水素溶剤 92.6%
(エクソン化学製アイソパーG)
・ソルビタンモノラウレート 0.2%
・ロジン変性マレイン酸樹脂 2.2%
(荒川化学工業社製マルキード33)。
【0049】
溶融性粉体トナー(キヤノン製、商品名:EP−82トナーカートリッジ(ブラック)のトナー)及び3種の液体インクを用い、前述の構成の装置、プロセスにより紙(キヤノン製、商品名:PB PAPER)に多重カラー画像を形成した。
【0050】
<比較例1>
液体インクを下記の組成の3色の水系インクに替えた以外は実施例1と同様にして多重カラー画像を形成した。
【0051】
〔イエローYインク組成〕
・Y顔料(C.I.Pigment Yellow 93) 5.0%
・スチレン−アクリル共重合体塩 1.0%
(酸価200、重量平均分子量約10000)
・ジエチレングリコール 8.0%
・グリセリン 5.0%
・トリメチロールプロパン 5.0%
・蒸留水 76.0%。
【0052】
〔マゼンタMインク組成〕
・M顔料(C.I.Pigment Red 112) 4.0%
・スチレン−アクリル共重合体塩 1.0%
(酸価200、重量平均分子量約10000)
・ジエチレングリコール 8.0%
・グリセリン 5.0%
・トリメチロールプロパン 5.0%
・蒸留水 77.0%。
【0053】
〔シアンCインク組成〕
・C顔料(C.I.Pigment Blue 15 : 3) 5.0%
・スチレン−アクリル共重合体塩 1.0%
(酸価200、重量平均分子量約10000)
・ジエチレングリコール 8.0%
・グリセリン 5.0%
・トリメチロールプロパン 5.0%
・蒸留水 76.0%。
【0054】
<評価結果>
実施例1及び比較例1の画像サンプルを比較した結果、トナー画像の上に液体インクが重ねられた場合においても実施例1ではインクのはじきが無く高品位の画像が得られる一方で、比較例1については、インクのはじきがあり、むらのある画像となる。また、カラー間の色のにじみに対しても実施例1の方がにじみの無い画像が得られる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、溶融性粉体トナーを被記録媒体に付与し加熱定着する工程と、非水溶媒中に着色剤を含有する液体インクを被記録媒体に付与する工程で画像形成をすることで、インクのトナー画像形成部分とインク画像の隣接もしくは重なり部分でインクがトナーにはじかれにくくなることでむらの無い高品位な画像を得ることができる。また、カラー間のインク同士の混色により画像が滲みにくくできるため画像がよりシャープになる。さらに、紙などの被記録媒体が膨潤しないため、しわやカールが発生しづらいことで、より高速のプリントが可能になる。
【0056】
このように本発明によって、比較的小型かつ安価な装置でも優れたカラー画像形成を行うことのできる画像形成方法及び装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例の全体模式構成図。
【符号の説明】
I 第1の画像形成手段(電子写真方式)
II 第2の画像形成手段(インクジェット方式)
1 像担持体(感光ドラム)
2 帯電手段(一次帯電器)
3 露光手段(レーザ露光器)
4 現像手段(現像装置)
5 転写手段(転写帯電器)
6 除電手段(除電針)
7 クリーニング手段(クリーナ)
8 給紙カセット
9 給紙ローラ
10 レジストローラ
11 搬送ガイド
12 熱定着手段(熱定着器)
21 搬送ローラ(送りローラ)
22 搬送ガイド
23 給紙ローラ
24 プラテン
25 インクジェット記録部
50 制御手段(コントローラ)
51 排紙トレイ
M 装置本体
P 被記録媒体
Claims (4)
- ブラックの溶融性粉体トナーを被記録媒体に付与後、加熱定着する白黒のトナー画像形成工程と、トナー画像が形成された被記録媒体に複数色の液体インクをインクジェット記録法により付与するカラーのインク画像形成工程とを有する被記録媒体に画像を形成する画像形成方法において、
該液体インクが非水溶媒中に着色材と界面活性剤とを含有し、
該非水溶媒がイソパラフィン系炭化水素溶剤で、該界面活性剤がソルビタンモノラウレートであることを特徴とする画像形成方法。 - 前記液体インク中の前記非水溶媒の量が80質量%から95質量であり、
前記界面活性剤の添加量が液体インクに対して0 . 1質量%から2質量%である請求項1記載の画像形成方法。 - 前記液体インクが、さらに、ロジン変性マレイン酸樹脂を含有する請求項1または2に記載の画像形成方法。
- 該液体インクとして、少なくともイエロー、マゼンタおよび
シアンの3色の液体インクを用いる請求項1ないし3のいずれか一項記載の画像形成方法。
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